みんなの議会

白老町議会 平成27年定例会12月会議 2015年12月10日

財政運営

2015年12月10日、白老町議会の一般質問で、前田博之議員が「財政運営」について質問し、町長 戸田安彦、財政課長 安達義孝、企画課長 高橋裕明、副町長 古俣博之が答弁しました。

質問者
前田博之 議員
答弁者
町長 戸田安彦、財政課長 安達義孝、企画課長 高橋裕明、副町長 古俣博之

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 13番 前田博之

次の質問に入ります。次に財政運営についてであります。(1)平成 27 年度の財政状況と決算見込みについて伺います。(2)28 年度予算編成について伺います。①予算編成及び臨時事業予算編成の方針について。②歳入財源の見通しと歳出構造及び大型・重点事業について。③町長公約の予算化に向けての優先的事業と所要財源について。④公債負担適正計画の推移について。(3)公共施設の老朽化・解体対策としての「公共施設等管理計画」の策定と取り組みの手法及び所要財源と財源手当てについて伺います。(4)財政健全化プランについて伺います。①超過課税(固定資産税・町民法人税)と職員給与削減の 27 年・28 年度の見込み額と超過課税・職員給与削減の継続・見直しの考え方について。②財政健全化プランの見直しの考え方と今後の行程についてであります。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

「財政運営」についてのご質問であります。1項目めの「平成 27 年度の財政状況と決算見込み」についてであります。27 年度歳入の町税は、町民税、固定資産税、軽自動車税は見込んだ収納率を推移すると予算額を上回る税額を確保できる見込 みであります。法人町民税、入湯税、たばこ税は今後の申告状況によりますが予算額を確保できる見込みであります。普通交付税は交付額が確定しており、特別交付税は 12 月分が前年比 130 万円の増加で、最終交付分が3月に決定されますが、交付額は未定になっております。現時点では歳入の全体額が確定されていない状況にありますが、普通交付税が予算額を上回っていることから国保会計の赤字補てん、本年度の補正財源や 28 年度の財源確保分として活用を見込んでおります。歳出については、除雪の出動によって財源が増加することも予測されま すが、本年度の事務事業の不用額を確保することにより黒字決算が見込めると考えております。2項目めの「平成 28 年度予算編成」についてであります。1点目の「予算編成及び臨時事業費予算編成の方針」につきましては、26 年度の黒字決算を踏まえ、計画を上回る財政調整基金の確保や、一定の成果もあり確実に改善状況にあることから経常経費の要求に当たってはゼロシーリングとする方針を示しました。事前調査では、一般財源ベースで2億円の特殊要因が見込まれることから事業の削減、縮小等精力的な取り組みとさらなる健全化に向けた取り組み を行うよう指示いたしました。特に、実質公債費比率は北海道内ワースト2位であることを認識し、経常一般財源の減少を見きわめながら歳入財源の確保と懸案事業の取捨選択を行い、事業効果を最大限達成できるための予算編成方針としたところであります。2点目に「歳入財源の見通しと歳出構造及び大型・重点事業」につきましては、歳入財源の根幹である町税は依然として増加が見込めない状況が継続し、地方交付税は大都市部の税収増加の影響から毎年減少傾向になる見通しとなり、経常一般財源は増額を見込めないことから財政運営は厳しい環境が続く 見通しになっています。このような状況下の財政運営を進めるに当たっては、しっかりとした財源見積もりと事務事業の見直し、効率化を目指し、身の丈にあった歳出構造に転換しながら財政健全化プランに定めた財源の中で計画的に大型・重点事業を進めることが健全財政を安定化させると考えております。3点目の「町長公約の予算化に向けての優先的事業と所要財源」につきましては、2点目で答弁したとおり限られた財源で、私の公約を達成させるため本年度中に実施できる事業から創意工夫のもと実行してまいりますが、28 年度以降につきましては財源確保をした上で実施を検討し予算措置を行ってまいります。4点目の「公債費負担適正化計画の推移」につきましては、26 年度決算で実質公債費比率は20.9%になり、計画目標値を上回った状況になっています。公債費負担適正化計画を進めるための目標数値になっている地方債の発行を3億円以内に借り入れを継続する財政運営を実施していくことで、早期に 18%を下回る数値になっていくものと考えております。3項目めの「公共施設の老朽化・解体対策としての公共施設等総合管理計画の策定と取り組み手法及び所要財源と財源手当て」についてで あります。公共施設等総合管理計画は 27 年度、28 年度の2カ年事業で計画策定を行ってまいりますが、本年度の作業は固定資産台帳を作成するため全施設の調査と評価作業を進めているところであります。今後は全施設の施設状況の確認、使用方針、改修等の調査を進め、統廃合、廃止、改修等の所要財源を検討し、計画に反映させてまいります。4項目めの「財政健全化プラン」についてであります。1点目の「超過課税と職員給与削減の 27 年・28 年度の見込み額と削減の継続・見直しの考え方」につきましては、超過課税額は約2億 5,000 万円程度で財政健全化プラン計画期間中は、現状の超過税率を継続する計画になっており、計画終了年度の 32 年度は超過課税分の2億円程度を見込まなければ収支が均衡できない状況となっています。超過税率の緩和を計画期間中に行うとすると新たな歳出削減を断行しなければ収支均衡が図れないこととなりますので、この対策を含め 28 年度のプラン見直しで検討する考えであります。また職員の給与削減額は本年度で約1億円になっており、プラン計画前の 25 年度から大幅な削減を継続し、27 年度までの3年間実施を行ってきたところですが、超過課税、給与費削減の財源が確保されているため収支の均衡が図られています。これらの対策額の緩和措置については、財政運営全体を見直しながら十分な検討をしなければならないと考えております。2点目の「財政健全化プランの見直しの考え方と今後の行程」につきましては、プランは3年をめどに見直しを行うとしており、28 年度決算見込みを考慮しながら今後の4年間の計画を見直しを行っていきます。プラン計画年の 26 年度は計画を上回る決算状況になっている状況にありますが、歳出では社会保障費の増加、予測を超える災害等への財政出動や老朽化による設備改修の経費が嵩む状況が頻繁に発生し、補正予算で対応せざるを得ない状況になっています。一方で歳入財源が伸び悩む町内経済状況が継続する状況では、歳入歳出両面で新たな取り組みが必要と捉えており、中期の重要課題を優先にしながら 28 年度中にプランの見直しを実施してまいります。

質問 13番 前田博之

関連がありますので、一括で質問していきます。それでまず財政状況についてであります。10 月の広報げんきが配布された後や選挙運動中に多くの方々から3億7,000 万円の黒字でまちはよくなったんだねとか、財政がよくなったんだって ねと、よく言われました。そして今も耳にしています。このことは広報 の周知もありますが、戸田町長が2期目の出馬の際でのあいさつ等でも気にしているのかと思います。ということは、ゼロであった財政調整基金を4億円以上にし、30 億円以上の借金を返した。これからの4年間は思い切ってアクセルを踏んでいきたい という新聞の記事から町民の方々はまちの財政はよくなったと、いろいろなことをやってくれるのだろうと、そういうような期待感を、あるいはよくなったと感じ取っているのです。そこで財政状況を町民と共有し理解を深める意味からも財政について質問することにしました。そこで平成 24 年度から 26 年度の決算による収支額から超過課税額と職員給与削減額を差し引いた真水分としての収支決算はいくらになっていますか。

答弁 財政課長 安達義孝(財政課長は2016年3月まで)

ただいまのご質問でございますが、24 年度以降の決算状況の中で、まず 24 年度の決算額は 4,200 万円ほどの黒字を行っております。それで超過額は先ほど戸田町長の答弁とおり2億 5,000 万円ございまして、給与削減につきましては 24 年度は職員の分につきましては2%程度の職員給与の削減でございましたので約 2,200 万円ございます。その超過課税分と給与削減分を合わせますと2億 8,000 万円ございますので、先ほどの 4,200 万円の黒字からその分を差し引きますと、約2億 3,000 万円がまだ財源不足になるという、前田議員の言葉でいう真水分という状況になっております。 25 年度におきましては決算剰余金が約1億3,400 万円ございまして、超過課税分が2億 5,000 万円、それと 25 年度から新たに、これも戸田町長の答弁にありましたとおり大幅な削減を入れていますので約1億円、超過課税と足しまして約3億 5,500 万円の財源不足分をカバーしております。その分を差し引きますと約2億2,000 万円の赤字という状況になっております。 26 年度決算は先ほどのとおり3億 7,000 万円の黒字を出しております。それで超過課税も2億 5,000 万円程度、それから給与費削減が約1億 4,000 万円程度でございますので、超過課税と給与費分を足しますと4億円ほどになりますので、3億 7,000 万円の余剰金から引きますと約 2,800 万円の赤字ということで3年間こういう財源を入れなければまだ赤字の状況が続いているという状況でございます。以上です。

質問 13番 前田博之

そうですね、超過課税額と職員給与削減効果額がなければ赤字決算が表面化していることになるのです。そしてただいま答弁ありました真水分のマイナス収支額ですか、決算額を見ますと、白老町のこれから見ると、 この数字から見ると、白老町の財政状況をどのように分析し判断されますか。

答弁 財政課長 安達義孝(財政課長は2016年3月まで)

3年間の決算状況を踏まえてただいま答弁したとおり、やはり超過税率のこれは財政健全化プランの中でも、これは継続させていただきますという中でのプランになっております。また職員給与も 26 年度から削減を行っていくという計画のもとの中で収支均衡が図られておりまして、そういう中では昨年度のように、一昨年前に災害がございまして特別交付税で見込んだ額よりも多く交付されたということで3億円ほ どの黒字化になっておりますけれども、今後においても給与費削減分と超過課税分の財源は当然入れていかなければ収支均衡が図れない状況でございます。今後においてもそこの部分を歳入確保という何かほかの歳入が出てくれば解消できると思いますが、戸田町長の答弁のとおり町税も今後も厳しい状況が続くという中では、この財源を活用せざるを得ないというような現状でございます。

質問 13番 前田博之

次に、財政調整基金であります。これも戸田町長はゼロであった財政調整基金を4億円以上にしたと強調されています。これは戸田町長が言ったことがどうこうと責めているわけではないので、選挙中の話でわかります。ただ事実として 、これは確認し、これは大事な問題ですから、戸田町長も多分思ってい っているかどうかわかりませんけれども、これは認識しなければいけませんから、そういう意味ですから。それで4億円以上あるということは、これは数字としてはそのとおりですからいいのですけれども 、ただゼロからの積立ではないとは思います。それでお聞きしたいのは、24 年度から 27 年までの財政調整基金の残高の推移はどうなっていますか。

答弁 財政課長 安達義孝(財政課長は2016年3月まで)

24 年度は決算状況は議員の皆さんもご存じのとおり町税、交付税が歳入欠陥を起こして、その穴埋めとして財政調整基金を繰り入れて、それと財政出動を凍結して何とか決算になったというような状況がございまして、その当時 24 年度は2億 5,000 万円ありまして、当初予算から1億 1,000 万円もう繰り入れる事業になっておりました。それでその歳入欠陥部分を入れたことによって、年度途中でゼロになりましたが先ほど言ったとおり予算の一部凍結も行ったことで、決算余剰金も出た中で結果的に 24 年度は1億 2,000 万円の保有額がございます。25 年度は決算余剰金の中で積み立てを行って 2,000 万円ほど積み立てを行い、1億 4,100 万円。26 年度決算におきましては、まず余剰金から 8,000 万円を積み立てたことによって2億 2,100 万円。27 年度に繰り越した額の中でまた積み立てを行っておりますので、現在では4億 900 万円ほどの財調の現在高があるという状況でございます。

質問 13番 前田博之

財政調整基金もそういう状況になっているということの事実確認はしておきたいと思います。それで 28 年度予算編成についてでありますけれども、これまで予算編成あるいは予算審議の中で政策資源が極めて限られている中で、特に財政計画と関連づけるなどでどのような政策を優先的に行うべきかと。これは議会の中でも十分議論されて、その言葉、それはこうすべきだと、選択と集中ということが問われて求められてきました。当然しなければいけないと思います。しかし 28 年度の臨時事業予算編成方針では手法と運用の選択ということを基本にしているのです。ちょっとわかりませんので、それでこの手法と運用の選択という考え方と具体的にどのような展開をされて、政策資源が限られた中でどういう形で事業を決めるのか。この手法と運用の選択についてちょっとお聞きかせください。

答弁 企画課長 高橋裕明(企画課長は2016年3月まで)

政策予算のほうの方針ということで私からお答えいたしますが、当然今までもずっと選択と集中ということで事業の選択は行ってきておりますが、今回お出ししましその手法と運用ということは、要するにその政策事業をどのように効率的 な手法、どのような成果を求めた手法で行って、そしてそれをどのように運用していくのかと、財源確保も含めてどのように運用していくのかということに力点をおいた文言でございます。

質問 13番 前田博之

ちょっとわからないので具体的に、もうちょっと具体例をあげて説明願えませんか。

答弁 企画課長 高橋裕明(企画課長は2016年3月まで)

具体的にというといろんな事業がありますけれども、例えば関係各団体や事業者や、そういうところときちんと 協議を行うですとか、その運用についても合意がなされているとか、そういうことで今一般財源は限られていますので、各補助情報ですとか、支援メニューを生かして行っていくということでございます。

質問 13番 前田博之

次に重点政策課題と財政運営についてお聞きします。私はこれまでも財政危機を喚起し、財政の健全化について対案を示しながら議会等で厳しい議論を重ねてきましたけれども、残念ながら2度目の財政再建に陥ってしまいました。私も本来は守りではなく攻めの財政で政策を前に進めるべきだと、こう私はかねがね思ってはいます。そしてそのためにも町の財務体質を十分検証し、どこまでお金を使えるかをはっきりさせることではないかとこう思います。おのずと入るを量って出ずるを制する、財政運営を基調としなければいけないと思います。よって政策事業を実施するにはあれもこれもから、あれかこれかを徹底しなければ財政規律を保つことはできません。何回も言っていますけれども、ない袖は振れないのです。このような財政状況の中にあって、白老町の懸案政策として大型重点事業が山積しています。それで先ほど戸田町長も言ったように大型重点事業を進めると、こう言っていますけれども、この町として今後新たに考えられる大型重点懸案事業を個別的に押さえていますか、事業名で答弁願います。

答弁 企画課長 高橋裕明(企画課長は2016年3月まで)

最初に私のほうからお答えしますが、重要重点事業についてでございます。まず 2020 年に向けた象徴空間の関連、周辺整備に係る事業がございます。それにともないまして人材育成ですとか、教育の問題があります。それから福祉の部分については地域包括ケアシステムに向けますが、今の総合事業開始に向けての事業取り組みがございます。それからコミュニティに関しましては、年内に町連合のほうに町民活動サポートセンターを設置をいたしますが、現在の人口減少、少子高齢化に伴う地域コミュニティの活性化充実をしなければならないということがございます。それから産業につきましては、これは大きなテーマとして出されておりますが、その中でも今重点的にやっていかなければならないのは、先ほどの産業の共生ではありませんが、提案しておりますまちづくり会社というものを設立していって、1次産業から3次産業を地域循環型にもっていき たいということがございます。それから行政のほうにつきましては当然、引き続き財政の健全化と行政サービスの低下を防ぐといったようなことがあると思います。

答弁 企画課長 高橋裕明(企画課長は2016年3月まで)

申し訳ございません。重点事業等についてですが、さらにハード関係のところで病院の改築に向けた取り組みと、それから道路とインフラ整備に向けた公共施設等の修繕が懸案になっております。

質問 13番 前田博之

私も今後考える大型事業として非常に財政厳しいから、そういうことで質問します。それで今答弁ありましたけれども私から見ればまだ問題点というか大きなものがあるかと思いますので、答弁と重複しますけれども、ちょっと私のほうから認識する範囲で懸案事業を申し上げたいと思います。一つは新病院の建設ありますね。ポロト温泉施設の整備。国立アイヌ文化博物館設置のインフラ整備。それと急速な高齢化による福祉費、扶助費の激増、今も話ありましたけれども公共施設、インフラの老朽化による膨大な維持、補修費、そして不要施設の除去、さらにバイオマス燃料化の赤字補てん等々があります。どれをとっても財政負担が膨大で問題が顕在化、深刻化する重要事案です。ただいま申し上げました懸案事業の認識と今後どのようにこれを取り扱われるのか。多分健全化プランで扱うと言われると思いますけれども、それも含めて、そして財政計画にどういうふうに位置づけていくのか。この辺が大きな問題だと思いますけれども、その辺について答弁をお願いします。

答弁 財政課長 安達義孝(財政課長は2016年3月まで)

高橋企画課長が申し上げた懸案事項と、前田議員からいただきました懸案事項等、さまざまなものがあると思います。その中で 28 年度にプランの見直しを行ってまいりますが、そのプランの見直しの中でこの今述べた課題を 網羅して全部できるというのは、これはまた大変な財源が必要になってまいりますので、その辺はプランを見直すから といってこの課題を全部消化できるというような話には全くなってこないと思われますので、この課題の中でまず優先されるものがどれなのか。もしくは象徴空間等の周辺整備もまだまだどのような整備を行うかというのはまだ決定されておりませんので、その辺も視野に入れながら、当然 28 年度に入りますとその辺が明確に出てまいりますので、まずそういうものを優先順位をしっかりつけながら財政運営を限られた財源の中でどのようにやっていくかというのをプランの中で十分検討して、今後の 32 年度までのプランの中でそれをお示していきたいと考えております。

質問 13番 前田博之

財政担当課長の答弁はそうだと思います。ただ大きなくくりで、これは戸田町長が言っている白老町の活力、そういう部分にもかなりつながってきます。それで理事者の見解を求めたいのですけれども、今言ったように重要懸案事項が目白押しですね。そして今後新たに対応が求められる、今言った重要政策課題を応じていくためには、これ以上に踏み込んだ既存政策の抜本的な見直しもしなければいけないと思います。一例としてはバイオマス燃料化の施設の休止、それと議論がありますけれども港湾事業第3商港区、これらについても考えなければいけないのかと、こう思います。それと人口も1万 7,000 人台になり、想像を絶する早さで人口減少が進んでいます。そして少子高齢化が進み、生産年齢人口が減少し、歳入の伸びが見込めないという一方で、これを言い表すとこうなるのです。人と施設のダブルの高齢化です。わかりますね。という避けがたい歳出の拡大要因に直面します。そこで扶助費、施設、インフラ維持費など、経常的経費が増嵩して財政を圧迫することで、ただいま申し上げました、あるいは答弁があった大型重点事業や産業活性化振興事業等に振り向けられる財源を確保することすら困難な状況が予想されます。そこで、これは積極的の意味です。新しい政策実現のために必要な財源を確保して政策を前に進めなければなりません。これは戸田町長も同じ思いだと思います。そこでただいま申し上げた点についてトータル的、全体的な政策を財政計画としてまちの活力のためにこういう事業を積極的に進めなければいけないけれども、そういう部分について私が申し上げたことについて戸田町長はどう思っていますか。

答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)

今前田議員のほうから質問がありましたけれども、さまざまな町の今出されました課題は十分認識をしながら、やはり基本的には財政はバランスというところが歳入に対して歳出がどうなのかというふうな身の丈に合った、要するに財政を維持していかなければならないのではないかというふうに思っています。そういう意味で今 るる出された大型事業も含め、それから産業の振興、それから今前田議員がおっしゃったように人と施設のダブルの高齢化だというふうな 、その問題についてはしっかりと見きわめた中での政策形成を図っていかなければならないのではないかというふうに考えております。

質問 13番 前田博之

そこでそういう観点から見ても、公債費についてちょっとお聞きします。公債費負担適正化計画の目標値を上回ったという答弁ありました。計画目標値に達成していることは、これは本当に戸田町長はじめ財政担当者や職員の努力のたまものだと思います。そこでるる議論あるのですけれども、元利償還金の償還方法の考え方についてであります。これは早期に実質公債比率を下げるために、あるいは利子の軽減を少しでも早くしたほうがいいのではないかと、そういうことの考えもあります。これはそれぞれの考えでいいと思いますけれども、私はその年度の決算剰余金や財源に余裕ができたときなどは繰り上げ償還を行わないというほうの考えなのです。ということは私は公債費負担適正計画に沿って着実に実質公債比率の適正化を図っていくべきだと考えています。ということは計画とおりに償還する場合でも、そのときの経常一般財源の規模、これは今標準財政規模と言いますけれども、 それによって歳出構造を見直さなければならないという部分も、 この一定のしばりが働いてくるのです。そういうことを踏まえて、そしてこれは懸念することで言わせてもらうのだけれども繰り上げ償還した場合、前倒しで公債比率なんかが下がりますね。逆にここなのです。その数値をもって都合よく判断して、そのときの体制の人方が恣意的な裁量 で限度を超えた長期の借り入れをすることも考えられるのです。過去に もなきにしもあらずですから。よって財政健全化期間は適正化計画によって、一つのたがをはめて確実に計画数値の目標を達成したらどうかと。それを言うのはなぜかというと、一例で申し上げますけれども平成 30 年度に病院建設に着手すると戸田町長言っていますね。今から財政計画の実効性を担保して病院建設資金の手当てをしていかないと、またも先送りという大変な事態になりかねません。そして病院建設資金として少しでも多くの自己資金を留保、貯めておいて借金である起債を少なくして元利償還金の今年度の負担を軽減する意味からも、余剰資金等を病院建設資金財源確保のための目的基金としてつくり、目的基金として積み立てると。そういう財源に充当すべきではないかと。そう いう意味からも計画どおり公債費の負担適正計画を達成するため、そういう財政運営に心がけるべきだと私は考えるのですけれども、その辺の考え方についてお聞きします。

答弁 財政課長 安達義孝(財政課長は2016年3月まで)

ただいまのご質問でございますけれども、財政健全化にあたっての考え方、公債費を削減する、実質公債比率を下げていくという手法は 前田議員もおっしゃったとおり、そういうような余剰財源が出た場合には今年度に生ずる重大課題等に対する財源の確保も当然そういう考え方もありますし、一方では繰り上げ償還をすることによって後年度の公債費の借金を当然繰り上げ償還しますと支払いが減る。もしくは公債費実質公債比率も減っていくというような2通りの対策がございます。一方では下がったからまた借り入れをするのではないかという懸念もございますけれども、やはりそれは禁じ手でございまして、それをやってしまうと 18%過ぎてもボーダーラインにいれば借り入れればまた 18%超えるという状況になります。ですのであくまで公債費 負担適正化計画どおり、計画は 31 年までなっていますけれども、そのとおりもしくはプランどおり今の財源ベース3億円以内、投資的経費は1億5,000 万円以内のペースでやっていくことが、戸田町長の答弁にも書いているとおり私は必須ではないかと思っていまして、そのとおり行わなければいけないと思います。また病院の積立金については当然、今後の課題として大きな財源が必要になります。現状のままでいけば全額起債を借り入れるということなりますと後年度の償還がまた膨らんで、一般会計から病院会計に繰り出しをしなければいけないというような財政構造が当然生まれてまいります。 試算上でも相当なまた繰出金の増加が見込まれる状況ございますので、その対策はぜひ行わないといけないのではないかと財政的には考えておりますけれども、基金の積み立てについてはあったに越したことはない。ただ余剰金が今後どのように生まれていって確保されるかというのは毎年、毎年の財政状況を踏まえていかないとなかなかできない状況でございます。また一方ではこんな考え方もございまして、プランでは 5,000 万円ずつ今財調のほうに積み上がっていきます。このままでいけばもう4億円ございますので残り本年度含めて6年残っていますね。6年残れば 5,000 万円ずつで 5,000 万円掛ける6年で3億円、今の4億円ございますので7億円ございます。ですから新たに特定目的基金をつくらないで財調に積んでおきながらも7億円たまったときにはその一部を活用するという、これは議会の同意とかいろいろなこともございますので、そういうこともあります。改めて病院の基金をつくるかはまた検討しなければいけないと思いますので、財政的な立場で申しますと当然つくって備えるべきではあると思いますけれども、財源の余裕が出てくるかどうかは今後の財政状況によるということでちょっと勘案して検討していかなければいけないのではないかと考えています。

答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)

今安達財政課長のほうからは財政のあり方について手法 としてのことを申し上げましたけれども、実際的にはまちの公債費が 要するにこのままであって推移していくというのは決していいことではないというふうに考えております。ですから実際的にはやはりこの繰り上げ償還というものをやりながら少しでもまちの公債費を少なくしていく、借金を減らしていくというふうな方向性は基本的には持たなければならないと思っております。ただ前田議員がご心配なさるようなそういうふうな中で長期的な、また借り入れが減ったからまた大丈夫だというふうな、そういう懸念については十分今までも経験してきたこの苦しさをしっかりと職員とともに捉えながら進めていかなければならないのではないかというふうに思っております。以上です。

質問 13番 前田博之

今安達財政課長のほうからるる具体的な答弁ありました。非常によくわかりました。また古俣副町長からもそういう話があったので、非常に重要な財政運営のポイントですのでぜひそういうことを職員も含めて考えていただきたいと、考えて実行していただきたいとこう思います。それと今古俣副町長からも話ありましたけれども、若干重複する部分もあるかもわかりませんけれども、今まで議論をしたことも踏まえて身の丈に合った財政運営について古俣副町長に答弁を求めたいと思いますので、ちょっと質問を聞いてください。それでこの前議論しましたけれども、26 年の決算を踏まえて戸田町長はアクセルを踏むとこう強調して、ことも相まって財政が好転したとの空気が漂っているということを申し上げましたけれども、これまで議論してきたように超過課税額と職員給与費削減効果に支えられての財政運営もいまだ財政状況は好転したとはいえないと思います。ここで気を緩めてしまうと将来の政策課題を前に進めようとしても困難な局面に遭遇することになります。私は一つでも施策を実行してほしいと、そういう観点からの質問ですのでその辺を理解してほしいと思います。それでこれからも議論、今までも議論されているのですけれども、ちょっと小さい話になるのですけれども、財政が厳しくなると事業実現の財政的な裏づけをとるために補助金と起債に頼り、起債償還分は交付税で措置 されるという財政運営で新規事業を拡大していくと財政の硬直化は進みますね。そこで交付税措置されたはずの起債償還財源はあくまでも一般財源であって、交付税全体の額は国の動向によって事実上、有名無実化していることもありますし、してしまうこともあります。まして施設やインフラ整備等の整備を行った場合、つくりっ放しというわけにはいきません。ランニングコストは経常的な 経費として町の財政負担となります。今私が申し上げたことを白老町の 過去を振り返ってみてください。港湾建設事業は典型的な例であります。それとバイオマス燃料化施設、食育防災センターにもいえます。町は身の丈に合わない投資とその後のランニングコスト増により財政危機に陥りました。絶対同じ 轍を踏むことができません。言葉がいいか悪いかは別にして放漫経営や、起債等によって将来につけを回すことのない財政運営が必須であります。そこで財政を担う古俣副町長として今後の財政規律や財政運営をどのように執行していこうかという部分の考え方についてお聞きしておきたいと思います。

答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)

これまでも今いろいろと議論もしながらご答弁させていただいてきております。財政の健全化の中においてやはり先ほどのお話にもありましたように真水の部分が実際にはどうなのだと。そこのところはやはり厳しく見ていかなければならないと思っております。そういう中において何度か前田議員がご心配されるような、その面については十分これまでは、うちのまちの中で失敗というふうなことでは言い表したくはないけれども、やはりその財政の問題については大きな負担を町民の皆様はじめ、かけてきておる事実を踏まえてしっかりとした、先ほどもお答えし ましたけれども歳入歳出がきちんとしたバランスのあるような、そういう身の丈にあうような、そういう財政規律を守った運営をしていかなければならないというふうに強く強く考えております。以上です。

質問 13番 前田博之

古俣副町長にはぜひそういう財政経営に努めていっていただきたい、執行していただきたいと思います。時間がないので最後になりますけれども、戸田町長にちょっと1点ほどお聞きします。まず現在の財政状況を鑑みても一歩間違うと財政規律を損 なう危険性が十分考えられます。戸田町長のこれまでの財政運営を見ますと私は大丈夫だとは思っています。ですが将来のまちを展望するとき、残された財政再建期間である平成 28 年度から 32 年度までに財政基盤を確立し、持続可能なまちを進めていかなければなりません。私もそう思います。そして地域を活性化させ、持続可能なまちづくりを進めるには戸田町長の考え方が与える影響は大きなものがあります。財源が極めて限られる中でどのような政策を優先的に行うのか。どのような財政運営を行うかを町民、議会、町長、それと行政の間で議論を重ねて、将 来の世代に対する責任として可能な限り次世代の子供たちの負担の軽減を図っていかなければなりません。そのためには町民と痛みを共有しなければなりませんので、町長として持続可能な財政運営に向けてのスタンスを明確に示し、メッセージを出していかなければならないと思います。2期目ですので強くこういう部分を出さなければいけないのかと私は思ってあえて言わせていただきます。そこで今後の財政運営にあたっての戸田町長の基本的な姿勢、考えについて伺います。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

私の財政に対する考え方でちょっと前段、前田議員が財政好転した話を何件か、ちょっと弁解ではないのですが、その話の前に財政厳しいのは変わりませんと。今この財政がこういう形になったのは町民の皆様の協力と、あらゆるところで我慢したおかげだということを話していますし、それはこれからも続けていかなければならない前提で先ほどの話につながっているのをご理解いただきたいと思います。また持続可能なまちづくり、持続可能な財政なのですが、その考えは私の1期目の4年と全く考え方は変わらず、財政はきちんと財政規律を守った中でまちづく りを進めていきたいというふうに考えておりますので、これは2期目だからということではなく1期目の延長で財政規律は考えていきます。そのために財政健全化プランを策定して、それにのっとって今進んでいる最中でございます。それとは別に持続可能なまちづくりをするために、今多文化共生のまちづくりを中心とした活性化も行っていかなければならないのは、財政規律の中できちんとしたまちづくりをやっていく。きちんとというのはもっと目に見えるような形で進まなければならないのと、2020 年の国立アイヌ文化博物館の開設が決まっていますので、この機を逃さないように環境整備も含めて地域の活性化を行っていくと。それはインフラ整備もありますし、ソフトな事業もあります。それはポロト湖周辺だけではなくていろんなのまちの可能性を逃がさないようにきちんと固めて成長していきたいというふうに思いますし、成長することが次世代の子供たちの負担を少なくすると思っておりますので、その辺は個々の具体的な事業等々についてはまた議会または議員の皆様に議論をさせていただきながら進みたいというふうに考えております。また財政に関しては1期目と同じように財政規律の厳しい中で行っていきたいというふうに考えております。

質問 13番 前田博之

戸田町長にはこれからの4年間はさらに財政を立て直していただいて、人口が減っても活気あふれる快適な環境の中で、暮らしやすいまちになることを念じて私の質問を終わります。

出典:白老町議会 平成27年定例会12月会議 2015年12月10日 議事録 PDF(42ページ) 間違いを知らせる