みんなの議会

白老町議会 令和7年定例会6月会議 2025年6月17日

町立国保病院、介護医療院の運営

2025年6月17日、白老町議会の一般質問で、前田博之議員が「町立国保病院、介護医療院の運営」について質問し、町長 大塩英男、病院経営監 西科純、病院事務長 本間力、企画財政課長 増田宏仁、副町長 大黒克已が答弁しました。

質問者
前田博之 議員
答弁者
町長 大塩英男、病院経営監 西科純、病院事務長 本間力、企画財政課長 増田宏仁、副町長 大黒克已

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 前田博之

2、町立国保病院、介護医療院の運営について。(1)、町立国保病院の経営等について。①、経営監は町長からどのような使命を帯びたのかその案件について。②、経営監として白老町立病院の現況と経営状況を垣間見ての客観的な思いについて。③、経営監としての経営改善と医師不足改善に向けての抱負と展開について。④、令和6年度決算速報値での医業収支の真水分の損益額と病床利用率、他会計繰入金対医業収益比率、職員給与費比率について。⑤、経営強化・実行計画(アクションプラン)で経営指標の目標値が示されていないが目標値を設定することについて。⑥、経営強化・実行計画(アクションプラン)での具体的取組事項、重点項目の各項目の3年間の進捗見通しと実行性及び点検・評価並びに進行管理について。⑦、令和7年4月から6月の入院・外来患者数と収支状況及び予算見積りとの整合性について。⑧、新たな起債である病院事業債の内容と借入条件及び町として今後の起債見込額並びに元利償還金の財源手当てについて。⑨、病院事業債借入れによって繰入金・繰出金がどのように変わるのかについて。⑩、新病院開院に伴い病院職員の町民に信頼される医療提供の方針について。(2)、介護医療院の運営について。①、介護医療院の運営・経営等に当たっての経営監の立ち位置と組織体系について。②、令和7年5月7日開院までに要した介護・医療スタッフの人件費について。③、6月現在の入所者数と収支状況及び今後の入所者見込数、収支見通しと追加繰入金の想定について。④、介護医療院の入所要件と町内での入所待機者数及び近隣市町等での入所対象者の推計把握並びに入所者確保の営業活動について。⑤、特別会計設置当初から赤字発生としている根本的な要因と収支均衡が図られる見通し及びその時期並びに収支改善策の考えについて。

答弁 町長 大塩英男

「町立国保病院、介護医療院の運営」についてのご質問であります。1項目めの「町立国保病院の経営等」についてであります。1点目の「経営監の使命」と2点目の「経営監が思う町立病院の現況」、3点目の「医師不足改善に向けての展開」については、関連がありますので一括してお答えいたします。病院経営監の使命につきましては、病院内の組織体制の強化、情報発信強化、アクションプランの進行管理の3項目を掲げ、4月より協議を進めております。その中で、経営監として病院組織上における基礎の部分から立て直すべきとの視点から経営の要素である「ヒト・モノ・カネ・情報」の柱と院長をトップとしたマネジメントの再構築が必要と指摘しております。また、医師不足の解消においては、長期的視点と短期的な視点が必要であり、現在の常勤医師2名では、病床稼働率の向上は厳しく、可及的速やかに医師の招聘を実現し、病床稼働率を上げる必要がある捉えであります。長期的には、人口減少・高齢化を踏まえ地域包括ケアシステムの構築という視点で総合診療医・プライマリーケア専門の医師の招聘が重要と捉え、これまで培った実績を踏まえ、道内外のネットワークを生かし医師確保に向けて既に取り組まれているところであります。4点目の「令和6年度決算での医業収支の真水分の損益額と病床利用率、他会計繰入金対医業収益比率、職員給与費比率の速報値」についてでありますが、令和6年度の現時点の速報値では、医業収益は3億8,306万円、医業費用は9億4,592万円で、他会計繰入金を除く医業収支はマイナス5億6,286万円の損益となる見込みでおり、病床利用率は38.47%となります。繰入金対医業収支比率は166.12%で、比率に係る繰入金の内訳については、収益的収支の基準内分が2億7,929万円、資金不足による基準外分が3億5,696万円となっており、適時調査返還 分 1 億 2,585万 円 と資本 的 収 支 分 8,050 万 円を除 く 一 般 会計 か らの 繰入 金 の 合 計は 6 億3,625万円であります。職員給与費比率は142.34%と見込んでおります。5点目の「アクションプランで経営指標の目標値が示されていないこと」と6点目の「アクションプランでの3年間の進捗見通しと進行管理」については、関連がありますので一括してお答えいたします。アクションプランについては、令和3年3月改定の「経営改善計画」及び6年3月に策定した「経営強化プラン」との整合性を図りながら取組を推進するものであり、特に「経営強化プラン」には、それぞれの目標の目安となる指標を定めており、今年度からの3年間において経営改善に努める考えであります。今年度からの取組では、各セクションにおいて目標となる取組を掲げて院内で共有し、アクションプランに沿って着実に経営改善が図られるよう進行管理を進めてまいります。7点目の「令和7年4月から6月の入院・外来患者数と収支状況及び予算見積りとの整合性」についてでありますが、4月及び5月分で申し上げますと入院収益2,952万円、外来収益2,884万円となっております。当初予算との整合については、2か月分で入院収益7,090万円、外来収益3,887万円と試算しており、入院・外来収益全体で5,141万円の減収となっております。結果として、医師2名体制の影響のほか、大きくは新病院への移転作業等が要因と捉えております。8点目の「病院事業債の内容と借入れ条件及び起債の見込額と財源措置」と9点目の「病院事業債の借入後の繰入金の状況」については、関連がありますので一括してお答えいたします。公立病院の経営環境は一層厳しくなる中、国では、経営改善を促進するため、新たに病院事業債を設けることとしました。この事業債の借入条件は、令和6年度及び7年度において、資金不足が生じる公立病院に対し、経営改善実行計画を策定し収支改善に取り組む支援とされております。借入額については、北海道と協議中ですが1億4,000万円を見込み15年以内の償還となっており、償還財源は改善効果額となる医業収益を充当する考えであります。このことから、当初予算のとおり、原則として基準内の繰入金を基本として追加分が発生しないように経営改善を進める考えであります。10点目の「新病院開院後の町民に信頼される医療提供の方針」についてでありますが、これまで同様に「患者さんに信頼され、笑顔と思いやりのある病院づくり」を基本理念に、安心安全で良質な医療の提供を行い、患者サービスの向上と経営基盤の強化を進める考えであります。2項目めの「介護医療院の運営」についてであります。1点目の「介護医療院での経営監の立ち位置と組織体系」についてでありますが、介護医療院は、病院事業の附帯事業として介護保険法に基づき設置しており、病院経営監については、病院経営と同様に位置づけております。組織体系については、病院長が兼ねる施設長を筆頭に現場は担当看護師長1名、主任看護師2名体制を配置しております。2点目の「令和7年5月7日開院までに要した人件費」についてでありますが、1月から5月までの人件費分は、看護師で1,479万円、介護職員で649万円、合計2,128万円となっております。3点目の「6月現在の入所者数と収支状況及び今後の入所者見込数、収支見通しと追加繰入金の想定」についてでありますが、今日現在で入所者数は2人となっており、目標とする平均入所者数は達成できていない状況であります。引き続き入所者の確保に努める考えですが、未達成の状況が長期化した場合は、さらに歳入不足が生じる状況となります。4点目の「入所要件と町内の待機者数及び近隣市での入所対象者の推計、入所者確保のための営業活動」についてでありますが、介護医療院は、要介護者に対し、「長期療養のための医療」と「日常生活上の介護」を一体的に提供する施設であり、他の介護保険施設と比べ、医療必要度・介護必要度の高い方が対象となります。現在、入所定員を満たしていないため待機者は発生しておりませんが、町内での相談等の件数で申し上げますと14件となっており、町外も含めますと全体で18件の実績となっております。また、入所者確保のため町内及び近隣の病院等の関係機関を訪問しており、5月では14機関に出向いて情報収集に努めているところであります。5点目の「当初から赤字が発生している根本的な要因と収支均衡の見通しと改善策の考え」についてでありますが、介護医療院の施設基準に関し、看護師及び介護職員の配置人員が定められ、人件費相当額の費用負担が大きな要因と捉えております。開院後1か月が経過しましたが、引き続き入所者確保に努め、今後の収支状況を踏まえ、検証を進めてまいります。

質問 9番 前田博之

関連がありますので、一括で質問します。西科病院経営監とは初めてですけれども、毎度おなじみの前田が質問します。西科病院経営監は芽室町の国保病院でも6年余り事務長職にありました。そこで、公立芽室病院の決算書に目を通しました。当病院の病床数は120床で、うち20床は人工透析です。白老町も人工透析を希望していたのですけれども、できませんでしたけれども、そこで白老町立国民健康保険病院の48床とは規模が違いますけれども、公立芽室病院の令和5年度の決算を見たら病床利用率が67.3%、令和7年3月を見たら80.2%です。普通は70%ぐらいがいいって言っているのです。そこで、医業収益に対する給与費の割合は86.6%です。先ほど答弁があったので、比較したら分かると思います。それと、他会計繰入金対医業収益比率は27.5%です。ちなみに、白老町立国民健康保険病院は幾らだと思いますか。98.9%になっているのです。西科病院経営監は経営強化も担当されていましたが、芽室町でどのような指針を持って公立芽室病院の経営を行い、そして経営を図ってきたのか、その一端を紹介していただければなと思います。

答弁 病院経営監 西科純

公立芽室病院の話なのですけれども、ここも同じような状況でありまして、白老町立国民健康保険病院と同じような経過がありまして、経営状況については一般財源のほうから繰り入れるということと、それから年度末に関してはそこで収支が不足しますので、一般会計の繰り出しはそこもまた行ってまいったわけなのですが、ただ私が引き継いだときには町から最終的には年度末の一般財源からの繰入れというのは起こさないということが続いていまして、これで市中銀行から病院が直接資金を借りて、当然その次の年も返せないわけです。そうすると、また雪だるま方式に膨らんでくるわけです。最大で3億5,000万円ぐらいいきまして、そのときにコロナが来て、補助金というのがやっぱり制度設計されていましたので、そのコロナに対して事務方としてはコロナの、これは語弊があるので、あんまり表現的にはよくないかもしれないです。ここを一生懸命やるしかないと。町民の皆様方を守るということと、感染された方々をどうするかということがセットになっていくわけですけれども、ここで現場の看護ですとか、医局のほうとはやっぱり衝突するわけです。我々は経営を考えて事務方としては進めますけれども、現場としては最初の頃でしたので、コロナの患者にできるだけ触れないというか、病院内でクラスターも起こすので、そういったことで慎重になっていったわけですけれども、そのうちやはり町民の支持も受けてコロナにPCRも、それからワクチン接種もかなり一生懸命行ってきました。このことが1年過ぎたときに大変だったけれども、経営としては補助金が構えられているものですから、そこの部分については数年でやっぱり経営はよくなり、そしてその間、コロナに甘える、甘えるというの、これも表現が悪いです。コロナの補助金に頼ることなく経営改善、経営改革に向けて我々は先進地を視察し、そして先進事例をお持ちの病院から逆に病院に招聘し、そして町民の皆さんにもその話を聞いていただいて、そういう改革を進めてまいりました。その中のいろいろあるのですけれども、やはりこれまでも議論として出ていますけれども、財務ということをよくするという改革と、もう一つは財務以前に職員スタッフの意欲、意識改革という言葉でもいいのですけれども、意欲をどうするかという問題があって、この病院をどうするのだという職員一人一人の感覚というのですか、これを改革のベースにしない限り経営は絶対によくならないし、それから経営がよくなっても財源だけたまっていってもよくないから、これはいろんな質をやっぱり向上させていかなければいけないということで身の丈に合った、我々のところの病院も、もとの病院も中小病院に位置づけられますけれども、その中でできることということを選択して進めてまいったつもりであります。その一つが最終的に時間はかかってきたのですけれども、地域包括ケアというシステムのほうに行き着くわけでありまして、これは高齢化が進んでいく中では絶対に中小病院としてはやらなければいけない、自治体病院の使命でもあるということだったものですから、やっぱりここを強化していきました。今は病院の稼働もかなり昨年もよかったと聞いておりますけれども、やっぱりそれでも経常収支のほうでいくと赤字は出てしまったのですが、全国で様々な病院が、これは自治体病院に限らず民間の病院がコロナ後に経営がよくなっているさなかにおいて納得のできる赤字額であると判断してまいりましたので、これを議会の皆様にも、そろそろ決算が始まりますけれども、決算の中でも説明をしていくとは聞いております。こう思うときには、やっぱり白老町の高齢化率が47%を超えているということでありますので、芽室町は三十二、三%なのです、今の段階において。ですから、これは既にもう遅い時期に入っていますけれども、やっぱりこの地域包括ケアシステムという中での中心の医療機関として白老町の町立病院がいかに力を発揮できるかというところがポイントになってくるかなと思ってはおります。

質問 9番 前田博之

ありがとうございました。冒頭の答弁でもある程度白老町立国民健康保険病院の赤字は何かというポイントを明確にされていましたので、これまでにないような答弁だったのかなと、こう思います。それで、ぜひ進んでほしいなと思いますけれども、そこで今日は具体的な部分でちょっとお聞きだけしておきたいと思いますけれども、先ほど答弁でアクションプランに沿って着実に経営改善を図れるよう進行管理で進めると、こう言っているのですけれども、これは先ほど病床利用率については貮又議員のほうであったので聞きませんけれども、この職員給与費比率、私はやっぱり白老町が一番大きいのは、2番目か、収入では病床率だけれども、これは給与の人件費が高過ぎると、こう思っていますので、この職員給与費比率ですけれども、令和6年度の目標値が127.6%なのです。今答弁をもらったけれども、実質的に142.34%です。令和7年度の目標は83.1%です。達成はできないですよね。

答弁 病院事務長 本間力

厳しい達成見込みであると認識しております。やはり端的に医業収益が向上しなければ給与費比率は下がりませんので、そこに尽きるかというところで押さえておりますので、とにかく医業収入を上げていくということになろうかと思います。

質問 9番 前田博之

医業収入だけでは追いつきません。先ほど田上議員も言いましたけれども、うちは人件費が高いのです。それをどうするかということです。基準もありますけれども、そこに手を入れないと室蘭市の市立病院みたくなると思います。それは一応言っておきますから、答弁は要りません。それで、この病院事業債、今答弁があったのだけれども、これは借入れする際には資金不足、あるいは経営改善の効果額の合計、いずれですよね。そして、小さい額を発行しますよと言っているのですけれども、これは道と今協議しているとありますけれども、この2つの選択肢のうち、うちが約1億8,000万円かな、計上したのはどっちの選択で上げたのですか、資金不足ということは。

答弁 病院事務長 本間力

今の資金不足の部分でいきますと、発行可能額というところで改善における効果額を試算しまして今協議をしているという状況です。

質問 9番 前田博之

事務長、改善効果額は、これから計画を立ててから出るのではない。改善計画の効果額は、では今ある計画は何を基本にしたのですか。

答弁 病院事務長 本間力

今進めているところは病床の効果的な運用というところで、現在アクションプラン、それから予算にも反映しているところであるのですけれども、一つには今年1月から進めております地域包括ケア病床です。それを20床に転換していますので、そういった部分の急性期から地域包括ケアに変える部分の収入アップの部分とか、あとは新病院における差額ベッド、室料差額とか、そういった部分を含めて効果額として今回上げているという状況です。

質問 9番 前田博之

それで通るのかどうか、これから計画を立てるからはっきりすると思うけれども、ただ企画財政課長に聞くのだけれども、うがった見方なのだけれども、資金不足の全てを繰出金として賄われないから、一般会計から繰出金の抑制を図る意味で今年度に創設されたこの病院事業債を借り入れることにしたのではないかなと、こう思うのです。過去にも病院特例債があったのです。そういう部分で本来は、先ほども答弁があったようにかなり赤字額になっているのです。それを繰出金で対処するのを一時しのぎで1億8,000万円起債するようにしたのではないの。正直に言って。

答弁 企画財政課長 増田宏仁

病院の繰り出しの関係です。一時しのぎという言葉をいただきましたけれども、基本的には国のほうで新しくつくった制度でして、うちの病院に限らず全国でやはりそういう病院が増えているということを受けての国の措置だったのかなと思います。国としてそういう制度がつくられた以上、やはりそれをまず活用するというのは第一義的な考え方になるかなと思いますので、決して一時しのぎということではなくて、国の考え方、制度に従って利用できるものはしっかりと利用していただくという考えの下で起債でそこの部分を埋めていただくという考えにしております。

質問 9番 前田博之

そうとすると、この病院事業債の発行額は経営改善効果額の範囲内ってなっていますよね。では、起債申請額を下回った場合の資金不足財源の手当てはどうなりますか。今仮定の話だけれども、多分下回るのではないかと思う可能性も大きいのだけれども、当然事前にそういうことをガードしておかないと駄目だよね。その辺の考えは持っていますか。

答弁 病院事務長 本間力

当然のことながら想定はしていますが、選択肢とすればやはり原則今追加、これは基準内繰入れと繰り出しはしないという原則論でいきますから、そこが追加は見込めないということになれば、当然起債が効果額範疇ということで、実際の医業収益も見込めないということでの資金不足が発生した場合はそれ以外の手だてとなると、やはり先ほど病院経営監がお話ししたとおり市中銀行からもう一借をするとか、そういった部分で工面をしていかなければならない可能性は大きくあろうかなという想定はしております。

質問 9番 前田博之

では、事業者の関係でこれから今言ったように具体的に聞いておきますけれども、この借入れをするには経営改善実行計画、令和7年度から令和9年度までの間の部分、収支計画を策定することになっていますけれども、この計画の策定時期はいつになりますか。

答弁 病院事務長 本間力

この計画に関しましては、病院事業債の取扱事項の中に様式が定められておりまして、その経営改善実行計画を既につくりまして協議を進めております。内容的には、収支計画というのはこれまでも4条予算の関連の収支計画を立てている部分のベースと、加えまして今あるアクションプランが中心になろうかと思うのですけれども、そういった内容と整合性を図りながら提出している状況でございます。

質問 9番 前田博之

アクションプランって言うけれども、アクションプランは2月13日に全員協議会で説明していますよね。その後成案になっているのですか。

答弁 病院事務長 本間力

はい、4月付で成案しております。

質問 9番 前田博之

そうすると、今言ったように、現在病院には今言った令和7年4月のこの経営強化・実行計画がありますよね。それに令和6年3月に経営強化プランをつくっているのです。そして、今回私たちは見ていませんけれども、病院事業債を借りるための収支計画をつくったと、こう言っていますよね。この3点の経営改善計画は存在しますけれども、3計画の互換性と整合性は、これはどうなのですか。

答弁 病院事務長 本間力

今回の総務省から通知があって、その計画の内容ですけれども、計画という位置づけで当然ございますけれども、内容的な部分で申し上げますと計画期間とか経営改善の基本方針、それから経営改善の具体的な部分というのは先ほどちょっとお話しした部分なのですけれども、内容的には今ある計画の中でのこの部分を整合を図りながら提出しているということで、ごく簡単と言うとちょっと語弊がありますけれども、何か冊子になって計画をつくるというレベルではないということだけちょっとお話しさせていただきます。

質問 9番 前田博之

まず、これなぜ聞いているかっていったら、西科病院経営監は聞いているかどうか分かりませんけれども、過去にも、前は令和7年度まで経営改善計画がありましたよね。国に出す経営プランがありました。どれが真実か。国へ出す経営プラン、それ以上私は言いませんけれども、病院経営監も分かっているからうなずくと思うけれども、だけれども、それまでは改善計画によって予算をつくっているわけですよ、現実に予算をつくったけれども。そこを聞きたいのです。そうすると、この改善計画が達成されなければ多分ですよ、答弁では違うけれども、繰出金で町民に負担を強いることになると思います、なりかねません。そうすると、経営改善、経営改革の計画は実効性、実現性を担保できるものでなければいけないのです。ということは、議会としては町民の皆さんに信頼される医療や経営改善に向けて議論しなければいけないですよ、我々も勉強して。ましてや、先ほどうちの田上議員に西科病院経営監は冒頭で戦略的経営の話を答弁していましたから、私たちも勉強して議論しないと追いつかないと思うのだけれども、そういう部分で議論しなければいけないのだけれども、その精度の高いよりどころの柱になる計画はどれですか、この3つのうち。

答弁 病院事務長 本間力

今回の経営強化・実行計画作成に当たりまして、本年2月にも全員協議会で説明させていただいていますけれども、アクションプランの策定の位置づけに関しましては先ほど前田議員もお話ししたとおり、令和3年に改定しました経営改善計画、それと同時期になりますけれども、改築基本計画もございますよね。それの中に令和6年3月の経営強化プラン、これを整合性を図りながら今回そのアクションプランをつくっております。しかしながら、ご指摘のあるとおり、先ほど町長の1答目でございましたとおり、指標の部分については強化プランの部分があるのですが、まだまだ数字の検証は全てとは申し上げられません。そういう状況ですけれども、あくまでこのアクションプランがより実効性を高める上で組み立てたという位置づけで私としては考えています。

質問 9番 前田博之

この計画は大事なのです。一つの指針ですから、どういう経営改善するか、それによって繰り出しも町民負担も減ってきたり、病院の健全化を図れるわけです。今病院事務長が一生懸命答弁しているけれども、それでは分かりません。やっぱり西科病院経営監も芽室町では改善計画のプランをつくっているのです。私は見ました。それがどういう中身が現実的にあったかどうかということを今日は聞きませんけれども、その辺を含めて、町長、もううちのアクションプラン、今私も田上議員も言っているけれども、貮又議員も言っているけれども、数字かけ離れているのだよ、もうその年度から。もう一回本当に私たちが親身に議論できる計画書を、今度は西科病院経営監も来たので、そういう視点で先ほどの答弁を柱にしてそういう計画はぜひつくってほしい、早急に、どうですか。

答弁 町長 大塩英男

今回の病院事業債ということで、その計画が一つのやはり指針となるといいますか、ここの計画が崩れると要するに議員がご心配するように収支が伴わなくなって、そしてまた過去のように追加繰り出しというような状況になるのではなかろうかということでご心配をいただいております。令和3年にアクションプランと掲げておりまして、これは病院の新たな開院とともにやっぱりこの経営改善計画を進めていこうと進めておりますので、今議員からのご指摘もありましたけれども、そこは受け止めて病院内部でどのような計画がいいかということはしっかりと捉えていきたいと考えております。

質問 9番 前田博之

次に、介護医療院です。これについてはまだスタートして1か月強ですから、そんなに中身まで云々言いませんけれども、ただ3月議会でも田上、貮又議員もこの介護医療院を案じて質問しています。そういう点も考慮して何点かお聞きしたいなと、こう思っていますけれども、先ほど答弁もありましたけれども、年明け早々から介護医療院スタッフを採用する準備 を進めています。人件費は2,000万円ぐらいになっているのかな、すごいですよね。こういう状況になっています。そこで、1日平均14.6人の入所者を見込み5月7日に開院を迎えたのですけれども、昨日までって言っていいのかな、今日までって言えばいいのかな、入所者ゼロ人の状態が続いていますけれども、なぜこのような状況になっていたのですか。

答弁 病院事務長 本間力

やはり旧病院から新病院に移転する作業と並行しながら入所者の受入れの対応を行ってきたことは、この議会の中でもご指摘受けている部分の中でいきますと大変非常にそういう意味では大きなところはございます。ただ、入所の判定となるまでの、至るプロセスの中でいきますと、介護医療院の医療必要度という部分ではどうしても慎重にならざるを得ないスタートラインであったというところでございまして、ご相談があるご家族の方、施設の方、そういった部分で様々な情報を踏まえながら進めているのですが、やっぱり新規というところで受入れの態勢が、なかなか5月中が全てに、並行しながらやっていたのですけれども、1か月間を要してしまったという状況でございます。

答弁 病院経営監 西科純

今病院事務長で説明しましたけれども、はっきりとは言えない部分はありますが、ご想像していただきたいとは思いますけれども、経営に対する強い意欲の欠如です。

質問 9番 前田博之

町長、今結論が出ました。これ以上質問できないのだけれども、事務的にこれは責めるわけではないけれども、3月の時点で、もうこう言っているのです。3月には入所案内や関係資料の作成や広報、営業活動の準備をしているとしていましたけれども、これはやっぱり今答弁を聞いたら地域医療連携室の関係も含めて、事務局も含めて体制不備だったのではないですか、できなかったということは。これを見ていて、町長、どう思いますか。

答弁 町長 大塩英男

この介護医療院については、議員をはじめ議会の皆さんにご心配をいただいて、本当に5月の開院でいいのかというようなご意見もいただいて、そしてその中でやはり病院の附帯事業というような形で新病院の開業とともにスタートさせてほしいということで議会の皆さんのご理解をいただいて介護医療院はスタートしました。結果としてこのようなことになったというのは、私が責任者として本当に大変申し訳なく思っております。今状況としましては病院事務長のほうから答弁させていただきましたけれども、このままではというようなことで反省点とか、今後どうしたらいいかということで施設長である院長と私と副町長で先日直接懇談をさせていただいて、今後の解決策、どのように進んでいったらいいかということも懇談をさせていただきました。答弁でも申したとおり、しっかりと入所者の確保を含めて今後取組を進めてまいりたいと考えております。

質問 9番 前田博之

具体的に聞くのだけれども、先ほど田上議員も質問してよくやり取りを聞いて病院事務長の真意が分からなかったのだけれども、もしかしたら重複しているか分からぬけれども、田上議員にも答弁したけれども、前に3月だったかな、こう言っているのです。地域医療連携室の役割を踏まえて情報発信の強化が課題としているが、こう言っているのです。そのときには課題で捉えているのだわ、3月に。これは、1月からやっているのですよね。では、具体的な課題というのはその後どういう整理をして今日まで事に当たってきましたか。

答弁 病院事務長 本間力

今3月1日時点で地域医療連携室長、もともとは令和6年度の後半からですけれども、看護師長が兼任して室長に当たっていました。その情報発信というところでいきますと、今3月1日に室長を替えたのは外回り、営業活動というところは、この介護医療院の入所者、それから入院患者等の動向をやっぱり探る上で、特に病後連携等も含めてそういった営業活動を強化する上で対応してきたという状況です。

質問 9番 前田博之

やっぱり病院事務長の立場も分かる。だけれども、パンフレットとか、そういうのができたの、前、3月かな、規則でサービス料の話ししたらできていませんでしたよね。そういう不備がいっぱいあるのだわ、言いたくないけれども。病院事務長ばかり責めていない。これは、副町長と町長の体制もきちんと見て強化しなければいけないと思う。今まで、その原因でいまだにゼロですよ、昨日まで。そうすると、これだけ聞いておくけれども、この入所者の確保に当たって先ほど地域医療連携室の話はあったのだけれども、庁舎内での情報交換や連携はどういう形で進んでいますか。私は、いろいろ耳に入ってきます。正直に言ってください。

答弁 病院事務長 本間力

1月以降のお話で申し上げますと、やはり定期的に介護医療院開設準備会議ということで院内の関係職員を集めていろいろ課題出し、進捗状況というものは進めてきております。時には高齢者介護課、包括支援センターのほうでもいろいろアドバイスをいただくように厳しいご指摘もいただきました、当時は。そういったところでいろいろまだまだ介護保険制度自体の熟読も当時は厳しいところもありましたけれども、そこを皆さんとそれぞれ共有しながら進めてきたのですが、なかなか、あまり細かくは申し上げたくないのですが、やはり院内のいろんな様々なトラブルは正直ございました。ちょっとあんまり、これ以上お話しすると特定じみた話になりますので申し上げられませんが、その中でパンフレット等の作り込みも遅れたことも事実ですし、営業体制を取る上でスタートラインも遅れたところもあります。結果として今の現状があろうかと思いますが、一言言いたいのがそれを意図的にやっているというわけではなくて、一生懸命院内職員が回ってきていたところなのですけれども、やっぱりそこがなかなか回らなかったという状況です。

質問 9番 前田博之

病院事務長が一生懸命やっているのは分かっているけれども、やっぱり大変だと思う。これは理事者も問題があるのですよね、副町長。部制を一生懸命つくるのに没頭するのもいいのだけれども、やっぱり今病院事務長が言った部分は事務体制が不備なのです。そういうのはやっぱり副町長が庁内の担当課長を集めて問題を聞いて整理をして報告します。そういう部分のリーダーシップなり求心力を持たないと駄目だと思います。それがなければ部制は成り立ちません。町長、副町長の求心力がなければ組織には魂が入りませんから動きませんよ、職員。今まで病院事務長に聞いたことに対して理事者として反省点なり、では今後どうして、理事者の権限って言わないな、立場で改正するのに何をしなければいけないと思いましたか。

答弁 副町長 大黒克已

介護医療院の開設の準備が遅れているということにつきましては病院事務長からもるる説明を受けておりまして、その対応についても様々に検討を進めてまいりました。その一つとしては、やはり介護医療院を開設するに当たっては、正直なところ今回担当する看護師を含め職員については初めての経験ということもございます。そういう中にあって準備は早くから進めておりましたけれども、なかなか分かる人間がいないという中にあって皆さん不安の中でやってきたというところもありまして、そういうことも踏まえて前任者である職員を他の部署から応援で相談をしてもらいながら、その辺の問題点も一応解決をすべく協議をしてきたのも事実でございます。しかし、このような今現状でも十分な入所者にないというようなことについては、我々も反省するところは反省しなければならないと思っておりますし、今後につきましては単なる病院だけの問題にとどまらず、やはりこちらの町長部局のほうとも連携し、その中には我々もしっかりリーダーシップを取りながら今後の入所者確保に向けて進めてまいりたいと考えております。

質問 9番 前田博之

これで終わりますけれども、先ほど介護医療院の中で究極的な結論、西科病院経営監が言ったとおりだと思うのですが、私たち会派でも3月に議論しました。結果的にそこに行き着くのです。そこで、今までの議論を聞いて私は少しでもよくなってほしいと思います。一人でも多くの白老町の町民が入って、私たちもこれから世話になるか分かりませんけれども、そういう体制をつくってほしい。それで、やはり努力によって入所者が若干上向いたとしても、予定から見たらだよ、収入はすぼみ、人件費は膨らみ、にっちもさっちもいかなくなる懸念が十分あります。先ほど西科病院経営監が言ったポイントをいかに認識して改善するかだと思うのです。そこで、もし新たな、町長と西科病院経営監が答弁されているけれども、最後にしますけれども、これはやっぱり病院との改革や収支改善の実現に向けては、取り組むには強力なリーダーシップを持つ人がいなければならないのです。今まで私は町長が設置管理者だから、リーダーと思っています。それなりにやってくれたと思いますけれども、そういうことで大塩町長は病院の再建を託すために病院経営監として西科さんを招聘しましたよね。ぜひ二人三脚で、これから言うのは私の思いか分からぬけれども、大胆な意識改革を行って町民がどんな医療を求めているかの声を聞き、さらに経営状況を赤裸々に伝える、情報をオープンする、こういうことに取り組んでいただいて経営改革とともに町民に喜ばれる医療提供に向けて全力を傾注して、先ほどちらっと答弁もありましたけれども、ここなのです。新病院の礎を築いてほしいのです。これまでの古い上着を捨てて、ぜひ経営改革とともに町民に喜ばれる医療提供に向けて全力を傾注して新病院の礎を築いてほしいものです。その実現に向かって2人の熱量を伺います。

答弁 病院経営監 西科純

今応援をいただいたと捉えておりますが、財務的に見ると病院のほうは道内の自治体病院の中でやはり経営状況は最低、最悪の部分に入っています。これは比較すれば分かる。それで、もう一点、この状況をどう打破するかについては先週になりますか、キックオフをやったのですけれども、職員が委託を含めると98人が当院にはいるのですが、60%を超える職員が自主的に集まってくださったのです。こういうところに私はチャンスを持っていると思っていまして、だからこういう情報の伝達、それからそのときに実は今週なのですけれども、議会で一般質問をお三人の議員からいただいているという内容もお伝えしました。なぜかというと、やっぱり議会も含めてなのですが、町民の皆さんがそういうふうに見ている病院ですよと。病院のスタッフのことも見られているし、もちろん財務についても見られている。だから、我々はこの経営を何とかしなければいけないのだ。でも、医療の質を上げて、そして患者に信頼されるというようなところまでいかないと、これは経営的にV字回復できないという話でありますので、この辺については対応しておりますので、今後、今月末から具体的には始まっていきますけれども、ぜひとも計画的な数値に持っていけるようにしたいと思っていますし、なおアクションプランにつきましては私も前職でやっていましたけれども、こうした計画物につきましては1年置きに改正していっています。ですから、実数値に近づけていって、いつか損益の分岐を一致させるようなところまでいかないと経営というのは成り立たないので、できる、できる、付加していって、多く積んでいって追いつかないというのが、どこの病院も大体そうなのですけれども、これを近づけていくことで分岐というのが分かるので、このほうを目指していきたいなと思っております。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 大塩英男

前田議員から病院と介護医療院の運営ということでご質問をいただきました。4月から西科病院経営監ということで白老町に来ていただきました。これはこれまでのご縁であったりですとか、西科さんのこれまでの実績ですとか、白老町の町立病院の経営も含めた中での改革をするためには西科さんが必要不可欠な人だということでお願いをして4月から着任をしていただいております。その中で前田議員のほうから二人三脚というお話がございました。私は病院経営監にその組織体制の強化、情報発信の強化、経営改善アクションプランの実効性ということでお願いをして進めていただこうと思っています。先ほども田上議員のご質問にもお答えしたとおり、最終的な責任者は私であるということは間違いないことでありますので、そこの責任は明確にした中でしっかりと病院を運営していきたいなと考えております。病院経営監からは経営ばかりではなくて、やっぱり職員がどのように考えていくかということが重要だというお話がありました。実は先週の土曜日、14日の日なのですけれども、北海道の国保地域医療学会というのがございまして、その中で西科病院経営監がこれまでの取組、そして白老町の取組について事例発表をしていただきました。西科病院経営監が事例発表をされるということで私も出席をさせていただきました。その中で、ある方が病院は地域の灯台でなければならないという話をされました。要するに明かりをともすことによって人が集まるよというような話を聞かせていただいて、本当に感銘を受けました。ですから、そういったことも含めて、やはり私を先頭に病院職員の意識改革も含めて、それが病院の経営改革につながっていくと考えておりますので、しっかりと病院経営監と二人三脚で病院の経営も含めて取組を進めてまいりたいと考えております。

出典:白老町議会 令和7年定例会6月会議 2025年6月17日 議事録 PDF(65ページ) 間違いを知らせる