士別市議会 令和3年第3回定例会 2021年10月27日
農業振興対策について
2021年10月27日、士別市議会の一般質問で、中山義隆議員が「農業振興対策について」質問し、市長 渡辺英次が答弁しました。
- 質問者
- 中山義隆 議員
- 答弁者
- 市長 渡辺英次
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 2番 中山義隆
初対面のような、ここに立つのはちょっと緊張ぎみですので、失礼するかとは思いますけれども、ひとつ私のほうからの質問に答えていただきたいなと思っております。一問一答方式でお願いいたしたいと思います。農業振興対策についてなんですが、渡辺市長政権になられて一月がたち、いろいろな毎日をお過ごしのことと思います。また、渡辺市長の所信表明の中で、農業の原点である土づくりや生産基盤の整備、あるいは担い手の育成確保による人づくり、また農村づくりが大切という具合に言われております。さらには、農業の労働力確保と作業の効率化ということで言われております。その中で、特に農業人口の減少には、農業支援員、地域おこし協力隊員の推進及び農業後継者や新規参入に対する支援を行うとしています。副市長のほうからの答弁の内容とちょっと重複することとは思いますけれども、私なりの質問をさせていただきたいと思います。そんな中で、JA北ひびき管内、剣淵町、和寒町を含みますが、平成30年度及び令和元年には北ひびき管内の総額50%以上が酪農・畜産で占めております。令和2年度については、新型コロナウイルス感染症の影響で50%を下回ることになりましたが、土づくり、人づくり、農村づくりを守っていくには、酪農・畜産は地域にとっては欠かせない職業の一つであると思います。また、新たな取組として、大和牧場で酪農・畜産の養成、育成のできる、体験しながら学べる研修施設として、次世代の担い手を育成する施設にしてもいかがなものでしょうか。大和牧場の件については、大西議員も山居議員も少しは触れていたと思います。また、農業支援員、地域おこし協力隊員に対しては、まだ受入れしていないのではないかと思います。そんな中で、近代的農業、搾乳施設ロボット化、加工食品施設など、士別の顔として考えてはいかがでしょうか。そのために現在の施設では、昭和54年に市営大和牧場として開設しており、老朽化も進み目立っております。しかし近年では、令和元年には785頭、令和2年度に773頭、令和3年度には737頭の乳用牛及び肉用牛を受け入れております。先ほど申し上げたように、将来の担い手の育成を考えていくには、施設の改修、装置の改善、新規施設などについて、市長のお考えをお聞きしたいと思います。 (降壇)
答弁 市長 渡辺英次
中山議員の御質問にお答えいたします。農業・農村をめぐる情勢は、農業従事者の高齢化と人口減少が進み、農業生産に必要な農村環境やコミュニティーの維持、担い手不足による遊休農地の発生が懸念されます。本市では、地域おこし協力隊制度の活用や農業・農村担い手支援事業など様々な施策を展開し、担い手の確保、育成を図ってきたほか、土づくりや生産基盤整備などの4つの柱を掲げ、各関係機関と連携した取組を進めてきました。そこでお尋ねの大和牧場については、初めての出産を迎える年齢の乳牛や肉牛を夏の期間預かり放牧飼育することで、酪農・畜産農家の労働負担軽減や餌にかかる経費圧縮を図り、経営基盤の安定強化に資することを目的とした施設です。議員から酪農・畜産に関わる養成研修施設としての活用の御提案がありました。現在の大和牧場では放牧飼育及び受精のみを行っており、後継者や新規参入者に対して放牧飼育に関する研修は行えるものと考えますが、酪農経営の中心となる搾乳に関する技術や畜産経営の中心となる効率的な肥育技術に関しては、人材を養成できる環境を有しておりません。こうした技術的内容の研修施設とするためには、牛舎をはじめ搾乳設備の整備や搾乳牛、肥育牛を新たに導入する必要があり、その維持管理に対するランニングコストを含め、国の補助制度などを活用したとしても相当な費用を要することから、現段階では研修施設としての改修を行う状況にはないものと考えております。一方、これまでも酪農・畜産農家としての新規就農希望があった場合は、地域の農家の皆さんやJA北ひびきの協力の下、離農後の施設を活用して実際の経営を経験しながら知識や技術を身につけ、独立就農を目指す取組が行われてきました。酪農・畜産農家として自立するためには、搾乳や肥育に関する技術に限らず経営に関する知識や経験が必要であり、こうした経営感覚を身につけるためには、現に経営している農家の皆さんに直接指導をしていただく必要があります。また、搾乳や肥育など習得すべき技術的な内容も、経営と併せて直接農家の皆さんからの指導により確実かつ的確に身につけることができますことから、行政としては、引き続き関係者や関係機関と連携をし、直接に経営者の下で研さんを積む形の研修体制の構築を目指すほか、酪農・畜産業を希望する新規参入者のより積極的な募集について検討を行う考えです。さらに独立就農に向けては、酪農・畜産農家の場合、莫大な初期費用が必要なことから、経営継承や新規就農に対する国の補助制度や貸付制度の効果的利用について、的確な情報提供と支援を行いたいと考えております。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)
質問 2番 中山義隆
重々承知な上の質問としたわけですけれども、やはり、これからは地域おこし協力隊にしても、担い手にしても、学ぶところがない、実践するところがないということが挙げられると思うんです。それと、自分たちの高校の時代では、名寄農業高校もあったり、いろいろなところで、旭農は今ありますけれども、酪農に関してはやっていないということで、いろいろなところで勉強、講習ができた、研修ができたということなんですが、なかなか、そういった感じの環境では今はないということで、市の人口を増やすには欠かせない職業の一つを中心としたやり方の教育方法があるのではないかなと自分は思っております。そんな中で、市の中長期的な考えの中で、計画の中で、こういうのを盛り込んでいただけるとうれしく思っておりますが、その辺の考えはないものとして考えたほうがいいのでしょうか。市長、どうでしょうか。
答弁 市長 渡辺英次
中山議員の再質問に答弁いたします。中長期的な考えについてないのかという御質問でした。もちろん、そういったことはございません。しかしながら、先ほど苔口議員にも申し上げましたが、特に今、中期的ではありませんが、今年度からの財政健全化実行計画ということで、今は新たに拡大する時期ではないとも考えております。しかし、一方では、つなげなければいけないもの、もしくは伸ばさなければいけないものもあると思っています。そういった意味では、まずは令和7年度までは、この実行計画を着実に推進することと、その後の中期的な展望につきましては、今後また議員の皆さんからも御提言をいただきながら、士別の未来を描きながら考えていきたいと考えております。以上です。