置戸町議会 令和8年第2回定例会 2026年3月15日
令和7年度置戸町農業の推移と施策について
2026年3月15日、置戸町議会の一般質問で、嘉藤均議員が「令和7年度置戸町農業の推移と施策について」質問し、町長 深川が答弁しました。
- 質問者
- 嘉藤均 議員
- 答弁者
- 町長 深川
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 嘉藤均
それでは通告にしたがいまして深川町長に質問をいたします。令和7年度置戸町農業の推移と施策についてでありますけれども、昨年の置戸町農業を振り返りますと順調な蒔き付けで推移をいたしましたが、その後の高温、干ばつの影響により、きたみらい農協置戸支所の集計では反収で大豆が5.6俵、スイトコーンが1トン400台と前年より大きく伸ばしましたが、他の作物は種いもが前年並みと健闘したものの、細麦の小麦、小粒のたまねぎ、規格外の多いばれいしょ、糖分は16.1度と上がりましたが、トン数を落としたてんさい等、主要作物で大きく反収を落としました。一方畜産では乳価の上昇もあり、生乳売上が伸び、肉用牛の売上増と好調で推移をいたしました。きたみらい農協置戸支所の組合員は畑作から酪農家まで形態が様々ではありますが、個人、法人合わせて現在66戸であります。このほかにも農協に参画していない農家も数戸おります。前段でのお話の推移を踏まえて、かなり厳しい組合員勘定の整理になるのでないではないかと心配をしておりましたが、たまねぎ、ばれいしょの令和6年度本生産が良好であったこと。それから令和7年度のいも、たまの大幅な減収から市場価格が高騰し、前渡金が過去最高となったことから組合員勘定集計では農業収入計で72億9,700万円と、いも、たまの清算方式が変わったとはいえ、過去最高の農業収88入の計となり、農業所得も前年を大きく上回る結果となりました。農業に携わる者として大変嬉しく思いますし、すべての農業従事者、関係機関、関係者の皆様に深く感謝と敬意を申し上げる次第です。また、令和7年度の置戸町農業振興補助事業では、小麦収穫機コンバインの導入ということで、オペレーターの減少や適期収穫の観点から高能率、高能力な機械を導入することができ、耕作者から高い感謝の言葉をお聞きしております。このほかにも有害鳥獣被害防止対策事業や各組織、組合に対する補助などなど、農業に関する町の施策が置戸町農業を大きく支えていると思いますが、町長の考えをお聞きします。
答弁 町長 深川
本日のサンデー議会に傍聴いただきまして大変ありがとうございます。 それでは一般質問にお答えしてまいりたいと思います。まずはじめに嘉藤議員の方からは令和7年度置戸農業の推移と施策についての質問でございました。 JAきたみらい集計によります令和7年度の農業収入は、先ほど嘉藤議員からも詳しくご説明がありましたので重複することもありますがご了承いただきたいと思いますが、農業収入では72億9,700万円と、前年度対比で11億4,300万円の大幅増となっております。ただし、これはたまねぎやばれしょなどの代金が従来の選果や保管、輸送などの賃料等の経費を差し引いて計上する清算方式から両建て清算方式、すなわち入れるものは入れる、出すものは出す。農産売上と賃料等の料金経費をそれぞれに計上する清算方式となったことから農業収入を大きく押し上げる要因となっており、逆に経費計上でも賃料料金計上が7億5,600万円増大し、農業支出も大幅増となり、単純には昨年からこんなに伸びたということで比較できないものであるということも農協からお聞きしております。各作物の収量は先ほど議員からもお話もありましたとおり、昨年9月の作況状況報告から変化はなく、干ばつ等により総じて果菜類の小玉傾向、収量減となりましたが、一方で各農産物の市場価格の高止まりや乳価の値上げで、全体では減収分以上の販売価格となり、過去最高の売り上げとなっております。結果、農業収入から農業支出を差し引いた農業所得でも対前年比34%、3億7,100万円増の14億6,700万円という統計となっております。各形態では円安による農業資材、機材、機械の高騰や労働力不足を補うため、大型機械や自動運転機械などの導入、生産コストは年々増大しており、経営環境が厳しくなる現状でありますが、昨年は大きな災害もなく、農作物全般の市場価格の高止まりで農業経営面では決して悪い年ではなかったというふうに私は思っております。確定申告が今進行しておりますが、データ上、まぁ農業家計の方ではどうなるかということはまだ結果出ませんが、まぁ総じて悪い年ではなかったというふうに思っております。作柄といたしましては、先ほど申し上げましたとおり、令和6年よりも反収は総じて落ちているものの、本町には灌水機能がありません。そのなかでもたまねぎをはじめ、どの作物でもJAきたみらい地区別平均を上回っており、これは長年培ってきた土地改良やその継続であったり、堆肥を活用した土づくり、各生産者の肥培管理の徹底など、たゆまぬ努力の成果でもあったと思っております。一方で、小雨、干ばつ傾向が続く中で、生産量の圃場間格差も顕著であるとお聞きしており、基幹産業である農業の振興安定のために町といたしましても国・道の有利な土地改良事業、補助事業など89の活用や有害鳥獣対策など、町単独でも施策を引き続き展開してまいりたいというふうに考えております。次に7年度の各種施策の成果ということでございますが、前述のとおり厳しい経営環境にありながらも、農業生産、所得ともに大幅な増額が図られましたことは先ほども申し上げましたが、農業生産者各自の努力と継続的な施策の成果であると思っております。本年度顕著なものを申し上げます。年度当初農業費は町単独事業や土地改良事業を含めて1億1,700万円の予算で当初走り出しましたが、その後各種定例会等で補正予算を行いながら対応してまいりまして、今回の3月の議会では各種事業の執行残の減額をした中でも、限られた財源の中でも予算を捻出し、補正予算で増額補正をしながら年度末農業費といたしましては1億4,100万円まで伸ばしながら農業振興を図ってまいりました。この間、スマート農業と緊急対策事業や麦、大豆生産技術向上対策事業、国費、道費の新たな事業を随時補正予算により農業者の要望に応え、JAなどとも連携を図り実施してまいりました。議員お話のとおり、当初小麦コンバインの省力化、天候に左右されない収穫作業の迅速化を図るために大型小麦コンバインの購入事業を町単独補助で実施する予定でありましたが、オホーツク総合振興局と協議を行い、地域づくり総合交付金を活用した緊急対策事業として購入経費の半額2,230万円まで補助金の増額が図られ、農業機械費が大幅に上昇する中で、農業者の負担の軽減が図られたと思っております。また、一方で昨週町内哺育育成センターにおいてはサルモネラ症が発生し、その際北海道、オホーツク総合振興局、家畜保健衛生場、NOSAI、JAきたみらい、北見市、訓子府町と共同で支援対策を講じ、4か月の期間を要しましたが、収束して受け入れをまた再開できることができました。これにつきましては関係機関の皆様のご尽力に感謝申し上げるところでございます。このような1年でありましたが、いいことも悪いこともありましたが、みんなで協力しながら苦難にも何とか対応しながらやってきたことが私の今年1年間の農業施策の成果だったというふうに私思っております。また、先ほど議員も言及されておりましたが、有害鳥獣駆除は猟友会とも連携を図りながら積極的な駆除を継続した結果、本年農業被害の速報値ではありますが、前年よりも5分の1以下の400万円台の被害ということで大幅な低減が図られております。年々成果が上がっていることに猟友会の皆様はじめ継続的な鹿柵管理や電気柵設置に取り組まれている農業者の皆様の努力の成果であるというふうに思っております。さて、国では新たな基本法に基づき農業構造転換集中対策として農地の大規格化、共同利用施設の再編集約、合理化、スマート農業技術、新品質の開発と生産性向上に資する農業機械の導入など、施設の整備や販路拡大を通じた輸出産地の育成など方針が示されております。置戸町内でも共同経営や法人化が進んでいることから、きたみらい農協とも連携を取りながら、多様で、そして足腰の強い農業形態の育成に町といたしましても継続的な施策展開と現状の課題を認識し、新たな農業施策に取り組んでまいりたいと思っております。以上でございます。
質問 1番 嘉藤均
今、町長の方から答弁をいただきました。本当に昨年については異常気象と言いながら置戸にとっては非常にこう有利な気象条件というのかな、今までになかなか置戸は中山間地で条件の不利なところだというふうな話がありましたけども、こういうふうに高温、干ば90つとか、そういう状況になってくると、今までのその土地改良とか堆肥の施してきたこととかありますけども、気象条件としても非常にこの置戸っていうところが逆に今の段階では恵まれてるような状況になってきたのかなというふうに感じておりますし、そういう情勢でもこれは北海道だけでなくて全国的な、そういう状況になっているというふうに感じているのは私だけではないと思いますが、そこら辺町長の方でその気象に関することでずい分変わったなと思われることはたくさんあると思いますけど、その辺のことを少しお聞かせください。
答弁 町長 深川
農業に限らず異常気象がこのように世界でいろんな災害を頻発させているような状況でありますし、本町私小さい頃に経験したって言いますか、記録されてるのであれば冷害でですね、作物が皆無になるというような新聞を、置戸タイムスの記事を近所のおじいちゃんが載ってる記事を読んだり、昔は冷害対策ということで、まぁ寒冷作物の振興ということもまぁ大きな課題だったし、水田もあったが、水田で米は穫れないので置戸から水田はなくなったというようなこともお聞きしてるなかで、このように異常気象で高温、そしてどちらかというと少雨の状況の中で、作る作物も変わってきてますし、品種改良もそれぞれまぁ違うステージで品種改良が高温でも強い、そして水が少ない場合でも耐えられるような品種改良はなされてるような時代というふうに思っておりますし、それにも増して農業者の機械化であったり農業に対する科学化ですか、そんなこともまあ進めていかなければならないなかでは、やはり天候だから仕方ないではなくて、それに対応した農業っていうことを進めていかなければならないと思ってますし、町といたしましてもそのような新たな取り組みに対する支援ということはこれからも必要になっていくし、やり方も変わっていくんだろうなというふうに認識しております。
質問 1番 嘉藤均
先ほどから、あの町長の方から歴史というか、昔水田があったと。確かに置戸町には400ヘクタール近い水田がありました。今ではゼロになっておりますけど、3年に1回穫れればいいかなと。冷害のこともあってそういう状況でありましたけども、もし今置戸に水田があったらこんな適地はないんではないかっていうふうに考えておりましたけども、本当に気候条件、気象条件っていうのが努力した人に報われるような形で今変わってきたなと、本当にまぁこんな地域を特定しては失礼ですけども、勝山とか拓実とか、そういうところは積算温度も低くてですね、普通の作物が穫れない状況だったんですけど、今ではそこが適地ということで、この置戸農業の生産にも大きく尽力されているということを大変嬉しく思っているところであります。そんななかでありますけども、今年の2月に牛舎火災がありました。突然の大きな災難に驚きを隠せません。火災に遭われた酪農家、ご家族の皆様には心より深くお見舞いを申し上げますとともに、未明にもかかわらず消火に当たられた多くの消防関係者、それからJA職員、酪農家、ましてや役場の職員の皆様にも感謝と御礼を申し上げる次第であります。どのような形になるかは分かりませんが、この道のりは結構厳しいことかなというふうに考えますけども、再生を望みます。町長の方からもこのことについてあれば伺いたいと思います。
答弁 町長 深川
私も議員おっしゃられたとおり、2月11日未明発生いたしました牛舎火災、こ91れは甚大な被害を被られた酪農家がおられます。その酪農家に対しまして心からお見舞い申し上げますとともに、再建に向けまして町といたしましてもできることがあれば協力をしてまいりたいというふうに考えております。先ほども申し上げましたが、サルモネラ症も去年発祥農場があります。そんなことで農家では防ぎきれないような、このような被害も火災も原因がまだ判明しておりませんが、このような時にどうしていくかということをやはり助け合うことも大事ですし、町といたしましてもどうしていくか、支援対策をどうするかということを想定はあまりするものではないのかもしれませんが、やはり町といたしましてはそういうことに対応する、できるようなことを即時的確に行ってまいりたいというふうに思っております。
質問 1番 嘉藤均
そういうことはなかなかこうあってほしくないというふうにいつも願ってはおりますけども、やっぱり数十年に1回とか半世紀に1回ぐらいそういうことが発生して今まで来ました。そんななかで、なかなかそういうことに対応することっていうのはできないような状況が続いておりましたし、それをもとに農業経営を断念する方も中にはおりました。まぁそんななかでこう保険とか国の政策とか町の施策である程度そういう救済できるようなことがあればいいかなというふうにもずっと思っておりましたけども、今回こういう形で残念な結果でありましたけども、これを機にですね。北海道や国に対してもですね、町長の方からもそういうことがあった町として救済できるようなことを政策として持ってもらえるようなことを町長の方からも国や道に訴えてほしいというふうに考えておりますけど、その辺はいかがでしょうか。
答弁 町長 深川
なかなか被害を受けた分の保証ということは難しいんだろうと思いますが、再建に向けたいろいろな支援策ということを国にも要望してまいりたいと思いますし、先ほど申し上げましたサルモネラの発症につきましても、法定伝染病ではないことから地元の関係機関で協力して、なんとか相当金額がその予防対策、そのあとの蔓延対策に費用がかさみました。その支援対策を先ほど申し上げました各JA、それから北見市、訓子府町、置戸町で講じましてなんとか次の営農、それから再開に向けて支障とならないような支援策を講じてまいりましたが、これはやはり大きくなれば、経営が大きくなればなるほどその被害額っていうのは大きくなることもありますので、そのようなことを紹介しながら、国へ道へ要望してまいりたいというふうに思ってまいります。
質問 1番 嘉藤均
令和7年度の施策等々っていうことで伺いましたし、今はその被害に遭われた、災害に遭われた酪農家に対する補助っていうか、助成なり思いということをも町長からお聞きしました。新年度であります令和8年度の町の施策もですね、最大限に活かされてですね、豊饒の秋を迎えられることをご期待申し上げて私の質問を終わります。