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士別市議会 令和7年第4回定例会 2025年12月9日

士別市農業・農村活性化計画について

2025年12月9日、士別市議会の一般質問で、中山義隆議員が「士別市農業・農村活性化計画について」質問し、市長 渡辺英次、経済部長 坂本英樹が答弁しました。

質問者
中山義隆 議員
答弁者
市長 渡辺英次、経済部長 坂本英樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 11番 中山義隆

第4回定例会一般質問について、士別市農業・農村活性化計画について。士別市における令和4年、2022年から令和7年、2025年の第4次計画食料・農業・農村基本計画及び北海道農業・農村振興推進計画の成果と課題についてを題といたします。第3回定例会での渡辺市長の所信表明において、4年前の市長に就任してから激動の歳月で多くの変化と挑戦が続き、日常生活を大きく変える燃料価格の高騰、物価コストの増加で、農業に対しても肥料や飼料をはじめとする生産資材の高騰、さらに円高も加わり、本市の基幹産業である農業経営を直撃し、大変な時期でしたことの説明。また、2期目の表明の柱では、8つの柱を挙げられ、その中で農業に関しての柱では、本市の基幹産業農業への課題、農家戸数の減少や従事者の高齢化、慢性的な担い手、後継者不足で経営形態が大きく変化している状況です。そこで、本市の活性化計画において、計画の基本目標を持続可能な生産体制の確立として、4つの柱として、人づくり・農村づくり・土づくり・収量アップが挙げられています。計画期間での成果として、どのように本市が力を入れて達成できたかをお伺いいたします。この計画は、作付面積や作付状況、作物などについては、6年前の資料で始まり、現在とは異なる部分があり、本来の資料としては難しいものがありますが、令和4年から令和7年までの数値目標として、持続可能な生産体制の確立を達成するための数値目標では、新規就農者確保数が本当に確保されたのか、排水性向上対策、暗渠施工は計画期間内に達成できたのか。また、土づくり対策では、堆肥・緑肥施用面積は達成できたのか。また、種子馬鈴薯採取・採取圃設置事業は達成できたのか。また、GPSガイダンス活用面積は達成できたのか。また、主な関連事業として、農村づくりの柱として、多面的機能支払事業は共同で取り組む地域活動へ交付できたのか。人づくりに対して4項目、農村づくりに対しては2項目、土づくりに対しては4項目、また、収量アップには10項目、これらの関連事業の達成状況をお伺いいたします。そこで、豊かな魅力ある農村を目指し、国の改正基本法に基づく食料・農業・農村基本計画や北海道農業・農村振興推進計画などを踏まえ、本市の第5次士別市農業・農村活性化計画で、農業振興を進めるとされています。実現に向けての施策として、農業生産基盤整理の強化、さらに、士別市農業・農村担い手支援規制や国の支援制度の活用により、担い手の確保・育成を進めるには、具体的に本市が力を入れ、進めるのかお伺いいたします。また、特産品の開発や付加価値向上についても、関係機関との協議・検討されているようですが、具体的に予算づけまでの考えをお伺いいたします。次に、国の改正基本法に基づく令和7年4月11日に閣議決定された新たな食料・農業・農村基本計画において、食料安全保障の確保で農業の持続的な発展として、食料の安定的な供給から3つの附帯的内容として、国内の農業生産の増大、食料自給力の確保、その中で農地・人・技術・生産資材・目標農地の確保面積として412万ヘクタール、サステナブルな農業構想で49歳以下の担い手数を2023年水準で4.8万を維持、生産性向上として労働生産性・土地生産性を見て、1K当たり生産量を1.8倍、生産コストの低減として、米1俵当たりの生産量15ヘクタール以上の経営体で1万1,350円から9,500円を目標とされている。そこで、本市が国の政策を重視しながら進めるのは、本市本来の農業が持続されるのかお伺いいたします。米の高騰価格における農地総量の確保、サステナブルな農業構想の構築、生産性の根本的な向上による食料自給力の確保。そうした中で、水田を対象として支援する水田活用直接支払交付金の作物ごとの生産性向上等への支援へ転換し、水田政策を令和9年度から根本的に見直し。低コスト生産で輸出向け産地を新たに育成するとともに、海外向け需要拡大を推進し、米輸出のさらなる拡大。規模の大小や個人・法人などの経営形態にかかわらず、農業で生計を立てる担い手を育成・確保し、農地・水を確保するとともに、地域計画に基づく担い手への農地の集積・集約化を推進。親元就農や雇用就農の推進により、49歳以下の担い手を確保するサステナブル農業構想の構築。生産コストの低減、農地の大区画化、情報通信環境の整備、スマート農業技術の導入、DXの推進、農業支援サービス事業者の育成、品種の育成、共同利用施設等の再編集約・合理化等を推進。国内の資源の肥料利用拡大、化学肥料の原料備蓄、主な穀物の国産種子自給、国産飼料への転換を推進し、生産資材の安定的な供給を確保など、食料安全保障を実現する観点から、初動5年は農業の構造転換を集中的に推し進めることになった。このことについて、本市の第5次士別市農業・農村基本計画にどのように当てはめて計画を組み立てるのかをお伺いいたします。さらに、第7期北海道農業・農村振興推進計画素案の概要としては、本道農業・農村を取り巻く社会情勢、本道農業・農村の動向と将来の展望、本道農業・農村の潜在力、本道農業・農村の役割が挙げられています。その中で、本道農業・農村の動向と将来展望について、本市の考えや動向予測の展望をお聞きします。また、酪農・畜産についても、クラスター事業や持続可能についての本市の考えをお伺いいたします。国や道の動向を注視し、本市の農業や酪農・畜産を持続することのできるパイプ役の市長の御意見もお伺いしたく思います。以上をもって、質問とさせていただきます。 (降壇)

答弁 市長 渡辺英次

中山議員の御質問にお答えします。初めに、第4次士別市農業・農村活性化計画の成果と達成状況についてです。現計画は、持続可能な生産体制の確立を目指すため、人づくり、農村づくり、土づくり、収量アップの4つの柱に据えて、各種施策を推進しています。人づくりの取組としては、農業の担い手育成を図るため、農業・農村担い手支援規則に基づく各種支援を実施したほか、新規参入者の確保に向けて、就農相談会への参加や道内大学等でのPR活動を実施しました。また、地区の受入れ体制構築に向けて、農業者やJA北ひびき、普及センターなどの関係機関と連携し、就農研修者を受け入れるための体制を整備したところです。農村づくりにおいては、国の制度を活用し、各地区で多面的機能の維持に関する共同取組活動などを推進しました。土づくり、収量アップでは、寒冷地における基幹作物であり輪作体制に欠かせない甜菜などの生産振興、道営中士別地区土地改良事業、畜産担い手育成総合整備事業による基盤整備を基本に、農作業の効率化と省力化を図るため、関係団体と連携し、各事業の円滑な推進に努めてきました。さらに、有害鳥獣による食害防止のほか、中山間地域等直接支払交付金を活用し、安全で良質な農産物の安定生産と収量、品質の向上を目指して、暗渠排水管敷設事業や堆肥使用などの取組を総合的に推進してきたところです。こうした中、持続可能な生産体制の確立を達成するため、全4項目の数値目標を掲げています。現在も計画期間内ではありますが、数値目標の達成状況については、新規就農者確保数及びGPSガイダンス活用面積については目標値を達成する見込みとなっており、土づくり対策については、目標値をおおむね達成する見込みです。一方で、排水性向上対策については、近年の物価高騰により工事費が増加傾向にあり、排水対策の取組が減少傾向であることから、目標値を下回る見込みとなっています。そこで、各種施策の達成状況についてです。現計画では、推進事項として全15項目の関連する主な取組として全50項目を掲げており、毎年評価を行っています。評価方法としては、事業実施状況や担当課としての判断、さらには、今後に向けた課題及び改善点等を踏まえ、A評価は実施、B評価はおおむね実施、C評価は一部実施、D評価は未実施の4つの区分で評価を行い、農業・農村活性化審議会で検証をしています。評価結果については、令和6年度末でA評価が9割、B評価が1割であり、全体的には達成できたものと捉えており、関連事業においても同様の評価と考えています。また、関連事業の一つであります多面的機能支払事業の交付金は、市を通して14の活動組織に適切に交付されています。次に、担い手の確保・育成についてです。本市では、農業従事者の高齢化や後継者不足により、農家戸数や農業人口の減少、農村環境や地域コミュニティの維持、遊休農地の発生も懸念されており、農業の維持的な発展にとって大きな課題となっています。こうした状況を踏まえ、将来の担い手確保に向けて、新規就農者支援や支援体制の整備を進めており、今後においても担い手の確保・育成を重点施策として捉え、継続して進めていく考えです。特に、特産品の開発や付加価値向上に向けた取組についてです。本年第3回定例会において、大西議員の一般質問にお答えしたとおり、8年度は庁内や関係団体などとの協議・検討、さらには、他自治体の取組事例などの情報収集を行い、今後の方向性を見極めた上で、9年度以降の取組において助成制度を構築するなど、検討を進めながらニーズの高い特産品の開発と本市のPR、そして全国から応援されるまちを目指していく考えです。次に、国の政策を重視した本市農業の持続についてです。国の新たな食料・農業・農村基本計画は、食料・農業・農村を維持・発展させるための施策の方向性を具体化したものであり、本市としてもこれらを十分に踏まえながら施策を展開します。一方で、本市の農業が長年培ってきた特徴や強み、地域の実情は、国の政策だけでは十分に反映されない部分もあります。このことから、本市では国の制度や支援を最大限活用しつつ、地域特性に応じた本市独自の取組を組み合わせながら、地域農業の持続に努める考えです。次に、第5次士別市農業・農村活性化計画の策定についてです。計画の策定に当たっては、現計画の検証と国や道の計画等を踏まえ、本市の実態に即したものとする考えです。本計画では、基本目標に豊かで魅力ある農業・農村を目指して、を挙げ、持続可能で、地域に根差した農業の持続的な発展と、活力にあふれた豊かで住みよい農村の創造を通じて、次世代に誇れる魅力ある農業・農村の実現を図ることとしています。また、現計画では4つの施策の柱としていましたが、これらを一部集約し、人づくり、土づくり、持続可能な生産体制の3の柱を重点項目に設定しました。さらに、各項目に推進事項を設けながら、主な取組を進める考えです。また、数値目標については、現在策定中の士別市まちづくり総合計画の農業分野で掲げた内容との整合と図りながら、盛り込む項目を精査したところです。第5次計画の策定については、本年11月に農業・農村活性化審議会を開催し、計画の内容について協議をいただき、12月からは各地区において、農業者等を対象に意見交換会を実施しています。そこで寄せられた意見を踏まえ、来年1月のパブリックコメント実施後、再度、審議会の協議を行う中で、8年3月の策定を目指します。次に、第7期北海道農業・農村振興推進計画における本市の考え方と展望についてです。本市農業をめぐる情勢については、全道各地の自治体と同様に、農家戸数の減少や農業従事者の高齢化が進み、集落機能や労働力に影響を及ぼしています。加えて、経営規模の拡大や生産性は向上しているものの、物価高騰による資材高騰、病害虫や有害鳥獣被害への対応が求められ、農畜産物の安定供給と自然環境の保全の持続に関しても課題となっています。このような状況の中、地域の自然条件を最大限に生かし、収益性の高い農業を継続的に発展させながら、豊かな農村環境を次世代へと引き継いでいくことが必要であると考えています。また、酪農・畜産における安全・安心で良質な畜産物の安定供給と経営の安定化を図るためには、畜産クラスター関連事業などとの各種事業を活用した施設や計画的な飼料基盤の整備等を実施し、収益性の向上を図ることも重要と捉えています。このような考えの下、第5次士別市農業・農村活性化計画を基本として、次世代の農業者をはじめ、多様な担い手がそれぞれの強みを生かしながら活躍し、従来から持つ農村の潜在力を発揮することで、安全安心な食の安定供給や豊かな農村景観の保全を図り、地域経済を支える力強い農業の確立を目指してまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

質問 11番 中山義隆

いろいろな計画の中で、これから予算も組まれるかなとは思いますけれども、やはり、生産性向上を上げるための土地改良区画整備事業については、私も経験上、かなり収益を上げられるなと。それと、労働力の確保やなんかできるなとは思っているんですが、担い手となる人の育成について、やはり本市がもう少し力を入れて、残っていただける人材を確保するのが第一条件かなとは思っております。それに加えて、同時に区画整備、土地整備、それを行っていくことが第一条件かなとは思っております。それについて、もう少し詳しく聞きたいと思っております。また、計画事業の中でも馬鈴薯についてなんですが、現場の種子の補助金についてなんですけれども、種子の補助金を出していますが、現場に行きますと、その補助金もしかり、やはり、事業を行う時点での農薬の散布について、やはりかなりの労力を要すると。それと、採取、病気の抜取り、それに対して労力を確保しなければならない。そういった中での、少なくとも労働的に補助できないことなどから、それの少しでも人件費の賄える、また、農薬の賄える、そういう予算も組んでいただければと、予算の中で思っている声も上がっているところで、そこら辺のお考えもお聞きしたいと思います。あと、さらにもう一つ、12月3日の農業新聞に書いてあったんですが、畜産クラスター事業についても再検討するという具合に書かれておりました。それはなぜかというと、やはり農水省も酪農畜産農家の収容性を高めるためとして、酪農分野の制限、今まで制限があったことを外して、牛舎整備事業や機械導入時に対しての頭数の制限があったらしいんですが、それを除外すると、外すという計画に至っているということなんですけれども、このことについて、いち早くやはり本市が携わっていかなければ、今の酪農・畜産についてでも戸数が年々減少していることから、そこら辺の力の入れ具合の度合いをお聞きしたいと思いまして、再質問とさせていただきます。

答弁 経済部長 坂本英樹

再質問にお答えいたします。今、中山議員のほうから土地改良ですとか、担い手づくり、そういったものが非常に重要だというお話がありました。今、第5次農業・農村活性化計画を策定中でありますけれども、議員のおっしゃるとおり、重要施策としましては、人づくりというところを重点に置きながら、また、総合計画のKGIにつきましても、人づくりの部分を掲げて農業の振興を進めていきたいと考えています。生産者がいないと農作物は育ちませんし、基幹産業であります士別市の農業も衰退していくということでありますので、その部分に対する支援策等も今後充足するような形で考えていきたいと考えています。また、馬鈴薯の話もございました。現在、病害虫防除の対応につきましては、北海道農業改良普及協会が発行しています北海道農業生産技術体系によるもので、生食用については7回、それと種子馬鈴薯については10回を行うようなことで指針が出ています。本市もこの部分に合わせて各生産者が対応を取っているところであります。そういったものへの助成ですとか、対応をというお話でありましたけれども、現時点ではこのような除害に対しての助成は予定はしていないところでありますけれども、本市としましては、令和4年度より種子馬鈴薯生産者の増加を目的としながら、新規の生産者に対して3年間に限り購入価格に対する補助の拡充を行ってきているところです。馬鈴薯の安定的な生産振興を図るためにも、馬鈴薯の生産支援について今後も検討し、JA北ひびきとの連携、そして馬鈴薯生産者の確保を図れるように努めていきたいと考えています。また、酪農のクラスターの話もございました。情報的なものも、農業新聞を私たちも拝読しながら情報収集にかかっているところです。これまでも本市で制定しています畜産酪農収益力強化総合対策基金等事業、畜産酪農収益力強化整備等特別対策事業というもので、施設の整備事業ですとか、機械の導入事業について助成を行ってきています。このような取組も国の指針も踏まえながら、充足するようなことを検討していきたいと考えています。以上です。

質問 11番 中山義隆

また、市長からも部長からも回答いただきましたので、また私も地元に帰りながら、そういう形で進めていきたいと思います。ともあれ、やはり上に向かって言える立場ということで、市長や何か、そういう場を体験できると思いますけれども、それ以上に、やはり士別市の現場を一度、部長も現場を見ていただければ、僕は一番いいかなと思っているので、最後にそれを伝えて終わります。

出典:士別市議会 令和7年第4回定例会 2025年12月9日 議事録 PDF(22ページ) 間違いを知らせる