士別市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月11日
持続可能な社会及び、市政の運営と提案
2024年12月11日、士別市議会の一般質問で、中山義隆議員が「持続可能な社会及び、市政の運営と提案」について質問し、市長 渡辺英次、建設環境部長 藪中晃宏が答弁しました。
- 質問者
- 中山義隆 議員
- 答弁者
- 市長 渡辺英次、建設環境部長 藪中晃宏
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 4番 中山義隆
第4回定例会に当たり、一般質問を一問一答方式で行いたいと思います。昨年、一昨年の定例会と同じような質問と重複する場面もありますが、再度リベンジの質問という内容なので、御理解のほどよろしくお願いいたします。持続可能な社会及び市政の運営と提案について。今回の報道の中で、人口減少に伴い、施設の老朽化も踏まえ、施設の有効活用を考え、施設の統廃合の考えを示しました。このことについては感慨深いものがあります。公共施設については、高齢化と人口減少に伴い、時代の流れの中、合理的に考えていかなければならないということは、果たして市民への住みよいまちになっていくのでしょうか。また、市民へのサービス提供がおろそかにならないのでしょうか。こういった点も不安でございます。根拠になった要因としては、時代とともになってきたのか、また、このまちに魅力がないのか。人口減少、時代の流れ、そういったことだけの考え方をお聞きしたいと思います。サービス提供を一つ取り上げてみます。欧米諸国の他国では人口増加に伴い、公衆衛生に対してはあまり進んでいない国もありますが、本市については、平成22年度農村振興再生可能エネルギー導入支援事業のうち、低炭素むらづくりモデル事業を導入し、その当時のモデル事業の事業実施主体として、ハード事業概要として太陽光発電システム設置整備、バイオマス資源堆肥化施設の省エネ化整備として挙げられております。特徴としては、従来から堆肥化を行ってきた家畜排せつ物、下水処理場の汚泥に加え、これまでの埋立て焼却処理等により活用されていなかった選果場の野菜残渣や家庭生ごみ等の堆肥化をし、バイオマス資源として活用、施設整備により堆肥発酵方式から強制発酵方式の施設に更新することで、発酵過程で発生するメタン、CH4、または一酸化二窒素、N2Oの排出を削減することで温室効果ガスの排出削減効果が出されると事業開始まではかなりの議論は交わされたことでしょう。平成24年第2回定例会の報告の中で、国の低炭素むらづくりモデル支援事業を活用し、本市で発生する生ごみ、野菜残渣、下水汚泥等の廃棄物を堆肥化した上で農地に還元することを目的とするとされ、現在に至っているところと思いますが、令和4年第4回定例会に質問させていただきましたが、その当時の資料の中で人件費、その他経費を除き、堆肥生産だけの決算を見て、平成25年度の副資材としては、もみ殻、おがくずの購入額が約214万6,000円ありました。そのときの搬入量の生ごみ1,305トン、野菜残渣が622トン、下水汚泥として981トン、雑木類が34トン、そこでできた生ごみ、野菜残渣としては、本市ではキッチンりぼんの生産量が80トン、下水汚泥、本市ではエコみち君241トン、販売額にしてはゼロ。翌年26年度の副資材額が、もみ殻、おがくずで合わせて約296万5,000円、搬入量が生ごみ1,730トン、野菜残渣として391トン、下水汚泥として900トン、雑木類にして43トン、製品販売額がキッチンりぼんで約91万7,000円、エコみち君で26万7,000円、両方合わせて販売額が118万4,000円。頂いた資料の中で、令和元年には副資材購入額が372万7,000円、販売額が約98万8,000円、令和2年度、副資材購入額は317万1,000円、販売額として116万6,000円、令和3年度、副資材として購入額が292万7,000円、販売額として89万1,000円、このようなことでは収支が成り立っていかないのではないでしょうか。普通に考えても経費倒れではよくならないのではないでしょうか。財政健全化の実行計画の手前、このままでは改善の余地がないのではないでしょうか。お考えをお聞きいたします。今年11月に堆肥製品置場から出火、聞くところによると、堆肥製品の堆積が火元と聞いております。堆肥生産には製造過程で発酵熱が発生する、切り返しを数多く行っていても、冷えているように思っていても発酵熱が発生しやすいので、冷却と堆積高さを考えなければならない。本市の施設では場所的にスペースが足りないので、火元につながったのではないかと思います。そこで、昨年の定例会でもお話しさせていただいたことがあります。再度お尋ねします。スペースよりも商品効果価値のある堆肥の生産を行い、計画にもあったように、地元農産物に還元できる安心安全な堆肥を作り、販売できる製品を行うべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。以前、ペレットのお話をさせていただきましたが、納得、理解されなかったのでしょうが、いま一度考えるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。また、参考までに話題にしますが、下水汚泥由来の肥料が対象となることなどから、公定規格には汚泥肥料とされるものがあり、肥料成分の保障ができない。そこで、農水省は肥料成分を保障する新たな公定規格を、菌体リン酸肥料をつくった。対象は、下水汚泥を堆肥化したものの汚泥の焼却灰、有効成分のリンを1%以上含み、ヒ素や水銀などの有害成分の供用率を下げるとの基準を設けた。肥料成分が基準を満たしていることなどから、担保するために年4回以上の成分を分析し、義務化にすることになっているようです。また、農水省は、昨年8月に下水汚泥資源の肥料利用シンポジウムを行い、肥料をめぐる現状について分析データを基に行い、肥料資源各経費の増加に伴い、食料品等の物価高騰対策に対応するために緊急パッケージを令和4年11月に食品安定供給・農林水産業基盤強化本部決定事項として、①下水汚泥資源・堆肥等の利用拡大によるグリーン化の推進と肥料の国産化・安定供給に予算づけとして、下水汚泥資源の肥料利用の推進、これは国土交通省の予算案ですが、30億円。この内容としては、下水汚泥資源の流通経路の確保等に向けたマッチングや施設整備、PR等を支援。もう一つは、ペレット堆肥流通・下水汚泥資源等の肥料利用促進技術の開発・実証、これは農林水産省の予算の中で10億円。これについては名前のとおり、ペレット化した堆肥の広域流通や下水汚泥資源を原料とする肥料の製造効率化の実証等の支援。もう一つが、国内肥料資源利用拡大対策、これも農林水産省の資金です。これは100億円。家畜農家、肥料メーカー、耕畜農家等の連携による国内資源の利用拡大に向けた取組を支援するなどと、こういう事業があります。この事業について、考え方として今のままでの経営運営では人口減少とともに資源は減るのではなく、増えるばかりだと思います。処理等には経費がかさむ、サービス事業としては成り立たない。そういったことから、この持続可能な施設運営についてのお考えをお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 (降壇)
答弁 市長 渡辺英次
中山議員の御質問にお答えします。最初に、私から人口減少と行政運営の具体的な考え方について答弁申し上げ、資源の堆肥化については建設環境部長から答弁申し上げます。平成17年9月の旧士別市と旧朝日町との合併時において2万3,000人を超えていた本市の人口は、その後、減少を続け、本年11月末現在で1万6,489人となり、およそ3割の減少となっています。国立社会保障・人口問題研究所の分析によれば、2050年における本市の人口はおよそ8,000人と推計されており、全国の大半の自治体において人口減少が続くと思われますが、人口減少はもはや国全体の問題であり、1自治体が行える対策には限界があることから、国による抜本的な少子化対策が必要であると考えています。人口減少により、地方税収や地方交付税が落ち込む一方で、少子高齢化の進行から社会保障費は増加し、市の財政状況はさらに厳しさを増すこととなります。これまでも本市のみならず、全道市長会や全国市長会を通じて、国に対して東京一極集中の是正や地方に対する財政等の支援、地方税財源の拡充、確保などについて要請活動を行っており、地方創生推進費の確保など一定の成果は得られていますが、引き続き国に対し、地方財政に対する多角的で多方面にわたる支援措置を求めてまいります。こうしたことを踏まえ、今後の公共施設の在り方については、人口減少や少子高齢化の進展に伴い、公共施設の市民ニーズも変化していくことが見込まれることや、施設の更新、長寿命化等については、大きな財政負担も伴うものでありますので、これらの点を踏まえ、公共施設マネジメントを適切に進めていくことで、計画的な財政運営を行う必要があると認識をしています。また、人口減少が進むものの、これまで磨いてきた本市の個性を生かしつつ、住みよいまちづくりを引き続き進めていく必要があると考えています。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)
答弁 建設環境部長 藪中晃宏
私からバイオマス資源堆肥化施設についてお答えいたします。施設の収支における考え方についてですが、令和4年第4回定例会で中山議員の質問に答弁いたしましたが、バイオマス資源堆肥化施設は資源循環型施設であり、地域から出る生ごみや野菜残渣、下水汚泥などの廃棄物を有効利用し、温室効果ガス排出削減といったゼロカーボンの取組を進めるなど、環境に配慮した施設として運営をしております。市民や事業者の方に使用料を一部御負担いただいており、エコみち君で申し上げますと、現在の価格が1トン当たり1,500円で販売しておりますが、販売可能数量が約200トンでありますので、全てを販売いたしました場合、約30万円となります。仮に収支の均衡を図るためには1トン当たり約15万円で販売することとなるため、利益が出る施設ではないということを御理解いただきたいと思います。これまで本市の農業者から堆肥購入の実績はございませんが、スペースの確保や扱いやすさを前提としたペレット化の生産については、品質を保持し、一定期間保管するため、水分量を今以上に減らすことや、さらなる作業スペースの確保、機械の導入、新たな施設の建設など、設備投資を伴うこととなります。施設を建設した場合、約2億円以上かかることが想定をされ、この額を含めた場合の販売価格はさらに高額となり、現実的ではない金額と考えます。持続可能な施設運営につきましては、人口減少とともに、生ごみや下水汚泥の受入量は減ってきており、それに伴い、製造する堆肥の量も減少してきていますが、より多くの方に堆肥を利用していただき、循環型社会を実感していただけるよう努めてまいります。また、設備に関しましては、点検や修繕等による延命対応だけではなく、生ごみに異物が混入しないよう、市民や事業者の皆さんに御協力をいただくことで、機械のトラブルを減らすことができ、経費の削減にもつながることから、広報などを通じ啓発をしてまいります。以上のことから、繰り返しとはなりますが、本施設は脱炭素社会、循環経済等を目指す地球温暖化対策の取組の一つとしての位置づけであり、家庭や事業所から排出される廃棄物の有効活用と循環型社会の実現に向け、行政が応分の負担をしていくことは当然の責務と考えておりますので、今後も市民の皆さんの御理解と御協力をいただき、環境に配慮した施設としてゼロカーボンの取組を進めてまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)
質問 4番 中山義隆
少し進歩ある答弁かなとは期待したのですが、前回と同じような答弁で少しがっかりしております。そういうところから言うと、やはりそれは財政健全化といえども、生ごみ等については減ることなく増えていくと思うのですが、そういったことに対しての努力をするという観点の言葉がなかったのと、それは今後ずっとそのような考えでいくのであれば、市民に理解を求めて、負担を市民がしながらという考えは、どうも努力が足りないのではないかなという考えに思うのですが、その点についてもう一度お聞きしたいと思います。それと、先ほど後半に言いました、国もこのことについてはしっかりと考えている、農水省、また国土交通省についても考えていることに対しての答弁がなかったということは少し残念かなと思いますが、今日の農業新聞にも書いてありました、施設、今回の出火のことについても触れてはくれなかったのですが、どうしてそういう具合になったかということも私のほうから述べたわけなのですから、それに対しての今後の対策という考えは今はなかったのと、それと施設等々、副産物や何かの施設等も足りないということなのですが、副産物の施設等については、もみ殻提供される農家もいるのですが、それの圧縮板というのが今日の農業新聞に書かれておりました。それは青森県のほうでやられているみたいなのですが。そういった考えを一つでも取り入れながら、または回転よく売れる堆肥を作る、それの経費を少しでもそういう売れる堆肥を作りながら補うという姿勢が本当は欲しいのですが、そのことについてもお聞きしたいと思います。それをまず聞きたいと思います。よろしくお願いします。
答弁 建設環境部長 藪中晃宏
再質問にお答えいたします。先ほど答弁申し上げましたとおり、人口減少とともに、生ごみですとか汚泥に関しましても減少していくと考えております。現に数年来、人口が右肩下がりで減っておりますが、施設に搬入される生ごみの量ですとか汚泥の量につきましても同様に下がってきていますので、ますます増えるとは考えてございませんし、経費につきましては、生ごみで申しますと袋の購入ということで一部を負担していただいておりますが、全てを市民の方にお任せするのではなくて、応分の負担は行政が行うと。市民が出す廃棄物についての責務を負っていると考えておりますので、今後もそのようなことでやっていきたいと思います。それから肥料高のことですけれども、私どももちょっと調べてみましたが、ウクライナはじめ世界情勢が不安定になって、国内に入ってくる輸入する肥料が品薄になり、高騰になったということで、一躍汚泥堆肥も脚光を浴びるようなことがあったわけでございますが、市といたしましては、もう10年以上前から汚泥の堆肥、厳密に言うと30年以上前から温根別地区で汚泥の堆肥、地域の方、それから農協の方に御協力いただきながら堆肥を生産して、一部地域の方にも還元しながら利用していただいております。先ほど申し上げましたとおり、最近では農業者の方の購入が皆無といったことで、売れないということで議員にも御心配をおかけしているところでございますが、申し上げましたとおり、汚泥の生産量でいきますと大体1,000トン近く入ってくるのですが、生産量が200トンから250トンいうことで、戻し堆肥を抜きますと大体200トンぐらいしか販売するものがございません。畑で言いますと大体2トンから3トン農地に入れるかと思いますが、そうなると10町分ぐらいしかないといったことで、農業者の方に使ってはいただきたいのですが、量的にはちょっと難しいかなと考えておりますので、小袋にして市民の皆さんにぜひ御利用いただきたいと考えております。それから、国の制度も、先ほど言いました肥料がないと、高いといった状況を踏まえて国が動き出した制度ですけれども、初期投資のモデル事業的な補助が多くて市が既に導入している、それから既に販売をしているといったものには、この補助が該当しないということでございますので、また行政ではなくて農家の方ですとか、汚泥を扱っている業者の方が取り組むといった補助メニューとなっておりましたので、本市には該当しないのではないかなと考えております。それから、出火の話ですけれども、議員のおっしゃるとおり、高さが積み上がり過ぎまして内部が高熱になって、火は出ておりませんけれども、発火をしたということでございます。汚泥が定期的に士別の下水処理場、それから朝日の下水処理場から搬入されるのですが、士別の下水処理場分の汚泥が一時止まりまして、物が入ってこないということで戻す堆肥を使わなかったと。その間、堆肥が上に積み上がった結果、これは想像ですけれどもそれで発熱したのではないかと考えております。現在、朝日、士別双方から定期的に汚泥が入ってきますので、堆肥製造のための戻し堆肥を製品から順繰り使っておりますので、高さは以前同様の高さになっておりまして、発火になるような熱がないものと考えてございます。以上です。
再々質問 4番 中山義隆
再々質問ということで、エコみち君についてはトン当たり1,500円ということで、これは市外に販売しているというのは聞いていますが、それが本当なのかどうかと。それともう一点は、もし今の段階で市が売れる堆肥にはあまり力が入らない。それと、このまま原料が減っていくだろうという見込みであるのであれば、もしそれが民営化ということも視野にはいかがなものか、それを聞いて、この問題を終わりたいと思います。
答弁 建設環境部長 藪中晃宏
一部市外への販売ですけれども、販売してございます。下川のほうにエコみち君を運びまして使っていただいております。それから近隣で言いますと近隣3町にもお配りをしている状況がございます。民営化、ちょっと直接はつながらないかと思うのですけれども、民営化については考えていないとは言いませんけれども、将来的にはということも視野に入れながら業務を遂行しておりますけれども、現状、直営で運営しておりますので、極力経費をかけずに物が生産できて、そして売れるものが全て売れればいいのですけれども、なかなかそういった状況にないということでございますので、そういった努力は欠かさず行ってまいりたいと思いますので、御理解いただきたいと思います。以上です。