士別市議会 令和7年第3回定例会 2025年10月22日
士別市のヒグマ対策、環境対策について
2025年10月22日、士別市議会の一般質問で、中山義隆議員が「士別市のヒグマ対策、環境対策について」質問し、市長 渡辺英次、経済部長 坂本英樹が答弁しました。
- 質問者
- 中山義隆 議員
- 答弁者
- 市長 渡辺英次、経済部長 坂本英樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 11番 中山義隆
令和7年第3回定例会において、一般質問を行いたいと思います。今回は士別市のヒグマ対策、環境対策についてです。まず1番目に、ヒグマ対策に対する環境整備について述べたいと思います。近年、北海道をはじめとする道東各地でヒグマの被害が増加している中、ヒグマの被害がエスカレートし、どうもうな動き、行動になっています。一例を挙げますと、近年報道情報によりますと、ヒグマ出没が相次ぎマラソン中止、これは日高管内、浦河町、また、浦河町浦河ピスカリマラソンが熊の被害により大会中止。40年以上の大会の歴史の中で初めてと報道されております。また、東北、秋田県大仙市では80代女性が顔などを引っかかれての被害があり、岩手県北上市では、キノコ狩りの中、行方不明になり、山中で遺体で発見。また、宮城県栗原市では、4人のキノコ狩り中、女性2人が熊に襲われ、1人遺体で発見。1人は今もまだ捜査中ということです。北海道でもヒグマの被害が相次いでいる。記憶にも新しい7月12日には、北海道福島町での新聞配達員が襲われ死亡。この事件は福島町内で4年前に女性を襲った熊と同一の可能性があるとも言われております。また、朱鞠内湖での釣り人が熊に襲われた事件。渡島管内八雲町熊石泊川町の住宅で玄関風除のガラスが破損被害に遭われております。また、近郊では、士別市朝日町でのハンターが襲われた事件、岩尾内湖での白樺キャンプ場での親子熊3頭の目撃、キャンプ場は一時閉鎖。また、今月に入って芦別市での住宅街の国道を歩き回るのを目撃。北海道八雲町で熊石地区では熊の出没目撃情報は9月から10月上旬までに78件相次いだとされております。また、札幌市を含む積丹、恵庭エリアの個体数は推定852頭とされ、30年で約4.3倍の数が街に熊個体数増加の背景にあり、その要因は、夏場の気温上昇により餌となるふき、どんぐり、コクワなどの不作、凶作が原因とも言われております。そこで、国の環境省は10月6日に、今年4月から9月末の熊の人身被害が全国20道県の99件108人に上り、過去最悪ペースと発表され、最多は岩手県で東北の被害が目立ち、農作業中の被害も相次いでいる。環境省では、農家の作業中の被害を防ぐ対策として、田畑を電気柵で囲う、隠れ場所とならないよう草刈りや木の刈払い、放棄している栗や柿の木の伐採、出没情報等のチェック、収穫した米や野菜、果実は屋内で保管、熊を誘導するガソリンなどの揮発物は保管所に保管、出荷しない果実や野菜の早期処分、また、農作業に対しては早朝や夕方以降の農作業を避ける、ラジオや音楽をかける、一人での農作業は避けるなどと挙げられています。そこで、本市でも熊の目撃は依然近くの国有林を横断する熊を自宅から50メートルのところで目撃をしました。最近はルートが変わったのか、目撃はしていませんけれども、中士別7線国有林の目撃、水郷公園での目撃、また、九十九山神社付近、まちに近づいているようにも思えます。他地域での出来事が身近に感じられる。そこで、本市はどのような対策をお考えなのでしょうか、お伺いいたします。次に、市街地域の環境整備及びその周辺の環境整備について、前段でお話ししましたが、本市では自然豊かなまちとしてアピールもされているところですが、熊に対する対応・対策が不十分であれば印象も悪くなり、また、スポーツ推進のまちとしてでもアスリートたちにイメージダウンにつながるのではないでしょうか。熊の移動は川を移動手段として、湖畔の水際移動が多いとも言われております。本市は天塩川を挟むように伸びています。熊も水の少ない時期や場所を選び、水際を利用しての移動、その後、沢を利用して山中に入っての移動。そんな中、一つ取り上げますと、朝日町でも上士別町でも、水郷公園の天塩川沿いにつながっています。また、上士別町20線の川沿いには熊のたまり場があると昔から言われております。また、例えば天塩川より中央橋付近、東山付近を渡り、ゴルフ場付近を移動して東山墓地の敷地に入ったら、市街地で住宅街。また、南小学校、南中学校などがある地域。そういった中、環境整備として九十九山周辺から市民の協力も得ながら、東山墓地やその周辺など、環境整備を行ってはいかがでしょうか。熊が出るだけで、やぶや隠れ場所がないような地域にしなければならないと思いますが、いかがでしょうか。生ごみや一般ごみについては、市民の協力でクリアされていると思いますが、風や雨での散乱ごみ、ポイ捨てごみなどについては協力を得るために、どのような対策をお考えでしょうか。隠れ場所等は雑草除去、雑木撤去については、どのような対策をされていますか。また、過去、熊に対しての猟銃や箱わなに対しての資格、免許などの一部負担額の助成などをしていますが、その成果はどのように表れていますか。また、市町村長の判断で、市街地での熊の出没により、自治体判断の9月の施行改正鳥獣保護法により、緊急銃猟の委託が可能となりましたが、このことについて本市はどのように、その方法をお考えでしょうか。また、今後どのように対するのかをお聞きしたいと思います。また、前文で熊の移動についてのことに触れましたが、旭川開発建設部との面談などで市長が行っていると報道や何かで聞いております。そんな中、天塩川の環境整備についてお話がされていると思いますが、どのような内容の対応や考え方をお聞きしたいと思います。以上で一般質問とさせていただきます。 (降壇)
答弁 市長 渡辺英次
中山議員の御質問にお答えします。初めに、ヒグマに対する環境整備についてです。近年、全国各地でヒグマやツキノワグマの目撃や人身被害などが多発しており、大きな社会問題になっております。本市においては近年、人身被害は発生していないものの、本年9月末時点で昨年を上回る目撃情報等が寄せられています。目撃情報等が寄せられた際には、士別警察署や猟友会士別支部と情報共有を図り、現地の確認や注意喚起看板の設置、市ホームページ等での情報発信により、市民への周知を行っています。また、北海道が設定する春と秋のヒグマ注意特別期間には、広報等を通じてヒグマに遭遇しないための対応についてもお知らせをしているところです。このような情報発信を行うことで、市民一人一人が情報に基づいた対応と知識を習得されているものと考えています。引き続き、市民が安全安心に暮らせるよう情報発信はもとより、士別警察署や猟友会士別支部との連携強化を図ってまいります。次に、市街地域の環境整備及びその周辺の環境整備についてです。議員から御提言がありました、市民による市街地の環境整備については、昨年ヒグマの目撃があった自治会では本年度も草刈りが実施をされております。また毎年、市では春と秋にクリーンリサイクル推進月間を設定し、各自治会へ地域の一斉清掃による生活環境の確保等を呼びかけることにより、自治会等で身近な場所のごみ拾いや草刈り作業などが行われています。このほかにも、東山墓地の草刈り等をはじめ、管理が行き届いていない空き家や空き地の情報が市に寄せられた際には、所有者などへ法律等により適切な管理を行う責任があることを説明し、建物に限らず敷地内にある雑木などの適正管理について指導をしています。今後においても、市民の協力を得ながらヒグマを寄せつけない環境づくりを進めてまいります。次に、狩猟免許などの支援と緊急銃猟についてです。本市では、ヒグマやエゾシカなどの有害鳥獣を捕獲するために必要な狩猟免許の取得に対し、猟友会士別支部への加入などを条件に費用の一部を助成しており、近年では令和元年度に1人、5年度に1人、6年度に2人の助成を行っています。成果としては、これまで有害鳥獣の捕獲に御協力いただいている猟友会の新たな会員の加入が最も大きな成果であると考えており、今後は農作物等への被害防止をはじめ、目撃情報が寄せられた際の巡回体制の強化も図られるものと期待をしているところです。緊急銃猟制度については、近年、熊やイノシシといった危険な鳥獣が人の日常生活圏に頻繁に出没している状況に対応するため、本年9月1日に施行した鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律の改正により、新たに設けられた制度です。議員お話のとおり、市街地に熊が出没し建物等へ侵入した場合に、安全確保を行った上で市町村長の判断で職員または職員以外の者に委託して、緊急銃猟の実施を可能としたものです。日常生活圏での猟銃の使用は人や建物への着弾のおそれがあり、非常に危険であることから、本市としても慎重な対応が必要と考えています。現在、本市のヒグマ緊急銃猟制度対応マニュアルを作成中です。引き続き、士別警察署や猟友会士別支部との連携と協議を行い、緊急銃猟制度への対応を検討してまいります。次に、天塩川の環境整備についてです。本市では、上川管内自治体による上川地方総合開発期成会や天塩川流域自治体を構成とし、現在会長職を務めている天塩川治水促進期成会において、国及び道に対して要請活動を行っています。この中で、国及び道が管理する河川の維持管理の推進とともに、河道掘削や樹木伐採の促進について要請をしています。河川敷地は昼間の移動ルートとして高い場所とされていることから、引き続き、国及び北海道への要請を進めてまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)
質問 11番 中山義隆
いろいろ行動に移しながらの要請を行っていることでしょう。そういう感じで思います。また、報道機関等々でもありますけれども、やはり早朝と日没との行動が心配されることなのですけれども、日没のときの作業は農作業の人が多いかもしれませんけれども、早朝の配達員、この前事故に遭って亡くなられた方もいますけれども、やはりここ本市でも、早朝に新聞配達、うちに来るのが3時半前後で来ます。今の時期になると相当暗い。そんなときに、配達員のスタッフ募集も出ていますけれども、そういったところの補助などのことを考えておられるのか。猟銃の資格免許を取るのに助成しているわけなのですけれども、そういった中でのよく言われているスプレーとか、鈴やなんかは、そういうのは値段は安いと思いますけれども、そういったスプレー関係がやはり報道やなんかでも使用したらいいとかという、場合には出ていますけれども、そういった士別市が今できること、配達員に限らず、そういうようなこともやはり考えていくべきではないかなと思います。また、自分も遭遇したわけなのですけれども、今年の秋に麦のまき付けをやろうと思ったときに、100メートル以内に熊が天塩川沿いから上がってきて、沢伝いにちょうど畑でお目にかかれることができたのですけれども、凶暴でなかったために、またその沢に戻って帰っていったのですけれども、どうしても川西地区については、天塩川、また河川の小さな川が産卵する中で、今の時期としては、春に放流するシャケが戻ってくる時期でもあるのです。そういう小さな川に対しての指導や、看板立てるのはもちろんのことなのですけれども、やはりそういうことに対しての注意力をできるような対策があればいいなとは思うのですけれども、その2点のお考えをお聞きしたいなと思います。
答弁 経済部長 坂本英樹
再質問にお答えします。まず1つ目、朝の配達員ですとか、どうしても業務として熊の出没の可能性が高い時間帯に作業しないといけない、労働しなければならない方々、あと、市民の方も朝多く走ったり歩いたり健康づくりのためにいろいろ行動されている方々に対してのサポート的なお話だったと思います。実際、今回神社付近での目撃の際も、市の行動としましては、当然、防災無線ですとか看板の設置、あと立哨的な部分で注意を促しました。今、議員からお話がありましたとおり、新聞配達というところも、遅い時間だったのですけれども、9時過ぎに新聞店にお邪魔して注意の促しをしたところです。1日遅れてになりますけれども、私の自宅にはその新聞店から、熊の目撃情報があったので配達が遅れる可能性がありますので御了承くださいというチラシも入ったところです。この地域、全国各地、熊の出没ですとか被害状況が出ていますけれども、十分この間、広報ですとか様々なひぐまっぷで注意を促しているところではありますので、まずは自分自身の身を守るということでもエリア的な部分、行動の時間を控えていただくということも、まず真っ先に行っていただくことなのかなと思っています。また、新聞配達員の方々も先ほどお話ししたとおり、多少の、配達員の身を守るためには、配達の時間が遅れるということも、私たち市民も理解しないといけないというところだと思いますし、人によっては車での配達ですとか自転車の配達をしているというお話も、お店から聞きました。車の場合はある程度シェルター的にもなりますから、身が守れる可能性は高いのですけれども、自転車となるとなかなか身を守れないと。そういったところでいきますと、山に入るときもそうですけれども、鈴をつけるだとかそういった対策も常日頃からしておく必要もあるのかなと思っているところです。いろんな事例が今、全国、全道各地で出ていますので、そのような対策もいろいろと情報収集しながら、何かしらの対応を考えていければなと思っているところです。それと、川西地区のさらなる、農村部における出没の看板周知とかもしているけれども、さらに何か対策取れないかという御質問だったと思います。一昨年ですか、ひぐまっぷを情報発信の一つのツールとして市民の皆様方にお知らせしているところですけれども、やはり見ていただいてお分かりのとおり、傾向的には朝日地区、上士別地区、川西地区と東側の地区に多く出没ですとか捕獲の状況があります。まだ、作業的には行っていませんけれども、昨年と今年のヒグマの目撃情報を重ねたときに、恐らく大体同じような場所に出没しているだろうと想定されます。今までは目撃の部分、そういうのも色分けで表示をしているところもありますけれども、もう少し熊の出没が頻繁に起こっている場所については発信の仕方、情報発信の仕方、注意の促しの仕方的なものは、工夫していく必要があるのかなと思っているところです。御意見いただいた部分を参考にしながら、今後検討していきたいと思います。補助金の御提案もいただきました。現時点ではそのような部分で市の支援的な部分は考えて、今、いないところではありますけれども、ほかの自治体の状況とかも参考にしながらいきたいなと思っています。以上です。