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紋別市議会 令和8年第2回定例会 2026年6月8日

(1)紋別市不正事案等調査特別委員会調査報告書について/(2)花園浄水場の建て替えについて/(3)農業事業者に対する暑熱対策支援について

2026年6月8日、紋別市議会の一般質問で、喜多俊晴議員が「紋別市不正事案等調査特別委員会調査報告書について」「花園浄水場の建て替えについて」「農業事業者に対する暑熱対策支援について」について質問し、市長 山﨑彰則、総務課長 泉康一が答弁しました。

質問者
喜多俊晴 議員
答弁者
市長 山﨑彰則、総務課長 泉康一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 喜多俊晴

私は、市民の声の一員として、さきに通告しました事項を順に質問させていただきます。紋別市不正事案等調査特別委員会調査報告書についてお尋ねを申し上げます。紋別市不正事案等調査特別委員会は、令和4年12月に発生した贈収賄事件を契機に明らかになった一連の不適切、不正な行政執行について、市民の疑念を払拭し、信頼回復を図るため、地方自治法第100条に基づき、令和6年第1回定例会本会議最終日に設置されたものであります。この特別委員会は、「紋別市避暑地化推進基本計画策定業務の発注・契約について、市役所の組織ぐるみでの不適切、不正な取り組みの事態解明に関する事項」と「オホーツク紋別空港利用促進協議会、株式会社紋別観光振興公社の不適切、不透明な支出の実態解明に関する事項」を調査事項と定め、設置をされたものであります。以来、2年間にわたる調査を行い、令和8年5月18日の第26回特別委員会で最終報告書がまとめられ、議長に提出されました。また、この本会議初日には議場にて改めて報告がなされております。それでは、68ページにわたるこの調査報告書に基づき質問をいたします。まず、1点目に、紋別市避暑地化推進基本計画策定業務の発注、契約について、官製談合防止法違反を含む法的措置要否についてお尋ねをいたします。調査報告書では、「紋別市避暑地化推進基本計画策定業務の発注・契約について、市役所の組織ぐるみでの不適切、不正な取り組みの事態解明に関する事項」について、「入札・契約の公正を害した重大な事実が認められ、市役所の組織的関与による官製談合防止法第8条違反との関係で検討を要するとの結論に至った。」とされております。紋別市は、かつて法的解釈については、大きく三つの理由をもって、官製談合防止法第8条には違反したとは断定しなかったと述べられていましたが、特別委員会調査報告書では、その一つ一つにおいて異を唱え、「『市役所の組織ぐるみによる官製談合防止法第8条違反』と判断せざるを得ない。」とされております。そして、「官製談合防止法違反を含む法的措置の要否について具体的に検討すべきである。」とされております。この指摘を紋別市はどのように受け止めるのでしょうか、お聞きいたします。2点目に、オホーツク紋別空港利用促進協議会関係支出についての法的措置の検討についてお尋ねをいたします。オホーツク紋別空港利用促進協議会関係支出についての法的措置の検討として、ANA及び実績表作成者Aからの文書回答並びに特別委員会が把握した関係資料に照らすと、「実績表等の作成名義、押印の経緯、記載内容及びその流通経路には重大な疑義があり、有印私文書偽造及びその行使等の構成要件との関係で検討を要する重大な論点が存在する。」としております。また、国税当局は、中島氏関連会社への委託のうち、約3億円超を接待交際費と認定し、結果、紋別観光振興公社に対し、重加算税を含む1億6,000万円超の追徴課税が発生しております。このことについて、詐欺の成否について慎重な検討を要するとしております。また、「返還請求の可能性を含む民事上・行政上の是正措置及び必要に応じた刑事告訴・告発の要否をそれぞれ専門的見地から検討すべき段階に至っていると思われる。」とされております。この件について、市の見解をお聞かせください。3点目に、中島氏関連会社が関与するようになって以降の搭乗実績資料について、ANAが保有する原データとの照合、確認についてお尋ねをいたします。「東京紋別線搭乗実績(確定版)」等の証拠保全及び再調査の項目では、支出根拠資料として取り扱ってきた実績表について、「実績表作成者Aの回答に照らし、中島氏による内訳数値の改変が強く疑われた。」とされています。「市及び協議会は、中島氏関連会社が関与するようになって以降の搭乗実績資料について、ANAが保有する原データとの照合・確認を正式に求めるべきである。」としていますが、この件について、市はどのように判断をいたしますか。4点目に、公社旧経営陣に対する責任追及及び損害回復措置についてお尋ねをいたします。本報告書では、公社旧経営陣に対する責任追及及び損害回復措置について、「責任追及を正面から行う必要がある。」と結論づけています。「この責任追及は道義的批判にとどめるだけでは足りず、必要に応じて損害賠償請求等の民事上の措置を講ずることを含むべきである。」としています。このことについて、市はどのように考えておりますか、お尋ねをいたします。次に、花園浄水場の建て替えについてお尋ねいたします。紋別市民の命の水を供給する花園浄水場は、建設されてから56年がたち、浄水施設の老朽化が進んでおります。市では、令和6年3月に紋別市水道ビジョン、水道事業経営戦略が示されておりますが、現在、紋別市役所庁内では今後の浄水場の在り方についてどのような議論が進んでいるのか、お尋ねをいたします。まず、議論は建て替えを前提に進んでいるのでしょうか。建て替えの場合、建設場所についてはどのように考えておりますか。また、ろ過方式についてどのような検討がされておりますか。浄水場の改修、建て替えについてのスケジュールはどのように考えられておりますか。そして、建設費はどのくらいと考えられておりますか。さらに、現状の施設の老朽化についてどのようにお考えですか。現状における紋別市の見解を求めます。次に、農業事業者、特に酪農・畜産事業者に対する暑熱対策支援についてお尋ねをいたします。近年、温暖化が多方面に大きな影響を与えております。ここ紋別でもエアコンが欠かせなくなってきております。このことから、紋別の基幹産業である酪農、畜産においても夏の暑さの影響を大きく受けております。もともと牛は比較的寒さに強い動物ですが、暑さには弱く、気温が25度を超えると、餌の採食量が減り、産乳量や繁殖にも大きく影響を及ぼします。以前は寒さ対策に気を遣っておりましたが、今や畜舎の暑熱対策、管理が欠かせません。そこで、現在、国が行っている畜産・酪農収益力強化整備等特別対策事業などにも畜舎温度制御機械装置が入れられており、地元農協でも独自の対策に取り組んでおります。基幹産業振興の後押しを市としても積極的に検討すべきと考えますが、いかがでしょうか。以上で質問を終わりますが、再質問は留保させていただきます。(降壇)

答弁 市長 山﨑彰則

それでは、喜多議員のご質問にお答えいたします。初めに、紋別市不正事案等調査特別委員会調査報告書についてであります。まずは、私が、昨年、市長に就任するまで市議として委員長を務めており、加藤委員長をはじめ、委員の皆様のご尽力に深く敬意を表します。市長として本調査報告書の指摘を極めて重く受け止めております。1点目の紋別市避暑地化推進基本計画策定業務の発注、契約について、官製談合防止法違反を含む法的措置要否についてでありますが、避暑地化推進基本計画策定業務に関する入札、契約の適正を害した疑い及び官製談合防止法第8条違反の可能性につきましては、事実関係を改めて精査し、外部の弁護士等の専門家を交え、法的措置の要否を具体的に検討してまいります。2点目のオホーツク紋別空港利用促進協議会関係支出についての法的措置の検討について及び3点目の中島氏関連会社が関与するようになって以降の搭乗実績資料についてANAが保有する原データとの照合、確認につきましては関連がありますので、併せてお答えをいたします。オホーツク紋別空港利用促進協議会事業の中島氏関連会社への再委託、オホーツク紋別空港利用促進協議会及び株式会社紋別観光振興公社からの総額3億3,000万円にも上る多額の資金流入、有印私文書偽造及びその行使等の構成要件に関わり得る重大な疑義並びに国税当局の追徴課税という重い事態を真摯に受け止め、調査報告書において指摘のあった実績表等の作成名義、押印、記載内容、流通経路の検証、契約、支払いの妥当性確認、資金の流れ等について、関係者からの聴取を改めて行いたいと考えております。支出根拠資料となった実績表につきましては、全日本空輸株式会社に対し、搭乗実績資料の照合、確認について、正式な照会を求めてまいります。その上で、返還請求等の民事措置、行政上の是正、刑事告訴・告発の要否を専門的見地から判断し、必要に応じて、警察をはじめとした関係機関と連携し、適切に手続を進めてまいります。4点目の公社旧経営陣に対する責任追及及び損害回復措置についてでありますが、旧経営陣の責任追及は必然であると同時に、損害の法的責任の有無を検証し、損害賠償請求等の民事措置を講じるべきと考えております。1億6,000万円に及ぶ追徴課税という事態に至ったことは到底容認できず、その根本的な要因であるガバナンス、内部統制の不備を是正するため、取締役会機能の強化、内部監査の在り方、コンプライアンス体制の再構築、情報公開の徹底など、組織の在り方全般について、株主としての権限を最大限行使し、再発防止と信頼回復に向けた恒常的な監督、検証の枠組みの整備等、持続可能な経営への転換を図るよう意見してまいります。次に、花園浄水場の建て替えについてであります。庁内議論の進捗につきましては、本年度に策定する水道施設整備構想に基づく水道施設等の事業化に当たり、建設用地の選定や都市計画法に関連した業務等も想定されることから、水道部のみでの事業推進は困難と考えております。事業の必要性をはじめ、整備構想策定に関する業務委託の内容や事業化に向けた体制構築などについては、関係部署となる総務部、建設部と協議を進めており、水道施設の再構築に向けた共通認識を図っております。建て替えが前提なのかについて、現施設の老朽化について及び建設場所については関連がありますので、併せてお答えいたします。現在の花園浄水場における設備等の状況につきましては、耐用年数を超過する機械、電気設備が全体の約8割となっており、老朽度合いが顕著なほか、令和7年度末時点の浄水場の耐震化率は0%、配水池の耐震化率は10.5%と、災害等への対応が脆弱な現状にあります。これら老朽化の進行や低い耐震化率に加え、敷地の狭隘化への対応も必須であり、水処理をはじめとした現在の水道機能を維持したまま、同敷地での施設建て替えは困難と見込まれることから、近隣用地を念頭に新たな場所での建設を検討しております。建て替えに向けてのスケジュールに関し、ろ過方式について及び建設費については、いずれも整備構想策定の中で方向性を決定するもので、現時点では確定しておりません。ろ過方式につきましては、現在の急速ろ過方式から水処理の高度化等に対応できる膜ろ過方式への変更を検討しております。スケジュールの概略につきましては、近年の世界情勢の影響による物価高騰や資材の入荷遅延などにより、流動的かつ不確定な部分もありますが、令和9年度は変更認可申請などの事前協議、令和10年度は基本設計の策定、令和11年度は用地測量や各種補助申請、令和12年度は実施設計の策定、令和13年度より建設工事を開始し、令和16年度の完成を目指しております。次に、農業事業者に対する暑熱対策支援についてであります。近年、本市においても35度を超える猛暑日が記録されるなど、自然条件が変化しております。当地域では主にホルスタイン種が飼育されておりますが、暑さに弱い品種と認識しており、大きな影響があるものと考えております。このため、今後、生産者団体や関係機関と情報交換などを行い、食料生産基地として持続的に発展できるよう、支援を検討してまいりたいと考えております。以上で答弁を終わらせていただきます。(降壇)

質問 12番 喜多俊晴

不正事案等調査特別委員会調査報告書に対してはおおむね真正面から受け止めていただいたというふうに思っておりますし、報告書で指摘した事項について市としても一つ一つに丁寧に対応していただけるということで、よろしくお願いをしたいなと思います。まず、当初、官製談合防止法第8条違反について、そこはどうなのだろうかということで一般質問等でも指摘がありました。ただ、一般質問の中で述べましたけれども、当初、市としてはそれには当たらないということでありました。一方、百条委員会では、そうではない、やはり、官製談合防止法第8条違反に当たるのではないかという話がされて、結果、先ほどの報告書のとおりということになっております。それを受け、法的措置の要否を具体的に検討するということですが、では、なぜ、当時、違反ではないということで処理しようとされたのでしょうか。百条委員会の報告書では、官製談合防止法第8条違反に当たるのではないかとうたいました。今回の百条委員会の指摘を受け、市がもしそうではないとするとしたのであれば、市としての大きな解釈の方向転換をしたということになると思うのですね。それを十分に意識しながら、ただこうしますよということではなく、かつて、なぜ官製談合防止法第8条違反に当たらないということを言われ、そして、今、なぜ百条委員会の指摘によってそうしようとしているのかも十分に検討し、慎重に対応していただきたいなと思っております。この件についての答弁は要りません。そして、紋別空港絡みの問題についてですが、振興公社を舞台としたというふうに言ってもいいのかなと思っておりますし、そこの副社長が中心となって起きてしまった事件です。しかし、この百条委員会の報告書にもありますけれども、個人的な問題ではなく、やっぱり、公社のガバナンスの問題。当然、市もそうでありますけれども、特に公社のガバナンスの抜本的改革が必要なのだ、そこに大きな問題があるのだということを大きく指摘していると思います。その上で1点お尋ねをいたします。今回の事案、それから、特に国税庁から指摘を受けて追徴となったということに対し、公社からは、その事案の検証、あるいは、再発防止に正式に取り組むというような具体的な文書での回答はありましたでしょうか。

答弁 市長 山﨑彰則

ただいまの問いに対しまして私から答弁をさせていただきます。結論から言いますと、公式な文書ではありませんでしたが、逐一の報告は受けておりました。ただし、その結果、どのように進んでいくか、どのようにしていきたいという正確なものはいただいておりません。事の経過だけは伺っていたということです。しかしながら、今、振興公社との話合いも多少はさせていただいておりますが、10日に取締役会を開くというふうに私は聞いております。そして、まだ総会の日付の文書はいただいておりませんが、その終了後、6月中だと思いますが、そこで総会を開くという連絡も受けておりました。その役員会終了後、どうするかということを私に示していただきます。先ほどの私の答弁の中にもありましたけれども、我々も約4分の1の株を保有する株主であります。そのほか、疑義を持たれているほかの株主もいらっしゃいます。したがいまして、その方向性がしっかりとしたものでなければ、権限の行使の仕方に少し変化があるのかなと私は考えております。したがいまして、しっかりとした方向性を示していただくことを今後とも求めまして、持続可能な会社になっていただければなという願いを持っております。

質問 12番 喜多俊晴

報告書では、「信頼に足る組織として再生を図る努力が不可欠」という指摘がなされております。国税庁が入ったのはたしか秋でしたよね。それから今日まで、もう半年以上の月日が流れていて、1億6,000万円という具体的な追徴の金額が出されています。しかし、紋別市の税金がそこに投じられているということは明らかでございます。そういう中で事が起こったのです。1億6,000万円という膨大な追徴が来たということに対し、公社としては、なぜこんなことが起きたのか、そして、こんなことがもう二度と起きないように再発防止策としてこんなことを考えているというようなものを議論し、市に報告するのは当たり前だと思うのですよ。そういうことなしに、以前の議会では、もうあのときとは役員が替わっているのだ、信頼される公社になったというようなニュアンスの答弁もありましたけれども、そんなことでは全くないと僕は思うのですよ。やはり、こんな大きな事案が起きているわけです。もちろん、紋別市としてもいろいろな部分がありますよ。それも報告書では指摘されております。でも、公社のガバナンスの抜本的改革です。これは、外から改革をしなさい、やりなさいということではないと思いますし、公社自身が起こした事案なのですよ。どうも、個人的な、中島氏が、あの人がみたいなことで、その周りにいる人方が逆に被害者のように受け止められている、そんなふうに思うのですよ。でも、そうではなく、公社自らが事案の検証を行い、なぜこんなことが起きたのか、そして、これから再発防止のため、こうするのだというものを自ら議論し、方向性を出し、それを文書として市に報告する、こういうことが当たり前になされないといけないと思います。先ほどの市長答弁では、これから市側が積極的に関わって公社をというような話がありました。それは本当に必要ですよ。でも、本来は、公社自身で何でこんなことが起きたのか、こんなことは二度と起きてはいけないもので、あってはならないものですが、そのためにどういうようなことをしなければいけないのか、再発防止のためにどんなふうに自分たちが変わっていかなければいけないのか、そういう議論がなければ駄目なのだと思うのです。その点についてはどうお考えでしょうか。

答弁 市長 山﨑彰則

議員のご指摘のとおりだと思います。経営陣が替わりました。でも、そのことで公社のみそぎは行われたと認識してはおりません。したがいまして、しっかりとした方向性をきちっと示していただかないといけないと思っております。先ほども答弁させていただいたとおり、私どもとしても介入をせざるを得ず、私どもも積極的に関わっていきたいと思っています。そして、一体、そのお金は今後どうするのか、公社にそれを訴えるのか、請求するのか、あるいは、取締役たちでどう考えるのか、そういったことを示してもらいたいですし、私も聞いてまいりたいと思っています。繰り返しますけれども、そこに私も介入してまいりたいと考えておりますし、責任はしっかり取っていただきたいと思っております。そして、当時の社長、副社長、経営のトップをつかさどる人たちに対しても事情を聞く必要があると思っています。百条委員会に中島氏は出廷しなかったといいますか、現れなかったということは非常に残念な点でありますけれども、私としては、百条委員会であろうと、公社であろうと、協議会であろうと、彼と接触してでも話は聞かなければいけないと思っております。これは、直接会うだけではなく、代理人を通して会うという方法もありますが、その状況を把握し、当時の責任の追及、そして、今後の方向性をしっかりと打ち出させていく、進めていくということに今後とも取り組んでまいりたいと思います。これで答弁となるかは分かりませんけれども、このような方針でやっていきたいと思っています。

質問 12番 喜多俊晴

振興公社には、市の事業に関し、指定管理者として様々な業務をやっていただいております。非常に責任のある立場なのかなと思います。これからも指定管理の関係で議案として出てくる可能性もあると思うのですね。そのとき、今話されたことがクリアになっていないと、この後、ここにありますような信頼たる組織と我々が本当に見てとれるのかどうかとなりますので、そのあたりを十分に注視しながら進めていただきたいなと思います。今、市長答弁にもありましたけれども、旧経営陣に対する責任追及ということで中島氏の話が出されました。市の検証委員会でも、多分、中島氏とは接触できていませんよね。そして、皆さんもご承知のとおり、百条委員会の報告書にもありますけれども、医師の診断書を提出され、健康上の理由で出席ができないとのことでした。その後、郵送での接触も試みましたけれども、配達証明郵便が戻ってきてしまい、接触できなかったということで、中島氏本人にはどちらの委員会も接触することはできていないのです。しかし、実は、今年の5月ですか、インターネット上のヤフーニュースや日テレのニュースなどでは、「恩返しの遍路宿 第二の人生を四国で」ということで、千葉県から徳島県阿南市に移住してきた元東京の大手旅行代理店勤務、中島和彦さん、61歳という動画と画像の入った記事が出ておりました。私が見る限り、かつて紋別でお目にかかった中島さんと同一人物ではなかろうかというふうに判断をいたしましたが、四国に対する恩返しということでテレビに出ており、今、お遍路宿をやっているという大変心温まる番組になっていたわけですけれども、まあ、なかなかのものですね。まず、あれはご本人なのでしょうか。過去、市の検証委員会では、そこまではもうできないのだ、接触もできないのだ、そうしたことに当たることもできないようなことを言っていましたけれども、今回の百条委員会では明らかに―当時はY氏となっていましたけれども、百条委員会の報告書の中では中島という個人名が出ております。その人が、結果として、中心的な人物となって、これだけの大きな損害を市に与えていたわけです。もうここまで来たら、この人がまずはどういう人なのか、亀龍という名前のお遍路宿をやっているらしいのですけれども、そういう調査を、それから、個人がもし確定したら、やはり、本人に対し、きちっとした紋別市としてのアクションを、法的措置も含め、大きく進めていただきたいなと思います。我々は、もうこの議会で任期が終わります。百条委員会も、それに伴って、この間、報告書を出し、終わらざるを得なかったのです。やっぱり、本当は中島氏ときちんと接触はしたかったのですよ。ですから、何回もアクションを起こしました。でも、それができなかったのです。でも、現実、もしかすると四国にいらっしゃるかもしれないのです。もうどこかへ行ってしまっているかもしれないですけれどもね。そういうような目指すところがあるわけですから、そういう市としてのアクションを期待するわけですけれども、ご答弁をいただければと思います。

答弁 市長 山﨑彰則

それでは、答弁させていただきます。その当該人物が四国におられる、そういったSNS、インターネット、テレビの情報、あるいは、新聞記事等を私も拝見いたしました。私個人としては、多分、本人だろうというふうな思いでおります。そうしたことから、まず、今、喜多議員がご指摘のとおり、本人かどうかの確認をしなければならないという作業が一つ生まれたなと思っています。そのため、その確認をさせていただこうと考えております。また、今までの百条委員会の検証の中での呼び出しといいますか、要請といいますか、それがうまくいかなかったということがありました。この後のことを言うと、来月、皆さん方は選挙を迎えるわけで、委員会としてはこれで終わらざるを得なかった、それも理解しております。ですから、本人かどうかの確認も含め、本人と接触して話を聞かないことにはどうにもならないと思っております。ボールは市にいただきました。ですから、こちらで進めさせていただきます。なお、彼を中心にして行われたという意識はありますが、単独プレーだと私は思っていません。それをやったら、苦しむところがいっぱいあります。したがいまして、ほかの関係者も含め、しっかりと調査をしてまいりたいと考えております。まずは、司法に精通している方、弁護士等を含め、そういった人たちともいろいろと話し合いながら、お知恵をもらい、方向性を決めてまいりたいと思います。以上で答弁とさせていただきます。

質問 12番 喜多俊晴

よろしくお願いをいたします。それでは次に、花園浄水場の建て替えについてお尋ねをいたします。さきの地方紙でこの案件が取り上げられました。質問でも言いましたとおり、我々には令和6年3月に紋別市水道ビジョン、水道事業経営戦略という冊子を渡されました、そこから先、具体的なものは我々になかなか示されていませんでした。それが新聞に出ていたということです。そういうことから、9月以降ですか、私も、改めて、議会改革の一環として一歩踏み込まなければいけない事案だな、可能であれば、そういうところでまた議論したいなと思っております。市長から答弁をいただきましたが、老朽化ということについては改めてびっくりしました。先ほども地震があって、津波がというニュースが流れていましたけれども、耐震化率が0%みたいなことというので、我々の命の水ということからも一刻も早く手をつけなければいけないのかなと思っております。いろいろとご答弁いただきましたが、その中で、1点、建設費はどのぐらいを見込んでいるのかです。平成28年ぐらいに調査を行ったときは70億円というようなざっくりとしたご答弁を議場でいただいたような気がしますが、その新聞紙上では90億円という数字が載っておりました。建設費についてはご答弁がなかったと思いますので、よろしくお願いいたします。

答弁 総務課長 泉康一

お答えいたします。新聞等で90億円という数字が載っていたということですけれども、当時、経営戦略等で公表させていただいた数字から、現在、1.6倍ぐらいの数字で見込みの数字を述べさせていただいております。なお、これはあくまでも見込みで、現時点では確定している数字ではございません。今回の水道施設整備構想の中で方向性を確定させていただきたいと考えております。

質問 12番 喜多俊晴

花園浄水場については幾つかご質問をさせていただいて、ご答弁もいただいているのですけれども、我々、市民の一番の関心事というのは、安心して安全な水がいつでも将来も飲める、供給がされるということが大前提ではありますが、一体、水道料金は幾らになるのだということなのです。今、この物価高の中でも、水は飲まないわけにはいかない、使わないわけにはいかないのですよ。本当に命の水なのですね。水は必ず利用しなければいけない、なければ生きていけない、そういう本当に大切なものなのです。もちろん、節約はしますけれども、水道料金というのは本当に気にかかるところなのです。それは水道ビジョンの中でも多少触れられているのですけれども、今、建設費もちゃんと決まっていないという中で水道料金は今後どうなるのかという聞き方をしても答えようがないのかもしれませんが、水道料金についてはどのような考えをベースとして検討されておりますか。

答弁 総務課長 泉康一

お答えします。今、議員がおっしゃられたように、安全で安心な水道水を安定的に供給していくということは紋別市として責任を持ってやっていかなければいけないことと考えております。そのためには事業費がかかるのですが、その事業費を賄うためには財源を確保しなければいけません。水道事業につきましてはその財源は料金として収入しなければいけないという企業会計になってございまして、住民の負担になる部分もあるのですが、極端な負担にならないように考え、もし、それでも足りない場合は一般会計のほうとも協議し、財源等を確保していきたいと考えてございます。

質問 12番 喜多俊晴

極端に負担にならないように、場合によっては一般会計という話も出されました。現時点でどうしようとしているのか、それを問いとして尋ねられてもちょっと苦しいのかとは思いますけれども、いずれにしましても、市民の生活を支える命の水なのです。そのコストというのは、できるだけ安ければ安いほうが市民としてはいいのですよ。ただ、そうはいいながらも維持をしていかなければなりませんので、そのバランスを持って、この事業はなるべく市民の負担が低く収まるような方向で進めていただきたいなと思っておりますし、迅速に進めていただきたいなとも思っておりますので、よろしくお願いをいたします。三つ目の問いの畜産業に関する暑熱対策については前向きなご答弁をいただきましたので、よろしくお願いをいたしたいと思います。以上で私の再質問を終わらせていただきます。

出典:紋別市議会 令和8年第2回定例会 2026年6月8日 議事録 PDF(6ページ) 間違いを知らせる