深川市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月11日
生活保護行政
2020年9月11日、深川市議会の一般質問で、北名照美議員が「生活保護行政」について質問し、市民福祉部長 安田浩人が答弁しました。
- 質問者
- 北名照美 議員
- 答弁者
- 市民福祉部長 安田浩人
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 14番 北名照美
次に10番目、生活保護行政について。1点目は、第2回定例会で、調査中と答弁があった不服審査請求事案と同様の事例の有無について調査結果を伺います。2点目、全国・全道的に生活保護申請者が増加していると報道されています。深川市の状況を聞かせてください。3点目、行政窓口及び利用者に対する対応改善について、どのようにしているかお伺いします。4点目、生活保護利用者に対する偏見が、どのように存在しているか。また、どのように対応しているのか。今後のことについても伺います。
答弁 市民福祉部長 安田浩人(市民福祉部長は2021年3月まで)
生活保護行政につきまして4点の質問をいただきましたので、順次お答え申し上げます。最初に、質問の1点目、第2回定例会におけます不服審査請求事案と同様の事例の有無についてであります。調査の結果といたしましては、保護台帳保存期間である廃止後5年以内において、類似した対応例が3件ございました。平成26年に2件、28年に1件ということでございますが、この3件につきましては、更新手続がなされず減額したケースが1件、更新手続が遅れたことにより減額したケースが2件となってございます。この3件につきましては、現在は保護廃止となっており、加えて単身世帯であり、そして、既にお亡くなりになられている状況を確認しております。このことを北海道に相談しました結果、今回と同様な事例で、障がい者加算額を遡及し、支給が生じる案件はなかったものでございます。今回の事案につきましては重く真摯に受け止め、このようなことが再び起きないよう、今後の取り扱いにつきましては、適正適切な対応に努めてまいりたいと存じます。次に、質問の2点目、深川市の生活保護申請状況についてであります。厚生労働省から9月に公表されました生活保護の被保護者調査令和2年6月の概数の調査結果によりますと、全国の生活保護申請者は、令和2年4月が2万1,486件で、前年同月と比較しまして24.8%と急増したところでありますが、5月は1万7,981件、6月は1万7,190件と減少傾向になっている状況となってございます。この申請の急増の要因としていたしまして、新型コロナウイルス感染症によります雇用情勢の悪化が影響したと見られており、東京都や大阪府、神奈川県、福岡県など、主に都市部において増加傾向が見られるということでございます。北海道全体におきましては、4月の申請件数が1,389件で、前年比10.4%でありましたが、現在は減少傾向であるとお聞きしているところでございます。質問の本市の状況といたしましては、令和2年4月から8月末現在の相談件数では、延べ37件、申請件数は10件となってございまして、前年同期間の相談件数は28件、申請件数は10件と、相談件数はやや増加してございますけれども、申請件数は、前年と同様の件数で推移しているという状況でございます。申請されました方の主な理由といたしましては、貯金等の減少や喪失、世帯主の疾病などであり、新型コロナウイルス感染症拡大による要因の方はおられなかったものでございます。次に、質問の3点目、行政窓口及び利用者に対します対応改善についてであります。生活保護を扱っております窓口におきましては、常に相談者に寄り添う対応となるよう心がけてきているところであり、窓口に配置してございますパンフレット等の関係書類につきましては、よりわかりやすいように具体例を示したり、紙面上可能なものは文字を大きくしたり、ルビを振るなどの工夫を行ってきてございます。さらに、家庭訪問や来庁等の面接、電話応対におきましても、手続などを初め、具体的に内容を理解していただきますよう、相手の目線に立ち、お互いに信頼関係が構築できますよう、丁寧な対応に努めているところであります。最後に、質問の4点目、生活保護利用者に対します偏見についてであります。どのように、そのような偏見が存在しているかということでございますが、実態を捉えることはなかなか難しいところでございますけれども、生活保護制度は憲法25条に規定してございます理念に基づき、全ての国民に対して最低限度の生活を保障いたしますとともに、その自立の助長を目的に行われるものとされておりますことから、偏見や誤解を招かないように、生活保護制度の正しい権利の理解と周知は重要であると認識しておりまして、生活などにお困りのことがあれば相談していただける窓口があることなどを周知するために、ホームページを活用して情報発信に努めており、さらに、これまでも作成しておりましたポスターやリーフレット等を公共施設等に配置するなどしてきておりますけれども、さらに8月にはポスターを新しくしまして掲示依頼先をふやしまして、再度掲示の依頼を行うなど、広く周知に取り組んでいるところでございます。今後におきましても、生活保護の申請につきましては、国民の権利であることも踏まえまして、能力活用等を見きわめ、精査しながら状況に応じて必要な対応を行ってまいりたいと存じます。