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美唄市議会 令和3年第4回定例会 2021年12月13日

(1)福祉行政について/(2)教育行政について

2021年12月13日、美唄市議会の一般質問で、本郷幸治議員が「福祉行政について」「教育行政について」について質問し、市長 板東知文、教育長 天野政俊が答弁しました。

質問者
本郷幸治 議員
答弁者
市長 板東知文、教育長 天野政俊

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 本郷幸治

令和3年第4回市議会定例会にあたり、大綱2点、市長並びに教育長にお伺いします。大綱の1点目は福祉行政、「重層的支援体制整備事業」で誰1人として取り残さないまちづくりについて、市長にお伺いします。新型コロナウイルス感染症拡大の影響が長引く中、子どもや若者、女性の自殺者が増加し、DVやうつ、ひきこもり、孤独死など、社会的孤立の問題が深刻化しております。そんな中、私たち公明党は、本年2月に社会的孤立防止対策本部を設置し、有識者や民間支援団体から9回にわたりヒアリングを行うとともに、国会議員と地方議員が約1ゕ月半かけて、全国の孤立の実態について1,039件の聞き取り調査を実施し、現場の声をもとに提言をとりまとめ、5月21日に菅前首相と当時の担当大臣に申入れをしました。その結果、骨太の方針では「ポストコロナの経済社会ビジョン」に「誰1人として取り残さない包括的な社会」を掲げるとともに、その提言の中の1つに、今年4月から市町村の任意事業として始まりました「地域共生社会の実現に向け、重層的支援整備事業など市町村における包括的支援体制の構築を進める」と明記されました。これは、地域住民の抱える問題が複雑化、複合化する中、従来の支援体制では課題があるため、高齢や障がい、困窮などの属性、世代を問わず包括的な支援体制の構築を市町村が創意工夫をもって円滑に実施できる仕組みとすることが急務であることから、社会福祉法の一部が改正され、令和3年4月に施行されました。こうした「重層的支援整備事業」に対して、本市として具体的にどのように取組をしているのか、市長にお伺いします。大綱2点目は教育行政について、教育長にお伺いします。その1つ目として、本市のヤングケアラーの実態と支援について。国は家族のケアや世話をになう、18歳未満の子ども達、いわゆる「ヤングケアラー」の実態について調査をし、中学生は約17人に1人、高校生は約22人に1人がヤングケアラーであることが報告されております。この問題は、学校や友人関係、就職にも影響する深刻なケースもあり、障がいのある兄弟や見守りの世話を担う場合、手伝いの負担が見過ごされがちになります。本市においても、実態を早期に把握し、適切な支援につなげるための取組が急務であると考えますが、現状の市の認識と今後の支援について教育長のご所見を伺います。次に、美唄市立図書館について何点かお伺いします。市立図書館は、4年前に指定管理者に移行するとき議会において、指定管理期間や指定管理業者の経験など様々な意見が出ました。結果的には指定管理期間は5年間とし、BMCが指定管理業者に決まり、今日に至っております。そこで、この4年間、図書館業務を実施する中で、主な課題と問題点を何点か確認します。1つ目は、「指定管理」と「業務委託」に対する認識及びその違いについてお伺います。2つ目は、移動図書館車について伺います。初めに、令和元年度と令和2年度の巡回場所と各年度の図書の貸出数の実態について。次に、長期間にわたり使用してきました、現行の移動図書館車が本年度の12月で車検が切れるため、今年度当初予算でようやく更新をすることになりました。そこで、新車に更新した移動図書館を発注した時期はいつなのか。また、納車の予定はいつになるのか。仮に、納車の時期が来年になるのであれば、その遅れた理由と図書館車のスケジュールに大きな影響が出ることになります。その場合、市民に対しての周知はどのように考えているのか。最後に、移動図書館車はオーダーメードの特注車ですから、業者に発注する前に車種及び室内の構造など、細部にわたって、指定管理者と打合せをしなければならないと思いますが、その実態はどうであったのか、お伺いします。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

重層的支援体制整備事業についてでありますが、この事業は、地域共生社会の実現に向けて、令和2年に社会福祉法が一部改正され、介護、障がい、子ども、生活困窮者に関する各法律の関連事業を一体的に実施することで、近年、社会問題とされる「8050問題」「ダブルケア」、そして、ひきこもりや、虐待、孤独死、経済格差など、様々な要素で複雑化したニーズにも対応できる包括的な相談支援の体制を構築し、属性、世代を問わない・断わらない相談支援、オーダーメード型支援、多様な活躍の場の確保など、従来の縦割りの仕組みを超えて、各分野を横断的に支援できる体制の構築を図ろうとするものであります。本市では、福祉のまちづくり条例のもと、地域福祉計画にはじまり、高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画や、障がい者プラン、子ども・子育て支援事業計画において、包括的な相談支援の推進を図るとともに、令和4年4月からの施行を目指す地域包括ケア推進条例(案)の基本理念においても、ともに支え合い、分かち合う地域社会の実現などを掲げており、複合的な相談に対し、各所属機関が連携し、情報共有しながら支援することを従来から取り組んでいるところであります。今後も、こうした相談体制を維持しつつ、長期化するコロナ禍の影響により、全国では、社会的孤立などにより、自殺者数が増加に転じている問題も表面化していることなどを踏まえ、今後とも相談者の抱える問題に寄り添って、横断的かつ包括的な支援体制の強化に努めてまいります。

答弁 教育長 天野政俊(教育長は2022年12月まで)

はじめに、ヤングケアーの本市の実態と今後の支援についてでありますが、令和3年第3回定例市議会において、本年7月29日付けで、北海道と北海道教育委員会の連名で市内中学校と高校を対象とした、ヤングケアラー支援に係る実態調査があったところですが、本市では、ヤングケアラーは該当者なしと回答したところであります。次に、教育委員会の取組といたしましては、ヤングケアラーの言葉や意味が浸透するように、学校や各家庭への周知、児童生徒へのお知らせを通して、認知度を高めるほか、スクールソーシャルワーカーが週1回の学校訪問で子ども達の様子を確認し、必要に応じて家庭訪問する等、学校とスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーが連携を図り、ヤングケアラーの早期発見に努めてまいります。また、「ほっかいどうこどもライン相談」などのSNSを活用した相談も窓口も開設しておりますので、いつでも相談できることを再度呼びかけてまいります。今後の実態把握に向けては、市長部局が実施する美唄市子どもの生活実態調査において、ヤングケアラーの実態を把握するための設問も設けておりますので、この調査結果や分析に基づき、市長部局と連携を図りながら、本市の宝である全ての子ども達の権利と健やかな成長を保証できるよう、取り組んでまいりたいと考えております。次に、「指定管理」と「業務委託」に対する認識でありますが、指定管理者制度は、市が指定する指定管理者に公の施設の管理を行わせる制度で、公の施設の管理全体について指定管理者が権限を行使し、責任を負うものです。今日の多様化する住民ニーズにより効果的、効率的に対応するため、公の施設の管理に民間の能力を活用しつつ、住民サービスの向上を図るとともに、経費の節減等を図ることを目的としております。指定により、当該施設の管理権限は市から指定管理者に移り、指定管理者は法律及び条例の範囲内で主体的に管理業務を行うことになります。一方、市は施設の設置者としての責任を果たす立場から、指定管理者に対して、必要に応じて監督、指示等を行います。施設の使用許可は、指定管理者が行うことにより、利用ルールやサービス内容を条例や協定書・仕様書の範囲内で、指定管理者が決定するなど、施設の管理について多くの裁量権を与えられており、包括的に行うことが出来ます。また指定管理では、魅力的な事業の実施や新しい設備を入れるなど、利用者のニーズに合った、様々な工夫を行うことが出来ます。指定管理期間は、3年から5年の間となります。また業務委託は、「維持管理業務」や「清掃業務」だけなど、業務の一部を委託する制度で、入札により委託先を決定し、契約の範囲内で仕様どおりに管理することになっております。次に、移動図書館車につきましては、巡回場所と各年度の図書貸出冊数については、令和元年度は峰延駅前やゆたか会館など、14ゕ所、5,500冊。令和2年度はアカシヤ幼稚園や恵風園など11ゕ所、3,926冊となっております。次に、新たな移動図書館車の発注と納車の時期については、令和3年6月30日付けで、購入契約の締結を行い、納入期限を同年12月26日までとしたところであります。しかしながら、世界的な半導体等の不足により、納車が2ゕ月程度遅れる予定のため、契約変更を行う予定であり、周知については、指定管理者と連携を図りながら、市広報紙やホームページ等でお知らせしてまいりたいと考えております。次に、指定管理者との打合せについては、これまで図書館に伺い、説明するとともに、意見交換を行ってまいりました。車種構造については、本市は豪雪地帯であるため、四輪駆動車を望む意見があったものの、令和3年度予算で購入することが出来ない金額であることから、2輪駆動車で発注することを発注前に説明に伺ったところであります。構造の詳細については、指定管理者と協議を行い、天井内部には断熱材の充填や書架通路の2ゕ所の採光窓、傘立ての設置、幅、奥行きともに900ミリメートル以上の身障者用昇降機の設置、LED室内灯の設置、受付机、いすの設置、1,000冊程度が積載できる書架の設置などを仕様書に定め、発注したところであります。その後、車両側面に入れるイラストの説明や書架の案の説明を行ったところであります。しかしながら、これまで移動図書館車の導入に当たって、指定管理者と十分な協議がなされていないと考えることから、今後とも教育委員会、指定管理者、業者により協議する場を設けてまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、質の高い市民サービスを提供していくためには、サービスの提供主体である指定管理者と良好な関係を構築する必要があると考えております。このため、施設の管理運営に当たりましては、指定管理者との定期的な会議を開催するなど、十分なコミュニケーションを図るとともに、指定管理者からの創意工夫による提案があれば、積極的に協力し、連携してまいりたいと考えております。

質問 5番 本郷幸治

一通りご答弁をいただきましてありがとうございます。ここで質問というよりも要望なんですが、申し上げます。まず大綱1点の福祉行政、それから教育行政のヤングケアラーの実態については、一応、ただいまの答弁で理解が出来ました。これ非常に今現在コロナ禍が長期化しているなかでいろんな隙間が出てくる。いわゆる対応出来ない部分、これをどう対応していくのかというのが大きな課題なんですけど、まず、これは1つ要望として、この地域の実態や課題、これは行政よりも各自治会の自治会組織が多くの情報を持っています。よりきめ細かく対応するためにも、今後さらに、行政かつ町内の自治会との連携を密にしながらと、市長が何回も何回も答弁されています。また、これは私も大いに進めるべきという考えでいますけど、SDGs、この精神の誰1人取り残さないまちづくりに取り組んでいただきたいなと思います。それから、ただいま教育長の方から移動図書館についてのご答弁がありました。これを所管するのは生涯学習課なんです。生涯学習課が所管するのは、図書館ばかりではなくて、文化施設並びに体育施設については、本市の場合は全館、指定管理者が業務を担っているというのが現状であります。このたびの移動図書館車の発注に関わる過程での不備、私は正直言って不備と申し上げておきます。これをしっかりと教訓にしながら、今後、いわゆる各施設の指定管理者と、所管する担当との連携、それからもしくは一定的な協議の場をしっかりと、今後、設けていただきたい。このように要望をさせていただきます。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

今年からスタートいたしました総合計画におきましても、「ともに支え合い 分かち合う 田園文化創造都市 びばい」というものを目指してございます。美唄市まちづくり基本条例に掲げる市民主体のまちづくり、情報の共有、協働のまちづくりの3つの基本原則に基づきまして、どんなに人口減少や高齢化が進んでも、「誰1人置き去りにしない ともに支え 分かち合う 田園文化創造都市 びばい」に向けて、市民の皆さんとともに頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

答弁 教育長 天野政俊(教育長は2022年12月まで)

移動図書館の導入についてでありますが、施設の管理運営に当たりましては、指定業者と良好な関係にあることが重要であると考えておりますことから、十分なコミュニケーションを図りながら、連携してまいりたいと考えております。特に、生涯学習につきましては、市民の活動の場であり、より最適な学びの提供、場所、行事というものを考えております。今後、ご指摘のとおり、十分に連携をしていきたいと考えております。

出典:美唄市議会 令和3年第4回定例会 2021年12月13日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる