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美唄市議会 令和7年第4回定例会 2025年12月9日

保健福祉行政について

2025年12月9日、美唄市議会の一般質問で、本郷幸治議員が「保健福祉行政について」質問し、市長 桜井恒が答弁しました。

質問者
本郷幸治 議員
答弁者
市長 桜井恒

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 本郷幸治

令和7年第4回市議会定例会に当たり、大綱1点、保健福祉行政について市長に伺います。その一つ目として、市民後見人制度の活用促進と成年後見人等送付先住所変更の一括手続について。認知高齢者の推計人数は600万人を超え、軽度認知障がいの高齢者は約400万人と推定され、さらに判断能力が不十分なものは認知高齢者に加え、精神障がい者が約460万人、知的障がい者が約110万人おり、これらを合わせると、全国でおよそ1,200万人に上ると推計されます。近年の高齢化の進展に伴い、認知高齢者の増加は社会的課題となっており、これに伴って成年後見制度の需要も一層高まると見込まれます。成年後見制度は、本人の生活や人権、財産を保護するため、契約や行政手続き等において支援を行う重要な仕組みであり、その利用拡大は地域包括ケアの推進に不可欠であります。特に市民が後見人として活動する「市民後見人制度」は、地域に根差した支援体制の強化に資する有効な手段であり、その活用促進が求められます。一方で、成年後見人や被後見人は、市税、国民保険税、障がい福祉、高齢者福祉など、多岐にわたる手続きを各窓口で個別に行う必要があり、手続きの煩雑さや負担が大きい現状があります。こうした負担は、市民後見人の担い手確保や活動継続にも影響を及ぼしかねません。行政側においても、これらの手続きを個別に受け付けることによる、事務負担は少なくありません。そこで、これらの課題を解決する一歩として、成年後見人等が各種通知等の送付先変更を一括して登録・変更できる仕組みを導入することが有効であると考えます。これにより、市民後見人を含む利用者の負担軽減と行政事務の効率化の双方を実現できると考えられますが、以下何点か具体的に伺います。一つ目として、本市における成年後見制度及び市民後見人制度の直近数年間の利用者数と今後の見通しについて。次に、成年後見人等が各種通知等の送付先変更を一括して登録・変更できる仕組みの導入について、本市は課題を認識し、検討しているのか。次に、導入に向けた具体的な検討状況及び実施時期の見通しについて。また、市民後見人制度の活用促進に向けた市の取組状況と今後の方針について伺います。次に、誰もが安心して搾乳ができる環境づくりについて。現在、多くの人が利用する施設には、赤ちゃんにミルクをあげることができる「授乳室」の設置が進んでおりますが、授乳室で搾乳もできることについては、まだ一般の理解が進んでおりません。産後に職場復帰する女性にとっても、職場で安心して搾乳できる場所の確保や周囲の理解などが課題となっております。赤ちゃんに授乳しない場合でも、母体では母乳が作られるため、母乳が止まった状態を放置すると、傷みが生じたり、乳腺炎等を発症する恐れがあり、数時間毎に搾乳をする必要があるからです。しかし、職場に女性用の休憩室等がなかったり、周囲に搾乳に関する知識や理解がないため、トイレで便器に向かって搾乳し、母乳を捨てたことがあるといった話も伺いました。WHOは2歳まで母乳育児を続けることを推奨しており、ILOによる母性保護勧告では、各国に職場で搾乳する環境を整えるなど、ルールを作るよう求められております。海外では、企業に対して従業員に搾乳のための時間と場所を提供するよう定めた法律もあり、企業の担当者も女性の復帰を支援することは大いにメリットがあると考え、積極的に投資を行っております。しかし、国内においては、授乳室と搾乳室を併記した表示にしている行政施設や、大型商業施設なども存在しますが、まだまだその数は少ないのが現状であります。女性が出産後、安心して社会参画ができ、健康に活動するためにも、社会全体が出産後の女性の健康管理について正しく理解し、公共施設や職場、商業施設において安心して搾乳ができる環境を整えることが重要であると考えます。出産や子育てへの支援を充実するため、授乳室でも搾乳しやすい工夫や、職場における搾乳など、必要な方が安心して搾乳できる環境づくりに取り組むべきと考えますが、市長の見解を伺います。

答弁 市長 桜井恒

本郷議員の質問にお答えします。本市における成年後見制度等の利用者数と今後についてでありますが、札幌家庭裁判所岩見沢支部が取りまとめた令和6年8月現在における利用状況は、後見類型52件、保佐類型6件、補助類型7件、未成年後見3件、任意後見0件であります。今後は、高齢者の増加や知的障がい者など、判断能力が不十分な方で成年後見制度を利用される方は増えることが予想されます。次に、窓口手続きを一括して行うことができる体制の検討と実施時期の見通しについてでありますが、本市におきましては、市民サービス向上のため、窓口業務におけるワンストップサービスの導入について、現在全庁的に取り組んでおり、後見人等の負担軽減も期待しているところであります。次に、市民後見人の活用促進に向けた取組と今後の方針についてでありますが、現在6人の方が市民後見人として登録していますが、市民後見人として受任しているケースはないと確認しております。本来は、法律の専門家である弁護士や司法書士が行う手続きや役割を業務として市民が担うことは、その難易度の高さから市民後見人の受任には至っていないのが現状です。このことから、市民後見人として登録している方が、美唄市社会福祉協議会が受任する法人後見事業の活動支援員として、実績を積んでいただき、スキルアップ講座などで制度の更なる理解を促すとともに、美唄市社会福祉協議会と市が協力しながら、登録者が市民後見人として受任できる体制づくりを進めてまいります。次に、誰もが安心して搾乳ができる環境づくりについてでありますが、本市では、授乳期の保護者の利用が多い子育て支援センター及び保健センターに授乳室を設置し、外出先でも安心して授乳できる環境を整えているところであります。搾乳環境の整備を求めるニーズについては、車での移動が多い地域特性もあり、これまで市民の皆様から具体的なご意見をいただいたことはありませんが、全国的には、授乳室が搾乳のために母親が一人でも利用できることを示すマークの掲示や、職場で授乳や搾乳がしやすい環境づくりを国も推奨していることから、理解促進の動きが広がってきているものと承知しております。そのため、市としましては、授乳期の保護者がお一人でも気兼ねなくご利用いただけるよう既存の授乳室にその旨を分かりやすく掲示するとともに、市ホームページなどを通じて、市民や事業所等に向けて、授乳や搾乳がしやすい環境づくりについて周知啓発を行い、安心して搾乳できる環境づくりに取り組んでまいります。以上でございます。

出典:美唄市議会 令和7年第4回定例会 2025年12月9日 議事録 PDF(5ページ) 間違いを知らせる