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美唄市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月13日

(1)医療行政について/(2)教育行政について

2022年6月13日、美唄市議会の一般質問で、本郷幸治議員が「医療行政について」「教育行政について」について質問し、市長 板東知文、病院事務局長 今澤、教育長 天野政俊が答弁しました。

質問者
本郷幸治 議員
答弁者
市長 板東知文、病院事務局長 今澤、教育長 天野政俊

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 本郷幸治

令和4年第2回市議会定例会にあたり、大綱2点、市長並びに教育長にお伺いします。大綱の1点目は、医療行政について市長に伺います。その一つ、市立美唄病院の現状と「建替え計画」について、はじめに、市立美唄病院の現状について伺います。一つ目として、各診療科の常勤医師・非常勤医師の現状はどのようになっているのか。二つ目として、各診療科の令和2年度、令和3年度の外来・入院患者数の実績について。三つ目として、市立美唄病院の「建替え計画」について、何点か伺います。はじめに、建設費用に対する財源の内訳で、国庫補助金10億5,000万円の確保に向けて、当初は昨年の12月から本格的に道と協議する予定、それが今年の3月に変更になり、その後の状況はどのようになっているのか。もし何回か道と協議したのであれば、「いつ・誰と・協議内容」について、お伺いします。次に、建設費用ですが、第1回定例会では、資材等の高騰で2億7,000万円上昇し、35億円から37億7,000万円に変更になりました。しかしその後、ロシアのウクライナ侵攻により、世界的な資材高騰が続いており、7%上昇は3月当初の想定内の上昇であったのかどうなのか、伺います。二つ目として、帯状疱疹のワクチン接種について、新型コロナウイルス感染症が蔓延する中で、帯状疱疹を発症する高齢者が急増しております。今回、内閣府より「各自治体の判断により、コロナの影響により発生する市民の負担を軽減するため、帯状疱疹のワクチン接種にかかる費用負担の軽減に臨時交付金を活用することは可能」との見解が出されました。帯状疱疹の原因は、主に加齢、疲労、ストレスなどによる免疫力の低下が原因となることがあり、50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症すると言われております。また、糖尿病やがんなどの免疫力が低下する病気が原因になることもあります。この度の内閣府の見解を受けて、本市にありましても、一定の年齢層を対象に、帯状疱疹ワクチンの助成を進めるべきと考えますが、市長の見解をお伺いします。三つ目として、糖尿病リスク予測ツールの導入と市民周知について、本市においては高齢化率も40%を超え、さらに上昇する現状の中で、医療費削減に向けた様々な事業に取り組んでおります。特に、糖尿病性腎症から人工透析への移行を食い止める施策は急務です。そこで、糖尿病重症化予防として、市民に意識啓発するうえで、国立国際医療センターが配信しております糖尿病リスク予測ツールは、3年後の糖尿病発症リスクがパーセンテージで表示されるものです。このツールの活用は大変有効と考えますが、市長の見解を伺います。大綱の2点目は、教育行政について、環境教育の推進及びカーボンニュートラル達成に向けた学校施設のZEB化の推進について、教育長に伺います。地球温暖化の影響、災害が頻発化している状況下で、地球規模での環境問題への取り組みでSDGsや2050年のカーボンニュートラル達成に向けては、さらなる取り組みが急務となっております。公共建築物の中でも大きな割合を占める学校施設の老朽化がピークを迎える中、国は教育環境の向上と共に学校施設を教材として活用し、児童生徒の環境教育を行う「環境を考慮した学校(エコスクール)事業」を推進してきました。特に、教育的な具体的な効果として、環境問題、エネルギー問題、温暖化問題を考える上で、実生活の中での教育の理解が進むこと。また、地球温暖化対策には、太陽光発電をはじめ、多くの対策があります。それらを発展的に学んでいくことで科学技術への触発なり、IT人材の育成やDX時代を生きるための勉強になるなど、様々な効果が期待されます。そこで、本市にありましても、カーボンニュートラル達成及びSDGs等の環境教育の充実に向けては、本事業等の活用は非常に有効と考えられます。そこで新築や増築といった大規模事業だけではなく、「LED」や「二重サッシ」といった部分的な「ZEB化事業」を含め、今後できるところから取り組むべきと考えますが、教育長の見解を伺います。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

はじめに、医療行政について、市立美唄病院の現状と建替え計画についてでありますが、今後の本市の超高齢社会を見据えて、すべての市民の皆様が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、「治し支える医療」である地域完結型医療への転換に向けて、持続可能な医療提供体制や保健・医療・福祉・介護との連携による地域包括ケアシステムの推進を図るとともに、新しい病院建替えに向けて、基本構想・基本計画に基づき、総務省をはじめ、北海道及び近隣自治体並びに関係機関との協議・連携のもとに、本年3月に基本設計を策定したところであります。また、建替えにおける国庫補助金につきましては、補助対象事業であります計画地域内での病院建設の概要及び周辺の道路整備などの面的整備につきまして、去る5月19日に北海道建設部まちづくり局都市環境課へ、都市再生整備計画における「都市構造再編集中支援事業」の令和5年度概算要望を提出し、全体事業につきまして、ヒアリングを行ったところであります。次に、事業費につきましては、基本設計では、新型コロナウイルス感染症対策による面積の増加に加え、市場における労務費、資材費等、最新の実勢価格を適正に反映したことにより、基本構想・基本計画策定時の約35億円から約2億7,000万円を増額し、約37億7,000万円としたところであります。今後につきましては、本年7月にデザインビルド方式を採用したプロポーザルによって、実施設計及び施工者を選定し、実施設計において、労務費、原材料費、エネルギーコスト等のさらなる最新の実勢価格を反映した請負金額の設定を図ってまいります。また、設計内容、公共工事の品質確保及び請負代金の設定の妥当性につきましては、建築の技術的かつ専門的知識を持つコンストラクションマネージャーによる検証を行ってまいります。なお、各診療科の常勤・非常勤医師の現状、各診療科の患者数につきましては、病院事務局長より答弁させます。次に、帯状疱疹のワクチン接種についてでありますが、現在、国においては、予防接種法に基づく定期予防接種ではない任意接種となっており、薬事承認されている2種類のワクチンにつきましては、市内医療機関において50歳以上の方に接種を行っているものと承知しているところであります。また、ワクチン接種後の副反応につきましては、一般社団法人日本ワクチン産業協会の文献によりますと、接種部位の痛みなどの症状は44%から80.8%、倦怠感などの症状は1.5%から64.8%に認められ、まれに、強いアレルギー反応があるとされております。現在、国の厚生科学審議会におきましては、予防接種法による定期接種に位置付けることについて、ワクチンの有効性・安全性等、医学的科学的知見を踏まえ検討されており、市といたしましては、今後とも、こうした国の動向を注視してまいります。次に、糖尿病リスク予測ツールの導入と市民周知についてでありますが、糖尿病は、医療計画制度におけるがんや脳卒中などとともに、5疾病の1つとされており、糖尿病の重症化予防につきましては、国の健康日本21第二次計画における健康づくりの一つとなっております。本市におきましては、びばいヘルシーライフ21計画に基づき、特定健康診査を受診された方へ保健師や管理栄養士が医療機関と連携しながら、保健指導を行っているところであります。また、国立国際医療研究センターの「糖尿病リスク予測ツール」につきましては、美唄市医師会をはじめ各医療機関とも協議の上、その活用について調査・検討してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、市民の皆様が健康な生活を送るため、生活習慣病予防に視点を置いた「栄養・食生活」や「運動・身体活動」などの健康づくりを推進し、より良い生活習慣の定着を今後も図ってまいります。

答弁 病院事務局長 今澤

各診療科の常勤・非常勤医師の現状につきましては、私から答弁させていただきます。はじめに、医師の配置につきましては、6月1日現在、内科は常勤医師1名、非常勤医師2名、小児科は非常勤医師2名、外科は常勤医師1名、非常勤医師1名、整形外科は非常勤医師1名となっております。さらに、各診療科におきましては、定期的に札幌医科大学、砂川市立病院等から派遣を受けているところであります。次に、各診療科の患者数につきましては、令和2年度の外来延患者数は、内科1万3,707名、小児科3,906名、外科2,045名、整形外科5,193名、産婦人科794名、耳鼻咽喉科1,915名、眼科2,687名、透析8,960名となっており、入院延患者数は、内科4,360名、外科2,297名、療養1万801名となっております。次に、令和3年度の外来延患者数につきましては、内科1万2,729名、小児科3,590名、外科2,470名、整形外科4,712名、産婦人科956名、耳鼻咽喉科1,893名、眼科2,649名、透析8,748名、入院延患者数は、内科3,163名、外科2,865名、療養9,004名となっております。

答弁 教育長 天野政俊(教育長は2022年12月まで)

はじめに、環境教育の推進についてでありますが、今日、地球温暖化や自然破壊、生物多様性の危機など、地球環境の悪化が深刻化し、多くの環境問題に直面しているところであり、将来の担い手となる子どもたちが、環境に関する基本的な知識を身につけ、持続可能な社会の構築に向けて、将来、より良い環境を創造するための行動ができるような実践力を培うことにつなげることが重要となっております。また、小・中学校学習指導要領においても、「持続可能な社会の創り手」の育成が掲げられ、各教科等においても関連する内容が盛り込まれているところであり、各学校では、学習指導要領の趣旨等を踏まえながら、その内容について、持続可能な開発のための教育やSDGsと関連づけるなど指導を行っているところであります。次に、快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル」、いわゆる「ZEB化」の推進についてでありますが、文部科学省では、学校施設においても環境負荷の低減や自然との共生に対応した施設を整備するとともに、子どもたちが環境問題を身近に感じられるような工夫を行うことが重要であるとして、環境を考慮した学校施設である「エコスクール」の整備を推進していると承知しているところであります。市内の学校施設においては、中央小学校が令和2年度に大規模改修工事を終了し、東小学校については、今年度から2か年にわたり大規模改修工事を行うこととなっており、この小学校2校は、全ての照明がLEDとなる予定であります。今後の計画につきましては、現在のところ中学校の大規模な改修は予定していないところでありますが、LED化について進めてまいりたいと考えているところであります。いずれにいたしましても、少子化傾向の中、また学校施設の老朽化が進む中、子どもたちの多様なニーズに応じた教育環境の向上と老朽化対策の一体的な整備についても検討していく必要があるものと考えております。このため、総合計画との整合性や財政状況を踏まえ、関係部署と協議を行い、教育環境の整備に努めてまいりたいと考えております。

質問 5番 本郷幸治

市立美唄病院の現状と建替え計画について、何点か市長にお伺いします。入院外来患者数は、基本計画で推計している計画と比較して、若干減少しております。その原因は医師不足なのか、また、コロナ感染症によるものなのか、どのように分析されているのか。次に、総合病院として、現状の医師体制はかなり厳しい状況にあると思われますが、令和5年度中、開院を目指して、医師確保に向けて現状を含めての目途は立っているのかどうなのか。次に、令和2年度、令和3年度の外来患者数が減少している中で、常勤医師2名ほか、非常勤医師で現在進行中の新総合病院建設費用が約40億円に近い規模で、果たして現実に維持経営ができるのか。最後になりますけど、国の補助金については、今まで何度も質問してまいりました。手続きとしては、道の承認がなければ、国に申請が出来ないと承知しておりますが、補助金が決定するまでの具体的なタイムスケジュールはどのようになっているのか、お伺いします。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

市立美唄病院の現状と建替え計画についてでありますが、はじめに、基本構想・基本計画でお示ししている患者推計につきましては、全国の公立病院と同様、今回の新型コロナウイルス感染症の影響により令和2年度以降減少し、計画値と乖離が生じているものの入院・外来患者数につきましては、今年度に入り回復傾向にあり、開院時には推計値の患者数に近づくものと考えておりますが、今年度策定する公立病院経営強化プランの中で検証してまいりたいと考えております。次に、医師の確保につきましては、現状の医師数は、医療法に基づく標準数を満たしており、診療に影響はないものの、この間、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、臨時発熱外来やワクチン接種等の業務が増えているところでございます。このため、道内大学医局はもとより、医師の派遣を受けている道外医局、国、北海道東京事務所、公益財団法人北海道地域医療振興財団等を訪問し、市立美唄病院の現状と建替え計画につきまして、説明と医師派遣の依頼を行っているほか、本年4月には札幌医科大学総合診療医学講座を訪問し、医師派遣を要請したところであります。さらに、今年度から公立病院の医師派遣等に要する経費につきましては、特別交付税措置が講じられることになっておりますので、この制度を活用しながら市立美唄病院の機能や役割分担を明確にし、空知管内の基幹病院からの医師の派遣につきまして要請してまいります。また今年度、総務省の経営・財務マネジメント強化事業のアドバイザー派遣事業を活用することとしており、総務省との協議の中で専門アドバイザーを紹介していただいたことから、新しい病院機能にあった医師の確保を行うための計画や公立病院経営強化プランを策定し、本市に必要な医療提供体制と持続可能な病院経営に努めてまいります。なお、専門アドバイザーは公立病院の院長兼統括事業管理者であり、総務省の「持続可能な地域医療提供体制を確保するための公立病院経営強化に関する検討会」の委員や全国自治体病院協議会の理事を務められている方で、本市がこれから取り組む経営形態の見直しや医師の確保等の課題解決を行う上で最も適した人材であり、必要な助言をいただけるものと考えております。次に、補助申請のスケジュールにつきましては、都市構造再編集中支援事業費補助交付要綱に基づき、本年8月に新規地区要望、12月に本要望の手続きを経まして、来年4月の交付決定を予定しているところであります。さらに、市独自といたしまして、これまで本市の「医療等拠点施設整備基金」に約6億円の基金を積立てしており、今後の積立てを含めまして、病院建替えに向けてしっかりとした財源確保に努めてまいります。

出典:美唄市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月13日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる