美唄市議会 令和8年第2回定例会 2026年6月22日
(1)市職員の不祥事について/(2)宮島沼について
2026年6月22日、美唄市議会の一般質問で、本郷幸治議員が「市職員の不祥事について」「宮島沼について」について質問し、市長 桜井恒が答弁しました。
- 質問者
- 本郷幸治 議員
- 答弁者
- 市長 桜井恒
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 本郷幸治
令和8年第2回市議会定例会に当たり、大綱2点市長に質問します。大綱の1点目は市職員の不祥事について、その一つ目として、市営の特別養護老人ホーム恵祥園で発生した入所者への職員の虐待について、昨年の11月に発生した市職員による、不適切な介助による虐待は何人の職員が関わったのか。恵祥園に入所する方は要介護度3以上と認識しておりますが、身体状態はほぼ無抵抗に近い方、本来であれば、被害者に1番身近に寄り添わなければならない立場の職員が、なぜ虐待に至ったのかその理由を伺います。次に、このたびの事案について報道では、空知総合振興局から3月24日付けで、当施設の運営改善を求める勧告などの行政指導があった、その運営改善についてどのような内容だったのか。また、4月下旬に、空知総合振興局に同施設から改善状況の報告書を提出した内容についても伺います。次に、市は調査を実施し、同年の12月、高齢者虐待防止法に基づき、同施設の職員による不適切な介助があったとして、虐待と認定したとの報道がありましたが、このような事案が、なぜ議会に対しての報告が約半年以上も経過したのか。その理由を説明してください。二つ目として、市立美唄病院に勤務する男性看護師が器物損壊事件を起こした刑事事件について伺います。被害者である知人女性の所有する車の対応を、パンクさせた器物損壊事件という極めて悪質な刑事事件をなぜ起こしたのか。加害者と被害者の間にどのようなトラブルがあったのか。新聞報道では、加害者への処分は、6月9日付けで減給10分の1の懲戒処分とありましたが、被害者に対しての損害賠償や慰謝料などはどのように対応したのか。地方公務員法第29条1項で、公務員の義務違反や服務規律違反に対して課せられる処分の程度の軽い順に戒告、減給、停職、免職の四つの種類があります。このたびの事件は6月1日付で略式起訴され、同日付で略式命令を受けた案件ですが、しかしながら、加害者の職務の性質や社会的信用への影響は相当重い事案でありながら、なぜ、減給10分の1の懲戒処分としたその理由について伺います。大綱の2点目は、宮島沼について。宮島沼の水質管理と沼周辺の環境管理について伺います。国内最大のマガンの渡来率、2002年にラムサール条約登録湿地された重要な湿地であります。毎年、春と秋に約6万から7万羽のマガン等が渡来する、本市においても、貴重な観光資源となっております。しかしながら、宮島沼の水質は1990年代から急激に悪化し、加えて水面の縮小化や水位低下が問題となっております。このため、複数の地元農家から改善を求める声が出て、約36年が経過し、大きな課題を抱えて今日を迎えております。そこで、改めて何点か確認します。一つ目としては、宮島沼にかつて、フナ、ウグイ、鯉、川エビ、貝類等が生息してたと聞いておりますが、現在どのような生物が生息しているのか伺います。次に、2009年度より、毎年4月から11月の月1回から2回程度、沼の水質について、モニタリングを酪農学園大学に委託して調査研究をしておりますが、過去3年間の水質、特にpH、COD、またSS、T-Nの数字はどのようになっているのか。また、これらの数値が、農業用水基準と比較して、どのようになっているのか。現在、沼周辺では、米、麦、大豆、トマト等が栽培されておりますが、こうした作物に対する影響はないのか伺います。また、過去3年間の水深はどのように推移しているのか。次に、水質改善に向けて、2002年以降、具体的な取組がなされたのか。実施したのであれば、いつ、どのような方法でしたのか、またその効果は検証したのかも伺います。一昨年の1月に、石狩川河川事務所が植生試験を実施しましたが、その後、どのような試験結果が出たのか。次に、沼の周辺北側2か所と南側2か所の計4か所に掘削をした場所がありますが、何の目的で掘削したのか。また、原状回復はしないでそのまま放置している理由は何なのか。もし、誤って掘削したところに転倒して落ちるような事故が発生するおそれが予想されますが、事故を未然に防止する安全対策は十分になされているのか。また、三日月集水路に隣接して、駐車場の東側2メーター近くに農業用排水路があり、車が誤って水路に落ちないよう、安全柵を設置しておりますが、設置した当初は垂直になっていた状態であったと思います。それが、現在では雪の重み等で斜めに傾き、全く用を足しておりません。なぜ何年もそのまま放置しておくのか、その理由を伺います。
答弁 市長 桜井恒
本郷議員の質問にお答えします。市営の特別養護老人ホーム恵祥園で、職員の入所者への虐待についてでありますが、昨年11月に施設から市及び北海道へ虐待の疑いに関する報告があり、その後市において、関係者への聞き取りや記録の確認を行い、法令及び国の判断基準に基づき、職員1人による虐待と認定したところです。虐待に至った理由につきましては、個人が特定される情報や当事者の意思に反する形での詳細な内容の公表、あるいは改めての報告につきましては差し控えさせていただきます。職員につきましては、本件に係る事実関係や北海道による監査結果等を踏まえ、必要な対応を検討していた中、自己都合により退職したところであります。被害を受けられた方やご家族の心情を第1に考えながら、個人の権利利益の保護を基本として対応しております。運営改善勧告と改善報告書の内容についてでありますが、北海道からの勧告等の内容につきましては、具体的な再発防止策の検討や適切な技術による介護を行うこと。施設長による一元的な職員の管理、業務状況の把握、入居者及び家族の希望を勘案した施設サービス計画の策定などとなっております。北海道へ提出した改善状況報告書の内容につきましては、虐待防止研修の強化、外部講師による介護技術研修の実施、職員アンケートの定期実施、職員面談の実施などとなっているところであります。議会等への報告についてですが、高齢者虐待防止法の趣旨に照らしましても、被害を受けられた方の尊厳やプライバシーを守ることは極めて重要であり、市といたしましては、何よりご本人及びご家族の意思を尊重すべきものと考えております。そのため、法令上必要とされる報告や対応は責任を持って行ってまいりますが、今回の事案につきましては、ご家族の意向を踏まえ、詳細な報告を控えることが、施設設置者としての責務であると考えております。次に、市立美唄病院に勤務する男性看護師が起こした器物損壊事件についてでありますが、初めに、事件発生の原因と背景についてでありますが、当事者間の個人的な関係性に基づくトラブルが背景にあったと認識しておりますが、被害者の保護並びに二次被害を防止する観点から、詳細な事実関係やトラブルの内容につきましては、答弁を差し控えさせていただきます。次に、慰謝料等の被害者に対する対応についてでありますが、慰謝料や損害賠償等につきましては、当事者間における民事上の問題となりますことから、行政、病院の立場から、その協議内容や対応状況について直接関与し、お答えする立場にはございませんので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。次に、懲戒処分の妥当性についてでありますが、美唄市職員賞罰審査委員会を開催し、本市の規定に加え、国の標準例である人事院の懲戒処分の指針における器物損壊等の基準などを参考として審査を行い、6月9日付けで、当該職員に対し、減給10分の1、1か月の懲戒処分を決定執行したところであります。本年3月に美唄職員倫理条例を制定し、全庁を挙げて綱紀粛正とコンプライアンスの徹底に努めている最中に、市立美唄病院の職員による不祥事が発生し、市民の皆様の信頼を著しく損ねる結果となりましたことにつきましては、深くおわびを申し上げます。次に、宮島沼の水質管理と沼周辺の環境管理についてでありますが、宮島沼は春と秋のマガンや白鳥類などが飛来する重要な中継地となっている一方で、水質の悪化に伴い、かつて確認されていた一部の魚類や水生植物、川エビなどについては、現在では確認されなくなっているものがあります。次に、水質につきましては、過去3年間の調査結果を農業用水の基準と比較しますと、pHは基準を僅かに上回った時期があり、COD、化学的酸素要求量及びT-N、総窒素についても、時期によって基準を上回る結果となっております。一方、SS、浮遊物質量については、基準の範囲内となっております。また、農作物への影響につきましては、現時点で具体的な影響が生じている状況にはないものと考えております。次に、水深につきましては、2024年8月に市職員が湖内9地点において測定したところ、平均水深は61.9センチメートルであり、前回調査の2007年と比べて大きな変化は見られませんでした。次に、水質改善に向けた具体的な取組につきましては、水質調査、沈水植物群落の再生に向けた試験、試験掘削、関係機関との協議などを行ってきたところであります。次に、植生試験の状況については、岩見沢河川事務所と情報共有を図りながら確認してまいります。次に、沼周辺の掘削箇所につきましては、水面を再生する効果を検証するための試験区として設けたものであり、安全対策として、道路側にはロープを張り、注意看板を設置しているところでありますが、事故を未然に防止する観点から、現地の状況を確認しながら、必要な対応に努めてまいります。次に、センター駐車場の安全柵につきましては、市が管理する施設であり、破損している箇所につきましては、経年劣化や積雪等の影響によるものと考えております。全ての施設を一度に修繕することは難しい状況にありますが、施設管理上の必要性等を踏まえ、対応を検討してまいります。以上でございます。
再質問 7番 本郷幸治
宮島沼について再質問します。宮島沼の水質改善については、喫緊の大きな課題であります。ただいまの答弁では、水質改善に向けて様々な取組をしてきた経過の説明がありましたが、しかしながら、かつて生息していた生物がいないという現状を考えると、大変厳しい環境にあると言わざるを得ません。そこで、私見ではありますけど、水質改善に向けた一つの対策として、バクテリアの存在があります。バクテリアは単純ながら高度に多様で適用力のある微生物であり、地球上の生態系や人間生活に不可欠な存在であります。病原性と有益性の両面をもって、環境保全や医療、食品産業など幅広い分野で活用されております。バクテリアには様々な種類がありますが、その中で硝化バクテリアの働きは糞などの汚れやそこから発生する毒素を分解し、最終的には低毒素の硝酸塩に分解されることで、魚や生き物たちに大きなダメージを与えることがなくなるという特性を持っております。この硝化バクテリアの働きをまず試験的に、宮島沼の水質改善に向けて、是非取り組むべきと考えますが、市長の見解を伺います。
答弁 市長 桜井恒
本郷議員の質問にお答えします。バクテリアの活用についてでありますが、水質改善に関する一つのご意見として受け止めております。一方で、宮島沼はラムサール条約登録湿地であり、自然環境や生態系への影響を慎重に見極める必要があることから、次期みやぷらロードマップの検討の中で、専門的な知見を踏まえ、必要に応じて整理してまいります。以上でございます。