みんなの議会

美唄市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月17日

(1)防災行政について/(2)環境行政について

2025年6月17日、美唄市議会の一般質問で、本郷幸治議員が「防災行政について」「環境行政について」について質問し、市長 桜井恒が答弁しました。

質問者
本郷幸治 議員
答弁者
市長 桜井恒

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 本郷幸治

令和7年第2回市議会定例会に当たり、大綱2点市長に伺います。大綱の1点目は防災行政について。令和6年1月1日16時10分にマグニチュード7.6の大規模地震が発生し、石川県輪島市をはじめとして、北陸地方を中心に多くの人が犠牲になり、また、家屋の倒壊や上下水道、道路などのライフラインに甚大な被害が発生しました。本市にあっても「石狩低地東縁断層帯」が美唄市から安平町までの約66キロメートルと推定され、このような大規模地震がいつ発生するかは、過去の阪神淡路大震災や東日本大震災などの例からも、予測不可能な状況にあるのが現状であります。そこで、内閣府防災担当では、令和6年能登半島地震を踏まえた災害対応の在り方について、令和6年11月の災害対応検討ワーキンググループやスフィア基準等を踏まえて、自治体に対して通知している「避難生活における良好な生活環境の確保に向けた取組指針」、「避難所運営等避難生活支援のためのガイドライン」、「避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン」を含む「自治体向けの避難所に関する取組指針・ガイドラインの改定」が令和6年12月13日に決定されました。そこで、本市の大規模災害に向けた大型避難所、特に学校の体育館などの、このたび改定されたガイドラインに向けた取組について伺います。初めに、改定されたガイドラインや新たなスフィア基準が導入されましたが、この基準についての認識について伺います。一つ目として、スフィア基準に基づく「トイレを20人に1基」とする取組についての見解を伺います。次に、同基準に基づく入浴施設の基準の取組について見解を伺います。次に、同基準に基づく避難所内の一人当たりのスペースを「最低3.5平方メートル」とし、段ボールベッドなどが置ける広さの確保を目指す取組について伺います。また、政府では、被災地のニーズに応じて、キッチンカーやトイレトレーラー、ランドリーカー等を迅速に提供するための事前登録制度や災害ボランティアとして活動する支援団体の事前登録制度を検討しておりますが、本市でも積極的に取り組むべきと思いますが、見解を伺います。次に、大綱2点目は、環境行政について。宮島沼について伺います。本年3月20日に大富連合会通常総会後に開催しました「三日月幹線水路への宮島沼のアオコを含む湖水流出への対応」について伺います。私は、この説明会に参加しておりませんが、その時に出された資料がありますので、資料の内容について伺います。その一つ目として、説明会の開催について、事前に会員の方にご案内をされたのか。また、説明会に何人参加されたのか。次に、説明会の質疑応答の対応として、湿地センター長をはじめ、説明員として何人の職員が出席したのか。次に、説明会資料に、課題として、宮島沼のアオコを含む湖水が三日月幹線水路に流出し、地域農業や農業施設への悪影響が懸念されている。この課題に対しての対応について、4点挙げております。一つ目として、宮島沼の汚水流出の実態を明らかにする。二つ目として、そのリスクを明らかにする。また、考えられるリスクは、水稲栽培への影響、揚排水機場への影響、防除用水への影響。三つ目として、実態に基づいて対策を立案する。四つ目としては、関係者と協議して、対策案を精査し、対策を実施する。以上が資料の骨子になっております。そこで、現在の宮島沼の湖水が流出するリスクについて伺います。水稲栽培、揚排水機場、防除用水にどのような影響があるのかについて、具体的にお聞きします。次に、宮島沼の現状と課題についての質疑応答では、主にどのような意見や要望があったものかも伺います。次に、4月18日に開催しました「宮島沼の水質に関する説明会」について、参加対象者は、地元自治体を含めて、どの団体が参加したのか。また、説明員として美唄市対応職員は誰が出席したのか。また、質疑応答の主なものについて、どのような意見や要望があったのかを伺います。

答弁 市長 桜井恒

スフィア基準についてでありますが、この基準は、避難所の衛生、食糧、水供給などの最低基準を定めた国際的なガイドラインであり、この基準を満たすことによって、生活環境の改善、避難者の健康状態の向上、プライバシー確保による心理的安定の確保などが期待されます。こうしたことから、スフィア基準の避難所への反映は、災害関連死の減少にも大きく寄与するものと考えております。次に、トイレの基準についてでありますが、避難所でのトイレの課題は多くの健康被害と衛生環境の悪化をもたらすと同時に、不快な思いをする被災者を増やすことになり、人としての尊厳が傷つけられることにもつながることから、大変重要であると考えております。現在、避難所運営につきましては、避難者を約600人と想定し、美唄市防災備蓄計画に基づいて整備を進めており、トイレにつきましては、簡易トイレ、自動ラップ式トイレを合わせて48基を整備しております。被災者が想定を超えた場合には、災害協定等による支援を受け、避難者に十分な数で、かつ清潔な安全で安心なトイレ環境の確保に努めてまいります。次に、「入浴施設」についてでありますが、スフィア基準では、避難所内に入浴施設を設けることが望ましいとされております。入浴は、衛生面の保持だけでなく、被災された方の精神面の不安を和らげる効果も期待できますことから、被害者支援において、大変重要であると考えております。現在、入浴施設を有する避難所は7か所ございますが、全ての避難所に入浴施設を整備することは困難でありますので、民間宿泊施設や社会福祉施設等の支援をいただき、避難者の入浴の機会の確保に努めてまいりたいと考えております。次に、「一人当たりのスペース」についてでありますが、避難所では、プライバシーの確保や衛生面、感染症対策等、様々な課題があることから、十分なスペースを確保することで、避難者の生活環境の向上が図られるものと考えております。避難所開設・運営マニュアルにおいて、一人当たりの必要面積を災害発生直後は1平方メートル、1晩目以降は2平方メートル、展開期以降は3平方メートルとフェーズごとにスペースを広げていくこととしておりますが、避難状況に応じて、受入当初より十分なスペースが確保できるよう、柔軟に対応してまいります。なお、現在、プライバシー確保等のため、段ボールベッドや間仕切り、避難所用テントを整備しております。次に、キッチンカー等の事前登録制度についてでありますが、令和6年能登半島地震を踏まえた災害対応の在り方についての報告書の中で、避難所での食事については、レトルト食品等が提供されたが、栄養バランスの取れた適応の食事がなかなか提供されなかったとの声や、アルファ化米などの単調なメニューの改善を求める声が多く、被災者の心身の健康維持や災害関連死の抑制のためには、キッチンカー等で温かく栄養価の高い食事を提供する必要性が強く求められております。ボランティアに関しましては、避難生活が長期化し、被災者のニーズが多様化する中で、多くのボランティア団体や個人ボランティア等により、きめ細やかな支援が実施され、被災地支援で大きな役割を果たしました。現在、本市においては、キッチンカーや災害ボランティアの事前登録制度は未整備でありますことから、災害協定の締結や社会福祉協議会などとの連携を図り、迅速な対応ができる体制整備に努めてまいります。いずれにいたしましても、スフィア基準を参考とし、本市の避難所開設・運営マニュアルに反映させて、適切な生活環境、避難所の質の確保に努めてまいります。次に、宮島沼の水質に関する説明会についてでありますが、3月20日の説明会につきましては、大富連合会経由で案内を行い、参加者は約30人、説明員は宮島沼水鳥・湿地センター長1人となっております。湖水の流出による用水への影響につきましては、窒素濃度が高いことによる水稲の過繁茂・倒伏、揚水機場や防除用水については、スクリーンや噴霧器の目詰まりなどと想定しておりますが、しっかりとした聞き取り調査が必要であると考えているところであります。参加者からは、「水質に関し根本的な対策を急いでほしい」、「周辺地権者の了承について」「風評被害が出た際の対策」などについての意見があったところであります。次に、対策検討会議の実施につきましては、4月18日に「宮島沼の水質に関する説明会」として開催したところであり、参加者は、大富連合会のほか北海道地方環境事務所、空知総合振興局、岩見沢市、北海土地改良区などの関係機関等からの20人、説明員は、生活環境課長とセンター長の2人となっております。参加者からは、「宮島沼における菌類の調査の必要性」、「矢板設置に伴う地下水位への影響」、「アオコのろ過の手法」などについての発言があったところであります。

質問 7番 本郷幸治

初めに、説明会の持ち方についてでありますが、3月20日に実施しました「三日月幹線水路への宮島沼のアオコを含む汚水流出への対応」に関する説明会では、市側の説明員としてセンター長1人で対応したとのことですが、参加された方は宮島沼の近隣の生産者が出席されております。本来であれば環境課や農政課の職員が説明員として対応しなければならないと思いますが、なぜセンター長1人で対応したのか、その理由を伺います。また、4月18日に実施しました「宮島沼の推進に関する説明会」では、環境省北海道地方環境事務所・空知総合振興局環境生活課・岩見沢農政部や環境部・北海土地改良区・JA岩見沢・豊正農事組合長と環境・農政の関係団体の主要な方に出席していただいたにも関わらず、美唄市からは生活環境課長をはじめ同課の職員が3人とのこと、本来であれば、市長及び農政課の職員が出席すべきではなかったのか、その理由を伺います。次に、4月18日の説明会で宮島沼の水質に関係する質問があったと思いますが、沼の水質検査については、環境課で昨年業務委託している酪農学園大学の研究報告がありました。一方で、同年に本市の農政課で民間会社に宮島沼の水質検査を委託し、10月に調査結果が出ました。二つの機関の調査地点は宮島沼と三日月第一集水路など、調査時期は6月前後と9月に実施し、ほぼ同じであります。その結果について、特に水稲栽培に影響があるとされております化学的酸素要求量(COD)についての結果については、三日月第一集水路で環境課での数値は6月2日に5.1ミリグラムパーリットル、9月2日では59ミリグラムパーリットル、また、農政課長の数値は、5月31日に4.23ミリグラムパーリットル、9月9日に100ミリグラムパーリットルとなっており、また、宮島沼の5月と9月がそれぞれ36ミリグラムパーリットル、110ミリグラムパーリットルとなり、農業用水基準の6ミリグラムパーリットル以下をはるかに上回る結果について、沼周辺の農作物に対する影響が懸念されます。市長の見解を伺います。次に、宮島沼水鳥・湿地センターの所管は環境課になっておりますが、現状での宮島沼の水質改善や環境保全を維持していく中で、沼からの水が農業用水路に流出する構造になっていることから、今後につきましては、農政課との連携や情報共有が喫緊の課題であると思いますが、市長の見解を伺います。

答弁 市長 桜井恒

宮島沼の水質に関する説明会についてでありますが、近隣の生産者の皆さんや関係機関との水質調査結果を踏まえた湖水流出の実態などの共有及び今後における継続的な意見交換実施の確認を目的としたことから、説明員を担当課長やセンター長としたものであります。次に、農業用水の水質基準の一つであるCODにつきましては、宮島沼内における数値は高いものの、三日月第一集水路の灌漑期の用水の数値は基準を満たしているものと認識しております。次に、宮島沼の水質問題につきましては、ラムサール条約登録湿地としての環境保全の側面や周辺が農地に囲まれていることによる農業との共存など複数の側面から対応策についての検討が必要であり、今後については、所管課である生活環境課のみならず、必要に応じ庁内関係各課の連携の下、有効かつ必要な対策案の検討を進めてまいります。

出典:美唄市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月17日 議事録 PDF(5ページ) 間違いを知らせる