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美唄市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月4日

(1)福祉行政について/(2)人事行政について/(3)教育行政について

2020年9月4日、美唄市議会の一般質問で、川上美樹議員が「福祉行政について」「人事行政について」「教育行政について」について質問し、市長 板東知文、教育長 天野政俊が答弁しました。

質問者
川上美樹 議員
答弁者
市長 板東知文、教育長 天野政俊

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 川上美樹

おはようございます。令和2年第3回定例会におきまして、大綱3点につき市長並びに教育長にお伺いをいたします。大綱1点目は、福祉行政についてです。コロナウイルス感染拡大により高齢者が感染した場合は重篤化するリスクが高く、本市におきましても、多くの高齢者が感染の不安を持ちながら毎日生活しているところであります。外出を控え、仲間やご近所などとも密を避けながらの生活には多大なストレスが続き、鬱や認知症の発生、運動機能の低下などで介護度も高くなってしまうケースもあります。今までも本市においては、高齢者に対して多くの施策を行い、高齢者を支えてきたところと思いますが、このようなコロナ禍において閉じこもりがちになる中、工夫をしながら高齢者施策の取り組みは進めていかなければなりません。そこで、コロナ禍における高齢施策について、次の3点につき、その現状を伺います。1つ目は、要介護を予防する、また、介護度が高くなることを予防する介護予防施策についてはどのようになっているのか。2つ目は、認知症施策についてはどうか。3つ目は、高齢者のための生活支援体制整備事業についてはどのようになっているのか、市長にお伺いたします。大綱2点目は、ハラスメント対策についてです。厚生労働省では令和2年6月1日より、労働施策総合推進法の改正によって、パワーハラスメント防止法を規定し、大企業や地方公務員に対して施行されたところであり、中小企業には令和4年から施行される予定となっております。パワーハラスメントは職場の上司と部下、先輩と後輩、同僚の間でも、その地位や優位性を利用して圧力をかけ、いじめ、嫌がらせをすることを言いますが、蹴る、突き飛ばすなどの身体的侵害、酷い暴言による精神的侵害、仲間外れや無視といった人間関係からの切り離し、できそうもない多大な仕事を与える、逆に過小な仕事を与える、また、プライベートに過剰に踏み入ってくるといった個の侵害などが主に上げられています。これらのハラスメントがあるとすれば、職場環境を害し、仕事に取り組む意欲も失くしてしまうと思います。そこで、以下の2点について伺います。1つ目は、市役所庁内におけるさまざまな困り事、ハラスメントへの対応についてはどのようになっているのか。2つ目は、パワーハラスメント防止法への今後の取り組みについて、どのようなお考えがあるのか、市長にお伺いいたします。大綱の3点目は、教育行政についてです。本市には特に南美唄や東美唄には多くの炭鉱遺産が残っています。炭鉱堅坑櫓、旧栄小学校、人民裁判の絵、美唄鉄道東明駅舎、4110形式十輪連結タンク機関車2号があり、市内外から多くの人が訪れ、当時の懐かしさや温かい思い出に癒されたり、更に鉄道ファンも訪れているところであります。これらの炭鉱にかかわる遺産について伺います。1つ目として、これらの炭鉱遺産についてどう活用していこうと考えているのか。2つ目として、炭鉱遺産に対する維持・管理について、どう取り組もうとしているのか、教育長のお考えを伺います。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

川上議員の質問にお答えします。コロナ禍の高齢者施策についてでありますが、市としましては、各事業に参加する高齢者の皆様へ市が作成しました、地域福祉会館を利用する事業の実施に関する新型コロナウイルス感染症拡大予防ガイドライン、これを周知するとともに、消毒や清掃方法などの説明を行い、感染拡大予防を徹底しながら様々な活動が順次再開されるよう取り組んでいるところでございます。具体的に申しますと、介護予防施策につきましては、その取り組みの柱になっております、貯金体操自主グループの活動において全グループが2月末から6月中旬まで活動を自粛しておりましたが、感染拡大予防を徹底しながら順次活動が再開されているところでございます。まだ活動を再開していないグループの中では、活動自粛の長期化により、虚弱な高齢者の発生やストレスが多くなるなど、症状が出ている高齢者も現れていることから、活動の再開に向けて市の職員も参加し、話し合いを持つなど必要な支援を行っているところでございます。次に、認知症施策につきましては、週1回開催してございます、認知症カフェの運営を3月上旬におきましては2回休止しております。これにより、利用した認知症の方やご家族の方々の不安やストレス等の課題が生じたころから、市では運営を再開することといたしました。再開にあたりましては利用人数を制限し、密になる状況を回避するほか、消毒や換気にも十分留意することとし、さらには、前回の補正予算対応により、市と家族が遠隔で介護相談を行う為のオンラインシステムの導入や、換気強化のためのエアコン設置等の環境整備を進めていくこととしております。次に、高齢者が安心して住み慣れた場所で在宅生活を継続できるよう、住民主体の地域づくりを行うための生活支援体制整備事業につきましては、町内会単位の7つのサロンの活動や生活便利帳作成のための融資ボランティアの活動を自粛しておりましたが、6月末から本事業の委託先であります社会福祉協議会職員によるコーディーネート支援とともに、各地域やボランティアの活動を再開しているところでございます。次に、ハラスメント対策についてでありますが、はじめに庁内おける対応といたしましては、服務を総括的に担当する総務課において相談を受けているほか、地方公務員法第8条の規定により、公平委員会にも苦情相談ができることとなってございます。また、女性管理職による女性職員の為のセクシャルハラスメントの相談員を配置しているほか、国の消防庁からの要請により、美唄市消防本部にハラスメント相談通報窓口を設置しているところでございます。これまでの取り組みにつきましては、昨年10月にはハラスメントについての理解を深め、防止対策を行い、職場環境の向上を図るため、全職員を対象とした集合研修を実施したとろでございます。次に、パワーハラスメント防止法への今後の取り組みにつきましては、国は法律の第30条の2において、業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、労働者の就業環境が害されるものと定義する一方、業務上必要かつ相当な範囲で行われる適正な業務指示や指導については該当しないとの認識を示しております。また、地方公務員法第32条では、職務上の命令に従う義務として職員はその職務を遂行するにあたって、法令、条例、地方公共団体の規則及び地方公共団体の機関の定める規定に従い、かつ上司の職務上の命令に忠実に従わなければならないと規定されており、ハラスメントに関しては事実関係を踏まえ、慎重に対応していく必要があると考えております。このため市としましては、今回の法改正や規則制定の趣旨を踏まえ、今後ともハラスメント防止に向けて適切に対応してまいりたいと考えております。

答弁 教育長 天野政俊(教育長は2022年12月まで)

川上議員の質問にお答えいたします。炭鉱遺産の活用についてでありますが、はじめに、炭鉱遺産は東美唄地区や南美唄地区など、市内各所に点在しており、明治から昭和にかけての郷土の歴史を現代に伝える、非常に貴重な遺構であると考えているところであります。私といたしましては、これらの炭鉱遺産の保存状態を把握し、必要な保全を図りながら、歴史的な魅力や特色を広く発信する取り組みが必要であると考えております。具体的な取り組みといたしましては、昨年に引き続き東明駅保存会の皆様のご協力もいただきながら、月一回の東明駅舎の一般公開や見学のサポートを実施しているほか、今年度につきましては、7月から月一回、土曜日に炭鉱メモリアル森林公園の三菱炭鉱竪坑櫓などについて、見学サポートを実施しているところでございます。次に、炭鉱遺産の維持・管理についてでありますが、今年度につきましては、文化財保全事業として、現在安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄となっている旧栄小学校の校舎と体育館の保全方法等を検討するため、点検調査を実施しているほか、三菱美唄炭鉱竪坑櫓を保全するために、どのような調査が必要かを検討するため、予備調査を実施しているところであります。また年末に向け、東明駅舎と4110形式十輪連結タンク機関車2号を保全するために、インターネット経由でご協力いただける皆様から、基礎を募るため、クラウドファンディングの実施を進めているところであります。

再質問 6番 川上美樹

自席より再度質問をさせていただきます。大綱1点目のコロナ禍における高齢者施策について伺います。さまざまな施策を実施してもコロナウイルスに感染するのでは、という不安で各種施策に足を運ばない高齢者も多くいます。そのような高齢者に対し、どのように支援をしていくべきなのか。また、高齢者が困り事を抱えた場合、地域包括支援センターにまずは相談するということについてわからない、支援をすることに結びつかない状況にあるケースがまだ多いと思いますが、地域包括支援センターに相談し、その方に合った支援に結びつけていく、どこに相談したらいいのか、困り事を抱えたままにしない、悩まないで相談し、支援を受けることが大切だと思います。そのためにはどのような工夫をされていくべきか、市長に改めてお伺いをいたします。大綱2点目のハラスメント対策について伺います。確かにハラスメントか、そうでないかの線引きは難しいものであると思います。ただ、このような防止法が施行されたということは、多くの事例が発生しているからこそ、未然に防止しようという考えのもと施行されたものと私は思います。中小企業については、後1年半でこの防止法の対象となります。中小企業への周知も早々に取り組むべきと思います。また、各種ハラスメントに対応されているとの答弁をいただきましたが、パワーハラスメント防止法が6月1日から施行されていることに伴い、市役所庁内においても、市としての方針の明確化と周知相談報告体制の整備、パワハラ発生時の適切な対応について、今後さらに強化し、本市で働く民間、公務員も明るい前向きな気持ちで職務に取り組むことができる環境づくりを整備すべきと思いますがいかがでしょうか。特に本市の庁内においては、市民に対して笑顔で接するために、そして本市のために力を尽くそうとする気持ちを高める為にパワハラ防止に努めるべきと思います。精神的に安定している職場は仕事のパフォーマンスを上げると、働き方改革の中でも言われておりますが、改めて市長のお考えを伺います。次に、大綱3点目の炭鉱遺産について伺います。郷土史を大切にしたいという考えで、市は郷土史料館も改修されています。私は特にゆ~りん館をはじめ、東美唄方面には多くの人が集まる場所があり、炭鉱に関連した遺産が随所にあります。ただ、これらが生涯学習係、観光振興係、都市整備係とそれぞれに担当する部署が異なっているため、本来は担当の係を超えて一体となって整備を考えることが必要だと思います。本市の資源を多くの市内外の方々に見ていただき、訪れた方に感動の思い出を美唄で作っていくことが大事だと思います。特に美唄鉄道東明駅舎の保存については、地元の方々がボランティアで必死に周辺整備に汗を流しております。また、4110形式十輪連結タンク機関車2号につきましても、国内では稀有な物であり、一定の整備は必要と感じますが、このことについて改めて教育長のお考えを伺います。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

川上議員の質問にお答えします。コロナ禍の高齢者施策についてでございますが、市としましては、各事業に参加していない方が、いわゆる孤立や生活機能の低下を招かないように各活動の情報を知っていただく為の方法としまして、地域のリーダーとともに考え、個人へのチラシの配布や参加してない方への個別訪問などの取り組みについて助言を行うところでございます。次に、地域包括センターの周知でございます。これにつきましては、地域住民の身心の健康の保持及び生活の安定のため、必要な援助を行うことが介護保険法の中でも定められておりまして、こういう事が介護保険のパンフレットなどにも紹介しているところでございます。これまでは、高齢者やその家族の介護が必要となった時に迷うことなく、地域包括支援センターをご利用いただけるよう、病院との連携強化や高齢者を支援している民生児童委員や町内会長などの集まりで周知を努めているほか、さらに今年は、地域包括支援センターについて記載しております、生活便利帳を全ての一般紙に折り込み、市民の皆さんに広く知っていただく取り組みも行っているところでございます。今後も様々な機会を通じ、地域包括支援センターの周知に努めるほか、地域の方々と連携をさらに深め、支援を必要とする高齢者の方々を支える取り組みを推進して参りたいと考えております。次に、ハラスメントへの対応についてでございます。今回の法改正や規則制定の趣旨を十分踏まえながら、職場環境の改善に向けまして、今後とも適切に対応してまいりたいと考えております。

答弁 教育長 天野政俊(教育長は2022年12月まで)

川上議員の質問にお答えいたします。東明駅舎等の保全についてでありますが、東明駅舎と4110形式十輪連結タンク機関車2号は、鉄道ファンの間では全国的にも有名であり、当時の美唄を現代に伝える貴重な炭鉱遺産であります。特に、動輪が10輪ある「E型」の機関車は全国で唯一見学できる蒸気機関車であります。これらは市の貴重な文化財であり、日本遺産の構成文化財北海道遺産にも認められているため、次世代へ継承していけるよう、市関係部局の連携を図るほか、関係団体、地元保存会や有識者の方々のご意見やご協力をいただきながら、維持・保全に努めてまいります。

出典:美唄市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月4日 議事録 PDF(2ページ) 間違いを知らせる