みんなの議会

美唄市議会 令和7年第3回定例会 2025年9月8日

(1)福祉行政について/(2)観光行政について

2025年9月8日、美唄市議会の一般質問で、川上美樹議員が「福祉行政について」「観光行政について」について質問し、市長 桜井恒が答弁しました。

質問者
川上美樹 議員
答弁者
市長 桜井恒

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 川上美樹

令和7年第3回定例会におきまして、大綱2点について市長にお伺いいたします。大綱の1点目は、福祉行政について、高齢者対策について伺います。第7期総合計画の前期基本計画で「ともに支え合い、安心して暮らせるまちづくり」を目指し、それの個別計画として「高齢者保健福祉計画」に基づき、高齢者対策が進められているところです。現在の本市の高齢化率は44.8%であり、市民の半分近くが65歳以上であるということになります。そこで一つ目として伺いますが、高齢者の生活を支援するための体制はどのように整備されているのか。二つ目として、認知症対策、これについては、令和5年実施のアンケートでは、認知機能が低下しているという方が3年前の令和2年よりも多くなっているという結果が出ております。これら認知症対策については、どのようになっているのか。三つ目としては、一人暮らし、閉じこもり傾向にある方、また孤立化してしまっている状況の方への支援対策はどうなっているのか。どれも必要かつ重要な対策と思いますが、このことについて市長にお考えを伺います。大綱の2点目は、観光行政について伺います。伺いたい点は、「炭鉄港」の取組による広域での観光連携の推進について伺います。桜井市長は現在、小樽、室蘭、空知の市町村で構成する炭鉄港推進協議会の会長になっておられます。本市においては、かねてから地域資源、北海道の日本遺産「炭鉄港」という形で登録がされております。炭鉄港の取組は、小樽、室蘭、空知と同じ歴史を持った地域が連携して、その資源を活用し、広域での観光振興を促進していこうということが目的の一つと認識しておりますが、このことについて、次の2点についてお伺いをいたします。一つ目は、本市の炭鉄港への取組が推進されることで、期待される効果、これについてはどのようにお考えなのか。二つ目は、これらの課題及び解決に向けて、どのようにお考えなのか、このことについて市長にお考えをお伺いいたします。

答弁 市長 桜井恒

川上議員の質問にお答えします。高齢者対策についてでありますが、初めに、高齢者の生活支援体制の整備として、65歳以上の高齢者が多世代の市民から見守りを受けることで、安心して、地域で生活できるように、各地域でサロンや懇談会などを開催しているほか、ぴぱ生活便利帳を配布し、生活の困りごとの解決にご活用いただけるよう、周知に努めております。次に、認知症施策についてでありますが、認知症予防に資する可能性があると言われている貯筋体操などの介護予防を推進しているほか、認知症に対する正しい理解が普及し、認知症になっても、本人や家族が安心して生活できるように、認知症カフェや認知症サポーター養成講座をはじめ、幅広い施策を実施しております。また、若い方々も認知症について学ぶことができるように、児童や生徒向けの認知症サポーター養成講座も開催しております。次に、一人暮らしの高齢者への支援につきましては、緊急通報システムや、食事サービスなどにより見守りを行っているほか、各地域における交流の場にお誘いし、孤立することなく、安心して住み慣れた地域で生活できるよう支援しております。また、閉じこもり状態にある方や孤立化してしまっている方に対しては、地域のサロン等の取組の一つとして、本人の負担にならないよう配慮しながら、地域住民による声かけ活動を行っていただいているところであります。いずれにいたしましても、介護や医療の専門職の支援や地域の支え合いの取組を大切にしながら、高齢者の皆様が安心して美唄で生活できるよう、引き続き支援してまいります。次に、「炭鉄港」の取組による広域での観光連携の推進についてでありますが、昨年7月から、空知総合振興局を事務局とする炭鉄港推進協議会の会長市として、本市を含む自治体や経済、民間団体等の会員の協力の下、各種事業を推進しており、構成地域の特色ある「食」をPRする「炭鉄港めし」の認知度向上や炭鉄港カードキャンペーン事業の実施、ガイド付きツアー、各種イベント開催など、日本遺産に関わる幅広い分野において、広域的な連携を図り、地域の活性化を目的に取り組んできたところであります。一方、本市においても、一般社団法人ステイびばいとの連携による、四つの「炭鉄港」構成文化財を活用した、モニタリングツアーや地元ガイド養成講座、炭鉄港プレミアムガイドツアー等の事業を展開し、観光産業の発展に取り組んでいるところであります。こうした構成文化財を活用した様々な取組によって、地域のブランド化やシビックプライドの醸成にもつながるなど、地方創生に大いに資する効果があるものと認識しております。次に、日本遺産「炭鉄港」における課題についてでありますが、炭鉱閉山後、50年以上が経過している地域もあり、炭鉱の記憶の風化や構成文化財の劣化が進み、地域の歴史を語り継ぐことが難しくなってきており、今後どう維持・保存し、活用していくかが、日本遺産を有する炭鉄港推進協議会の構成自治体の共通の課題であるとの認識の下、現在の活動を拡充しながら、解決に向けて取り組んでまいります。以上でございます。

質問 11番 川上美樹

再度お伺いをさせていただきます。大綱1点目の高齢者対策について、特に一人暮らしや閉じこもりがちにある高齢者への対策については、ご本人の負担にならない程度でのあらゆる方法でのつながりを作っていくことを、今後も継続してやっていただきたいところです。また一昨日ですけれども、土曜日の北海道新聞の朝刊に掲載されていたものですが、白老町では、認知症の人とその家族に対する支援も対象とする条例がこの度の9月の定例会で審議されるという記事が掲載されておりました。この条例が議会で承認されれば、道内初の認知症に関する条例が出来上がるというようなお話だそうです。こういったことを白老町も進めてらっしゃいます。例えば、本市で私がよく聞くのが、デイサービスに行かれる家族がいらっしゃって、それは、大体9時から4時半の間が多いと聞いてます。9時から4時半の間、デイサービスにご家族がいらっしゃって、特に農家の皆さんは、春先の朝早い時期に作業をしたいというのがあったり、あるいは日が少し、4時半を過ぎて長くなる時期にまた作業をしたいということで、こういったデイサービスに行っている間はお仕事ができるんですけれども、朝と夜、農家の方々が作業したいとき、家族の支援が難しいんだというようなことをよく聞きます。先ほどご答弁にもありましたとおり、認知症カフェですとか、サポーター養成講座なども多岐にわたってやっていらっしゃいますので、どうぞまたその機会を利用して、認知症の方はもちろんなんですけれども、その家族の声を是非拾って、施策に反映していただきたいところです。そこで再度お聞きしたい点になりますけれども、令和5年度のアンケート結果を見たところ、困りごとができたときに、この地域包括センターに、まずは相談するということをご存じですかという高齢者が、アンケート結果では、全体の15.5%であるという結果が出ております。これはちょっと低いなと思いまして、せっかくいい施策をたくさん備えているのですから、支援が必要だということにもかかわらず、それが行き届いていないということが多いとしたら、もっと行政側から積極的に高齢者の市民へ情報や支援を届ける動きを強化することが必要だと思います。高齢者施策に対しては、私はこの一般質問で、何か突飛な施策、これをやればということを提案できるわけではございませんけれども、今の施策を地道に継続して、何とかこの15.5%の周知率を高くしていただいて、利用をしていただければと思います。このことについて再度、市長のお考えを伺います。それから大綱の2点目の炭鉄港への取組についてです。解決に向けての考え方、取組については、理解いたしました。炭鉄港というのは令和元年に日本遺産に認定されまして、さらに今年7月には再認定され、重要支援地域という形で選定はされました。本市においては、炭鉄港の炭鉱の部分が当てはまりますけれども、かつての栄華と、あっという間の衰退について、私はまだその記憶が生々しいということだったり、閉山後の多くの仲間たちがその後の生活に苦労したということもありましたので、それをもう振り返りたくないと、そういう考えも確かにあると思います。ただ、多くの方に価値ある遺産として認めてもらうには、私はもう少し時間がかかるのかと思っております。ただ、どこの地域でも同じような観光施策、それから似たような地方創生の施策になってしまって、近隣市町村で人の取り合いになるようであれば、そうではなくて、小樽、室蘭、空知、この地域ならではの歴史を生かした、しかも広域で連携した観光施策を考えていくというのがこの炭鉄港の取組の考え方の一つではないかなと思います。ただ忘れてならないのは、この観光施策を行うことによって、最終的にはこの美唄市民に利益が還元されるのか。それから今の市民、それから未来の将来の美唄市民に観光施策をやったことによる恩恵、利益ををもたらすということでなければ、炭鉄港の取組もそうでないとならないと思いますので、大きな投資というのは少し難しいとしましても、美唄市内にある、炭鉱遺産に認定されている文化財や存在する歴史的建造物、そこにあった物語については、次世代へと引き継いでいく、そういった取組は、私は必要ではないかと思いますが、このことについて市長のお考えを伺います。

答弁 市長 桜井恒

川上議員の質問にお答えします。本市の取組に関する市民周知等についてでありますが、地域包括支援センターの総合相談や生活支援体制の整備、認知症施策等については、広報紙やホームページへの掲載をはじめ、ぴぱ生活便利帳を配布し、ご活用いただくなど、様々な形で市民周知を図っているところであります。また、市民の方が困りごとを抱える前から、相談場所である地域包括支援センターを知っていただくため、令和4年度から地域包括ケア漫画を発行しております。漫画には、骨折した場合、年齢とともに虚弱になってきた場合、物忘れなどの症状が出た場合の具体例を示し、地域包括支援センターの専門職が相談に応じた事例を分かりやすく紹介しております。いずれにいたしましても、何か困りごとがあれば、医療や介護サービスなどの必要な支援につながるよう、ご本人だけでなく、そのご家族に対しましても情報発信の充実に努めてまいります。次に、日本遺産等の次世代への引継ぎについてでありますが、本市においては、日本遺産「炭鉄港」の四つの構成文化財のほか、美唄市指定文化財や炭鉱遺産に関連した建造物があり、これらは、歴史的価値があるものと認識しております。こうした有形無形を含めて存在する文化財等について、観光パンフレットへの掲載、市のホームページ、SNS等を活用し、目に触れる機会を作り、市民が地域への愛着心を再確認していただくとともに、市外からの来訪者に対する情報発信も必要であると考えております。また、「炭鉄港」は1地域で完結しているものではなく、歴史上の物語や広域的な観点で、日本の繁栄を担った我がまちの炭鉄港遺産をPRすることで、さらに価値が深まることから、構成市町・団体との連携も重要であると考えております。一方で、文化財の保全を行っている地元の活動や各自治体の支援にも限界があり、構成文化財一体として維持・保存を進めていかなければならない時期に来ていると考えております。市としましては、この度、日本遺産の重点支援地域に選定されたことによる、文化財保護や環境整備等に対する優遇措置の活用を検討するとともに、市内外の方に、価値ある歴史を認めてもらい、維持・保存等の活動に支援をいただけるよう取り組んでまいります。いずれにしましても、これまで炭鉱産業は衰退の過程が黒歴史として認識されがちでしたが、日本の経済の発展を支えた価値ある歴史として、後世に伝えていけるよう、日本遺産「炭鉄港」等を活用した地域活性化や観光地づくりの発展に努めてまいります。

出典:美唄市議会 令和7年第3回定例会 2025年9月8日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる