網走市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月12日
さきに通告をいたしました3項目について
2023年9月12日、網走市議会の一般質問で、金兵智則議員が「さきに通告をいたしました3項目について」質問し、観光商工部長 伊倉直樹が答弁しました。
- 質問者
- 金兵智則 議員
- 答弁者
- 観光商工部長 伊倉直樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 金兵智則
-登壇- それでは、私はさきに通告をいたしました3項目について質問いたします。まず初めに、観光について質問をさせていただきます。本年5月、私たちの生活に大きな影響を及ぼしてきた新型コロナウイルス感染症の位置づけが2類相当から5類へ変更をされました。それまで人の移動に対し多くの制限を受けてきましたが、これにより人の流れが活発となり、網走市にもスーツケースをお持ちの方を目にする機会も増えた。そして多くの観光客がお越しいただいているというお話も伺っております。市長の開会の挨拶でも触れられておりましたけれども、現在の観光客の状況や動向についてまず伺います。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
観光客の現状と動向についてでございますが、さきの行政報告で市長からも御説明をいたしましたけれども、令和5年4月から7月までの網走湖畔4ホテルの延べ宿泊者数は3万6,874人で前年比120%、コロナウイルス感染拡大前の令和元年比では81%という状況になっております。なお、4月から6月までの第1四半期における市内全体の延べ宿泊者数は、前年比103%、令和元年比で93%となっております。また、4月から7月までの網走湖畔4ホテルの外国人観光客の延べ宿泊者数は、令和元年は8,004人でしたが、昨年は20人、本年は5,417人となり、台湾、香港を中心に回復傾向にあります。次に、4月から7月までの主な観光施設の入館者数ですが、オホーツク流氷館は4万3,686人で前年比141%、令和元年比で78%、博物館網走監獄は8万1,606人で前年比113%、令和元年比74%という状況になっております。新型コロナウイルス感染拡大前の水準には達していないものの、入り込み、宿泊数とも堅調に回復してきている状況となってございます。
質問 金兵智則
わかりました。昨年も国内の移動については、少しずつではありますけれども動き始めていましたので、急激な伸びを見せたというのは外国人観光客だったなということがわかりました。ただ、様々4年ぶりの開催などと言われることが多いイベントなどについては、大変多くの方々が来場している様子も見受けられます。これは、これまで止まっていた人の流れが急に活発した状況と言っていいのだというふうに思いますけれども、ある人によっては、今の状況は動きが止められたことによる反動で、少しずつ収まっていくのではとも言われております。そのような中で、網走市としては現状を踏まえ、今後はどのようになっていくと考えているのでしょうか。また、活発化したことにより、移動手段や宿泊費の高騰なども言われています。さらには、網走市内の宿泊施設が足りないなどの声もありますけれども、課題についてはどのように捉えているか伺います。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
当市におきましても、5月に開催された春カニ合戦や7月に開催されたあばしりオホーツク夏まつり、夕市まつり、先日開催された七福神まつりでは、多くの市民や観光客でにぎわいを見せ、新型コロナウイルス感染拡大前と変わらない状況であったと認識しております。一方で、昨年4月に知床沖で発生した観光船事故の影響もあり、知床方面を目的とした観光客の回復が思うように伸びず、特にゴールデンウイークをはじめ、4月、5月における当市の主要観光施設の入り込みも非常に苦戦を強いられました。知床と網走の観光は互いになくてはならない存在であることから、一刻も早く知床のイメージが払拭され、網走、知床を中心とした観光需要が回復していくことを願っております。また、7月には、インターハイボート競技が開催されたほか、ホクレン・ディスタンスチャレンジや北海道陸上競技選手権大会、スポーツ合宿などの受入れなどにより、議員お話しのとおり、宿泊施設の予約が取れないという状況も時期によってはございました。また、航空事業者は、AIなどを活用し宿泊事業者が需要と供給の状況に応じて弾力的に価格を決定する事業者もあることから、航空運賃や宿泊費が高騰する状況も起きております。価格の上昇につきましては、事業者の経営判断によって左右される部分が大きいと思いますが、観光客に対して著しいマイナスイメージにならないよう、状況を注視してまいりたいと思っています。また、宿泊施設の不足についてでございますが、2025年以降に市内において大型ホテルが開業する記事が新聞報道されておりました。コロナ禍以降、市内の一部宿泊施設においては、スタッフ不足により客室の稼働率を制限しているという状況も聞いておりましたが、このような動きは大変ありがたいと思っております。今後も新たな投資が生まれ、市内のキャパシティーが広がることに期待をしております。
質問 金兵智則
わかりました。課題については解決できるような状況もあるかもしれないということですし、それぞれ細やかな分析も行われているということが今の答弁でわかったのかなというふうに思います。また知床の事故の関係でまだまだ完全には戻ってきてないという状況もわかったところでありますけれども、ただやっぱり網走市の重要な基幹産業の一つでもある観光業に復活の兆しが見られるのは大変喜ばしいですし、ありがたいことだなというふうには思います。しかしながら、先に述べたとおり、現在の状況は反動ということで落ち着いてしまうということも考えられます。今議会でも補正予算が提案されるなど、現在も閑散期対策やインバウンドの対策などが行われているということは承知しております。今後も観光商品の高付加価値化などの取組を進めていかなければならないというふうにも考えます。そのための財源として、観光客を対象とした法定外目的税、いわゆる宿泊税というものがあります。現在、市町村独自の宿泊税は倶知安町が道内で唯一2019年11月に導入をしているといったところだったと思います。7月下旬、新聞紙上に宿泊税に関する記事が掲載をされました。その記事によりますと、各市町村にアンケートを実施した結果、宿泊税を導入する予定または検討中と回答したのは、札幌市や小樽市、北広島市など23市町村あったそうであります。その記事を読んだところでは、網走市のアンケート結果は不明でございましたけれども、財源確保手段の一つである宿泊税の導入に関して、網走市の見解を伺います。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
宿泊税につきましては、観光振興に活用できる貴重な財源になり得ると考えてございますが、市民や観光客など、納税者の理解のほか、使途の明確化、税を徴収する宿泊事業者の負担増や北海道との調整など一定の課題があると認識しております。昨年12月には網走市観光協会からの令和5年度予算要望の際、宿泊税の導入に対し、さきの課題などの状況を注視しながら、今後の議論に向けて検討をお願いしたいとの要望を受けているところでございます。宿泊税につきましては、他の都府県などでも導入され、道内においては、御案内のとおり倶知安町で2019年から定率制による宿泊税が導入されるなど、それぞれの地域においてルールづくりを精査する上で課題があると認識しております。
質問 金兵智則
ただいまの答弁では、宿泊税については有効的なものであるというふうには思っているけれども、課題があるのもわかっているという答弁までだったのかなと。それを踏まえて、網走市はどうしていくのかという答弁があったらよかったなというふうに思うのですけれども、この後もう一回聞きますね、そうしたらね。まず、今考え方をお伺いしましたけれども、そのような中、北海道はコロナの影響によって中断していた法定外目的税、北海道では観光振興税というふうに言っていたのかなと思いますけれども、その観光振興税の導入に向けた有識者らによる懇談会の初会合を8月1日に行ったそうです。懇談会は2020年の専門家会合の提言を踏まえ、定額制を軸に検討し、年内にも徴収額を含む方向性をまとめることで一致されたそうであります。2020年のときの会合では、1人1泊100円を宿泊者から徴収し、市町村独自に上乗せすることも可能とする案を望ましいというふうにしていたそうですけれども、今回の会合では、1人1泊200円という意見もあったとのことであります。さきにも述べました新聞社が行ったアンケートによると、北海道の宿泊税導入に関して4割が賛成と答えた一方で、独自に宿泊税を検討している市町村からは懸念の声もあり、反対と答えられたところが1割あったそうです。その理由としては、先ほど答弁の中にもありましたけれども、宿泊客に対して二重の課税となること、税徴収を担う宿泊業者の事務負担が増加してしまう可能性があることなどが考えられるということが挙げられたそうです。そのような状況の中、網走市としては、北海道が導入を検討している宿泊税についてはどのように認識し、どのように考えていくのか。宿泊税についてどのように考えていくのか、見解を伺います。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
宿泊税につきましては、宿泊される方に対して課税される法定外目的税でございますが、一般的にはまちの魅力を高めるとともに観光振興に要する費用に充てることを目的としていると認識しております。北海道の有識者会合では、定額制を軸に宿泊税を検討すると報道されておりましたが、この方式については、安価な宿泊費に対しては負担割合が大きくなるものの、納税者にとってはシンプルで、また宿泊事業者の負担も小さいことがメリットとして挙げられると思っております。一方で、納税者目線に立ちますと、消費税、入湯税、宿泊税と複数の税を負担することにつながりますので、新たな税の導入には目的と使途を明確にし、納税者の理解を得ることが重要であると考えます。宿泊税につきましては、引き続き北海道や他の自治体の動向を注視し、観光協会からの要望も踏まえつつ、研究してまいりたいと考えております。
質問 金兵智則
わかりました。これからという答弁だったのかなというふうに思いますので、またタイミングを見て、違う場面でやり取りさせていただけたらなというふうに思います。