網走市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月10日
廃棄物処理について
2019年9月10日、網走市議会の一般質問で、村椿敏章議員が「廃棄物処理について」質問し、市民環境部長 酒井博明、健康福祉部長 桶屋盛樹が答弁しました。
- 質問者
- 村椿敏章 議員
- 答弁者
- 市民環境部長 酒井博明、健康福祉部長 桶屋盛樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 村椿敏章
-登壇- 日本共産党議員団の村椿敏章です。どうぞよろしくお願いいたします。質問通告に従い、質問したいと思います。まず第1にですが、廃棄物処理についてです。平成29年の2月から新しいごみの分別が始まり、2年半が過ぎました。以前は埋め立てごみとリサイクルされる新聞紙や紙ごみ、瓶、缶、食品トレイなど分別すればよかったのですけれども、新しい処分場をつくるに当たり、埋め立て量を減らすために生ごみ、容器包装プラスチック、雑紙など細分化されて、我々若い人たちでも分別に悩むことが多いと思います。高齢者にとっては新しいことを覚えるのは本当に大変だと思いますし、現実に正確に分けることができないのではないかと思いますし、実際に分けられないというお年寄りの方も多いです。今網走市の高齢化率は30%を超えており、人口にして1万人を超えています。高齢者に対して、市はどのようにして分別方法の周知をしているのかお伺いいたします。
答弁 市民環境部長 酒井博明(市民環境部長は2021年3月まで)
高齢者への分別方法の周知についてでありますが、分別変更後の高齢者のごみ出しにつきましては、健康福祉部や民生委員と連携し、分別がわからない可能性のある高齢者宅へ個別に訪問し説明を行ってきたところであります。各世帯には、その後ごみの分別を解説したチラシの全戸配布などを行っておりますが、高齢の方を初めどうしてもわからないという方につきましては職員が御自宅を訪問して説明し、個別に対応しているところでございます。
質問 村椿敏章
高齢者に個別に対応している、丁寧な対応をされているということだとわかりました。この高齢者の分別のことについて調べていった中で、介護福祉課で行っている高齢者等さわやか収集事業というのがあるのがわかったのですが、その概要について、どのようなものか伺います。
答弁 健康福祉部長 桶屋盛樹(健康福祉部長は2023年3月まで)
高齢者等さわやか収集事業についてでありますが、家庭から排出されるごみをみずからごみステーションに出すことが困難な高齢者等の世帯を対象といたしまして、ごみの個別収集、必要に応じて分別収集支援もあわせて行いますが、これらとあわせ声がけによる安否確認を行う事業となってございます。平成30年度の実績でございますが、99世帯が利用され、延べ訪問回数は7,317回となっております。
質問 村椿敏章
99世帯、7,313回ということですが、実際にその事業費というのはどれほどになっていますか。また、このさわやか収集事業というのは、その事業を利用するには、どういう手続が必要なのかについて伺います。
答弁 健康福祉部長 桶屋盛樹(健康福祉部長は2023年3月まで)
まず初めに、高齢者等さわやか収集支援事業の事業費でございますけれども、平成30年度におきましては457万5,456円となってございます。対象世帯でありますけれども、介護認定、これは事業対象者といって、チェックリストで事業が必要だというふうに認定された方も含みますけれども、介護認定要支援者、それと身体障害者手帳の交付を受けている高齢者や障がい者で構成される世帯というふうになってございます。
質問 村椿敏章
このさわやか収集事業ですけれども、今99世帯ということですが、この事業はいつくらいから始まったものなのでしょうか。
答弁 健康福祉部長 桶屋盛樹(健康福祉部長は2023年3月まで)
この高齢者等さわやか収集事業につきましては、ケアマネジャー連絡協議会の要望を受けまして、ヘルパーの負担軽減というようなことが目的で、この5分、10分であってもヘルパーが本来の身体介助、それから生活支援に時間が割けるというようなことで、ぜひごみ出しを事業化してもらえないかといったケアマネジャー連絡協議会からの要望を受けて、平成22年度から実施をしているものでございます。
質問 村椿敏章
わかりました。次に行きます。次に、ごみの収集時に置いていかれるごみについてなのですが、間違った分別がされてごみ出しされた場合、収集業者は警告シールを貼り、ごみステーションに置いていくことになっています。しかし、残されたごみが生ごみの場合、悪臭が出たり、プラスチックのごみについた食べ物の残りかすなど、それをカラスがつつくなどごみステーション周りが汚れてしまい、各町内会では頭を悩ませていると聞きます。残されたごみの件数などは把握されていると思いますが、実際どのようなごみが残されているのか、また対策はどのようにしているのか、今後どのようにして少なくしていこうとしているのかを伺います。
答弁 市民環境部長 酒井博明(市民環境部長は2021年3月まで)
収集時に置いていかれるごみについての対応でございますが、ルールに違反のあるごみは収集せずに違反シールを貼って置いております。件数ですが、1世帯が週に4袋排出すると仮定した場合、1カ月当たりで29万袋のごみを収集することになりますが、違反の件数は毎月9,000件程度ありまして、違反の率は全体の約3%であると推計しております。違反シールには日付、違反の内容などを記載しております。また、その際には、収集車の日報にも違反の内容を記載していますが、一番多い違反は分別しないで全てのごみを袋に入れているもので、これが違反ごみの約8割、曜日の間違いが1割強、残りは資源物や市が収集できない事業ごみなどが出されているものであります。違反ごみを置いていく理由としましては、出された方に分別や出し方が間違っているということを理解していただき、次回からは適正に排出してもらうためでありますが、違反が続くような場合は、パトロール担当や職員が調査して排出者を特定し指導を行っております。なお、ステーションの状況によりましては、悪臭や衛生害虫の発生など周辺の環境に悪影響を与える場合もありますので、その場合はすぐに収集する場合もあります。違反の件数を減らすためにはリユース展、生活展といったイベント、また広報誌などを利用した紙面を利用して啓発を続けてまいりたいと考えております。
質問 村椿敏章
対応をいろいろされているということがわかりました。この違反ごみですね、それは2年半過ぎた中ですが、どれほど置いていくことで、違反ごみを置いていくことで改善されてきたのか伺います。
答弁 市民環境部長 酒井博明(市民環境部長は2021年3月まで)
違反ごみを残していくといった袋の個数ですけれども、平成29年度は9万4,960個、平成30年度で8万8,600個ですので、この差し引きで6,360個、1年間で減ったということになります。市民の皆様がこの分別に慣れてきた、習熟されたというのもあると思いますけれども、このような違反ごみを置いていくと、残していくということでの啓発の効果としても、この減少につながったのではないかというふうに考えています。
質問 村椿敏章
また、町内会のほうで問題になっているのは、残されるごみを出している方が多いのがアパートや共同住宅の住人が多いように聞いているということなのですが、アパートの管理者や、それから大家さんから住人に対して正しく出すよう説明をするよう求めてはいかがかと思いますが、伺います。
答弁 市民環境部長 酒井博明(市民環境部長は2021年3月まで)
アパートに対する対応としては、市は管理人さんにお願いして分別に係るチラシを配布していただいたり、大家さんからも住民の方に啓発をしていただくようなお願いをしております。また、アパートに対しましては、平成16年に市のほうで条例を改正しまして、4戸以上の集合住宅につきましてはそのアパート自体でごみステーションを設置してもらうというふうにしておりますので、そのアパートの中できちんと管理してもらうということです。それから、平成16年以前にアパートを建設された方につきましては、市のほうからも要請をいたしまして、集合住宅の中に専用のステーションをつけてくださいというようなお願いもしております。このような取り組みを続けていって、アパートの中でごみが収集されると町内会の負担も少なくなってくると思いますので、このような取り組みを今後も続けていきたいというふうに考えております。
質問 村椿敏章
アパートの大家さんなどにも説明をしてもらうと。それから、新しくごみのボックスを置くということですけれども、ぜひこの点についても進めていただきたいと思います。次に、ごみの収集状況についてお伺いします。新ごみ処分場では生ごみを分別し、堆肥化することで埋め立て量を減らすことになっていたと思いますが、八坂でのごみ処分量と明治のごみ処分量の変化ですね。どのようになっているのか、また今後いつまで埋め立てできるのか。当初の計画と照らし合わせてどのような状況になっているのか、長期的な展望についてお伺いいたします。
答弁 市民環境部長 酒井博明(市民環境部長は2021年3月まで)
ごみの処分量の比較であり ま す が 、 分 別 前 の 平 成28 年 度 は 搬 入 量 で 1 万1,946トン、昨年の平成30年度は8,933トンと約25%減っております。埋め立て量では分別前の平成28年度は1万1,753トン、分別後の29年度は6,278トンと約47%減ったところですが、平成30年度は8,141トンと3割ほど増えております。これは、昨年度の停電による食品廃棄や紙おむつの搬入量の増加などが原因であるというふうに考えてます。最終処分場の使用年数ですが、供用から15年分というふうにしておりまして、計画では平成30年から令和14年の15年間としております。埋め立てごみが極端に増えない場合は、現在のところ13年後の令和14年まで使用できるものというふうに考えております。また、分別が徹底されまして、資源物や生ごみの再資源化が進むと、埋め立て量は減ってまいりますので、少しでも最終処分場は長く使っていけるものと考えております。
質問 村椿敏章
わかりました。正しくごみを分けて資源を増やして、埋め立て量を減らしていく、それも延命につながるものだと思いますので、これからも分別のほうをお願いしていきたいと思います。次に、容器包装プラスチックについてですが、プラスチック汚染の拡大が世界的な問題となっています。ペットボトルやレジ袋などの使い捨てプラごみは陸から風に飛ばされるなどして川や海へ、また直接川に捨てられたプラごみは海に流されています。自然界では分解されないため、そのまま蓄積され、さらには海流に乗って遠くの海に拡散するといいます。やがて拡散したプラごみは紫外線や波によって砕かれ、5ミリメートル以下に微少化したものはマイクロプラスチックと呼ばれ、海中に残り漂い続けるとされています。全世界ではプラ廃棄物量が800万トンと推計したグループがありますが、そこでは2025年にはその量は10倍になり、2050年には海の魚の量と同じ量になるだろうと推定し、全世界に大きな衝撃を与えています。そのようなことを受けて、日本も来年から買い物袋を有料化し規制するような流れとなっています。この点について、網走市の見解を伺います。
答弁 市民環境部長 酒井博明(市民環境部長は2021年3月まで)
容器包装プラスチックについてでございますが、市では平成21年度に市、消費者協会、事業者で構成するレジ袋等削減推進連絡会を立ち上げ、マイバッグの普及とレジ袋の削減について話し合ってきたところでありまして、現在では市内大手スーパーの全てにおいてレジ袋の配布が有料化となっております。来年からは国が規制をしまして、コンビニエンスストアなども有料化となる、そういう見通しがありまして、マイバッグの利用はさらに進んでいくものというふうに考えております。しかしながら、現在小売店で販売されている食品や商品のほとんどは容器包装プラスチックに包まれて販売されております。このような中で容器包装プラスチックを減らしていくためには、国レベルの取り組みや事業者や消費者の理解が必要となってまいりますので、国や製造事業者の動向と包装技術の進歩などを注視しながら、市民や市内小売業者に対する啓発を進めてまいりたいと考えております。
質問 村椿敏章
わかりました。コンビニでも有料化されるということですけれども、それについてはなかなかコンビニに行ったときに、私たちもそうですが、マイバッグを持っていくという、そういうふうになっていないものですから、市民にコンビニに行くときにもマイバッグを持っていけるような、そういう周知もこれから必要なのではないのかなと思っております。次なのですが、海洋に流れ出しているプラスチックごみが網走もあると思いますが、網走市の場合、海岸町や鱒浦など海岸に流されてきたごみの状況、そしてその対策はどのようにしているのか伺います。また、実際網走でとれる魚などの海洋生物に、このプラスチックが残留しているのではないかと思うのですが、そのようなことが起きているかどうか伺います。
答弁 市民環境部長 酒井博明(市民環境部長は2021年3月まで)
海洋に流出しているプラスチックごみの対策でございますが、市内の海岸におきましてはボランティア団体や漁業協同組合等の主催による清掃活動が行われているところです。また、市が管理する港湾区域におきましては、環境省の補助事業である海岸漂着物等地域対策推進事業を活用した海洋ごみの処理対策を進めまして、海岸の清掃を実施しております。海洋生物への影響についてでございますが、現在のところ漁業関係者からそのような影響の報告は受けておりません。市といたしましては、微少プラスチック問題は世界的な問題となっておりますので、今後も情報収集をしてまいりたいというふうに考えております。
質問 村椿敏章
今現在影響が出ているということはないということなのですが、今の海の生物ですね、それがマイクロプラスチックを摂取すると、有害物質がその生物の体内に取り込まれて蓄積され、その生物を人間が食べれば人間も有害物質を取り込んでいくことになってしまいます。市民が安心して網走の魚などを食べていけるよう、これからも注視していくようお願いいたします。