みんなの議会

網走市議会 令和4年第3回定例会 2022年9月13日

廃棄物処分場について

2022年9月13日、網走市議会の一般質問で、村椿敏章議員が「廃棄物処分場について」質問し、市長 水谷洋一、市民環境部長 武田浩一が答弁しました。

質問者
村椿敏章 議員
答弁者
市長 水谷洋一、市民環境部長 武田浩一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 村椿敏章

次の質問に移ります。次の質問は、廃棄物処分場についてであります。今までの経緯と市の対応について伺いたいと思います。昨年9月議会においての一般質問で、私の一般質問で廃棄物処分場の危機的状況が問題となり、その後、文教民生委員会の所管事務調査などにより、ごみ処理の問題点がわかりだしてきて、文教民生委員会は延命化についてと今後のごみ政策の検討に向けてと、大きな二つを柱とする政策提言を出しました。市議会が市の進める政策について問題があると指摘し、そして提言をしたわけです。その一つに、広域化・中間処理に焼却の導入はごみ処理の基本的な考え方、そしてビジョンを共有し、広域化の必要性があるとなった上で検討に入ることとしました。また、3月の予算議会では、広域化については反省と検証をした後、議論に入ることを求める附帯意見をつけて賛成議員の方が予算に賛成し、予算は成立したわけです。4月には、市はごみ減量化推進懇話会を立ち上げ、市民から問題点や意見を上げてもらい、網走の廃棄物処理の在り方を議論してきている状況です。6月議会で私は「市長が反省と検証と広域化は同時並行で行う」という発言をしたことから、議会軽視だと指摘しました。市は議会の決定を重く受け止めていると答弁されています。そしてその後、6月28日に市としての反省と検証を出しました。廃棄物処分場の危機的状況はあと四、五年とされていて、危機的状況を乗り切るため、水谷市長が苦慮されているのは理解します。これは、私たち市議会議員も市民も同様であります。今の危機を乗り越えるためには市民の理解と協力、そして市議会での徹底した議論が必要でしょう。3月議会の本年度予算に対する附帯意見には、「現計画の検証と反省の明示、市民との共有を早期に行い、当市の基本的な方向性が確立された上で広域連携の協議に臨む」とあります。そこで、水谷市長にお聞きします。附帯意見に対する市長の見解についてですが、私たち日本共産党は予算案に反対の立場でしたからこの議論には加わってはいませんが、予算審査からすると当然の附帯意見だと考えます。そして、市が予算を執行するに当たり、議会の附帯意見を尊重するのは当然だと考えます。網走市議会で採択された附帯意見をどのように受け止めているのですか。附帯意見に対する水谷市長の見解を伺います。

答弁 市長 水谷洋一

-登壇- 村椿議員の御質問にお答えをいたします。令和4年度予算案において、ごみ処理に関する広域化に関し原案可決を頂き、広域議論を進める予算を可決を頂いたところであります。しっかりと関係市町において議論を進めてまいりたいと考えております。その際、可決に当たりまして、附帯意見が付されたところでありますが、これは現計画の反省と検証、市民との共有を早期に行い、当市の基本的な方向性の確立との意見が付されたところであります。現計画のごみ処理施設につきましては、廃棄物の減容力の大きい焼却などの熱処理施設の設置は、当時の財政状況などから設置できないものと判断され、資源物のリサイクルに加え、生ごみ、容器包装プラスチックを分別し、可能な限りリサイクルをした上で埋立処理をするという計画を策定したところであります。1年間の埋立量を4,468トンとし、その15年分の埋立量を最終処分場の容量として建設をしたところであります。当初の3年間は8,000トン前後のごみが埋め立てられ、このままの利用では令和3年10月の測量結果では残余割合が52%となり、あと四、五年で埋立てが満了となるとの結果が出たところであります。令和4年度予算の可決に当たり、意見の付された検証と反省につきましては、6月28日網走市一般廃棄物についてと題し議会にそれを提出し、加えてホームページに掲載し、その明示を行ったところであります。現計画の徹底した分別、リサイクルを前提とし、その上で破砕埋立てとしたことにより、リサイクルや堆肥化のできないごみの適正処理について、市民の皆様に御負担をおかけをしているものと認識をしているところであります。また、市民との共有をとの御意見に対しましては、ごみの現況についての説明会を6月13日から23日まで、エコーセンター、コミュニティセンター、住民センターで7か所148名の御参加をいただき、また7月25日より、最終処分場の状況とごみの出し方についてを主なテーマとしてまちづくりふれあい懇談会を9か所の会場で実施し、検証と反省を明示した文章を示しながら御説明を行ったところであり、この後におきましても市民の皆様には一層の周知と理解の得心に対し努めてまいりたいと存じます。また、当市の基本的方向についてとのことでありますが、これは従来どおりごみの分別が基本であります。意見が付されたこれらの取組を踏まえ、次期のごみ処理計画に当たりましては、広域議論は避けられないとの認識に立ち、7月11日に斜網地区廃棄物処理広域化推進協議会を立ち上げ、網走市長の私が会長となり、当初予算でもお示しをしておりました令和4年度の協議会で行っていく事業の広域化基本計画、広域化処理施設基本構想、候補地における地下水利用検討事業について協議会で行っているところであります。附帯意見につきましては、このように取り扱った上で広域協議に進んでいるところであります。一般廃棄物につきまして、可能な限り徹底した分別を行い最終的にリサイクルできないものや、衛生ごみなども中間処理で減容し、最終処分場の埋立量を減量することで環境負荷の低減を図ることが必要であると、このように考えているところであります。

質問 村椿敏章

基本的な方向というのが、分別が基本ですよということを今おっしゃったと思いますが、中間処理についてどうするのかという部分などはまだまだ何も決まっていない状況であります。そういった中、協議会ということになるのかどうなのか、広域化に進むのは、その附帯意見に対して市がちゃんと向き合っているのかどうなのか、そこについては非常に疑問であります。今回の地方議会の中で附帯意見、これについては法的な効果はありません。しかし、附帯意見は、議案は議決したものの無条件で賛成したわけではないということです。そこで、報道では、7月11日にこの広域処理に向けて、網走市と大空町、美幌町、小清水町、斜里町の1市4町が斜網地区廃棄物広域化推進協議会、会長水谷洋一網走市長、事務局網走市を設立したとあります。水谷市長にお聞きします。報道のとおり、同広域化推進協議会は正式に設立され、その会長に水谷市長が就任されたのは事実か伺います。

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

先ほど市長のほうからお話もありましたけれども、7月11日に設立し、網走市長が協議会の会長に就任しております。

質問 村椿敏章

設立されたのは事実だということはわかりました。3月議会の本年度予算に対する附帯意見には、①現計画の検証と反省の明示、②市民との共有を早期に行い、③当市の基本的な方向性が確立された上で広域連携の協議に臨むこととしています。附帯意見に盛り込んだ③当市の基本的な方向性が確立された上で広域連携の協議に臨むことについて、水谷市長に伺います。将来のあばしりのごみ処理について、当市の基本的な方向性は確立されたのですか。私の記憶では、当市の基本的な方向性、中間処理や分別排出ルールはまだ確立されておらず、実際水谷市長の諮問機関である廃棄物減量化等推進懇話会では、今後の廃棄物処理場の在り方とごみ処理方式の在り方について議論している最中です。7月11日までの3回の懇話会では、まだ広域処理について議論は始まっていなかったと記憶しています。市長は何を根拠に、当市の基本的な方向性が確立されたと判断したのでしょうか。見解を伺います。

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

平成22年に策定した網走市一般廃棄物処理基本計画の基本方針では、当市におけるこれまでのごみ処理の経緯や循環型社会形成基本法に基づき、国が示す環境への負荷が少ない持続可能な循環型社会形成に向けた基本的方向性を踏まえ、生ごみと容器包装プラスチックを分別し、徹底した分別をすることで可能な限り埋立処理するごみを減らす内容とし、現在の方式を選択しました。この基本的な方向性は今後も変わらないものでありますが、分別が十分でないものや最終的にリサイクルできないもの、高齢化が進み分別ができないという声もあることから、広域化による中間処理施設での減容化の検討を始めたところでございます。

質問 村椿敏章

様々問題があるということから広域化の検討を始めたという、今の答弁だと思うのですが、ただ、分別と中間処理、この中間処理の方法は特に何も決まっていない。で、減容化を進めると、そういうふうに今そういう状況であるわけですから、そこで今のような分別とそして減容化といいますが、それは基本方向が決まったということにはならないのではないかと私は思います。それで、さらに質問を進めますが、先日の減量化等推進懇話会では、多くの委員の方から、網走市長が広域化推進協議会に参加したことによって、懇話会の在り方はどうなるのか。懇話会の存在する意味は何なのかという、そういう意見が出され、会議は混乱しました。混乱させた責任は非常に重いと思います。市長の見解を伺います。

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

懇話会におきましては、当市の廃棄物処理場の今後の在り方について、ごみの処理方式の今後の在り方についてを諮問したところであります。懇話会は廃棄物減量化等の推進を図るため、市長の私的諮問機関として設置されております。これまでも懇話会において、ごみの分別が変わった際にはどのような処理の方式が望ましいか、市民の皆様の意見を頂きながら施策を検討してきたところでございます。次期のごみ処理方式の在り方について検討いただく場合、広域による協議は避けて通れないものであり、広域の協議によりどのようなものを処理するのか、どのような施設の設置が可能なのかの検討を行い、協議会の議論の都度、懇話会に提起して議論していただくこととなっております。現在は埋めるごみが多く、最終処分場が逼迫する状況であることから、どのようにして埋め立てるごみを減らしていくか、皆様から御意見を賜りたいと考えているところでございます。なお、広域協議会につきましては、広域によりどのような中間処理施設が望ましいのか、何を中間処理をするのか、設置の可能性を検討する場でございます。

質問 村椿敏章

しかし、この懇話会、市長が諮問してつくった懇話会であります。委員の方は夜話合いを続け、そして市民の中からも公募を取り、そして委員が選出されて、様々議論をしていただいているわけです。そういう懇話会の委員の方々が、ほかに市長が協議会を設立したというのを聞いて、本当に私たちの存在意味は何なのかということを非常に、第4回の懇話会では話として出ていたわけです。ですから、懇話会を諮問した市長が、その懇話会のやっていることをしっかりリスペクトして、そして当然協議会に入るのであれば、その前に懇話会にこれこれこうなります、そんな話もすべきだったと思いますが、なぜそれをしなかったのですか。

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

協議会につきましては、先日の懇話会の段階で議題として、協議会に参加をしましたという御報告はさせていただいているところでございます。

質問 村椿敏章

その4回目のときに説明したというのはわかっています。しかし、7月11日に設立しているわけで、前回の懇話会はそれから約2か月もたつような、1か月半ですか、そのぐらいたつ非常に遅れた時点でこの設立について報告があったわけです。非常に遅すぎると思いませんか。

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

報告につきましては適宜いろいろな形で今後とも報告させていただきたいと思います。〔「答弁になってないよ、これ。それはないよ」と呼ぶ者あり〕〔「休憩」と呼ぶ者あり〕

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

協議会についての懇話会への報告についてでございますけれども、懇話会につきましては次の会議の日程が決まっているというような状況になっておりまして、報告に対する時間のタイムラグというのが生じておりまして、報告するのが遅くなってしまったということでございます。先日開催をさせていただいた懇話会で報告というふうになったということでございますけれども、事務局といたしましては、委員の皆様に丁寧に報告について配慮すべきだったということで、今後もそのような形で対応させていただきたいと思います。

質問 村椿敏章

やはり丁寧な対応がなかったというのは実際のところだと思います。ぜひ市と懇話会、水谷市長が諮問された懇話会ですから、しっかりとした対応をしていってほしいと思います。次の質問に移ります。懇話会では、委員から市はあと三、四年しかもたないというけれども、本当に三、四年しかもたないのかと質問されたとき、市は生ごみの処理量が増えて埋立量が減ったので、延命化できると答えていました。実際本当に三、四年もつのか伺います。

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

昨年度の残余量測量ではあと四、五年との結果が出ています。現在はその時点から約1年を経ていますが、現状としては埋め立てるごみの量も減っております。現在は埋立処分量から残余容量の推測も進めているところでありますが、その推計においても、令和4年6月時点で残余割合が 44.45%となることから、あと4年程度の残余があり、最終的な軽微な変更なども含めて、あと5年はもつものと考えております。しかし、さらなる埋立ごみの減量化による延命策は続けていくことが必要と考えているところでございます。

質問 村椿敏章

延命化すればあと5年もつという回答でしたが、今年も調査していると思います。なので、この結果についてはすぐに議会のほうにも示していっていただきたいと思いますし、しっかりとごみの分別を進めるために、対策を様々進めていただきたいと思います。また、懇話会で助言者として参加している方は、「広域化の議論をしている場合ではない。あと一、二年ぐらいで満杯になる。市はすぐに新たな穴をつくらなければいけない」と発言されていました。今の危機的な状況を委託業者は一番知っているわけです。今まで私が議論してきた中では、広域化よりも先に二つ目の最終処分場をつくると市は言ってきたと思います。市は市民の生活、そして環境を守るため、ごみ処理を適切に行う責任があります。今回の意見を尊重し、市はすぐに対応すべきと考えます。市長の見解を伺います。

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

この発言は、オブザーバーとして参加されていた当市の委託業者の方から御発言がありました。オブザーバーの発言で大変驚いているところであり、一、二年で満杯になるというような発言が肌感覚とも表現されておりますので、何を根拠になっているのか私たちにはわからないところでございます。市といたしましては、これまでも実施している現地測量の結果と埋立処理量からの残余容量の推測も進めているところであり、その推計においても令和4年6月時点で、あと4年程度の残余があることから、最終的な軽微な変更なども含めてあと5年はもつものと考えております。最終埋立処分場の在り方を考える上で、限られた土地の中でいかに埋立処分をする量を減らし、そしてその処分場を小さなものにするかを考える必要があります。そのようなことから、埋立方法の工夫や分別を徹底して延命策を図ること、また中間処理施設を設置して最終処分場の負荷を低減することが必要であると考えます。その上で、ごみ処理の停滞を招くことがあってはならないので、スピード感を持って処理施設の検討を進める必要があると考えているところでございます。

質問 村椿敏章

今の答弁でいきますと、測量をしてあと4年もつと。ただ、委託事業者の方は肌感覚で一、二年でというところを言ってきたのではないかということでありますが、実際やはり委託業者の方々が一番気にしているところだと思うのですね。その実情については、市のほうも当然考えなければいけないと思います。そして、今の回答の中に、広域化の協議が始まっていかないと2個目の穴を掘れるかどうかというところ、そこについて私お聞きしたのですが、それについてはどうなのでしょうか。

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

広域化については議論させていただいているというところでございますけれども、広域化の議論によって穴の大きさ、量というのが決まることになりますので、そういったものも含めて穴の大きさというのは一方で決まっていくというところはございます。

質問 村椿敏章

今の答弁でいきますと、それでは広域化の議論が進まないことには二つ目の穴をつくるということはできないというふうに受け取ってよろしいのですか。

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

穴につきましては、交付金等々いろいろな条件等々もございます。今、協議会については協議会のほうでいろいろな調査をして、どういうごみの量にするか、どういう施設がいいのかという可能性について調査をしているところでございます。そういうのも含めて考えていくということが必要なことでございます。

質問 村椿敏章

わかりました。実際どういう状況になっているかというのを、ごみの今出ている量とかその辺について、広域化の協議会のほうで話し合いながら、そして新たな穴の大きさを決めるために、今後検討していくということだと理解します。それでよろしいですね。

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

協議会につきましては、それぞれの町のごみの量というのがございます。そして、1市4町についてのごみの量が、何を燃やすかというのは前提にございますけれども、何を中間処理するかというのは前提にございますけれども、そういったものも含めて今協議会は協議会のほうで調査をしているところでございます。一方で、うちの最終処分場につきましては、そういうのも含めた中で、ごみの量というのは決めなければ穴の大きさというのは決まっていかないということでございます。

質問 村椿敏章

わかりました。今言っていることはわかりました。次の質問に移ります。広域化の推進協議会についてであります。広域化推進協議会を設立に至った経過は、市議会や住民、懇話会の議論のこと、これを特に今回の懇話会については、改めて協議会が立ち上がる前に何らかの声かけというか、そういうのが必要だったと思いますが、そういうこともせずに無視してあまりにも住民不在の中で進められてきたと、まず指摘しております。これまでの進め方を見ると、とにかく広域化推進協議会を設立ありきで進んでいるとしか思えません。二つ目の最終処分場の整備をするためには、広域化推進協議会をつくらなければならないというふうに、今話がありました。ただ、今の話はあったのですが、やはり広域化推進協議会、これをつくらなくても最終処分場はできるのではないかと思うのですが、二つ目の最終処分場の整備をするためには広域化推進協議会をつくらなければならないということですか。それについて伺います。

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

廃棄物処理施設を設置する際には、多額の費用が必要なことから国の交付金の活用が必要となります。この交付金について、廃棄物処理施設を設置する際には広域での検討が必要であり、そのための広域による協議会は必要というふうに考えてございます。最終処分場の減容化をするための広域での協議が必要です。二つ目の最終処分場の整備については、広域ではなく各市、町で設置する必要があるというふうに考えてございます。

質問 村椿敏章

今の答弁でいきますと、二つ目の最終処分場は各町で整備するということですね。そこについて、交付金、これについては使えるということなのですか。

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

交付金の対象になるためには、廃棄物処理施設全てですけれども、それには広域での議論というのが前提条件としてございます。ですから、そういうような形も含めて、広域の協議は必要であるということでございます。

質問 村椿敏章

わかりました。交付金の活用をするためにはやっぱり広域化が必要だということです。しかし、私はどうして市長が広域化にこだわるのか不思議でなりませんでした。というのも、明治最終処分場は計画当初から60年間使えるようになっていると説明されてきたからです。しかし、人口減少や労働力不足などで広域化は避けられないと言われます。一つの自治体で高額の中間処理施設を整備することは限られた予算で地域を維持するためには必要かもしれません。しかし一方で、広域化によって今まで各自治体で取り組んできたことが変更になり、住民に負担を負わせることにもなります。そこで広域化を国や道が進めているわけですから、この計画があるだろうと調べてみると、北海道の計画がありました。これは北海道ごみ処理広域化・処理施設集約化計画の概要というものですが、そこでの基本方針の中には、「広域ブロック内における単独処理を含む実質小区分の解消に努める」、「努める」ですから、今回清里町が単独で進めるということもあるということです。また、「焼却施設以外の新設・更新に当たっては、共同処理を検討」、また「焼却処理を行わない地域における資源化、最終処分量の減容化の検討」となっていて、焼却以外の方法、網走のように破砕による中間処理もあるということです。また、「地球温暖化防止に向けた取組(廃棄物処理システム全体でのエネルギー消費量の低減及び温室効果ガス排出量の削減)」とあり、広域化でごみ運搬による地球環境への影響も当然検討しなければならないということです。そこで、市長にお聞きします。第4回懇話会の資料では、今示した道の基本方針は何も示されませんでした。委員からは焼却以外の方法、これは固化するというような内容の方法、一つしか示されていない、そういう意見も出されていました。中間処理は焼却だけなのかと疑問を感じたのは私だけではないと思います。なぜ、基本方針を示して、委員の意見を聞こうとしなかったのですか。伺います。

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

今回の懇話会では、焼却、燃料化、堆肥化、そして口頭によって炭化処理についても説明をしたところでございます。複数の処理方式の分別方法やメリット、デメリットを示した上で説明し、委員の皆様の意見を伺いたいと考えております。この後、議論が進んでいく中で、国や道の廃棄物処理に関する施策についても説明してまいります。

質問 村椿敏章

この後、この北海道の計画については示していきたいということですが、やはり広域化を検討するにはこの北海道の情報は必要だと思います。広域化の議論を始めるのであれば、この北海道の計画は早めに出したほうが後戻りしなくて済むのではないかと思います。そして、今回、北海道ごみ処理広域化・処理施設集約化計画、これを見てまず私が感じたのは、網走市は広域化する必要がないのではないかと思ったのです。この計画は地域ごとの計画も示されています。その一部を資料として……、すみません、計画を示されています。その中には、施設の設置状況と、更新時期の部分には網走市の中間処理施設の更新検討時期は2042年となっています。供用開始が2017年ですから25年間中間処理施設を使う予定だったということだと思います。広域化を行うことによって、この施設は無駄になりませんか。道と協議は進んでいると思いますが、25年間使う予定のものを使わないというのは問題があるとの指摘はないのですか。伺います。

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

今おっしゃってました中間処理施設というのは堆肥化施設、破砕処理施設ということでございます。それについては、広域になったとしても、先ほども言ってましたけれども、減量をすると、ごみの減量化ということは必要でございますので、そういったものについては現在のところは使っていくというような方向で考えてございます。

質問 村椿敏章

今の網走の中間処理施設、その減容化するための破砕施設、これも使っていって広域化に臨んでいきたいということですね。

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

現在あります施設につきましては、使っていくということでございます。

質問 村椿敏章

そういう意味で、北海道と特に協議などはしてはいないのですか。

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

今の段階ではそういうようなお話はしていませんけれども、今後いろいろな形で広域等々も含めて、まとまった段階では順次していかなければならない問題だと思っておりますけれども、施設については計画どおり今の段階では使っていくということになってございます。

質問 村椿敏章

今回の中間処理施設が25年間使えるという部分がこの計画の中には入っているわけです。今問題になっているのは、この中間処理施設よりも最終処分場が15年間使えるものが使えなくなるというところで広域化に走るかどうかというところなのだと思うのですけれども、私が要は最初に思ったのは、25年使えるというのが今回のこの計画の中に入っていて、そしてすぐに広域化を検討するものではないような計画に私は見えたのです。今回、広域化を進めると言っていますが、最終処分場、この最終処分場についてはこの計画の中には何ら書かれてはいないです。ですから、広域化を検討する要件には、最終処分場、これは入っていないのではないかと思うのですが、北海道と協議する中で、このようなことについて確認していると思いますが、最終処分場が広域化の検討要件に入っているのですか、伺います。

質問 村椿敏章

私の質問の内容が意味不明だったという部分もあって、お答えいただけない部分もあったのですが、再度確認したいのは、広域化をしない方法、単独で網走市が整備をしていくという考えはないのですか。

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

廃棄物処理施設を設置する際は、先ほどもお話をさせていただきましたけれども、多額の費用が必要なことから国の交付金の活用が必要でございます。この交付金については、廃棄物処理施設を設置する際には広域での検討が必要である、そのため広域によることが必要と考えておりますので、検討ということは必要というふうになってございます。

質問 村椿敏章

ないということを考えているということはわかりました。これまでの流れ、議論してきている流れを見てみると、広域化推進協議会が設立されて、大空町が中間処理施設として焼却施設の設置を受け入れる、だから中核都市である網走市は広域化推進協議会に入って、中間処理は焼却処理を進めていくというレールに乗っているように映ります。今議論すべきは、広域化よりも廃棄物処理場の在り方、ごみ処理方式の在り方、それについてしっかり議論し、しっかり検証し、反省し、市民に理解と協力を求める。ごみ減量化に向けてできることは今すぐでもやるということではないでしょうか。市長の見解を伺います。

答弁 市長 水谷洋一

ごみの広域化の御議論でございますが、つきましては平成10年から協議を続けてきた経過がございます。しかし、それぞれの自治体において施設の更新時期が異なっていたことから、現在においても各自治体が単独で設置をしたごみ処理施設を運営している状況にございます。今回の広域協議につきましては、大空町の焼却施設が更新の時期を迎えており、更新する際には近隣自治体との広域での検討もできないかということで話合いの場を持つことから始まったところであります。1市4町が抱えている廃棄物施設の課題、施設の更新時期などの足並みがそろってきたことから共通の認識に立ち、廃棄物広域処理の可能性に向けた協議、調整を進めてまいりたいと考えております。当市といたしましては、分別を基本とし、最終的にリサイクルできないものやおむつなどの最終処分場に負荷をかけている埋立ごみについて中間処理で減容することが重要であると、このように考えているところでございます。次期処理施設を検討するに当たりましては、広域の議論は必要な議論となると考えており、現計画の分別、リサイクルを前提として、その上で破砕、埋立てをしたことにより、リサイクルや堆肥化できなかったごみの適正処理について、市民の皆様に御負担をおかけをしているものと認識をしております。市民の皆様には御負担をおかけをしておりますことから心苦しく大変申し訳ないと、このように存じているところでございます。

質問 村椿敏章

やはり今の市長の答弁から見ますと、市民の方々には非常に御負担をかけているというところはわかります。そして、私先ほど言った部分で、できることはぜひすぐにやってもらいたい。例えば、ごみ袋の色を考えるとか、個別収集も考えてみるとか、様々な方法もあると思うのですが、そういうことについて市はなかなか進んでいかない。例えばもう一つティッシュ、割り箸についても集め方を若干変えて、生ごみの処理機の負担を減らすと。生ごみにと分けている人たちの負担も減らしていく、そういうことも当然必要だと思います。ですから、私が申し上げたいのは、今のごみ処分場の延命化を図るためには様々なことをすぐにでもやっていただきたいと思います。そのことを話しまして、私の質問を終わらせていただきます。

出典:網走市議会 令和4年第3回定例会 2022年9月13日 議事録 PDF(34ページ) 間違いを知らせる