津別町議会 平成30年第6回定例会 2018年12月20日
ひきこもり支援について
2018年12月20日、津別町議会の一般質問で、篠原眞稚子議員が「ひきこもり支援について」質問し、町長 佐藤多一が答弁しました。
- 質問者
- 篠原眞稚子 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤多一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 1番 篠原眞稚子
〔登壇〕 ただいま議長のお許しをいただきましたので、先に通告した件につきお尋ねします。ひきこもりに関連しては、8050ということで以前質問をしておりますが、そのときは、50 代になった息子と高齢になった親との間での出来事が当時の新聞に出ていたため大変な状況だなというふうなことを思い、それからまだ1年経っていなので同じようなことになろうかと思いますが、30 年には内閣府なんかでもひきこもりの予算を立てて実態調査をしているというようなお話もありましたので、今回ひきこもりについて再度質問をしたいと思います。俗に言うひきこもりですが、6カ月以上にわたって社会参加、家から出ない状態が続いているというふうに定義がされているようです。ひきこもりの原因にはさまざまあろうかと思いますが、統合失調症やうつ病、強迫性障害など精神疾患や発達障がいを持つ人がひきこもりになることもあれば、特に疾患のない人などもなることがあると言われています。学校でのいじめや人間関係、職場での不適合など家庭以外での場所で活動することに耐えられなくなり、緊急避難的に自宅にこもってしまうというようなことのようです。― 37 ―そこで、今回、津別町の現状について、前回聞いておりますが、その後数などの調査がされて現在どのような状況になっているのか、まずお聞きしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
ひきこもり者の数と実情でございますけれども、本年3月定例会の一般質問でもお答えしたとおりであり、ひきこもりに限った調査は実施しておりません。ただ、相談件数を基礎にして、第1期地域福祉計画・第4期地域福祉実践計画、来年度でこれは終了いたしますけれども、そこにおいて 30 名前後と推計し、年齢の高いひきこもり者が多いという傾向が伺えると計画上載せているところです。また、平成 27 年度に 13 自治会を対象に行った地域総合支援型自治体推進モデル研究事業の調査では、約2%が長期にひきこもっており、そこから町全体ではおおむね50 名ほどになるのではと推計しているところです。先ほど議員もおっしゃいましたとおり、ひきこもりの定義につきましては、さまざまな要因の結果として社会的参加を回避して、原則的には6カ月以上にわたっておおむね家庭にとどまり続けている状態を示すものとされておりまして、それぞれに原因も程度も異なる状況になっているというふうに考えているところです。以上、答弁とさせていただきます。
質問 1番 篠原眞稚子
〔登壇〕 先ほど話したように、全体が 50 というような数字で、これは推計なんですけれども、今年度、内閣府で特にひきこもりの調査をするための予算をつけているというような、ちょっとネットか何か読んだものに書いてあったかどうかわからないのですが、それを受けて改めて今町長の答弁ですと、以前のそれにかかわっている人と、あるいは自治会の中などで、それと全体的に言われるので 50 というような粗々な数字が出たんですが、それをもとに津別町にもそういう調査をしたらどうかという予算付きできたのかどうかお聞きしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
内閣府で予算がついたのかどうかと、ちょっとそれは担当のほうからまたお答えしたいと思いますけれども、仮に調査をするにしても非常に難し― 38 ―いことがたくさんあると思います。どういう対象の人をどんなふうに、何から選んでやっていくのかというようなことです。それと、そこに調査に来た人が、その情報はどこから得たのですかというか、なぜ私のところに来たんですかと、そういうやりとりが当然場所場所によって想定されてくると思います。そういうことも慎重に考えていくと、一斉にやるということは、ちょっと難しいのではないかなというふうに思います。そういう中で先ほど言いました 13 の自治会の中から、これは聞き取り調査として、亡くなられた岩間先生とうちの保健福祉の関係、それから社会福祉協議会、皆さんとで入り込んでいって調査をした結果、そこから推計される数字というのを割り出して、そういう方たちとも今コンタクトをとっている部分もありますので、そこからまた改めて今調査を行うというところは、そこまでは考えていない状況です。
質問 1番 篠原眞稚子
〔登壇〕 ひきこもりというのが全国的というか、年々増えてきているというのがあって、実態を国のほうでもというふうなことなのかなとも思います。推定が 50 で 50 なのか、もっと少ないのか、もっといるのか、それから今町長の答弁にもありましたように、一斉調査するような性質のものではないのも、そうかなというふうにお話を聞いて感ずるところですが、やはりできるだけどういう範囲でするかというのは、さまざま個人のプライバシーの問題もあるんですけれども、何年たっても、もし推計の域を超えているのであれば、何かもっと踏み込んで調査をし、そして次につなげていくようなことが必要ではないかというふうに私は考えております。それで、今実態調査はなかなか難しいというのがありましたので、今後については津別町に合ったというか、すごく多いところで雑にということではないのですが、津別だと人口が少ないので、例えば自治会の人が何となくそういうようなことじゃないかというのを把握して、包括だとかあるいは保健師さんにお話ししているというのも、他の町ではなく津別にはあるのかなというふうなことも考えられますが、まずそういうひきこもりになっていると思う人たちとか、あるいは家族とか、周りの人が第一義的にどこに相談に行っているのか、窓口を設けそれとなくこういうところに相談をくださいというふうなことの呼びかけというのでしょうか、そういうことがされている― 39 ―のかどうかお尋ねします。
答弁 町長 佐藤多一
これは先ほど言いましたとおり、二つ目のご質問と関連してくるのかなと思いますけれども、窓口については役場の保健福祉課だとか、それから包括支援センターということになります。それと、今不定期になりましたけれども、いわゆる居場所をつくっておりますので、そこが窓口になるような形になっております。
質問 1番 篠原眞稚子
〔登壇〕 窓口が役場の保健福祉、そして実は私も去年になるのでしょうか、居場所もできて何となく悩んでいる方がそこに足が向いていけばいいなというふうに思って、事業としてはよかったなというふうに思っていたのですが、実はやっぱりひきこもっているから、ぜひどうぞという居場所というか建物を建てて、そこにということはゼロではなかったらしいのですけども、なかなか難しかったというのが実情のように聞いております。それで、毎日人も当時開設したときには、支援員という人もいたかと思うのですけれども、もう少しうまくすれば、その方がやめないで、もっと続けられたのではないかなというふうに感じました。必要だから必要な居場所をつくったんだけれども、なかなか仕事の分担というのか、そういうのが積極的にかかわりたいと思ってそういう窓口の仕事をすることになったんだけれども、なかなかだし、そして箱はつくったけれども、そこに連絡すべき電話がなかったりとか、あるいは多分その方はパソコンとかもできて、いろんなものをつくって情報発信をしたいというふうに考えていても、なかなかできなかったというふうなこともお聞きしました。それがだれのということではないんですけれども、やはりできたから、そこに人が行けばそれで終わりということでなくて、長く続けていくためには、もうちょっとせっかくできたんですから、横のつながりというか、それが保健師さんなのか、社協なのか、包括なのか、いろいろあろうかと思いますけれども、お勤めされていた方は、何か聞いているところでは、孤立しちゃっているような、そんなふうな思いを受け止めたような話を聞きました。非常に私はせっかく動き出したことだったので残念なことだなと思いました。そうい― 40 ―う専門職でなきゃだめだと、今日もいろいろ人手不足のお話がありましたけれども、ここは例えば専門家の条件が満たされないとできないのであれば話は別ですけれども、例えばいきいきポイントとか、いろんな形でボランティアをしたいという人もいますし、何かそういう扱いというのか、そういうようなことがサポートできる人材というのを専門職以外にもしできるのであれば町民の中でいろんな、話は全然違いますけれども、市民後見みたいにすると結構人が集まっていろいろ勉強をするので、呼び掛けをして、ある程度の勉強をすれば閉めておかないで続けていけるのかもしれないので、次に向けてはそういうようなことも検討しながら、できるだけ専門職がいなかった場合の手当の仕方等も考えていってもらえればと思いますので、その辺のところをどんなふうにお考えかお伺いしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
ちょっと確認ですけれども、②に入っているということでよろしいですね。これは、先ほど窓口のお話もしましたけれども、②の二つ目のポチがありますけれども家族への支援状況というか、そこら辺も含めてということでよろしいでしょうか。(「はい」と言う声あり)
答弁 町長 佐藤多一
まず、ひきこもり者への支援状況ということになりますけれども、先ほどもお話ししましたとおり、支援の窓口については、先ほどの役場や社会福祉協議会もありますけれども、平成 29 年 12 月にひきこもり者に対する居場所を開設しましたけれども、本年5月末で支援員が退職したため現在は不定期に開所している状況であります。また、これまでひきこもり者の名簿につきましては、福祉担当部署で管理いたしまして、相談業務については、健康推進担当部署、それから包括支援センター、それから社会福祉協議会が連携して行っていますけれども、家族とは話ができるけれども、本人と話ができないという案件も含めまして、平成 27 年からこれまで 14 件の個別対応を行っているところであります。先ほどお話もありましたけれども、やり方の問題、今後の対応も含めてあるわけですけれども、先ほどの保健福祉課、あるいは社協と今年、ひきこもり支援居場所運営委員会というのを開いて、一度だけと聞いておりますけれども、そこで今後どうして― 41 ―いくかというようなことを含めて議論を今されているというふうに聞いておりますので、そこでまたいろいろな方向論等が出てくるのではないかなというふうに思っております。
質問 1番 篠原眞稚子
〔登壇〕 ちょっと前後して申し訳ありませんでした。今具体的な数字で 27 年には 14 件の個別対応をしたということなんですが、なかなか当事者じゃなくて家族ということなんですが、家族とまだ面談というかお話ができれば家族の人のストレスというか、いろんなものが和らげるのかなということで、本人がもしいなくても今のような対応の仕方を続けていっていただければ非常にありがたいかなというふうに思います。というのは、一般的にひきこもりというようなことの、一般的な社会的な見方というのは、何となく本人が怠けているだとか、いろんな状況があるのですけれども、あるいは、親が甘やかしたとか、そんなようなことで、もう相談にも行けないというか、そんな人ももしかするといるのかなというふうなことなので、どっちがどうと、本当は一緒になって相談に来ていただいて、そしてその人の今後についてじっくりそれぞれのケースに合った支援ができれば一番いいのかなというふうに思いますが、まず社会の目みたいなものを家族支援の立場から引き続き今のようなことも続けていっていただきたいなと思っています。今津別町の状況ですと、今年度から月3回というようなことで、それとそういうようなことも関心のある方はいろいろ見ているだろうし、こういう連絡が割と広報にどっと入ってきたりとか、その都度になるので、なかなか全部1回目の月末の広報誌にたくさんのいろんな情報が入ってくるので、何かそういうような方向けに届くような、別の連絡の方法というのがあるのであれば検討していただきたいというふうに思います。ただ、先ほど町長の答弁の中でも、自治会を通してもしリストアップすると、家庭訪問みたいなのをすると、その人がもしかするとあまり知られてないというようなことであれば、そこでまたうまくいかないという面もあるかもしれないので、それはそこのリストされているところの家族の状況だとか、周辺の状況だとか、そういうものを加味した中で本人と家族の支援を続けていっていただければというふうに思います。― 42 ―状況と今現状についてお尋ねしましたので、三つ目の支援に関する今後の町の新たな施策があったとすれば、今までのは幾つか私も承知しております。増える傾向にあるというようなこともありますので、新たなひきこもりに対する施策があれば教えていただきたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
ひきこもり者に対します町の支援でありますけれども、先ほどの居場所、ここに支援員を常駐させるということは人材確保が大変厳しい状況にありますけれども、新年度からは開所日数は月に3日程度といたしまして、まずは居場所が認知されるよう広く周知する考えであります。ひきこもり者の支援につきましては、家族支援の段階から個人的支援の段階へと進んでいって、その次に中間的就労の場として集団との再開段階という段階を経て、さらに就労を準備する社会参加の試行段階へと進むというふうにされているところでありますけれども、これらに対するこの段階を町でも先ほどの 14 件含めて踏んでいっているわけでありますけれども、実情はそれぞれの段階において行ったり来たりがあります。ようやくここまで来たなと思ったら、また後戻りをすると。また、行っては、また後戻りをするという、そういう行ったり来たりがありまして、思うように進まないというのもまた現実であります。とはいえ、今後におきましても、関係組織と連携を図るとともに、この間の新聞にも記事となって出ておりましたけれども、これまで 21 回に及ぶ「脱ひきこもりライブ」、これを開催している船橋市のカウンセラーとも関係を密にいたしまして、ひきこもり支援の取り組みを、今後とも取り組んでまいりたいと考えているところであります。
質問 1番 篠原眞稚子
〔登壇〕 それぞれ社会復帰させるまでには、最終的な目標は多分就労ということなんじゃないかというふうに思って、行ったり来たりもあるし、なかなか難しい問題もあるかなというふうに思いますが、今ありました毎月ひきこもりライブなんかも、最近の何回かは行ってなくてわからないのですけれども、もっと本当は出て来てほしいというふうに行っていて感じる面もあるのですが、それはちょっと欲張りな話なのかもしれませんし、その人がライブだけでなくされていることもあるんだというふうに思うのですが、そこら辺のところがライブの下にも書い― 43 ―てあったのかもしれないのですけれども、今度来るというようなことが当事者の人たちのところに、1回ライブに来ると、その次の日とか前日だとか空いた時間にどのぐらいのカウンセリングを今までに、もしされている実情とか、そしてそれは来年度に向けても同じような事業を続けていくというふうに現状でお考えなのかどうかお聞きしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
山田さんという方がライブをして、自分の経験を通して今そういう活動をされて、これも地方創生の事業の関連の中で生まれてきたものでありますけれども、得難い人材を得たということもあります。個別の話し合いだとかというのはあるように聞いております。たまにうちにも晩飯食べに来ないかいということで何度か呼んだりしたこともあるのですけれども、何人というふうには正式には聞いておりませんけれども、かかわった人に徐々にいろんな話をしていって、進めているお話は伺っているところです。それらのところをこれからも引き続いて協力をお願いしたいなというふうに思っているところです。それと、先ほど議員のほうから、そういうふうにもちろん担当職員のほうもこれまでかかわっているわけなんですけれども、そのことによって、そういうひきこもりの方をお持ちのご家族にとって、ストレスがかなりなくなるというか軽減されていくということが確かにあると思うのですけれども、ただ、もう一つ首長と言いますか役場の事業主として職員のことを考えていくと、そういう受ける側の方たちもいますけれども、それに対応する職員がもちろんいるわけです。ここが先ほどの行ったり来たりがあります。ようやくここまできて、そして行ったら達成感ももちろん職員も持つわけなんですけれども、また戻ってしまうと、いわゆるがっかり感も相当激しいものがあります。そういうことがたくさんの人をそんなに職員もたくさん対応する人間がいるわけではありませんので、その人間が今後逆にストレスを抱えていくというか、そういうことも一方でやっぱり考えていかないとならないかなと思います。要望されることは非常にわかって一生懸命職員もやっているのですけれども、みずからもやっぱりそういう対応の経過の中で、心身がいろいろ影響を受けてくるということもないことはないと思いますので、それらも含めて総体的に見ながら対応してまいりたいと思― 44 ―います。
質問 1番 篠原眞稚子
〔登壇〕 おっしゃることよくわかりました。せっかくおいでになっていて、外の評価というのは、何をしているのかわからないみたいなところがあって、非常にもったいないというか、そんなような気もしていますし、もう1月のポスター、何日に今度のライブがありますとポスターを張ってくださいというふうに、びーとの方が来ているのですけれども、そういうのを含めると、そういうことへのそうでない人の理解というのも増やしていく必要があるかなと思いましたので、できること、来ている人も受ける人もせっかくの事業ですので、やっぱり後味がよかった、また続けてほしいなというようなことのちょうどいいぐあいを見ながら次年度にも続けてほしいと思います。地方創生はいつまでもいつまでも続くものではないというふうに、予算が。その期間が過ぎてしまうと何だったんだろうにならないような形で、引き続くと、だんだんそういうファンが増えていくのではないか、それがひきこもりとか今現在生きづらいというふうに感じている人たちに何かヒントになればいいかなと思いますので、その辺のところよろしくお願いしたいと思います。以上です。
答弁 町長 佐藤多一
地方創生のお金が貴重な財源で、それを使わせてもらって、これに限らず今さまざまな事業を展開しているわけですけれども、そういった中で 32年度が終了すれば、すべてが元の木阿弥というようなことにはしたくないと考えておりますし、あとは、どういう財源で、もしかするとまた国は新たな財源を用意していくのかもしれませんし、それがなければまた町の今の財政状況を見ながらどこまでどうできるか、これは継続すべきであるとか、これはいったん中止しようだとかというのが全体的に出てくるかと思いますけれども、この部分については議員のご質問の部分については、やはり 32 年度以降も考えていく必要があるだろうなというふうに思っております。
質問 1番 篠原眞稚子
〔登壇〕 地方創生の話で、一気にしてやれなかったら― 45 ―どうなるんだろうという例えで、何でも言われてどんどんどんどんやった結果が夕張市みたいに、あるお金をどんどん使ってそれがなくなったというような話もあるところで大学の先生がおっしゃっていたこともあるので、すごく地方創生は使いやすく、そしてとりかかりができたので、全部が 100、その後もずっと続かないかもしれませんが取捨選択し、やっぱりここに住んでいる人たちが1人でも長く安心して暮らせるような方向でぜひ次年度も進めていってもらえればというふうに思います。