砂川市議会 平成21年第3回定例会 2009年9月15日
(1)地域経済振興対策について/(2)農業振興対策について
2009年9月15日、砂川市議会の一般質問で、土田政己議員が「地域経済振興対策について」「農業振興対策について」について質問し、経済部長 栗井久司が答弁しました。
- 質問者
- 土田政己 議員
- 答弁者
- 経済部長 栗井久司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 土田政己
私は、通告のとおり、今回の一般質問では地域経済振興対策と砂川の基幹産業である農業振興対策について質問をさせていただきたいと思います。まず第1に、地域経済振興対策についてお伺いをいたします。政府の調査では、昨年の企業倒産件数は1万5,000件を超え、ことしの1月から6月までの倒産件数は8,169件で前年同月比8.2%の増となっております。さらに、質問通告後に発表された民間信用調査機関、調査会社の帝国データバンクの調査によると、8月の全国の企業倒産は昨年同月比で2.4%増、前年同月比で15カ月連続の増となっております。中でも小売業の倒産が前年比同月比の14.8%の増となり、従業員10人未満の企業倒産が全体の80.6%を占め、小規模倒産が目立っていると報告されております。倒産の主な要因では、販売不振など不況型倒産が82.4%で2005年の4月以降最高となりました。この調査会社は、今後の見通しとして雇用環境が一段と悪化し、小売業、卸売業、サービス業など内需型産業の倒産増加が一段と加速するおそれがあるとしております。また、9月3日に発表された7月の北海道の雇用情勢もきわめて悪く、7月の有効求人倍率は道内平均で0.32%、滝川公共職業安定所管内では0.29%で、4カ月連続で0.2%台となっており、深刻な状況が続いています。このように改善する兆候が見えない経済雇用情勢に地域の経済関係者や求職者は苦境に立たされていますので、次の3点について質問をいたします。1点目に、市内における中小企業等の倒産や廃業の実態と対策についてお伺いいたします。2点目に、市内の雇用情勢と雇用拡大の具体策、特に冬場に仕事がなくなる季節労働者の雇用対策についてお伺いをいたします。3点目に、地域の産業や生活を支えているのは農業と中小企業業者であります。この地域の、地域を足元から支えている農業や中小企業業者を最優先にした政策を打ち出すことによって、地域内の再投資力を高め、地域におけるお金の循環を向上させ、地域経済を持続的に発展させることが可能になります。こうしたことから、近年地域経済振興基本条例を制定する自治体がふえてきております。砂川市として地域経済振興基本条例の制定を検討するお考えはないかお伺いをいたします。大きな2番目に、農業振興対策について質問をいたします。ことしは、春からの長雨、低温などの異常気象により農作物の生育は悪く、不稔や病害虫の発生などによる被害などによる収量の減と品質低下で農家収入は大幅に減収になる見込みであります。さらに、燃油や肥料などの生産資材の値上がり、米価の急落などと、急落を初めとする農産物の価格低迷により農家経営は深刻な状態に直面し、来年の営農見通しの立たないという状況だと言われております。昨日の市長の主要行政報告では、農作物の生育状況はおおむね順調だというふうに報告されておりますが、現状とはかなり違うような感じもいたしますので、次の2点について質問いたします。ことしの市内の主な農作物の作況状況と農家経営の見通しについてお伺いいたします。2点目に、北海道は異常気象対策本部などの設置を検討しているようですが、砂川としてもこの異常気象対策本部を設置し、国や道、関係機関に来年度に向けての営農支援対策を強く求めていくべきだと私は考えますが、その点についてお伺いをし、1回目の質問といたします。
答弁 経済部長 栗井久司(経済部長は2013年3月まで)
それでは、大きな1番、地域経済振興対策についてご答弁申し上げます。(1)、市内における中小企業等の倒産、廃業の実態と対策についてでございますが、平成20年度は倒産4件、廃業6件のほかに閉鎖1件、休業1件、移転転出1件の合計13件で、新たに新規開設された法人が7件でございました。平成21年度は、9月1日現在、倒産はゼロ、廃業1件、その他に閉鎖2件、解散2件、移転転出1件の合計6件で、新たに新規開設された法人は3件の実態となっております。次に、これらの対策でございますが、日本経済の景気後退から企業の資金繰りも大変厳しい状況となっており、金融不安や景気後退の影響を受けやすい中小、小規模企業の資金繰りを支援する制度として経済産業省中小企業庁は平成20年10月31日から開始した緊急保証制度を改正して対象業種を融資、対象業種と融資内容を拡充し、現在781業種の中小、小規模企業の方々に資金繰り対策が講じられております。この制度の活用方法は、対象となる中小企業者等が市町村に申請書を提出し、認定書の交付を受け、民間金融機関及び信用保証協会に保証つきの融資を申し込み、審査を受けて融資が実行されております。現在当市では85件の申請書の提出を受け、認定書を交付しております。さらに、当市では中小企業等振興条例に基づき中小、小規模企業の方々に運転資金と設備資金の資金融資のほかに融資に係る信用保証料及び利子の補給を行う助成措置を講じており、中小企業者等の産業振興及び健全な発展のために支援しているところであります。次に、(2)、市内の雇用情勢と雇用拡大対策についてでありますが、日本の経済状況は昨年10月から12月期に戦後最大のマイナス成長に落ち込みましたが、ことし4月から6月期に実質成長率がプラスに転じ、戦後最悪の落ち込みから脱しつつある状況になっておりますが、これからの日本経済をどのように立て直し、再浮揚させていくのか、成長戦略の策定と実行が急務となっております。中でも雇用情勢は大変厳しい状況で、7月の完全失業率は過去最悪の5.7%となっております。ご質問の滝川管内の7月の有効求人倍率は、前月より0.01ポイント改善し0.29倍となりましたが、依然として0.3倍を下回り、今年度に入り4カ月連続の厳しい状況となっております。市内企業における状況は、現在の従業員の雇用維持が大半を占め、新規雇用にまでは至らず、引き続き厳しい状況が続いているところであります。次に、国の雇用拡大の具体策としては、昨年末の雇用調整助成金制度の見直しによって離職を食いとめる、完全失業率を抑え、短期的には雇用悪化を防ぐ効果が出ていると報道されております。季節労働者の雇用対策としては、2市2町で構成されております砂川地域通年雇用促進協議会において季節労働者の通年雇用の雇用対策を実施しているところであります。具体策としては、季節労働者相談窓口の開設と事業主を対象とした通年雇用化のための支援セミナー及び経営相談会の開催、通年雇用の情報を提供するパンフレットの作成及び配布、季節労働者を雇用する建設業を中心とした事業所に企業訪問して求人開拓事業などを行っております。さらに、季節労働者の通年雇用化を促進するための教育訓練とした技術講習会を開催し、フォークリフト運転、小型移動式クレーン運転、車両系建設機械の運転、玉掛け作業などの資格取得経費を全額助成する事業などでございます。次に、(3)、地域経済振興基本条例(仮称)の制定についてご答弁申し上げます。ご質問いただきました(仮称)地域経済振興基本条例は、地域社会の発展に寄与することを目的に、中小企業の振興について基本となる方針や基本的な施策を定めた条例と思われますが、当市では既に砂川市中小企業等振興条例が制定されており、市内中小企業者等が産業の振興と健全な発展と市勢の進展に寄与することを目的に、具体的な事業の施策とその事業に対する助成措置または資金融資を受けられる条例があり、また砂川市企業振興促進条例として市内企業や市外企業の企業誘致による新設、増設または移転する場合には補助や援助を行うことができる実務的、具体的な条例が制定されております。お尋ねの(仮称)地域経済振興条例の制定については、既に実務的で具体性のある助成または補助並びに支援措置が定めてある当市の条例をより積極的に活用して地域経済を活性化させ、雇用の拡大に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと存じます。次に、大きな2番、農業振興対策についてご答弁申し上げます。(1)、ことしの市内の主な農作物の作況状況と農家経営の見通しでありますが、空知農業改良普及センター中空知支所からの報告によりますと、9月1日現在の農作物作況状況は、水稲が遅速日数マイナス6日となっており、7月中旬から下旬の低温、日照不足の影響で生育のおくれや病害虫の発生などが見受けられております。病害虫等の発生状況ですが、カメムシの発生はやや少ないものの、長雨、日照不足からいもち病が一部地域に散見され、発生対応型防除方法をとるように営農指導しておりましたが、いもち病発生の圃場では米の収穫量の減収が予想されております。次に、稲のもみに実が入らない不稔対策は、深水管理の営農指導を行っておりましたが、幼穂形成期から出穂開花期に低温、日照不足の影響を受け、不稔は避けられない状況となっております。タマネギは、玉肥大も順調で平年並みとなっており、リンゴも同じく果実肥大も平年並みで現在順調に推移しております。野菜は、作物によって収量が異なっております。最初に、トマトは低温、長雨、日照不足により灰色カビ病の影響を受けまして昨年より約10%の減収見込みと予想しており、一方ミニトマトは比較的灰色カビ病に強いことから平年作並みの収量が見込まれているところです。キュウリについては、6月から7月の低温、長雨、日照不足の影響から病気等も発生し、約5から6%の減収見込みとされております。このことから、水稲の作況指数はやや不良の95から98と予想され、収穫量の減収は避けられない見込みであります。タマネギの販売単価は、現在市場価格が高騰しておりますので、生産者団体では市場の動向を見ながら高値時に販売促進を行う早出しの出荷をしていると報告を受けており、野菜関係ではトマト、ミニトマト、キュウリの生産数量が減収しておりますが、市場動向が品薄から販売金額が高騰しており、生産額の落ち込みを販売額で取り戻すことができるかが今後の課題であり、生産者団体も市場動向の情報収集に全力を挙げて取り組み中であるとの報告を受けております。次にソバの作柄でございますが、長雨により適期の農作業ができなかったため一部の生産圃場で収量が激減しており、転作作物として生産面積が多いことから、過日水田農業推進協議会は緊急の総会を開催して、ソバの育成を助ける一連の農作業を行ってソバの栽培がなされていることが前提条件で、収穫を確認できるとの要件を満たした場合には全面積を助成金の交付対象として取り扱うことと決定しております。以上でございますが、今後の農家経営の見通しについては農作物の品種別、経営形態により生産数量や販売単価の異なりがありますが、総体的に天候不順や病害虫の影響を受けた経営体については農家所得が減少すると予測されているところであります。次に、(2)、異常気象対策本部の設置と来年度に向けての営農支援対策についてご答弁申し上げます。天候不順による高温、低温、日照不足、干ばつ、長雨や台風による水害など、異常気象や天災による農作物の被害が相当規模を超えると見込まれる場合には対策本部を設置しなければならないと考えております。また、天災融資法の発動や激甚災害法の適用など、大冷害となった場合にも対策本部が設置されているものと、設置されるものと考えておりますが、現段階での対策本部の設置はまだ必要ないと判断しているところでありますので、ご理解いただきたいと存じます。次に、営農支援対策についてご答弁申し上げます。昨年実施されました燃油、肥料の価格高騰対策が本年も国や北海道及び生産者団体により営農支援対策が講じられるか否か、今後情報収集に努めてまいりたいと考えております。また、現段階では農業生産資材等の価格動向次第では国、北海道及び生産者団体の対応を見きわめながら、昨年同様に営農支援対策を総合的に検討していただくように要望してまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと存じます。
質問 土田政己
詳しい答弁をいただきましたけれども、最初に市内の中小企業等の実態についてご報告がありました。なかなか景気回復がなされないため、国では一定の回復帰向にあると言いますけれども、地方では全然そういう状況はなくて一層厳しい状況になってきているというようなことから、今度の選挙では政権が交代をいたしましたけれども、この民主党さんのマニフェストには中小企業等の予算を3倍にふやしてくれるとか、それから緊急対策の支援対策も全企業に対象にするというようなことも含めて、大変期待も持てるわけでありますけれども、そういった内容は今度の連立政権、3党による連立政権の政策合意の中にも含まれているということです。したがって、私たちは今の地方経済の実態を、あるいは中小企業の実態をやはり本当に国の政策にきちっと反映させていただくと。新政権で反映させていただくという点では、やっぱり新たな視点でこの運動を展開していくことが必要ですし、また地元の声を地方に上げていくことが大事な点でないかなというふうに思っております。その点で、これまでの国のやり方では景気の回復もならないし、それから中小企業等のこの経営を安定させるということも、あるいは雇用を回復することもできなかったということから、今回の国民の厳しい審判が下ったものだというふうに私どもも思っておりますので、新しい政権に期待をするわけでありますけれども、この新政権に向かってやはり地域の声を結集してこの地域経済、特に砂川市のような小さいまちでは、この地域の経済を支えているのは中小企業ですし、それから農業なのです。ここがしっかりと発展振興しなければ、地域経済の発展はあり得ないわけです。そこにやっぱり国の施策の充実をやっていただくという点で、ぜひ国に対して中小企業の今の置かれている現状、砂川市の例えば商工会議所さんのいろいろなお話も聞きますけれども、中には会員さんで会議所の会費もなかなか払うことも大変だと。隣の滝川商工会議所さんの新聞報道によれば、年間にこの会員が50件も廃業をしたということも報告されております。それから見れば、砂川の場合はまだ先ほどの報告では少ないのですけれども、しかし倒産、廃業の流れはとまっていないというふうに考えますので、このあたり国に対して今後どういった点で要望していこうと考えておられるのか、まずお伺いしたいなというふうに思います。それから、雇用対策で、特に季節労働者の対策ですけれども、冬期講習制度が、援護制度がなくなって、今お話ありましたように通年雇用促進事業、砂川地区通年雇用促進事業を実施してきましたが、実際にはこれが通年雇用につながっているのかどうかと。それは、先ほどの答弁にもありましたように企業が新しい人を採用できるような力がないわけで、そこに幾ら通年雇用しなさいと言って企業訪問しても、企業のほうでも訪問されてもどうにもならないという声が聞かされているという状況があります。ですから、この通年雇用促進事業をいろいろ担当者の皆さんはご苦労されていると思うのですけれども、実際にはほとんど効果が上がっていないのではないかというふうに考えますが、このあたり具体的な効果が上がっているのか、お伺いしたいなというふうに思っています。特にこれから冬場にかけて仕事がなくなる季節労働者の皆さんに対して、きのうも緊急雇用対策の補正予算がありましたけれども、しかしあれは9月の採用ですから季節労働者の皆さんにはもう間に合わないのです、仕事が終わって。ですから、この本当にわずかな一時金、40日の一時金だけで一冬を暮らさなければならぬという季節労働者の状況を見ると、やはり何らかの対策を国に対して求めていくと同時に、砂川市としても当然行っていかなければならぬのでないかと。きのうの市長の行政報告にもありましたように、ことし交付税がふえた、6.何%かふえましたけれども、その中には雇用推進対策というのが入っているのです。市町村としてもそういう対策をしっかりやりなさいということが言われているというふうに思うのですけれども、そういったことを活用してこれから例えば冬場に向かっては除雪、除排雪、高齢者のお宅とか、いろんな点、福祉サービスを行うのを含めた、そういった仕事の確保で雇用の拡大を図っていく、あるいはそういう冬場の仕事を確保していくということが必要でないかというふうに考えますけれども、そのあたりのお考えがあるのかどうかお伺いしたいというふうに思っております。それから、地域経済振興基本条例については、うちには中小企業の条例があるから、それをしていくのでいいのだというお考えがあるのですけれども、これは本当に地域の経済振興、活力をしていくためには中小企業、砂川でも始まっている農業の方々あるいは商工農の人たちが力を合わせて新しい産業を興していくということが非常に大事なことであって、その人たちがまちの経済のやっぱり中心を担っていくのだということで、行政だけでなくてそういった人たちも含めて、やはり中小企業者の責務もありますし、農家のやっぱり果たすべき役割もあるだろうし、そうした市民が全体となって地域の経済を掘り起こしていこうということで今各地でこの制定が検討され、幾つかのところでは自治体で制定されつつあります。それは、皆さんもご承知のとおり中小企業基本法が改定されまして、この中小企業基本法の第6条に国の責務とあわせて地方公共団体の責務という条項が加わったのです。地方公共団体は、この中小基本法の理念にのっとり、中小企業に関して国との適切な役割分担を踏まえて、その地方公共団体の区域の自然的、経済的、社会的条件に応じた施策を策定し、及び実施する責務を有するというふうに規定をされて、これまでは中小企業対策、国が基本になっているのだけれども、国の仕事と同時に、地方自治体がやっぱりみずからの自然的、社会的、経済的条件を踏まえて、砂川では砂川のその状況を踏まえて、どういうふうな地域振興を発展させていくのかということをやっぱり皆さんで考えて、その方向に向かって地域経済振興をさせていくという基本的な条例を制定してやっていこうというのが今先進的な地域で起こっていることでありまして、先ほどありました振興条例とか、それは具体的なことであるので、やっぱり砂川市の産業、経済を基本的にどういう方向に発展させていくのかということを明らかにすることによって、行政だけでなくて中小企業の方々あるいは農業を、これは皆さんのそういう責務も明らかになっていくという点で、そういうことを検討するお考えはないかということで提案をしたわけですけれども、この点についてそのようなお考えは全くないのかどうなのかお伺いしたいというふうに思っております。農業の問題では、今作況について詳しいご答弁がありました。きのうの先ほど言いました市長の行政報告は8月14日付ということで、私は本当は9月1日でわかっているのであれば、きのう報告してほしかったのです、きのう。ですから、やはり2週間もあるわけですから、最も新しい情報を報告していただきたかったのだけれども、きのうのを見れば、全く問題がないような判断になっていたので、私はやっぱりちょっと違うのでないかというふうに思いました。今もお話ありましたけれども、まだうちは具体的な砂川市として調査はしていないですから、先ほどの答弁ではあれなのですけれども、例えば水稲でいえば平年では不稔が5%が普通なのです。でも、もう新十津川とか芦別とか、この辺では深川とかというふうに皆さん、道の農政委員会でいろんな地区とか調査に入って、普及所も調査に入っていますけれども、地域の差はありますけれども、15%から17%あるいは20%、多いところでは不稔が30%という地域もあります。そこで、うちの場合は不稔が少ないのか多いのか、やはりそこら辺はやはり実際に調査をして報告していただかないと砂川の状況がわからないと。芦別では、かなり大変だという報告もあります。それから、先ほど話ありましたソバは、収穫がもう間もなく終わろうとしていますけれども、砂川の転作の主なことですが、やっぱり水田にソバを転作するということは、もともと水田は水をためるところですから、ちょうどソバをまくときの雨の長雨によってまいたソバが生えなかったり、あるいは生えても消えてしまったりということで非常に収穫が少ない水田が私の見る限りでは多いです。立派に成長しているところもありますけれども、それはきちっと乾燥しているところはそうなってきますが、そうではないところは半分ぐらいしか生えなかったりという状況もあって、非常に大きな減収になるのではないかということが言われておりますし、さらにこの普及所の調査によればカボチャにしてもバレイショにしてもかなり収量が落ちていたり、それからまた品質も低下していると。砂川には栽培されていませんけれども、麦も豆類も、小豆等の豆類も20%以上の被害があると。麦は数%、先日新聞に出ましたけれども、2割の減というふうな報告されていますけれども、そのように大きな減収の状況になっているのです。それで、私がお願いしたいのは、やはり共済組合とか、そういうところでも調査をしますけれども、やはりこういったときには行政としても農政、農業の調査をしっかりしていただいて、そして市としての対応策をとっていただきたいなというふうに思っておりますけれども、この点では普及センターとか、あるいは農協さんとか、そういうところとの協力をしながら、ぜひ正確な砂川市の農業農作況調査をしていただいて、その上に立って先ほど部長ありましたようにやはり対策本部が設けるか、あるいはそこまでいかなくてもやっぱり対策会議というのを開いて国や道に対する支援対策、それから部長答弁ありましたように来年の営農に向けては燃油や肥料の高騰等に対する対応策もありますので、やっぱりいち早く声を上げて砂川市の農家経営をしっかりと守るという立場に立っていただきたいというふうに思いますが、そのあたりについてのご見解をお伺いして2回目の質疑といたします。
答弁 経済部長 栗井久司(経済部長は2013年3月まで)
それでは、2回目のご質問についてご答弁申し上げます。5点ばかりご質問いただいたと思います。最初の1点目でございますけれども、地域経済の発展の関係から、まず国にどのような形で要望するかということでございますが、労働行政に関係する行政機関にはいろいろございますが、担当者会議から始まりまして全道市長会までございます。機会あるごとに関係機関に北海道における冬期間の特殊事情もありますので、雇用対策の強化について要望などを続けてまいりたいと考えてございます。2点目でございますけれども、通年雇用の関係について効果が上がっていないのではないかという関係でございますけれども、季節労働者と冬期援護制度が平成18年度で廃止されまして、特例一時金も50日から40日に削減されたと。大変厳しい状況ということでは認識してございます。それにかわる制度として、季節労働者を通年雇用に移行させるために制度化されたものがこの通年雇用促進支援事業でございますので、これがご指摘のとおり非常に使いづらいという面もございます。事あるごとに北海道の気象条件の厳しい積雪寒冷地における季節的業務に従事する労働者の方の雇用状況というのは大変厳しいということでご説明申し上げまして、このような労働環境の中で特例一時金が削減されるということは非常に残念な制度改正でございますけれども、事あるごとに要望している状況でございますので、まずご理解いただきたいと存じます。続きまして、3点目、地域経済振興基本条例の関係でございますけれども、地域経済振興策の基本となるものにつきまして、当市では第5期総合計画に「活力に満ちた明日を築くまちづくり」として商業、工業の振興策の基本を定めてございまして、この総合計画に基づいて具体的、実務的な各種事業を実施するために当市の条例に中小企業の皆様に助成措置だとか資金融資制度などの施策を含めて、定めて地域経済の振興に利用、活用していただきたいと。それが市内経済の振興に結びつけていただきたいと思うところでございます。4点目でございますけれども、農業の関係でございます。水稲の関係で、いろいろ不稔があるということでございますけれども、農作物の生育状況につきましては水稲の不稔が懸念されているところでございますけれども、今週の20日、21日に中空知農業共済組合で収量調査を行う予定ということで聞いてございますし、この報告結果を受けまして収量予測が確認できるものということで判断してございます。低温や日照不足で不稔が心配されておりますけれども、同じ品種や移植日でも水田によって不稔の割合が大きく差があるということでされておりますので、今期は天候不順続きで出来秋が心配されておりますが、個人によって多少の差は出るということで思っております。ご指摘のとおり、不稔により減収となった場合には農業共済制度によって農家の個別反収にもよりますが、平年作の9割まで補てんされるということで、セーフティーネットと申しましょうか、大きな農業所得の減収にはならないのではないかと考えているところでございます。5点目でございますが、対策本部だとか、そのような設置でございますけれども、前段でもご答弁申し上げましたとおり農作物の被害が相当規模を超えると見込まれる場合には対策本部を設置する必要がございますけれども、現段階ではまだ必要ないと判断しておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。以上です。
質問 土田政己
特に北海道の季節労働者問題は、今お話がありましたように大変厳しいし、この経済状況のもとでは本当にこの冬大変だと思うのです。したがって、ぜひ今部長答弁ありましたように、あるいは関係機関を通じて強く要望していただきたいし、先ほど言いましたが、果たして新政権でどうなるか、ぜひそのとおりやっていただきたいというふうにも思っておりますので、やっぱり強く反映させていただきたいなというふうに思っております。と同時に、やっぱり市としても緊急にできることをやはり、何人かの人でも対策でやっぱり仕事につけると。どうしても大変な人たちは、雇用できるような対策も打たないと、国だけでというふうにならないので、基本的には国なのですけれども、やっぱり行政としてもそのあたり実態を見て、本当に一時金40日だけでは大変なことは、もうだれが見ても明らかですから、やっぱりその人たちの支援体制がとれるような対策をとっていただきたいと思うのです。今その人たちを、また企業に対してそういう人たちを雇えと言ったって、今の状況ではそれはできない状況ですから、このときほどやっぱり国や道や行政がやはりその支援対策をしっかりとらないと、中小企業自身もつぶれてしまうし、そこに働く皆さんも大変な事態になってしまうというようなことになろうかと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。それから、基本条例の考え方はわかりましたけれども、第5期総合計画に基づいてと。今は、まだ第6期計画が検討されておりますけれども、やはり今非常に大事なことは改めて地域の産業、地域の砂川で言えば中小企業、農業ですけれども、そこを基本とした地域経済の掘り起こしをしないと、今までの政治は大企業がよくなれば中小企業もよくなるということがやってきたのがもう行き詰まってしまったわけですから、やはり地元の企業から、または私たち自身も地域の経済をどうするのかと。先ほど言いましたように、中小企業の皆さんも農家の皆さんも一緒になって考えて、そして農工商の連携、砂川でもありますし、そういう点を力を合わせながら砂川の例えば農産物を使って新しい製品を開発するとか、あるいはそれによって雇用の拡大を図っていくとか、やっぱり連携しながら地域産業を掘り起こしていくということが非常に大事だというふうに思うのです。その視点で、やはり私たちは今こそ地域が主体となって取り組んでいく時期に来ているし、またそういう状況にあるものと思っておりますので、ぜひ基本条例の制定は難しくても、難しいにしてもそういう対策を含めたやっぱり連携していく会議なり、連携をとる対策をしっかりとっていただきたいと思いますが、そのあたりのお考えについてお伺いをしたいというふうに思っております。それから、農業については、今言われましたように20日、21日、共済の調査もありますし、これから農業委員会さんも調査されるということもありますから、そのときに実態が出てくるというふうに思うのでありますけれども、ただ私がここで質問をしたのは以前、相当前のときですけれども、前市長のときのことも私は思い出すのですけれども、いや、そんなに全然被害はないのだと、冷害ではないのだと言ってしまって、後になってそうでないということがわかって大変になったことがあるのです。それでは手おくれになるので、やはり来年の支援対策をとる上では正確な作況状況と、それから先ほど言いましたように農家経済の状況がありますから、部長言われたように価格が高くなって農家の経済はよくなっているのか、それとも肥料や燃油その他が高騰して、それを差し引くと農家経営がよくなっているのか悪くなっているのか、そういうことで見ると私はマイナスになっていると思うのです、多少価格が上がったにしても。それから、トマトの選果場について聞けば、先ほどトマトは10%ぐらいの減だと言われましたけれども、先日聞いてきましたら5万ケースぐらい少ないのです、昨年より出荷の部分が。総数で約2割近いと言っているのです、担当者の皆さん。これやっぱり砂川の主要なトマトがやっぱり5万ケースも少ないとなれば、これはやっぱり砂川市の農業に大きな影響、多少もし値段が上がったにしたって恐らく肥料や燃油の高騰に加えて悩んでいると思うのです。したがって、ぜひその作況状況と、それから農家経済をめぐる状態を正確に分析して、やっぱり私どもとしては来年やっぱり一人の離農者も出さないような対策をぜひ農業関係機関等と連携しながらやっていくことが必要だというふうに考えますので、そのあたりのお考えがあればお願いしたいのと、先ほどは生産資材の対策については国、道の要綱、動向を見ていくというふうにご答弁がありましたけれども、それも非常に重要なことですけれども、やはり市としての具体策もそういう状況を分析して市としての具体策も早急に検討していただきたいなというふうに思いますので、そのあたりのご見解をお伺いして質問を終わりたいと思います。
答弁 経済部長 栗井久司(経済部長は2013年3月まで)
3点ばかりご質問をいただいたかと思います。1点目が基本条例の関係でございますけれども、第5期総合計画に基づいた形で各種施策を実施しているわけでございますけれども、今後につきましてもこの第6期の総合計画におきまして、今現在担当部署のほうでは検討してございますけれども、農業、商業、工業の連携など今後それらの施策を第6期の総合計画の中で対策で考えていくような形で現在連絡会議等で協議を検討しているところでございますので、今後産業の振興におかれましてはこのような形で同じく市の総合計画の中で反映して具体的、実務的なものは各条例の中で実施していくということで考えてございます。それから、農業の関係につきましては、農業生産資材の価格動向関係につきましては地元のJAさんに聞きますと、肥料につきましてはいろいろ20年と比較しますと29%ほど上昇していると。農薬についても5%ほど上昇しています。一般資材についても10%値上げしてございますけれども、燃料は逆に70%値下がりしておるということでございますので、このことから農業生産団体と営農対策の取り組み目標としては、今後肥料の関係につきましては土壌診断調査などによって、個々の圃場に合った施肥基準を示して過度とならない施肥基準を設けるなどして環境、省力、低コスト化の栽培技術の普及で取り組みながら農業所得の向上に今対策をとっていきたいと思ってございますし、当然農業関係団体の農協さんなり、普及所さんなり、共済組合など営農対策を毎年、毎月この時期開催しながら現在の作況状況だとか、今後の営農対策だとか、営農指導も含めて関係団体の職員が集まって会議を検討してございます。本年につきましてもこのような天候不順の関係から、引き続き営農対策の中でどのような指導が適切なのかを検討しながら農業振興に努めてまいりたいと考えてございます。◎延会宣告