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新十津川町議会 令和8年第2回定例会 2026年6月10日

新十津川農業高校と連携した景観形成について

2026年6月10日、新十津川町議会の一般質問で、大畠光敬議員が「新十津川農業高校と連携した景観形成について」質問し、町長 谷口秀樹が答弁しました。

質問者
大畠光敬 議員
答弁者
町長 谷口秀樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 5番 大畠光敬

議長のお許しをいただきましたので、町長に対し、一般質問をさせていただきます。質問の内容は、新十津川農業高校と連携した景観形成についてでございます。新十津川農業高校は、皆さんもご存じのとおり、ガーデニング甲子園等において高い実績を上げており、本町にとって大変誇れる存在であると感じております。また、その教育内容も地域と連携した持続可能な農業や、アグロエコロジー学習に力を入れているところというのもお伺いしております。一方で、農業高校の素晴らしい技術や成果について、販売会や多くの加工室を活用したイベントなど、町民が触れる機会はあるものの日常的に目にする場面は、私はまだ限定的ではないかなというふうに感じております。現在、本町の観光施策はイベント型が中心となりやすい傾向にありますが、私は普段の街並みそのものに魅力があることも大切ではないかと考えております。例えば、歩いて回りたくなる町や、季節ごとに景色を楽しめる町、高校生の活動が街中で感じられる町といった景観形成は、交流人口の拡大だけではなく、地域への愛着形成にもつながる可能性があると考えます。そこで提案として、農業高校生がガーデニングや花壇のデザイン、監修を行い、施設管理者等が維持管理を担う形で公共施設などへ小規模分散型の、例えば、花壇のような配置をしてはどうかと考えました。先日、NHKでも生徒さんが育てた花の苗を公園へ植栽する地域連携の取組が報道されるなど、高校生が地域と関わる活動も進められております。一方で、こうした活動については、せっかく取り組んでも実際に見て頂ける機会が限られているという課題もあるのではないかというふうに感じております。私は、これは単に花壇設置という問題だけではなく、農業高校の活動と町民の日常生活の接点が十分に確保されていないのではないかという課題でもあると考えております。例えばですが、役場前のバス停など高校生の通学動線上であり、高校生や町民多くの来訪者の目に触れる場所を活用することで、高校生の活動が街の中で日常的に見える形となり、農業高校の魅力発信と、町の景観形成の両方につながるのではないかと考えます。また、こうした取組は、地域回遊の促進や街並みの魅力向上にも寄与する可能性があると考えます。今回の提案は、農業高校の教育内容そのものについて伺うものではなく、町の景観形成や地域の魅力向上という観点から、農業高校の持つ力をどのように生かしていくことができるのかを伺うものでございます。そこでお伺いいたします。町として農業高校や関係団体と連携し、高校生がデザインや監修に関わり、地域が支える形での景観形成や地域の魅力向上に向けた取組について協議、検討を進めるお考えがあるのか、町長のお考えをお伺いいたします。

答弁 町長 谷口秀樹

議長のお許しをいただきましたので、5番議員のご質問にお答えしたいと思います。新十津川農業高校がガーデニング甲子園で高い実績を挙げ、地域と連携した教育活動に意欲を持って取り組まれていることは、本当に町の誇りであるということは、5番議員と同じ認識であります。ご質問にあります、高校生によるガーデニング技術を活かした新たな花壇整備や、これに伴う景観形成、周遊策、地域づくりに関するご提案についてでございますが、ガーデニングを基本とした新たな景観形成や、分散型の周遊施策を展開することにつきましては、町として現時点で取り組む考えはございません。その理由といたしましては、本町における観光、周遊施策につきましては、点在する新たなスポットの創出ではなく、既存の観光、文化施設や豊かな自然環境といった現行の資源を、いかに回遊していただくかという点に主眼を置いているためでございます。そのため、レンタサイクルや重ね押しスタンプラリーといった既存の周遊ツールの認知度をさらに高めるとともに、本年度より新たに計画しております観光タクシー事業を効果的に連動させ、これらをより多くの方々に利用していただけるよう情報発信やPR活動の徹底に継続して注力していく方針でございます。また、5番議員からは、高校生がデザインや監修を行い、地域団体等が維持管理を担うという持続可能な連携体制についてご提案がございました。しかしながら、現在、町内の各種地域団体やコミュニティにおきましては、周知のとおり、深刻な担い手不足と高齢化という構造的な課題に直面しております。既存の活動を維持することさえ一工夫を要する現状において、新たな公共スペースの管理運営を地域団体に委ねることは、地域の負担を増大させる懸念があり、現実問題としましては、極めて困難であると言わざるを得ません。最後に、農業高校との連携についてでございますが、農業高校は言うまでもなく道立の教育機関であり、生徒が携わるすべての活動には、教育課程に裏付けられた明確な教育的根拠がございます。5番議員からは、高校の活動成果や魅力が見える機会が限定的であるとのご指摘がございましたが、生徒たちの活動は、準備段階から実践、そして結果の振り返りに至るまで、一連の教育活動として、春のガーデニングフェアや商工会との連携による秋の農産物販売など、さらには道路や公園に植えて頂いている花の育成についても、町民の皆さまから親しまれる行事を通じて、魅力ある学校づくりを進めていると認識をしております。町といたしましても、教育長の教育行政執行方針に基づき、これまでの教育委員会が所管する枠組みの中で、各種連携事業や学校活動への支援を行ってきたところでありますが、道立高校としての独立性や本町との関係性には、今後とも十分な配慮が必要であると考えております。また、今後の学校との連携ですが、本年、農業高校におきましては、地域と学校が一体となって魅力ある学校づくりを進めるため、新たに学校運営協議会が設置されると伺っておりますので、まずは生徒たちの教育活動として必要な地域連携のあり方などが、ここで協議されるものと考えております。今後におきましても、本町の基幹産業である農業を専科とする新十津川農業高校が更に魅力ある学校となるよう、教育委員会及び高校と連携を図りながら適切に対応してまいりたいと考えております。以上申し上げまして、5番議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。

再質問 5番 大畠光敬

議長のお許しをいただきましたので、再質問させていただきます。今ほどいただきましたご答弁、現在の町の状況について理解はいたしました。しかしながら私、今回提案しているのは、大きな予算を投じるような大規模な新規の実施を求めているわけでもございませんし、人手不足、高齢化に悩む地域団体へ新たに維持管理の負担を丸投げするような意図もないことも、私からも申し添えさせていただきたいというふうに思います。町長の答弁の中で、既存の資源を回遊してもらうとおっしゃっておりましたが、私はこのガーデニング甲子園などの実績を持つ農業高校の技術そのものが、新十津川町のかけがえのない地域資源ではないかというふうに考えております。先ほども申しましたが、NHKの報道も含めて、外からの評価が非常に高まっているのではないかというふうに感じております。これを単に一つの教育機関の活動として閉じるのではなく、町の魅力としてどう日常に落とし込むか、これは所管の枠を超えた町全体の未来への投資と言っても過言ではないのではないでしょうか。ガーデニング甲子園の成果を披露するような場所をというふうに申し上げさせてもらいましたが、最初から生徒さんが作ったあの作品、大きな花壇を作る必要も、私もないと考えております。できるところから小さく始めるモデル的な試みも含め、今後、町、教育委員会、そして農業高校が横断的に柔軟な連携体制をぜひ作っていただきたいとも考えております。答弁の中に、学校運営協議会の中で議論、協議されるものというふうなお話もありました。私もこの協議会こそ、地域と学校が一体となって町の未来を考える場でもあるのではないかと認識しております。そこで町長にお伺いいたしますが、例えば、高校側から自分のアイディアを街の景観形成などに生かしたい、予算の範囲内で工夫できるアイディアなどが提案された場合には、町として、そのアプローチに対して、受け皿として対応していただけるか、検討していただけるかどうかをお伺いしたいというふうに思います。

答弁 町長 谷口秀樹

それでは、5番議員の再質問について答弁させていただきます。今ほど農業高校からのご提案があった場合、町としてどうするかということの趣旨だと思いますけれども、農業高校からそういったご提案がある場合においては、どういった内容かを含めて検討させていただくことは、十分可能かと思っております。以上申し上げまして、5番議員の再質問に対する答弁とさせていただきます。

出典:新十津川町議会 令和8年第2回定例会 2026年6月10日 議事録 PDF(24ページ) 間違いを知らせる