下川町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月17日
平成28年度町政執行について
2016年3月17日、下川町議会の一般質問で、春日隆司議員が「平成28年度町政執行について」質問し、町長 谷一之、総務課長 駒井英洋が答弁しました。
- 質問者
- 春日隆司 議員
- 答弁者
- 町長 谷一之、総務課長 駒井英洋
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 春日隆司
それでは、一般質問をさせていただきます。平成 28 年度は町長の初めての予算編成であり、町民は町長の公約を踏まえ、永年の政治経験を基に行政運営にも熟知されており、そして何よりも民間の経営者経験をお持ちであり、これら経験をいかされ、様々な行政の仕組みを大きく変える人であると期待されているところであると思います。そこで、本年度は手腕を発揮され、具体的にその成果が確実に数値などにも表れ、目にみえる年になると推察しているところでございます。こうした考え方を基に、町政執行について質問をさせていただきます。理念、評論ではなく、町民の率直な疑問点を含め、分かりやすい議論を心掛けていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。一点目、執行方針で、最も重要、最も重点であると思われる、協働のまちづくり、町民参加がはっきりと方針に書き示されていないのはなぜでしょうか。二点目、地方創生の中で、差し迫った課題であるといわれている人口減少・少子化対策について、はっきり方針が示されていない、これはなぜでしょうか。三点目、平成 28 年度末…来年の 3 月の人口は、どのくらいを目標にしておられますでしょうか。次、大きな二点目、財政環境が厳しさを増す中、人口も減少し続けておりますが、町政始まって以来、当初予算額である 61 億円の予算額、そして 5 億 8,000 万円の…家庭でいうと貯金を取り崩し、10 億 7,300 万円の多大な借金…起債までするのはなぜでしょうか。積極的な施策を推進する一方で、徹底した経費節減が行われた予算でしょうか。予算編成での経費削減額はどのくらいになっているんでしょうか。お金儲け…自主財源の確保、入りを図る、こういうことをどう考えておられますでしょうか。三点目、「幸せ日本一」とは、日本一の安全安心、生きがいの持てる条件整備をするということでしょうか。具体的にどのようなイメージなんでしょうか。なぜ、日本一でなければならないのでしょうか。大きな四点目、経済、資源、暮らし、情報、人材の循環について、どのようなことが循環されるのでしょうか。その具体的な例と効果の発現はいかがでしょうか。五 点 目 、仕組みを大きく変える行政改革、組織改革をどのように進めるのでしょうか。28 年度の推進体制をどのように整備して臨むのでしょうか。以上質問させていただきます。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
春日議員からの「平成 28 年度町政執行について」の御質問にお答えいたしたいと思います。御質問の一点目の「協働のまちづくりと町民参加の明文化」につきましては、それぞれの施策推進などで共通するものであると考えておりまして、自治基本条例に基づき、それぞれの場面において、多様な取組・手法を実施するものであることから、町政執行方針では、基本目標「町民が主役のまちづくり」におきまして、「わかりやすい情報の提供と共有を進めるとともに、町民の行政への参加を推進してまいります。」と述べさせていただいたところでございます。「人口減少・少子化対策」につきましては、「第 5 期下川町総合計画」で、定住人口指標を 3,500 人に設定し、また、「下川町まち・ひと・しごと創生総合戦略」におきましても、「人口規模が持続する地域を創る」ことを方針に政策・施策を位置付け、これを推進するための予算を編成したところでございます。また、少子化対策は、産業の振興による安定的な雇用機会の創出や、安心して子供を産み、健やかに育てることができる子育て環境など様々な要素からなり、総合的かつ横断的な観点で推進してまいりたいと思います。平成 28 年度末人口については、国立社会保障・人口問題研究所の将来人口推計値を基に試算しますと、平成 28 年では 3,382 人と推計されますが、先に述べました総合計画及び総合戦略の指標を念頭に置き、政策を推進していく所存でございます。御質問の二点目の「予算額、基金、起債」の関係でございますが、平成 28 年度一般会計当初予算につきましては 61 億 3,300 万円と、当初予算ベースでは過去最大の額になりました。この要因につきましては、町民の福祉の向上や産業の振興、教育環境の充実、環境未来都市の具現化など、これまでの行政運営の継続性を保ちつつ、新たな事業として、地方創生や定住対策、防災対策、地域の活性化など、諸課題の解決に向けた事務事業の積み重ねによるものでございまして、現在または将来の下川町にとって必要な予算を計上させていただいたところであります。これら歳出の増加に伴いまして、基金繰入金及び町債の額が増加したものでございますが、今後補助金の申請を予定している事業もありますことから、さらなる財源の確保に努めるとともに、起債に当たっては、過疎債など交付税補填がある有利なものを中心に活用し、実質負担の軽減に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。次に、「予算編成で削減した経費」についてでございますが、平成 28 年度予算編成に当たりましては、予算編成基本方針の項目の一つで、「効率的で効果的な行財政運営の推進」として、スクラップアンドビルドを意識し、事業効果などを勘案し、当初の目的が達成されたと判断できるものは、廃止、削減、縮小を行うよう指示し、予備バスや納税貯蓄組合連合会交付金などを廃止したところでございます。また、査定段階におきましては、各課からの歳出予算の積み上げで 63 億 7,516 万円の要求がありましたが、財源確保の見通しの検討、事業実施時期の見直しや経常経費の圧縮などにより、2 億 4,216 万円の歳出予算を減額し、総額を 61 億 3,300 万円としたところでございます。次に、「自主財源の確保」につきましては、平成 28 年度から制度化される予定の「企業版ふるさと納税」につきまして、地方創生事業を推進するための新たな財源として期待しているところでございます。企業版ふるさと納税制度の活用に当たっては、市町村が策定した総合戦略に位置付けている事業で、なおかつ、地域再生計画への登載も必要なことから、現在、活用を想定する事業の洗い出しを行っている段階であります。自主財源の確保は、町税が約 3 億円の本町にとりまして、各種施策を展開・継続していく上で最重要課題でありますことから、より多くの企業に応援していただけるよう企業版ふるさと納税制度を最大限活用してまいりたいと考えております。御質問の三点目、「幸せ日本一のイメージ」につきましては、皆さんが思う「幸せ」は、様々な考え方があり、それぞれの仕事の状況、家族状況、生活環境によっても違いがあると認識しておりますが、行政の仕事としての「幸福度」は、「町民が幸せで、下川町に住んで良かった、住み続けたい」と思っていただけることが一番であると考えております。これは、下川町総合計画の目指す目標値として記載しているところでありますが、策定時の町民意向調査でもお聞きしているところであり、平成 21 年の調査では 75.2%の人が「住み良いところ」、72%の人が「住み続けたい」とお答えをいただいているところであります。平成 26 年の調査では、「住み良いところ」が 79.1%、「住み続けたい」が 68.9%であり、様々な施策を展開することにより、第 5 期総合計画の最終年次である平成 30 年には、目標値 85%を目指したいと考えております。このように、「住んで良かった、住み続けたい」という町民の皆さんの声が多いということが、「幸せ日本一」の町ではないかと考えております。御質問の四点目の「経済、資源、暮らし、情報、人材の循環について、どのようなことが循環されますか。その具体例と効果発現」につきましては、これらは私の政策、公約の理念であります「社会循環」の基礎となる五つの要素、領域でございます。これを進める具体例としては、森林バイオマスの利用拡大により、地域外に流出している電気、熱源などの購入費用を内部化し、地域内に循環させていくなどの「経済の循環」、循環型森林経営の推進などによる「資源の循環」、産業活性化支援機構の機能拡充により、地場産物の都市・企業への売り込み強化や移住促進、人材育成、人材マッチング、下川町の地域性や文化をいかした「まちのブランディング」など、総合的なタウンプロモーション活動による「経済・暮らし・人材の循環」、「産業連携会議」や「福祉医療連携会議」、「住民懇談会」の実施などによる「情報の循環」などが挙げられるところであります。効果発現については、これら五つの領域の好循環化を図っていくことで、「人口規模が持続する地域」と「幸せ日本一の地域」の実現に繋がっていくものと考えております。御質問の五点目の「行政改革、組織改革、28 年度の推進体制の整備について」でありますが、行政改革の推進につきましては、昭和 61 年度に策定した第 1 次下川町行政改革大綱から、これまで 7 次にわたる大綱を策定し、その時代に即した効率的な行政運営と行政サービスの向上に努めてきたところでございます。第 8 次下川町行政改革大綱の策定に当たりましては、課長職で組織する本部会議や町民で組織する委員会での議論などを経て策定を行い、持続可能な行財政運営を推進していきたいと考えております。次に、「組織改革」につきましては、平成 16 年 6 月のグループ制導入、平成 19 年 7 月の機構改革、グループ再編、平成 24 年 2 月の環境未来都市推進本部の設置等、現体制となってから相当程度年数が経過するとともに、地方自治を取り巻く情勢や社会情勢が変化してきており、事務事業が大変複雑化、煩雑化していると感じております。このため、グループ制の検証や執行体制の見直しが必要な時期に来ていると認識しており、平成 28 年度に検証作業を進め、柔軟性と機動力に富んだ推進体制を検討してまいりたいと思います。以上申し上げまして、答弁といたしますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。以上です。
質問 7番 春日隆司
自席から失礼いたします。実は、こういう質問をさせていただきましたのは、執行方針の中でですね、積極的な情報提供、情報共有に努めると。それから、町民の理解と協力を得られるよう積極的な情報提供に最大限努力するという、町民参加というところが中段になく、今の現状からしてやはりスピードを持っていろんなことをやっていかなければいけないという現状から、やはり情報を提供して、町民と共有して、町民に理解してもらうというところが主にお考えになっているんではないかなというふうに感じたところでございます。そういうところから、町民参加というところを聞かせていただきました。それに関係してですが、町長は大きな事業…これの事業費が倍ぐらいになるとかですね…あった場合に、いわゆる計画変更になるわけですが、それに対して町民に説明はしないと。一つの計画変更で説明をすれば、全部計画変更は町民に説明をしなければいけなくなるというお考えを示されておりました。それは今も変わっておりませんでしょうか。それから、二点目、議会から付されている…付けられているといいますか、意見…これを町長はどういうふうに認識し、これをどう取り組む、改善する等々をお考えになるのかという二点を質問させていただきます。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
答弁を述べさせていただきたいと思います。積極的な情報提供、そして住民の参加を求めていくということで、執行方針の中にもうたわせていただいておりますけれども、昨年、初めて就任いたしましてから、間もなく11 か月近く経とうとしておりますが、ようやく執行者としての役割というのが少しずつ分かってきたところでございます。そんな中で、住民の方々とどういうような意見交換をしていったらいいだろうと常に考えておりまして、公約の中でもうたわせていただきましたけども、住民の中に飛び込んでいって、そしていろんな課題を聞き取りをするという、こういうような方法で、町長のお邪魔しますというかたちで様々な施設にお邪魔して、いろいろと意見交換をさせていただいたということがございます。また、十数年開催されておりませんでした公区懇談会…これを 18 公区を対象といたしまして、公区長の皆さんの御協力をいただいて、そして 5 つの会場で 11 月に開催をさせていただいたところでございます。町民の皆さんから、ちょっと開催時期が遅いという…こういう声もいただきました。この時期については、また新年度でどの時期がいいのかというのは、公区長の皆さんとも協議をしながら、開催時期を決めてまいりたいと思ってますが、いずれにしてもこれについては住民の声をしっかり反映していくためにも、公区懇談会というのは継続して開催をしてまいりたいと思っているところでございます。また、スピード感を持ってやっていく必要がある…これは仰るとおりでございまして、課題解決に向けて少しでも早く解決策を見出せる、そういう政策立案、政策形成というのを図ってまいりたいなということで考えております。それから、事業費の関係で、計画変更についての説明でございますけども、これも少しルールづくりを今後していきたいなと思っております。それにはどの程度、どの事業規模、あるいはまたどれぐらいの予算が増額になっていくのかと、こういうところをルールをつくりながらですね、そして庁舎内の各課にそのへん指示をいたしまして、今後運営をしてまいりたいなと思っておりますので、それから、議会から付けられた意見というのは、私も議会生活長く務めておりましたので、いろんな意見を付させていただいたところでございまして、重く受け止めさせていただいているところであります。それをできるだけ反映できるようにしてまいりたいと、このように考えておりますので、御理解をいただければと思っております。以上です。
質問 7番 春日隆司
それでは、二つ目の地方創生でございます。これも私が質問させていただいたのは、教育方針にですね、明確に、地方創生を実現するためにと、これ時代をしっかり読まれてといいますか、現状を認識され、地方創生を進めるということが明記されております。そういうことから、町政もですね、地方創生を明記するのがいいのかどうかということではなくて、やはり教育方針の中でも人材をつくるために地方創生を進める…目的にするということなんで、そういう趣旨で説明をさせていただきました。内外、地方創生ということが言われている中で、地方創生を深く進めるということが下川町においても重要ではないかなと考え、質問をしたところでございます。人口ですが、今、3,400 人ぐらいでしょうか…なかなか人口をどう維持するのかというのは下川町ばかりではなく、いろんな構造的なこともあり、難しいところでございますが、下川町では転入…外から入ってこられる方、出ていく方、昭和 35 年以来ずっと出ていく方が多かったんですが、2~3 年ほど前、入ってくる人の方が多い年度がありました。それは 1 人とか 5 人の話ですが、入ってきてもその人が定住してずっと居つづけていただけるかという問題はありますが、是非こういうことが政策で可能になると思いますので、そのへん町長の…転出者より転入者が増えると…これ直ぐとは申しませんが、政策によってできることだと考えます。そのへんの考え方についてお考えをお尋ねいたします。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
正しく今は地方創生の旗印の下に、小規模町村は特に総合戦略に力を入れていろいろと策定をし、そして今後それを実施しようとしているところであります。併せて、教育というのが人間の術でございまして、何をやるにとっても人材育成というのが求められているんではないかなと思っております。私も 30 代の頃から人材育成というのがテーマで、自分自身の人格形成も含めて、いろいろとキーワードをつくって、実は 30 年近く進めてまいりました。一つには、環境づくりをしっかりやっていくということだと思います…人材育成の環境づくり。二つ目には、やはり事業をつくっていくということが大事なんじゃないかなと思ってます。三点目は、地域のビジョン…いわゆる将来展望というのを図っていくということが大事であると思います。四点目には、精神ケアリングが大事であろうと思います。五点目には、情報の受発信。そして最後には、潜在能力を発掘するという、この六つのキーワードを基に、これからのまちづくりを進めていく必要があるんではないかということで私自身は認識しているところでございまして、これを基に様々な方向性を今後つくってまいりたいなと思っています。今、下川の小学校、中学校、高校、幼児センターも含めて、こういう教育機関の中でしっかり…指導者がいるわけでございますので、町の考え方もしっかりお示ししてですね、そして学校方針、学校経営の中に反映できるような、そういう取組を進めてまいりたいと思います。併せて、町民の皆さんにも生涯学習の観点から、社会教育という様々なプログラムをつくりまして、そして人生を楽しく、生きがいを持って暮らせる…そういう環境づくりを進めてまいりたいなと思っております。それから、人口問題でございますけれども、今、全国にも当然同じことが言えるわけでありますけども、北海道全体でも出生数が死亡数よりも非常に少ないと。あるいはまた転入・転出においても、転出者の方が北海道は多いという、そういう実態であります。そのうち、過疎地域が 140 を超えておりますので、下川町もその中に含まれているんではないかと思います。転入者を増やしていく上では、仕事をつくっていくというのが第一条件でございますし、それに併せて住宅整備というのが必要であると考えてます。今回も住宅の整備については、民間賃貸住宅も含めて提案をさせていただいているところでございまして、外から来る人たちの受け入れをしっかりと受け止めれるような、そういう整備を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。以上です。
質問 7番 春日隆司
確実に実行性をもって実践をしていただきたいと思います。次に、財政でございます。財政状況は非常に厳しい、一般財源の確保が極めて難しい、健全財政を維持している、いろんな表現がございます。町長は、下川町の今の財政、お財布の状況をどういうふうに認識されておりますでしょうか。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
家庭でいきますと貯金と借金ということになるかと思います。町でいきますと基金と公債費でございますけれども、いずれにいたしましても今回の予算では基金を相当数取り崩して、そして事業費に充ててるわけでありまして、過去にもこういう時代がありまして、やはり政策投資をしながら町の活性化を図っていくということが必要なんじゃないかと思っております。特に今回は、提案させていただいております宿泊交流施設というのが大規模化されまして、一般会計の中で相当額充当していかなければならないということで、基金等の取り崩しも行わさせていただくところでございまして、こういう積み重ねがおそらく中長期で行われていくことによって、政策的な反映がされていくのかなと思っております。毎年これが同規模で財源を取り崩していきますと、町自体の命が危ないことになってしまいますので、そういう意味ではしっかりとバランスを図りながらですね、今後も運営してまいりたいなと思っております。以上です。
質問 7番 春日隆司
今、町長から説明がありましたとおり、平成 16 年だったでしょうか…合併議論があって、単独で下川町が進んでいくと。その後、町は緊縮財政…交付税が減らされるということで、数年間、緊縮財政がありました。今後、今借金して、据え置きが…返すのが 3 年ぐらい猶予されて、その後 4 年ぐらいから借金を返していかなきゃいけないということになっていくと思いますが、3 年後、5 年後、下川町の財政は大丈夫だと、緊縮財政にならないと言い切れますでしょうか。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
緊縮財政の規模というのが明示はできないかもしれませんけれども、そこは先ほどのスクラップアンドビルドの考え方になってくるんではないかと思ってます。ですから、無理、無駄のところを縮減をしていったり、廃止したりですね、しかし町民に反映できる、また産業振興がつくられる、そういうようなところには政策的に投入をしていくという、そういうような考え方が必要ではないかと思ってます。緊縮財政の時代も、どの時期かで必要な時もあるかもしれません。ただ、今、総合計画の中でいろいろとバランスを考えながら将来展望をしておりますので、現状のところでは下川町はまだ安心ではないかと思ってるところでございます。以上です。
質問 7番 春日隆司
現在の認識は、町長のお考えを受けて、これはそれぞれ…3 年先、5 年先のことですから、誰も分からないといってしまえばそれまでですけども、それぞれの方がどう考えられるか…町民の方が基本的にどう考えられるかということになろうかと思います。大丈夫だという力強いお言葉をいただきたかったところでございますが、実情を勘案し、理解をいたします。次に、先ほどもありました経費削減の話でございます。先ほどありました予備バスを廃止した、納税貯蓄組合連合会交付金を廃止したということが削減の主たる話で答弁がございました。これから…現在含めてですが、やはりこの経費をいくら…私は民間経営者の経験をしたことはございませんが、これだけの額を削減するんだと、そしてこのお金はこちらに使おうと。一般家庭でいえば夜の食事会を今日はやめて、子供たちのスキーを買うお金に使おうとか、これが実際町民の方々の考えかと思います。ですから、是非、今後経費をいくら削減して、そのお金をどういうふうに使うんだというところを、やはり見える化といいますか、数字で見えるように示していくのが重要であると思います。その経費節減の中で、4 月 1 日から…御承知のとおり、電気は北電から買わなくてもよくなります。北海道庁も数年前から経費節減で北海道電力から電気を買っていません。士別市はですね、一昨年の年度途中から、公共施設の電気を北電でないところから買っております。28 年度の下川町の電気…これは従前どおり北海道電力から買われるんでしょうか。ほかのところから買われるんでしょうか。
答弁 総務課長 駒井英洋(総務課長は2016年3月まで)
電力自由化の関係につきましては、いろいろな選択がございますが、現在まだ新規参入や撤退する事業者等もございますので、また、北電との関係も考慮しなければならないと考えておりますので、もう少し状況をみたうえで検討してまいりたいと思います。
質問 7番 春日隆司
一般的な感覚で言うと…分かります。北海道電力とはいろんなお付き合いもございますし、ただ、といいつつ北海道全部の状況をみると、やはり経費の削減というところがお付き合いより優先するわけで、士別市では随契でやっております。そういう観点からいうと、王子ホールディングス…これ下川町と重要な関係でいますが、王子は関連会社…自社の電気を持っております。これは随契がいいということではないんですが、今現在の関係性からいったら、私は王子との関係の方が強いんではないかなというふうに思います。続きまして、お金儲け…ちょっとお金儲けという言葉を使わせていただきますが、自主財源を確保する…入りを図るということですが、企業版ふるさと納税を取り組んでいくということですが、それ以前にスタートしているふるさと納税…一般の方から納めていただくんですが、平成 27 年度の見込み、それから 28 年度の予算額はいくらになっていますでしょうか。
答弁 総務課長 駒井英洋(総務課長は2016年3月まで)
27 年度の見込みが 4,500 万円、28 年度の予算計上額は 2,500万円です。
質問 7番 春日隆司
中間のデータなんですが、実はふるさと納税は町外者から税金を納めていただくんですが、4 月から 9 月まで調べてみますと…年度の半分ですね、上士幌町が 5 億 9,000 万円、当別町が 2 億 3,000 万円、規模的に思える山形県の最上町というのは…これバイオマスでも一緒にやって、共有するところかなと思うんで…そこで 2 億円、これ半年でふるさと納税をこれだけ納めていただいております。まずですね、企業版のふるさと納税というよりは、ふるさと納税をやはりしっかり 2 億円…目標を定めて、下川町には企業とのネットワークもありますし、東京下川会とかございます。そんなところで町民の皆様にも協力していただいて、やはり今、自主財源を確保できるのは…これが今日からできることでないかなと思います。現実的にいろいろな問題もあるんですが、半分は特産品で返すということになってしまいますが、是非ですね 2 億円として半分…1 億円は一般財源として、補助事業をいれてやるとすると 5 億円ぐらいの事業ができるわけでございます。是非、目標を掲げていただいて、お願いをしたいと思います。あと、ふるさと納税についても、下川町はほかと違いまして、日経新聞関係のネットワークで 150 社ぐらいの団体にも入っております。10 億円とはハードルが高いかもしれませんが、5 億円ぐらいは目標として掲げてやっていける数字ではないかと。なぜならば、下川町は昭和 28 年の国有林の取得から、工場リースから、不可能を可能にしてきた町でございます。ですから、私が言った数字は不可能な数字ではなくて、可能な数字でないかと。ちょっとひろげすぎた話で恐縮ですが、是非そういうお考えで実践をしていただければと思います。それに対して答弁がございましたら。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
上士幌町や当別町の実態については、私も存じ上げているところでございます。特に上士幌町は、上士幌牛という目玉商品があって、これが非常に全国の方々に評価されて、リピーターも多いということだそうでございますし、また、年間 14~15 億円の売上になってますので、もう産業化しているというところも聞いておりますし、それに伴って、当然、町税として非常に運用が豊かになっているということでありますので、そういうところも目標にしながら進めてまいりたいと思います。現状の下川のふるさと納税でお返ししている特産は、トップがアスパラであります。二つ目がフルーツトマトでございます。ただ、これだけでは限界がありますので、今後はやはり下川の特産品の商品開発というところにも少し力を入れていって、納税していただいた方に還元できる、そういうような企画を今後もやってまいりたいと思います。また、企業版につきましては、新年度からでありますけども、これは一定程度、営業戦略が必要なんではないかなと思っております。そういう営業戦略の手法をですね、少し見極めながら、企業に働きかけ、あるいはまた関係機関に働きかけをするということが必要になってくると思います。当初予算では 2,500 万円と非常に小規模でありますけれども、補正で多額をですね歳入として入れれるように努力してまいりたいと思いますので、御理解をいただければと思っております。以上です。
質問 7番 春日隆司
次に移らせていただきます。幸せ日本一でございますが、キャッチフレーズ、シンボルであるというふうに捉えておりますが、私が申すまでもなく、町民の方から幸せ日本一ってどんな感じとか…非常に思われて…感じられている人も多いというふうに認識しております。私も実は、子供からお年寄りまでずっと幸せというキャッチフレーズを使わせていただきましたが、一般論でございますが、幸せって…専門的にいいますと、相対的…ほかの人と比較して、あの人は良い家に住んでいる、良い車に乗っている、私はそれがない、だから私は不幸だとかですね…相手と比較するものと、それから絶対的な…下川町に住んで空気がきれいだとか、そういう絶対的なところと二つあると言われておりますが、私が考える幸せ…これはキャッチフレーズですから、敢えてそのキャッチフレーズにどうのこうのということではないんですが、分かりづらい…なぜ分かりづらいかということをなんですが、幸せってずっと…状況によってですね変わる…次から次と比較して続かない、だからずっとという意味を込めて私は言わせていただいたんですが、なかなか続かない。それと一人一人の考え方が…状況が違うんで、持ち方が違うと。僕はこれ…競争するものではないんではないかなという考え方で質問をさせていただきました。二点、キャッチフレーズ、シンボルとしてお使いになっていくということであれば、幸せ日本一、日本一幸せなまち…日本一ではなくて、統一されて使われることがいいんではないかと。それから、私、日本一ということなんですが、下川町の場合、世界に目を向けて戦って、世界一の方もいるわけなんで、日本一というよりは世界一でないかと思います。一方的に思いを…考えをお話させていただきましたが、町長、答弁がございましたら。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
冒頭の答弁でも、人それぞれ価値観で幸せ感というのは違うんではないかなと思ってます。ただ、やはり住民の皆さんに、幸せ日本一のまちにしようじゃないかというこのフレーズは、一つの精神的目標もありますし、その裏付けとして幸福度指数をしっかりと示していくことができたらいいなということで、今、作業を進めているところであります。前回か前々回ぐらいの一般質問でも答弁させていただきましたけども、幸福度指数と生活満足度指数というのは何が違うんだということで、例えばこれが、先ほどの東日本大震災の被災者がいろいろと経験した中では、その幸せ感を感じるのは人との交流だと。それから生活満足度は衣食住だと。いわゆる無機的なものと有機的なものという考え方が、一定程度、幸福度指数を高めていく中では、人との交流をしっかりつくっていく…地域社会とか家庭生活とかですね、こういうことが求められてくるんではないかということで考えているところであります。国も幸福度の指標の項目としては、健康・子育て…こういうのを 6 項目ぐらい示しております。あるいはまた大学等でもいろいろやられているところや、あるいはまた行政でも荒川区辺りがかなり進んでおりますけれども、十数項目つくってですね、そしてそれを目標として、住民の皆様がその中で少しでも向上する、そこに幸福度を上げていくということをやっているようでございます。こういうところも参考にさせていただきながら進めていきたいということで考えておりますので、御理解をいただければと思います。なお、世界一幸せなまちというのも、キャッチフレーズで使っている町長さんがおります。上には上がいるなということで考えております。いずれにしても精神面でも非常に大事なことでございますので、下川町の住民の皆さんが幸せを感じる、そういうものをつくっていきたいと思っています。さらにですね、まだうちの庁舎内でも言ってないんですけども、1 年ぐらいかけてですね、利用料金、使用料金、負担金…住民の皆さんのですね、これの上川管内の比較表というのをつくってみたいなと。例えば、水道料金は 23 市町村の中で下川はどの位置にあるんだろうと、下水道料金はどの位置にあるんだろうと、保育料はどのぐらいの金額なんだろうと、そういうようなことを示してですね、これは今後の政策にも反映していくことでございまして、そこに住民の皆さんが、下川に住んで本当に利用料金、使用料金というのは安いねと、あるいは適正だねと、こういうところが意外とみえる化としては分かりやすいんでないかということで考えております。これはまだ部内で言っておりませんので、担当課の課長もみんな驚くかと思いますけども、こういうようなところを目標にしてですね、幸せ日本一の下川町をつくっていくことができたらいいなということで考えております。以上です。
質問 7番 春日隆司
分かりやすく比較をするということですが、上川管内の比較でなくてですね、日本一ということであれば、やっぱり比較は日本でないでしょうか。続いて、経済循環でございます。当然、循環というのは、地域のお金を地域で回すということがあろうかと思いますが、産業地域でお金がどれだけ回ってどう効果が出るのかというところを指標化されるということでありますので、それを期待いたしますが、なかなか地域でお金がどう回ってるのかというのは見えないし、分かりづらいところがあります。私が思う循環…前にもお話させていただきましたけども、良い循環と悪い循環があると思います。下川町は町だけで経済が成り立っていないこともあって、信頼という…人と人とのネットワーク、信頼を基に、やはり外との太い道をつくると。その道を通して情報だとかお金だとか人だとかが地域に入り、そこで良い循環が生まれると。さらに、また同じような相乗効果で生まれていくと。こういうことが循環の中でも好循環であると思います。次に、仕組みを大きく変える行政改革、組織改革ですが、今年度、これだけ予算を投入し、借金をして、貯金を取り崩しやると。やはり私は体制も…今これから検討するとかいう話もございますが、これはセットでないのかなというふうに感じております。これだけの予算を進める、ですからこういう体制で進めるというのが一体的に町民の方にお示しするということが理解が得られるんではないかなと思います。そんな中で、町長は、職員の人員も少ない、そんな中で隣の名寄市…比較をするという話ではないですが、社会人採用でとったと。下川町の今の現状からするとですね、新規採用で経験者も採用されるのかと思うんですが、なかなかその人が…ちょっと語弊があるとなんですが、なかなかその人材を…新卒で入って、育てていくまでに 5 年、10 年掛かっていくんだと思います。地域の実情からすると、やはり即戦力、知識または経験を有した人が職員になるばかりではなくて、シティマネージャーといいますか、その仕事だけのために働くという職業もあるようでございます。そういうこともやはり社会の状況、地域の状況からすると必要ではないかなと思います。それが第一点。もう一点は、人材を派遣すると…内閣府…もちろんこれは少ない人数で皆さんにいろいろ負担が掛かるということがあるんですが、出すのであればという…ちょっと不適切ですけども…今、下川の状況からすると、やはり民間に出すと…こういうのも私は優先順位が高いんでないかというふうに思います。その二点についていかがでしょうか。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
一つ目の、社会人採用でございますけども、この新年度ですね、先ほど平成 16 年からのお話をさせていただきましたけども、思い切って 9 名の採用を考えているところでございまして、それぞれ所管の中で不足しているところをしっかりと補っていきたいなということで考えています。また、社会人の採用の枠でございますけども、これについては今のところ 1 名を採用する予定をしております。あと、専門的なところについても、作業療法士も 1 人決まりましたので、こういう方々が専門的にこれから担っていただくことになります…失礼しました、社会人枠ではなくて…年齢の高い方ですね、年齢は 30 代なんですけども、新採用で行ってまいりたいなと思っています。それから、人材の派遣でございますけども、民間への派遣は私もずっと考えているところでございますが、現状の中で、今、3 名が外に出ておりまして、1 人バーターで京丹波町は 1 人来ていただいておりますけども、現状、差し引きでいくと 2 名の職員が外に出ておりますが、今の段階では民間に出すという余裕もございませんので、これから考えていってですね、必要性があればそういうことも視野に入れていきたいなと思っております。以上です。
質問 7番 春日隆司
最後になりますが、私は 20 年来、考えていることがございまして、最近、本でいうと 21 世紀の不平等でしたでしょうか、さらに 21 世紀の資本論というのが大ヒットしているわけですが、なかなか経済成長で豊かな暮らしが実感できないと。所得が上がらない中で、例えば不動産を持っていた方がですね、年利 5%ぐらいの利息が付くと。経済成長で 1%、2%であれば…どういう構図かというと、お金を持っている人にどんどんお金が貯まり、格差がどんどん広がって、不平等になってくると。資本主義の終わりかということもいわれてますが、そんな中で、上川管内の市町村で、子育てに…上位に支援している、これは少ないというそういう比較ではなくてですね、現実的からすると、給料がなかなか倍に上がるということは不可能といっていいと思います。それで、お金が掛かるのは、子育てから…小学生、中学生、特に高校生へ行くとどーんと…また専門学校、大学に行くとどーんとお金が掛かります。そこをですね、何でも無料ということじゃないんですが、そこをきめ細かくトータルで支援をすると、いわゆる間接的な所得補償ともいえるんでしょうか、そうしますと所得がなかなか上がらない中でも、負担する時に非常に住みやすい、住んでよかった町になると。といって、これもなかなか所得に応じてとか、いろんな問題はありますが、基本的な考え方として、日本一…下川町の不可能を可能にするという地域ですから、やはりそういう大胆…大胆といっても今の現状からいうとごく普通な考え方でないかと思いますが、負担の掛かる時に支援、サポートをすると。そうすることによって、お子さんを生んでいただける、出産の機会が増える、または子育てにもいろんな面で安全安心、高校に行く時にもできるだけ負担が掛からない、例えば奨学金の制度も創設するということも考えられると思うんですが、そういうところを是非、ちょっと御提案を…全体の仕組みを、ほかの町村と比較するんではなくて、下川町が日本一…誇れる福祉の町、もちろんご高齢の方にもそうでございますけども、そういうのをちょっと御提案をさせていただきたいと思います。最後に、町長におかれましては、非常に多忙な中、町の 5 年先、10 年先のために、精力的に動かれていると思います。是非、この 1 年の動きがおそらく 5 年先、10 年先に繋がる 1 年になるんだと思います。是非、下川町の発展のために御尽力をいただければなと思います。以上でございます。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
ありがとうございます。これまでの執行者もおそらくそういうところに重きを置いて、政策的に反映してきたんではないかと思っておりますので、引き続き私自身の考え方も含めながらですね、いろいろと研究し、そして少しでも反映できるように汗をかいていきたいと思いますので、御理解いただきたいと思います。ありがとうございました。