雄武町議会 平成24年12月議会 2012年12月13日
過疎対策について
2012年12月13日、雄武町議会の一般質問で、花田一夫議員が「過疎対策について」質問し、町長 中川原秀樹が答弁しました。
- 質問者
- 花田一夫 議員
- 答弁者
- 町長 中川原秀樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 6番 花田一夫
次、4点目の過疎対策でございます。これにちょっと時間を多く取らせて頂きたいと思いますが、年々人口が減少してるのは我が雄武町だけではありません。いかにしてこの過疎化を防ぐためにですね、各自治体が色々な対策を取っておりますが、私は特効薬というものはなかなかお金も掛かりますし、見出せないのが現状ではないかと思いますが、ご承知のように雄武町の人口も1万人台を維持していた時代があるわけですが、その当時の産業形態はどうかというと、町長も御承知のように木工場、缶詰工場、そして水産加工業者、土建業者、そして料飲店が80店もあった時代がありました。その当時はですね、やはり木工場の9軒、缶詰工場の9工場ということで、雇用の場がたくさんあったから私は1万人台を維持していたものだという思いもしていますし、人口の衰退は私は企業の衰退、撤退によるものが一番大きいと思うわけですが、町長の考えがどういう考えなのか、これらを含めてですね、この過疎対策、人口減少の歯止めはどう考えているのか伺いたいと思います。
答弁 町長 中川原秀樹(町長は2019年9月まで)
人口の増加、あるいは人口の減少の歯止めについての問題につきましては歴代町長も頭を悩ませて、有効な施策を見出せない非常に難しい問題であることは今も昔も変わらない大きな行政課題であるということを認識しております。地域における人口対策につきましては定住対策だけではなくて、産業振興、医療、福祉、教育の充実など総合計画の5つの政策目標を推進していくことが安心して暮らせる町の実現に繋がるものと考えます。総合計画はこれら目標の実現のため個別の実施計画を盛り込んでおりまして、これらを総合的かつ計画的に推進することによって人口対策に繋がっていくものと考えておりますが、議員ご指摘の通りなかなかこの問題については個別の特効薬については見出せないものでありますので、私も難しい行政課題だというふうに思っております。
質問 6番 花田一夫
私は町長ね、この難しい問題だから、難しい問題だから私は皆で知恵を出し、そして努力をさせて汗をかいて、そして取り組んでいかないと今まで通りの状況になってしまうんじゃないかと思うわけです。前の町長にも私も随分したんですが、最近の良い例ではですね、オホーツクニチロさんが撤退した年にですね、人口が150人減りました。最大の原因は町長何ですかと聞きましたら、やはりニチロさんが撤退したのが大きい要因ですという話をされました。企業が1つ減るということは、町長ご承知のように人口減の最大の私は要因じゃないかという思いが致します。それでですね、何とか雇用の場を作らなければ私は雄武町の人口の減少には歯止めが掛からないのではないかと思うわけです。何もですね、工場ばかりじゃないとは私思うんです。例えばですね、近隣の町村で西興部の人口の減少はそう大きな数字にはなっておりません。ということは西興部町は雄武町と違って水産加工場あるわけじゃないのにですね、人口減少のパーセンテージがどうして少ないかと言うと、あそこは福祉に重点を置いてですね、それが若い人達の雇用の場になっているのが、私は最大の要因じゃないかと思うわけです。ということは福祉の介護をする人はお年寄りがするんじゃなくて、どうしても若い人でなければ出来ないということは若い人であれば結婚もし、子供も当然生まれて一緒に生活するということですから、最大の雇用の場になるわけですが、雄武町の場合はですね、水産という大きな基幹産業があるわけです。この度出されました、第5期総合計画の中でも漁業の生産額がですね、現在の46億から29年には50億にしたい。それとホタテの水揚げが1万3300トンを1万8000トンに目標を置いてます。たまたま本年は色々な状況の中で今年は1万トン切りましたが、恐らく来年からは1万8000トンは別としましても1万3、4千トンの数量が揚がり、2、3年後には1万8000トン体制には私は必ずなるという期待を持っているんですが、この1万8000トン揚がった時点でですね、現在の雄武町の加工業者だけでは私は処理し切れないという思いを持ってます。ということはですね、ここ数年で7工場が閉鎖しました。当時、水産加工業者の取扱量が200億ありました。その当時ですね、雄武町の水揚げがいくらか、あったかというと30億から、35億程度でした。それで200億の取り扱いをするという加工場の皆さん方の努力は殆ど旅からの原料の搬入でございました。それが今雄武町で自賄いでホタテが確保できるような状況の中で私は現状のままであったならば、なかなかこの計画にある生産高の取扱高には私はならないんじゃないかなという思いします。現在、その計画ですと23年度実績で製造食料品の出荷額は約130億、それが150億にしたいということでは、私は今の2次3次加工じゃなくて、5次6次加工をしなければ私はならないのではないかと思いますし、また5次6次加工をすることによって、私は雇用の場が生まれると思ってます。ですからそういう製造業者に対する政策を漁業者ばかりじゃなくて、この製造業者にもしなければ、基幹産業の目的が達成されないのではないかと思うわけなんです。ところがですね、残念ながら現在の雄武の水産加工業者の中で5次6次産業までしようとしても今の経営状況では私は大変難しいんじゃないかという思いは致します。ということはですね、ご承知のように今ハサップ対応、そして安心、安全を求める時代にですね、それ相当の設備をしなければなかなか企業としての生業をできないという思いを致します。それでいつも、いつもですね、隣にいる長野議員と話してるんですが、雄武町の企業の中でそれなりの設備投資をして規模拡大というのは、私は難しい。それであればやはり町がそれを代わりにするというのは如何なものなのか。ということはですね、田原町長が現職の時に私この問題を提起したんです。町長もいい考えだなということで、加工業者の新年会の時に投げかけたんですが、なかなか加工業者の方でまとまり切れなかった。それじゃ全員がまとまらなくても何軒かで、あるいは5人、6人かでも出資してそういうこと出来ないかということで再度また加工業者の方にお話しをした経緯があるんですが、問題はですね、5次6次加工は出来たとしても、それを販売するのに大変な労苦が必要だと、こういう話でございまして、私は当然だと思うんです。それで私は産業誘致の話を長野議員と話してるんですが、私は大手商社の雄武工場として進出してもらってはどうかというのは、私の考えです。ということは大手商社についてはですね、自分らのブランドで、そして販売力があるわけですから、その大手商社の原料の供給と労働者の提供をし、そして雄武ブランドでもって販売することによって雄武の今の既存の加工業者の私は仕事の増大になるのでないかという思いがするわけです。以前にですね、議員仲間で岡山県の赤坂町という町に視察に行ったことがあります。雄武町と変わらぬ人口の当時5千数百人の町の中で町民1人当りの年間所得が極端に少ないということで町長は今のコンビニの弁当工場を建設しました。それは全部町の中で執り行い、米は赤坂町の米を使用し、労働力を赤坂の町民を雇用するということで、コンビニというのは24時間休まず弁当を作るということで、農家の人達も雨降りの時にはその弁当工場行ってアルバイトをする、また農作業が早く終わった時には弁当工場に行ってアルバイトをするということで、町民の所得が著しく上がって、おかげで例えば住宅の改修、あるいは車の購入、色々消費拡大に繋がったというお話を聞いて、当時あちこちの自治体から視察者が毎日のように来てるというお話をされました。今どうなってるかなということで、今年ぜひ行きたいということで、実は赤坂町に電話したんですが、合併しまして、今弁当工場は稼働してますが、市の方でやってるんで、私達の方では対応できないんで、是非、市の方にその話をして下さいという話をされました。私は何とか弁当工場は別にしても大手商社の販売能力のある企業とタイアップすることによって、例えば雄武町のブランドである毛ガニ、あるいはメジカ、あるいはホタテ、そういうものの五次六次加工をですね、今ある企業の冬期間の仕事を含めてですね、是非したいという思いがあるわけですが、応援するのにはやはり町ばかりじゃなくて、漁業協同組合、あるいは水産加工業者の協力も当然必要なんですが、町がどこまでそれじゃ誘致をするという時に真剣に取り組む考えがあるのかないかの中では私は違ってくるのではないかと思います。私は例えばですね、産業誘致が出来ないんであれば、今だったんそば焼酎を雄武で醸造していなくて、他に醸造していますわね。昔、横路道政の時に一村一品時代がありました。私、皆様記憶にあると思うんですが、カニ焼酎を考えまして、一村一品にしたいということで、当時田原町長のところに行ったんですが、なかなかこの焼酎の問題については取り組んで頂けませんでした。何とかしたいということで知り合いであった、後の根室支庁の●藤原ひろしさんが水産部の技官をしていたということで、道の観光商工課の方にお願いをしたり、また色々しまして、カニ焼酎の特許を取ったんですが、現在この特許は兵庫県の香住町の香住酒造で利用してもらっています。そういうことで、この一村一品の類というわけではありませんが、ダッタンそば焼酎も雄武町でですね、醸造することによって例えば今いろいろ議論されております、観光客の雄武町の視察にもなるし、また視察した後のお土産品にもなるんじゃないかという思いもします。そういうことにしてですね、私は結果はどうであるかもしらないけど、結論から申しますとですね、プロジェクトチームをですね、作って何が良いのか、みんなでもってやっぱりアイディアを出して議論をし、そして我が町にどういうことをすることが、この人口減少の歯止め、そして雇用の場になるのか、みんなで知恵を出し、汗を出して、そして検討をする必要があるんじゃないかという思いでお話しているわけです。何をするにしても大変なことだと思いますが、その大変なことをして初めて私は雄武町の将来が見えるような気が致します。町長、長々と話ししましたが、町長この問題についてどう考えるのか、何もしなければ一番良いんです。何もしなければ私はじり貧で終わってしまうと思います。ひとつ聞く耳持ってひとつ検討してもらえないでしょうか、お願い致したいと思います。如何でしょうか。
答弁 町長 中川原秀樹(町長は2019年9月まで)
私は聞く耳持ってると思っております。町内企業の発展についての町の関わり方ということでありますけれども、現在、5次6次製品の加工、例えばですね、そういうものについてなんですけども、現在この種のものの町のいわゆる支援補助と言いますか、これはですね、例えば新製品を開発した後に補助するというような内容になっているんですね。私は花田議員さんご指摘の通り、新製品を開発するには当然設備投資もいるし、いろんな面で経費も掛かる。そういうものに新製品を開発するのに取り掛かるために補助を出すことが良いのではないかというふうに前から考えておりました。従いまして、新製品を開発した後に補助を出すんじゃなくて、開発するその過程における色んなものに対して補助を出したいというふうに考えておりますんで、この件につきましてもですね、今すぐというわけにはいきませんので、部内でこの辺を協議致しましてね、良い方向に持っていければなというふうに思っております。それから本州方面の色んな町のいわゆる町独自のですね、取り組み方についての話しありましたけれども、それぞれ立地条件があると思います。ですからそれに倣って雄武町もということにはなかなかイコールにはならないと思います。特にお話がありました、岡山県等については近隣の、近隣に、近畿町といいますか、そういった大消費圏がありますんでね、それも岡山とそれから大阪とかそういった近畿圏につきましては非常に近い地理的条件がありますんでね、なかなかこういった雄武みたく首都圏に遠く離れているところに大手の企業が入ってくるということは、原料としては良いものあるんですけども、今まで大手が入ってこなかったということは、そういう地理的な条件が非常にネックになってることに。ですから考えがえることは、そういった成功を収めているところを参考に致しますけれども、やっぱり雄武町独自のものを考えていかなければならないというふうに思います。人口問題につきましては大変先ほども言いましたとおり難しい問題であります。西興部の例も取られておりましたけれども、以前、私も人口減少の対策と致しましては、大幅な増加はこれは消極的ではありますけれども、かなり難しい問題ではないかと思っておりまして、じゃあどうするのかといいますと、例えば子育ての部分での環境整備をして、若い夫婦が雄武町で是非子育てをしたいということで、雄武町に住んでもらって雄武町から近隣の町村に働きに行くということもひとつの方法ではないかというふうに思っておりますので、これからも良い知恵がありましたら、申し訳ないですけどもお借りしたいというふうに思っております。
質問 6番 花田一夫
今町長おっしゃるようにですね、新製品を開発して、その開発した後にですね、国、あるいは道、町から補助をもらってるというのは、今までずっとどこでもそうだった。例を言いますとですね、道南の鹿部町もやっぱり同じように人口減少で、どっかで合併しなければならないという問題を大きく抱えた時にですね。あそこは大きな企業が何社かあったものですから、補助を出してその設備をしたわけなんですが、何をしたかというと、名前出してもいいんですが、道南冷蔵というのがあるんですが、ここを4億かけてコンビニに販売する珍味類、例えばホタテの耳、それからコマイ、するめの当り目だとか、そういうパックにするものを作るために4億かけて工場を建て替えた。当時ですね、4億もかけてどうするんだろうというのが我々業界の話でしたが、販売についてコンビニが責任もってやるということですから、絶対作れば売れるという、注文生産なんですから。それで従業員が足りないために、あそこは雄武町と同じような人口しかないものですから、函館から通勤のためのバスを4台を仕立ててですね、200人からの人を鹿部まで運んでるという状況なんです。私はね、企業が新たな設備投資をして、そして5次6次の加工をするというのが私は出来ないと思う、絶対出来ないと思うんですよね。それであれば町がその工場を建ててあげるから、大手のコンビニなり、あるいは商社に来てもらえないのかと、そういうのも方法じゃないかと思いますし、ただこのままやっていたら私は目に見えて人口減少がここ何年か後には4千人切るような状況になると思うものですから、先ほど言いましたように相手がいることですから例えば町もやろうということで相手方探しても我々の考えてるような状況でなるかならないかは別としてもですね、何かアクションを私は起こさないと現状維持であればじり貧になるしかないという思いなんです。私も任期もあと2年ほどになりましたけど、この2年の内にですね、何とかこのこれらを達成してですね、将来の雄武町に少しでもお役に立つようなことしたいという私も思いで一杯なんです。ですから老骨に鞭打っても一生懸命頑張ってこれを達成したいと思っているんです。町長、私一人だけではこの問題を解決することはできません。ですから先ほど言いましたようにプロジェクトチームを作って、みんなで検討して、みんなで、そして汗をかいてやれるかやれないか、立ち上げるようにひとつ力を貸して頂きたいと思うんですが、いかがですか。
答弁 町長 中川原秀樹(町長は2019年9月まで)
町民と共に考えていくということは私も町長に立起する時の、町民と共に考えていきますと、ひとつの理念でありますので、これはおっしゃる通り実行していきたいと思います。今まで色々なご意見、ご提言は肝に銘じておきたいというふうに思いますんで、ご理解頂きたいと思います。
質問 6番 花田一夫
ひとつ私もいつまで元気でいれるか分かりませんけど、ひとつ頑張りますんで町長、力貸して下さい、お願いします。終わります。