みんなの議会

小樽市議会 令和4年第1回定例会 2022年2月28日

市民の安心安全について

2022年2月28日、小樽市議会の一般質問で、中村吉宏議員が「市民の安心安全について」質問し、市長 迫俊哉、教育長 林秀樹、福祉保険部長 勝山貴之、建設部長 松浦裕仁が答弁しました。

質問者
中村吉宏 議員
答弁者
市長 迫俊哉、教育長 林秀樹、福祉保険部長 勝山貴之、建設部長 松浦裕仁

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 15番 中村吉宏

第4項目め、市民の安心安全について伺います。まず、今冬の除排雪について伺います。昨年度、一昨年度は少雪で、当初予算に余裕があった状況であると認識しております。除排雪事業費の執行率が低く、除排雪事業を担う事業者に一定程度の補償を行うべきではないかという議論を行ったと記憶をしております。一転、今冬は昨年度と打って変わり、特に年明けから断続的な大雪により、道内全域で公共交通機関が麻痺して、住民の生活に多大な影響が及んでおります。本市では一部影響はありつつも、大部分の市内バス路線は運行されていたとのことです。しかし、順次除排雪作業が行われているといえども、市内の道路は悪路と化し、歩行者も車両も危険な状況での通行を余儀なくされているのが実情かと思います。まず、情報を整理するために伺います。今冬、直近で把握している本市の降雪量、積雪深、累積積雪深を、昨年度と、例年の数値と比較してお示しください。また、報道等によると、除排雪予算について、他都市では史上最高額の除排雪予算となっているところもあるようです。本市の今冬の除排雪予算額と直近までの執行率をお示しください。本年2月9日、当初予算に不足が見込まれ、3億円の補正予算を組まれましたが、降雪が予想される期間がまだ一月残っております。十分な除排雪を行うために再度の増額補正は必要ないのか、お示しください。また、必要である場合、財源に余裕はあるのか、お示しください。本市の除排雪状況ですが、今年1月上旬から大雪による道路の状況悪化により、市民の方から除排雪依頼が多く寄せられていると伺っております。今冬、直近の除排雪の要望、苦情件数を昨年度と例年の件数と比較してお示しください。置き雪の苦情も耳にします。この対策についてどうお考えなのか、お示しください。今冬の除排雪事業が進められる中で、複数の事業者から様々な課題を耳にしております。一つは、除排雪事業者が作業を進める中で、排雪用ダンプトラックが十分に用意できないということであります。ダン-30-プトラックの台数不足や、乗務する人員を確保できず、稼働できないダンプトラックがあるようです。以前は、重機オペレーターの高齢化や後継者育成が課題となりましたが、ダンプトラックの乗務員不足も深刻のようであります。さらには、雪堆積場の減少により、排雪時に1か所の雪処理場にダンプトラックが集中し、雪処理場の処理能力を上回り、結果、遠方の雪堆積場まで排雪を運搬せざるを得なくなり、作業効率が著しく低下したということです。そこで伺いますが、市の地域総合除雪事業に必要なダンプトラックが十分に確保できていない今冬の状況について、原因は何なのか。また、どのように対応するのか、市の見解をお示しください。また、雪堆積場の数についてもお示しください。この雪堆積場の確保が喫緊の課題と考えます。今期もそうですが、来期に向けて十分な雪堆積場の確保をお願いしたいと考えます。見解をお示しください。通年で行われる複数の事業が、除排雪時期と競合し、人手不足、機材不足が除排雪事業の遂行に影響しているのではないかと危惧をしております。これらの課題について、市はどのような認識を持っているのか、お示しください。また、これらの改善に市として対策できることもあると思いますが、見解を伺います。次に、ふれあいパス事業について伺います。ふれあいパス事業については、次年度も予算が計上され、実施が予定されていることに安堵しております。高齢市民の外出の機会を確保するという目的で実施されている本事業ですが、昨年度は1人当たり購入できる回数券冊数に上限を設け、限られた予算で効果が発揮されるようにとのことで実施されました。しかし、市民の方の中には、上限数以上に交通機関を利用するため、不足を訴える方もおられます。今後も利用の少ない方と多い方とについて調整が必要なのではないかと考えます。そこで伺いますが、まず、回数券購入について、市に寄せられた市民の声の件数をお示しください。また、その主なものについて内容をお示しください。そして、利用対象者の回数券購入状況と利用状況についての分析状況及び次年度に向けた改善点などがあれば、お示しください。新型コロナウイルス感染症対策について伺います。本市で初めて新型コロナウイルス感染症の感染の方が確認されてから、丸2年を迎えようとしております。この間、数度にわたり感染拡大が発生し、多くの市民の方々が感染し、また、残念ながら多くの方が亡くなりました。お亡くなりになった皆様には、心より哀悼の意を表するとともに、今なお感染症により闘病中の皆様には、一日も早い御回復をお祈り申し上げます。現在は感染力の強いオミクロン株が猛威を振るう中で、「感染第6波」と呼ばれる状況が発生し、今なお、我々市民は感染に対する不安の中での生活を強いられております。このようの状況下で、市民への3回目の新型コロナワクチン接種が本市でも始まり、さらなる感染予防へ期待が高まっております。しかし、本市のワクチン接種状況を見ると、2回目接種を終えている市民の方は、2月21日、23時現在、65歳以上で94.9%、ゼロ歳から64歳で73.6%という状況であります。64歳以下の接種率が70%台である状況は、高いのか否かは容易に判断できないものの、ワクチン接種で抗体ができるという効果を考えれば、接種率向上に向けて、市民への周知を再度しっかり行う必要もあるのではないかと考えます。市の見解をお示しください。本市でも感染者数が増加し、2月15日には過去最高の87名の感染者が確認されました。報道等では、医療機関における感染症病床使用率が直近で50%を超えていると報じられております。年末までは落ち着い-31-ていた感染状況が爆発的に上昇し、再び医療の逼迫が懸念される状況です。医療従事者の皆様には、日々不安の中で従事いただいていることに、改めて感謝を申し上げます。高い病床使用率の推移の中で、今後もしっかりと病床が確保されるのか、市の対応についてお示しください。また、医療従事者の方々へのサポートも引き続き重要なことと考えます。この点、現状どのような対応がなされているのか、お示しください。さらに気になることは、11歳以下の小児への新型コロナワクチン接種についてであります。メディアでも様々な議論がされているようですが、本市としてどのように捉えているのか、お示しください。市内小・中学校で感染者が増加し、学級閉鎖が多く発生しております。直近での児童・生徒の感染者数と学級閉鎖件数をお示しください。これまでの感染拡大で、子供たちも日々の学校での活動や日常の活動が大きく制限されております。タブレット端末配付により、自宅で授業を受けられるなどの機会は確保されましたが、十分機能しているのでしょうか。現在の状況をお示しください。学習状況もそうですが、生活の中での心身のケアが十分に行われているのか不安です。特に学校での行事が制限を受ける状況が長く続いており、情操の発育に支障を来すことが特に心配されます。外に出ることがはばかられる中、書や絵画に自ら触れるなど、学級閉鎖の間、自宅で創作する活動等を浸透させることも有効かと思います。おたるスマート7を浸透させつつ、こうしたリモート版の情操教育にも取り組んでほしいと思うのですが、いかがでしょうか。次に、高島観光船訴訟に関する前市長への求償について伺います。昨年、第4回定例会予算特別委員会で、森井前市長の下で、高島観光船事業への本市の違法な許認可等がなぜ行われるに至ったのかを調査させていただきました。その際、以前この許認可に携わった職員の方々に聞き取りを行った内容が、答弁の中で示されました。その中で判明したことは、通常ならば、同様の案件で市長への意見照会などは行わないが、当該事業者が森井前市長の後援会関係者だったため、当時の担当者は通常の判断経過と異なり、前市長へ報告、説明を行ったということ。高島漁港区内における観光船事業の許認可について、小樽港港湾計画や港湾法に基づいて策定した分区条例に照らし、許可に否定的な立場を示したところ、前市長からは一方的に駄目だというのではなく、反発を生まないよう事業者の話を聞くことも必要。さらに、既存の不適格物件との整合性を図るべきという発言があったというものです。常識的に考えて、いずれも行政の長たる者が発するものではありません。法令遵守と公正な事務執行が行政の使命だからであります。当時この許認可等を行う状況がゆがめられ、市が違法な判断を行うに至った原因は、当時の市長が後援者への忖度を行ったからにほかならないものと、これまでの調査から考えられます。このことから我々は、市に対し損害賠償の請求を検討してほしいと訴えておりました。その後、本市でも様々な検討が行われてきたところであります。これまでの議論で確認できたことは、この求償権行使に当たり、本市顧問弁護士は難色を示していること、それを受けて、市内弁護士にも求償権行使についての見解を求めるところである旨確認したのが、昨年第4回定例会までの状況でした。そこで伺いますが、市内弁護士の見解はどのような内容だったのか、お示しください。もし、その内容が本市顧問弁護士と類似の見解の場合、求償権行使についてどう考えるのか、お示しください。また、我々は、行政事件に精通した積極的に取り組んでくれることが期待できる弁護士を探し、相談することも必要ではないかとお伝えしてきましたが、そのような行動は取られたのか、お示しください。それから、さきの許認可について一連の状況を把握するため、市は森井前市長への聞き取りを行うと伺-32-いました。その後の進捗について、お示しください。高島観光船訴訟の損害賠償判決から半年が経過しようとしております。迫市長は、求償権行使について前向きに検討されていると思いますが、その行使に向けて今後どのように進めるお考えか。また、いつ求償権行使を判断するのか、お示しください。市民の方々からも、この件について、市がしっかりと求償権を行使することを求める声も上げられており、中には、当然に求償するものと考えている方も多くおられます。求償権行使の時効消滅にはまだ時間的余裕はあるにせよ、早く取りかかっていただき、法廷の場で森井前市長の責任を明らかにすることを望みます。最後になりますが、現在蔓延中の新型コロナウイルス感染症が一刻も早く収束し、市政発展のための行動を完全に再開し、様々な日常的環境を取り戻せることを強く願いながら、再質問を留保して、質問を終わります。

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、市民の安心安全について御質問がありました。初めに、今冬の除排雪についてですが、まず、直近の降雪量などにつきましては、2月22日現在で、降雪量は459センチメートル、積雪深は127センチメートル、累積積雪深は6,038センチメートルとなっております。これに対し、昨年同日における降雪量は312センチメートル、積雪深は57センチメートル、累積積雪深は3,415センチメートル。また、同日における過去30年の平均値での降雪量は480センチメートル、積雪深は99センチメートル、累積積雪深は5,044センチメートルとなっております。次に、除雪費の予算額につきましては、当初予算15億9,210万円に3億円の追加補正を行い、合計18億9,210万円となっております。また、執行率につきましては、2月20日現在で約80%となっております。次に、増額補正の必要性につきましては、現在の除雪費の執行状況は、2月下旬の大雪の影響もあり、今後の除排雪作業に必要な予算に2億円程度の不足が生じるため、再度の補正を行いたいと考えております。また、財源については、5定補正後の財政調整基金残高を一定程度確保しておりますので、財政調整基金からの繰入れで措置したいと考えております。次に、市民の声の件数につきましては、本年2月20日現在で3,036件となっており、主な内容といたしましては、除雪依頼が1,066件、除雪後苦情が463件、排雪依頼が780件となっております。昨年度の同時期では1,134件となっており、主な内容といたしましては、除雪依頼が268件、除雪後苦情が237件、排雪依頼が159件となっております。また、平成28年度から令和2年度までの同時期における5年間の平均では1,561件となっており、主な内容といたしましては、除雪依頼が387件、除雪後苦情が303件、排雪依頼が341件となっております。次に、置き雪の対策につきましては、空き地となっている民有地などを雪押し場として利用することにより、除雪作業で発生する置き雪の量の軽減が可能となることから、地域の皆さんと空き地の情報を共有しながら、雪押し場の確保に努めてまいりたいと考えております。次に、排雪作業に必要なダンプトラックの確保ができていない原因につきましては、例年は積雪の少ない地域から多い地域にダンプトラックを傭車できていたものが、全道的な大雪により、困難となったことが原因であると事業者から聞いております。-33-ダンプトラックの確保に向けた対応につきましては、今冬の状況では改善するのは困難でありますが、今後、地域総合除雪の受託業者と意見の交換を行った上で、確保策について検討してまいりたいと考えております。次に、雪堆積場の数につきましては、今年度は、市民の皆さんが利用できる雪堆積場等が6か所、道路管理者のみが利用できる雪堆積場が7か所の合計13か所となっております。また、雪堆積場の確保につきましては、雪堆積場は一定規模の広さや周辺の住宅環境、搬入経路の幅員や勾配などの要因から確保が難しい状況ではありますが、喫緊の課題と認識しており、積極的に情報収集などを行い、その確保に努めてまいりたいと考えております。次に、人手不足などによる除排雪作業への影響につきましては、通年で行われている工事の影響は少なからずあると考えておりますが、将来的に安定的な除排雪体制を維持するために、今後ICTの導入などにより、人材不足や機材不足を改善する検討を行ってまいりたいと考えております。次に、ふれあいパスについてですが、まず、回数券購入に対して、市に寄せられた市民の声の件数とその主な内容につきましては、具体的な件数は把握しておりませんが、多くの御意見をいただいております。その中でも特に多いものが、通院等による利用や目的地まで2路線使うことを理由に、回数券が足りないというものであります。次に、利用者の回数券購入状況などの分析及び次年度に向けた改善点につきましては、まず、回数券購入状況は、12月末時点で、購入チケット交付者2万3,130人が購入することができる回数券の総数27万7,560冊のうち、約36%の約10万冊が購入されております。回数券を購入した方の状況は、同じく12月末での購入チケット交付者のうち、約1万4,800人、64%の方が回数券を実際に購入しております。また、既に12冊の上限に達している方が約3,700人、16%となっております。今後、今年度末まで集計したこれらのデータを踏まえ、分析を行いたいと考えております。また、次年度の改善点につきましては、購入チケットにナンバリングを行うことで、チケットを紛失した場合の対応を可能とするほか、年齢や地域ごとに回数券購入冊数や利用状況を把握し、より詳細な分析を行うことができるようにいたします。次に、新型コロナウイルス感染症対策についてですが、まず、新型コロナワクチンの接種率向上に向けた市民への周知につきましては、市内の感染状況を考慮いたしますと、より多くの方にワクチン接種をしていただきたいと考えており、未接種者に対して個別の御案内を行うなど、周知方法の検討をしてまいりたいと考えております。次に、病床確保につきましては、感染患者の発生状況に応じ、必要な病床が確保できるよう市内の新型コロナウイルス感染症患者受入れ医療機関、小樽市医師会及び北海道と今後ともしっかりと協議をしてまいります。次に、医療従事者の方々へのサポートにつきましては、国の新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金を活用した支援事業として、医療従事者の業務が深夜に及んだ場合などに宿泊施設を利用できるようにするための新型コロナウイルス感染症医療従事者宿泊支援事業が北海道により設けられており、市内の医療機関においてもこの支援事業が利用されております。次に、11歳以下の小児への新型コロナワクチン接種の考え方につきましては、小児においても中等症や重症例が確認されており、特に基礎疾患を有するなど重症化リスクが高い小児には、接種の機会を提供することが望ましいこと、また、今後様々な変異株が流行することも想定されることから、厚生労働省の審議会の議論を経て、小児を対象にワクチン接種を進めることとされました。市といたしましても、こうした国の方針を踏まえ、小児へのワクチン接種の有効性と安全性に関する情-34-報の周知に努めるとともに、本人や保護者の意思を尊重しながらワクチン接種を進めてまいりたいと考えております。次に、高島観光船訴訟に関する求償についてですが、まず、業務委託をした市内の弁護士の見解等につきましては、概略的に申し上げますと、与えられた資料だけでは、前市長に対する求償権の行使は難しいとの見解でありました。しかしながら、求償権行使については、前市長に対する事情聴取を行った後、総合的な見地から最終的な判断をしてまいりたいと考えております。次に、積極的に取り組んでくれることが期待できる他の弁護士への相談につきましては、本市の顧問弁護士からは、前市長に対して求償権を行使することとした場合には、求償権行使の実現に向けて尽力していただけると聞いておりますので、他の弁護士への相談は行っておりません。次に、前市長に対する事情聴取につきましては、昨年末に、先ほど申し上げました市内の弁護士の見解をいただきましたので、それを踏まえ、年明け早々に前市長に対し事情聴取を実施する旨の文書を送付したところ、前市長から「法律の専門家を同席の上で説明したいので時間的猶予が欲しい」旨の書面が送達されました。その後、前市長の代理人から連絡が入り、本人同席の上、3月下旬に事情聴取を実施する運びとなりました。次に、求償権行使に向けた今後の進め方につきましては、先ほど申し上げましたとおり、前市長に対する事情聴取を行った上で、できるだけ速やかに求償権行使について判断してまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)

ただいま、市民の安心安全について御質問がございました。初めに、新型コロナウイルス感染症対策についてですが、まず、児童・生徒の感染者数と学校、学級閉鎖の件数につきましては、今年に入ってから昨日までの感染者数で申し上げますと、小学生253名、中学生73名となっており、中学校1校で学校閉鎖を実施したほか、小学校では16校で、延べ79学級、中学校では10校で、延べ18学級の閉鎖を実施しております。次に、タブレット端末活用の現在の状況につきましては、臨時休業により登校できない児童・生徒には、同時双方向型のウェブ会議システムなどで担任や教科担任等と自宅をつないだ学習指導を実施したり、朝の会や健康観察で会話する機会を確保したりするとともに、感染の可能性のある児童・生徒や不安などで欠席している児童・生徒については、在席学級で行われている授業の配信や、放課後等に個別指導を実施するなど、児童・生徒とのコミュニケーションや学びを止めないよう効果的な活用に努めているところであります。次に、端末を活用した情操教育の取組につきましては、外出など様々な活動が制限されるコロナ禍においては、芸術や文化に触れる機会が少なくなってきておりますが、豊かな情操を育むことは大切であると考えておりますので、今後は、文部科学省が開設した学習支援のための子供の学び応援サイトで示されている国立美術館の絵画や東京国立博物館の所蔵品、雅楽や能楽などの伝統音楽を鑑賞するなど、学習支援コンテンツを積極的に活用するよう指導してまいります。(「議長、15番」と呼ぶ者あり)

再質問 15番 中村吉宏

何点か再質問をさせていただきます。まず、1点目ですけれども、市政執行方針と令和4年度の予算案についての質問をさせていただき、これから縦割り的なところに横断的な発想をどう取り込んでいくのかという中で、市長の御答弁ですと、市-35-長がリーダーシップをお取りになって職員一人一人に、人口減少の対策のキーパーソンであることを浸透させるのだというお話でした。これについては、組織的な何か変更を加えたり、あるいは、他都市の事例なども少し参考にしながら、研修などを施していくなども必要なのではないかと、質問を作成する過程で私がイメージしながらつくったのです。体制的な問題もあると思うので、そういう進め方も一つ必要なのではないかと、ふと御答弁を聞いていて思ったのですが、そういった方向の取組はされないのかというのが1点であります。そして、次の「ここが、ひと旗あげる場所。小樽市」の件ですけれども、今後どのようにスローガンを発信して、利用するのか伺った中で、移住促進というのが1点、市内で事業を営む方に対しての事業の支援というお話が上がりました。これも非常にいいお話だと思うのですけれども、具体的に今事業を営んでいる方にも、産業港湾部で所管している事業も様々あると思うのですが、そのほかに、何かこのスローガンとともにバックアップできるような支援策を御検討されているのかということをお聞かせいただけますでしょうか。それから、まちづくりに関連してですけれども、この項目の答弁が、もう少し積極的なものもいただきたいなと思いながら、まだまだ計画等とも整合性を保たなければならないこともあるのかなと想像しながら伺っていました。具体の話で、小樽駅前第1ビルの件ですけれども、JR小樽駅前広場再整備基本計画素案の図面では、第1ビルの建物のほうに整備の場所が及んでいるわけです。その整備を行っていくに当たって、そこの土地に食い込んでいるということは、駅前広場として第1ビルの敷地の部分が利用されるということを想定してこの質問を組んだのですけれども。そういった意味でどういった使い方をするですとか、そこで設計というお話になるのですけれども、こういった観点から、小樽駅前第1ビル周辺地区再開発準備組合との折り合い、あるいは調整がついているのかと質問をさせていただいたのですが、私が意図した質問の観点からの御答弁ではないという印象があったものですから、再度こちらをお聞かせいただきたいと思います。それから、3項目めは、また予算特別委員会で全体的なところを総括的にお伺いします。4項目めのところで伺いますけれども、ふれあいパスに関して1点伺います。いろいろな利用状況と分析の数値を含めてお示しをいただきましたが、こういう状況、多く利用されている方と、利用されていないという方の人数も12月末の数値を示していただいて浮き彫りになってきましたが、例えば、2路線を利用するのに不足が生じるのだという市民の方の声を受けた場合に、一定期間で締め切って、販売は必要ない方の分をある程度見据えたところで、追加販売の機会を設けたりなどそういったことも検討可能かと思うのです。ニーズ全体を満たしていく、公平公正のバランスのところから、全体のニーズを満たしていくのだという観点からすると、こういったこともあり得るのではないかと思うのですが、少しその辺りはどのようにお考えか、お示しください。それと、まちづくりのところで、一つ、除排雪に関してです。お示しいただいた数値からですと、今年に関しては、降雪量、積雪深ともにかつてないぐらいの量が降ったのだろうなというふうに思うのですけれども、今、再度2億円程度の補正を検討しているということでありました。この状況ですと、小樽市で除排雪予算を編成した補正も加えると、多分最高額ぐらいになるのではないかと思うのです。これに対して間に合うのかということは、なかなか雪のお話ですから分からないのですが、実際にこの2億円程度の補正を予定された中で、やはり不安なのです、我々議員も市民の皆さんも思うのですけれども、足りるのでしょうかというところがあるのです。どういった見込みで見積もったのかを含めて、何とか足りるのだというところだと思うのですが、少しその辺りの御説明を加えていただけれ-36-ばと思いますが、いかがでしょうか。最後に、教育長が御答弁していただきました情操教育の件であります。文部科学省で取り組まれている事業です。美術鑑賞などのプログラムがあるのだということですけれども。もう一つ気になるのが、せっかく家に子供たちがいらっしゃる中で、ウェブで授業を受けられる環境があるということは確認をさせていただきましたけれども、例えば家の中で毛筆の練習をしたり、絵を描いたり、いろいろな展覧会、作品展ですとか、そういったものを予定されている中で、ウェブでそれぞれ見せ合って、鑑賞会というか、自分たちが手がけたものの作品を評価し合うような機会も、学習の機会としては有効なのかと思うのです。こういった観点も取り入れていただけたらと思いますけれども、見解を伺いたいと思います。

答弁 市長 迫俊哉

中村吉宏議員の再質問にお答えをさせていただきます。まず、1点目の縦割りの解消に向けた組織の在り方について御質問がありましたけれども、中村吉宏議員の御質問にあるように、縦割りの問題というのは、私も日頃、仕事を進めていく上で常々感じている課題でありまして、その都度、職場には指示はするのですが、なかなか解消できていないのが現実であります。ただ、縦割りの弊害につきましては、やはり解消できるのは市長しかいないわけですので、そこのところはしっかりとこれからもリーダーシップは発揮していきたいというふうに思っておりますし、今回の御答弁の中にある考え方につきましては、当面、組織そのものを変更するわけではなくて、プロジェクトチームの中で有機的、横断的に取り組んでいきたいという趣旨で御答弁をさせていただいたものでございます。2点目の、「ここが、ひと旗あげる場所。小樽市」というスローガンの今後の取組でありますけれども、第一弾としては起業を支援するものであります。御答弁さしあげたとおり、第二弾では、今お仕事をされている方の事業の継続を支援するものでありますので、このプロジェクトそのものは企画政策室が担当しておりますけれども、いずれも創業ですとか経営に関わる施策の充実が必要だというふうに思っております。これはまたやはり、総合的に産業港湾部としっかりと連携しながら、小樽市でお仕事をされたり、お仕事を続けていきたいという方をしっかりと庁内連携を図りながら、あるいは商工会議所の御協力もいただけるというようなことも伺っておりますので、そういった意味では、「オール小樽」でお支えをしていきたいというつもりでおります。それから、3点目のJR小樽駅前広場の考え方で、少し議員のイメージと違うようなお答えだったというような御指摘を受けたのですけれども、我々といたしましては、JR小樽駅前広場再整備基本計画素案というのは今3案を用意しておりまして、いずれもが駅前広場の敷地には関わってまいります。最終的に1案に絞り込んでいきますけれども、いずれにいたしましても、小樽駅前第1ビルと詳細な協議をしていかなければ前に進めることはできませんので、否定的な御答弁ではなくて、1案に絞った後に小樽駅前第1ビルとは詳細に協議をさせていただくということで御答弁をさせていただいたところでございます。もし受け止め方が異なっているようでしたら、御指摘いただければというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 福祉保険部長 勝山貴之(福祉保険部長は2025年3月まで)

中村吉宏議員の再質問にお答えいたします。私からは、ふれあいパスの件についてお答えさせていただきます。-37-先ほど、例えば2路線を使われているという方、一定期間を設けて追加販売してもいいのではないかという御提案をいただきましたけれども、ふれあいパスにつきましては、今までの制度、これは継続的に実施できるということで、今年度から制度に見直しさせていただきました。その中の一つとして、冊数の制限を今回設けさせてもらいました。その中で、今、分析等のお話もありましたけれども、12冊まで使われている方はどれぐらいいるのか、1冊しか使われていない方はどれぐらいいるのか、その程度の分析しかできない状況であります。2路線を使われている方につきましては地域的なこともあると思いますので、来年度、チケットをナンバリングして、より詳しい分析をできるようにしたいと思います。例えば、塩谷・蘭島地域の方はどのくらい使われているのですとか、市内中心部の方はどのくらい使われているのですとか、そういう分析はできると思います。それを踏まえて、今後どのようにしていったらいいのか。それこそ議員の御提案のありました追加販売の件で、例えば、利用が少ない方については、12冊ではなくて6冊までにするとか、6冊を2回に分けて12冊分お渡しするなどあるかと思いますので、いろいろとこれについては、次年度以降これから分析して、考えていきたいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 建設部長 松浦裕仁(建設部長は2025年3月まで)

中村吉宏議員の再質問にお答えいたします。私からは、除排雪について、2億円程度の補正ということで、この額がどのような形で見積もったのか、また、これで間に合うのかといった質問かと思います。どのように見積もったのかにつきましては、2月の後半、大体18日から25日に大雪が降りましたけれども、この雪に対応する除排雪に係る費用、これプラスそれ以降については、通常の降り方で収まった場合ということで、この3億円を計上させていただきました。また、この3億円で足りるのかにつきましては、我々が想定した以上の雪がまた降ってくれば、またそういった補正をするかしないか、こういった検討が必要になってくるのかと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)

中村吉宏議員の再質問にお答えをさせていただきます。情操教育に関わっての御質問でございますけれども、臨時休業中、家の中で絵であるとか、書であるとか、そういう発表会というのか、コンクールも控えているということもあって、そういうような取組もしてみてはどうかという御質問だというふうに思います。先ほど御答弁させていただきました学習支援コンテンツの中にも、教師向けの資料として、例えば、教科書に載っている題材を家庭ででできる範囲において表現してみたり、身近な人物や動植物、物などをじかに見詰めて、様々な視点から対象を捉えてスケッチしてみるとか、描いてみる、そういうような取組も一つございます。なかなか時間のかかる作業でございますので、技術的な面も含めまして、学校とどういうことが可能なのかということを協議してみたいというふうに思っております。(「議長、15番」と呼ぶ者あり)

再々質問 15番 中村吉宏

1点だけ、再々質問をさせていただきます。JR小樽駅前広場の先ほどの件、市長の再質問に対する御答弁を頂戴しながら、一つ実は私は、どちらかというと心配しながら、市が進めていく計画がうまく進行していくのに少し心配だと思いながらお伺いしたのですけれども。先ほどは計画の中で3案ができてきて、それが1案に絞られた段階で小樽駅第1ビ-38-ル周辺地区再開発準備組合と交渉をというお話でしたけれども、私も言葉のやり取りでうまくイメージが伝わっているのか。まず、再開発を目的としている小樽駅前第1ビルが利用しようとしている土地について、第1ビルは第1ビルなりの計画を今進行しているのだということも把握した中で、恐らくJR小樽駅前広場の広場が第1ビルの一部、あるいは大部分に土地が関わってくる、土地の利用の区域が関わってくる場合に、第1ビルが本来想定している利用の仕方と、後から市からが駅前広場をこういう形で利用したいのだという計画を出してきた段階で、お互いにそこが事前に、駅前広場として利用していくのですということの認識がなければ、3案をつくってどれか1案に絞った段階で、駅前広場の整備がうまくいかないというか、第1ビル側からすると聞いていないというようなお話になるのではないかということを想定してお伺いをしたのです。ですから、案を絞る前に、事前にこちらのほうに食い込むのだというようなことが、第1ビルと計画の中で3案立案する前提の中で調整ができているのかどうかというところが少し不安になったものですから、先ほど再質問の中でお伺いした趣旨ですけれども、その辺もう一度、御答弁をいただければと思いますが、いかがでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 建設部長 松浦裕仁(建設部長は2025年3月まで)

中村吉宏議員の再々質問にお答えします。先ほど市長からも御答弁ありましたけれども、今3案に絞って、この3案についての可能性ということで、小樽駅前第1ビルのほうには打合せをさせていただいているところでございます。当然ながら、小樽駅前第1ビル周辺地区再開発準備組合の意向と市のほうとそういう障害ないように、きっちり進めてまいりたいと思いますので、まだまだこれから課題はありますけれども、話合いをしながら進めていきたいということで考えております。

出典:小樽市議会 令和4年第1回定例会 2022年2月28日 議事録 PDF(46ページ) 間違いを知らせる