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小樽市議会 令和8年第1回定例会 2026年3月3日

市民生活について

2026年3月3日、小樽市議会の一般質問で、中村吉宏議員が「市民生活について」質問し、市長 迫俊哉、建設部長 山岸博史、教育長 中島正人が答弁しました。

質問者
中村吉宏 議員
答弁者
市長 迫俊哉、建設部長 山岸博史、教育長 中島正人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 15番 中村吉宏

市民生活について伺います。まず、除排雪について伺います。今冬の除排雪予算は、年度当初19億2,520万円でしたが、記録的短時間降雪や1月は20日以上真冬日が続いたことにより、除排雪にかかる負担増で3億5,000万円の追加予算を専決処分されたという状況でした。次年度は、当初予算として20億4,150万円が計上されており、対今年度で1億1,630万円増額されております。新年度予算の考え方について、増額したことも含めてお示しください。今冬は、中央ふ頭基部の雪処理場に多くの雪が集中した結果、融雪が進まず、特殊機材の作業のため、約2日を要した結果、その間、排雪の受入れができず、除排雪事業の遂行に不安を要する状況となりました。隣接の札幌市では、市内の雪堆積場が受入れできないほどの量となっているという情報も耳にします。近年の異常な気象状況下で、それでも市民の安心・安全を確保するため、除排雪事業が進められるよう対応を望むばかりであります。次年度は、市内雪処理場や雪堆積場が受入れ不可能とならないよう、事業を執行していただきたいと考えます。来季についてどのようにお考えか、見解と対応策をお示しください。今冬の除排雪関連の市民要望で多く耳にしたのは、ロードヒーティング部分と圧雪部分の極度の段差の存在でした。中には、車両の破損が発生する事例も耳にいたしました。段差解消について、今冬、市ではどのような対応を行ってきたのか、また、次年度はこのような苦情や車両の破損などが生じないよう対策を求めますが、見解をお示しください。次に、市内の公共交通について伺います。市内公共交通の中心となる市内路線バスの相次ぐ減便で、市民の利便性が大きく低下しております。一方で、観光需要のある目的地に向けて運行する便は、便数は確保できているものの、多くの観光客の利用で、沿線住民が乗車できないという状況も指摘されております。この点、バス事業者は追加便等で対応し、利便性が確保されるよう努めていただいておりますが、それ以外の路線では、日中で1時間に1本のダイヤ等が続いております。運転手不足という深刻な原因が示されておりますが、この解消に向けた方策は一向に打ち出されておりません。ハイヤー業界も人材不足の状況が続き、特に夜間帯の需要に対し供給が追いついていないというのが現状であります。こうした運転手不足、人材欠乏の状態について市も対策を検討されていると思いますけれども、今後の状況を解消するべく、何か有効な対策を講じることはできないのでしょうか。実施を検討されている事業などがあればお示しください。こうした人材不足による公共交通手段の維持が困難となる状況を打開するため、本市では令和7年度に自動運転EVバスの実証実験を行いました。自動運転を行うツールは、今後において非常に重要と考えますが、自動運転EVバス導入に向けた取組は継続しないのか、お示しください。そのほか、市民の移動手段確保に向けた新しい手段の導入や取組について検討されていることがあれば、お示しください。最後に、市民への情報提供について伺います。本市では、広報おたるや市議会だより等の紙面情報の提供ツールのほか、ホームページやLINE等のデジタルツールを利用して市民に情報提供を行っております。また、町内会のデジタル化が徐々に進み、回覧板などの地域情報がデジタル化されて市民の手に届くようになってまいりました。デジタル化が進む一方、高齢者などにはなかなか浸透しにくいのが課題であります。そのような中、本年1月、2月は度々大雪に見舞われた本市で、2月19日にはJRなどの市外へ通じる公共交通機関のみならず、早朝から市内バス路線が運休し、通勤・通学客に大打撃が生じました。デジタルツールの利用者は、市内の交通情報や気象情報を手軽に入手できますが、デジタルツールを利用しない多くの方には困難なこととなり、その結果、通院のためにバスを利用しようと運休となったバスを雪の降りしきる寒いバス停で待ち続けるという事態も発生したとのことであります。バス事業者も、順次、バス停に掲示などを貼る作業を行っていただいていたと思いますが、復旧のめども分からず、途方に暮れたという方も多くおられたようです。そこで伺いますが、現在、本市ではこうした緊急時の情報についてデジタルツール以外で市民に知らせる方法を用意しているのかをお聞かせください。前述の緊急の状態が発生した場合、例えば市内の施設や交通機関の運行に関する情報などを取りまとめ、テレビやラジオを通じて断続的に情報提供を行っていただくということも必要ではないかと考えますが、本市では取組などを行っているのか、行っているとすればその方法等をお示しください。以上、再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、市民生活について御質問がありました。初めに、除排雪についてですが、まず、新年度予算の考え方につきましては、除排雪方法を事後処理型から予防保全型に切り替え、市民の皆さんに一定の評価をいただいた平成30年度の作業量を基本とし、最新の労務単価などを乗じて算定したものであります。また、増額の要因につきましては、労務単価や機械損料などの上昇を見込んだことのほか、降雪センサーなどの検知機能を備えた電気方式ロードヒーティングの料金割引終了に伴う増額を反映したことによるものであります。次に、雪処理場や雪堆積場の受入れにつきましては、今冬は複数回のまとまった降雪や気温の低下により融雪が追いつかず、雪処理場の処理能力が一時的に不足する事態となったことから、大雪時にリスク分散が必要であると考えております。来期の対応策につきましては、1か所に受入れが集中しないよう、分散管理を行うことで、安定的な受入れができるよう努めてまいりたいと考えております。次に、ロードヒーティング部分の段差につきましては、パトロールや市民の皆さんからの通報により状況を確認し、交通量の少ない夜間の除排雪時に、段差を削るなどの対応を行ってまいりました。しかしながら、今冬は短時間降雪や日中の降雪等により、段差が拡大する状況も見られましたが、大雪時は除排雪の進捗を優先したため、段差解消の対応が遅れる状況になりました。来期に向けましては、受託業者と意見交換を行い、改善策について検討してまいりたいと考えております。次に、公共交通についてですが、まず、乗務員不足への対応につきましては、積極的なバス乗務員の採用活動のための費用の一部を支援しているところでありますが、採用数は大きく伸びておらず、また、バス事業者が小学校の授業において、乗務員や整備士などの体験教室を開催し、将来の乗務員確保に向けた取組を実施いたしておりますが、短期間で効果が現れるものではないことから、現在はバス事業者と効果的な乗務員確保対策について協議を進めているところであります。次に、自動運転バスの導入に向けた取組につきましては、現在、今年度実施した実証運行の結果を取りまとめており、その中では技術的課題として、路上駐車、横断歩道での歩行者、対向車両などへの対応や遠隔監視のシステム連携を維持するため、走行ルート上の通信環境の安定確保などが確認されたところであります。また、小樽市特有の急勾配、狭隘路におけるブレーキ制御や安全確保の精度向上も必要であることから、事業者による技術開発の推移を見定めながら、次回の実証運行の実施時期を見極めてまいりたいと考えております。次に、新しい移動手段の導入などにつきましては、交通空白地が生じた際の新たな移動手段として、デマンド交通の導入検討を行ったものであります。また、実際に導入に至った他都市の事例を参考に、運行事業者や自治体職員からの情報収集のほか、国や北海道が主催する新たな移動手段についての勉強会などに参加して、本市における持続可能な移動手段について研究を行っているところであります。次に、市民への情報提供についてですが、まず、デジタルツール以外に緊急時の情報を伝える方法につきましては、大規模災害時にはFMおたるとの緊急放送に関する協定に基づき、市から災害関連情報を提供し、放送していただく方法や、広報車で情報を提供する方法があります。次に、緊急時における情報提供の取組につきましては、交通や気象についての情報は、テレビやラジオを含む報道機関が関係機関から情報を得て発信しておりますので、その情報を参考にしていただきたいと考えておりますが、市として発信が必要な情報がある場合には、先ほど申し上げましたとおり、FMおたるへ情報提供を行うこととしております。事例といたしましては、平成30年9月に発生した北海道胆振東部地震の際には、施設の休館や断水地区などの情報を随時提供し、放送していただいております。(「議長、15番」と呼ぶ者あり)

再質問 15番 中村吉宏

何点か再質問させていただきたいと思います。まず、1点目ですけれども、公共施設に関連して伺いました。小樽市新総合体育館の関連で、今の状況が打開できない場合に根本的な計画の見直しなどを行うのか、市教委で今後どのように考えるかをお伺いした際に、小樽市新総合体育館整備事業再入札検討委員会で、基本計画に関連して予算等も併せて検討されるということです。このままの状況ですと、結構な追加予算額も予想される中で根本的な計画の見直しは行われないのですか、検討されないのですかという趣旨の質問をしたのですが、小樽市新総合体育館整備事業再入札検討委員会の中では、そうした計画自体を見直していくことまでは検討されないのか、お伺いしたいと思います。次に、今回、一つの提案として、小樽市本庁舎に関連しては耐用年数がもう過ぎてしまっている状況下で、いろいろと速やかな移転の可能性を私も探りながら質問させていただいた中の町なか市役所の創設の御提案でした。御答弁ですと、業務の非効率化を指摘されながら難しいというお話もありましたけれども、町なか市役所の業務の非効率化について、検討された中でどういったことが挙げられるのか、お示しいただきたいと思います。加えて、今、市役所本庁舎を考える上で、市の遊休施設を利用して分散化をさせていくというお考えも答弁の中で示していただきましたが、具体的にどういった場所を想定していらっしゃるのかも併せて御答弁いただきたいと思います。それと、まちづくりについてでありますけれども、投資に関連してお伺いいたしました。投資する側のニーズとか魅力を把握して、こちらから、こういう利用の仕方があるという提案を行うことについて、質問をしましたが、取られてきた行動は、道内・首都圏の企業を回られたり、交流を図ったりという御答弁でありました。これまで行動してきた中で、小樽市内の企業も、対外的、いわゆる市外の事業者との交流の中でいろいろな取引をされて、例えば本市に事業進出をしたいと検討されている市外の企業がいる中で、企業自体もいろいろなニーズを酌み取っていらっしゃるように私は聞いているのです。こういう市内の事業者からのニーズ、ヒアリングなどといったものについては行っていらっしゃらないのかを今、御答弁を伺いながら思ったところでありますので、お答えいただければと思います。次に、まちの景観の質問をさせていただきました。船見坂の事例を取り上げましたが、民間企業が手がけられているものなので、あまり多くのことは言うべきではないと思いながらも、船見坂という名称を受けての風景が、船見坂として見えないような状況になるのも少し寂しいと思いながら景観について伺ったのですけれども、その中で、市外事業者の事業展開についての質問をさせていただきました。これまで、都市景観条例などを挙げながら良好な景観形成の誘導をしていくということで、事業者ともお話ししてとあったと思うのです。先ほど事例として取り上げました船見坂の事業者とは、こういった風景等のお話はされたのかと思ったので、この点、何か御対応、あるいは協議などはされたのか、お示しください。そして、市民生活についての項目からでありますけれども、情報提供のお話であります。最後の質問は、公共交通機関や施設の情報などをテレビやラジオを通じて本市から情報発信していただく取組は行わないのかという質問でありました。FMおたるへの情報提供は行われていらっしゃるという御答弁をいただきました。北海道胆振東部地震の際には、市民の皆さんは、情報としてFMおたるにほぼ頼っていたという状況もありました。ただ、平時の状況であり、こう言ったら失礼ですけれども、テレビやほかのラジオ局なども利用されている市民の方が多い中で、一つのチャンネルだけでは市民に情報がなかなか伝わらないのではないかと、今、御答弁を伺いながらお伺いした次第であります。一人でも多くの、特にデジタルツールに弱い方たち、あるいは御高齢の方などが情報をキャッチするには、テレビなどが多いのかと思う中で、小樽市の状況はこうなのですということをテレビなどにも積極的に情報提供して、ぜひ流してもらうという取組が必要かと思うのです。こういった観点で、もう一度御答弁をいただければと思います。

答弁 市長 迫俊哉

中村吉宏議員の再質問にお答えいたします。まず、本庁舎に関する再質問の中で、1点目といたしましては、町なか市役所について御提言いただいたところであります。業務の非効率化ということで、現実的にはなかなか難しいのではないかとお答えさせていただきましたが、基本的には、やはり機能が分散することによる非効率性を意識させていただいたところであります。また、市役所が所有する遊休施設については、現在のところ具体的な施設を想定しておりませんが、可能であればということで答弁を申し上げたところでございます。次に、まちづくりについて、投資の情報を市内の企業からも得られているかというお尋ねだったと思います。私どもの持つネットワークで、いろいろな機会を通じて、市内の事業者とお話をさせていただいておりますけれども、市内の企業からもそれなりに投資に関する情報を私どもは入手させていただいているところでございます。公共交通機関や施設の情報提供についてですけれども、要するに、デジタルツール以外で情報発信をする手段として、FMおたるしかないのが災害時にとっては心もとないのではないかという趣旨のお尋ねではあったと思っております。現実的に考えますと、今、FMおたるを通じて、情報を提供するしかないのですが、テレビを活用してということでありますが、市内に限られた地域の情報をテレビが伝えてくれるかについては、なかなか判断しづらいところではあります。ただ、FMおたるだけではという気は私どももしているところでありますので、災害時に当たって、市民生活に影響を来すような状況が生じた場合には、ラジオだけではなく、テレビ局などにも情報を提供し、情報の発信の機会を広げていきたいと考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 建設部長 山岸博史

中村吉宏議員の再質問にお答えいたします。景観に関しての御質問でありましたが、船見坂の下の市外事業者が施工した建物についてです。小樽の歴史と自然を生かしたまちづくり景観条例は、市内全域を対象としておりまして、一定規模以上の建築物、高さ15メートル以上超えるもの、延べ面積500平方メートル以上超えるものにつきましては、小樽歴史景観区域という重要な区域以外でも届出が必要な行為として、届出をしていただいております。あの建物については、手元に資料がないのですが、高さ15メートルを超えていると認識しております。当然、船見坂からの景観といいますか、見え方についてもフォトモンタージュを作成いたしまして、検討いたしました。それで、船見坂自体は、市の重要眺望地点ではないのですが、小樽市を代表する風景でもありまして、ただ、船見坂のどこから見たときに、どういう見え方をするのかは問題になっていまして、一番上からの見え方について、まず、支障がないでしょうと。坂の途中のどこをというところは、それぞれ違う部分がありますので、手前にも5階建ての建物がありまして、それと比べてやや高くなるという認識はありましたが、船見坂の上からでは港を見通せるということで支障がないという判断をいたしました。その上で、あとは色等の協議を事業者と行ってきたと認識しております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 中島正人

中村吉宏議員の再質問にお答えいたします。新総合体育館の基本計画の見直しの検討についてでございますが、基本計画の改定は、変更する規模や影響度によって変わるものと考えてございます。現行の基本計画にも記載してございますが、設計段階における一部変更は許容しておりますが、例えば用途が変わる、建物の規模が劇的に変わる、計画の敷地が変わるなど抜本的な変更の場合は、改めて計画をつくり直す必要が出てくると考えてございます。また、やり直しまでは必要ないと判断した場合でも、状況に応じて関係団体や検討委員会での協議は必要になると思います。いずれにいたしましても、計画の作成に関わっていただいた委員の皆様の御意見も伺いながら、今後の検討内容に応じて対応していかなければいけないものと考えてございます。

出典:小樽市議会 令和8年第1回定例会 2026年3月3日 議事録 PDF(82ページ) 間違いを知らせる