みんなの議会

小樽市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月1日

市民の安心安全と市内経済について

2021年3月1日、小樽市議会の一般質問で、中村吉宏議員が「市民の安心安全と市内経済について」質問し、市長 迫俊哉、教育長 林秀樹が答弁しました。

質問者
中村吉宏 議員
答弁者
市長 迫俊哉、教育長 林秀樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 15番 中村吉宏

次に、市民の安心安全と市内経済について伺います。まず、新型コロナウイルス感染症の市内小・中学生感染者への対応と、回復後のケア、健康管理、学習フォロー等について伺います。本市の小・中学校でも、児童・生徒の方が新型コロナウイルス感染症に罹患されました。まず伺いますが、これまでの本市の小・中学生の感染者数をお示しください。さらに、濃厚接触者で陰性の認定を受け、学校に登校できなくなった児童・生徒数をお示しください。また、学校閉鎖、学級閉鎖も行われました。その校数、学級数をお示しください。気になることは、感染された児童・生徒の方たちのその後の健康状態と学習フォローについてであります。本市では、どのように対応してきたのかお示しください。さらに気になることは、国内各地で起きている誹謗中傷の被害であります。これまで本市の児童・生徒の方や家族の方が被害を受けた状況はあるのか。あるとすれば、本市が把握している件数は何件なのかお示しください。また、こうした状況が発生した場合の対応、ケアについて対策は用意されているのかお示しください。次に、ふれあいパス制度変更の周知について伺います。新年度より、ふれあいパス利用者の方のバス回数券購入可能枚数に上限が設定されました。この周知について、本市では広報おたるや市ホームページでの掲載を行い、周知を図るとの考え方です。現在、ホームページには制度の変更等が示されていますが、高齢者の方の中にはインターネットを利用されない方もおられると思います。いろいろな媒体や町内会の回覧板など、様々な周知方法を検討していただきたいと-27-考えます。見解をお示しください。次に、国民健康保険料の賦課割合の変更について伺います。今定例会に向けて、国民健康保険料の賦課割合の変更を実施することが示されました。この変更に至る経緯と、変更の内容についてお示しください。この賦課割合の変更で負担増となる所得帯の方々は、新型コロナウイルス感染症の下で、さらなる負担増になることも予想される状況です。本市ではその対応を考えているのかお示しください。次に、今冬の市民生活の安全について伺います。今年の冬は年末年始にかけて降雪量が多かった印象を持っております。今冬の除排雪の対応は早く、特に1月中に排雪が実施されるなど、迫市長が掲げられる事前予防的除排雪が功を奏しているものと思います。他方、年末年始にかけて大きな寒波がまちを襲いました。市内では水道凍結で不便を被った市民の方が多くおられたことを耳にしております。そこで伺いますが、市役所が年末年始で閉庁する12月29日から1月3日までの間に寄せられた水道凍結の問合せ件数を、昨年度と比較してお示しください。また、同期間の気温についてもお示しください。さらに、この閉庁期間、水道凍結等の市民からの問合せに対し、市は市としてどのような対応をしてきたのかお示しください。年末年始の期間は、民間業者も休業期間です。今後、本市としてこの期間の準備や対策が必要と考えます。見解と今後の対応についてお示しください。次に、5歳児健診について伺います。本年1月に市長宛てに手交させていただいた、我が党の政策要望にも記載の5歳児健診についてです。これまでも小樽市での導入をお願いしてきました。小学校入学前に子供の状況を把握し、幼児教育の中でしっかり対応できるようにと幼稚園の現場からの重要な要望であると認識しております。本市では5歳児健診に代わりチェックシートを使用して状況を把握するという考え方でありますが、人口減対策に子育て支援を重視される市長のお考えからしても、ぜひとも導入いただきたいと考えます。御見解をお示しください。次に、市内経済に関して伺います。本年1月中に急拡大した新型コロナウイルス感染症の状況を受け、1月25日、我が党より市長宛てに手交させていただいた緊急政策要望について速やかに御検討、御対応いただき、ありがとうございました。長引く新型コロナウイルス感染症蔓延の影響で、市内の多くの業種で減収減益の状況が続き、市内では雇用の維持や事業継続への不安の声が上がっている状況であります。市内の感染拡大が発生し、外出自粛等の要請が行われると、真っ先に打撃を受ける飲食をはじめ、その関連事業者、さらには観光事業者です。昨年同時期との比較で売上げ8割ないし9割減という状況で、小樽堺町通り商店街では、土産物販売店を中心に、長期にわたり休業する店舗も出ております。こうした状況を受けて、市は新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を財源に雇用の維持と事業の継続に対応するため、9事業7億120万1,000円の予算を提案しております。直近の対策として今行うべきことは、こうした支給支援型の事業ですが、この先は市内事業者の新たな取組をサポートすることも重要であると考えます。耐え忍ぶから生き残るために何をすべきか。国は新たな取組を行う事業者に支援を行うメニューを用意しております。こうしたメニューを利用するためのビジネスアイデア構築をサポートし、市民、事業者が活力を取り戻すための事業展開も必要であると考えます。こうした事業も今後、取り組んでいただきたいと思います。見解をお示しください。-28-次に、観光に関して伺います。今後、一日も早く本市に観光客が戻られることを願います。感染収束後を見据えた観光施策について、観光需要喚起のためのオンラインでの海外への情報発信や、観光プロモーション、国内誘客を図るための冬の体験コンテンツ動画情報の発信という事業が示されています。前回の議会でも議論されましたが、これらの事業については、効果測定が求められます。どのような形で効果を図るのか、また、目標等の設定はあるのかお示しください。かねてより提案しておりますが、速やかな観光需要を回復するためには、インフルエンサーを招聘し、小樽での体験を動画等を通じて発信していただくことが何より早道と考えます。まずは、国内向けの発信として、状況が許す段階で、高再生回数が期待できる国内トップユーチューバー等に旅費の提供を行い、小樽に来て自由に小樽を発信していただくことが合理的と考えます。見解をお示しください。観光DMOの進捗について伺います。本市では、次年度中に候補DMOの認定を受けるべく、小樽観光協会を中心に取り組んでおります。申請に向けた現状をお示しください。また、登録、公表の時期はいつなのかお示しください。その後、DMOとして活動が進められると思いますが、どのような事業に取り組む予定なのかお示しください。以上、3項目めの質問を終わります。

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、市民の安心安全と市内経済について御質問がありました。初めに、ふれあいパス制度変更の周知についてですが、その方法につきましては、広報おたる3月号に手続等の案内を掲載したほか、市内全老人クラブなどに御協力をいただき、新制度の内容と交付手続、日程などを記載したチラシを作成し、回覧等による周知をお願いしたところであります。今月中旬には、令和2年度までのバス乗車証交付者に対しては、回数券購入チケットと説明資料を、JR券利用者には、交付案内のはがきを郵送する予定でおります。また、多数の問合せが予想されますので、専用電話を設置し、周知に努めてまいります。次に、国民健康保険料の賦課割合変更についてですが、まず変更に至る経緯と変更の内容につきましては、本市の保険料は、被保険者の所得に応じて賦課される所得割の割合が大きいことから、他都市と比較して、低所得者の保険料は低く抑えられている反面、中高所得者の保険料は高い状況となっております。そのような中、昨年12月に改定された北海道国民健康保険運営方針において、令和12年度を目途に、道内どこの市町村でも所得や世帯構成が同一であれば同じ保険料となるよう、統一した保険料率を目指すことが示されました。これにより、北海道が示す本市の標準保険料率賦課割合に近づけていく必要が生じたものであります。また、新型コロナウイルス感染症の影響で、保険料の算出根拠となる令和2年の被保険者の総所得が大きく落ち込むことが予想されますが、現在の賦課割合のままでは、現状でも他都市より高い中高所得者の保険料がさらに上昇してしまうことが見込まれます。このため、所得割の割合を下げ、中高所得者の保険料を抑えるとともに、基金の投入により、低所得者の保険料をできる限り低く抑えるようを試算した結果として、所得割、均等割、平等割の割合を、現在の54対29対17から47対31対22に変更するものであります。次に、負担増となる所得帯の方々への対応につきましては、賦課割合を変更することにより、令和12年度に統一を目指す保険料率にある程度近づくことになりますが、他都市との比較でも低額であった低所得-29-者層の保険料は、これまでよりは上昇することとなります。このため、現状のコロナ禍に鑑み、できる限り低所得者の保険料の上昇を抑えるため、国民健康保険事業運営基金から約1億6,700万円を投入して対応することといたします。次に、今冬の市民生活の安全についてですが、まず年末年始に寄せられた水道凍結の問合せ件数及び気温の状況につきましては、問合せ件数が昨年度は7件、今年度は139件で132件の増となっております。また、気温の状況は、昨年度の年末年始期間における日ごとの最低気温がマイナス4.9度からマイナス8度であったのに対し、今年度はマイナス6.5度からマイナス12.5度となっており、この期間の最低気温では4.5度の差がありました。次に、水道凍結等に対する今回の市の対応につきましては、これまでも夜間休日及び年末年始における修理などは、小樽市管工事業協同組合へ業務委託をし対応をしておりますが、今回の年末年始につきましては、凍結修繕の問合せ件数が多く、委託業者だけでは対応し切れなかったため、他の指定水道工事店も含め解氷作業に当たりました。また、電話の問合せについては、当直者だけでは受付が困難であったことから、1月2日以降、水道局職員を3名配置し、対応いたしました。今後の対応につきましては、水道の凍結対策は基本的に所有者等が自ら行っていただくものと考えますので、冬期間の水道の取扱いについて、水道局広報水おたるや市のホームページを活用した周知を継続するほか、様々な機会を通じ、周知啓発に努めてまいりたいと考えております。また、年末年始など休日における凍結修繕等の対応については、委託業者と連携し、気象状況に合わせた体制強化を図っていきたいと考えております。次に、5歳児健診の導入についてですが、昨年4月より5歳児セルフチェック表を保護者に送付する事業を開始しておりますが、これまで約600人に送付したうち、心配があると保護者から回答があった約10人の児童に必要な支援を行うため、保護者の了解の下、幼稚園や保育所と情報共有を図りながら、保健所の発達相談や発達支援センターにつないでおります。現段階では、5歳児セルフチェック表は、小学校入学前の児童の発達を確認し、必要な支援につなげられる有効な手段と考えておりますが、引き続き、保護者や幼稚園等からの御意見もお聞きしながら、効果的な方法について検討を続けてまいります。次に、市内経済についてですが、まず事業者の新たな取組へのサポートにつきましては、昨年新型コロナウイルス感染症に対応した新たな取組に挑戦する市内事業者への支援として、通称がんばる補助金を実施いたしましたが、今後も国の補助制度なども活用しながら先を見据えた取組を進めていくことは、コロナ禍における事業の継続と発展のために必要かつ重要なことと考えております。現在、市が設置する中小企業振興会議では、各事業者の底上げを図るため、サポート体制の構築に向けた議論をいただいておりますので、こうした議論を踏まえながら効果的な支援策を検討してまいりたいと考えております。次に、感染収束後を見据えた観光施策につきましては、動画等による情報発信事業の効果測定は、いずれの事業も小樽観光協会への補助事業として実施するものであり、提携する事業者と協同で各メディアへの露出や動画の再生回数、SNSへのアクセス状況等を把握していくこととしております。また、目標の設定につきましては、再生回数が1000回を超える動画は、ユーチューブ全体の僅か10%という調査結果もあることから、その回数を超えることを目標としております。次に、国内トップユーチューバーの招請につきましては、国内客の速やかな観光需要を回復するための取組の一つであると考えられますので、今後その費用や人材等の情報収集を進めるとともに、他の取組も含め総合的に検討してまいりたいと考えております。次に、候補DMOの申請状況につきましては、本年1月7日に観光庁に対し、申請に必要な観光地域づ-30-くり法人形成・確立計画を、小樽観光協会と連名で提出をしております。また、登録・公表の時期につきましては、観光庁より本年3月中旬頃になると示されております。次に、候補DMOの事業の予定につきましては、今般提出した形成・確立計画においてターゲットとして国内の20歳代から40歳代の女性や、東アジアの個人旅行者やリピーター層、欧米豪や国内ワーケーション等の長期滞在者を設定しております。今後、こうした層に訴求する情報発信やプロモーション、受入環境の整備などに関する事業を検討するほか、同計画において設定した旅行消費額や宿泊施設の延べ宿泊者数など、四つの必須KPIについて達成状況を測定する調査事業も実施する必要があります。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)

中村吉宏議員の御質問にお答えをいたします。ただいま、市民の安心・安全と市内経済について御質問がありました。初めに、新型コロナウイルス感染症の市内小・中学生感染者への対応と、回復後のケア、健康管理、学習フォロー等についてでありますが、まず、これまでの本市における小・中学生の感染者数や学級閉鎖数等につきましては、感染者数は小学生27名、中学生12名、濃厚接触者で陰性の結果を受け登校できなくなった人数は、小学生290名、中学生108名、学校閉鎖は1校、学級閉鎖は9学級となっております。次に、感染した児童・生徒のその後の健康状態と学習フォローにつきましては、感染した児童・生徒が治癒して登校した際には、健康面については担任や養護教諭等による健康観察や心のケアを行うとともに、必要に応じてスクールカウンセラーや学校医などと連携した相談を行い、心身の不安の解消に努めており、学習面については、治療に専念していた児童・生徒の学習の遅れを取り戻すため、放課後等の補習や家庭学習により個別に学ぶことができる機会を保障し、学習した内容の定着を確認するなど、きめ細かな対応に努めているところであります。次に、誹謗中傷の被害についてでありますが、これまで各小・中学校でのいじめの未然防止の取組や、教育委員会から保護者に対しまして、差別や偏見、誹謗中傷につながる言動に同調しないよう協力を求める通知など、各種取組により、全国で問題となっているような誹謗中傷の被害や相談は、学校や教育委員会には寄せられておりませんが、万が一、新型コロナウイルス感染症に関わるいじめや誹謗中傷の被害が発生した場合には、各学校や教育委員会で作成している、いじめ防止基本方針にのっとり、速やかに対応し、状況に応じて警察など関係機関への相談やスクールカウンセラーなど専門家による継続的なケアを行うこととなります。今後とも学校や関係機関と連携を図りながら、いじめや差別の未然防止に取り組んでまいります。

出典:小樽市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月1日 議事録 PDF(45ページ) 間違いを知らせる