小樽市議会 平成27年第3回定例会 2015年9月8日
財政問題について
2015年9月8日、小樽市議会の一般質問で、松田優子議員が「財政問題について」質問し、市長 森井秀明が答弁しました。
- 質問者
- 松田優子 議員
- 答弁者
- 市長 森井秀明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 松田優子
4項目め、財政問題について伺います。平成26年度決算額調べに基づき、何点か伺います。まず、歳入についてですが、一般会計では予算現額に対し、決算額は約17億7,000万円余り減収していますが、増加したものの中に地方交付税があります。決算額調べでは、地方交付税が予算現額166億7,600万円に対し、7,700万円余り増額の167億5,300万円になっています。予算現額より増額になった要因についてお示しください。また、平成26年度の地方交付税額は、平成25年度と比較し、8,000万円も減少しているにもかかわらず、歳入全体に占める割合は30パーセントと、前年度の28パーセントより割合が増加しています。それだけ小樽市は地方交付税に依存していることがわかります。地方交付税は使途が特定されず、どのような経費にも使用できる一般財源であることから、自治体にとって大変重要な財源です。しかし、算定単位の一つに人口があり、毎年2,000人の人口減少にある小樽市では、地方交付税の減収には苦慮しています。そのためにも、人口減少対策につきましては、市の財政にも多大な影響を与えることから、早急に手を打たなければならないものですが、平成27年度における地方交付税の歳入見通しについてお聞かせください。次に、歳出に関連してお聞きいたしますが、平成26年度の一般会計歳出規模が556億4,200万円と、平成25年度と比較し、42億5,600万円も減少していますが、この要因についてお聞かせください。また、同じく一般会計の款別の歳出を見れば、総務費、商工費、土木費の不用額の割合が、予算現額に対して多いように思われますが、その理由についてお聞かせください。次に、性質別決算状況で見ると、歳出が減少しているのにもかかわらず、扶助費は年々増加しております。その中で、生活保護費は3年連続で減少しておりますが、主な要因についてお聞かせください。平成26年度決算では、全ての健全化判断比率及び資金不足比率が早期健全化基準及び経営健全化基準を下回ったことは喜ばしいことですが、財政力指数は41.5パーセントと、道内主要都市10市の中では一番低く、経常収支比率も98パーセントと一番高く、非常に硬直した財政構造になっています。市長も就任挨拶で、小樽の財政需要の厳しいことは把握しているとおっしゃっていましたが、平成26年度の決算状況を見ての市長の見解をお聞かせください。
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
ただいま、財政問題について御質問がありました。初めに、地方交付税の決算額が予算現額より7,700万円増となっている要因につきましては、3月交付の対象となっている定住自立圏の取組に係る特別交付税措置が大幅に拡充されたことによるものと考えております。次に、地方交付税の歳入見通しにつきましては、当初予算額に今定例会へ補正予算として計上しております12億6,100万円と合わせ、166億100万円を見込んでおります。次に、歳出決算規模が前年度と比較して42億5,600万円減となった要因につきましては、衛生費において病院事業会計繰出金の減などにより15億3,500万円、教育費において学校給食センターの建設事業完了などにより11億4,200万円減となったほか、諸支出金で土地開発公社の解散及び土地開発基金の廃止などにより14億3,400万円減となったことなどによるものです。次に、不用額の多い事業につきましては、主なものとして、総務費ではPCB廃棄物処理関係経費が8,300万円、商工費では中小企業経営安定健全化資金貸付金が1億8,600万円、中小企業設備近代化合理化資金貸付金が3,000万円、土木費では除排雪関係経費が6,400万円、住宅事業会計繰出金が4,900万円、小樽公園再整備事業費が4,100万円、北防波堤改良事業費が3,900万円の不用額となっています。次に、生活保護費が3年連続で減少した主な要因につきましては、平成24年度は医療扶助費の減少によるもの、平成25年度と26年度は生活保護受給者数の減少と国による生活扶助基準の見直しなどによるものであります。次に、決算に対する見解につきましては、平成26年度は他会計等からの借入れや財政調整基金の取崩しといった財源対策を講じることなく黒字を確保することができ、また、実質公債費比率及び将来負担比率については改善傾向にあります。しかしながら、財政力指数や経常収支比率は悪化の傾向にあり、このことは本市の一般財源は普通交付税に深く依存している上、臨時の財政需要に使える財源が少なく、非常に硬直化した財政構造にあることを示しており、今後とも効果的・効率的な行財政運営の推進を図り、真の財政再建に向けて取り組んでまいりたいと考えております。