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小樽市議会 平成26年第4回定例会 2014年12月9日

財政問題について

2014年12月9日、小樽市議会の一般質問で、松田優子議員が「財政問題について」質問し、市長 中松義治が答弁しました。

質問者
松田優子 議員
答弁者
市長 中松義治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 松田優子

平成26年第4回定例会に当たり、公明党を代表して質問いたします。市長、教育長、理事者の皆様、よろしくお願いいたします。最初に、財政問題について伺います。小樽市の平成25年度の歳入内訳を見ると、地方交付税が約168億3,300万円と歳入内訳の約28パーセント、次いで国・道支出金が約145億8,700万円で約24パーセントとなり、市税は約135億1,900万円で約23パーセントとなり、歳入全体の4分の1弱にしかならない状態です。今後も、人口減少などで、市税収入の増加は見込めない状況になっておりますが、平成26年度の市税収入の見通しについて、25年度決算との比較でお示しください。市税全体の収入率は低下し続けております。しかしながら、この市税収入は、地方交付税とともにさまざまな行政ニーズに対応するための一般財源として、その確保は重要なものです。平成26年9月発行の財政の概況によれば、24年度、25年度の現年度分につきましては、収入率向上に向け努力した結果、微増ながら2年連続で上向いているとのことです。今後も市税の収入率向上は重要になってくると思われますが、現年度分の収入率を優先するため、滞納繰越分につきましては、後手後手にならざるを得なくなっているのではないかと考えます。滞納繰越分についての収納向上対策について伺います。次に、歳出についてです。平成25年度の目的別決算状況で見ると、商工費と土木費が24年度と比較し増加しているように思われますが、この増加要因についてお聞かせください。また、性質別決算状況で見ると、扶助費のうち、生活保護費が2年連続で減少となっておりますが、この主な減少要因についてお聞かせください。11月1日より電気料金が再値上げとなりましたが、まだ年度の半分を越したばかりであり、これから冬に向かうに当たり、ロードヒーティングの経費など、平成26年度の歳出額に影響が出ると思います。電気料金再値上げに伴う影響額はどのくらいになると見込んでいるのか、お聞かせください。次に、平成27年度予算編成方針に関連して伺います。市は、10月20日、財政部長名で庁内各部局に対し、平成27年度の予算編成方針を示したとのことです。それによると、人口減などによる市税収入の伸び悩みや扶助費の増加傾向などで、平成26年度当初予算より3億円多い12億円の財源不足が生じると想定し、さらに電気料金再値上げの影響も生じることから、原則として26年度当初予算の範囲内で予算要求を行うよう求めたということですが、この財源不足となる要素の中に除雪費の歳出増が見込まれているのか、伺います。というのも、平成24年度は、過去最高の積雪量を記録したことから、当初予算8億円に対し、3回もの補正を行い、約15億円となりました。そして、平成25年度も、一昨年度に引き続き豪雪で、3億5,000万円の補正を組まなければなりませんでした。もちろん自然が相手ですから、なかなか予測がつかないのは当然で、予想外の積雪による年度途中の補正はある程度仕方がないと思いますが、初めから予算措置されているのとされていないのでは、市民の安心感が違ってくるのではないかと思われます。そこで、この12億円の財源不足の具体的な試算の考え方をお示しいただくとともに、平成26年度と同様に、この12億円の財源不足分を財政調整基金で取り崩して収支均衡を図るとしたら、財政調整基金の残高は幾らになるのか、伺います。市長は、本年8月の記者会見で、小樽市人口対策会議の話合いの中で、これは有効だという施策があった場合は、来年度予算に反映させていくことも考えられるのかという記者の質問に、「会議で最終的に意見を取りまとめる前の段階であっても、対策を講じなければならないものが出てきた場合には、来年度予算に取り入れていくことも考えていきたい」と述べていますが、11月28日に初会合を開いた小樽市人口対策会議では、委員から出された意見などを基に立案した具体策を翌平成28年度予算に反映させる方針となっており、8月の記者会見より後退した感があります。人口対策は早め早めが大事だと思いますが、たとえ有効と考えるものがあっても、人口対策については平成28年度でなければ予算づけをしないということなのか、再確認いたします。ともあれ、地方交付税の算定単位の一つに人口があり、今後、人口減少が見込まれる小樽市では、地方交付税にも反映されてきます。このように、人口減少対策につきましては、市の財政にも多大な影響を与えます。このことを考えると、人口対策についてはできることから始めていただきたいと思いますが、この点について市長の御見解を伺います。

答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)

松田議員の御質問にお答えいたします。ただいま、財政問題について御質問がありました。初めに、平成26年度市税収入の見通しについてですが、まず25年度決算との比較による26年度の市税収入の見通しにつきましては、今後の法人市民税などの収入状況にもよりますが、現時点の見込みでは、個人市民税では所得の減少により、法人市民税では納税額が大きく減少した法人があったことにより、たばこ税では販売本数の減少により、市税全体の収入額は減少するものと考えております。次に、滞納繰越分について、収納向上対策につきましては、納税課では、平成24年度にグループ制を導入して滞納繰越担当を設け、従来から行っております差し押さえた動産や不動産などのインターネット公売による換価に加え、新たに他都市との合同公売会への参加や事務所等への訪問による強制徴収や自動車のタイヤロックを実施するなどの収納対策の強化を図ってきたところであり、今後も引き続き努力してまいります。次に、歳出についてですが、まず平成25年度決算で、商工費と土木費が24年度と比べて増加している理由につきましては、商工費では、小樽観光振興公社に対する1億3,000万円の出資や中小企業への制度融資の貸付金の約3億2,200万円の増、土木費では、港湾建設費で約8,900万円、除雪費で約6,500万円、それぞれ増加したことなどが主な要因であります。次に、生活保護費が2年連続で減少した主な要因につきましては、平成24年度は、医療扶助費の減少によるもの、25年度は、生活保護受給者の減少と生活扶助基準などの見直しによるものであります。次に、電気料金再値上げに伴う影響額につきましては、来年3月31日までは軽減措置があり、若干、影響は抑えられているものの、昨年度同時期の電気使用量を基に積算した今年度影響額は、ロードヒーティングに係る影響額4,800万円を含め、総額で約6,000万円となります。次に、平成27年度予算編成についてですが、まず予算編成方針で示した12億円の財源不足額における除雪費の見込みにつきましては、26年度当初予算をベースに試算しており、想定を超える降雪による補正対応分は見込んでおりません。次に、財源不足額の試算の考え方につきましては、平成26年度予算をベースに、総務省の概算要求における地方交付税総額の8,400億円の減や本市の中期財政収支見通しなどを勘案して、約12億円と試算したところです。しかし、その後、消費税率の引上げ延期が見込まれる中で、消費税率の引上げにかわる社会保障制度改革の財源が示されていないことや、国の予算編成の動向も不透明であり、今後、財源不足額は大きく変動する可能性があるものと考えております。また、財政調整基金の残高につきましては、今冬の除雪費など不確定要素がありますが、今定例会に提案しております補正予算後の残高は約12億6,000万円となりますので、ここから財源対策として、仮に12億円を取り崩しますと6,000万円となるものです。次に、人口対策事業の予算化につきましては、1年程度の議論、検討を経て、最終的には平成28年度予算へ盛り込むこととしておりますが、早急に取り組むべきと考えられる事業があれば、27年度の予算へ反映したいと考えております。次に、人口対策の取組につきましては、人口の減少はさまざまな要因が関係しており、どのような取組が効果的であるのか、また、実施に当たっては財源についても考慮する必要があることから、検討には一定の時間を要すると考えておりますが、早期に実施する必要があると判断したものについては、できるだけ早く取組を進めたいと考えております。

出典:小樽市議会 平成26年第4回定例会 2014年12月9日 議事録 PDF(52ページ) 間違いを知らせる