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小樽市議会 平成16年第4回定例会 2004年12月9日

学校教育について

2004年12月9日、小樽市議会の一般質問で、上野正之議員が「学校教育について」質問し、教育長 菊譲、教育部長 中塚茂が答弁しました。

質問者
上野正之 議員
答弁者
教育長 菊譲、教育部長 中塚茂

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 上野正之

第4回定例会の一般質問に当たり、教育問題を中心に質問いたします。まず、新教育長に就任されました菊教育長には、これからの小樽における教育行政のトップとして、今日までの豊かな経験と見識あるお考え、そして若さと行動力を発揮して、小樽の教育の推進にご尽力いただくことを期待申し上げます。最初に、教育長就任に当たっての力強いお考えをお聞かせください。先般、総務常任委員会の視察で、福島県郡山市に行ってまいりました。昭和51年に猪苗代湖のそばにある湖南地区の中学校4校が統合し、湖南中学校が開校し、今回、小中一貫教育推進事業として湖南地区の小学校5校が統合し、17年4月に、全国に先駆けて公立小中一貫教育がスタートいたします。小中一貫教育にはいろいろな考えがあることと思います。教育長にお聞きいたしたいことは、小中一貫教育のことではありません。小樽の菁園中学校も改築をしてすばらしい学校になりましたけれども、統合のため新築した湖南小学校の新校舎は、視察に行った議員が異口同音にため息をついたほど立派な校舎でした。土地の造成費、校舎の建築費、体育館、室内プールなど、約18億円以上の建設費をかけた至れり尽くせりの学校御殿のようでし。 、 。た 小樽市ではとうてい考えられないことですが 私はその新校舎を見学して何も感動を覚えませんでした親切丁寧にご案内いただいた郡山市教育委員会の皆様には失礼かと存じますが、果たして6年間の小学校のまなびやとしてこのような学校が必要なのか、疑問を感じました。このような学校が全国にできたら日本の学校教育はどうなるかと恐怖心さえも覚えました。私だけの思いでしょうか。教育長のご所見をお伺いいたします。さて、小樽の学校教育の現状と将来のお考えをお聞かせください。私も今まで予算特別委員会や常任委員会で質問させていただきましたが、改めて質問いたします。小樽の学校教育の現状、また、現在の小樽市の学校教育の目標や基本方針についてのお考えなど、具体的な施策があればお答えください。次に、私がいつも危ぐをしている教育委員会と北教組との関係、学校の管理職と教職員との関係、それぞれの組織が信頼関係を保ち、密なる連携を築き、教育の現場において争いがなく、子どもたちが安心して伸び伸びと学習できる学校でなければならないと思いますが、いかがでしょうか。現在どのようになっているかをお示しください。また、小樽では校長や教頭になる先生がたいへん少ないとお聞きしておりますが、本当でしょうか。事実ならば、その原因と対策についてお答えください。平成 16年第 4回定 例 会 本 会議 録次に、子どもたちの確かな学力向上の施策、また、豊かな心を育てる教育の具体的な考えがあればお聞かせください。次に、国旗・国歌のことについて質問いたします。先般、退任いたしました石田前教育長は、北海道新聞の退任記事の中で国旗・国歌についてこのように申しております。小樽の小中学校の卒業式で、この春、国旗・国歌の実施が100パーセントとなりましたねという質問に 「他の国々と比較して国旗・国歌を愛さないよ、うな日本の風潮は異常だと思っていました。ただ、日の丸・君が代が適当かはまた別の話です。戦争を推奨することになるという北教組の意見も理解できますが、法律で決まっている以上、市教委は尊重するしかありません。ただ、職務命令を出さないつもりでした。あくまで話合いで進められたことは感謝したい」というコメントでした。100パーセントに関してはお答えはしておりません。私は実施率は100パーセントでも、内容においては50パーセントどころか、ただ実施したにすぎないと思いますが、いかがでしょうか。また、コメントの内容については個々の考えがあるかもしれませんが、少しばかり落胆しました。退任をするから、このようなことが言えるかとも思いました。そこで、菊教育長、国旗・国歌の実施についてのお考えと、国旗・国歌の考え方についてお聞かせください。最後の質問になりますが、今般、小学校適正配置実施計画案が発表されました。関係ある学校や地域の方々にはいろいろな思いがあると思われます。教育長も学校教育部長のときからかかわってきております実施計画案だと思います。今回の発表に当たって、教育長の思いをお聞かせください。以上、再質問を留保し、私の一般質問を終わります (拍手)。

答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)

上野議員のご質問にお答えいたします。まず、就任に当たっての考えについてでございますが、今日、情報化の進展や少子高齢化の進行など大きな転換期にありまして 市民が生涯のいつでも自由に学習機会を選択して学ぶことができる そしてその成、「 、果が適切に評価される」ような社会の構築を目指していくことが重要な課題になっておりますし、とりわけ学校教育におきましては、学力の向上をはじめ知・徳・体のバランスのとれた人格の形成、子どもたちの心と体を守る危機管理体制の充実など、さまざまな課題を抱えております。私はこれらの課題に向き合い、一つ一つ着実に改善してまいりたいと考えております。そのため、常日ごろ学校教育にとって大切なことは、国民として必要とされる基礎的・基本的な内容を子どもたちに身につけさせることであると考えており、とりわけ小樽の子どもには良好な教育環境の下でよりよい教育を受けさせたいと願っております。小樽の学校教育推進の基本方針として、先日も触れましたが、心身ともに健康で、未来を担うにふさわしい人間性豊かな児童・生徒の育成を掲げてございますが、その実現に向けて、市民の教育に対する期待でありますとかニーズにこたえるべく努力してまいりたいと考えております。次に、学校の在り方についてでありますが、教育環境は学校の施設や設備の充実はもとより、直接子どもの指導に当たる教員の資質・能力、保護者や地域の方々の理解と支援など、さまざまな要因によって成り立っているものと受け止めております。とりわけ日常の教育活動を充実させたり、子どもに学ぶことの楽しさや成就感を体得させたり、基礎・基本の確実な定着を図るためには、教員の指導力の向上に合わせて、学校が特色ある教育活動を創意工夫することが大切であるというふうに考えてございます。平成 16年第 4回定 例 会 本 会議 録次に、小樽市の学校教育の現状についてでありますが、各学校においては保護者や地域の皆様から信頼される学校づくりを目指して、学校だよりを町内に回覧したり、授業参観を地域に公開するなど、開かれた学校づくりに努めております。また、本年度すべての小中学校で、学校評議員から学校運営に当たってさまざまな意見を伺うなどの取組も始まったところでございます。今後、学校が家庭や地域と連携協力して、一体となって子どもの健やかな成長を図るため、教育活動やその他の学校運営について自己評価を実施して、その結果を市民の皆さんに公表するとともに、それに基づきまして各学校における課題の解決や改善を図っていくことが重要なことであり、あらゆる機会を通して指導してまいりたいというふうに考えてございます。次に、学校教育目標と基本方針についてでありますが、毎年教育委員会では学校教育推進の基本方針を定め、各学校における学校経営計画作成に当たっての指針を示しております。地域の特性を生かし、豊かな心とみずから学ぶ意欲を育てる学校教育の推進のために、学習指導をはじめ生徒指導、健康安全指導などを通して三つの重点を掲げ、例えば外国語指導助手を活用した外国語国際理解教育の推進、不登校及び問題行動等におけるスクールカウンセラーの活用、薬物乱用防止に係る取組の充実など、各種の施策を展開してございます。今後、学校教育の推進に当たっては、保護者・市民のご理解とご協力をいっそう得ることが大切だというふうに考えてございまして、学校教育の基本方針や重点、具体的な方策などを図式化し、周知するなど、わかりやすい事務事業の執行に努めてまいりたいというふうに考えてございます。次に、教育委員会と職員団体との関係についてでございますが、これまで北海道教育委員会とのかかわりもありましたが、現在、法令に基づいて円滑に教育活動を進めていただいており、今後も服務監督者として適正な関係の維持に努力してまいりたいと考えております。また、学校の管理職と教職員の関係についてでありますが、子どもたちが生き生きと学べる学校づくりをするためには、校長が中心となって教職員と連携し、学校課題に対応することが不可欠でありまして、現在それぞれの学校において努力いただいているところであります。今後も校長を中心にリーダーシップを発揮していただき、教職員が一体となって地域から信頼される学校づくりに励んでいくものと考えております。次に、校長・教頭の人事についてでありますが、本年度の校長・教頭候補選考に臨んだ先生方は、小学校17名、中学校9名おり、昨年度の小学校23名、中学校13名よりも減少傾向にありますが、これは全道的にも同様でございます。学校管理や研修などで、その業務内容の複雑化や量が拡大していることが減少の大きな理由というふうに考えてございますが、今後、教育に対する夢と使命感を持って校長や教頭を希望する先生方がたくさん出てくるよう、先生方と話し合ってまいりたいというふうに考えてございます。次に、学力向上についてでありますが、確かな学力をはぐくむためには、子どもの実態に応じ個別指導やグループ別指導、学習内容の習熟の程度に応じた指導、ティーム・ティーチングなど、指導方法や指導体制の工夫・改善が大切であると考えております。本市におきましても、指導方法の工夫・改善に取り組む学校に広がりが見られ、関係する学校により、指導方法工夫改善連絡協議会を設置いたしまして、授業交流などの実践研究を教育委員会が主体的に行っているところでございます。さらに、次年度から使用する小学校の教科書が改訂しますことから、評価基準や評価方法の工夫・改善を盛り込んだ「平成17年度小学校教育課程編成の手引」を作成するとともに、この手引を小中学校に配布し、活用を促しております。今後、中学校におきましては、18年度から使用する教育課程編成の手引を作成するなど、個に応じたきめ細かな指導の充実に努めてまいりたいというふうに考えております。次に、豊かな心を育てる教育についてでありますが、子どもたちが人間としての在り方を自覚し、人生を平成 16年第 4回定 例 会 本 会議 録、 。 、よりよく生きるために その基盤となります道徳性を育成することが大切であります 家庭におきましては日々の生活を通して親子のきずなを深め、心豊かな子育てに向け、基本的な生活習慣や善悪の判断など、子どもの心に響く体験を重ねていただきたいと考えてございますし、何よりも学校におきましては、道徳の時間はもとより、各教科の学習などにおいて美しいものや自然に感動する心など、いわゆる感性をはぐくむ教育活動が必要でありまして、音楽や演劇と芸術鑑賞の機会を設ける取組を進めているところでございます。総合的な学習の時間におきましても、お年寄りとの交流やボランティア活動など積極的に取り組む学校も見られ、これらの教育活動のいっそうの充実に努めるよう全力で私どももバックアップし、指導してまいりたいというふうに考えてございます。次に、国旗・国歌の実施状況についてでありますが、今年の春の卒業式、入学式では、初めて小中学校に。 、 、おいて国旗・国歌の実施を見たところでございます これもひとえに各校長が 国旗・国歌の実施に向けて1年間を通して教職員に粘り強い指導を積み重ねていただいたものと受け止めてございます。各校長からは自校の実態を踏まえて、さらに半歩でも一歩でも内容に改善を図りたいとのお話を伺っており、校長会との連携の下、さらに指導の充実に努めてまいりたいと思います。また、国旗・国歌の指導は、学習指導に基づき、子どもに我が国の国旗と国歌の意義を理解させ、これを尊重する態度を育てるとともに、諸外国の国旗と国歌も同様に尊重する態度を育てるなど、国際社会に生きる日本人としての自覚を育成するためのものでありまして、社会科や音楽科におきましても適切に扱われるよう、これからも各学校に指導してまいりたいというふうに考えてございます。最後に、適正配置実施計画案の発表に当たっての私の思いとのことでございますが、適正配置は、小規模化が進んでいる現状に対応し、地域に根差す学校、特色がある学校、そして活力あふれる教育活動の実現を目指すことを目的としたものでございます。今回、全市的に通学区域の見直しを検討する中で、手宮地区と中央及び南小樽地区について実施案を示したところでございます。13会場の説明会では保護者、町内会、校友会の皆さんからたくさんのご意見・ご要望が出されましたが、今後それらを集約しながら早急に検討してまいりたいと考えてございます。( 議長、4番」と呼ぶ者あり)「

質問 4番 上野正之

時間の関係上、予算特別委員会また常任委員会等で質問いたしますけれども、ただいまのお答え、たいへん模範的なお答えでございまして、私もこれについてはじっくり考えさせていただきます。1点だけ、校長と教頭の人材について質問いたしました。今、お答えがございましたけれども、今の小樽の特に小学校の現状で、教頭を配置していない学校があるとお聞きしております。できるならばその学校とその理由について、これは教育部長はずっといますので、教育部長の方からちょっと経緯とかその現況、その学校名と、どうしてそこに教頭がいないのかということを答えていただくこと、その1点でございます。よろしくお願いします。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 教育部長 中塚茂(教育部長は2005年3月まで)

ただいまの教頭の件でございますけれども、市内の豊倉小学校は、現在配置されておりません。この理由につきましては、10月1日付けで、当時の教頭が堺小学校の校長として昇任いたし平成 16年第 4回定 例 会 本 会議 録ましたので、その後通常の毎年のことでございますと、教頭の昇任者の登録者が候補者の名簿に載っているところでございますけれども、たまさか今この時期、登録者の中から人数が少ないということもございまして、現在、豊倉小学校の教頭は配置されていないという、こういうような状況でございます。10月1日付けで現在の教育長が就任されましたので、そういうような状況になってございます。( 議長、4番」と呼ぶ者あり)「

再々質問 4番 上野正之

再々質問ですけれども、この部分につきましては、じっくりこれも次の予算特別委員会、総務常任委員会でこの理由を、それだけの理由とは思えませんので、いろいろありますので、それだけの理由ではちょっと満足できませんので、これはたいへん大事なことでございます。今まで小樽にそういうことがあったかないかというのがありますので、今日はこれで終わりますけれども、どうぞまた常任委員会でよろしくお願いいたします。

出典:小樽市議会 平成16年第4回定例会 2004年12月9日 議事録 PDF(107ページ) 間違いを知らせる