小樽市議会 平成16年第2回定例会 2004年6月11日
(1)年金について/(2)医療費助成制度の見直し撤回を/(3)「日経ビジネス」5月31日号の記事に関連して/(4)「骨太の方針」第4弾と三つの問題/(5)焼却炉・リサイクルプラザの維持管理費の適正化について/(6)有事法制について/(7)子どもたちの健やかな発達を保障する社会の形成を
2004年6月11日、小樽市議会の一般質問で、菊地葉子議員が「年金について」「医療費助成制度の見直し撤回を」「「日経ビジネス」5月31日号の記事に関連して」「「骨太の方針」第4弾と三つの問題」「焼却炉・リサイクルプラザの維持管理費の適正化について」「有事法制について」「子どもたちの健やかな発達を保障する社会の形成を」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏が答弁しました。
- 質問者
- 菊地葉子 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 菊地葉子
第2回定例会に当たり、日本共産党を代表して質問いたします。初めに、6月3日、参議院で強行採決された年金改正法について、何点かお尋ねします。国民の7割が今国会での成立に反対をしていました。にもかかわらず、衆議院での強行採決、参議院厚生労働委員会では、共産党、社民党、西川きよし氏の質問を封じての強行採決です。なぜ多くの国民は反対をしていたのか。国会審議の中で、次々と改正法案の国民いじめの内容が明らかになってきたからです。一つには保険料です。この先、2017年度まで、毎年自動的に引き上げられる保険料は、国民年金で上限1万6,900円と政府は説明していました しかし 賃金上昇に応じ 実際には2万円から3万円台になることを。 、 、政府も認めています。一方、厚生年金の給付については、現役世代の収入の50パーセント確保はモデル世代の受給開始時のみ、2045年には40.5パーセントに、共働き世帯で31.7パーセント、独身男性では29パーセン。 、 、トまで下落するというのが真相でした 市長は 国民の反対を押し切って採決された今度の年金法についてどのように認識されていますか。、 。 、全国的には 年金加入者の37.2パーセントが保険料を未納していると言われています 今度の改正法では。 、 。 、新たな未納者が生まれるだけではないですか 小樽市民にとっても 事は重大です 小樽市の年金加入者数納入状況についてお知らせください。小樽市民の生活に与える影響について、考えをお示しください。次に、老人医療・福祉医療助成制度について、お尋ねします。北海道の老人医療・福祉医療助成制度の見直しは、重度障害者世帯、一人親世帯、乳幼児を育てている家庭に、さらなる追い打ちをかけるものです。まず、市長は、このたびの北海道の助成制度見直しについて、どのように考えておられるか、お伺いします。道の福祉医療助成制度の見直しには、北海道の医療費助成を考える連絡会が、重度障害者医療費1割負担導入の撤回を求めて、知事と道議会に署名を提出するなど運動を続けています。撤回要求で、障害者や難病連が続けている運動への賛同は 169団体へと大きく広がっています 障害者にとっては 命にかかわる重大、 。 、な出来事にほかならないからです。日常的に濃厚な医療を一生涯必要とする重度の心身障害者には、通院だけでも年間14万円の医療費、交通費などを含めた負担は、生きていくこと自体を困難にするものです。小樽市においては、この制度利用者の何人が1割負担の対象になりますか、お伺いします。あわせて、老人医療の見直しによって対象外になる人、一人親世帯の通院1割負担、3割負担の対象者、乳幼児医療費1割自己負担対象者は何人になりますか、お答えください。道の制度見直しを受け、それぞれの自治体では、その対応に差が出ています。小樽市は、早速、道の制度平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録、 。 、 、に横並び あわせて市独自の制度まで改悪しようというのがその姿勢です 我が党は 道の改悪に追随して高齢者、重度障害者や一人親世帯に多額の負担の強化を押しつける内容の予算の減額補正には断固反対の立場で、以下何点かお尋ねします。平成16年第1回定例道議会予算特別委員会での附帯意見、あるいは委員の質問に対する副知事答弁でも、今後の市町村における議論の動向や見直しに伴う影響など、実態の把握に努め、必要な対策を講ずることとしています。北海道としては、多くの抗議や要請、陳情の声を無視できず、患者負担軽減の検討委員会をつくり、代替案の検討を始めています。北海道がどのような対応策を出してくるか、その動向を見ながら対応を考えるという市町村もある中で、いち早く今議会に制度の見直しを提案してきたのはなぜでしょうか。市町村における議論の動向を見てと言っているのですから、自治体の長としては、住民の立場から道に対し、10月からの制度改悪を凍結するよう強い態度で臨んでいただきたいと思いますが、いかがですか。問題だと思うのは、市の独自施策にまで踏み込んで改悪をしようとしていることです。例えば、一人親世帯への医療助成、通院補助の改悪です。乳幼児の医療費助成です。母子世帯の生活実態がどのようなものであるか、今年、厚生労働省が母子家庭の生活白書を発表しました。白書で見ますと、8割が生活の苦しさを訴えていますし 平均収入は243万円 一般家庭の40.4パーセントにすぎません 小樽市の母子世帯の実態は、 、 。どうなっていますか。調査したものがあれば、お知らせください。政府としても、これらの生活実態を考慮して、母子家庭支援の特別措置法を設けています。にもかかわらず、小樽市の一人親世帯への自己負担導入は、母子家庭支援に逆行するものです。一人親世帯にとっては、子どもの健康はもとより、親の健康を保持できることが自立に向けての最小限の保障です。お金がないために、医療機関にかかることができない、そのような生活不安を与えることは、自立に向けた気概を奪うことになりませんか。乳幼児医療費の問題です。少子化の傾向はおさまるどころか、ますます深刻さを増しています。何よりも子どもを生み育てることに喜びを見いだす環境になっていないことが、事の深刻さを招いています。そのような中で、せめて医療費の心配なく子育てをとの声に、年々その制度の拡充を推し進めてきた積極的施策です。人口増対策としても一定の効果を上げてきたとは考えられませんか。この制度も道施策に右倣えです。小樽市の子育て世帯にとっては、制度の後退です。一部現行制度の後退を招くような見直しは撤回し、就学前までは医療費の心配をせずに子育てができる制度に拡充すべきです。市は、今度の医療費制度の見直しで、今定例会の補正で約4,500万円、通年ベースに直しますと、およそ1億4,000万円の財政効果を上げようとしています。市長は、市民が何でも行政に頼るかのようなことを週刊日経ビジネス誌上で語っていますが、障害を持つ人、一人親世帯で子どもを育てる人、低所得のお年寄り世帯、社会的に弱い立場にある人たちが、人として生きていく施策を行政に求めることまで、一刀両断の下に切り捨てるおつもりですか。地方自治体の役割とは、いったいどういうところにあるのでしょうか。生きていくことさえ危ぶまれる市民に、このように言わしめる今度の福祉の見直しは、住民の福祉増進に努める地方公共団体の役割を投げ捨てるものではないですか。市長の見解を伺います。重ねて、障害を持つ人たちが希望を失うような制度の見直しは凍結を求める意見を、道に上げていただくよう求めます。道の対応策が、一定のめどがつくまでは、小樽市として制度の拡充を図るように、予算措置を含めて要請平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録するものです。市長の見解をお聞かせください。次に、週刊誌、日経ビジネス5月31日号掲載の記事に関してお聞きします。「国よ自治体倒産の危機を知れ」と題して 山田市長が登場しています 見開き4ページ 約5,000字にも及、 。 、ぶもので、まるでせきを切ったように縦横無尽に語っています。そこでまず、取材を受けるに至った経緯と掲載されたご自身の記事についての感想をお聞かせください。この掲載記事については、答弁をいただいてから、改めて幾つかお尋ねすることになると思いますが、マイカル、OBCの滞納問題に関しては、当議会と市長との関係においては、決して看過することができない重大問題です 市長はこの記事の中で マイカル小樽の影響は大きい 税金も払ってもらえていません 滞。 、「 。 。納額は年間4億7,000万円から4億8,000万円、2年で10億円ですよ」このように述べています。たいへん驚きました。これまでの市長の態度は、再三の質問に対しても守秘義務があって答えられない、このように一貫していたのではないでしょうか。一昨年、OBCの社長が当議会の求めに応じて、自社の納税状況を公表、 、 、 、しましたが その直後の第3回定例会においてさえ 我が党の北野議員に対して 社長が言うのは自由だが我々が言うのはやはり問題があるので申し上げられない、このように態度を鮮明にして、答弁を避けられたのではないでしょうか。今回の雑誌掲載記事のように、具体的に法人名が特定でき、その滞納金額についても、事もあろうに公務員の長である市長が公表してしまう。これまでの市長の態度、立場から見て、一瞬、目を疑いました。不見識のそしりを免れないどころか、当議会に対する背信行為であり、長として侵してはならない義務違反ではないでしょうか。明確にお答えください。次に、骨太の方針第4弾に関連して伺います。政府は、2005年予算編成や、今後の小泉改革の指針となる経済財政運営と構造改革に関する基本方針、いわゆる骨太の方針の第4弾を決定しました。新たな飛躍の段階を迎えつつあると小泉構造改革の成果を誇っていますが、果たしてそのように実感を持って、この方針を受け止めることができるのでしょうか、市長の見解を次の三つの問題で伺います。まず、景気の問題です。構造改革の成果で景気が回復してきたと自画自賛しています。確かに、アメリカや中国のおう盛な海外需要を背景にして、自動車、電気などをはじめ、大企業の収益は大きく伸びています。史上空前の利益をおう歌する企業も少なくはありません。設備投資、研究開発減税を1兆円も行い、リストラを税制面からも積極的に推進するために、産業再生法の認定対象も拡大するなど、こうした大企業の利益拡大を後押ししてきたのが小泉内閣、自公政権です。しかし、どうでしょうか。本年初めの企業の経常利益は、前年同期比24パー、 、 。セントも増加していますが これに比べて 人件費の伸び率はわずかに2.3パーセントと低迷したままでした、 、 、 、 。政府が自慢する失業率の低下も パート アルバイト 派遣など 不安定雇用が拡大しているのが実情です大手銀行には、公的資金をつぎ込む一方、小泉内閣になってから銀行の中小企業融資は、約54兆円も減少しています。先日の北海道新聞は、後志管内の中小企業の自主廃業がハイペースで進んでいることを報じています。その要因として、全道数値を大きく上回って販売不振が挙げられていました。長引く景気低迷、先行きの不透明感を色濃く示していると思います。景気は果たして回復しているのでしょうか。小樽市内の経済動向から見ても、大いに問題です。市長の見解をぜひお聞かせください。また、この方針第4弾は、社会保障制度、税制改革など、2006年度以内の重点強化期間に抜本的に検討、結論を得るとしています。この方針が踏まえるとしている自民・公明両党の税制改正大綱は、2007年度に消平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録費税を含む税制改革を実現するとしているのですから、この方針第4弾は消費税増税への道筋を示したものになりました。社会保障関係費を、今年度、さらに来年度も削減し、国民には社会保障か消費税かの選択を迫る方針にもなっています。消費税導入のときも、5パーセントへの増税のときも、年金などの社会保障財源のためが口実にされました。しかし、消費税が導入されて以降、社会保障は改悪の連続です。しかも、国民の暮らし、中小企業の営業を直撃して景気を悪化させてきたのではないでしょうか。こうした消費税の増税方針ともいえる問題について、市長のお考えをぜひお聞かせください。三位一体改革の問題についても大変です。国と地方財政の三位一体改革は、多くの自治体を震かんさせつつ、強引に初年度の決着を見ました。道内、首長アンケートでは、三位一体改革否定派が85パーセントにも達し、小泉構造改革路線に極めて強い不満を示しています。市長自身、お尋ねしました日経ビジネス誌上で「三位一体改革の方向が見えてこない。どこまで削られるか不安がある」と述べていますが、当市の財政健、 。 、 、 、全化に向けても この問題は避けて通れません ところが 骨太の方針第4弾の地方財政改革は 一つには国庫補助負担金の廃止・縮減、二つに地方交付税縮小、三つに地方への税源移譲を三位一体で進めるとし、今回2005年度から2006年度に行う国庫補助負担金の削減規模を3兆円程度、国から地方自治体への税源移譲は、おおむね3兆円規模と明示していますが、改革の全体像は年内に決定するとしているように、依然として不透明です 初年度を見ても 全国で削られた合計は3兆9,000億円で 増えた地方への税源はわずかに4,。 、 、500億円にすぎません このままでは 国の財政赤字が自治体に押しつけられて 真の自立どころか地方切捨。 、 、てになってしまわないかとたいへん心配です。市長の見解をお聞かせください。あわせて、市の財政健全化計画策定の見通しについてもお聞かせください。次に、焼却炉について財政問題との関連から何点かお聞きします。5月27日の北しりべし廃棄物処理広域連合議会において、焼却炉とリサイクルプラザを日立造船株式会社に受注させることが決定しました。北しりべし廃棄物処理広域連合の焼却炉、リサイクルプラザは、連合の設定した予定価格の64.5パーセントで日立造船が落札しました。財政難の折、落札価格が予定価格より大幅に下回ったことは歓迎すべきだと、そのような見解も見受けられます。果たして、額面どおり喜んでいいの、 。 、かどうか 我が党は今後の管理運営費も含めて総合的に検討しなければならないと考えています 我が党は管理運営費が不当に高く見積もられるのではないかという心配をしています。なぜならば、入札に参加した七つのプラントメーカーから、焼却炉、リサイクルプラザの管理運営費が向こう15年間で幾らになるか、確約書なるものを提出させていますが、上限額に対し、広域連合は焼却炉では50億円、リサイクルプラザでは11億円との注文をつけています。この上限額については、プラントメーカーが示した中位の額を上限保証値としたとのことです。全国的には、焼却炉の入札額は安くして落札し、この落ち込み額を10年、15年の管理運営費で回収するというのがプラントメーカーの方針だというのが常識です。このようなとき、プラントメーカーの提出した管理運営費の中位の額を上限値としたとはいえ、管理運営費で元を回収しようというプラントメーカーの意図が阻止できることになるのかは、甚だ疑問です。中位の額を上限保証値にした根拠について、説明してください。この疑問が解消されない限り、焼却炉の入札価格が予定価格の64.5パーセントだから、財政に貢献したということにはなりません。次は、焼却炉とリサイクルプラザの運転管理形態についてです。広域連合には、財団法人日本環境衛生センターから、今年3月に二つの報告書が出されています。一つ目の運転管理報告書の中の施設運営の組織体制では、焼却炉、リサイクルプラザの管理運営は、1社に全面委平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録託が望ましいとの見解です。二つ目の維持管理方法の検討報告書では、維持管理費の高騰化を抑制するための発注方法を4通り示し、それぞれのメリット、デメリットを示した上で、発注者が設定した維持管理費をベースに発注するのが望ましいとの見解です。この報告書の結論を重視するとなれば、日立造船の子会社あるいは傍系会社が焼却と灰溶融の二つの施設の維持管理ばかりではなく、リサイクルプラザの維持管理も請け負う可能性が極めて高くなるのではないでしょうか。このことは、報告書の中で示されている、建設するプラントメーカーが維持管理を行った場合のメリット、建設するプラントメーカー以外の会社が維持管理を行った場合のデメリット、それぞれの指摘からも明白ではありませんか。そうであればこそ、維持管理費が不当に高いものになるのではないかとの心配が出てくるのです。果たして、二つ目の報告書にある発注者が設定した維持管理費をベースに発注することで、維持管理費の不当な価格を抑えることになるのか、先ほど指摘したプラントメーカー提出の維持管理費の中位を上限値にすることが、プラントメーカーベースの価格設定ですから、維持管理費の不当な価格設定にならないという保証をお示しください。本市の財政問題に深くかかわることです。市長の見解を求めます。平和の問題、有事関連法についてお聞きします。今国会に提案されています米軍支援法をはじめとする有事関連7法案と日米物品役務提供協定は、昨年成立した武力攻撃事態法の枠組みに沿って、日本が米軍の戦争を支援し、共同して軍事行動を遂行する体制をつくり上げるものだととらえていますが、市長はどのように感じていますか、見解をお聞かせください。1999年、アメリカが海外で引き起こす戦争へ、戦後初めて自衛隊、国民を動員することを定めた周辺事態法が成立しました。昨年、成立した武力攻撃事態法では、日本が攻撃を受けていない状況、すなわち武力攻、 。 、撃予測事態から自衛隊は行動を開始し 国民を動員できるしくみがつくられました 今度はさらに踏み込み米軍支援の法制などを整備し、アメリカの戦争への国民動員体制を完成させようとしているのです。日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する、戦争放棄を国際社会に約束した憲法を持つ国で、このような戦争法が着々と準備されています。市長は、平成14年第2回定例会において、昨年、成立した有事関連法案に対する見解を尋ねられ 日本国憲法の理念を生かして審議されることを望む その、「 」ように答弁されています。着々と進められている有事法制の状況で、なおかつ日本国憲法の精神が遵守されると言いきれますか、お伺いします。有事法制と地方自治の関連で質問します。特定公共施設利用法案は、港湾、飛行場、道路、電波、空域、海域について、米軍や自衛隊に優先利用を求めるものになっています。小樽港について、国の要請を港湾管理者である市長が拒否した場合、この法案第9条で首相が国土交通省に指示して、強権的に使用できるようになっています。このように米軍への戦争支援を無限に拡大し、自治体公共施設を軍事優先に動員していく体制づくりに、市長は同意されるのでしょうか、お伺いします。2001年9月11日、ニューヨークの世界貿易センタービルを襲ったテロに端を発したアフガニスタン攻撃、そして今なお泥沼化するイラク戦争から何を学ぶべきでしょうか。国際テロの驚異はいまだなくならず、アメリカではイラク戦争の大義が改めて問われ、ベトナム戦争の二の舞を指摘する声が日に日に大きくなっています。国際社会の平和を求める声、運動はどう推進しているのか。2003年10月7日、ASEAN共和宣言では、軍事同盟でない安全保障共同体を目指す東南アジア友好協力条約は国連憲章に基づき、各国の主権を平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録尊重し、武力の行使を放棄し、紛争を平和的に解決する報告をうたう共同宣言が採択されました。欧州連合共通外交安全保障政策では、国連を強化して、その責任を全面的に果たせるようにし、効果的に行動できるようにすることは欧州の優先課題と明記、2000年5月国連ミレニアム・フォーラム平和・安全保障及び軍縮テーマグループ最終報告では、すべての国が日本国憲法第9条に述べられる戦争放棄の原則を自国の憲法において採択する。このようにASEAN欧州連合でも国連憲章に基づき、対話と交渉、相互交流によってさまざまな問題を解決する流れが確実に広がっているのです。日本は、日米軍事同盟を強化するのではなく、憲法第9条を生かして、こうした流れをアジアと世界で広げる先頭にこそ立つべきだと考えます。市長の見解をお聞かせください。質問の最後になります。子どもたちの健やかな成長を保障する社会の形成について、お聞きします。過日、長崎県佐世保市の小学校で、6年生女児が同級生をカッターナイフで殺害するという驚がく的な事件が起きました。事故現場が小学校で加害者、被害者がともに小学生という国内初の事件は、我が国の子どもたちが心身の健やかな成長を阻害されている様相を突きつけられました。子どもたちが、毎日大人にははかり知ることができない深い悩みの中で生活していることをうかがわせる事件ではないかと考えます どう。「してこの子が」会見に当たった児童相談所の職員が一様に驚きの声を発するほど、外見の生活様相からは、およそ想像もできない心のやみが背景にあったのではと推測される今度のような事件は、佐世保という地域に限定されたものではなく、全国どこで起きても不思議はないと指摘する声さえあります。教育長はどのように考えられていますか。事件が起こるたびに低年齢化、凶悪化が問題視され、再発防止が課題になるにもかかわらず、さらに深刻な事件が起こってしまう事実は、日本社会のモラルの危機が子どもたちに鋭く現れていることを示しています。国連からも極度に競争的な教育制度のため、子どもたちが発達のゆがみにさらされていると批判されるほどの競争と管理の教育が、日本の子どもたちの成長と発達を妨げています。まずは、一人一人の人間を大切にするために、市民道徳の基準の確立が求められます。我が党は、侵略戦争の反省からつくられ、平和や民主主義の原則を確立した憲法や教育基本法が、市民道徳を確立する土台になると考えますが、市長はどのようにお考えでしょうか。インターネット上でのコミュニケーションが、一つの引き金になったとの見方もあります。ネットとのかかわりを含めた子どもの人間関係の在り方で対策を考えていますか、お答えください。今度の事件でも、テレビドラマの影響が示唆されています。メディアでの暴力や性の表現が、子どもに野、 。 、放しになっている点についても 大きな立ち遅れが目立ちます 子どもを守るという社会のルールの確立は各分野で急がれなければなりません。小樽市にも有害図書の自動販売機が設置されています。有害雑誌の自動販売機の設置を認めない条例の制定は、その第一歩だと思いますが、いかがですか。子どもは周りから愛され、自分の悩みを受け止められる経験の中で安心していき、他人への思いやりをはぐくみます。子どもたちの声に耳を傾け、社会に参加する権利を認める社会をつくるべきです。子どもの権利条約で保障された意見表明権や社会参加の保障を重視した条例の制定を検討していただきたいと思います。再質問を留保して、質問を終わります (拍手)。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
菊地議員のご質問にお答えいたします。最初に、年金について、何点かご質問がありました。初めに、年金制度の改正についてでございますが、今回の年金制度の改正は、少子高齢化の進展や経済情勢の見通しなどを踏まえ、将来世代の保険料負担をできるだけ抑制するなど、世代間の給付と負担の公平を図るため、見直しが行われたものと考えております。この改正につきましては、さまざまな意見や議論があることは承知しておりますが、年金制度を将来にわたって安定した制度にするためには、早急な見直しに着手することが必要であったものと考えております。しかしながら、まだ多くの課題もあることから、改正法の附則に明記されておりますように、公的年金制度の必要な見直しについて、国民の理解が得られるよう、さらに議論を深めていってもらいたいと考えております。次に、小樽市の国民年金加入者数と納入状況でありますが、平成14年度末の小樽市の国民年金加入者数は2万2,488人であり、保険料の納付率は60.2パーセントとなっております。、 、 、 、次に 市民生活への影響でありますが 今回の改正においては 長期にわたる段階的な保険料の引上げや給付水準の見直しなどにより、急激な負担増などにはならないよう配慮されているものと考えております。しかしながら、個々の世帯の状況によって違いもあろうかと思いますが、影響を受ける世帯もあるのではないかと思っております。次に、医療助成制度の見直しについてのお尋ねでありますが、初めにこのたびの北海道の医療助成制度の見直しについてでありますが、少子化による子育て支援の拡大が求められている一方で、高齢化や国の医療保健制度改正による医療助成事業費が増大したことから、北海道医療給付事業の抜本的な見直しをしたものであり、将来にわたって制度の安定的な運営を図っていくためには、やむをえないものと考えております。次に、医療助成制度の見直しによる重度心身障害者の1割負担となる対象人数でありますが、平成16年度予算ベースで申し上げますと 1,304人を見込んでおります また 老人医療の助成対象外になる方は 道老、 。 、 、で243人 市老で120人を見込んでおります 一人親世帯では 親の通院1割負担が1,054人 通院3割負担が、 。 、 、451人を見込んでおります。さらに、乳幼児医療では1割負担が2,432人と見込んでおります。次に、医療助成制度の見直しを今議会に提案した理由でありますが、小樽市に対し、北海道より平成16年4月1日付けで、平成16年度北海道医療給付事業補助要綱の改正通知があったこと、老人医療助成制度改正の実施時期が8月1日であることから、最終リミットとなる今議会に提案したものであります。なお、道議会では、事業の執行に当たっては、今後の市町村における議論の動向や見直しに伴う対象者への影響などの実態把握に努め、必要な対策を講ずるべきであるとの附帯意見が付されたところでありますが、この件については、北海道からは制度本体の再度の見直しは行わない方針であり、必要な対策については、本事業とは別に障害者等の保健福祉施策の充実といった観点から、検討を進めるとの通知を受けております。次に、北海道に対する申入れでありますが、北海道としては、少子化による子育て支援の拡大や医療助成事業費が増大していることなどから、将来にわたって医療助成制度の安定的な運営を図るために必要な見直しを行ったものであり、やむをえない措置でありますので、北海道に対し、凍結を申し入れる考えはありません。平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録次に、小樽市における母子家庭の生活状況でありますが、市独自では調査を実施しておりませんが、北海道民生児童委員連盟が昨年6月から7月にかけて行った一人親家庭の生活の意識調査によりますと、全道3,341世帯を対象に3,157世帯から回答があり、収入状況では年収200万円未満が約55パーセント、200万円から300万円未満が32パーセントとなっております。次に、このたびの福祉の見直しについてでありますが、母子家庭等については、親の通院助成を市の独自施策として実施しておりますが、人口10万人以上の市では、小樽市を含めて3市であり、全道平均を基本と考えていることから、廃止を検討したところでありますが、母子家庭の生活実態などから、市民税非課税世帯につきましては、3割負担の影響に配慮して1割負担としたものであります。また、乳幼児や障害者につきましても、市民税非課税世帯や3歳未満児は、初診時のみの一部負担とするなど、配慮しているところであります。なお、乳幼児における対象年齢の拡大など配慮しており、平成12年度からの道の補助率の見直しによる市の負担も増加している経過もあり、小樽市における医療助成制度を将来にわたって安定的に運営を図る必要から、改正をしようとしたものであります。次に、北海道への意見についてでありますが、先ほどもお答えいたしましたが、将来とも制度の安定的な運営のためには、やむをえない措置であります。しかし、道ではこの制度とは別に、障害者等に対する福祉施策の充実は別途検討するとのことであり、当市としても、道の検討結果を受けて対応したいと考えております。したがいまして、それまでの間の予算措置については、考えておりません。次に、日経ビジネスに掲載された私へのインタビュー記事についてでありますが、今年の3月上旬に同誌編集部の記者より取材の申込みがあったものであり、内容につきましては、19億円の赤字予算という事態に陥ってしまった背景や今後の国からの支援についてのほか、市の将来像や再建に向けた意気込みなどについて聞きたいというものであり、第1回定例会終了後の3月22日に取材に応じたものであります。感想ということでございますが、私といたしましては、現在、小樽市が置かれている財政状況は、バブル崩壊後の景気の低迷、扶助費の増大、国の三位一体改革による影響など、多くの自治体にとって共通の問題もあるわけで、 、 、ありますが 本市の持つ固有の特殊な事情もありますので そういう状況を広く理解してほしいとの思いでインタビューに応じたわけでありますが、読んだ方には、本市の置かれている状況について、一定の理解はいただけたものと思っております。次に、守秘義務にかかわってのご質問でありますが、首長については、地方公務員法などの法的な守秘義務は課せられておりません。しかし、首長は住民あるいは住民全体の不利益になるようなことは避けなければならないわけで、一定の制約はあるものと考えております。これまでの議会対応なども、その考えの下に行ってきたところであります。今回の件についてでありますが、インタビューの中で、小樽市がなぜ19億円の赤字予算を組まなければならなかったのか、ここまでひっ迫してきた要因は何だったのかを正確に理解してもらう必要があり、滞納の件につきましても、それを一つとして、私の判断で話をしたものであります。次に 「骨太の方針」第4弾に関連して何点かお尋ねがありました。、まず、全国の景気動向でありますが、日本銀行の本年5月の金融経済月報によりますと、国内の景気は輸出が大幅に増加し、設備投資も回復を続けていることなどから、全体として緩やかな回復を続けており、国内需要も底堅さを増しているとしております。先行きについては、景気は当面緩やかな回復を続ける中で、前向きの循環が次第に強まっていくと見ております。平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録次に、市内の景気動向でありますが、本年6月の日本銀行札幌支店の金融経済概況によりますと、住宅投資が前年を上回っているものの、公共投資が減少しているほか、設備投資も低調に推移しており、また個人消費は大型小売店の売上高が前年を下回っているほか、家電販売や乗用車販売も引き続き低調であり、観光客の入り込みも道外ツアー客の減少から前年を下回るなど、管内の景気は引き続き厳しい状況にあるとしております。一方、新設住宅着工戸数が貸家の増加を主因に、3か月連続で前年を上回るなどの明るい傾向もありますが、依然として個人消費の冷え込みや、公共投資の減少などから、本市の景気はいまだ回復を実感できる状況には至っていないものと考えております。次に、消費税の増税方針とのお話でございますが、今後の少子高齢化社会において、社会保障制度を持続可能で国民が信頼できるものとして確立することは、たいへん重要かつ基本的な課題であり、それを支える財源としての国民負担の問題は、切り離して論ずることはできないものと認識しており、幅広い議論と国民の理解の下に、検討される必要があると考えております。次に、このたび示された三位一体の改革でありますが、地方が強く求めていた税源移譲の額について、一定の明示がされたことは、一歩前進で評価したいと考えております。また、一方で、国庫補助負担金改革の具体案を地方がまとめるという要請も受けたところであります。都市部と地方、都道府県と市町村など、それぞれ個別の事情の違いはありますが、地方6団体が協力して、よりよい方向で課題解決ができるよう、地方も努力しなければならないものと考えております。また、改革の全体像と工程表を早期に明示することも求めておりましたが 平成16年秋に明らかにし 年内に決定する となっておりますので 税源移譲 国庫、「 、 」 、 、補助負担金改革、地方交付税改革の制度全体の具体的な姿と見通しができるだけ早い時期に示されるよう、引き続き要請してまいりたいと考えております。特に、平成16年度に大幅な削減がなされた地方交付税につきましては、引き続き「地方歳出を見直し、抑制する」とされておりますが、地方交付税は地方の固有財源であり、税源の偏在による地方公共団体間の財政力格差の是正と、一定の行政水準の維持のためには不可欠であり、その財源調整、財源保障機能が堅持されるとともに、総額が確保され、地方の実情を踏まえ、地方の財政運営に支障を来さないものとなる必要があると考えております。また、新しい財政健全化計画の見通しでありますが、三位一体の改革の全体像と工程表の明示時期が今年の秋とされましたことから、税源移譲、国庫補助負担金、地方交付税制度がどうなるのか、また本市にどのような影響があるのか、その動向を見定めた上で、収支の見通しを立て、計画を策定する必要がありますので、策定時期は秋以降にならざるをえないものと考えております。次に、焼却施設、リサイクルプラザの維持管理について何点かご質問がありましたが、初めに維持管理費の上限保証値についてでありますが、維持管理費の上限保証値を設定したのは、施設稼働後の維持管理費が、 、 。膨大な金額になった場合 自治体の財政負担が大きくなりますので これに歯止めをかけるためであります上限保証値の設定の方法は、維持管理費である電気、水道、燃料、薬剤等の用途及び使用料の確認や点検補修の内容及び費用の精査を行うとともに、7社の維持管理費を比較、検討した上で、7社の平均値、上下カットの平均、中央値をそれぞれ算出し、最終的に全国都市清掃会議から7社の維持管理費に差異がある場合は、中位の額を上限保証値として採用することが妥当であるとの指導を受けましたので、中央値を上限保証値としたものであります。次に、維持管理費がメーカー寄りの不当な価格設定にならないかということでありますが、プラントメー平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録カーに確約させた上限保証値を踏まえ、現在、運転管理体制の在り方について検討中でありますが、維持・管理を委託するに当たっては、各種用役費、点検補償費等をさらに精査し、維持管理費全体の詳細をじゅう、 、 。ぶん把握した上で 経費の積算を行うことから 適正な価格で発注することができるものと考えております次に、有事法制について幾つかお尋ねがありましたが、まず初めに、今国会に提案されております有事関連7法案等に対する考え方についてでありますが、これらは万一我が国が外国から攻撃を受けたとき、又は攻撃を受けるおそれがあるときに、国民の生命と安全を守るための法整備であると考えております。次に、有事法制化と憲法の精神でありますが、今回の有事関連7法案等は、あくまでも我が国が外国から攻撃を受けたとき、又は攻撃を受けるおそれがあるときに、国民の生命と安全を守るための法整備であり、憲法の基本である平和主義の精神は遵守されているものと考えております。次に、特定公共施設利用法案でありますが、これは先ほどお答えいたしましたが、万一我が国が外国から攻撃を受けたとき、又は受けるおそれがあるときに、国民の生命と安全を守るための法整備の一つであり、港湾施設等の利用に関し、その総合的な調整を図り、対処措置の的確かつ迅速な実施を図るためのものであると聞いております。、 、 、次に 平和希求の流れと日本の進むべき道でありますが 我が国は戦後一貫して憲法の平和主義を基本に世界の恒久平和と安全の確保のため、対話と交渉による外交を推進してきたものと認識しており、今後とも引き続き、国連などを通じた平和外交を推進していくものと考えております。次に、長崎県の小学校6年生の事件に関連して、市民道徳の基準の確立が求められているとのご意見でありますが、私もこの事件については、たいへん驚いております。私といたしましても、平和を希求する人間の育成などの基本理念は、子どもたちの成長にとってたいへんに重要なことであり、その理念が市民の意識の中で醸成され、子どもを取り巻く環境が健全なものとなっていくことが大切であると考えております。次に、有害図書の自販機に関する条例の制定でありますが、北海道青少年保護育成条例において、図書類の自販機の設置の届出が義務づけられており、また、有害図書類を自販機に収納することが禁止されております。仮に、有害図書が収納されている場合は、知事が撤去等、必要な措置を命ずることができることとな。 、 、っております 有害図書の問題が道内各市町村共通の課題となっていることから 道条例が制定されており条例には罰則の規定もあるなど、一定の強制力を有した内容となっていることから、今後とも道条例をよりどころとして、より実効性を高めるために、立入検査などによる監視体制と指導の強化に、いっそう努めてまいりたいと考えております。、 、 「 」次に 子どもの権利条例の制定でありますが 平成14年9月に庁内関係部による 子どもの権利連絡会議を開催し、その後本年1月に市の呼びかけで銭函、奥沢など五つの地区の子どもを守る会や、地域子ども会育成連絡協議会、人権擁護委員協議会、PTA連合会などの関係団体が、子どもの権利について認識を深めるための懇談会などを開催したところであります。この中では、子どもの権利尊重等についての市民の意識づくりを進めていくことが、まず重要ではないかとの意見が多く出されたことから、今後も啓発活動など、具体的な施策の展開を進めるとともに、他都市の状況を把握するなど、関係者の共通の認識と理解が得られるよう、引き続き研究を進めてまいりたいと考えております。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)
菊地議員のご質問にお答えします。平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録まず、長崎県佐世保市の事件についてですが、子どもが安心して生活する場であるはずの学校において、このような事件が発生したことは、たいへん痛ましいことであり、まことに衝撃的なことであります。心身に大きな変化の生まれる思春期は、気持ちが不安定になりがちでありますが、自立への歩みを始める大切な時期であります。学校と家庭、地域社会が協力することにより、日常生活の中で子どもたちに友人同士、さまざまな自然体験や社会体験を深める機会を与え、みずから自覚し、子ども自身が自立する心を育てていくよう努めてまいります。、 、 、次に ネットとのかかわりを含めた子どもの人間関係の在り方についてですが インターネットが普及し子どもたちにとってネット上の会話、チャットが身近な存在になりつつあります。その中で、便利さの裏に隠れた怖さについて、対応が必要であると考えます。学校のコンピュータ教室においては、ホームページを閲覧するに当たり、制限を加えるフィルタリングソフトを設けております。また、友人同士のつき合いの在り方、思いやりや励ましについて、家庭でのかかわり方が大切であると考えており、6月9日の小学校長会議で保護者への啓発について、話をいたしております。( 議長、8番」と呼ぶ者あり)「
再質問 8番 菊地葉子
何点か再質問します。医療費の助成制度の問題についてなのですが 重度障害者の自己負担導入 年金が300万円の重度障害の方、 、です。心臓疾患で毎月確実に1万2,000円の通院費がかかります。年間でいったら14万4,000円。病院の行き帰りは、交通費もかかるわけです。なおかつ、それに国保料、介護保険料の負担です。この方は、何を切り詰めるかといったら、やはり食事しかないと。でも、心臓疾患だから、ある程度栄養もつけなくてはいけない。今度の制度の見直しは、とても厳しいというふうにおっしゃっています。一人親世帯についてですが、やはり健康が一番大事だと思います。風邪を引いたとか、ちょっとした疲れのうちに受診して健康を取り戻す、そういう予防策がしっかりとられて、先行き長い健康が維持されるわけですから、10万都市の中では3都市が通院に対しても助成をしている。そういう積極的な施策の横並びに、他都市並みというふうにして切り捨てるべきではないと私は思います。今度の医療費の助成制度見直しで 通年ベースでは事業費の1億6,000万円の財政効果を上げようとしてい、るわけなのですけれども、これらの人たちが、例えば重度の方で現行助成を受けている方の70パーセントが非課税、母子についても70パーセントが非課税というそういう立場にある人たちが、この金額をこれから自分たちで払っていかなければならないということになるわけです。逆の見方をしますと、小樽市の納税義務者6万人が、この1億6,000万円、年間1人2,600円弱をみんなで協力し合えれば、この制度は維持できる金額なのです。そういう助け合いで社会保障制度が実現していって、生活の安心が保障されるのだとするならば、市の独自施策としても、最大限この制度は残すべきだと思いますが、回答いただきたいと思います。それと、週刊誌日経ビジネスに関連してです。市長は、地方税法上も、それから地方公務員法上も守秘義務違反を問われるという立場の身分でないことは確かですが、地方公務員法上の職員や、あるいは地方税法上の徴税吏員のいずれにあっても、それを管理・監督する立場にあることは間違いありません。徴税に従事する吏員を委任するその中身は、知りえた情報についても守秘義務を含めて守るという、守秘義務を含めて委任する立場にあるわけですから、職員が侵してはならない守秘義務に対しては、当然、市長の職でも守るべきだと思います。問題なのは、再三議会の中平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録では、これは守秘義務だから答えられないという立場を、一貫してきたわけなのですけれども、議会の中でも財政問題にかかわって、共産党としてもずっと聞いてきているわけです。今回、雑誌のインタビューに答えるときには、小樽市が19億円の赤字財政になった、そのことについてきちんと認識してもらいたいから、自分の判断でお話ししたというふうに言っていますけれども、同じ市の財政について、市民に負託された議場というところでいろいろやりとりしていることに関しては、守秘義務だから答えられないと言いながら、一方で雑誌のインタビューにはこういうふうに答える。それは、議会に対する背信行為ではないかということを、改めてお聞きしたいと思います。もう一つは、この雑誌の中で話されている内容にも少し立ち入って質問したいと思います。この雑誌の中で市長は、財政危機の3大要因ということで、次の3点をあげています。一つには、市長は特殊要因として位置づけていますけれども、政令保健所を有している。市立病院が二つもある。港についても小樽本港と石狩湾新港、港を二つも持っている人口10万台の都市は、全国を探してもないというふうにおっしゃっています。、 。 、 、二つ目には 市税の収入源と三位一体改革の影響 今度の改革では 差引き12億4,100万円のマイナスだと、 。 。三位一体改革をやるなら しっかりと税源移譲をしてほしい 政府に対してこういうふうに主張していますこれは、当然の意見だと私も思います。これらの要因に加えて、三つ目にバブル期のツケについても言及しています。箱物行政でふろしきを広げ。 。 、すぎた 長期的な展望の中で事業選択をしてほしかった マイカル小樽は売場面積が9万8,000平方メートルとにかく施設が大きすぎる 端から端まで500メートルぐらいあります このように述べています 市長の正。 、 。直な心情が表れているというふうに読み取れました。それであれば、なおさら石狩湾新港やマイカル小樽、これら過大な計画や無謀な事業を、国の景気対策をうのみにして推し進めてきた歴代市政やご自身の責任についても、明確に述べる必要があったのではないか、このように感じますが、この点についてはいかがでしょうか。有事法制と自治体のかかわりについて、1点だけ。1975年以来、非核証明書を提出しない外国艦船の入港を拒否している神戸方式について、国会でこの法案とのかかわりで我が党が取り上げています。有事に米軍が非核証明書なしで神戸港に入りたい場合、特定公共施設利用法案の第9条が適用される、このことは政府も認めています。こういう形で港湾の地方自治の形がい化が進められようとしている。その中でも、なおかつ憲法の精神が遵守されているというふうに市長はお考えでしょうか。子どもの権利条例についてですが、奈井江町で経験があります。確かに、条例さえつくればいいということにはならないわけなのですが、子どもの権利条約の中で、生きる権利、それから育つ権利、守られる権利だとか、参加する権利、こういった子どもの権利を保障するために、行政とそれから町民、そして子どもが協力して、こういうまちづくり、それから意識づくりを進めていくということを考えたときに、やはり条例できちんと子どもを保護していくと、そういう立場に立つところから、意識づくりのさまざまな行動が出てくるのではないかというふうに考えます。ぜひ奈井江町や、これから札幌市の上田市長は公約の中でも子ども権利条例をつくるというふうに言っていますので、具体化されてくると思うのですが、そういう前例に倣って、積極的にこの問題を考えていっていただきたいというふうに思います。以上について、お答えをお願いします。平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
再質問にお答えいたします。初めに、医療費の関係ですけれども、今、いろいろ具体例を挙げてお話になりました。確かに、いろいろな状況の方がいらっしゃると思いますけれども、そんな中で、今回の改正に当たりましては、今の市の財政状況を考えて、昨年の11月以来、話をしてまいりました。道議会の第1回定例会で制度の改正が決まりましたから、それにあわせて今回改正をさせてもらいましたけれども、市としても低所得者対策ということで、市民税非課税世帯、課税世帯と、こんなことで区分けをさせてもらって、対応しているということでございますので、ひとつご理解を願いたいと思います。それから、記事の問題ですけれども、守秘義務の関係、先ほども話しましたとおり、首長には法的な守秘義務はないわけですけれども、それで先ほど話しましたけれども、住民あるいはまた住民全体に不利益になるようなことは、やはり首長としても避けるべきだということですから、そういう精神を踏まえてやってきました。今まで答えてきました。しかし、そのときに答えてきた状況と、今回のこの19億円の赤字の状況ということで、ちょっと状況が変わってきましたので、そんなこともあったものですから、これはお話しすべきだという判断をしたわけです。ですから、当時の話とまた状況が違ったということだけ、ひとつご理解願いたいと思いますし。(発言する者あり)それから、保健所の問題とか港の問題とか病院の問題という話がありましたけれども、一つは2月の段階で国に要請に行きました。国の方は、何を見るかというと、すぐ類似団体の市と比較して見るわけです。小樽市さん、何ですか、この職員の数はと。よそのまちから比べたらすごく多いですよと、そういう話にすぐ来るのです。ですから、これは相当詳しく言っていかないと、なかなか理解してもらえないなということが。 。 、 、ありました それが率直な国に行っての感想です したがって これは一定程度詳しく話をしていかないと理解は得られないなというふうに思ったものですから、今回の取材については、一しゃ千里に私がしゃべったわけではなくて、向こうから相当突っ込んで質問があったものですから、一問一答の一問の部分は全部省いて、私が言ったことを全部記事にしたという、そういう構成になっていますから、そんなことで話したわけです。したがって、現状を話したということでございまして、ここまでに至った経緯を話したということ、 、 。だけでございまして それ以外の別に他意はないということでございますので ご理解願いたいと思いますそれから、有事法制の関係で、港湾が形がい化するのではないかというような話がありましたけれども、先ほども話しましたけれども、本来、今回の有事関連法案というのは、外国から日本が襲われたときにどうするのかという、日本自身の対応なのです。ですから、住民の生命なり、安全を守るためにどうするかということの法整備ですから、これはやはり進めていくべきものだと、私自身もそう思いますし、そんなことはぜひないことを祈っていますけれども、万が一、そういうことがあった場合には、どう住民を守るのだということでありますから、その点で私はこの有事関連法案については賛成したいと思っています。それから、子どもの権利条例の関係は、先ほども答えましたとおり、皆さん方の意見としては、まずは啓発活動をしましょうと。そして、もっと我々としても勉強しましょうと。その上でみんながこれはやはり権利条例をつくるべきだという話になった段階で、では、やりましょうかということですので、それはご理解平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録をお願いします。( 議長、8番」と呼ぶ者あり)「
再質問 8番 菊地葉子
医療費の問題、その他については、これからの予算特別委員会、常任委員会の中でも再度質問していきたいと思います。一つだけ、日経ビジネスの件でお伺いします。市長は、19億円という赤字財政をとらざるをえなかったという特殊事情があったというふうにおっしゃっていますけれども、市の財政問題については、赤字再建団体に転がり込むのではないか、そこまでひっ迫し、 、 、 。ているのだということを 再三 そういうところについて 広報とかで市民にも言ってきているわけですねそういう財政問題について、しっかり論議しなければいけない、やらなければならない議会の場で、守秘義務を貫き通してきたその態度とはころっと姿勢を変えた。それは、本来なら口外できないことでも、ここまでひっ迫した市の財政問題にかかわることは、あえて背信行為であっても話そうという、そういうふうに姿勢を転換された、そういうふうにとらえてよろしいのでしょうか。もし、そうだとしたならば、今後財政問題にかかわる質問については、包み隠さずこの議会の場でもご答弁いただくというふうに解釈してよろしいのかということについて、聞きたいと思います。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
小樽は、観光地ということで全国的に知名度が上がっているという中でこの19億円の赤字予算を組んだということで、また注目を浴びたのです。それで、そういう小樽がどうしてこうなったのだという非常にいろいろな人が関心を持っていると。興味を持ったというのですか、注目をしたという、そういう状況の中で、取材に来たわけです。それで、事細かに話をしないとなかなか理解をしてもらえない。特に日経ビジネスは経済記者ですから、普通の役所回りの記者と違うものですから、かなり突っ込んで説明しないと理解してもらえないと。( 市政記者クラブ、何か言えよ」と呼ぶ者あり。発言する者多し)「そういう状況の中で話をしたということでございます。それから、態度を変えたとかということですけれども、先ほども言いましたとおり、市長としての一定の制約はあるというふうに言っていますから、それで従来から守秘義務はあるだろうというふうにお答えしてきました。ただ、状況が北野議員から委員会等で質問があったときと、もう2年半ぐらい前ですから、そういう状況の変化というのがあるわけです。ですから、私もこれからそういった状況の変化等を見ながら、ケース・バイ・ケースでお話しできるものはしていく、できないものはできないと、それははっきりしていきたいというふうに思います。( 委員会でなくて本会議だよ」と呼ぶ者あり)「