みんなの議会

壮瞥町議会 令和8年第2回定例会 2026年6月11日

子ども・子育て支援金による住民負担増の問題と子供政策の適正化について

2026年6月11日、壮瞥町議会の一般質問で、湯浅祥治議員が「子ども・子育て支援金による住民負担増の問題と子供政策の適正化について」質問し、町長 田鍋敏也、住民福祉課長 上名正樹が答弁しました。

質問者
湯浅祥治 議員
答弁者
町長 田鍋敏也、住民福祉課長 上名正樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 6番 湯浅祥治

私から町政に対する質問を2問させていただきます。まず、質問事項、子ども・子育て支援金による住民負担増の問題と子供政策の適正化について。2026 年4月より子ども・子育て支援金の徴収が始まりました。この制度は、公的医療保険に上乗せして徴収される新たな負担制度であり、児童手当の拡充などの財源に充てられるとされていますことから、いわゆる独身税ではないかとの批判も出ております。問題なのは、言葉ではなく制度の仕組みです。つまり給付は主として子育て世帯に集中する一方で、負担は独身者や若年層、中間層にも広く課され、そのことに不公平感を抱く住民が少なからずいるということでもあります。特に現在は、物価高や社会保険料負担の増加によって若い世代の生活は厳しさを増しています。少子化についても、結婚減が先にあり、その結果として出生減が起きている。少子化の本質は、第1子出生率の低下であるとの分析があります。にもかかわらず、少子化対策として社会保険料に上乗せしてさらなる負担を押しつけ、取って配るを拡大し続けることが本当に問題がないのか、私は強い疑問を持っております。少子化対策予算は 30 年以上拡大され続けましたが、出生率は 1994 年の 123.8 万人から 2024 年には 68.6 万人へ減少し、出生率も 1.50 から 1.15 へ低下しました。この状況を見ると、これまで成果が上がっていない少子化対策を抜本的に見直し、結婚や子育てをしやすい経済環境そのものをつくることが必要であると思われます。また、税金や社会保険料を集めれば集めるほど末端では申請、条件、対象区分など複雑で不自由な制度が増え、無駄な人員や費用が必要となり、行政サービスの効率が悪くなります。だからこそ、まくだけのお金なら最初から取るなという視点も重要ではないでしょうか。私は、小さな政府、安い税金、つまり国民から税金等を必要以上に取らず、本当に必要な施策に重点化する政治こそが結果として若い世代を支える道ではないかと考えております。そこで、以下について質問させていただきます。1、国民健康保険等の公的医療保険に上乗せして徴収される子ども・子育て支援金について、制度の概要と被保険者の負担増はどの程度となるのか。2、独身税とも言われる本制度は、新たな不公平感を生むなど、制度として問題があり、物価高騰が家計を直撃しており、さらに住民負担を強いる本制度について本町として住民への説明、意見聴取を行い、さらに国に制度の再考を促すべきと考えるが、どうか。3点目、本町では子ども・子育て関連事業は主としてどのような成果を目的として実施し、政策の適正化と財政健全化を進めるために事業の見直しや廃止を行っているのか。また、これまでに事業の廃止、削減等を行った実績はあるか。それでは、質問の2点目です。(仮称)壮瞥・伊達風力発電事業の再エネ施設のルール整備について。再生可能エネルギー設備は、単なる発電設備ではありません。太陽光発電設備や陸上風力発電設備は、設置場所によっては森林伐採、切土、盛土、搬入道路整備、排水処理等、大規模な土地改編を伴います。つまり再エネ設備は、地域の景観、防災、水源、農地、観光、住民生活等に長期間影響を与え得る大変重要な問題でもあると考えます。近年、全国各地で再生可能エネルギー設備をめぐる様々な課題が指摘されています。例えば山林伐採に伴う土砂災害リスク、豪雨時の排水問題、景観悪化、住民説明不足など様々な問題が指摘されております。再生可能エネルギー設備は、一度設置されれば 20 年、30 年単位で地域に存在します。したがって、設置時だけの問題ではなく、維持管理はどうするのか、事業者が替わった場合誰が責任を負うのか、老朽化した設備はどう撤去するのか、原状回復はどこまで行うのかなど、こうした事後責任まで含めて考える必要があります。特に今後予定されている壮瞥・伊達風力発電事業については、町が国のエネルギー政策を決定する立場にないとしても、実際に設備が設置され、長期間にわたり地域住民が影響を受ける以上、本町として本当に地域として受け入れるべき事業なのか、地域負担に見合うものなのかという視点を持つことは重要ではないでしょうか。重要なのは、再生可能エネルギーだから無条件に推進するという単純な議論ではなく、地域としてどこにどのような設備を設置し、どのような責任を求めるのかという地域ルールを明確にすることだと考えます。以上を踏まえ、以下の点について伺います。1点目、町として壮瞥・伊達風力発電事業に係る計画段階環境配慮書について本町として事業者にどのような意見を提出したのか。また、今後の環境影響評価手続において自然環境、景観、防災、観光、住民生活等の観点からどのように事業者との協議、調整を行っていく考えか。2点目、3月 17 日に地域住民への説明会が行われましたが、本事業は一部地域に限らず町全体に関わる問題でもあり、全町民を対象とした説明会の開催を事業者に求めるべきと考えるが、町の見解を伺う。3、風力発電事業については、将来的な事業撤退や事業者変更等により設備撤去や土地の原状回復が不十分となる懸念も指摘されている。町としてこうしたリスクに対し、どのように実効性を担保し、地域負担を防いでいく考えか。どうかよろしくお願いいたします。

答弁 町長 田鍋敏也

6番、湯浅議員のご質問にご答弁を申し上げます。まず、1つ目の1点目の子ども・子育て支援金制度の概要と被保険者の負担についてですが、本制度は国が進めるこども未来戦略加速化プランの一環として創設されたものであり、令和8年度から公的医療保険制度を通じて段階的に徴収されることとなっております。徴収された支援金は、児童手当の拡充、妊娠、出産、子育て支援の充実、働き方改革に伴う支援施策など、少子化対策の財源として活用されるものと承知をしております。また、被保険者の負担額につきましては、加入する医療保険制度や所得水準により異なりますが、国が示す試算では段階的に導入され、最終年度の令和10 年度以降の平均では月額数百円から 1,000 円程度、所得に応じた負担が求められるものとなっております。町としましては、負担の詳細や住民への影響について情報収集に努め、必要な周知を行ってまいります。2点目の本制度に対する課題認識と住民への説明、国への働きかけについてですが、議員ご指摘のとおり、この支援金制度は負担と給付のバランスをめぐり様々な議論や不公平感を指摘する声があることは承知しておりますが、この制度は国が法律に基づき全国一律で実施するものであり、制度の目的や使途、負担の必要性について国が丁寧に説明責任を果たすべきものと考えております。町としましても、広報やホームページ等を通じて町民の皆様に分かりやすく丁寧な情報提供に努めてまいります。新たな制度の導入に当たっては、住民の皆様の理解と納得が不可欠であり、町としましては寄せられる声をしっかり受け止め、必要に応じて全国町村会や北海道町村会などを通じて国に対し要望を行ってまいりたいと考えております。次に、3点目についてですが、本町の子ども・子育て関連事業は主として子育て世帯の経済的負担の軽減、保護者の安心感の向上、そして若い世代に選ばれるまちづくりによる移住、定住の促進を目的として実施しているものであります。本町では、限られた財源の中で持続可能な行政運営を行うため、子ども・子育て関連施策に限らず、全ての事業についてその必要性や効果、社会情勢の変化等に応じて継続的に検証し、必要な支援を維持しながら、より効果的、効率的な施策となるよう、事業内容の改善や重点化、制度の見直しを行っております。町としては、単に財政支援を拡充するだけではなく、若い世代が将来に希望を持ち、安心して結婚、出産、子育てができる社会環境づくりが何より重要であると考えております。今後も住民負担への配慮を十分に行いながら、安心して子供を産み育てることができる環境づくりを進め、誰もが安心して暮らせるまちづくりに取り組んでまいりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。次に、2つ目の質問事項、風力発電事業についてですが、1点目の計画段階環境配慮書に対する町の意見につきましては、北海道から町に対して環境保全の見地から意見を求められておりましたので、景観への影響、自然環境への影響、生活環境への影響、農業への影響、地域施設への配慮、地域特性を踏まえた安全対策、工事及び土砂対策、撤去及び原状回復、地域説明及び合意形成、累積的影響、脱炭素効果の 11 項目を挙げ、事業者が十分な調査と丁寧な説明を行い、慎重に検討することを求める意見を北海道に提出したところであります。北海道では、関係市町の意見を勘案し、北海道として意見を事業者に提出することになります。今後の環境影響評価手続における事業者との協議、調整につきましては、方法書や準備書の段階において北海道を通じて町の意見を提出するのはもちろんのこと、日頃から事業者に進捗状況の報告を求め、懸念される事項があるときは事業者に直接意見を申し述べてまいります。2点目の全町民を対象とした説明会の開催につきましては、環境影響評価法では配慮書の次の段階となる環境調査や予測、評価の方法をまとめた方法書の縦覧期間内に説明会の開催が義務づけられており、この説明会は町民の皆様を含め、広く誰でも参加できる説明会になっております。町としましては、事業者による町民の皆様への積極的な情報提供や丁寧な説明が必要であると考えており、方法書段階の説明会の開催を待たずに必要に応じて全町民を対象とした説明会の開催について事業者と調整してまいります。3点目の将来的な事業撤退や事業者変更等により設備の撤去や土地の原状回復が不十分となる懸念につきましては、町としましても現実的な課題として真剣に受け止めているところであり、配慮書に対する町の意見としても提出しておりますが、今後の環境影響評価手続を通じて事業者に対して意見を提出するなど、実効性を担保するための措置や地域負担が生じないよう取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げ、ご答弁といたします。

議員の質問 6番 湯浅祥治

ご答弁ありがとうございました。まず、1点目なのですけれども、子ども・子育て支援金についての再質問をさせていただきたいと思います。住民負担の質問を1点目にしたのですけれども、答弁では国の一般的な試算のみが示されておりました。しかし、本町の住民にとって重要なのは全国平均ではなくて自分たちの負担です。本町の国民健康保険加入者について総額で年間どの程度の負担増となる見込みか、被保険者1人当たりではどの程度か、把握しているのであればお示しください。また、所得によって異なるところではございますけれども、例えば年収 200 万円、400 万円、600 万円程度の世帯ではどの程度の負担になるのかお知らせいただきたいと思います。

答弁 住民福祉課長 上名正樹

ご答弁申し上げます。子ども・子育て支援金の負担につきましてですが、当町におきましては国民健康保険の保険者ということで試算しておりまして、令和8年4月の広報にも載せておりますが、国民健康保険世帯の負担額は所得割、均等割、平等割、それから 18 歳以上平等割という項目でそれぞれ積算しまして徴収することになります。そして、具体的な 200 万円、400 万円、600 万円という試算はしておりませんけれども、2月 27 日に開催されました全員協議会では、夫の収入が 350 万、妻の収入が100 万円、そして 18 歳以下のお子さんが2人の4人世帯で月額 740 円、年額 8,884円、それから収入が 250 万円の単身世帯では月額が 475 円、年額で 5,696 円、それから夫が年金収入 80 万円、妻も年金収入 80 万円の 70 から 74 歳の夫婦2人世帯で月額80 円、年額 960 円という試算をお示ししたところでございますので、それ以上についてはちょっと今のところは数字は持っておりません。以上です。

議員の質問 6番 湯浅祥治

答弁ありがとうございます。今ご答弁いただきましたけれども、1人当たり増えていくというのはあると思いますし、広報でも確かに載っていたとは思うのですけれども、やはり具体的に各総収入額によっての試算もぜひ載せていただければいいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。それでは、次の質問にまた移らせていただきます。先ほど2点目として住民説明と国への要望についての質問もさせていただいたのですけれども、国保及び後期高齢者医療保険加入者を対象とした住民説明会や意見徴収の場を設ける考えはございますか。よろしくお願いいたします。

答弁 住民福祉課長 上名正樹

ご答弁申し上げます。住民説明会の関係ですけれども、先ほど町長からの答弁でもありましたが、この制度は国が法律に基づいて全国一律で実施するもので、制度の目的や使途、負担の必要性については国が丁寧に説明責任を果たすべきものであると考えておりますし、あとは国のほかに各保険者、社会保険ですとか、それぞれ、町であれば国民健康保険ですけれども、その保険者によっては負担額の積算が違いますので、町全体としての説明会を開催するという考えはございません。以上です。

議員の質問 6番 湯浅祥治

先ほど答弁もございましたけれども、国の制度だから、国が説明責任を負うというお考えも確かにあるかと思うのですけれども、やはり住民としてはそういう、私たちがそういう説明を受けるべき立場にあると思うので、国の制度とはいっても分かりやすく町民の方に説明をすべきと思っておりますので、その辺をよろしくお願いいたします。その次、また再質問させていただきます。先ほども必要に応じてとのことでありました。具体的にどのような意見や要望が寄せられた場合に町として国への要望を検討するのか。いかがでしょうか、お願いしたします。

答弁 住民福祉課長 上名正樹

ご答弁申し上げます。国に対しての要望について必要に応じて行っていきたいということで町長のほうから答弁させていただきましたが、町としましてはまずは制度内容を十分に把握して住民への影響を見極めることが重要かなと思っておりまして、その上で住民からの声が上がってきた場合に本当にそういった改善を求めるべき事項があるのかというのを検証して、近隣市町、北海道であったり、町村会などの関係団体と話し合う中で国への要望が必要であれば要望していきたいというふうに考えております。以上です。

議員の質問 6番 湯浅祥治

必要であれば北海道町村会を通して要望と言及されておりましたけれども、一方では町として独自に国へ意見や要望を提出することも制度上は可能と思われます。本町として独自に国へ意見や要望を提出する考えはございますか。

答弁 住民福祉課長 上名正樹

ご答弁申し上げます。現時点では考えはございません。

議員の質問 6番 湯浅祥治

要望については、先ほども申し上げましたけれども、直接国にも言うことができると思いますので、その辺も検討していただければ幸いだと思います。続きまして、3番目の質問で子育て支援の適正化ということで質問をさせてもらったのですけれども、先ほど経済的負担軽減や安心感向上と答弁されておりました。では、それらをどのような指標で測定しているのでしょうか。例えば出生率、合計特殊出生率、転入世帯数、子育て世帯の定住率、利用者満足度などの具体的な成果指標を設定しているのか伺います。

答弁 住民福祉課長 上名正樹

ご答弁申し上げます。成果指標についてでございますけれども、行政評価、政策評価のほうで目標は設定しておりまして、合計特殊出生率なんかについても目標を挙げておりまして 1.40 という数字を挙げておりますが、そこには目標は達成しておりませんけれども、出生率ですとか、移住してきた人数ですとか、そういった個別のことではなくて、各種子育てに関する相談件数がどのような推移をしているのかですとか、そういった形で総合的に判断していきたいなと思っておりますし、政策評価の中では重要事業評価指標、KPIということで子供を産み育てやすい環境だと感じる子育て世代の住民の割合ということでこれを目標に掲げておりまして、総合戦略にものせておりますけれども、こういった形での数字を検証していきながら子育てがしやすい若い世代に選ばれるまちづくりを進めていきたいというふうに考えております。

議員の質問 6番 湯浅祥治

もう一点、ちょっとお話を聞きたいのですけれども、継続的に見直しを行っているとのことでしたけれども、過去5年間で子ども・子育て関連事業についてお伺いしたいと思います。その中で廃止した事業はあるのか、縮小した事業もあるか、そのほか補助額を減額した事業は何件あったのでしょうか、具体的な事業名と理由を伺いたいと思います。

答弁 住民福祉課長 上名正樹

ご答弁申し上げます。過去5年間で子育て支援策で廃止、縮小などした事業はございません。

議員の質問 6番 湯浅祥治

5年間で廃止した事業はないということで、ずっと継続的に事業をされているということでございますけれども、また再質問させていただくのですけれども、子ども・子育て支援事業は年々拡大しているのですけれども、一方で出生数、先ほど 1.4 が一応目標ということで、達成はできていないというお話も聞きましたけれども、全国的に出生率低下をしています。本町でも各事業について費用対効果の検証をどのように行っているのでしょうか。例えば第1子が生まれたら 50 万とか祝金をあげるという話もありましたけれども、検証している事業はありますか、お伺いします。

答弁 住民福祉課長 上名正樹

ご答弁申し上げます。費用対効果について検証している事業はあるかというご質問だったと思いますけれども、子育て支援事業に限らず、町で実施している事業につきましては、費用対効果を含め、いろいろな観点から効果については予算要求ですとか、あとは予算査定の中で理事者も含めた中で検証はしているというふうに認識しております。

議員の質問 6番 湯浅祥治

費用対効果は、私前にもお話をしたことが、一般質問でも質問はしたことありますけれども、事務事業評価という、そういう方法もございます。これもやはり大切に町民の方にお知らせする内容ではないかなとは思います。ただ、その費用対効果を町のほうでも具体的には話し合ったということでしょうけれども、それに対する実際の評価を町民に分かりやすく出すものがやはり事務事業評価でもあるのかなと思って、ぜひ検討していただきたいなと思って前回も2度ほど一般質問をさせてもらっているのですけれども、町民に分かりやすく、やっていることが本当に明確に出てくるのではないかなと思うので、ぜひこれも検討していただきなと思っております。それで、先ほど経済的負担、安心向上という答弁もございましたけれども、一方で住民の中で、新たな事業や給付を増やすのではなく減税などによって手取りを増やしてほしいという声もあります。本町としてそのような声にも向き合う必要があると考えますが、いかがでしょうか。よろしくお願いします。

答弁 町長 田鍋敏也

私から、政策全般に関わることなので、ご答弁を申し上げたいと思っておりますが、政策評価につきましてはさきに定例会等で一般質問をいただいたときにご答弁を申し上げた記憶もありますけれども、本町では平成8年度から外部委員会を設置して行政改革を進めていると、平成 13 年度からは全事務事業を対象に政策評価を行い、平成 27 年度から重点事業を中心に政策評価を行い、行政評価を行い、その結果については、小さい字になって申し訳ないのですけれども、毎年広報で周知をさせていただいているところであります。町では、平成 28 年度以降収支不均衡になり、令和元年度以降は財政収支の改善なくして町の将来展望は開けないという危機感の下、予算編成や査定、執行の各段階で歳入の確実な確保と歳出の削減に努めてまいりました。その結果として令和2年度から基金保有額は増加に転じ、令和5年度決算までは実質単年度収支が3年連続で黒字となるなど一定の成果があったものと認識をしております。こうした収支改善の成果を踏まえて、本町では令和3年度以降、条例の制定も行い、それに基づいて町独自の子育て支援策として医療費の高校生までの無償化拡充、子育て応援祝金の創設、そして拡充、さらにはハード的なものとして子育て支援の一環として考えてもいいのかなと思っておりますけれども、望ましい教育環境づくりということで中学校の整備ですとか空調、エアコンの設置も保育所等にいち早く行うなど、子育て環境、教育環境の充実に努めて取り組んでいるところであります。ご質問の見直し、廃止については、出産祝金の拡充という見直しは行っておりますけれども、近年国全体として少子化は一丁目一番地の政策であるということですとか、国全体として子育て支援を充実する方向にあることから、町独自の広子ども・子育て事業で廃止したものはないと、先ほど担当課長が申し上げたとおりであります。今後も予算編成や事務事業評価の中で事業の効果や財政状況を十分に精査するとともに、議員の皆さんとの意見交換を含めて踏まえながら、したほうがいいということであれば必要な見直しについて検討してまいりたいと、このように考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げたいと思います。また、減税という視点もありますけれども、国全体で考えていただく問題なのかなというふうに思っているところでもあり、町の町民税を減税するですとか固定資産税を減税するということについては、直ちにそのような政策を展開する場面ではないのかなと、このように思っているということを申し添えて答弁といたします。

議員の質問 6番 湯浅祥治

ご答弁ありがとうございます。確かに壮瞥町の子育て支援政策、事業については充実されているという話は聞いております。本当にその点はすごく評価はしているわけですけれども、先ほど最初に申し述べましたけれども、今の少子高齢化についてはやはり 30 年その結果が出ていないと、その原因は何かといったら、結婚がされていかないとか、結婚がどんどん遅くなっていく、または若者世代の負担が増えていってだんだん経済的に苦しくなっていく状況もある。また、最近ではまた物価高が追い打ちをかけている。こういう状況もございます。その中で今必要な政策は、確かに支援ばかりに目がいくわけですけれども、そうではなくて、若者世代、ほかの世代もそうですけれども、所得を増やす。だから、そのためには、今申し上げましたけれども、社会保険料、国民健康保険料どんどん、どんどん値上げされていて、また税金もどんどん上がっているということは、私たちの使うお金がどんどん減っているということでございます。そうならないようなためにいろんな事業の見直しをしながらやっていかなければならいないのではないかな、それがやはり一番大きな問題になるのではないのか。確かに国のようにたくさんいろんなあれをあげるというのもいいのかもしれないけれども、それではなくて、それでいったら結果的には成果が出ていないわけです。30 年下がり続けているってさっきも述べましたけれども、本当にそうい状況が続いているのです。だから、これならば、私たちがやるのはいろんな無駄な事業を見直ししながら、それにはやはり事務事業評価も使っていくとか、できれば町民の負担を減らしていく、こういうやり方が必要ではないのですか。前に品川区の区長さんの公約の話もさせもらったのですけれども、確かにその方は1年間で 23 億円でしたか、それの節約をしたということができるのです。でも、やろうとすれば、今は本当に限られた予算の中でいかに費用対効果、無駄なものは削っていく、そういうやり方をしていって、小さな政府って言いますけれども、行政がなるべく手をかけないで、そして小さな政府をして、そして安い税金にしていくというのがすごく大事で、それがやはり子育て世帯も含めて若者世代も含めて支援になるのではないかなというふうに思います。最後にそれについて町長に再度ご質問して、この質問を終わりたいと思います。

答弁 町長 田鍋敏也

ご答弁を申し上げます。少子化対策などをめぐって負担と給付、そして費用対効果の面も含めてどういう認識かというご質問だったと思いますので、ご答弁を申し上げたいと思います。まず、少子化対策について必要なのは何といっても安心して結婚、出産、子育て、最初の答弁で申し上げましたとおり子育てができるということが大事であって、若者世代が将来の展望と家庭を持つことに明るい展望が持てると、こういった社会環境づくりが大切であると、このように思っているところであります。現在はなかなかそうなっていないということで少子化に歯止めがかからないということになっておりまして、湯浅議員も我々の世代とやっぱり社会経済の構造が違っていると、将来に対する何らかの不安があって家庭を持つことにちゅうちょする若者世代が増えているのではないかと、このように思っておりまして、一部には政治の責任であるという声もあるというように承知をしております。本町では、財源の確保だとか給付の考え方についてですけれども、先ほどの答弁と重なりますけれども、行政改革をいち早く進め、政策評価を取り入れたところであり、取組をしてきましたけれども、平成 28 年度から収支不均衡に陥ったということもあって令和元年度以降につきましては危機感を共有し、予算の編成、査定、執行の各段階で歳入の確実な確保と歳出の節減に努めて、ようやく収支改善の成果が出てきて、本町では令和3年度以降、町独自の子育て支援や政策全般について独自の政策を、若干ではありますけれども、展開できるような環境となったというふうに思っております。こうした状況ですので、町独自で負担を軽くしていくということについてはなかなか難しい現状かなという認識を持っております。何といっても産業の振興、子育て支援、老後も安心、火山との共生などといった総合的な政策を推進するには健全な財政運営が必要であり、これ以上給付を軽くしていくということについてはなかなか難しい現状があるのかなと思っているということはご理解いただければと思っております。今後は、国の政治、政策を注視しながら町独自の政策というものがいかにあるべきかということを考えていきたいと思っておりますし、今後も予算編成や事務事業評価の中で事業の効果や財政状況を十分に精査するとともに、議員の皆様とこうした機会を通じて、予算委員会、決算委員会などを通じて意見を交わしながらよりよい施策に結びつけていきたいと、このように思っておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げましてご答弁とさせていただきます。

議員の質問 6番 湯浅祥治

町長、答弁ありがとうございます。何度も申し上げて申し訳ないのですけれども、壮瞥町は本当に優しい町と言われます。ほかの方から見ても壮瞥町は本当にすごいねって言っている方も結構いらっしゃいますし、そのやっているあれを否定するわけではございません。そういう優しさを否定しているわけではございません。ただ、これから予算が限られた中でやっていかなければならない時代です。国にばかりそういう交付金とかをいただけないこともあるかもしれないし、そういう場合何を基準としてやるのかとなれば、やはり事務事業評価とか、その中でPDCAサイクルってすごく重要な4つの道がございますし、この4つの道、皆さんご存じだと思うのですけれども、本当に愛があって、その計画を実行して、それをチェックして、反省をして、そこにまた改善をして実行する。このサイクルをPDCAでやるということがすごく重要になって、本当にその事業が生かされているだろうかというのを常々理事者、町側も検証する必要があるのではないかなと思うのです。私たちがそれをチェックする立場にもあるわけですけれども、町としてもそれだけ大きな事業をたくさんやっている中で大変かもしれませんけれども、そういうのは。でも、チェックをする中に改善、トヨタでいう改善、これをやっていったら、本当にその事業が必要なのかどうかを見極めていかないと無駄になっていく。最初に申し上げたように 30年間どんどん、どんどん膨らんできて、そういうふうにやってはいるのです。それが効果がないという現状が今現実にあるわけですから、本当に少子化って何なのということだと思うのです。そこのところにもう一回、若者が結婚できない環境にいるから、もっと所得を増やしてあげようとか、そういう考えで経済環境に特化するとか、そういう政策に重点を置くとか、全部が全部やるわけではなくて、そういうふうにして効果的なものに合わせていくような施策、それをぜひ今後も展開していただければいいかなと思います。本当によろしくまたお願いいたします。

出典:壮瞥町議会 令和8年第2回定例会 2026年6月11日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる