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中頓別町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月14日

さきに通告いたしました2点の項目につきまして

2018年6月14日、中頓別町議会の一般質問で、細谷久雄議員が「さきに通告いたしました2点の項目につきまして」について質問し、町長 小林生吉、総務課長 小林嘉仁が答弁しました。

質問者
細谷久雄 議員
答弁者
町長 小林生吉、総務課長 小林嘉仁

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 細谷久雄

皆さん、おはようございます。受け付け番号1番、議席番号5番、細谷でございます。それでは、議長のお許しをいただきましたので、平成30年第2回定例会に当たり、さきに通告いたしました2点の項目につきまして質問させていただきます。それでは、1点目の質問の高齢者ドライバーの安全対策についてお伺いをいたします。近年交通死亡事故全体の件数は減ってきているが、高齢化社会に伴い、高齢者ドライバーによる重大事故の割合はふえ続けています。その内容の多くは人命にかかわるものが多く、事故を未然に防止するための取り組みが早急に必要と考えます。そこで、本町における高齢者ドライバーに対する事故防止対策は実施されているのかお伺いをいたします。

答弁 町長 小林生吉

高齢者ドライバーの安全対策についてご質問にお答えしたいと思います。高齢者ドライバーの事故の特徴としては、発見のおくれが70%、判断の誤り等が9%、操作の誤り5%、調査不能16%という調査結果があります。また、事故を回避する自信についても運転経験が長くなるにつれて高くなり、20代では17%であるものが75歳以上では52%となっています。これらの自信は、危険な事故につながっていると言われています。高齢者ドライバーに対する事故防止策としては、ご自身の運転技術に衰えがないか自己確認や家族等の意見を聞き、衰えが見られたら免許証の自主返納を行うことが重要であります。しかし、当町においては自動車の運転ができなければ不便である地区に居住されている方もおり、免許証を自主返納しても今までと変わらない生活水準を保つ環境を整える必要があります。中頓別町立自動車学校では高齢者教習を実施しており、任意でも受け付けを行っておりますので、ご自身の運転技術を確認できる体制は整っております。また、ご自身では自覚がない場合であっても、周りが見ていて危険な運転をされる方もいらっしゃいます。保健福祉課を主体に病院、福祉施設、社会福祉協議会、消防支署等で組織されている地域ケア会議の中で高齢者個々における自動車の運転状況についても協議がされており、事故等の可能性が高いと判断される場合には家族やご本人の相談に応じる形で保健師が個別に相談を受けているところです。また、医師の診断を要する場合でも、当町病院長がかかりつけ医、認知症サポート医として免許の更新時診断に際してアドバイスをしており、期限を決めて自主返納を促している方もいると聞いているところです。現時点では医療、福祉の連携で事故防止対策を進めてきているところです。自主返納後の対策としましては、従来の年間48枚配付のタクシーチケットや病院送迎車の利用、またライドシェアの活用が有効と考えており、これらの福祉サービスや地域間交通の充実で補っていきたいというふうに考えております。

再質問 5番 細谷久雄

それでは、ただいまのご答弁を伺いまして再質問させていただきます。ここ数年で高齢者ドライバーによる交通事故や危険運転が相次いでいます。警察庁によると、全国の交通事故の総件数が年々減少している一方で、65歳以上の高齢者ドライバーによる事故の割合が増加の一途をたどっております。平成27年に発生した事故3万7,184件のうち、およそ5分の1が高齢者運転者の事故で、今後超高齢化社会が訪れるに当たり、高齢者ドライバー問題の具体的な対応が求められていると思います。北海道の交通事故死者数は、平成2年に715人のピークを迎え、その後減少に転じ、平成17年には死者数が302人となり、13年ぶりに都道府県別交通事故死ワースト1位を返上しました。北海道でも交通事故死者数は減少傾向が続いているが、年齢層別人口10万人当たりの事故死者数では高年齢になるに従って著しく増加しており、特に80歳以上の高齢者において北海道は全国の約1.6倍に当たっております。また、2017年3月12日から施行の改正道路交通法では、75歳以上の運転者が認知機能が低下したときに行われやすい一定の違反行為をした場合、認知症のおそれありとされていなくても更新時に臨時認知機能検査を受けることが義務づけられました。この検査で認知症のおそれがあると判断されると、医師の診断を受け、認知症とされた場合は運転免許証の取り消し、または停止処分となりました。認知症の患者が2025年には700万人を超えると推計される中で、町として高齢者ドライバーの事故防止に向けた環境を整えることが重要であると思い、3点ほど再質問させていただきます。1番目、中頓別町として65歳以上の自動車免許保持者数は何人ぐらいおられるのか。また、全免許所持者の何%くらいに当たるのか。さらに、近年高齢者ドライバーによる交通事故の現状はどうなのか伺います。2つ目、高齢者ドライバーによる事故を減らすための取り組みの一つに運転免許証の自主返納がありますが、自動車の運転が困難になった方や運転に不安がある方にご自身の判断で運転免許証を返納していただくことは交通事故防止の観点からとても重要でありますが、残念なことに現状では運転免許証返納は大変厳しいものがあると私は思います。また、家族としては心配で再三運転をしないように忠告しても、本人は体が動くうちは車の運転をやめることができないというのが現状だと思います。そこで、高齢者ドライバーの心情に配慮しつつ、交通事故を起こす前に運転免許証の返納の決断ができるような環境づくり、返納支援制度など、今後訪れる超高齢化社会になる前に必要ではないかと私は考えますが、町長の見解と対策があれば、お伺いいたします。3番目といたしまして、現在全国で運転免許証の返納が進んでいるのは公共交通機関の発達している都市部であり、過疎地を多く抱える地域では進んでいないのが現状だと思います。自動車がなければ買い物や病院の通院といった生活に支障を来すため、やむを得ず免許が返納できないといったドライバーも少なくないのではないでしょうか。タクシーチケットや病院送迎車の利用、ライドシェアの活用も必要ですが、長期的には高齢者が車がなくても生活できるような地域の創生も必要ではないでしょうか。地方創生を進めていくために、公共交通機関の充実も含めた買い物難民や交通難民といった課題を関係機関の中で論議し合うことも必要なことだし、行政だけでなく、地域の助け合いや民間企業も含めて総合的な移動手段の確保が必要であると考えます。また、町長は平成30年度執行方針で、町民の生活の足をしっかり確保し、安心して生活できるための対策をまとめていかなければならないと述べました。そのことを踏まえ、町長の考え方をお伺いいたしたいと思います。

答弁 総務課長 小林嘉仁(総務課長は2022年3月まで)

大変申しわけございません。一番最初にありました65歳以上の免許取得者については、今のところ把握はしてございません。それから、交通事故の状況ですが、今のところ高齢者の方の部分で大きな事故、中頓別町については大きな事故というものは今のところございませんけれども、中頓別町で最後に亡くなった方は多分浜頓別町の方だと思いましたけれども、この方に関しては高齢者で、病気で路外に逸脱してご夫婦で亡くなられたというのがたしか最後だったのではないかなというふうに思っております。それから、返納の部分についてなのですが、これは本当に正式に返納かどうかというところはちょっとわかりませんが、都道府県別運転経歴証明書交付件数ということで確認しましたところ、意外と旭川方面本部のほうでは65歳以上が95.1と全国平均とほぼ同じぐらいと。実は、高齢者になるほど警察庁、東京圏ですね、のほうが逆に少なくなってきているという実情があるようです。これにつきましては、東京圏につきましては免許証を返納しなくて持っていても基本的に交通機関を頼っているというところが見られるのではないかなと。こちらのほうとしましては、基本的に車を所持していて運転していると、それが危険だということで返納していっているというふうな感じだと思います。最初の回答のほうでもお話ししていましたとおり、今実質的な部分で高齢者のドライバーの危険性という部分については、住民の皆様のほうからの連絡が入った場合につきましては地域ケア会議という場で話をさせていただきまして、基本的には危険性がある者に関しては指導していこうというふうな形をとらせていただいていることと、それからこれが一番大きいかなというふうに思っているのですけれども、病院の院長のほうで、非常に危険な状態になっているということで、これについては期間を決めてと、3年あるいは5年ということではなくて、6カ月、1年後ぐらいに返納することを考えなさいということで既に支援をいただいていると。特に認知症の部分につきましては、うちの院長のほうで基本的にサポートしていただいているということもありまして、そういった面についても協力していただいているというところでございます。

答弁 町長 小林生吉

高齢者の方が免許を返納しても、要するに車に乗らなくても生活できる環境をという意味で2点目と3点目のご質問はつながっているのかなというふうに思います。十分ではないかもしれませんけれども、高齢期に入って車に乗らなくなった、手放した段階で市街地のほうへ住居を移せる方については移すことを勧めたりというようなこともしてはいます。ただ、やはり自分たちが住んできたところで最後まで、できるだけ長く住みたいという思いもあって、その中で先ほど説明していましたようにタクシー、バスあるいはライドシェアと、そういったものも不可欠な資源になるのかなというふうに思います。免許を返納したらという意味で、それに対する支援制度、今言ったような仕組みがあることもその中の一番大きな部分だというふうには思っていますけれども、さらに返納しても安心して暮らせるということをしっかり高齢者の方にメッセージとして伝えられるような、そんな仕組みも考えていかなければならないかなというふうに思います。それと、最後のところにあった総合的な交通の仕組みということにつきましては、今シェアリングエコノミーというか、ライドシェア事業を核にしながら、交通の実態把握、既存の交通資源を含めた最適な交通環境をどうするかということにおいて3年目の実証実験とあわせて今まとめをしてもらっているところでありまして、その中で適切に答えを導き出せるようにしっかり取り組んでまいりたいというふうに考えています。

再々質問 5番 細谷久雄

それでは、再々質問させていただきます。再々質問では、総務課長が言われました高齢者ドライバーの認知機能検査についてお伺いいたします。75歳の高齢者ドライバーの認知症対策が強化された昨年3月の改正道路交通法からことしの6月で約1年が経過して、警察庁からまとめがわかりました。認知機能検査を受けた210万5,477人のうち、5万7,099人が医師の診断が必要な認知症のおそれと判断されたことがわかりました。診断後に免許の取り消しや停止の処分を受けたのは1割の1,892人に上り、改正前の2016年中の3倍となりました。警察庁によると、認知症のおそれと判断され、医師の診断を受けたのは1万6,470人、うち免許取り消しは1,836人、停止は56人で、ほかに処分に向けた手続が1,515人となり、1万3,063人は免許継続となったが、約7割の9,563人が原則6カ月後に改めて診断書を提出することとなりました。さて、75歳以上のドライバーは、3年ごとの免許の更新の際に認知機能検査を受けているわけですが、その間にも認知機能が低下している高齢者ドライバーは私はいると思います。年に数回しか運転しないといった方もいますので、自身の認知機能の低下が運転にどのぐらい支障を及ぼしているのか、次の更新までにどれぐらい低下しているのかといったことは全く認識していない方もいると思います。知らない間に認知機能、判断能力、運転能力の低下が進行していって、いざ運転を始めた際に重大事故を起こしてしまった場合、被害に遭った相手は誰にどういう気持ちを持っていけばいいのか、また運転していた本人もその家族もいたたまれないのではないかと思います。現在中頓別町立自動車学校でも高齢者講習を任意でも受け付けしているようですが、75歳以上の免許保持者が3年に1度の免許更新の際に認知機能検査を受けていますが、町独自でもっと頻繁に、1年あるいは半年ごとにこうした機能を設ける仕組みをつくることが高齢者ドライバーの事故防止や危険運転減少に必要ではないかと思いますが、町の考え方をお伺いいたします。

答弁 総務課長 小林嘉仁(総務課長は2022年3月まで)

昨年度の認知機能検査受検者は319名ということで、そのうち認知症のおそれがある者が4名ということであります。確かに認知症につきましては進行するものということもございまして、本当に3年でいいのかというご質問であろうかと思いますが、これにつきましては先ほども言ったとおり、地域ケア会議の中でそういったことも確認をしていっている。個々に、こういったような状況にあるよと、危険ではないかと。ただし、先ほども言われたとおり、年に数回しか運転していない者についてそれがわかるのかというところが非常に難しいところかなというふうに思っています。ただし、これについては、町独自でやったということになった場合に高齢者がどのような考え方を持つかというところをもう少し慎重に確認をしていかないと、半年あるいは1年に1回ということはなかなか難しいと。特に認知症になっている方につきましては、自覚がない部分もございまして、その部分であえて運転免許証の部分でちょっと危険ではないかと言うのもなかなか難しいかなというふうに思っているところではあります。そういった面では、今の支援体制、そういったものを継続していきながら、危険性をみんなで分かち合って、こういう方がいるよというふうなことで指導していくという体制が今のところ必要ではないかなというふうに思っているところでございます。

再々質問 5番 細谷久雄

それでは最後に、ご答弁は要らないのですけれども、免許証の自主返納についてはほかのところでは交通の足を確保するというほかに、身分証明書にかわるものを発行したりして自主返納のきっかけづくりをしている自治体もあります。今後そういうことも念頭に置いて、町の方々にPRをしていただきたいと思います。以上で1点目の質問を終わります。

出典:中頓別町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月14日 議事録 PDF(20ページ) 間違いを知らせる