幕別町議会 平成18年第3回定例会 2006年9月14日
通告いたしました3点につきまして
2006年9月14日、幕別町議会の一般質問で、増田武夫議員が「通告いたしました3点につきまして」について質問し、町長 岡田和夫が答弁しました。
- 質問者
- 増田武夫 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 19番 増田武夫
それでは、通告いたしました3点につきまして、町長さんにお尋ねしたいと思います。まず、1点目は、水道料金の滞納世帯に対する給水停止の問題についてであります。地域住民が日々安心して生活することができるためには、生活に不可欠な水道・電気・ガスなどのライフラインの確保がきちんと機能していなければなりません。町が担っている水道事業は、そのなかでも直接命につながる大切なものでありまして、憲法 25 条に定められた生存権にかかわる公共性を持っているのではないでしょうか。昨年度の水道料金滞納の状況は、加入 8,361 戸に対して、給水停止予告 576 件、6.9%、給水停止通知 268 件 3.2%、給水停止まで至ったもの 55 件、0.7%となっています。このうち約 60%は、1日から2日で開栓されているようでありますけれども、3カ月以上におよぶものもあり、生活に与える影響は計り知れないものがあります。一方で、6月議会で明らかになりましたように、旧忠類村における平成 17 年度の滞納はありませんでした。このことを踏まえて、次の点についてお伺いいたします。一つ、滞納者の中には、生活に困窮して払いたくても払えない家庭が多いのではないかと思いますけれども、実態をどのように把握しているのか伺いたい。二つ目、命にかかわる「給水停止」は、基本的に執行しないという姿勢をとるべきではないか。三つ目、これほどの滞納者を出さないために、助成制度をつくるなど料金体系の見直しを図るべきではないか。以上の3点について、お答え願います。2番目の問題であります。乳幼児医療費の助成についてであります。尐子化問題は、今日の最も大きな社会問題となっています。乳幼児医療費の就学前までの無料化問題は、3月議会でも取り上げましたけれども、10 月から忠類村で行われていたものが、幕別町に合わされ、3歳未満までになることになっていることから、この時点で再度お尋ねしたいと思います。尐子化問題の解決のために、地方自治体が果さなければならない役割は、子育てしやすい環境を整備することにあると思います。各自治体が病気にかかりやすい乳幼児期に医療費を助成することに特別の努力を払うのは、子育て支援の効果が大きいことによります。このため、全国的に就学前まで無料にするところが増えてきておりまして、今では小学校卒業、中学校卒業まで無料化するところも尐なくありません。3月議会の町長答弁では、国や道の対応の推移を見て考えたいとのことでありましたが、もっと積極的な姿勢で取り組むべき重要な課題ではないかと思います。特に合併後も忠類地域で続けられてきた就学前までの無料化が、10 月1日から年齢が引下げとなりますけれども、これを後退させることなく引き続き継続しながら、幕別町全体への拡大を検討していくべきではないかと思いますけれども、答弁を求めます。3点目の問題であります。品目横断的経営安定対策についてであります。この件については、3月議会、6月議会でも質問がありましたけれども、政府が「戦後農政を根本から見直す」として打ち出しました「品目横断的経営安定対策」が、先の国会で法案が成立して現実のものとなりました。今まで全農家を対象にして作物ごとに行ってきた価格政策をすべて廃止して、一部の大規模経営、集落営農だけを対象に助成金を出すという、そういう農政の転換は、生産の大半を担ってきた小規模農家の経営が大きな打撃を受け、営農を続けられない事態となります。日本の農業と食料の将来を危うくするものといわざるを得ないものとなっています。9月1日から来年度産の秋まき小麦を対象に、加入手続が始まりましたけれども、本町の現状と取り組みについてお聞きしたいと思います。一つは、現在の認定農業者の数と割合はどうなっているか。また、認定農業者とならなかった農業者を、町としてどのように捉えているか。その中には、営農を続けていきたいと考えている農業者はおられるのかどうかなど、現時点での状況と認識をお伺いいたします。二つ目は、生産条件不利補正対策、いわゆる下駄対策と呼ばれているものでありますけれども、これが過去の生産実績に基づく支払となりますけれども、今年度の冷湿害による減収の影響が心配されています。作況については行政報告にありましたように、回復してきたとはいえ、地域によっては非常に厳しい状況にあります。したがって、支払の基礎となる実績に、本年分を含まないように政府に働きかけるべきだと思いますけれども、いかがですか。三つ目は、国会の質疑の中で中川農林水産大臣は、「農政の大転換として導入されるこの新しい経営安定対策は、その実効性に未知の部分も尐なくないことから、今後、その政策効果をしっかりと検証し、必要に応じて適切な見直しを検討してまいりたいと思います。よろしくご承認のほどお願い申し上げます。」と述べていますように、政府自身が、始まる前から多くの欠陥を認めざるを得ないものとなっています。続けたい、やりたい人を大事な担い手として応援するように、また、認定農業者が、安心して営農を続けられるように、頼極的に制度の改善を政府に求めるべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。以上、3点についての答弁をよろしくお願いいたします。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
増田議員のご質問にお答えいたします。はじめに、水道料金の滞納世帯に対する給水停止についてであります。1点目の、水道料金滞納世帯の生活困窮等の実態把握についてでありますが、本町の水道事業は、地方公営企業法に基づき企業会計として運営しておりますことから、水道事業に必要な経費は経営に伴う収入、すなわち水道使用料をもって充てるという独立採算を原則として経営を行っております。このことから、本町においては滞納整理業務の円滑化と、未収金の増加を抑制することを目的として、平成 14 年3月に「幕別町水道事業給水停止要綱」を制定し、水道料金の徴収業務に当たっているところであります。給水停止に至るまでには、納入期日が過ぎた 20 日後に督促状を送付し、なお、お支払いただけない方に対しましては、1カ月後に催告書を送付いたしております。なお、未納の方につきましては、給水停止予告書の送付、その後、給水停止通知書の送付、最後の給水停止の措置までは、約5カ月近くの猶予期間がありますことから、この間には必ず自宅訪問、あるいは電話等により滞納理由をお聞きし、さらに、事情があってお支払いただけない方につきましては、分納誓約書を提出いただくなど、生活困窮者の実態把握に努めているところであります。2点目の給水停止姿勢についてでありますが、平成 17 年度に実施いたしました給水停止件数 55 件の状況を申し上げますと、給水停止後、全納、あるいは誓約書の提出があり給水停止を解除した件数が 49 件であります。残りの6件につきましては、現在も給水停止が継続されております。いずれの世帯も現実には生活実態のない世帯であろうというふうに思っております。給水停止は最終手段であり、生活状態によりまして、すぐに支払うことができない方につきましては、分納誓約書を提出いただくことにより停止を猶予するなどの処置をとっているところであります。滞納者の中には、督促状、催告書が来てから納付する方、生活保護世帯等では2カ月まとめて納付する方など、滞納状況は様々であります。しかしながら、明らかに支払い能力があると思われる方もいらっしゃいますことから、「公平負担の原則」により、給水停止につきましては、今後とも継続してまいりたいというふうに考えております。次に3点目の、滞納者を出さないための助成制度と料金体系の見直しについてでありますが、先ほど申し上げましたように公営企業であります水道事業は、水道使用料をもって充てる独立採算性をもとに経営をいたしております。また、水道水の提供に要する経費は、その受益の程度に応じて負担を求める受益者負担の原則が適用され、使用者間の負担の公平を図ることが求められております。このことから、生活困窮者に対しましての助成制度の実施のほか、料金体系の見直しにつきましては、使用者間で負担の格差を生じ、結果的に他の使用者に負担していただくことになり、公平な負担の原則に反することも考えられますことから、新たな助成制度と料金体系の見直しにつきましては、現状では実施できない状況にありますことをご理解いただきたいと思います。次に、乳幼児医療費の助成についてであります。ご質問ありましたように、本年3月の定例町議会におきましてもお答えをさせていただきましたが、合併前の忠類村におきまして実施いたしておりました就学前までの乳幼児医療費の無料化につきましては、合併協議に沿って、本年9月末日までの経過措置を設けた後、10 月1日からは合併前の幕別町の助成内容に統一させていただくこととなっているところであります。忠類地域における 10 月1日以降の継続と幕別町全体への拡大の検討とのご質問でありますが、3月議会でもお答えいたしましたとおり、子育て支援対策は大変重要な施策であるというふうに考えておりますが、厳しい財政状況にあることなどから、現在のところ助成の拡大については考えてはおりません。また、乳幼児医療費助成につきましては、北海道医療給付事業の助成を受けて実施しているところでありますが、北海道が国の医療制度改革を受けて、今後どのように対応をするのか、これらは引き続き推移を見守る中で、町としての対応も考えていきたいというふうに思っておりますので、ご理解を頂きたいと思います。次に、品目横断的経営安定対策についてであります。現在、農業を取り巻く環境は、WTO 農業交渉の行方や生乳の生産調整対策、さらにはご質問の品目横断的経営安定対策の対応など課題が山積している状況にあります。こうした状況の中で、今回の経営対策につきましては、全国的な課題として農業従事者の高齢化や担い手・後継者不足、また、耕作放棄地の増大など農業を振興する上で根幹に係わる問題に対し、将来の食糧安定供給に向けての大きな政策転換を図るというのが目的であります。ご質問の1点目の認定農業者についてでありますが、本年8月末現在で申し上げますと、農家戸数694 戸のうち認定者数 565 戸、認定率で 81.4%となっております。また、認定農業者の申請がなされていない 129 戸の農家につきましては、内訳としては、主に酪農・畜産・野菜などの生産者が 121 戸で、実質残り8戸が今回の対策の対象品目を作付けしている畑作農家となっております。なお、この8戸の農家については、現在も認定農業者になるべく認定申請をしていただくような指導を行っているところであります。2点目の収穫量による生産実績の取扱いについてでありますが、今回の制度においては、過去の生産実績に基づく交付金の基準年度として、平成 16 年度から本年度までの3か年の収穫量が対象となるものであり、本年度は馬鈴薯やてん菜・大豆など、冷湿害の影響が若干心配されるところであります。しかしながら、国の実施要領の中で、風水害など気象上の原因により生産が低くなる場合の取扱いについて、どのように取り扱うのか、現在、検討されていることから、私どもとしましては、国の動向を見守っているところでありますけれども、本年度の生産実績から除外するということについては、難しいものというふうに思っております。3点目の政府に制度改善を求めるべきについてでありますが、今回の農政改革における新たな制度、いわゆる品目横断的経営安定対策につきましては、この秋に植付けをする小麦からいよいよ始まるわけでありますが、私といたしましては、国の新しい制度のもと、町内の農業生産者の方々が安心して継続的に農業を営めるよう、町の基幹産業である農業振興に、さらに意を用いてまいりたいと思っております。なお、この新しい制度がスタートした中で、仮に不合理な点等があるのだとすれば、当然のこととして町村会や北海道あるいは農業関係機関などと足並みを揃えながら、制度の改善に向けた要請活動には積極的に取り組んでまいりたいというふうに考えております。以上で、増田議員に対する答弁とさせていただきます。
再質問 19番 増田武夫
それでは、1点目の問題から再質問をさせていただきます。1点目の水道料金の滞納問題についてでありますけれども、答弁の中で、生活困窮者の実態把握に努めていると、このような答弁がありましたけれども、答弁の中にはその実態がどうなっているか、その点についてのお答えがございませんでした。給水停止の予告、3カ月滞納して給水停止を予告された世帯が既に 576 件あると。それでは、この給水停止になってしまった家庭の経済状況など、その実態がどうなっているのかということをしっかりと掴む必要があると思いますけれども、その点について、実態把握に努めておると、こういうことでありましたけれども、どのようになっているのかお聞きしたいと思います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
今、お話がありましたのは、給水停止になった 55 件の家庭の実態がどうなっているのかということにつきましては、先ほどもご答弁させていただきましたように、担当者がそれぞれの家庭を訪問したり、あるいは、相手方の滞納にかかわる理由等を十分把握する中で、その家庭の状況を把握しているということが実態であります。
再質問 19番 増田武夫
ちょっと質問が・・・。576 件の滞納になっていると言うべきでした。滞納になっている家庭のその実態はどうなっているのか。それをお知らせ願いたい。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
滞納についても同じように、水道によります水道料の徴収員が、各戸をまわる。あるいは電話等によっての連絡をとりながら、それぞれの家庭の実態についての意見の徴収、あるいは状況把握等に努めながら、滞納についての解消、水道料納入についての相談ごとを実施しながら、一番早く滞納を解除して納めていただくようなことで、状況把握と、そして、滞納にならないような、徴収実績を上げるようなことで対応をいたしているというふうに思っております。
再質問 19番 増田武夫
今のご答弁では、実態がどうなっているかという答弁はなかったわけでありますけれども、忠類地域での滞納がなかったということを参酌しますと、やはり滞納されておられる方が、やはり料金の高い関係で、払いたくても払えないという、そういう家庭が多いのではないかというふうに思うわけです。答弁の中で再三に、払う能力があるのに払えない人がいるのだと、こういう言葉が出てくるわけですけれども、しかしながら、住民はやはり、そうしたものを払えるのであれば払いたいと思っている方が、この 576 件の中には大半だというふうに思うわけです。そうした中で、それでも給水停止までいかざるを得ないような、そういう家庭があるということが非常に大きな問題だというふうに思います。やはり地方自治体は、地方自治法の第2条3項でも述べていますように、地方公共の秩序を維持して、住民及び滞在者の安全、健康及び福祉を保持することが第一の任務として書かれているわけです。そうしたことを考えますと、やはり水道料を払わなくて、命の綱であります水道を止められてしまうと。こういうような事態はやはり避けなければならないというふうに思います。調べてみますと、芽室町でも、半額補助をしているような事例もあります。また、旭川市などでも、その水道料金の助成制度がつくられているようだという、そういうこともお聞きしております。是非とも、この滞納して水道が止められてしまうような事態をなくしていくようにしていくべきではないかと、そのように思います。忠類村の水道料金よりも相当高い料金、これは企業会計ということで、ある程度やむを得ない面もあると思いますけれども、しかし、その企業会計であるから、やはり払ってもらわなければ困るのだということで押し通すということは、やはり地方自治体の本来の任務である住民の福祉の向上を支えていかなければならないという、その本来の姿を忘れているのではないかというふうに思うわけです。やはり、そうした住民の中に水道を止められてしまって生活しているという家庭がいるということを慮ってみなければならないのではないか。それが本当に住民に対して優しい町政につながっていくというふうに思うわけです。そこで、再度お聞きしますけれども、水道料金の払えない家庭。今、それこそ話題になっていますように、国民年金だけで生活しておられる方々などは、出費がいろんな形で増えていくということで、非常に大変な状況にあるお年寄りも多いわけです。そういう人たちに対する助成制度をつくるべきだと。これは企業会計だということでやる視点と、また別な視点からそういう人たちの福祉の向上のための施策をやるという、両方から行政は考えていかなければならないと思いますけれども、いかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
まず、増田議員は 55 件給水停止になった家庭は、払いたくてもなかなか生活が苦しいから払えない、払いたくても払えない。そこを給水停止に町がしているというようなお話なのですけど。我々からすると、55 件給水停止したうちの9分9厘といっていいぐらい、それぞれの家庭の実態の中で、当然払える能力があるのに払わないので、やむを得ず給水停止の措置をとったということで、ちょっと話が食い違うのかなというふうに私は思います。そしてまた、おっしゃるように、大変年金生活なんかで、低い所得の中で生活をされている方と。これは確かにいらっしゃるのだろうというふうに思います。そうした中でも、まず先ほどから言われるように、一番生活に大事な水道の部分は、まず一番先に払っていくのだ。食べるものに充てていくのだと。着るものに充てていくのだ、電気代に充てるのだ、そして冬になれば燃料費に充てていくのだと。それでもなお生活が苦しい。水道料だけが払えないから苦しいということではなくて、生活全体が苦しい中でどうかという判断でなければ、私はならないのでないかと。例えば、今、給水停止の中には、自分が遊ぶ金が欲しいからサラ金で借りて、今月はサラ金に払う金が多いから水道料は払えないのだというような方も現実にはいらっしゃるということを担当から聞きますと、私はその 55 件の給水停止のすべてが、全部生活が苦しいから払えないのだということにはならないのでなかろうかというふうには思っております。もちろん苦しい方もいらっしゃって、無理して払っていらっしゃる方もいるのかもしれませんけども、そういう人たちは本当に頭の下がる思いではありますけれども、ただ、すべてがそうだということにはならない部分があるのだろうというふうに私は思っております。
再質問 19番 増田武夫
私もすべてがそうだとは言いたくありません。しかし、3カ月水道料を払わなくて、6.9%に当たる 576 件もの滞納が出てきていると。これはやはり、すべてのその人たちが、払えるのに払わないのだと。そういうことではないというふうに思うのですよね。だから、その辺の実態をしっかり調査されて、やはり喜んで払っていけるような、現実的に旧忠類村では滞納なかったわけですから、そのことを考えると、幕別の町民が故意に払わないというようなことが状態としてあるのだとは思いたくないわけです。やはり積極的に払って、使いたいのだけれども滞納せざるを得ないような、そういう状況があるということを参酌していただいて、是非対応してもらいたいなと思います。例えば、税金でさえも、町村民税、国税の税金でさえも、その人が払うべき財産がなかったり、払ったら生活が困窮するような状態にあるときには、滞納処分を執行停止して、しかもその状態が3年間続いたら納税義務でさえも解消されるというようなことになっているわけですから、やはりそういうことも考えますと、やはり町が責任を持って供給する水が、すべての人に安心して使ってもらえるような、そういう行政的な配慮、これはやっぱり福祉にしっかりと軸足を置いた町政をやっていただきたい。そういうことで、今後、帯広でも水道料金体系を見直すというようなことが、方針として出されたようでありますけれども、今後、そうした福祉対策も充実させるという観点から、水道料金の助成制度その他、検討していく考えがあるかどうか。再度。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
私どもも何も住民をいじめるために給水停止をしているわけでもないわけでありまして、今言われたとおり、本当に所得が尐なくて払えないので困っている方については、それでは、1カ月幾らでもいいですから、分納でもいいですから納めていただけるように。そういう気遣いはしているつもりですし、そういう実態も把握した中で徴収業務を進めているつもりです。ただ、全くこちらから連絡しても、一つも返事も返ってこない。そして、周辺の人から聞くと、あの人は立派な車に乗って、立派な生活していて誰がというようなことがあると、やはり住民の中からは不公平でないかということが現実にありますと、やはりそういう措置もやむを得ないのかなと。別に喜んでやっているわけでも、もう進んでやっているわけでは決してないということをご理解いただければというふうに私は思います。それと、水道料の見直しでありますけども、うちの水道料金体系は、ちょっとほかの町村と違って、10 トンまで幾らというようなことでなくて、口径幾らに1トン使って幾らですから、ちょっと違うのですけども、今、昔からみると大分安くなって、試算しますと 10 トン仕様でいけば、管内的には7番目だし、6トン仕様でいけば管内的には 13 番目ぐらいということであります。ただ、うちの水道会計はご存じのように赤字が続いておりまして、もう 10 年ぐらい料金改定がされていないのが状況であります。そして、ご存じのように平成 20 年からは、水道企業団の水が町内全量受水することになります。実はそれらに向けての料金改正も含めた中での検討は、今後、進めていかなければならない。そうした中で、低所得者の方に対する助成、あるいは料金設定がどういうふうにやっていくことができるのか。それらはこれから当然検討させていただきたいというふうに思います。
再質問 19番 増田武夫
そういう悪質な払わない人に配慮しろとか、そういうことではなくて、こういう話をされると、そこのことが強調されますので、そうでなくて、やはり十分にそうした人のことも配慮してくれと。こういうことで、今、今後の水道の料金の問題もお話になりましたけれども、池田町なんかも相当高い料金のようであります。そうなればなるほど、低所得者といいますか弱い立場の人に対する配慮をどうするかということが、大きなやっぱり課題になってくるわけで、そのことを忘れずに、きちっと対応していっていただきたいというふうに思います。今後もこの低所得者、高齢者、いろいろな方々に対するその助成は求めていきたいというふうに思います。これで1問目は終わりたいと思います。2問目であります。乳幼児の医療費の助成についてであります。これは3月の議会でも申し上げまして、しつこいと思いましたけれども、今回も挙げさせてもらいました。なぜ今回挙げたかといいますと、この 10 月1日から実際忠類で行われていたものが、幕別町に合わされるという状況があります。そこでお聞きしたいわけですけれども、今、全国では 2004 年4月現在の厚生労働省の統計でも、就学前まで助成している自治体が、通院では全自治体の 44.4%、1,387 自治体、それから、入院を就学前まで助成している自治体が 72.2%、2,255 の自治体に上っております。これは2年前の数字ですので、今日ではさらに大きくなっているのではないかと。この時点では、その5年前の数字よりも、助成の自治体は 11 倍に増えていると、こういう状況でありまして、今、尐子化社会を迎えて、自治体が何とか子育てを支援しようという気運が非常に高まっているところであります。そのことを考えますと、やはり我が町でもそういう方向で努力していかなければならないのではないかと。3月の議会では、千数百万あれば全体に広げられると、こういうお話もありました。そのことを考えますと、そういう助成を拡大していく方向をとってほしいと。まず、それをお願いしますけれど、いかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
私も子育て支援が今の私どもの行政に与えられて課題の中では大変大きなものがあるということは十分認識をしております。そういう意味で、今年も不妊治療費ですとか、妊婦の検診料ですとか、あるいは乳幼児のごみの無料化ですとか、幾つかの施策を打ちました。さらに来年からは、子育て支援センター、そして新たに一次保育を実施する。そういった意味での町としてやれる子育て支援対策は、これからも継続していきたいというふうに思います。確かに乳幼児の医療費の助成というのは、確かにお父さん、お母さん方からの要望も強い。あるいは子育て支援に対するインパクトも強いものがあるということですので、私も全く考えないということではありません。先ほど言った、考えていないというのは、今現在で、この 10 月から、あるいは来年4月からすぐやれということについては、私は今の段階では難しい。考えられないのではないかと。ただ、前回3月のときにもお話し申し上げたのは、平成 20 年の4月から国の法改正で、就学時まで、今までの3割から2割に負担が変わります。そうすると、今、3割のうち道と町が1割ずつ持っていますから、2割になってそのままいくと、実質その部分は無料になります。したがいまして、これが本当に道がそのまま、今の1割を負担するのか。あるいは道財政も厳しいから、この際親が1割負担で道は手を引く。あるいは、5%だけ道が負担する。そうなったときに、町が道の部分も被って2割をみるのか、1.5 割をみるのか。あるいは、さらに国がどんな今後の医療費の改正があるのかと。そういったものを見極めた中で、私は乳幼児医療の拡大あるいは支援を、助成を考えていきたいと。それで、今現在は考えていないけども、将来に向けてはそういう推移を見ながら対応をしていきたいと。そういう考えでおります。
再質問 19番 増田武夫
その辺がもう尐し積極的な姿勢を示してほしいというふうに思います。やはりそういう方向が国の方でも強めてきていると。そういうことであれば、せっかく今まで続けてきたものを、10 月から後退させるのではなくて、それを続けながら全体に広げていくという、そういう姿勢を是非とっていただきたいなというふうに思います。住民の方と話しておりますと、隣の更別村は、小学校卒業まで無料です。そしたらそちらに引っ越していこうかという人もいます。現実的にそういう話もあります。やはりそのぐらい子育て支援についての重要性というのは大きな位置を占めているのだというふうに思うのですよね。だから、残念ながら 10 月1日から、忠類村に住んでおられる方も、それが後退してしまうわけですけれども、是非、これは全国的な各自治体の努力に沿う形で、我が町もそういう方向をとっていただきたい。3月のときも申し上げましたけれども、やはり合併したのであれば、それぞれの町村のいいところを残す努力をしっかりとやることが、今度の合併がみんなに歓迎される大きな要素になるのではないかと。そのように考えるところであります。ちょっと時間も押してまいりましたので、2番の問題は、これで終わりたいというふうに思います。3番目の問題であります。品目横断的経営安定対策、これは政府自身も述べておりますように、戦後農政を根本から見直すと。こういうふれ込みで打ち出したわけであります。しかし、この打ち出したその品目横断的経営安定対策が、本当に政府が言うように、食料の自給率を上げたり、農家が安心して経営をしていかれるようなものになるのかどうか。これはスタート前から非常に大きな反論といいますか、疑問の声が挙がっております。国会が旭川で行ったいろんな意見聴取によりましても、そのとき意見を述べた4人の方すべてが、この品目横断的安定対策をやったら、間違いなく自給率が下がりますと、このように述べているのですよね。これは、こういう安定対策に賛成だという立場の人もそう言っている。なぜそうなるかといいますと、やはり、今までジャガイモだとか、大豆だとか、てん菜、米などに、個々の農産物にとってまいりました価格保障の政策をすべてやめてしまうと。そして、この安定対策に移行するわけですけれども、しかしながら、この日本の農業と食料を支えてきた内地などの小さな農家、本町でも8名の方が認定農家にまだなっていないということでありますけれども、この認定農家にならなかったら、恐らくその経営は立ち行かなくなることははっきりしております。そういう人たちには一切の助成をやめてしまうわけですから、これは立ち行かなくなります。私も長野県の出身ですけれども、4ヘクタールの農地を持って営農しているなんていう人はほとんど見当たらないわけですよね。そういうところの人たちが助成の対象から外れていってしまうということは、非常にこの日本の農業の将来、食料の自給率の低下、これは非常に心配されるわけなのです。そこで、今度のこの農政の大転換が審議された中で、質問の中でも言いましたけれども、中川農林水産大臣自身が、もうスタートする前から未知の部分があってあれなので、見直すのだと。見直すこともしていくのだということを、断らざるを得ないような状況になってしまっているわけです。1番目の認定農業者とならなかった農家の将来はどうなるのか。野菜や酪農をやっている人等を除いて、8戸の対象の産物をつくっておられる認定農家、それがどうなるのか。離農に追い込まれるようなことがないのかどうか。その辺の認識はどう思っておられるか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
8戸の農家の方、おおむねやはり面積的な要件がなかなか満たされない部分があるのだろうと。そういったことで、今、こういった方については、町あるいは農協も含めながら、個別にいろいろご相談をさせていただいて、まずは認定農家になれるかどうかの、その策を、模索をしているというのが一つです。あとは、今、おっしゃいましたように、面積が尐ないので、新たに野菜等に転作というのでしょうか、品種を変えていくようなことが生き残りの中ではどうなのかと。それはケース・バイ・ケースですから、すべての人全部が同じところということにはもちろんなりませんけれども、そういった中で、今後の状況に応じながら、行政の立場、あるいは農協さんとも協力しながら対応をしているというのが現状でありますけれども、なかなか厳しいものはきっとあるのだというふうに私も思っております。ただ、辞めていくようなことにならないように、最大の努力はしていきたいというふうに思っています。
再質問 19番 増田武夫
今、お話のように面積的な要件を満たさない。そのことが主な要因のようでありますけれども、都府県では、90%以上が4ヘクタールの要件を満たさないで、4ヘクタールの要件を満たすのは4%しかいないと、こういう状況もあります。北海道でも、47%の農業者、水田などはそんなに大きな面積をつくっていない方が、十勝の場合は、これに面積要件もクリアする人が多いわけですけれども、しかしながら、全道的にみれば、47%が対象外になると。こういう状況でありまして、20 ヘクタールの集落営農で助けるとか、こういう道も開かれていますけれども、しかしながら、なかなかその要件が難しくてできないと。そういうことを考えますと、やはり今度始まります安定対策、この要件の緩和でありますとか、いろいろな点をしっかりと政府に要求していくことがどうしても必要だというふうに思うのですよね。やはりそうした中で、幾つか、新制度に要望していっていただきたいことがあります。その一つは、2番目のあれにもありますけれども、平成 18 年度の実績を加味しないでやってほしいと、こういうことであります。小麦などの今年の生産をみますと、やっぱり7割だとか8割だとかの収量の関係で、大部分が農業共済の対象になるのでないかというようなお話もお聞きいたしました。町長さんの行政報告の中の農業の状況を見ましても、やはり遅れが指摘されていると。特に、忠類地域などは、気象条件も悪いために非常に収量が心配されている圃場もあると。そうした中では、やはり尐なくとも、農業共済の支払を受けるような被害のあった、そういう農家については、18 年度の実績の中に入れないようにしていくべきではないかと。こういう要望も是非していってほしいというふうに思います。なぜそれを、なかなか町長さんの答弁の中では、そういういろんなことを要望していくのは非常に難しいのでないかと。本年産の生産実績を除外するということについては難しいものを考えておりますと、こういうお話でありましたけれども、しかしながら、中川農林水産大臣が十勝に来て、勝毎に語ったところによりますと、新制度への移行に、今年が基準に入ってしまっては困る農家が出ると。そこは今年が不作であれば外すということにしたと。こういうように述べているのです。ところが、こちらから農林水産省の官僚に、このことをそういうふうにしたのですかと確かめてみますと、いや、そんなことはしていないと。こういう答えのようであります。農林水産大臣も十勝の状況を見て、被害のあるところは外すようにすると、こう言っているわけですから、やはりそこで官僚を動かさなければならない。官僚を動かすそのためには、町長さん自身がほかの町村さんとも力を合わせて、そうしたものを組み込むべきではないと。こういうやはり要請をしていくべき。それが一つであります。もう一つの問題は、この経営安定対策自身が WTO の農業交渉が成立することを前提に取り組まれたわけです。この WTO の農業交渉が成立していくということになると、関税障壁だとか、そういうものが下げられたりとか、いろいろで、農畜産物の自由化がもっとひどい形で進んでいくと。そのことに対する対策だということでとられてきたわけです。しかし、今回、WTO の農業交渉が決裂して、今、輸出国であるアメリカなどへの反発も強まって、この農業交渉が成立する見込みは当分ないと。3年も4年もないのでないかというようなことも言われているのです。そういう状況の中では、急いでこれを実施していくのでなくて、いろいろな問題があると。認定農家だけに支援をしていくというようなことになれば、農業生産もぐっと落ちてしまうし、食料の自給率も下がっていくというような心配もされているわけですから、この来年からやろうとしている安定対策の凍結でありますとか、延期、凍結と延期は同じことになるかもしれませんが、凍結でありますとか中止を求めていくことも、同時にやっていただきたいと、そのように思うわけです。やはり地方の自治体が農業を守る、農民の営農を続けられていくようにすると。そういう立場から、政府に積極的に提言をしていってほしいと思いますけれど、いかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
経営安定対策にかかわって、国に要望すべきというお話でありました。確かに、先ほども申し上げましたように、これからスタートする中で、不合理な面がある、あるいは農業経営をする上で、農業者の皆さんが困るようなことがあっては、これはいけないわけでありますから、そういったことについて、町村会あるいは関係機関や団体とともに行動を共にするということは、私どもも当然やっていかなければならないことだというふうに思っています。ただ、今年の具体的にお話ありましたように、18 年度実績を算定に入れないでほしいという要望、特に今回、十勝では浦幌ですとか、大樹の方が非常に作況が良くないというようなことがありまして、そういった部分を含めて、大臣がそういうお話をされたというようなことは、私も聞いておりますけども。ただ、大臣が言って聞かないのは、私が言ったら聞いてくれるかどうかはちょっとわからないのですけれども、やはり町村会、あるいは農業団体、そうしたところと一緒に、歩調をとりながら進めていくということが、やっぱり私は大事なことだろうというふうに思っております。そういった中で、私どももその一員としての努力はしてまいりたいというふうに思っております。それから、2番目のこの制度を凍結すれ、あるいは中止というようなことでありますけども、これもなかなか私どもが言っていくということは、どこまでやれるのかということには、ちょっと私も疑問を感じますけども、まずはこういう制度ができる、あるいはスタートしている。一番先に影響を受けるのは、まずは農業者の皆さんであるわけでありますし、当然、農業者の皆さんには、いろんな団体があって行動をされるわけでありますから、そういったところの動きを見極めながら、あるいは歩調をとりながら進めていくということが、私は大切なことでないかなというふうに思っておりますので、それらも、今のご提言いただいたことは十分承知しながらも、そういった団体なり機関との調整をとりながら、行動をしてまいりたいというふうに思います。
再質問 19番 増田武夫
今のご答弁の中で、大臣が言ったことが通用しないことが、私が言ってどうのこうのということをおっしゃいましたけれども、その姿勢がおかしいと思うのですよね。昨日の答弁の中でこういうことがあったではないですか。郵政の民営化で。郵政公社が来て、集配をなくすと。このことに抗議しなかった。抗議したところはそうなったけれども、それを非常に不快に思っていると、こういうことをおっしゃいましたよね。だから、やはりそういう姿勢でなくて、集配業務がなくなって、糠内の人たちは心配している方もおられるわけですよね。だから、自治体の長としてそういう意見を代弁して、しっかりといろいろなところに、それが即通っていくかどうかというのは、力関係でわかりませんけれども、しかし、それをしっかりといろんな場面で主張していくことが必要なのだと思うのですよ。だから、今回のこの農業交渉にしても、大臣が言っているのだから聞けということを、末端の自治体の長がみんな言っていったら、それは変わっていく可能性もあるわけですよ。例えば、過去の実績がないと。農地に過去の実績がないと対象にしないということも、最初言っていたのです。これはいろんなところから意見が出たのです。そこで、過去の実績払いの品目経営安定対策とは別に、予算措置でそういうことに対応できるようなことを考えたいと思っていると。担い手の規模拡大を促進したり、新規参入を支援するという観点から、別の事業として予算措置で助成支援していきたいと。こういうことまでなったのです。最初の計画では、隣の牧草地を増やして、これを自分の農地として大豆をつくったりなんなりしても、その部分は助成対象にならないようになっていたのですよね。ところが、これでは担い手の規模拡大にもつながらないし、これはその農地を荒らしていくだけだと。これは当然の主張で、これを国会でもやりました。いろんな農民団体からもありました。そういうことが功を奏して、この品目横断対策とは別に予算措置を講じましょうと。そういうことまでなってきたのですよ。だから、それはあきらめるのではなくて、これは今年、例えば、廃耕にしてしまって、ゼロの収穫だった。これが算入されたら大変なことになります。そういうことを考えますと、これは農民の立場に立てば、これは聞くか聞かないか、最初からそんなあきらめているというようなことではなくて、しっかりとそういうことを、町村会その他の力も借りてやっていかなければ、この通りになっていってしまいますよ。農家の人がますます苦しむような状況になっていってしまう。そういうことを考えますと、今のような農林水産大臣が言ったのなら責任をとれということも、農林水産大臣に言っていかなければならないと思うのです。そのぐらいのしっかりとした気転を持ってもらわないと、過去の農業を根本から変えるようなことになってしまいます。本当に小さい農家はやっていかれません、これでは。そういうことを考えますと、もう一度答弁を求めます。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
私は、今言ったことをやらない、行動をとらないということで言ったわけではなくて、当然、今のおっしゃったようなことを、町村会を通じながら、あるいは農協関係機関・団体との連携をとりながら、行動をしていくということを申し上げたつもりでありまして、決して大臣が言ったから、それ以上私どもが言わないとかということでは決してありませんので、ご理解を頂きたいと思います。
再質問 19番 増田武夫
今回、何点か質問をさせていただきましたけれども、やはりいろんな問題を通じて、この幕別町の行政をしっかりと責任を持ってやる立場から、積極的な対応を求めていきたいと、そのように思います。以上で終わります。