みんなの議会

幕別町議会 平成26年第3回定例会 2014年9月9日

防災対策に抜かりない対応を」求めることについて

2014年9月9日、幕別町議会の一般質問で、増田武夫議員が「防災対策に抜かりない対応を」求めることについて」質問し、町長 岡田和夫、町民課長 山岸伸雄、民生部長 川瀬俊彦が答弁しました。

質問者
増田武夫 議員
答弁者
町長 岡田和夫、町民課長 山岸伸雄、民生部長 川瀬俊彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 17番 増田武夫

それでは、通告に従いまして質問させていただきます。「異常気象や地震などの災害に備えて、防災対策に抜かりない対応を」求めることについてであります。広島市や礼文町など、各地で相次いで発生している土砂災害は、改めて災害に対する備えの重要なことを思い知らせています。2001 年に施行された土砂災害防止法では、「土石流」や「地すべり」などのおそれがあり、住民や家屋に被害が生じかねない地区を都道府県が「土砂災害警戒区域」に指定し、指定された市町村は、災害の起きる範囲を予測したハザードマップをつくり、住民の避難体制を整えることを求めています。本町は、52 カ所、幕別地域で 49 カ所、忠類地域3カ所の危険箇所があるとされており、そのうち6カ所が警戒区域・特別警戒区域に指定されています。道の資料によりますと、幕別町は、土砂、地震、洪水、三つのハザードマップを作成済みであるとされておりますけれども、現在、町のホームページで公表されているのは、洪水ハザードマップのみであります。今回の礼文町土砂災害では、道が礼文町に対して、再三避難勧告発令の検討を促したにもかかわらず、当局が避難勧告を発令したのが、土砂崩れ発生から4時間余り経過していたことが指摘されております。災害対応の対応のマニュアルがなかったとも言われています。こうした災害の教訓を生かして、町民の生命や財産を守るための抜かりのない防災対策をとることが求められていると思います。したがって、次の点について伺いたいと思います。1点目、52 カ所の土砂災害危険箇所のうち、6カ所が警戒区域、特別警戒区域の指定となっておりますけれども、他の箇所は、どうなっているのか伺います。2点目、土砂災害防止法では、ハザードマップの作成を求めているが、どうなっているか。3点目、作成済みとされる土砂、地震のハザードマップがあるとすれば、町民と情報を共有すべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。4点目、町のホームページでは、防災情報は、一番目につくところに置いて、町民が簡単に情報を得られるようにすべきと思いますが、いかがでしょうか。5点目、平成 26 年に防災計画が修正されましたけれども、豪雨時の「避難準備情報」「避難勧告」「避難指示」などの避難誘導マニュアルは、きちんと整備されているのか、それに基づく訓練はどうなっているかについて伺います。6点目、帯広市は、災害時の対策や防災マップを1冊にまとめた「わが家の防災チェック」を改訂して、全戸配布したと聞いております。本町も新しい情報を町民に提供し、一人一人が防災の担い手になるようにすべきと思いますが、いかがでしょうか。7点目、自主防災組織の現状は、どうなっておりますか。組織化は進んでいるのかどうかについて伺います。以上であります。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

増田議員のご質問にお答えいたします。「防災対策への抜かりない対応について」であります。国は、東日本大震災における対応を検証し、大規模災害に備えた防災対策の充実、強化を図ることを目的に、平成 24 年6月災害対策基本法を改正し、さらに翌 25 年6月にも一部項目について改正を行ったところであります。これらの法改正を踏まえて、国の防災基本計画が平成 26 年1月に修正され、それを受けて北海道防災計画も修正されました。本町におきましては、昨年 12 月から幕別町防災会議において、国・北海道の防災計画との整合性を図りつつ、「幕別町地域防災計画」の見直しに着手し、本年5月に修正を終えたところでありますが、今後は、この計画に基づいて適切な防災対策に取り組んでまいります。ご質問の1点目、「警戒区域・特別警戒区域の指定の現状について」であります。平成 13 年4月から「土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律」、いわゆる「土砂災害防止法」が施行されるとともに、国では都道府県の調査に基づき、翌 14 年度に全国の土砂災害危険箇所を公表したところであります。本町におきましては、「急傾斜地崩壊危険箇所」が 17 カ所、「土石流危険渓流」が 35 カ所で合計 52カ所が土砂災害危険箇所として位置づけられました。また、この土砂災害危険箇所につきましては、都道府県知事が基礎調査を実施して、一定の基準以上の危険度がある場合は、市町村長の意見を聞き、同意を得た上で、土砂災害警戒区域や土砂災害特別警戒区域として指定することとされております。本町におきましては、北海道が平成 23 年から危険度の高い急傾斜地崩壊危険箇所の6カ所の基礎調査を実施し、平成 25 年 10 月に当該6カ所が土砂災害警戒区域に指定されるとともに、6カ所全てにおいて、その区域内の一部が土砂災害特別警戒区域に指定されたところであります。それ以外の 46 カ所は、現時点では土砂災害警戒区域等の指定を受けていないことになりますが、今後も北海道が順次基礎調査を継続していく中で、その結果に基づき指定作業が進められていくものと理解をいたしております。ご質問の2点目、「土砂災害防止法で定められているハザードマップの作成について」であります。土砂災害防止法において市町村長は、土砂災害に関する情報の伝達方法や避難場所等について住民に周知するために、これら事項を記載した印刷物を配布しなければならないと規定されております。町といたしましては、警戒区域と特別警戒区域に係るハザードマップを指定区域ごとに作成し、本年8月に地権者や区域内の住民に対して個別に配布し、啓発に努めたところであります。ご質問の3点目、「ハザードマップを町民と情報共有することについて」であります。本年5月に幕別町地域防災計画を修正したことに伴い、今年度中に「幕別町防災のしおり」の改訂版を作成し、全戸に配布する予定といたしております。この防災のしおりの中に警戒区域等を含む土砂災害危険箇所全体についてのハザードマップと地震に係る揺れやすさマップを掲載する予定であり、併せて町のホームページにも掲載して周知を図り、町民との情報の共有に努めてまいりたいと考えております。加えて、警戒区域と特別警戒区域につきましては、災害時の情報の伝達の避難場所等について公区長との情報の共有化を図ることも必要なことから、関係する公区長にも警戒区域等ごとのハザードマップを配布し、連携を図ってまいりたいと考えております。ご質問の4点目、「防災情報を町ホームページで最も目につく場所に公開すべきについて」であります。町のホームページにおける防災情報につきましては、これまでトップ画面の上段に「防災・消防」のバナーボタンを設置し、次画面の「防災」をクリックすることで、情報が閲覧できる状態でありました。しかしながら、近年全国的に地震や異常気象などによる自然災害が発生している状況から、住民が迅速に必要な情報を得ることが重要であると考え、このたび9月1日にホームページトップ画面に「防災情報」のアイコンを新たに設け、そこを押していただくことで、防災関連情報をすぐに閲覧できるよう変更いたしたところであります。また、平時には表示されておりませんが、災害時においてはトップ画面に「緊急情報」としてその内容を表示し、適宜、町民に対して情報を発信できる仕組みとしているところであります。ご質問の5点目、「豪雨時の避難誘導マニュアルの整備とマニュアルに基づく避難訓練について」であります。初めに、マニュアルの整備状況についてであります。本町では災害時の対応を実際に行う際の留意点やポイント、幕別町地域防災計画に記載されていない具体的な行動手順を明確にし、地域の災害対策を向上させるために「防災対応マニュアル」等を策定済みであります。しかしながら、本年5月に幕別町地域防災計画の修正を終えたところでありますことから、現在、防災計画との整合性を図るべく各種マニュアルの見直しを進めているところでありますが、今回新たに災害時の職員の初期行動に対する「初期対応マニュアル」も追加する予定といたしております。次に、防災訓練については、本年度は、職員に対し災害時の対応が迅速に図られるよう幕別町地域防災計画や各種マニュアル等に基づき重点的に研修を実施していく予定であります。また、町民を対象とした防災訓練につきましては、今年度は各公区や自主防災組織で実施いたします訓練に対し、助言、支援等を行っているところであります。次年度以降の防災訓練につきましては、今年度中に訓練の手法や規模、対象地域等について検討を行い、計画的に訓練を実施してまいりたいと考えております。ご質問の6点目、「新しい防災マップ等を町民に提供し、一人一人が防災の担い手になるようにすべきについて」であります。本町では、現在、幕別町地域防災計画の修正内容を反映した「防災のしおり」の改訂版を作成中であります。その中には、「浸水想定ハザードマップ」や「津波ハザードマップ」「土砂災害危険箇所ハザードマップ」「揺れやすさマップ」を盛り込むとともに、災害への備えや災害が発生したときの対応すべき事項などを記載することで、日ごろからの防災への関心と意識を高め、災害のときに役立てていただきたいと考えております。ご質問の7点目、「自主防災組織の現状と組織化の進捗状況について」であります。自主防災組織につきましては、現在、114 公区のうちの 35 公区で組織され、組織率は 30.7%でありますが、町の全世帯数に対する組織されている公区の世帯数の割合は、52.1%に達しております。このたびの幕別町地域防災計画を見直すに当たり、基本方針として災害時の被害を最小化するために、「減災」の概念を取り入れたところであります。みずからの安全をみずから守る「自助」、住民等が地域において互いに助け合う「共助」、町や防災関係機関が実施する対策である「公助」、それらが適切な役割分担のもと着実に防災対策を講じることにより「減災」へとつながるものであります。したがいまして、「自助」「共助」による防災・減災を図るためにも自主防災組織は大変重要な組織であると認識いたしており、今後ともその組織化を推進していくために公区長会議などの機会を捉え、未組織公区に対し働きかけを行ってまいりたいと考えております。以上で、増田議員のご質問への答弁とさせていただきます。

再質問 17番 増田武夫

それでは、再質問をさせていただきます。まず、1点目でありますけれども、52 カ所の土砂災害危険箇所のうち6カ所が警戒区域・特別警戒区域に指定されているということで、答弁によりますと、道が6カ所の調査をして、その6カ所とも特別警戒区域に指定されたと、このように理解するわけでありますけれども、全国的には、その指定が、危険箇所に対して 67.5%指定が進んでいると。それに対して全道では 11.9%だと、そして本町においても 52 カ所のうち6カ所でありますので、12%弱の指定率なわけであります。なかなか道も1カ所の基礎調査をするのに 100 万円とか数百万円がかかるというようなことも聞いておりますので、なかなか簡単にはいかないと思いますけれども、しかしながら 52 カ所ある危険箇所のうち、やはりきちんと調査をすれば警戒区域であるとか、特別警戒区域に指定されるものが一定程度出てくるのではないかというふうに思います。そうした点で、やはり道に対しても大変だと思うけれども、しっかりと基礎調査を進めてほしいという要望をしていっていただきたいと思いますけれども、その点はいかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

今おっしゃられたとおり1カ所の調査に 100 万円ほどの費用を要するというようなことですから、道としても限られた予算の中で、そうなかなか多くは現実的には進められないのかなというふうに思っております。たまたま私のところは、今6カ所ということですけれども、実際、調査された箇所は8カ所あったと。そのうちの6カ所は指定されたということですから、これはそれぞれの町村、あるいはそれぞれの総合局管内が要請を出していくと、なかなか道も大変だと思いますけれども、私もちょっと実態のことはわかりませんけれども、果たして1年にどれぐらいずつ調査が進められているのか、そういったことも鑑みながら、内容も十分精査しながら、町としても道との協議を進めながら、これからも対応していきたいというふうに思います。

再質問 17番 増田武夫

なかなか指定が進まない背景には、指定することによって、その土地の評価が下がるであるとか、いろいろな住民との関係の非常に難しさがあるというふうにも聞いておりますけれども、本町の場合、指定するに当たって、また指定されてから住民との接触、説明などは、どのように行われて、この理解を得たのか、その点についてお聞きしておきたいと思います。

答弁 町民課長 山岸伸雄(町民課長は2015年3月まで)

町内6カ所の警戒区域並びに特別警戒区域の指定に対する説明でございますが、個別にハザードマップをお持ちしまして、地域、指定された範囲、それと避難行動に関する注意、または情報の伝達について、個別に対応をしているところでございます。申しわけありません。それと、指定に関しましての住民説明会の件でございますけれども、それぞれの箇所について、地権者並びに住民の方に来ていただきまして、どのような形で調査をし、指定に至るかといったことにつきまして、説明をしているところでございます。

再質問 17番 増田武夫

例えば、広島市での災害の場合は、相当地域にたくさんの住民の方が住んでおられるとか、そういうこともあって、大きな災害になったわけでありますけれども、礼文の場合は、一つの家屋が災害を受けたという。しかし、命でありますので、一人、二人だから決していいということにはならないわけで、そうした点では、52 カ所、全てがやはりどうなのかということを早く調査をして、そして住民との情報の共有をしていく必要があると思いますので、その点についての道に対する要望も、ぜひとも強めていただきたいというふうに思います。今、こうした状況、警戒区域・特別警戒区域の中で、しっかりと防災の対策がとられたかどうかということも一つ大きな留意すべき点だというふうに思うのです。やっぱり広島県の情報なんかを見ますと、広島は、非常に災害が起きやすいところで、たくさんのそういう箇所があるのですけれども、対策がとられたところが、やっぱり非常に少ないということが問題になっていまして、そして県の説明によると、今のペースで対策をとっていくと、300 年もかかってしまうというようなことを答弁しているようでありますけれども、やはりそうした警戒区域・特別警戒区域を指定するだけではなくて、そこをしっかりと対策をとることができないのか。例えば、土どめの工事でありますとか、いろんな方法で対策をとる必要があるのではないかと思いますけれども、その点は、どのようになっているか、お聞きしておきたいと思います。

答弁 町民課長 山岸伸雄(町民課長は2015年3月まで)

今、防災に関しての対策ということですけれども、指定箇所等については、これまでも、今は 52 カ所でございますが、過去にはもう少し多い危険な箇所がございました。その危険箇所が数カ所外れていっている状況でございますが、それについては、例えば土石流であれば、治山事業を実施していただいて、それらの危険がなくなったところについては、外れていっているということでございます。そういうことから、今後ともそういう事業、治山事業だとか、急傾斜地における傾斜の平坦化というのでしょうか、そういう事業なんかも同時に北海道や国に対して要望していくようなことが大切だというふうに認識しております。

再質問 17番 増田武夫

いずれにしましても、そうした危険箇所をやっぱり放置しておくということではなくて、きちっと対応、できるだけの対応をやっぱりしていきたいというふうに思いますので、ぜひともよろしくお願いしたいというふうに思います。さて、2点目でありますけれども、法で、そういう特別警戒区域・警戒区域などのハザードマップを作成して、きちっと対処すべきだということが決められているということで、ご答弁で、そのようなことになっているようであります。ホームページなどで、地域防災計画などの中を見ますと、そういう特別警戒区域などの図面、ハザードのマップが添付されているようでありますけれども、やはりそうしたものが、いかに住民との情報の共有になるかどうかが大事な点だというふうに思います。答弁の中で、これからホームページなどでもそういうものをきちっと公開するし、また後の質問の中でも新しい資料を住民全体に配布してやっていきたいということになっているようでありますので、せっかくできているそうしたものを、ぜひとも積極的な公開をしていってほしいというふうに思います。3番、4番、非常に共通したものでありますので、一緒にお尋ねいたしますけれども、ホームページについては、9月1日からということで見ますと、赤い表示で表示されました。これは、非常によかったというふうに思いますけれども、やはりその表示をクリックしたときに、どういう情報がすっと得られるかということも大いに研究していただきたいなというふうに思うわけです。6項目ぐらいのあれが現在出てきまして、中には洪水ハザードマップも出てまいりますし、防災計画も見ることができるようになっておりますけれども、答弁の中でありますように、緊急の情報については、緊急の事態が発生したときに内容を表示して、そして適宜、町民に対して情報を発信できる仕組みとしたいと、こういうことでありますけれども、やはり日ごろから、そこへ行けば緊急の情報を得られるのだという、そういう意識づけが大事だと思うので、いざ、例えば大雨警報だとか、いろいろなもの出たときだけそこに表示するというのではなくて、やっぱりそこに行けば、そういう情報がいつでも得られるよということになって、やっぱり日常的にその情報表示の場所が、そこにあることが、非常に重要でないかというふうに思いますので、そうした点でのホームページでの情報の公開、共有というものをしっかりと工夫をしながらやっていただきたいと思います。また、そういう大雨だとかいろんなことばかりではなくて、例えば AED の機械が日常的にどこにおさめられていますよと、緊急のときには使ってくださいというような、そういう日常的に必要な情報も、やはりそういう場所できちっと表示していただきたい。その他、いろいろな町の防災情報を見ますと、それぞれ特徴があるものがありまして、例えば気象庁にさっとつながるようになっているだとか、いろいろ工夫がされているようでありますので、ぜひ、そういう点も研究されて、やはりいかに早く住民が、そういうものを、ここに行けば得られるのだというような、そういう点も含めて、ぜひ工夫してつくっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 民生部長 川瀬俊彦(民生部長は2015年3月まで)

今おっしゃられたようにいろいろな情報を町民の皆さんに知っていくということは大切なことだと思いますので、今現在、あそこに載せている情報をさらに今後、どういう情報が有用なのか、よく研究してまいりたいと、そういうふうに思っております。

再質問 17番 増田武夫

大災害が起きたときに行政だけで対処はできないのは、これ当然なことで、やはり住民と情報を共有して、やはり一人一人が防災、減災のために立ち上がるような、そういう体制をホームページだけでなくて、いろんな資料を提供することによって、そういうものをなるべく多くの情報を住民に、やはり知らせていってほしいというふうに思いますので、そういう方向で進んでいるようでありますので、より研究した上で対処していっていただきたいというふうに思います。次に、5番目の避難誘導マニュアルの整備と避難訓練についてであります。本町には、防災計画の中に、防災対応マニュアルというのが、結構の分量で決められているのは承知していますし、そういう中で、さらにしっかりとした基準に基づいて、町が、例えば避難誘導などが的確に出されていくようにすることが大事ではないかというふうに思うのです。今回、広島でも礼文町でも問題になったのが、自治体が出す避難勧告、避難指示が非常におくれたと、そういうことが大きな問題となったわけであります。礼文町でも、勧告のおくれ、非常に指摘されていたわけでありますけれども、礼文町では、なかなか対応する人員が少なくて対応できなかったのだと、そういうようなことも自治体の見解として述べているようでありますけれども、やはりしっかりとした基準で、町自身が判断していくことが必要だと思うのですが、そういう判断の基準の中に、なかなか町のあれを見ましても、具体的な数字というものが出てこないのですよね。パトロールするのは、1時間に 20ミリの雨が降ったらパトロールしますというそういうものはあるのですが、そうしたらどういうものがどうなったら避難準備情報にするのか、避難勧告にするのか、避難指示にするのかという、そういう基準は、この中には明確にはされていないのだと思うのです。それで、道によると、道のほうでは、避難準備情報は、大雨警報などの発表など、それから避難勧告は、土砂災害警戒情報の発表など、それから避難指示はさらに進んで、記録的短時間大雨情報の発表が加わったら避難指示にするような、各自治体に求めるのだというようなことを言っているようでありますけれども、やはり避難の判断基準に、そうした気象庁なりいろんなところが出す基準が一つの判断になっていくべきではないかというふうに思いますけれども、その辺はどうなっておりますか、お聞きしたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

今回の土砂災害でも大変注目されて、いろいろな、一部批判もあったのですけれども、私どももいわゆる避難勧告、あるいは避難の指示、準備避難、3段階ありますけれども、これらの発令するのは、大変難しいものがあるというふうに思っています。今おっしゃられるようにある程度の基準が来れば、それではすぐ避難勧告出していいのかとなると、それも現実性ないというようなことも言われます。例えば、真夜中に避難勧告を出したら、本当に安心して避難所まで行けるのかといったような問題ですとか、うちらでも一応ある程度の雨が基準量を超えたら勧告をしなさいというようなのもあります。最近、国は、恐れずに早目に避難勧告を出しなさい、空振りになってもいいのではないかというようなことも言いますけれども、その辺は、やっぱりその時点その時点の対応でいくより、状況を見ながら対応していくことが望まれるのかなと我々も思っていますけれども、もちろん後手になるようであっては、これは大変なことになるのだろうというふうに思いますけれども、これらも基準は一応持っておりますし、内部の職員のあれではあるのですけれども、現実的な対応ということになっていくのかなという思いではおります。

再質問 17番 増田武夫

非常に難しい問題だと思いますけれども、振興局だとか、いろんな機関とも連携をとって出していくということになると思うのですが、やはりそうした点で、町のマニュアルでも土砂災害のときには、そうした兆候をきちんとつかんで出すというようなことも、るる書かれておりますけれども、そういうことも含めて対処しなければならないというふうに思います。そこで、やはり大きな問題になるのが、そうしたものを扱っていく部署、やはりこの間、NHK のいろんな討論なんかで聞いていましたら、やはり防災担当の係が少ないと。それから、兼務でやっていると、それからしょっちゅう部署が変わるので、専門的な知識がなかなか習得できないのだというようなことも言われておりました。確かに、最近の行政改革の中で職員数が減ってきておりまして、具体的に防災を担当する部署が手薄になっているのではないかという懸念があるわけですけれども、本町については、その点はどのように考えておられるか、お聞きしておきたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

いざ災害が発生したということになりますと、なかなか一人、あるいは二人、あるいは一つの課だけでは対応は困難になってくるのだろうと思っています。そういったことで、幕別町の場合は、災害の状況あるいは雨の状況によって災害対策本部を設置しながら、職員総出で当たっていこうという考えで今までも来ておりますので、これからも職員、それぞれが災害に対するみずからの自覚を持ちながら当たっていくと思いますし、私の町は、比較的早く災害担当の主幹を配置したというようなことで、今、町民課が担当課でありますけれども、主幹を中心に町内外のいわゆる災害対策法の PR なども含めながら進めておりますし、これからも十分職員に対する、いわゆる災害意識を持つように私どものほうや、そういったことを進めていくことも役割であろうというふうに思っていますので、体制を十分強化していくような考えで、これからも参りたいというふうに思います。

再質問 17番 増田武夫

直接の担当部署のしっかり認識なり、そういう防災に対する知識をしっかりと持ってもらうことが一つでありますけれども、もう一つは、やはりそういうときが起きたときの全体の、全職員が招集されたりなんだりしていくわけですから、そうしたところの訓練をきちっと日常的に行っていくことが非常に重要だというふうに思いますので、その訓練にも力を入れてほしいと思います。やはり今、最近の気象の変化によって、北海道といえども時間 50 ミリ、100 ミリの豪雨がいつ来るかわからないような状況がどんどん強くなってきているわけでありまして、きょうも中部に大雨警報が出ていたようでありますけれども、現在、どうなっているかわかりませんが、そうした状況が、やはりこれから頻発、頻繁に起こってくる状況だと思いますので、そうした点で、ぜひとも訓練をおろそかにすることなくやってほしいと思いますけれども、そうした点で訓練もしっかりとやっていきたいというような答弁でありましたので、ぜひともそれを強めていっていただきたいというふうに思います。いずれにしましても、そうしたことが起こったときには、町が一体となってやらなければならないし、いろいろな協力を得ながらやっていくわけですので、そうした意思の疎通が日ごろから図られていることが鍵になると思いますので、ぜひ、そうしたことに留意していただきたいというふうに思います。6番目がありました。6番目は、今そうした点で、準備をされているということですので、これ準備の点でも、ぜひお願いしたいのですが、町のホームページでも、防災マップに画面で、いろいろなこうすべきだ、住民に対するあれがありますけれども、なかなか字が小さくて読めなかったり、やっぱり非常にいいことは出ているのでしょうけれども、なかなかそれにすっと入っていけないような状況もあります。そうした点では、やはりお年寄りが見ても、それが理解できるようなそういう工夫、ぜひしていただきたい。情報は、提供すればいいというものではなくて、その提供した情報が、しっかりと住民に理解されて、行動につながっていくようなものにならないと、本当の意味で情報を伝えたことにはならないと思いますので、ぜひ、そうした点で、町の知恵を絞って、ぜひともわかりやすいマップに、そういう情報の提供をしてほしいと思いますけれどもいかがでしょうか。

答弁 町民課長 山岸伸雄(町民課長は2015年3月まで)

現在、各種ハザードマップを作成中でございますけれども、前回までの防災のしおりにもハザードマップを載せておりましたが、それにつきましては、防災のしおりを見開いた形でのハザードマップでございました。そういうことから、若干見づらい状況でございましたけれども、今回、今、計画している部分につきましては、A1版の大きな、要は新聞を広げたぐらいの大きさのハザードマップにいたしまして、そこに掲載するということで考えております。そのハザードマップを折り込みまして、防災のしおりと一緒に配布するという計画でございますので、過去よりは、少しは見やすくなるように、私どもとしましても、現在、作成をしているところでございます。

再質問 17番 増田武夫

ぜひ、いろいろな工夫をしてほしいのと、それからそれを常にとっておけるような、やっぱり何かのときには、すぐ見れるような工夫も、ぜひしてほしいなというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。それから、7番目の自主防災組織の現状と組織化の進捗状況でありますけれども、最近、いろんな報道でも各自主防災組織なり公区が、いろんな訓練を始めたということが、多く耳にするようになりましたし、私の住んでいるところでも、ことし初めての訓練といいますか、いろんな知識を得るための催しが行われました。やっぱりこうしたことが頻繁に行われて、防災に対する意識が、より高まっていくことが必要だというふうに思います。自主防災組織の組織率が 30.7%、住民の組織は 52.1%だということで、次第に上がってきているなというふうに思います。やはり、地域防災会議の中にも自主防災組織の代表を入れていただいたのですが、やはり常に住民との接点というか、住民とのやりとり、意思疎通がいかに図られていくかというのは、非常にいざというときの鍵になるというふうに思います。まず、大災害が起こったときに、一番身近で指導するのが、この自主防災組織だというふうに思いますので、そうした点での今後の取り組みの強化も、ぜひ強めていっていただきたいというふうに思います。やはり、どこの災害のあれを聞いても、やはり真っ先に助け出すのは、近所の方々だということが基本になっておりまして、やはり防災についての一番の鍵は、自治体と住民が、いかに一つにまとまって対処していくかということに尽きるというふうに思いますので、ぜひともそうした努力をしていっていただきたいと、そのように思います。今、自主防災組織の組織化に向けて、今やっておられることをちょっとお聞きしておきたいと思います。

答弁 町民課長 山岸伸雄(町民課長は2015年3月まで)

未組織の公区に対しましては、現在、検討しているところについては、文書におけるお願いをまず再度したいというふうに考えております。それと、また地域の集まりだとか、防災に関する出前講座なんかも実施しているところでございますことから、そういう場所なんかにおいても、未組織公区に対して必要性を理解していただきまして、少しでも組織化を進めるべく私どもとしても努力してまいりたいというふうに思っております。

答弁 民生部長 川瀬俊彦(民生部長は2015年3月まで)

各公区が、そのように自主防災の活動に取り組んでいただくためには、町といたしましては、経済的な面といいますか、財政的な面におきましても助成をしているところであります。協働のまちづくりの交付金におきまして、例えば計画を策定するとか、また備品をそろえるとか、またその訓練をすると、そういうようなことに関しまして、一定程度助成をさせていただいて、そしてますます公区でそういう自主防災の活動がしやすいように、そのようにしておりますので、あとは公区長会議なども通じまして、さらに啓発に努めてまいりたいと、そのようには思っております。

再質問 17番 増田武夫

私たちの公区でやったときも援助をいただいて、アルファ米の試食でありますとか、そういうものも実際行いましたし、そうしたことを通じて、より理解が深まっていくのではないかというふうに思いますので、高齢化社会を迎えて、やはり手助けをしなければ避難できない方々が、どんどんふえていくわけで、そうした点でも住民との協力が欠かせないというふうに思いますので、ぜひとも本町が災害から少しでも被害を軽くする、今、答弁の中でも減災の考えを入れたのだと、そういう答弁もありましたけれども、ぜひともそういう視点に立って、これからも抜かりなく防災の手だてをとっていっていただきたいと、そのように思います。以上で、終わります。

出典:幕別町議会 平成26年第3回定例会 2014年9月9日 議事録 PDF(26ページ) 間違いを知らせる