みんなの議会

深川市議会 令和4年第1回定例会 2022年3月4日

地域おこし協力隊

2022年3月4日、深川市議会の一般質問で、田畑陽美議員が「地域おこし協力隊」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。

質問者
田畑陽美 議員
答弁者
市長 山下貴史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 田畑陽美

現在、本市では、令和4年度から13年度の10年間を計画期間とする第六次深川市総合計画を策定中です。策定に当たり、まちづくりアンケートやまちづくりに関する提案、意見の募集などを行ってきています。残念ながら、市民の意見を聞く会は、新型コロナウイルス感染症の影響により中止になりましたが、現在、第六次深川市総合計画の検討案のパブリックコメントを3月6日まで募集しています。今後、深川市をどのようなまちにしていくのか、そのためにどのようなことをしていくのか、市民の皆さんと一緒にあるべき深川市の姿を描き、共有し、その実現に向けて共に取り組んでいけるよう、多くの意見が寄せられることを願います。そして、その意見が反映され、市民の皆さんに見やすく、取り組む内容が分かりやすい計画となることを期待しています。それでは、通告に従い一般質問に入らせていただきます。地域おこし協力隊についてお伺いいたします。令和2年第4回定例会において、地域おこし協力隊のこれまでの取組状況や今後の課題などについて一般質問させていただきましたが、隊員のその後の状況や今後の見通しなどについてお伺いさせていただきます。地域おこし協力隊は、おおむね1年以上3年以下の期間、様々な地域協力活動を通じて、地域の活性化に貢献する取組であり、任期終了後も約6割の隊員が同じ地域に定住・定着するなど、都市部人材の地方回帰を進める上で重要な施策となっており、人口減少や高齢化が進む本市においても、平成25年から取組を行ってきております。総務省が行った令和2年度における地域おこし協力隊の活動状況などについては、受入れ自治体数が、元年度の1,071自治体から1,065自治体と、6自治体減少しておりますが、地域おこし協力隊においては115人増加し、5,464人が協力隊として活動しています。また、令和2年3月末時点で任期終了した隊員数は6,525人で、任期終了後、約6割の隊員が同じ地域に定住しています。同一市町村に定住した隊員のうち、約4割は古民家カフェや農家レストランなどの飲食サービス業、ゲストハウスなどの宿泊業、地場産品の食品加工業などに就業し、約4割は起業して活躍しています。また、引き続き行政関係の仕事を行う人のほか、観光業や農林漁業、地域づくり・まちづくり支援業など、地域に根差した業務に従事する人など、約1割が就農・就林などの活動を行っているそうです。本市では、一昨年時点で4人の地域おこし協力隊が任用されており、2020年12月号の広報で紹介されていました。また、昨年は、農業支援員、地域支援員として新たな隊員が4人着任され2021年10月号の広報で本市での活動が紹介されていました。しかし、広報の地域おこし協力隊だよりの中で年に一度、昨年は二度紹介がありましたが、隊員の皆さんの日々の活動状況はなかなか見えてきません。それぞれの活動内容は違っていると思いますが、多くの市町村の中から、本市を選んで来てくれた隊員の方たちと地域の皆さんとの距離が近くなることを望んでいます。地域おこし協力隊は、日々の活動報告や研修報告などを行っていると思いますが、内部報告書などを簡略化し、SNSでの活動報告をメインにするなど方法はいろいろあると思いますが、外へ発信することで、隊員自身のことや個々の活動状況などをより多くの方に知っていただき、市民がいつでもその様子を閲覧できるようになれば、親近感が生まれ市民の皆さんとの距離が縮まり、隊員の定住にもつながっていくかもしれません。また、今後は外へ発信することにより輪を広げ、隊員が隊員を呼ぶことにもつながる取組も今後必要になってくるのではないでしょうか。これまで、地域おこし協力隊から本市の定住につながり、深川市の担い手として活躍していただいているのはお一人ですが、現在活動中の隊員の方たちも、任期満了後、本市に定住し活躍してくれることを期待しております。また、効果的に情報発信を行い、地域おこし協力隊員、隊員OB・OG、受入れ自治体関係者などの学びや交流及び活動発表の機会を創出し、全国で活躍する地域おこし協力隊員や隊員OB・OGからの体験報告や有識者による講演など、ここでしか聞けない地域おこし協力隊のリアルを実感することのできる地域おこし協力隊全国サミットや、オンラインでの全国ミニサミットなど、参加した方の多くの人が人との出会い、そして全国各地の事例を共有できたことによって、横との連携・つながりをもっと強化したい、自分が今抱えている地域課題や活動課題と同じような事例を共有できてとても参考になった、地域に溶け込むための近道や仕事の進め方のノウハウが学べたなど、情報量の多さと地域おこしの現場を知る人ならではのトーク内容に、自分自身のスキルアップにもつながり、様々な収穫を得た方が多かったようです。本市でも、積極的な参加を検討してみてはいかがでしょう。また、地域おこし協力隊の活動は、新型コロナウイルス感染症により大きな制約を受け、任期中に十分な活動ができていない、または、任期終了後の起業が遅れている隊員が一定数いることから、そうした隊員を対象に特例措置が創設されています。新型コロナウイルス感染症により活動に影響を受けた地域おこし協力隊員の任期特例であり、大きな制約を受けた隊員、令和元年度から3年度までに任用された隊員となっておりますが、3年を超える地域協力活動を希望し、受入れ自治体が任期の延長が必要と認めた場合には、2年を上限として任期延長の特例を認めることができるそうです。その場合、当該隊員の地域協力活動に要する経費については、ほかの隊員と同様に特別交付税措置が講じられるということです。そこで、4点についてお伺いいたします。1点目、一昨年、昨年と新たな隊員の任用があり、活発な地域協力活動に期待しておりますが、現在の隊員数と活動状況、今後の活動について伺います。2点目、全国各地に散らばる隊員たちが一堂に会し開催されている地域おこし協力隊全国サミットや、オンライン開催の地域おこし協力隊全国ミニサミットへの参加も大変有効なものと考えますが、隊員を対象とした研修などの受講実績と今後の考えについて伺います。3点目、新型コロナウイルス感染症により活動への影響を受けた地域おこし協力隊に対する特例措置が創設され、任期の延長が可能となっておりますが、現在、本市において、特例措置の対象となる隊員がいるのか伺います。4点目、本市では、新たに分野を問わず隊員自らが考え、提案した活動に従事するフリーミッション型の地域おこし協力隊を募集しておりますが、地域おこし協力隊の今後の見通しについてお伺いいたします。

答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)

地域おこし協力隊について4点の質問をいただきましたので、順次お答え申し上げます。まず、1点目の現在の隊員数と活動状況などについてでありますが、今年度は、昨年4月に農政課で3人、5月に地域振興課で1人、それから今年に入りまして2月に農政課で1人の計5人の隊員を新たに任用いたしておりまして、前年度から継続して任用しております農政課と高齢者支援課の隊員各1人を加えた合計7人が現在の隊員数でございます。この各隊員の活動内容についてでありますが、農政課所属の5人については、深川未来ファームを活動拠点とし、水稲、トマト、キュウリなどの農産物の栽培技術の習得や、ふかがわポークの加工品製造などに従事しております。また、地域振興課所属の1人は、アップルランド山の駅おとえを活動拠点として、ふかがわシードルの製造技術の習得やPR活動に、そして高齢者支援課所属の1人は、社会福祉協議会を活動拠点としまして、生活支援コーディネーターとして、地域で行う介護予防活動の推進等にそれぞれ従事していただいているところであります。また、今後の活動につきましては、農政課所属の1人が今月末をもって退任を予定されておりますが、残り6人の隊員については、いずれも令和5年度以降まで任期がございますので、今後も現在の活動を継続される予定であります。我々としてもしっかりサポートしてまいりたいと考えているところであります。2点目の隊員の研修実績と今後の考えについてでありますが、全国規模の研修では、議員が挙げておりましたけれども、平成28年に地域おこし協力隊全国サミットが開催された折には、農政課と地域振興課所属の隊員各2人が参加いたしております。それ以降では、本年度、オンラインの全国研修であります起業・事業化研修に、高齢者支援課所属の隊員1人が参加いたしております。また、全道規模では、地域おこし協力隊全道研修・交流会があり、これに平成27年度から30年度まで、5人の隊員が延べ7回参加いたしております。このほか、市でも全協力隊員と関係所管による地域おこし協力隊情報交換会を開催して、制度の理解を深めてもらったり、隊員相互の横のつながりをつくる機会として活用してきているところでありますが、昨今の状況といたしましては、この資格や技術を取得する一般的な研修を受講する隊員が増加している傾向にあります。逆に、主に協力隊員を対象とする研修への参加については、希望者が少なくなってきてございますので、改めて協力隊員を対象とする各種研修の有効な活用について、隊員の意向も十分踏まえながら、市としても検討してまいりたいと考えております。次に3点目、地域おこし協力隊の任期の特例について質問がありましたが、議員が述べられておりましたとおり、総務省では、令和元年度から3年度までに任用され、コロナ禍により活動に大きな制約を受けて、十分な活動ができていない隊員を対象に、活動期間を最大2年間延長する特例措置を創設したところでございます。そこで、本市で活動する隊員に関しましては、現段階では、各隊員ともおおむね予定どおりに活動を行っておりまして、この特例措置には該当しないものと考えておりますけれども、国の資料によりますと、コロナ禍の動向次第では、令和4年度もその特例措置の対象となり得るといったことが示唆されておりますので、今後も隊員の活動状況や意向の把握に努めまして、必要に応じて適切に対応してまいりたいと考えております。最後に、4点目の今後の見通しについてでありますが、三つの分野で隊員の募集などを行っておりまして、一つには農業の担い手育成活動では、2人の応募があり、このうち1人の任用に向けて調整中であります。さらに複数人の任用を目指して、募集を継続してまいりたいと考えております。また、グリーンツーリズム等の都市農村交流事業の推進活動の分野につきましては、3人の応募がありましたため、一旦募集を終了し、そのうち2人の任用に向けて、現在、調整を進めているところであります。また、議員も触れられていましたフリーミッション型の募集については、インターネットを活用した情報発信や活動報告の取組を要件としているものでありますが、これまでに2件応募に関して問合せがありましたが、現在のところ応募には至っておりませんので、募集を継続しているところでございます。以上のような状況でありますので、持続可能な地域づくりの担い手として、その活躍が一層期待される地域おこし協力隊員の確保に向けて、また定住の促進に向けて、引き続き市としても努力してまいりたいと考えているところであります。

出典:深川市議会 令和4年第1回定例会 2022年3月4日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる