深川市議会 平成31年第1回定例会 2019年3月8日
2018年度市立病院の経営状況
2019年3月8日、深川市議会の一般質問で、田中昌幸議員が「2018年度市立病院の経営状況」について質問し、市立病院事務部長 吉田博昭が答弁しました。
- 質問者
- 田中昌幸 議員
- 答弁者
- 市立病院事務部長 吉田博昭
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 16番 田中昌幸
2点目の質問に入ります。2018年度市立病院の経営状況についてお伺いします。深川市立病院は、北空知医療圏域における中核病院として、将来にわたり持続的に市民及び北空知圏域住民の皆さんに、良質で安定した医療サービスが提供できるよう、医療機能の充実確保が求められております。市政方針では、市立病院については徹底した経費削減により、事業収支の均衡に努めるとありますが、検査機器などの更新も重要なことから、経費削減一辺倒では、適切な医療が維持できない側面も考慮しなければならない、むしろ積極投資による利益の拡大という考え方も必要だと考えます。ただ、圏域人口の減少により、外来患者の減少など、経営環境はやはり厳しい状況にあると思われます。さらに、昨年の市長市政方針では、地方公営企業法全部適用の検討が打ち出されています。市立病院の経営健全化については、病院長初め病院の職員、市に関係する職員、そして市民の皆さんの協力で大きな資金支援を行いつつ、取り組まれてきており、平成21年から25年度で経営健全化計画を終了したところですが、その後も総務省において、27年3月に新公立病院改革ガイドラインが策定され、市立病院においても、医療需要・環境が変化する中で、継続して安定した医療を提供していくために、28年度から5年間の深川市立病院新改革プランが策定されており、その取り組みは、社会民生常任委員会にも報告がされております。そのような状況の中で、累積不良債務の解消を目的として昨年度予算で4億3,000万円、今年度2億円、合計6億3,000万円の資本強化策が進められておりますが、2018年度市立病院の経営状況と決算見込み及び2年間の資本強化策による不良債務残高縮減の実績について、お伺いいたします。
答弁 市立病院事務部長 吉田博昭(市立病院事務部長は2022年3月まで)
2018年度市立病院の経営状況について質問いただきましたので、お答え申し上げます。初めに、経営状況についてでありますが、病院経営に大きく影響する患者数及び平均診療単価について、入院・外来別に2月末時点における今年度と昨年度の状況を比較し、申し上げます。なお、本年2月末時点の平均診療単価等につきましては、一部見込み値を用いておりますことをご了承願います。初めに、外来の状況ですが、外来延べ患者数は平成30年度10万6,477人、29年度は10万4,648人であり、昨年度に比較し1,829人、1.7%増加しております。1日平均外来患者数では、平成30年度475.3人、29年度は469.3人となり、本年度が6人多い状況でございます。次に、入院の状況ですが、入院延べ患者数は平成30年度5万3,978人、29年度は5万4,574人であり、昨年度に比較し596人、1.1%減少しており、1日平均入院患者数では、30年度161.6人、29年度は163.4人となり、本年度は1.8人少ない状況にございます。なお、入院病棟は昨年2月より一般病棟を3病棟、地域包括ケア病棟を1病棟とし、入院患者の受け入れを行っておりますが、平成30年度の病床稼働率をそれぞれ申し上げますと、一般病棟153床の稼働率は89.2%、地域包括ケア病棟30床の稼働率は83.6%となっております。次に、外来患者1人当たりの平均診療単価ですが、平成30年度1万412円、29年度は1万812円であり、昨年度に比較し400円、3.7%減少しております。次に、入院患者1人1日当たりの平均診療単価ですが、平成30年度3万8,114円、29年度は3万5,398円であり、昨年度に比較し2,716円、7.7%増加しております。入院診療単価が増加した主な要因は、昨年の地域包括ケア病棟の開設及びDPC制度導入の効果が大きいものと分析しているところでございます。次に、決算見込みでありますが、入院・外来収益におきましては、前年度決算に比較し、入院収益で1億3,800万円の増収、外来収益では3,200万円の減収見込みであり、入院・外来を合わせた収益としましては1億600万円の増収を見込んでいるところでございます。不良債務額は、前年度の5億3,800万円から2億2,100万円減少した3億1,700万円を見込み、資金不足比率は前年度の14.9%から6.4ポイント改善した8.5%を見込んでいるところでございます。次に、2年間の資本強化策による不良債務残高縮減の実績でありますが、一般会計からの2カ年にわたる6億3,000万円の経営改革特別支援により、今ほどご説明申し上げましたとおり、不良債務残高を大きく縮減したところであり、病院事業会計上におけるその効果についてご説明申し上げますと、経営改革特別支援により、病院事業の運転資金となる流動資産に区分される現金・預金の保有額がふえたことにより、不良債務の要因となります流動負債に区分される一時借入金が平成28年度末においては12億5,000万円でありましたが、30年度末においては3億5,000万円減少の9億円を見込んでいるところであり、このことからも、経営改革特別支援の効果の大きさが図られるものでございます。病院事業におきましては、平成29年度、そして30年度と経営状況は若干回復基調にありますが、一般会計からの基準外の繰り出しなくして不良債務の発生を抑えることのできる経営体質には、至っておりません。また、特定の診療科における常勤医師の不在も依然として大きな課題であり、加えて北空知圏域における少子高齢、人口減少に伴う患者数の減少にも的確な対応が求められているところであります。今後におきましても、医業収益の増収と経費節減の取り組みを進め、将来にわたり持続的に良質で安定した医療サービスを提供できるよう、藤澤院長を先頭に職員一丸となって、不断の努力を継続してまいる所存であります。