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深川市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月17日

市立病院の経営状況

2022年6月17日、深川市議会の一般質問で、田中昌幸議員が「市立病院の経営状況」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。

質問者
田中昌幸 議員
答弁者
市長 山下貴史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 13番 田中昌幸

最後の質問を行います。市立病院の経営状況についてお伺いいたします。市立病院の経営健全化については、病院長をはじめ病院の職員、市の関係する職員、そして市民の皆さんの協力で、一般会計からの資金支援を行いつつ取り組まれておりました。昨年の一般質問の答弁では、診療抑制などによる経営の影響で空床病床の確保のほか、院内に新型コロナウイルスを持ち込ませないように各種感染対策の強化を図り、その例では緊急性の低い患者さんの入院の制限、手術の延期、家族等との面会の禁止、パーティション等による感染エリアの隔離、そして外来においては、屋外にプレハブの発熱外来の診療施設を設置するとともに、来院者の体調確認や検温、手指消毒の徹底に加え、病院の滞在時間を短縮するため、薬の処方日数を長期化し受診回数を抑制するなどの対策を取り、医業収益は令和2年度では2億4,700万円減収の35億2,000万円。一方で、新型コロナウイルス感染症減収補填のため、補助金収入により医業外収益として7億5,500万円の増収があり、医業外収益は11億5,300万円、事業収益全体では前年度より5億1,900万円増の47億8,900万円。事業費用は令和元年度に比べ、医師や医療技術者の人員の増、会計年度任用職員制度の開始による給与費の増、入院患者数減による薬品費の減、旧透析棟の解体などにより、事業費用全体では前年度から2億9,700万円増加して、47億6,200万円、収益と費用の差引きで2年度では2,700万円の純利益が生じた。不良債務残高は令和元年度末に2億3,200万円でしたが、2年度決算では4億2,900万円の減価償却費など現金支出を伴わない経費を除いた上で、資本的収支を加味した流動資産及び流動負債から算出すると4億5,100万円の改善効果で、不良債務が全額解消されたと報告されております。令和2年度決算はコロナ禍にあって、結果として不良債務が解消されるなど、健全な財政が確保されました。しかし、その要因は新型コロナウイルス感染症関連の減収対策などの補助金によるもので、増収対策などの経営努力の結果では必ずしもないということで、引き続き深川市立病院新改革プランをはじめとする増収対策や医業収益の確保に取り組むと答弁されております。さらに、平成17年6月の現在の市立病院の供用開始前の15年度決算において不良債務が解消され、そのときから実に17年ぶりに不良債務が生じない決算を迎えたという答弁で、積年の願いだった不良債務が解消されたことが昨年の一般質問では明らかになりました。一昨年2月からの新型コロナウイルス感染症対策で極めて厳しい環境の中で、藤澤院長を先頭に北空知のセンター病院としての機能を発揮されていることに敬意と感謝をいたす次第でございます。全国的に特に北海道でも札幌圏を中心に感染蔓延がなかなか収束しない中で、市内でもクラスターが発生するなど、一時期感染者の拡大がありましたが、地域の医療崩壊が起きていないことも含め、大変ありがたいと考えております。深川市立病院は、北空知医療圏域における第二種感染症指定医療機関として、その患者さんの治療に当たっては、看護師をはじめスタッフの皆さんにとって細心の注意を払いつつ、大きなストレスを抱えてのことと思います。市民の皆さんにとって、コロナ禍でこれまで以上に欠かすことのできない地域のセンター病院だという認識、診察から入院、治療まで面倒を見てもらえるという大きな安心感など、市立病院に対する信頼感は極めて大きくなったものと考えます。今後とも将来にわたり持続的に市民及び北空知圏域の住民の皆さんに良質で安定した医療サービスが提供できるよう、医療機能の充実確保が求められておりますし、新型コロナウイルス感染症対策についても、市民のみならず、北空知管内住民のさらなる安全・安心の体制を維持していただきたいと思います。ここで質問の1点目、国が指定する第二種感染症指定医療機関として、一昨年2月中旬以降、新型コロナウイルス感染症に対応するため受入れ病床確保の要請を受けてきておりますが、空き病床の確保などに対する国からの補填状況と診療抑制などによる病院経営への影響についてお伺いします。2点目、2021年度の市立病院の決算見込みについてお伺いいたします。

答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)

市立病院の経営状況について、2点質問がありましたけれども、関連がございますので、一括してお答えさせていただきます。そして、金額についてもるる申し上げますが、100万円単位で報告させていただきます。初めに、空床病床の確保などに対する国からの補填状況についてお尋ねがありました。御案内のように、市立病院は感染症指定医療機関として従来、感染症病床4床を確保しておりましたが、令和3年度におきましても、北海道から新型コロナウイルス感染症受入協力医療機関の指定を受け、道内での感染患者数に応じまして、北海道が要請してまいりますフェーズの変動に適宜対応し、所定の病床数を確保してまいったところでございます。これらの空床化に伴います減収に対応するための国からの資金的な補填状況でありますが、新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金等の補助金制度が継続されておりますので、市立病院では感染症病床確保促進事業として、令和3年度に7億4,700万円の交付を受けたところであります。また、このほかに関連4事業の補助金交付決定も受けておりますので、令和3年度決算の見込みにおきましては、これら補助金の総額が8億2,100万円となったところでございます。次に、診療抑制に伴う病院経営への影響と2021年度の決算見込みについてお答えいたします。診療抑制などによる病院経営への影響につきましては、空床病床の確保のほか、病院内へのウイルスの持込みを抑制することを目的にした面会禁止、それから正面玄関での手指消毒及び検温などの各種感染対策の継続、また増加する発熱患者に対しまして、発熱外来とドライブスルー方式での抗原定量検査などの対応もしっかりしてまいったところであります。これら感染対策などを実施してきたところでありますけれども、入院延べ患者数は前年度の4万9,948人から33人減、率にしますと0.1ポイント減少の4万9,915人で、令和2年度とほとんど同人数であります。しかし、言わずもがなでありますが、令和元年度との比較で申し上げれば、1万752人の減少となったところであります。また一方、外来延べ患者数では、令和2年度の10万9,871人からさらに2,731人増、率にしまして2.5%増加し、11万2,602人で、元年度に近い患者数を確保できたところでございます。そして、医業収入では、新型コロナウイルス関連の診察等の影響により、入院・外来ともに1人1日当たりの平均診療単価が上昇し、入院収益は前年度から1億5,500万円増収の22億5,000万円となる見込であり、外来収益におきましても1億4,500万円増収の13億2,000万円となる見込みでありまして、医業収益全体では3億600万円増収の38億2,700万円を見込んでおります。また、医業外収益は、新型コロナウイルス関連の補助金収入もありまして、前年度より1億400万円増収の12億5,800万円の収益を見込んでおり、事業収益全体では、前年度より4億1,100万円増の52億100万円を見込んでいるところでございます。一方で、事業費用についてでありますが、前年度に比べ医師などの人員の増加や特殊勤務手当等による給与費の増、そして新型コロナウイルス関連の検査試薬や治療薬、化学療法での抗がん剤などの使用増加に伴う薬品費の増、そして減価償却費の減などにより、事業費用全体では前年度から3,800万円減少の47億2,500万円を見込んでおり、この事業収益と事業費用の差引き、すなわち純利益は前年度2,700万円でありましたけれども、令和3年度においては4億7,600万円程度生じる見込みであります。最後に、資金不足額の状況についてでありますが、減価償却費3億8,200万円など現金支出を伴わない経費を除いた上で、資本的収支を加味しました流動資産及び流動負債から算出しますいわゆる資金不足額は、前年度より4億8,900万円改善され7億700万円程度のプラスとなり、前年度に引き続き資金不足額は生じない見込みであります。このように令和3年度の決算においては、新型コロナウイルス感染症の影響による入院患者数の若干の減少はございましたけれども、新型コロナウイルス関係の検査、診療等の効果による平均診療単価の上昇効果によりまして、医業収益は増収するという大変よい影響があり、結果として、資金不足額は発生しない健全な事業運営が維持できたところでございます。一方で、新型コロナウイルス関連の補助金による臨時的な収入もあったという面もございますので、今後も引き続き気を緩めることなく、増収対策あるいは医業収益の確保に向けて、しっかり取組を進めてまいりたいと考えているところでございます。

出典:深川市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月17日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる