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深川市議会 平成25年第2回定例会 2013年6月18日

市立病院の経営健全化

2013年6月18日、深川市議会の一般質問で、水上真由美議員が「市立病院の経営健全化」について質問し、市立病院事務部長 高田智之が答弁しました。

質問者
水上真由美 議員
答弁者
市立病院事務部長 高田智之

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 水上真由美

ことしは例年になく大雪に悩まされ、雪もなかなか減らず、春が大変待ち遠しかったのですが、その春先も記録的な低温に見舞われて、なかなか暖かくならず、天候の回復を願っているところでした。6月に入りますと、いきなり夏日を迎えて暑い日が続き、寒暖の差がジェットコースターのような天候に慌てております。農家の方々が、雨が少ないと嘆いておりましたが、昨夜からの雨が少しは恵みの雨になったのでしょうか、まだまだなのでしょうか。7月には、4日公示、21日投開票の参院選が迫っております。安倍内閣は高支持率を維持しておりますが、アベノミクスと呼ばれる経済政策も、打ち出された成長戦略に対しての絶望感が広がる中、株価の激しい乱高下に、経済成長に対する安心感はありません。また、地方にて経済効果を実感することも残念ながら少ないようです。また、7月下旬よりTPP交渉へ入る見通しですが、地域に与える多大な影響を考慮しない交渉に関しては賛同できません。地方の厳しさは今始まったわけではありませんが、地方を支える政策に期待を大にするものであります。目に映る田畑の風景が土色から青々とした風景にすっかり変わりつつあり、もうはや収穫の秋が待ち遠しくなっております。ことしも豊作を願っております。それでは、通告に従い一般質問に入りたいと思います。1点目、市立病院の経営健全化についてお伺いしたいと思います。深川市立病院は、本市はもとより、北空知、広くは留萌方面などの近隣市町の住民にとって、なくてはならない地域医療の拠点であります。特に、医師不足、看護師不足等に頭を悩ませている中ではありますが、地域住民へ良質な医療のサービスを提供するため、病院経営に対し、さまざまな努力をされていることは私も十分に承知しております。この場をかりて感謝と敬意を表したいと思います。さて、市立病院は、平成21年度から経営健全化計画に基づき、収益の確保、経費の縮減等に精力的に取り組み、経営の改善に努めていただいていることは、さきに述べたとおりですが、病院事業に対して、経営改善対策支援、経営改善特別支援、累積不良債務解消支援といった累積不良債務を解消するための特別な繰り出しが行われており、それらによって解消された債務でありますから、実質的には赤字体質が改善されてはいないのであります。特に、平成24年度は1億円という高額な寄附があり、それも含めた解消であるなら、不良債務が解消された後も、再度、不良債務が発生する事態にならないよう、今後さらなる改善に努めていただきたいと思います。支出面では、一定の削減効果は上げてはいるものの、収入面では、患者数の減少による収入減が影響しており、市立病院を存続させるためには相当な痛みを前提とした、思い切った経営改善と累積不良債務の解消を断行するしかありません。また、医師不足という問題は、既に本市だけの問題ではなく、日本各地で最大の課題となっており、安易に解決できる問題ではありませんので、この点は、その時々の最大限の対応をするとして、それ以外の分野での努力を強く求めておきたいと思います。そういった観点から、何点か質問させていただきます。まず、1点目に、平成24年度の収支状況について、見込みで構いませんので、まず伺っておきたいと思います。2点目、経営健全化計画の進捗状況と効果について伺います。平成24年度の進捗状況と、具体的な取り組みの効果が見込めたのかどうか。特に、患者数確保のための対策など、今後見直しする考えがあるのかどうかお示しください。3点目、燃料・電気料金高騰による影響と対策について伺います。昨年は電力不足を懸念して質問させていただきましたが、ことしは価格の高騰が心配であります。経費の節約に日々努めていただいているにもかかわらず、その一方で、燃料・電気料金の値上がりが重くのしかかってきます。病院施設という性格上、必要不可欠な経費でありますので、その影響と対策について伺いたいと思います。

答弁 市立病院事務部長 高田智之(市立病院事務部長は2017年3月まで)

市立病院の経営健全化について3点質問いただきましたので、順次お答え申し上げます。まず、1点目の平成24年度の収支状況についてであります。初めに、患者数につきましては、入院の年間延べ患者数は6万4,643人、1日平均177.1人、外来は延べ患者数13万8人で、1日平均530.6人となったところでございます。また、患者1人1日当たりの診療単価は、入院が3万5,816円、外来は8,587円となっております。次に、収益的収支でありますが、事業収益は44億600万円で、このうち医業収益は36億4,600万円、医業外収益は4億8,200万円、一方、事業費用は47億7,500万円で、このうち医業費用は44億9,700万円、医業外費用は2億6,600万円となり、経常損失が6億3,500万円、純損失は3億6,900万円となったところでございます。次に、資本的収支につきましては、資本的収入で3億8,200万円、資本的支出で4億6,100万円となったところでありまして、これらのことから平成24年度末の累積不良債務額は9億4,700万円となり、23年度末の11億9,100万円から2億4,400万円の改善が図られたところでございます。また、資金不足比率は平成24年度末で25.9%となり、23年度末の32.6%から6.7ポイント改善し、経営健全化計画の24年度末目標値より8.9ポイント改善されたところでございます。そのほか、平成24年度の病床利用率につきましては、許可病床270床に対して65.6%、稼働病床数203床に対しましては87.2%となっているところでございます。次に、2点目の経営健全化計画に対する進捗状況と効果についてであります。平成21年度以降、この間の経営健全化の進捗状況につきましては、現時点におきまして、累積不良債務額及び資金不足比率ともに、計画値を1年前倒しするといったような状況となっております。しかし、平成24年度分の経営健全化計画の具体的措置の効果見込みにつきましては、現在、点検評価作業を行っているところでございまして、今月末をめどに最終の取りまとめを行う予定でございますが、今のところ、残念ながら、全体では計画した効果額には満たないというような見込みとなってございます。次に、経営健全化計画につきまして、今後見直しの考えはあるのかといったような質問でございますが、このことにつきましては、前段申し上げましたような計画の進捗状況、1年前倒しというようなこともございますので、現時点におきましては、計画のフレーム自体を見直す必要はないものと考えてございますが、計画の実行管理といたしましては、目標値と実績が乖離している項目等につきましては、その原因を分析し、適宜適切な改善・対応を行うということが必要であり、そうした中で計画の早期達成を図っていこうと考えているところでございます。なお、ご心配いただいております患者数の減少の関係につきましては、計画における入院患者の目標値は平成24年、1日188人でございましたが、実績値では10.9人少なく、また外来患者では、1日620人に対し89.4人下回っておりまして、料金収入総体におきましては約9,000万円下回っている状況にございます。入院患者が減少した原因といたしましては、平成24年度の診療報酬改定におきます7対1入院基本料の施設基準の一つでございます平均在院日数が19日から18日へ短縮されたことが大きな要素として受けとめられているところでございまして、これらへの適正な対応が今後必要なものと考えているところでございまして、本年4月以降につきましては、現状における入院患者の動向等に鑑み、平均在院日数が18日を超えても、10対1入院基本料に適用される21日以内であれば、1年間は7対1入院基本料を算定することができるという、いわゆる7対1入院基本料の経過措置を選択させていただき、現在対応しております。そうした中で収益上の最大の効果を確保すべく取り組んでいるところでございます。次に、3点目の燃料・電気料高騰に対する影響と対策についてであります。まず、燃料につきましては、市立病院では重油ボイラーにより暖房などの対応をしておりますが、平成24年度の年間使用量につきましては約62万リットル、費用として約5,650万円を支出しております。また、電気量につきましては、年間使用電力量は約334万キロワットで、約5,400万円を支出しているところです。重油1リットル当たり単価が例えば1円上昇した場合ですと、昨年度の年間使用量で換算しますと約62万円の経費増と。また、電気料金につきましては、本年9月1日から1キロワット当たり2.07円値上げが予定されておりまして、こうした場合には年間約700万円の費用増が見込まれるものでございます。このような費用の増が少なからず当院に影響を与えることは当然でございまして、病院といたしましては、従前から取り組んでおりますロードヒーティングの廃止ですとか、温度管理による経費節減、また照明の間引きやカット、冷房の抑制、夜間休日のエレベーターの一部停止など、こういったことの措置を徹底したいと考えております。さらに、改めてこれら以外の経費の見直しですとか、増収を他でつくるような形での検討を今後進めてまいりたいと思います。

再質問 1番 水上真由美

1点、再質問させていただきたいと思いますが、ただいま収支状況等について数字等を教えていただいたわけですが、経営健全化計画の数値に対しましては、改善が十分されており、評価するものなのですけれども、さきにも述べましたが、経営健全化計画期間中は本当に特別な繰り出しがあるということで、それによって不良債務が解消されているということなのですが、そのことは実質的に赤字体質というものが改善されているのかどうかということになると思います。良質な医療と健全な経営の両立を目指して、なお一層の経営改善というものが必要と思われますが、医師確保については引き続き努力いただくということはもちろんなのですけれども、経営健全化計画が完了した後に向けての健全経営に対する考え方というものをどのように考えているのかお伺いしたいと思います。

答弁 市立病院事務部長 高田智之(市立病院事務部長は2017年3月まで)

再質問にお答え申し上げます。質問にありましたように体質的な問題はこれありということの認識は十分してございます。そこで、健全化計画が完了後にどういったような形ということで、私どもとしては計画完了後に再び経営悪化を招くことがないような体質改善がもちろん必要であろうと考えておりまして、この計画期間は、平成27年度までとなってございますが、計画期間内にも次の段階における健全経営のための方策を検討していくことが当然必要なものと考えております。その際には、まだ進行中でございますが、現在取り組んでおります健全化計画における目標であるとか、未達成の項目、これらのほかに、また新たな対策等も含めた総合的な対応を講じてまいる必要があるものと考えておりますし、そのような準備で進めてまいりたいと考えてございます。

出典:深川市議会 平成25年第2回定例会 2013年6月18日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる