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深川市議会 平成30年第2回定例会 2018年6月18日

市立病院の経営

2018年6月18日、深川市議会の一般質問で、水上真由美議員が「市立病院の経営」について質問し、市立病院事務部長 吉田博昭が答弁しました。

質問者
水上真由美 議員
答弁者
市立病院事務部長 吉田博昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 水上真由美

このたび同期である楠議員と一緒に在職10年の表彰を受け、定例会開催前に本会議場にて表彰状の伝達をいただきました。これまで議員活動を続けてこられましたのも、市民の皆さんのご支援、議員の皆さんのご指導、そして家族の支援と協力、さらには山下市長を初めとする執行部の皆さんの協力があってのことです。この場をおかりして、心から感謝とお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます。今後も深川市の発展を願い、最善を尽くし、職務を果たす所存でございます。引き続きご指導よろしくお願いしたいと思います。私ごとになりますが、私は議員になる数年前から右耳の聴力を失っておりまして、議員活動に支障を来すのではないかと常々心配しておりました。見た目では全くわからないため、事情を知っている方は左側で会話をしてくれるので支障はないのですが、右側からだと聞こえない場合が多く、話しかけられても返事もせず、気にもかけず、無視していると思われ、また騒がしい場所では両耳とも全く聞こえなくなるので、せっかく声をかけてくれた方に失礼な場面をたくさんつくってしまったのではないかと不安に思っています。そんな私の心配事を少し前向きにしてくれたのが、現在テレビで放送されている朝の連続ドラマです。私と同様に病気で耳が聞こえなくなるという設定ですが、耳が聞こえない様子を表現している場面では、それあるある、わかるわかると同感し、私も主人公同様、うまくいかないこともあり、私の家族も耳の失聴を嘆き、心配してくれています。ドラマといえども、自分の耳の失聴をおもしろがって、前向きに捉え、活発に活動し、めげずに生きるという主人公に元気をもらっています。健康であることが一番ですが、多少のハンディがあっても、明るく元気に生きて、これからも議員活動に力を注いでいきたいと考えております。では、通告に従って一般質問させていただきたいと思います。市立病院の経営についてお伺いしたいと思います。北空知地域において、地域医療の確保のため、公的医療機関として重要な役割を果たしているのが市立病院であります。深川市民はもとより、近隣市町の住民にとって、なくてはならない医療機関であります。個人的な話ではありますが、私は毎年市立病院で人間ドックを受けており、今回は再検査と要治療の箇所が見つかり、久しぶりに外来にもお世話になりました。受診には、多くの患者さんが受け付けをしているので、時間がかかるのはやむを得ないなと観念して待ちましたが、見ていると看護師さんを初めとするスタッフの対応が非常に感じよく、私も気持ちよく待ち時間を過ごすことができました。この点は検査の部署でも同様であり、よい評判が広がってくれたらなと思っております。さて、市立病院は、平成21年から経営健全化に取り組んできましたが、この間、収益の確保、経費の縮減等に精力的に取り組み、経営の改善に努め、一定の効果を上げていることは十分承知をし、評価しているところであります。しかしながら、これまで病院事業に対して、経営改善対策支援、経営改善特別支援、累積不良債務解消支援といった特別な繰り出しを行ってきましたが、債務が解消されているだけで、黒字が生まれていないという、実質的には赤字体質であるということは再三ご指摘させていただいたところであります。さらには、昨年度、今年度と経営改革特別支援事業として、一般会計から資本金を追加で出資し、累積不良債務の解消を図り、経営基盤を強化する事業も行われております。経営を改善すると同時に、医師、看護師、技師等の医療スタッフの確保にも鋭意努力いただいていると思います。特に医師については、依然と不足に悩まされていますが、引き続き確保に尽力いただきたいと思います。看護師については、高等看護学院があることで、市立病院への入職者も数多く、有利な環境にあると思います。また、今年度は国家試験の合格率も高かったと聞いております。看護学院の教員を初めとする関係者の指導のたまものであると敬意を表したいと思います。一方で、看護師確保の上で重要な高等看護学院であります。看護師育成の教育環境の整備という観点からも、老朽化の著しい高等看護学院の改築を検討すべきと考えます。市立病院に対して多くの支援をする中、良質で安定した医療サービスの提供と健全な事業運営を心から望むものでありますので、何点か質問させていただきたいと思います。1点目、平成29年度の収支状況、決算見込みについてお聞かせください。2点目、医師、看護師、技師等の医療スタッフの人材確保について、今年度の取り組みと現状についてお伺いいたします。3点目、前段でも申し上げましたが、改築を視野に入れた高等看護学院についてのお考えをお聞かせください。

答弁 市立病院事務部長 吉田博昭(市立病院事務部長は2022年3月まで)

市立病院の経営について3点の質問をいただきましたので、順次お答え申し上げます。1点目の収支状況の見込みについてであります。初めに、入院・外来それぞれの年間患者数、平均診療単価につきまして、平成29年度と28年度を比較し申し上げます。入院の状況ですが、入院延べ患者数は、平成29年度6万108人であり、28年度に比較し3,883人、約6.9%増加しており、1日平均入院患者数では、29年度164.7人であり、28年度に比較し10.7人の増加となっております。入院患者1人1日当たりの平均診療単価ですが、平成29年度は3万5,080円であり、28年度に比較し524円、約1.5%の増加となっております。次に、外来の状況ですが、外来延べ患者数は、平成29年度11万4,494人であり、28年度に比較し2,447人、約2.1%減少しており、1日平均外来患者数では29年度は469.2人であり、28年度に比較し12人の減少となっております。外来患者1人当たりの平均診療単価ですが、平成29年度1万777円であり、28年度に比較し198円、約1.8%増加しております。次に、収入の決算見込みでありますが、入院収益は21億890万円となり、当初予算額を約980万円上回るところですが、外来収益は平均診療単価の増加はあるものの、患者数の減少が影響し、当初予算額を約9,590万円下回る12億3,388万円となり、合わせまして平成28年度を1億6,400万円上回る33億4,278万円の診療収益となるところでございます。次に、収支状況を見る上で重要な指標となる不良債務額と資金不足比率でありますが、平成29年度においては、不良債務額を抑制するための一般会計からの基準外繰出金は、当初予算に計上した4,000万円となりますが、4億3,000万円の経営改革特別支援出資金により、従前の地方公営企業会計制度下であれば、不良債務額が2億8,800万円ほど減少となるところですが、改正後の地方公営企業会計制度が適用となり、翌年度支払い予定分の賞与引当金など2億2,200万円余りが流動負債に計上されることから、不良債務額は28年度から6,600万円減少の5億3,800万円となり、資金不足比率は平成28年度の17.6%を2.7ポイント下回る14.9%になる見込みであります。なお、一般会計からの不良債務抑制支援のための基準外繰出金及び経営改革特別支援出資金を除いた上での単年度の不良債務の発生状況を申し上げますと、平成29年度は28年度の3億9,700万円を1億2,500万円下回り、2億7,200万円になるところでございます。次に、2点目の医師、看護師等の人材確保についてお答え申し上げます。初めに、直近の職員数の推移について申し上げますと、平成29年度3月末現在の職員数は、医師が15人、看護師が157人、医療技術員が41人でありましたが、30年度当初では、医師が2人増の17人、看護師が4人増の161人、医療技術員が1人増の42人となっております。異動の内容を申しますと、医師の退職はなく、新規採用が2人で、看護師は10人の退職に対し、採用は新規採用が11人、再任用が3人の計14人であり、医療技術員の退職はなく、新規採用が1人という状況であります。新規採用者の内訳でありますが、医師は内科医師が2人であり、うち1人は旭川医科大学病院総合診療専門研修プログラムを専攻する後期研修医師であります。看護師の新規採用11人は、全員が修学資金貸付事業を利用している当市の看護学院卒業生であり、医療技術員の1人は、地域包括ケア病棟の開設に伴い必要となる作業療法士1人を採用したものであります。次に、人材の確保対策ですが、医師につきましては、これまで同様に小児科、整形外科等の常勤医師確保に向け、旭川医科大学病院の関係局に対し強く派遣要請を継続しながらも、民間の医師紹介会社や公的な医師紹介機関へ常勤医師の紹介を依頼しているところであります。残念ながら、現時点では、これら常勤医師の獲得には至っていない現状にございます。次に、看護師については、深川市立高等看護学院生を対象に修学資金貸付事業を実施しているところであり、平成30年度の入学者から、これまで貸付金月額4万円以内のみであった区分に、4万円を超え7万円以内という区分を追加し、事業内容の充実を図ったところであり、医療技術員にあっては、人材確保が困難な薬剤師の採用に向けて、27年度より薬剤師修学資金貸付事業を実施しているところであります。平成30年4月末現在での修学資金貸付事業の利用状況を申し上げますと、看護師は看護学院の1年生が12人、2年生が12人、3年生が12人の計36人が利用しており、薬剤師は北海道薬科大学の6年生が1人、5年生が2人、北海道医療大学の2年生が1人、計4人に利用いただいており、今年度卒業見込みの1人は薬剤師国家試験合格後に当院に入職する予定となっております。なお、修学資金貸付事業では、一定期間を当院で勤務することにより、貸付金の償還を免除する規定を設けており、このことも当院への人材確保に効果が大きいものと考えているところであります。今後においても、安定した医療提供体制を維持・継続するために、必要な人材の確保に最大限努めてまいりたいと存じます。最後に、3点目の高等看護学院についてお答え申し上げます。全国的に看護師不足と言われる状況下にあっても、市立病院の入院10対1看護基準などを維持するために必要とする看護師については、毎年度、安定的に当市の高等看護学院卒業生から新規採用を行っており、市立病院の医療提供体制の確保の観点からも、高等看護学院の存在は必要不可欠なものと考えております。また、看護学院では、地元出身者の育成の観点から、深川西高等学校に3人の指定校推薦枠を確保するとともに、1クラス22人の少人数である特徴を生かし、きめ細やかで丁寧な指導に努めているところであり、その成果として、昨年度を例に申しますと、看護師国家試験において100%の合格率という実績もあるところです。施設改築の必要性でございますが、現在の看護学院は供用開始後46年が経過していることから、施設全体が老朽化しており、改築の必要性があるものと捉えておりますことから、現在、看護学院の事務局を担う病院管理課と看護学院教務課において、改築に向けての調査・検討を行っているところであり、今後、市財政当局などとも財源確保などを含め、改築に向けた協議を進めていく考えにございます。

出典:深川市議会 平成30年第2回定例会 2018年6月18日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる