みんなの議会

深川市議会 平成26年第2回定例会 2014年6月18日

市立病院の経営健全化

2014年6月18日、深川市議会の一般質問で、水上真由美議員が「市立病院の経営健全化」について質問し、副市長 坂本光央が答弁しました。

質問者
水上真由美 議員
答弁者
副市長 坂本光央

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 水上真由美

それでは、2番目の質問に入らせていただきたいと思います。市立病院の経営健全化について伺いたいと思います。市立病院の経営健全化についての項目は、毎年この時期に質問させていただいておりますが、目まぐるしく変化する国の法律や制度、地方都市の変化、診療所ですとか医療機関の閉鎖や縮小などがあるわけですが、これは本市はもちろんのこと、北空知の広域圏であっても同様に情勢が変わる可能性がある中で、医療というものがいかに大切か、深川市を初めとする近隣市町の住民にとって、市立病院がなくてはならない地域医療の拠点であるゆえに、運営に関しては十分に注意を払う必要があると考えております。依然として不足する医師・看護師確保には努力していただいてはおりますが、これといった解決策がないことは十二分に承知でありますので、引き続き諦めずに取り組んでいただくよう、私たちも含めてそれぞれ知恵を出し合って取り組んでいくこと求めておきたいと思います。さて、ご承知のとおり、市立病院は平成21年度から経営健全化計画に基づき、収益の確保、経費の削減等に精力的に取り組み、経営の改善に努めていただいております。この経営健全化計画は、平成27年度までの7年間に一定の目標数値まで改善を進めるという計画でありますが、残すところ2年となったところであります。収益の確保と経費の削減に鋭意努め、取り組んできたことは、これまで計画上の目標数値を毎年クリアもしくは前倒しという形で達成していることで、この点は評価をしたいと思います。しかしながら、支出面では一定の削減効果は上げてはいるものの、収入面では患者数の減少による収入減が影響しており、健全経営を維持するには、より一層の収入確保とコスト削減が必要であると考えます。経営健全化計画の作成時と年度を経過した中で比較しますと、さまざまな要件が変わってきていると思いますので、その変化に合わせたよりよい改善策に取り組むことが望まれるところです。加えて、毎年病院事業に対して経営改善対策支援、経営改善特別支援、累積不良債務解消支援といった累積不良債務を解消するための特別な繰り出しを行っており、それらによって債務が解消されているという、すなわち実質的には赤字体質という事態であり、しかも、経営健全化計画が終わる平成27年度でこの特別な支援も終わるわけでありますから、この問題をどのように改善していくのかが今後の大きな課題であります。市立病院を存続させるために、今後も思い切った経営改善と累積不良債務の解消に努力をしていただきたいと思います。そういった観点から何点か質問をさせていただきます。まず1点目に、平成25年度の収支状況について伺っておきたいと思います。決算の見込みが出ているようなので、まず伺います。2点目、経営健全化計画の達成度と取り組むべき課題について伺いたいと思います。3点目に、医師・看護師等の人材確保と職員配置の適正化についてでありますが、人材確保の取り組みについては、特段、医師確保に関してはなかなか思うように進んでいないことを、これまでの定例会などでお示しいただいており、一定の理解はしておりますので、その後に変化がなければ答弁は必要ありませんが、変化があるのであればお知らせいただきたいと思います。あわせて、医師・看護師の現状の人数とこの1年間の動向をお伺いしたいと思います。また、看護師の面では、7対1入院基本料を採用するために一定数の看護師が必要であったと思いますが、年度途中より10対1の体制にシフトされたことで、看護師数に関して、この点は人件費に大きく影響すると思うのですが、効率的な職員配置を進め、適正化を図るという意味で、計画した効果に対して乖離がなかったのかどうか、加えてその対応はどのようなっているかというのをお聞きしたいと思います。4点目に、今年度の取り組みと今後の病院支援について伺いたいと思います。今年度、具体的にどのように取り組むのかお考えをお聞かせください。今後の病院支援についてですが、現在行っている特別支援は、経営健全化計画が終了する平成27年度までとなっておりますが、それ以降も不良債務の解消は必然的な課題となりますので、後の特別支援のあり方についてはどのような考えをお持ちなのか、伺っておきたいと思います。

答弁 副市長 坂本光央(副市長は2017年3月まで)

市立病院の経営健全化についてお答えを申し上げます。1点目の平成25年度の収支状況についてでありますが、初めに患者数につきましては、入院の年間延べ患者数は6万7,914人、1日平均186.1人、外来は延べ患者数12万9,371人、1日平均530.2人となったところであります。また、患者1人1日当たりの診療単価は、入院が3万5,784円、外来は9,176円となっております。次に、収益的収支でありますが、事業収益は46億2,600万円で、このうち医業収益は38億2,500万円、医業外収益は5億1,200万円、一方、事業費用は47億1,600万円で、このうち医業費用は44億円、医業外費用は2億9,700万円となり、経常損失が3億6,100万円、純損失は8,900万円となったところであります。次に、資本的収支については、資本的収入2億7,900万円、資本的支出4億5,300万円となったところであり、これらのことから、平成25年度末の累積不良債務額は7億900万円となりまして、24年度末の9億4,700万円から2億3,800万円の改善が図られたところであります。次に、平成25年度の病床利用率でありますが、許可病床数270床に対しては68.9%に、稼働病床数203床に対しては91.7%となっております。次に、2点目の経営健全化計画の達成度と課題についてであります。経営健全化計画の目標値は、資金不足比率20%を下回ることでありますが、平成25年度の決算見込みによりまして、25年度末でこの資金不足率が18.5%になることから、24年度末の25.9%から7.4ポイント改善し、経営健全化計画の25年度末目標値より11.1ポイント改善されまして、計画を2年前倒しで達成する見込みとなっているところであります。つきましては、本年第3回市議会定例会に、平成25年度決算認定議案に合わせまして、当該計画の完了報告書を提出させていただく予定でございます。課題についてでありますが、今後においても収益を安定的に確保するため、患者数の確保と診療単価を維持し、診療報酬を継続的に確保していかなければなりません。しかし、平成26年度の診療報酬改定による収益減も見込まれますので、収益確保対策と密接に関係する診療体制確立が課題となっております。次に、3点目、医師・看護師等の人材確保と職員配置の適正化についてであります。まず、常勤医師の状況でありますが、本年4月1日現在で21人でありまして、診療科別には若干の動きはありますけれども、昨年4月1日と同数を確保しております。また、本年度の臨床研修医の確保は難しいと見込んでおりましたけれども、以前から接点を持っていた方で、本年2月の医師国家試験に合格された方がおりましたので、本年4月から初期臨床研修医としてお勤めいただいているところでございます。地方における医師不足は依然として改善されていない状況ではありますが、今後ともさまざまな努力を続けまして、医師の確保に最善を尽くしてまいりたいと考えております。次に、看護師の適正配置につきましては、経営健全化計画の収入確保策として、平成22年9月より7対1入院基本料をとり、25年4月からは7対1入院基本料経過措置をとりまして、本年4月1日からは10対1入院基本料と、要件をクリアできる範囲内で最善の入院基本料を選択してきておりますが、入院基本料の変更に伴う病棟看護師の配置体制につきましては、その時々の入院基本料の定め、つまり患者数に対する看護師数の適正配置を前提としているところであります。ちなみに、本年4月1日の病棟配置看護師数は121人でありまして、昨年度同時期と比較して10人程度減となっておりますが、今後におきましても看護師の適正配置に努めてまいりたいと考えております。次に4点目、今年度の取り組みと今後の病院支援についてでありますが、本年度は、診療報酬の改定によりまして、特定除外制度の適用を受ける患者さんの入院基本料や短期滞在手術基本料等の算定におきまして、相当額の減収が見込まれますことから、これらの影響額を抑えるための方策や入院患者数の確保のため、病床管理のさらなる徹底など収益確保の取り組みや、ジェネリック医薬品への移行など、経費節減の取り組みを行っていきたいと考えております。そうした中で、今後の病院支援につきましては、前段申し上げましたように、平成25年度の決算見込みによりまして、経営健全化計画は一応完了する見込みでありますので、この間行ってまいりました職員給与費の一部を財源とします経営改善特別支援につきましては、本年度をもって終了することとなります。しかし、計画完了後におきましてもなお、約7億円程度の累積不良債務が存在するということでございますので、この解消ですとか、今後控えております高度医療機器等の整備に際しまして地方債を活用するためには、資金不足比率を10%未満とする必要があることなどから、もちろん市の財政状況を見きわめながらではありますけれども、累積不良債務の解消に向けまして、市が今後とも支援していかなければならないものと考えているところでございます。また、深川市立病院は、今後においても北空知二次医療圏の中核病院として、その役割と病院経営の両立を目指すという経営健全化計画の精神を引き継いでいくべきものと考えておりますが、現状において完全にひとり立ちできている状況にまでは至っていないところでございます。したがいまして、今後ともさらなる収益確保や経費節減に努めることを前提としつつ、北空知の中核病院としての使命を果たすため、市のみならず関係する方々とさまざまな協議を行う中で、どのような形で対応していくことができるのかなどにつきまして相談してまいりたいと考えているところでございます。

再質問 1番 水上真由美

再質問ではないのですけれども、市立病院機能の維持・継続に関しまして、本当に特別な思いを持って支援してきたわけであります。例えば、職員給与や私たち議員の報酬の一部などを財源にした支援等、さまざまな支援をこれまでしてきたわけでありますが、今までしてきた支援をぜひ無駄にしないように、これからも病院の経営に関しましては努力をしていただきたいと思います。

出典:深川市議会 平成26年第2回定例会 2014年6月18日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる