江別市議会 令和5年第2回定例会 2023年6月13日
(1)企業誘致について/(2)生活道路の改修について/(3)太陽光パネルの廃棄処理について
2023年6月13日、江別市議会の一般質問で、野村和宏議員が「企業誘致について」「生活道路の改修について」「太陽光パネルの廃棄処理について」について質問し、市長 後藤好人、建設部長 佐藤民雄、生活環境部長 金子武史が答弁しました。
- 質問者
- 野村和宏 議員
- 答弁者
- 市長 後藤好人、建設部長 佐藤民雄、生活環境部長 金子武史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 野村和宏
ただいま議長より発言の許可を頂きましたので、質問に入らせていただきたいと思います。その前に、今年の4月の統一地方選挙で初当選させていただきました政和会の野村和宏と申します。市民の暮らしやすさの向上のために、行政との架け橋として精いっぱい努力させていただきたいと思いますので、皆様の今後の御指導をどうぞよろしくお願いいたします。それでは、前置きを短く、質問に入らせていただきたいと思います。まず1件目、企業誘致に関してでございますが、経済政策における企業誘致について、市長にお尋ねします。現在、国道337号の延伸が進み、開通も目前といえる状況になってきております。このことは、江別市民にとっても、新千歳空港や苫小牧港へのアクセスが大きく改善されることから、日に日に期待が高まっているところであるとともに、経済政策としても大いに期待するところでございます。1項目めとして、先の選挙においても、市長をはじめ、多くの市議会議員候補者が、江別東インターチェンジ周辺への企業誘致により、経済の活性化を訴えていたわけですが、現在の江別東インターチェンジ周辺への企業誘致の進捗状況、また、進出の可能性のある企業の業種についてお伺いします。2項目めに、現在、江別市には、工栄町、江別RTNパークと大きな工業団地があるわけですが、既にほぼ区画も埋まり、新たな企業進出の余地がない状況と聞いております。今後の企業誘致を進めるに当たり、東西インターチェンジ周辺のほかに、企業立地のための用地確保の考え方についてお伺いいたします。3項目めとして、江別市としての企業誘致活動として、どのような業種を積極誘致したいと考えているのかを伺います。2件目、生活道路の改修について。江別市は、高度経済成長期に大きく発展し、その時代からおよそ50年以上のときを経てまいりましたが、インフラとしての道路、特に生活道路につきましては、江別市では、地域により泥炭地盤も多く、さらには年数も経過していること、そして、施工基準が現行よりは脆弱だったということもあり、段差や傾きなど、車両の通行、特に高齢者や子供の自転車通行においては、段差などによりバランスを崩すような、通行に支障のある状況を目にする機会が増えてまいりました。また、冬期間の除排雪においても、大きな段差に引っかかるなど、除雪車の作業にも支障が出ているとの声もございます。以上のことからも、道路補修は喫緊の課題の一つと捉えております。市民の生活の安全を確保するためにも、厳しい財政状況ではありますが、改修計画の一層のスピードアップをすべきと考えます。そこで、以下の項目について質問いたします。1項目め、生活道路改修の考え方について伺います。2項目め、改修に際して、従来施行されていた構造との違い、つまり掘削の深さの違い、砕石の厚さ、アスファルトの厚さ、凍上抑制層の施工など、道路構造を従来よりどの程度強化しているのかについてお聞きします。3件目の質問に入ります。太陽光パネルの廃棄処理に関して伺います。環境に優しいとされる再生可能エネルギーの普及に伴い、事業用、家庭用の太陽光パネルの設置には目を見張るものがありますが、今後、耐用年数を迎え廃用となるパネルや災害により破損、処分されず放置され、環境に悪影響を与える懸念も伝えられているところでございます。現在、国において、2022年7月より、廃棄等費用積立制度導入により、正しく廃棄やリサイクル、リユース等の処分がなされることを期待するところではあります。また、費用面のみならず、産業廃棄物としての処理においては、耐用年数のピークを迎える頃には、経済産業省の試算によると、産業廃棄物全体に占める太陽光パネル等の割合が6%にも達するという試算があります。そこで、お尋ねします。1項目め、国主導の廃棄等費用積立制度ができる以前においては、FIT制度での買取価格に廃棄費用を想定して算定されていたとされていますが、積立て実施事業者は20%程度にとどまっているとの経済産業省の報告があります。江別市内の事業者における積立ての状況の把握はされているかについてお伺いいたします。2項目め、国の廃棄等費用積立制度は源泉徴収にて実施されますが、発電規模が10キロワット以上のものとなっております。10キロワット未満とFIT制度を利用していない施設は対象外となっていることから、その規模では、住宅に設置している規模のものはほとんど対象外となりますので、事業者、所有者が内部積立てをする必要があります。今後、高齢化が進み、空き家も増える懸念がありますが、太陽光パネルが設置されている家屋において、空き家もしくは住人において、解体撤去処分の費用負担ができない事態が想定されます。そのような場合の市としての対応及び災害などで破損し放置された場合などの対応について、市としてどうお考えなのか、お聞きします。3項目め、先に述べましたが、ピーク時には産業廃棄物の総量の6%が太陽光発電関連になるものとの試算ですが、今後、江別市内においても、大量の廃棄物が排出されることは必然となります。その場合、市内における産業廃棄物処分場の確保の問題、さらには有害物質の処理の問題が出てくると思いますが、市としてはその対応についてどのようにお考えなのか、伺います。以上の質問について、お答えをお願いいたします。
答弁 市長 後藤好人
野村和宏議員の一般質問にお答え申し上げます。企業誘致に関しまして、まず、江別東インターチェンジ周辺への企業誘致の状況と今後の見通しについてでありますが、この地域では、昭和62年に地元地権者による開発促進期成会が発足し、市と地元が一体となって、物流施設誘致に向けて取り組んできたところであり、現在も江別東インターチェンジ周辺にある民有地を、(仮称)江別東IC特定流通業務施設用地として、市のホームページやパンフレットなどで紹介しているところでございます。当該用地は、道央自動車道江別東インターチェンジと道央圏連絡道路の結節点に位置し、北海道内各地や空港、港湾へのアクセスもよく、道央圏連絡道路の全線開通や市内中心部につながる南大通りの整備を機に、今後一層需要が高まるものと認識しております。現在、当該用地については、物流拠点として関心を示している事業者がおり、地権者とも協議を行っていると伺っているところですが、この地域は市街化調整区域であり、一部農地も含まれておりますことから、施設の立地における開発行為や農地転用の許可に向けて、許可権者である北海道をはじめとした関係機関や庁内関係部局と協議を進めてまいりたいと考えております。次に、江別東インターチェンジ周辺以外の企業誘致についてでありますが、江別市では、これまで、市街化区域内では、江別第1工業団地、江別第2工業団地、江別RTNパークといった工業団地内の分譲地や民有地を中心に企業誘致を行ってまいりました。市内工業団地の現状としては、最新の調査では、江別第1工業団地は、製造業を中心に173社が、江別第2工業団地は、卸・小売業や運輸業など44社が操業しており、江別RTNパークは、情報通信業や食料品製造業など18社が操業しているところであります。企業が新たな拠点を立地する際には、事業内容に基づき最適な用地を選定し、確保することが第一歩となりますことから、市と致しましては、企業誘致を進めるに当たり、企業のニーズに合った用地を紹介できるよう、江別工業団地協同組合や江別不動産業協会と適宜情報交換を行うなど、物件情報を収集し、市内へ立地を検討する企業に対して情報提供しているところであります。今後も、企業誘致におきましては、民有地を含めた未利用地の活用などを進めることで、立地を希望する企業のニーズに対応してまいりたいと考えております。次に、企業誘致における目標についてでありますが、江別RTNパークでは、先端技術関連産業のほか、近傍に食品加工研究センター等の支援機関や研究機関の集積が進んだことにより、平成21年度から食関連産業の誘致に取り組んできたところであり、今年の8月には、新たに北広島市の食品製造企業が当パーク内に本社及び工場を移転する予定であります。また、東京都や札幌市など大都市圏の企業が、人材確保などを理由にオフィス分散する動きを捉え、企業立地につなげるため、令和4年度から江別市サテライトオフィス設置推進補助金を創設し、東京都の企業のオフィスを新たに誘致したところであります。市と致しましては、企業誘致に当たっては、今後も大学や研究機関の集積などといった江別の特色を生かし、様々な業種の企業に対して働きかけてまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でありますが、このほかの質問につきましては、建設部長ほかをもってお答え申し上げます。
答弁 建設部長 佐藤民雄(建設部長は2025年2月まで)
私から、生活道路の改修について御答弁申し上げます。まず、生活道路改修の考え方についてでありますが、現在、市が認定している道路は、令和5年4月1日現在で延長約838キロメートルであり、そのうちの約4割が買物や通学、通勤など日常的に利用される道路、いわゆる生活道路であります。御質問の生活道路改修の考え方についてでありますが、部分的な生活道路の維持補修につきましては、豊幌、江別、野幌、大麻の各地区ごとに、おおむね月に1回の道路パトロールを行い、道路の陥没や舗装の?離、雨水ますや縁石などの道路施設の破損状況について調査、確認を行っており、さらには自治会や市民からの補修要望につきましては、個別に現地状況の確認を行い、適時対応しているところであります。また、路線単位での改修工事につきましては、道路パトロールによる老朽化や凍上などを要因とする舗装や排水施設などの破損状況の把握に加え、人口の密集度合いによる道路の利用状況や各自治会からの要望、また、道路整備後の経過年数などを総合的に勘案し、順次、改修を進めているところであります。次に、従来と現在の改修における構造の違いについてでありますが、江別市内の地層につきましては、泥炭などのいわゆる軟弱地盤が多く、道路の不等沈下による路面の起伏や亀裂、マンホールの突起などが発生しやすい状況となっております。御質問の従来と現在の改修における構造の違いについてでありますが、従来の生活道路につきましては、経済性を優先し、道路表面から舗装3センチメートル、下層路盤20センチメートル、凍上抑制層30センチメートルの総厚53センチメートルで施工しておりましたが、日常の維持管理を考慮し、平成16年度に、軽交通舗装設計要領に基づいた舗装構造の見直しを行い、舗装8センチメートル、下層路盤30センチメートル、凍上抑制層25センチメートルの総厚63センチメートルに増強することにより、耐久性の向上を図っており、これまでのところ、おおむね良好な状態を維持しているものと認識しております。いずれに致しましても、引き続き、良好な生活道路の改修を進めるとともに、安心で快適な道路環境づくりに努めてまいりたいと考えております。以上であります。
答弁 生活環境部長 金子武史(生活環境部長は2023年6月まで)
私から、太陽光パネルの廃棄処理について御答弁申し上げます。まず、廃棄等費用積立制度導入以前の事業者における処分費用積立状況についてでありますが、太陽光発電は、2012年7月から、事業者が再生可能エネルギーにより発電した電力を電力会社が買い取るFIT制度の開始に伴い普及が進んでいるところでありますが、太陽光パネルの耐用年数が25年から30年とされているため、2035年頃から耐用年数の経過による大量廃棄が予想されております。当初、10キロワット以上の太陽光発電事業者に求められていた廃棄費用の積立てにつきましては、積立ての水準や時期が事業者の判断に委ねられたこともあり、積立てをする事業者は2割以下となっておりました。こうしたことから、廃棄費用の確実な積立てを担保するため、2020年6月に、再生可能エネルギー電気の利用の促進に関する特別措置法が改正され、2022年7月から、事業者の廃棄費用は、電力事業者への売電価格と相殺して積み立てることが義務化されたところであります。したがいまして、市内の事業者における積立て状況につきましても、この特別措置法に基づき、適正に廃棄費用が積み立てられているものと考えております。次に、廃棄等費用積立制度に該当しない施設の廃棄処理についてでありますが、国の太陽光パネル等の廃棄等費用積立制度は、10キロワット未満の太陽光発電設備やFIT制度を利用していない場合は対象外となっており、これらの設備を廃棄する場合は、所有者が処理費を用意する必要があります。太陽光パネルが設置されている空き家等への対応につきましては、管理責任は所有者等にありますことから、空き家対策などの関係部局と連携しながら、所有者等に対して適正管理及び適正処分を求めるなどの対応を行うこととなります。また、地震や洪水などの大規模災害により破損、廃棄される太陽光パネル等の対応につきましては、災害に伴い発生する廃棄物を迅速かつ適正に処理し、市民の生活環境を保全するために策定した江別市災害廃棄物処理計画に基づき、市で処理を行うこととなります。いずれに致しましても、太陽光パネル等の設置された家屋が危険な状態で放置されることのないよう、関係部局連携の下、対応してまいります。次に、太陽光パネルの産業廃棄物の廃棄処理についてでありますが、太陽光パネルの処理につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づき、産業廃棄物として処理されることとなります。産業廃棄物につきましては、北海道の統括的な管理の下、北海道内の産業廃棄物処理業者により広域的に処理されるものでありますので、市内において発生する太陽光パネルの産業廃棄物につきましても、同じく北海道内の産業廃棄物処理業者により適正に処理されるものと考えております。なお、現在、国においては、太陽光パネルのリサイクルを推進するため、太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドラインを示しているほか、適正処理に向けた法整備や体制の構築に向けた検討を行っているところであります。市と致しましても、引き続き、国や北海道の太陽光パネルの処理に関する動向を注視するとともに、必要に応じて市民や事業者へ情報提供を行うなど、対応してまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 野村和宏
御答弁ありがとうございました。再質問は行いませんが、本日質問させていただいた項目につきまして、特に企業誘致に関しては、江別市の未来への希望の一つでございますので、より就業者数の多い企業や本社機能を移転してくれる企業へのアプローチを強化、推進していただきたいというふうに思います。また、道路の改修につきましては、市民の安全で快適な生活の実現でありますが、より強固な施工方法に変更されているということから、施工の一層のスピードアップをお願いしたいというふうに思います。そして、太陽光パネルの処理に関しましては、安全な生活環境の保全に大変に重要な案件であり、今後、国や北海道との連携を強め、問題の最小化を図るようお願いするものであります。そして、最後になりますが、市長が掲げておられます人にも企業にも選ばれるまち、その実現のため、暮らしやすさにおいて市民の高い評価を頂けるまちの実現のために、市長の強いリーダーシップにて推進していただくことを心からお願いして、私の質問を終わらせていただきます。