みんなの議会

江別市議会 平成13年第1回定例会 2001年3月6日

教育行政について

2001年3月6日、江別市議会の一般質問で、齊藤佐知子議員が「教育行政について」質問し、教育長 高橋侃、教育部長 浦島忠勝が答弁しました。

質問者
齊藤佐知子 議員
答弁者
教育長 高橋侃、教育部長 浦島忠勝

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 齊藤佐知子

ただいま、議長より質問の許可をいただきましたので、通告に従い順次質問してまいります。教育行政についてお伺いいたします。1点目は、不登校児童生徒の対応についてお伺いいたします。過去においても質問させていただきましたが、論点を変えて何点かお伺いいたします。昨年第3回定例会で質問させていただいた時点では、小学生7人、中学生36人の計43人が不登校児で、前年度の同時期に比べると12人の減少ということでした。これは、専任指導員の先生方、また学校全体の不登校児童に対する解決への努力の結果と評価しております。その後においても、減少傾向だったようですが、ここに来て徐々に増加傾向を見せ、1月末時点では小学生20人で13人増え、中学生は49人と13人も増えております。態様別に見て私なりに分析してみますと、無気力型が17.4%、不安など情緒的混乱型が15.9%に対して、複合型が40.6%と不登校児童生徒の4割以上も占めております。季節的な要因もあると考えますが、十分な対応ができていない結果で、看過できない状況ではないかと思います。中学校には十分ではありませんが、スクールカウンセラーとか心の教室相談員などの対応がありますが、小学校には児童相談員との不登校相談などもあるようですが、その対応では不十分であります。小学生の親からは、不登校の原因が多様化してきているとの指摘もあり、子供たちに対応できる学校環境の整備が必要なのではないかとの声も受けております。前回、教育長は、学校の中ですべて対応するとのご答弁を受けましたが、不登校児童対策は学校の中での対応は限界に来ていると考えます。現状をどうとらえ、どのようにお考えなのか、最初にお伺いいたします。また、江別市の不登校児全体から見てみると、不登校状態が継続している小学生、中学生が増加しているようです。全国的に見ても、このような傾向が見られるようですが、不登校が継続している理由として、無気力で何となく登校しない、迎えに行ったり強く催促すると登校するが長続きしない、登校の意思はあるが、身体の不調を訴え登校できない、漠然とした不安を訴え登校できないなど、不安を中心とした情緒的な混乱によって登校できないなどの調査結果が報告されており、この背景には、学校生活上の影響で嫌がらせをする生徒の存在や教師との人間関係など、明らかにそれと理解できる学校生活上の影響から登校できない、また不登校状態が継続している理由が複合していて、いずれが主であるかを決め難いなどと様々であります。この調査は、教育関係の新聞の内容であり、この調査の一部に教師との人間関係も不登校の影響の一つとして分析しているのであります。国会においても、教師の資質や指導力についての議論を盛んに行っているようでありますし、全国的に見てもこの問題がクローズアップされております。市内においても、PTAの中で教師の指導力についての話題が少なからず上がることがあります。新たな教師と児童生徒との信頼関係の構築をする努力をするべきではないかと思うのであります。学校は本来、ある意味では子供たちにとって友達に会える楽しみの場所の一つであったはずであり、当然勉強するところであり、また友情をはぐくむところでもあり、社会性を身に付ける場でもあると思います。その中で、人間性も養われているのではないかと私は思うのであります。ところが、戦後経済成長していく中で要求されたことは、家庭からも社会からもとにかく勉強をして良い会社に入ること、他人よりも上の立場に立つことが良いこと、素晴らしいことと言われ、社会の教育だったわけであります。決してこのことが悪いと言っているのではありません。ただ、余りにも社会的目的のためだけの勉強で、一番肝心な子供の心を育て、陶やすることを忘れてきたのではないかと思います。昨年の第3回定例会で、飯山市のことを例に出させていただいたのも、不登校児童の対応について江別市としての独自政策を出すべきだとの質問をさせていただきました。また、前段でお話ししたように、不登校の原因の中には教師の対応がウエートを占めることも否めない事実であります。ある識者は、教師は最大の教育環境であると言われております。私もそのとおりと考えております。議論の中には、親の在り方などを指摘される方もおりますが、教師の資質の向上の考え方について、教育長はどのようにお考えになっているのかお聞かせください。次に、不登校に関して、我が家とは無縁の問題と思っている保護者の方に対して、また関係ないと思っている保護者の方に対しても一定の理解を得ていただき、同時に現在悩んでいる保護者には気軽に相談をと呼び掛けるためにも、保護者向けリーフレットを作成してはどうでしょうか。今、悩んでいる方に不登校はどの子にも起こり得る問題であることを示すとともに、一人で悩みを抱え込まず、気軽に相談できる体制が必要ではないかと考えます。滋賀県の教育委員会では、関心の薄い層にも正しい理解を得ていただくために、リーフレットの作成に取り組んでいるとのことです。内容は、不登校はどうして起こるのと題して、一般に考えられている背景、きっかけを解説した後、不登校の前提として一つには、学校は、不登校はどの子にも起こり得る可能性があるという認識を持っている、二つ目に、不登校問題で何よりも重要なことは、そのことで児童生徒自身や親が悩んだり傷付いたりしているということ、三つ目に、不登校の子供は心の成長の助長期であり、決して怠け休みでないので、周囲の人はゆとりを持って接する必要があることなどの3点を強調しているとのことです。またさらに、予兆と考えられる点を上げ、家庭で子供の様子や心の動きをじっくりと見守ることが大切とのアドバイスや、心の触れ合う温かい家庭を目指してをテーマに、家庭の在り方などの助言をされているようです。教育委員会では、不登校は特に中学1年時に増えることから、各中学校で開催されている入学説明会などで配布しているとのことです。担当の方は、「不登校は確実に増えており、大きな問題となっている。そこで、できるだけ多くの方に知ってもらうために取り組み、これですべてオーケーというわけではなく、不登校に関心の薄い方にも理解していただき、また現実に悩んでいる方が少しでも気を楽にしてもらえればと思っている」との話をされておりました。江別市としても、学校の先生また専門機関等を通して、一生懸命取り組んでいただいていることに対しては一定の評価をしているところでありますが、まだまだ不登校児童生徒、またその親への理解が薄いのではないかと思います。その点、滋賀県で取り組んでいるこの保護者向けリーフレットは、不登校対策の一環として必要な一つの対策ではないでしょうか。教育長の見解をお聞かせください。2点目に、いじめと暴力行為についてお伺いいたします。文部省の1999年度の問題行動調査の結果によれば、公立の小中学校と高等学校の児童生徒が起こした暴力行為は3万6,000件を超し、過去最多を更新したとのことであります。暴力行為が学校内で発生した学校数は、全学校中15.2%であり、学校外で発生した学校の割合は8.4%だそうです。また、いじめに関しては、減少傾向は見られるものの、依然3万9,000件を超す報告がなされております。これらの数字は、学校側が報告した件数に基づいたものであって、私立の学校は調査対象には入っておらず、氷山の一角にすぎないとも言われております。問題なのは、子供たちにとって学ぶ喜びの場となり、生きる喜びの場であるべき学校において、いじめや暴力などの問題が半ば常態化しているということであります。いじめ防止の環境づくりとともに、いじめや暴力は絶対許さないとの気風を社会全体で確立していくことが強く求められていると思われます。子供たち同士社会の犠牲になることなく、すべての子供たちがその可能性を無限に広げ、一人残らず幸せな人生を歩んでいける環境づくりとともに、その豊かな成長の芽を子供同士で摘み取ってしまうような悲劇だけは絶対に学校からなくしていかなければならないと思います。そのためにも、今まで以上に家庭、地域、教育現場の連携を強くすることが必要ではないかと思われますが、いかがでしょうか。昔もよく子供たちがけんかをしていたように思いますが、現在起きているいじめ、暴力行為とは少し違い、理解し合うための一つの行動であったように思います。文部省の問題行動等に関する研究調査で協力者を務める岩井上越教育大学教授のお話によると、「最近の暴力はキレルという言葉に指摘されるように、面倒なことは考えず、欲求を充足することに走る。人間関係を構築する力は弱く、自分の思いどおりの人間関係ができないと非常に大きなストレスを感じ、その結果暴力行為につながることがある」との指摘をされております。私は、人間関係の根本は、この世に生を受け、親子、兄弟から始まり、親戚、隣近所のおじさん、おばさん、初めての団体生活で友達関係のできる幼稚園、小学校、中学校、高等学校と、どんどんと社会が広がっていくものと考えております。その中で、楽しいことや悲しいこと、つらいことなど、様々なことにぶつかりながら成長し、それぞれの素晴らしい人格形成ができていくものであると信じております。江別市の中学校生徒の問題行動とその増加を見ていると、十分それらのことが理解されず、成長できぬままに年々増えてきているのではないかと思います。とにかく、人間としてわきまえるべき当たり前のルールが通じなくなってきている今日、その原因がどこにあるのかもっと真剣に取り組み、いじめや暴力行為は悪であり、絶対に許さないとの気概で取り組んでいただきたいと思います。そこで、今までいじめや暴力行為などにどのように対応されてきたのかお伺いいたします。また、中学校だけではなく、小学校、高等学校の問題行動はどのように把握され、理解されているのかお聞かせください。3点目に、授業の始まる前の朝の10分間の取り組みについてお聞きいたします。朝の読書推進協議会の調査によりますと、全国の小学校、中学校、高等学校で把握されている朝の読書の実施校の数は、2001年1月末で5,225校になったとのことであります。朝の読書は、始業前の10分間、教師も生徒もみんなそろって自分の好きな本を読むという、実に簡単な活動であります。だれでも、どこでも、いつでもできる実践です。みんなでやる、毎日やる、好きな本で良い、ただ読むだけ、この活動をきちんとやることで、読書離れを救うことにもなるというのです。実施されている生徒の声をご紹介いたしますと、あんなに嫌いだった本が好きになったとか友達との話題も増え、友達から借りたり貸したりと友情が深まったように思うとか、家ではゲームをほとんどやっていたが、本を読む時間が生まれた、また漢字が読めるようになった、1冊の本を読み終えると、一つのことを成し遂げた充実感が生まれ、自信が持てるようになったなどの声があり、その中でも人の悲しみや痛みが分かるようになった気がするとか他の人の生き方が分かり、自分はどう生きれば良いのか考えるようになったなど、様々な声が出ているとのことです。このように、実施されている学校、生徒にとっても、大きな成果が生まれつつあります。中には、朝の10分間の読書を生徒全員が行うのは強制ではないかと言われる方もおりますが、先生も生徒もそれぞれ自分が一番読みたい本を朝の一時、心静かに読むことは素晴らしいことで、決して強制に当たることはないと考えます。子供たちが、朝学校に着いて、授業の始まる前の10分間は貴重な時間であります。ところが、現在の状況を聞いてみますと、ほとんどの小学校、中学校では漢字のテストや計算問題などの小テストをしているとのことです。授業時間割が決まっている中で、この朝の10分間だけは勉強だけではなく、もっと心豊かな価値ある時間にしていくべきではないかと思うのです。例えば、朝のこの時間帯を読書の時間として取り組んでみてはいかがでしょうか。第43回読書調査によりますと、本を読まない理由の中に、小学生の場合は、漫画や雑誌の方が面白いと答えた子が59%も占めており、テレビやゲームの方が面白いと答えた子が47.5%、不断いつも読まないと答えた子が44.6%と、非常に高い割合で子供たちの本離れが増えているのであります。今、なぜ読書なのかといえば、ある識者は「第一に、読書経験がある意味で人生経路の縮図を成している。第二の意義として、蓄えられた読書経験は、ちまたにあふれ返るバーチャル・リアリティのもたらす悪影響から魂を保護するバリアとなる。バーチャル・リアリティは、その刺激性の強さゆえに、リアリティの世界にのみはぐくまれる他者の痛みや苦しみへの共感性、想像力を覆い隠してしまいかねない。さらに、作られたイメージを受動的に受け取る環境ばかりに身を置いていると、能動的な諸能力、考える力、判断する力、愛し共感する力、悪に立ち向かう力、信ずる力など、内発的な精神性が衰弱してしまう。第三の意義として、読書は青少年のみならず、大人たちにとっても日常性に埋没せず、人生の来し方行く末を熟考する良いチャンスとなる。何といっても大切なのは、読書経験を通して子供たちの問い掛けを大切にはぐくみながら、時間を掛けて自分を見詰め直し、自分の力で答えを探し出す力をはぐくんでいくことだ」と言われております。今まで、本の大切さ、本のすばらしさ、本の必要性を家庭内でも学校でも十分に教え切れなかったことは、私たち大人の責任でもあると思うのです。この朝の10分間の活用は、子供たちの情操教育の一環でもあり、心の豊かさをはぐくむためには是非とも必要で大切な時間と考えます。たった10分の取り組みではありますが、持続することで、生徒が自らの力で問題解決できる一つの方法だとしたら、素晴らしい成果ではないかと思うのであります。教育長の見解をお伺いいたします。4点目に、学校環境の充実についてお伺いいたします。トイレの環境改善についてでありますが、学校のトイレは、暗い、汚い、臭いといった3Kのイメージがあり、子供たちが気持ち良く使える場所ではないようです。私もPTAの一員として学校にはよく行かせていただきますが、そのようなイメージも否定できないというのが実感であります。神戸市教育委員会では、子供たちがトイレに行きやすい環境づくりの基礎資料として、3K対策やトイレの使用状況の実態調査を実施したとのことであります。アンケートでは、トイレの概要、校内の3K対策、維持管理方法、子供の使用状況、洋式トイレへの変更の要望、トイレに対する指導状況の6項目と自由意見を調査したとのことです。子供たちは1日の3分の1は学校での生活です。江別市においても順次計画を立てて進めていることも承知しているところではありますが、今は家庭での生活環境がほとんど洋式化している状況の中で、学校に行って初めて和式のトイレに戸惑う子もいて、施設整備が遅れていることは、学校でトイレに行くのを我慢するなど、健康面に影響を及ぼすことになるとの指摘もあります。平成13年度の国の予算の中にトイレ改造の補助制度が組まれ、3分の1の補助率で改修できるということですが、江別市の学校のトイレの改善状況はどのようになっているのでしょうか。和式、洋式の配分も含め、将来計画をお聞かせください。もう1点、現状のトイレ清掃は子供たちが担当しているようですが、トイレ清掃の指導の在り方の一考が必要かと考えます。それは、余りにも公共のトイレとしての清掃が行き届いていない現状があるからであります。その対応も含め、教育長の見解をお伺いいたします。以上で、第1回の質問を終わらせていただきます。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 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答弁 教育長 高橋侃(教育長は2008年6月まで)

私から、不登校児童生徒の対応ほかについてのご質問にお答え申し上げます。まず、不登校児童生徒の対応についてでございますが、その増加を食い止めるため、国をはじめとして各市町村でいろいろな施策に取り組んでおります。平成12年第3回定例会に、議員のご質問にお答えしたところでありますが、江別市の不登校児童生徒の対策の私の基本理念は、学校とは、不登校児童生徒を含め、そこに所属するすべての子供たちの個性に応じた教育的営みを行うところであるという考えでございます。不登校を出さないことの基本は、教師や子供たちとのかかわりの中で解決していくことが必要であると思っております。ご質問の1点目の不登校児童生徒の現状をどうとらえているかとのことでございますが、父母の相談等につきましては、中学校に配置されておりますスクールカウンセラーが校区を中心として、小学校と連携し相談に応じておりますし、さらには不登校の父母会にも対応いたしておるところでございます。また、児童が一人で悩むことなく相談できるよう、相談窓口電話番号周知カードを配布しまして、その対応は専任指導員が当たり、必要に応じ、学校訪問や家庭児童相談員との連携など、早期解決に向け取り組んでおりますが、さらなる対応が必要であろうと認識しております。これらのことから、新年度には不登校児童生徒を一人でも少なくすべく、スクールカウンセラーの増員や新たに教育相談窓口の開設を行い、配置する中学校のみでなく周辺小学校を含める相談体制の充実を図るほか、家庭児童相談員が中心となって実施している家庭児童グループケア事業との融合を図り、少年指導センターの専任指導員も加わり、体験学習等の事業の拡大を図ってまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。2点目の教師の資質向上についてでございますが、これからの教育は、ゆとりの中で子供たちに生きる力をはぐくむことを基本に、分かる授業、楽しい学校を目指して、学校が真に子供たちにとって学びの場であり、思いやりや正義感など豊かな心をはぐくむ場とすることが大切であろうと考えております。このことは、分かりやすい授業を展開し、個に応じた指導を充実する中で、一人ひとりが主体的に学習に取り組むよう工夫し、お互いの個性や良さを認めさせ合いながら、学校が子供にとって自己の存在感を実感できる場所など、いわゆる心の居場所としての役割を果たすことが大切であろうと思います。そのためにも、教師の指導力が今まで以上に求められますことから、江別教育研究会や学校内の研修など、機会あるごとに教員の資質の向上に努めてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。また、保護者向けのリーフレットのことでありますが、教育委員会では平成11年度に不登校の要因や対策等について特集した、ご承知の教育広報えべつ・ぴあを発行しておりますが、今後ともこのえべつ・ぴあの発行をはじめ、ご紹介いただきました事例などを十分参考にさせていただきながら、またお知恵をいただきながら、創意工夫するなどの方策を種々検討してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、いじめについてでございますが、議員のご質問にありますとおり、各学校での生徒指導上、最も重要な取り組みの一つとしてとらえております。いじめは絶対許さない、出さないとの認識から学校を挙げて、生徒からのどんな小さなサインも見逃さないよう心掛けるとともに、児童生徒には他人を思いやる心を持つことや、悩み事に関する相談など、日常的に学年集会や学級会あるいは学級指導等で指導しているところでございます。教育委員会としましても、平成10年度より毎年市内の小学5年生と中学2年生全員を対象に、いじめの実態を把握するために、いじめアンケート調査を実施しており、その結果を学校の指導の中に生かすとともに、少年指導センターの指導資料として活用しているほか、ヤングテレホンなど各種電話相談や家庭児童相談員による対応などを進めております。また、毎年11月には管内的な取り組みとして、石狩教育局が中心となり、いじめよさらば、暴力よさらば、いしかり・心をつなぐさわやかデーをテーマにキャラバン隊を組み、昨年は江別会場においても各学校の児童生徒、教職員並びにPTA関係者など約280名の参加を得て、いじめ根絶のアピール文の採択等を行っているところでございます。初めに申し上げましたとおり、いじめは絶対に許さないとの認識を持って、今後もさらに学校に対し指導してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、暴力行為についてでありますが、その背景の一つに、大人社会のモラルの低下や家庭におけるしつけの在り方などが起因しているとも言われているところでございます。このような問題行動の把握につきましては、年5回、市内の小中学校及び高等学校の生徒指導担当教員と、江別警察署などの関係機関による生徒指導連絡協議会を開催し、児童生徒の行動などについて情報の交換や解決に向けた対策などを協議しており、また中学校につきましても、月2回、生徒指導の担当教員と少年指導センターの職員による生徒指導担当教員連絡会において、意見交換等を実施しているところでございます。こうした諸々の方策を講ずることによって、各学校では、学校生活の中で、生徒が自覚と責任あるいは社会規範意識を持つことができるよう指導しているところでございますが、問題行動は時や場所を問わないことから、学校だけの対応で解決することは難しく、学校を中心とした家庭、地域や関係団体等が連携、協力し、一体となった取り組みが必要であろうと考えております。さきの江別地区の市政懇談会でも、学校と地域との連携・協力の在り方について、貴重なご意見をいただいたところでございます。これらのことから、市内のある中学校が既に実施して効果を上げている、例えば、地域内の巡視の例など、地域の子供は地域で守り、育てるという視点に立って、学校、PTAを中心に地域自治会や育成会、少年指導委員等の関係機関や団体の支援を受け、江別独自の地域の子供を見守るアクションプランを策定し、実施してまいる所存でありますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、授業の始まる前の10分間の取り組みについてでございますが、議員ご指摘のように、読書は子供たちの成長に欠かせない重要なものであり、読書離れの傾向が懸念される中で、朝の授業開始前に一定の時間、読書活動を行うことは、子供が継続的に読書をするきっかけを作り、さらには読書を通して知的好奇心や探求心をかき立て、豊かな感性をはぐくむことに大いに効果があるものと認識をいたしております。現在各学校では、朝の時間の活用について学校全体あるいは学年全体、学級ごとあるいは個人ごとで学校間に若干の違いはございますが、活用の取り組みについて創意工夫を図っているのが実態でございます。具体例として、一斉読書の時間、漢字・計算の練習、楽器の練習など多様なメニューの中から子供自ら選んでいけるような、子供の主体性を大事にした取り組みが行われているところでございます。朝の時間に、読書活動などの自主的な活用を通して、子供たちの集団生活による自覚を深め、協調性をはぐくみ、子供たちによる自主的、実践的な活動が図られるよう、各学校において鋭意努力してまいりたいと存じます。また、新年度も子供たちの主体的、意欲的な学習活動や読書活動の充実を図るため、学校図書を計画的に整備してまいりたいと考えておりますので、ご理解を願いたいと存じます。学校環境の充実につきましては、教育部長をもってご答弁申し上げる次第でございます。以上でございます。

答弁 教育部長 浦島忠勝(教育部長は2002年3月まで)

私から、学校トイレの整備についてご答弁申し上げます。子供たちが毎日楽しい学校生活を送るために、学校施設の環境を整備することが重要なことでございます。これまでも、老朽化による衛生面での影響や臭気のあるトイレにつきまして、計画的に改修してきたところでございます。13年度の予算で審議をお願いしておりますが、江別太小学校のトイレを改修する計画でおります。今後も衛生面や管理面において改善を要する所については、学校と十分協議し、改善を図ってまいりたいと存じます。次に、トイレの洋式化についてでありますが、生活様式の変化に伴い、多くの家庭において洋式のトイレを用いていることと存じます。そのような中で、和式トイレに不慣れなこともあり、尿意を我慢する子供もいることから、教育委員会といたしまして、校舎の増改築や大規模改修の際に学校の要望を取り入れ、洋式のトイレを設置してきたところであります。ちなみに、現在学校の洋式の便器は、市内の小中学校に最低2基設置しており、全学校の便器数955基のうち、洋式は262基で、27%を占め、10年度末と比較いたしますと6%ほど増えてきております。また、トイレの清掃でありますが、においのきつい所につきましては、業務主事や業者等で対応しておりますが、日常の清掃は児童生徒が当番制をもって実施している状況にございます。いずれにいたしましても、今後においてトイレの改善等につきましては、国の補助制度の活用を含め、学校と協議してまいりたいと思いますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上でございます。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き

出典:江別市議会 平成13年第1回定例会 2001年3月6日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる