江別市議会 令和4年第3回定例会 2022年9月12日
(1)グリーントランスフォーメーション(GX)について/(2)経済対策について/(3)太陽光パネルの廃棄問題について/(4)ヤングケアラーについて
2022年9月12日、江別市議会の一般質問で、齊藤佐知子議員が「グリーントランスフォーメーション(GX)について」「経済対策について」「太陽光パネルの廃棄問題について」「ヤングケアラーについて」について質問し、市長 三好昇、建設部長 佐藤民雄、経済部長 福島和幸、生活環境部長 金子武史、健康福祉部長 白崎敬浩、教育部長 伊藤忠信が答弁しました。
- 質問者
- 齊藤佐知子 議員
- 答弁者
- 市長 三好昇、建設部長 佐藤民雄、経済部長 福島和幸、生活環境部長 金子武史、健康福祉部長 白崎敬浩、教育部長 伊藤忠信
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会議録の目次ではこの議員の件名が 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 齊藤佐知子
ただいま議長より発言の許可を頂きましたので、通告に従いまして順次質問を致します。最初に、グリーントランスフォーメーション(GX)の江別市における取組について、お伺いを致します。政府は7月27日に、脱炭素社会への移行に向けた政策を検討する関係閣僚や有識者らによるグリーントランスフォーメーション(GX)実行会議の初会合を開き、議論を本格的にスタートさせたとお伺いしております。質問に入る前に、グリーントランスフォーメーションを以下、GXと称させていただきます。また、再生可能エネルギーを以下、再エネと称させていただきます。GXとは、化石燃料から再エネへの転換など、脱炭素に向けた取組を日本の経済成長の機会と捉えようとするもので、社会経済や産業構造の変革を促していく考え方であります。実現すれば、産業革命以来、化石燃料を中心に発展を遂げてきた社会経済の在り方が大きく転換されることになります。脱炭素化を進める最大の理由として、地球規模の気象変動を背景に、日本が2030年度までに温室効果ガスの排出量を2013年度比で46%削減し、2050年度までにカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)を達成することを国際的に約束いたしました。これは非常に高い目標で、達成するには国を挙げたGXの実行が求められております。その司令塔として具体策を検討するのが、政府の実行会議であり、GX実現に向けた今後の10年間のロードマップを年内に取りまとめられる予定となっております。事前に、経済産業省が今年5月に発表したクリーンエネルギー戦略の中間整理によると、再エネの普及に加えて、水素、アンモニアといったエネルギーの実用化や電気自動車の次世代車や省エネ性能の高い住宅などを脱炭素関連目標とされるなどとし、各省庁も同様に環境政策を打ち出しております。国や民間企業は自治体と連携した取組も具体化されており、環境省と白糠町で北海道水素サプライチェーンの実証実験や民間企業でも水素実証実用化に向けた自治体との連携を図っております。各地域で具体的な取組が進んでおり、この流れは加速するものと考えるところであります。江別市においても、各企業や市民に、これから訪れるであろう脱炭素社会に向けた、市の取組と現実的な政策表明は重要と考えます。以上、述べて質問を致します。1点目として、江別市のGXや再エネの取組についてお伺いを致します。2点目として、民間企業とGXの実証・実用化に向けた連携について、お伺いを致します。次に、経済対策についてお伺いいたします。新型コロナウイルス感染症に起因する観光産業や外食産業等もいまだ影響が残り、世界的感染は、海外生産拠点の生産停止状況は最悪を脱しつつありますが、じわりじわりと経済的な影響と不安が続いております。また、ロシアによるウクライナ侵略をきっかけに、欧米を中心とする経済制裁が現在も続き、世界経済に影響を及ぼしており、経済環境悪化の長期化も覚悟が必要かもしれません。江別市が12万の人口を維持し支えてきたのが、特に、住宅建設による人口流入であると考えております。その時々の経済状況にも影響しながら、札幌市から比べると江別市の地価が低く、都心への交通アクセスもよく、札幌市にはない環境と江別市の独自経済政策がマッチし、札幌圏から人口流入を促進してきたものと考えております。住宅建設は、裾野が広く様々な企業の安定も図られてきたと考えるところであり、江別経済に好循環を生み出していると思っております。しかし、近年、北海道内の新設住宅着工戸数が7か月連続で前年割れになっていると8月4日付の北海道新聞で報道がありました。同紙によりますと、住宅市場における着工戸数の急ブレーキの背景には、建材と住宅設備に加え、特に札幌圏で地価の上昇がマイホームを遠ざける要因になっているとのことであります。6月の北海道内新設住宅着工戸数は前年同月比2.4%減の3,223戸で、昨年12月以来、前年比割れが続いております。建設会社では前年比1割から2割の利益を削る対応から、年初め以降に価格に転嫁することで、1棟当たり300万円前後の値上げをしましたが、受注の影響を受けたとのことです。さらに、資材の値上がりの兆候があると同紙に答えております。江別市の今までの住宅政策、経済対策が流入人口の増を加速し、民間投資を進める起因ともなりました。同政策は、広く市内の経済対策につながることを証明してきたものであり、市内経済の現状を踏まえ、いま一度、江別市として景気の下支えを考える時期にあると考えます。以上述べて、質問を致します。1点目として、物価高騰や地価上昇により、若い世代にとっては新築住宅取得に係る経済負担が重くなっております。北海道内住宅着工数は減少の一途となっており、当市が平成28年度から令和元年度まで続けていた住宅取得支援事業の再検討が必要と考えますが、御見解をお伺いいたします。2点目として、子育て世帯、親子近接の住宅支援を促進する金利優遇制度フラット35の活用で、金利減額政策により、江別市への人口流入に大きくつながったものと考えますことから、金利優遇制度の再検討について御見解をお伺いいたします。3点目として、地元企業の支援として、江別商工会議所を通した新築、リフォーム工事などえべつプレミアム建設券の再検討の時期ではないかと考えますが、御見解をお伺いいたします。4点目として、こどもみらい住宅支援事業が子育て・若者夫婦世帯への支援と脱炭素化に向けた省エネ住宅の確保を進める観点から、2021年度補正予算で創設されております。同事業は、主に子育て世帯や若者夫婦世帯を対象に、省エネ機能を持つ新築住宅の取得で最大100万円、省エネリフォームで最大60万円を補助する事業ですが、省エネ住宅の取得を補助することで、子育て・若者夫婦世帯の負担軽減を図るとともに、脱炭素社会に向けた省エネ住宅の供給を加速させる目的があります。昨年のウッドショックやロシアによるウクライナ侵略によって、資材の価格高騰が続く中で、子育て世帯の住宅取得促進と性能のよい省エネ住宅の供給に大きな効果が見込める制度であり、住宅業界としても大変心強いとのことであります。同事業について、江別市の御見解をお伺いいたします。次に、太陽光パネルの廃棄問題についてお伺いいたします。世界有数の導入量を誇る日本の太陽光発電ですが、それに用いるパネルは全国各地に設置されていますけれども、2030年代後半から2050年にかけて多くが寿命を迎え、使用済みパネルの大量廃棄時代が到来します。太陽光パネルは、2012年に再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)が導入されたことで一気に加速しました。耐用年数は20年から30年で、あと10年もすれば順次、寿命となり、2030年代後半から年間約50万トンから80万トンの使用済みパネルが排出されると見込まれております。大量に発生する使用済みパネルをめぐる課題は、主に3点あります。1点目に、撤去・廃棄費用です。住宅などにパネルを設置する際、メーカーから導入メリットばかりが強調される一方で、撤去・廃棄をめぐるコストは説明されず、寿命が来て、数十万円の費用がかかると知らされるケースが少なくありません。撤去せずに放置されることで起きる感電などの事故や費用負担を回避するための不法投棄などが、増えるおそれが指摘されております。2点目には、パネルに含まれる成分の特定の難しさであります。主な処理方法は、パネルから回収できるアルミニウムなどを再資源化するリサイクル、中古品を再利用するリユース、解体して埋める埋立て処分の3種に分けられます。どの方法を選んでも必要になるのが、各パネルの成分分析表の確認です。環境省の担当者は、成分はメーカーや製造時期によって異なり、鉛やヒ素といった有害物質を含むタイプもあると話しており、業者の倒産などで成分が分からず、処理が困難なケースもあるとのことです。3点目は、パネルの処理体制が整っていない点です。特に、リサイクルや埋立て処分には、処分能力と保管場所を持つ業者が必要になりますが、パネルが大量廃棄されれば不足する可能性があります。また、パネル成分の8割を占めるガラスについて、リサイクル業者からは再資源化しても純度が低く、使い道が少ないとの声が上がっているとのことです。太陽光パネルのリサイクルや埋立て処分を担おうとする業者が、必ずしも存在するとは限らず、存在したとしても、処理能力などの関係で、受け入れるのが難しい場合もあります。不十分な処理体制でパネルの排出量が増えれば、不法投棄などが横行しかねないとの指摘があります。法改正により、10キロワット以上の太陽光発電は廃棄費用を積み立てる制度が創設されましたが、10キロワット未満の住宅用太陽光発電については、そうした制度がなく、撤去費用や処理方法を周知する必要があります。また、最終処分場の逼迫を招かないようにするには、リユースを進め、リユースができないものについてはリサイクルすることが望ましいと考えるところです。太陽光パネルの大量廃棄問題が目の前に迫ってからではなく、今から準備しておく必要があると考えます。以上のことから、太陽光パネルの大量廃棄時代の到来に備え、江別市としてどのように取り組んでいくのか、以下3点について質問いたします。1点目に、撤去・廃棄を巡るコストにより不法投棄などが増えることが指摘されていますが、御見解をお伺いいたします。2点目に、主な処理方法として、リサイクル、リユース、埋立て処分の3種に分けられますが、どの方法を選んでも、各パネルの成分分析表の確認が必要となりますけれども、今後の対応としてどのようにお考えか御見解をお伺いいたします。3点目に、太陽光パネルの処理体制が整っていないことが課題となっていますが、どのように検討されるのか、御見解をお伺いいたします。次に、ヤングケアラーについてお伺いいたします。ヤングケアラーについては、令和4年第1回定例会一般質問で、実態調査について、周知について、支援体制について質問させていただき、御答弁では国や北海道の動向を見極めながら検討していくとのことでありました。家族の介護や世話などを日常的に行う18歳未満の子供ヤングケアラーへの支援を強化するため、国は今年度から3年間を集中取組期間と定めました。ヤングケアラーについて、令和3年4月に中学生と高校生、令和4年4月には小学生を対象に、いずれも初めて実態調査の結果を公表いたしました。昨年4月に発表されたのは、全国公立中学校に通う2年生(回答者5,558人)や全日制高校の2年生(同7,407人)らを対象に、2020年12月から2021年2月にかけてインターネットで行われた調査の結果であります。これによりますと、世話をする家族がいると答えた割合は、中学2年生が5.7%で約17人に1人、全日制高校2年生は4.1%で約24人に1人でした。世話をする家族がいると答えた生徒のうち、頻度がほぼ毎日と答えたのは、中学2年生で45.1%、全日制高校2年生は47.6%に上っております。平日一日に費やす時間は、中学2年生が4.0時間、高校2年生が同3.8時間。その上で7時間以上との回答が、それぞれ約1割あったとのことであります。世話をする家族の内訳を複数回答で聞いたところ、きょうだいが、中学2年生が61.8%、高校2年生で44.3%と最も多く、世話をする家族がいる中・高生の6割以上は相談経験がないことが分かりました。令和4年1月には全国の小学6年生を対象に郵送などで調査を実施し、9,759人の回答をまとめ4月に発表しています。また、この調査では、大学3年生にもインターネットで調査をし、9,679人が回答しております。小学6年生では世話をする家族がいるのは631人で、約15人に1人に相当する6.5%。家族の内訳は、複数回答できょうだいが最多。平日一日に世話に費やす時間は1時間から2時間未満が27.4%と最も多く、7.1%が7時間以上とのことであり、世話をする家族がいる児童はいない児童よりも、欠席や遅刻、早退をすると答えた割合が高く、学業や健康への影響が懸念されるところであります。また、世話をする児童の半数以上が特にきつさは感じていないと回答しており、家族の世話による制約も6割以上が特にないと答えています。この点について厚生労働省は、支援を受ける必要性を自覚していない児童も一定程度いるとみています。家族にどのような世話をしているかに対して、見守りが40.4%で最も多く、家事が35.2%と続いており、複数回答の結果であるため、一人で様々な世話を担っていることも考えられるとのことです。大学3年生では、世話をする家族がいる、また過去にいたという回答は10.2%の987人。家族の内訳は複数回答で母親が最も多かったとのこと。平日一日に世話に費やす時間は1時間以上3時間未満が36.2%と最も多く、6.4%が7時間以上でありました。中・高生を対象にした実態調査では、8割以上がヤングケアラーという言葉を聞いたことはないと回答しています。国民一般の認知度も低いと見られており、ヤングケアラーを早期に発見して適切な支援につなげるために、政府は集中取組期間に積極的な広報を行い、認知度5割を目指しているとのことであります。また、自治体に対する支援として、具体的にヤングケアラーに関する自治体単位の実態調査や関係機関の職員研修に対して国が財政支援することを決定しています。加えて、自治体と関係機関、支援団体をつなぐヤングケアラーコーディネーターの配置や当時者同士が悩みや経験を共有し合うオンラインサロン運営のサポートやヤングケアラーへの訪問支援事業も行います。さらに厚生労働省は本年5月、学校や自治体などが連携するためのマニュアルを公表しています。主体となる機関や部署を決め、コーディネーターを配置することを提言。ヤングケアラーの早期発見に向け、問題への理解を深めることも重要だとしています。マニュアルは、ヤングケアラーを取り巻く状況などに加え、現場での取組事例を紹介し、家族が抱える課題は複雑になっているとして切れ目のない支援が求められていると説明しています。厚生労働省が4月に公表した小学校への調査結果によりますと、ヤングケアラーと思われる児童を外部の支援につないでいないと答えた学校が42.7%に上っています。その理由として、対応の仕方が分からないなどの回答があったため、マニュアルでは関係機関による連携改善の必要性を指摘しています。また、担当者が多いと全体方針がぶれるおそれがあり、素早い情報共有も難しくなることから、支援計画を立てて役割分担を明確にすべきと強調しています。子供に自覚がない事例もあり、本人や家族の考えを尊重しながらのサポートや、行政だけではなく地域全体で見守ることを求めております。文部科学省や厚生労働省は、ヤングケアラーについて、日々のケアに多くの時間や労力を割くため、学業不振や不登校、就職機会の喪失など深刻な問題に発展しているケースがあると見ています。ヤングケアラーは、幼い頃からそうした状態に置かれていることが多く、当事者自らが相談したり、助けを求めることは少ないとされていることから、学校などで助けを求めることの大切さを周知していくとのことです。家族のために献身する行為自体は尊く、否定すべきものではありませんが、それが原因で自分の将来に希望が持てず苦しむようなことがあってはならないと考えるものです。ヤングケアラーは、報道などで取り上げられることも増えましたが、まだまだ知られていないのが現状であります。まずは、社会的認知度を高めることが重要と考えます。昨年の中学生、高校生への調査に続き、本年は小学生に対するヤングケアラーの実態調査が実施され、改めて深刻な実態が明らかになりました。江別市としての実態調査は実施されておりませんが、全国調査で支援の必要性を自認していない児童も一定数いると見られ、対策が急がれます。以上のことから、質問いたします。1点目、2022年度から3年間を集中取組期間とし、広報活動を通じて社会全体の認知度を向上するとしています。周知・啓発について、江別市の取組についてお伺いいたします。2点目、スクールソーシャルワーカーは、社会福祉の専門家で、児童の家庭状況を把握し、支援機関につなげる重要な役目を担っています。江別市では、3名のスクールソーシャルワーカーがヤングケアラーをはじめとした家庭で重大な課題を抱える子供たちのために奔走していただいておりますが、現状と今後の対応についてお伺いいたします。3点目、国で示されたマニュアルを参考に、教育、福祉や介護、医療、民生委員・児童委員や地域など各関係機関などによる連携体制についてお伺いいたします。以上で、1回目の質問を終了いたします。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
齊藤議員の一般質問にお答え申し上げます。グリーントランスフォーメーション(GX)についてお答え申し上げます。まず、江別市におけますグリーントランスフォーメーション(GX)や再生可能エネルギーの取組についてでありますが、国におきましては、令和2年10月に2050年のカーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すと宣言し、令和3年5月には、地球温暖化対策の推進に関する法律が改正されております。また、本年6月に閣議決定した新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画におけます計画的な重点投資の4本柱の一つに、グリーントランスフォーメーション、すなわちGXへの投資を掲げ、これまで既に2回のGX実行会議を開催しております。この会議では、産業革命以来の化石燃料中心の経済・社会、産業構造をクリーンエネルギー中心に移行させ、経済社会システム全体の変革を実行すべく、今後10年のロードマップを年内に作成する予定であるとされております。そこで、市の再生可能エネルギーの取組についてでありますが、江別市環境管理計画などにおきまして、温室効果ガスの削減を目指しており、その対応の事業としまして、JR野幌駅前広場の地中熱を利用したヒートポンプ式のロードヒーティングの導入、学校や新栄団地に太陽光パネルを設置するなど、再生可能エネルギーの利用促進の取組を進めてきたほか、国の補助を活用しまして、昨年度は江別市の地域特性である畜産バイオマスをはじめとした再生可能エネルギー導入調査を、今年度は公共施設などへの太陽光発電設備等の導入可能性について調査しているところでございます。また、民間企業におきましても、平成28年から王子グリーンエナジー江別株式会社の木質バイオマス発電所が稼働し、市も事業実施に協力してきたところでございます。市と致しましては、現在、令和6年度のスタートを目指し、江別市環境管理計画等の改定作業を進めておりまして、あわせまして、温室効果ガスの排出量の削減に関して事業者や住民が行う活動事項を掲げる実行計画の区域施策編の策定作業に着手したところでございます。これらの計画の策定に当たりましては、2050年の脱炭素社会の実現に向けまして、グリーントランスフォーメーションの考え方を踏まえ、市内民間事業者と連携しながら、より積極的な取組を検討してまいりたいと考えております。次に、実証・実用化に向けた民間企業との連携についてでありますが、本年5月に、経済産業省が発表したクリーンエネルギー戦略中間整理では、エネルギーの安全保障や安定供給、さらには、脱炭素化の政策や産業構造転換の方向性などが示されており、化石燃料に代わる水素やアンモニアなどの新たなエネルギーを社会実装するため、設備投資を進め、各地域の特色ある地域資源を最大限活用することが重要であるとされております。また、民間事業者との連携に向けまして、環境省の主催により、地域脱炭素に取り組む地方公共団体と民間事業者とを結びつけるための地域脱炭素マッチング会が本年8月から開催され、鹿追町における水素の実証事業の取組など、地域脱炭素先行地域の取組が紹介されております。市と致しましては、地域脱炭素に取り組む上で、民間事業者との連携は不可欠であると認識しておりますことから、こうしたマッチング会に参加するほか、市内バイオマス発電事業者や小売電気事業者等との勉強会をこれまで2回開催し、さらに、ハウスメーカーなどの脱炭素社会の実現に意欲的な民間事業者との意見交換等を随時行っているところでございます。いずれに致しましても、先ほど申し上げましたとおり、2050年の脱炭素社会の実現に向けましては、令和6年度スタートを目指して進めております江別市環境管理計画等の改定作業の中で、グリーントランスフォーメーションを実現するため、バイオマスなどの地域の特性を生かした再生可能エネルギーの導入には計画段階から民間事業者との連携は重要であると考えていますことから、より一層の連携の下で、進めてまいりたいと考えております。次に経済対策に関しまして、住宅取得支援事業の再検討についてでありますが、本事業は、人口減少対策として、江別市第1期まち・ひと・しごと創生総合戦略に位置づけ、子育て世帯や同居・近居世帯への住宅取得費用等の助成により、定住化を促進することを目的としまして、平成28年度から4年間の計画期間で実施してまいりました。その間、民間事業者による大規模な宅地造成が行われるなど、市内の宅地供給が進んだこともあり、4年間で利用は延べ830件、本事業による転入者数は1,571人、定住者数は983人に上り、令和元年には人口の社会増が自然減を上回るなど、転入超過の誘導的役割を果たしてきたことから、計画期間に合わせまして令和元年度に終了し、定住者に住み続けてもらう政策に転換したところであります。なお、北海道内においては、議員御指摘のとおり新設住宅着工戸数の減少傾向が見られるものの、当市においては、昨年12月から6月までの着工戸数は前年比12%増となっており、堅調に推移しております。いずれに致しましても、住宅政策に関しましては、今後も、人口動態や住宅着工戸数等の動向を注視するとともに、医療・福祉、教育環境の整備などの子育て支援策の効果を踏まえまして、現在、実施している未利用市有地の活用や、民間の宅地供給の動向と併せまして、総合的に判断する必要があるものと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、建設部長ほかをもってお答え申し上げます。
答弁 建設部長 佐藤民雄(建設部長は2025年2月まで)
私から経済対策についてのうち、金利優遇制度の再検討について御答弁申し上げます。金利優遇制度については、当市が実施する住宅取得支援事業と住宅金融支援機構が実施するフラット35、子育て支援型・地域活性化型事業との連携により、市内の住宅取得者のさらなる負担軽減を図るため、18歳未満の子供がいる世帯などの一定の要件を満たす場合、住宅ローンの金利低減を可能とした制度であります。平成29年に北海道内で初めて当市が住宅金融支援機構と協定を締結し、住宅取得支援事業が終了した令和元年度までに82件の利用があり、定住化を促進させたほか、住宅金融支援機構と連携して当市のPRを実施したことにより、シティプロモートにも大きく寄与したものと認識しております。しかしながら、本制度が自治体による住宅取得への支援制度を要件としていることから、先ほど御答弁したとおり、現在実施している政策の効果を踏まえ、総合的に判断する必要があるものと考えております。以上であります。
答弁 経済部長 福島和幸(経済部長は2024年3月まで)
私からは経済対策についての御質問のうち、えべつプレミアム建設券の再検討について御答弁申し上げます。平成23年度のえべつプレミアム建設券は、東日本大震災や公共工事の減少、円高などの建設業への影響に対応するため、江別商工会議所が発行する建設券のプレミアム分を市が支援したものです。このえべつプレミアム建設券は、住宅新築と一般リフォームを対象に販売され、えべつプレミアム建設券の利用に伴う総工事費は10億1,100万円余りで、建設業界の活性化、雇用の維持などに大きな経済効果が発揮されたものと考えております。また、令和2年度からは、新型コロナウイルス感染症対応の経済対策として、住宅リフォーム等工事費支援助成金事業を江別商工会議所が実施し、工事費の10%分の助成金を市が支援しております。同事業を利用した令和3年度の総工事費は5億3,300万円余りであり、令和4年度は市の支援の予算を増額して、現在、事業を進めているところであります。このように、市民の住宅環境の改善と裾野の広い住宅関連産業の活性化を図ってきたところですが、今後の支援事業の在り方につきましては、住宅関連工事の受注動向を見極めながら、江別商工会議所はじめ市内経済団体などと相談してまいりたいと考えております。以上であります。
答弁 建設部長 佐藤民雄(建設部長は2025年2月まで)
私から経済対策についてのうち、こどもみらい住宅支援事業について御答弁申し上げます。本事業は、子育て世帯や若者夫婦世帯の住宅取得に伴う負担軽減を図るとともに、省エネ性能を有する住宅ストックの形成を図るために国が今年から実施している事業であります。また、本事業は、建築業者等が国へ申請する補助事業であり、本年1月から事業者登録が開始され、当市では、現在、6社が事業者登録を行っております。登録事業者へのヒアリングでは、本事業は補助要件を満たすためのコストアップが補助額を大きく上回るなどの課題がある一方で、良質な住宅ストックの形成に寄与する事業であることから、事業の認知度を上げる必要があるとのことであります。現在、国では、2050年のカーボンニュートラルの実現に向け、住宅のさらなる省エネルギー化を進めており、当市においても、建物の省エネ化・長寿命化は重要であると認識しております。本事業は、今年開始された事業でありますことから、市と致しましても利用状況等の動向を注視するとともに、認知度を上げる必要もあると考えておりますことから、本事業の周知に努めてまいります。以上であります。
答弁 生活環境部長 金子武史(生活環境部長は2023年6月まで)
私から太陽光パネルの廃棄問題について御答弁申し上げます。まず、不法投棄などの問題についてでありますが、太陽光パネルにつきましては、再生可能エネルギーにより発電した電気を一定の期間、一定の価格で電力事業者が買い取ることを国が保証するFIT制度が2012年7月から開始されたことに伴い、普及したところであります。市内においても、多くの事業者により発電設備が設置されているほか、一般家庭においても住宅に太陽光パネルが設置されるなど、普及が進んでいる状況であり、市と致しましても、ゼロカーボンを推進する上で、一つの役割を担うものであると認識しております。一方、FIT制度による買取り期間は、発電量に応じて10年から20年間と決められているほか、太陽光パネルの耐用年数につきましても25年から30年程度とされており、制度当初に設置した太陽光パネルは、2035年頃から耐用年数の経過による大量廃棄が予想されております。このため、国においては、今後の太陽光パネルの大量廃棄に備え、リユースやリサイクル、適正処分に向けた検討が行われているほか、本年7月から太陽光発電設備の廃棄費用積立制度も導入されたところであります。太陽光パネルの処分につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づき、解体や撤去後は、産業廃棄物として適正に処理されるべきと考えており、産業廃棄物の処理に関しましては、北海道が処理業者への許可や不適正処理に関する指導等の権限を有しておりますことから、市と致しましては、国の積立制度や再資源化等の法整備などの動向のほか、北海道の産業廃棄物の不法投棄対策について注視するとともに、適正処理に向けて、必要に応じて国や北海道に要請してまいりたいと考えております。次に、処理に必要な成分分析表の確認についてでありますが、太陽光パネルの処理につきましては、国の太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドラインにおいて、有害物質を含むパネルの成分分析表をメーカーから産業廃棄物のリサイクルや処分を行う産業廃棄物処理業者へ情報提供することが示されており、処理業者は、その情報を基に、太陽光パネルの適正な処理を行うこととなります。太陽光パネルは廃棄物の処理及び清掃に関する法律及び国のガイドラインに基づいて、産業廃棄物に関する指導等の権限を持つ北海道の管理の下、適正に処理されるべきものでありますことから、市と致しましては、今後におきましても、国や北海道の対応を注視してまいります。次に、処理体制の整備についてでありますが、現在、太陽光パネルの処理体制につきましては、業界団体でつくる一般社団法人太陽光発電協会が太陽光パネルの適正処理が可能な産業廃棄物中間処理業者の一覧を公表するなど、適正処理の対応が取られているところであります。市と致しましては、現在、国において法整備や体制の構築に向けた検討を行っていることから、その推移を踏まえ、産業廃棄物の許認可や指導等の統括的な権限を有する北海道の動向を注視するとともに、引き続き北海道の状況など、必要に応じて市民への情報提供などについて、対応してまいりたいと考えております。以上であります。
答弁 健康福祉部長 白崎敬浩(健康福祉部長は2023年6月まで)
私からヤングケアラーに関して、周知・啓発について御答弁申し上げます。まず、周知・啓発についてでありますが、ヤングケアラーに関しては、家庭内のデリケートな問題であり、表面化しにくいこと、また社会的認知度が低く、支援が必要であっても、子供自身や周囲の大人が気づくことができないことから、国では、ヤングケアラーの社会的認知度の向上に向け、令和4年度から令和6年度までの3年間を集中取組期間とし、集中的な広報啓発により、中・高生の認知度5割を目指すこととしております。北海道においては令和4年4月に北海道ケアラー支援条例を制定し、北海道民の認知度向上及び理解促進のため、啓発リーフレットを配布し、8月に道立学校や介護事業所などにポスターを掲示しているところであります。市と致しましては、ヤングケアラーへの支援を行う上で、子供自身の自覚を促すとともに、社会的認知度向上を図るため、市内小・中学校や公民館等の公共施設において、啓発ポスターを掲示するほか、小・中学校の全児童生徒に対し、ヤングケアラーの定義や相談先などを明記した啓発チラシの配布などを今月中に行うこととしております。さらに、北海道などが主催するヤングケアラー研修会について、随時、庁外の福祉・介護等に係る関係機関に情報提供しているほか、10月に校長会、11月には教員、介護・福祉関係者、民生委員・児童委員などを対象に、市が主催する研修会の開催を予定しており、ヤングケアラーの社会的認知度向上のため、引き続き周知・啓発を図ってまいります。
答弁 教育部長 伊藤忠信(教育部長は2024年3月まで)
私から、ヤングケアラーについての御質問のうち、スクールソーシャルワーカーの現状と今後の対応について御答弁申し上げます。教育委員会では、現在、社会福祉士等の資格を持つスクールソーシャルワーカーを3名配置し、不登校や虐待など、家庭や学校で困難を抱える児童生徒の支援を行っているところであり、令和2年度は3人、令和3年度は7人のヤングケアラーの疑いがある児童生徒については、いずれも江別市家庭児童対策地域協議会において情報共有しながら支援をしております。今年5月に示された国の多機関・多職種連携によるヤングケアラー支援マニュアルによると、ヤングケアラーの支援の特徴として、本人だけではなく、家族全体の支援が必要な事例が少なくないことから、地域包括支援センターや民生委員・児童委員、さらに市の福祉部門など、多岐にわたる関係機関との調整が重要であるとされております。教育委員会と致しましては、学校とこれらの関係機関との連携の中心的な役割を担うスクールソーシャルワーカーの重要性が今後も増すものと認識しておりますことから、江別市家庭児童対策地域協議会など様々な場面において、スクールソーシャルワーカーと学校や関係機関の連携強化を図り、ヤングケアラーの適切な支援に努めてまいりたいと考えております。以上であります。
答弁 健康福祉部長 白崎敬浩(健康福祉部長は2023年6月まで)
私からヤングケアラーについての御質問のうち、各関係機関との連携体制について御答弁申し上げます。令和4年5月に国から示されました多機関・多職種連携によるヤングケアラー支援マニュアルによりますと、家族が抱える課題が複雑で複合化しやすい現状において、ヤングケアラーを早期に発見して支援につなげるためには、福祉、介護、医療、教育等に係る関係機関や団体が個別に機能するだけではなく、お互いの業務を理解した上で連携して取り組むことが重要であることとされております。市と致しましては、このマニュアルに基づき、早期にヤングケアラーの存在を把握するとともに、適切な支援につなげるため、8月に子ども支援庁内調整会議を開催し、ヤングケアラーに関する周知・啓発方法などの庁内の連携体制を整えたところであります。また、庁外の関係機関との連携が必要な場合には、市や児童相談所、学校、スクールソーシャルワーカー、医療機関などで構成する江別市家庭児童対策地域協議会を活用しながら、対応を進めてきたところであります。ヤングケアラー支援に当たっては、地域全体で取り組む必要がありますことから、市と致しましては、今後も、北海道が設置しているヤングケアラー相談サポートセンターやヤングケアラーコーディネーターとも情報共有しながら、それぞれの子供の実情に応じ、庁内や地域の関係機関と密接に連携しながら、きめ細やかな支援体制の構築に努めてまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 齊藤佐知子
御答弁ありがとうございました。何点か再質問と要望を1点させていただきます。最初にグリーントランスフォーメーション(GX)についてお伺いいたします。2点目の民間企業とGXの実証・実用化に向けた連携についてですが、先ほどの質問でもお話しいたしましたが、エネルギーの社会構造の変革が始まろうとしており、そのロードマップを国は年内に取りまとめる予定としております。あわせて、予算としてGX実現に向けて来年度からの加速を考えていると思っております。御答弁で、新たなエネルギーが、社会に実装する流れとなる考えについては、そのとおりであり、来年度から、化石燃料を主体とする社会から、新たな基幹エネルギーが中心となる社会実現のスタートで、多くの市民や地元企業にも影響するエネルギー問題でもあると考えるところです。江別市は、国の予算をどのように来年度予算に反映し、新たなエネルギーが社会に実装、具体化していくのか、先ほどの御答弁をお聞きする限り、当市の意気込みや取組は、まだ模索の段階を超えていないように思います。以上のことを申し上げ、再質問いたします。江別市として、化石燃料に代わる新たな基幹エネルギーについてどのようなイメージをお考えなのかお伺いいたします。また、環境省主催の地域脱炭素マッチング会に参加されるなど、現在、具体的な企業とのマッチングプランをどのようにお考えかお伺いいたします。次に、経済対策について、2点再質問いたします。1点目に、住宅取得支援事業の再検討についてお伺いいたします。当市においては、昨年12月から6月までの新設住宅着工戸数は、堅調に推移しているとの御答弁を頂きました。また、7月は6月の着工件数の2倍強の着工戸数があり、増加の要因として、建築材料費の高騰に備えた駆け込みと認識する関係者も多く、当然増えた分の反動も多いと考えなければなりません。住宅取得支援事業は、転入超過を生み、政策的な成果であったと考えますし、経済対策としても江別市全体に有効な事業であると考えるところです。今後の市内の高齢者人口の推移を見ると転入超過がなければ、人口減少の流れは止められないものと想定しております。以上のことから、住宅取得支援事業の再検討について、現状の経済認識と併せてお考えをお聞かせください。2点目、金利優遇制度の再検討について再質問いたします。先ほどの御答弁では、金利優遇制度がシティプロモートにも寄与したとのことでありますが、シティプロモートは、若い世代に江別市の魅力を知っていただき、江別市に住んでいただくことを基本に市長の肝煎り政策として認識しておりました。その一環としての金利優遇制度でありましたが、大きな役割を担ってシティプロモートを支えたものと考えるところです。また、スープの冷めない距離に親世代と子世代をマッチングする政策で、介護に関する政策的な観点も含んでいたと記憶しております。市長が旗振り役として、パンフレットをPRする様子を思い起こしますが、当時のシティプロモートに対する意気込みを、新たなシティプロモートとして金利優遇制度の再検討について、再度市長のお考えをお伺いいたします。次に、ヤングケアラーについて再質問と要望をさせていただきます。1項目めの周知・啓発についてでありますが、市としては社会的認知度向上を図るため、市内公立小・中学校や公民館等の公共施設において、啓発ポスターを掲示するほか、市内公立小・中学校の全児童生徒に対し、ヤングケアラーの定義や相談先などを明記した啓発チラシの配布などを行うとのことです。当市は学生のまちとして4大学に多くの学生がおります。これまでにも、大学生の相談を受けている現状もお聞きしております。ぜひ、大学との連携で学生への周知も必要と考えます。また、広報えべつを活用するなどで、市民へ広く周知する工夫をしていただくことを要望と致します。2項目め、スクールソーシャルワーカーの現状と今後の対応について再質問いたします。スクールソーシャルワーカーは社会福祉の専門家で、小・中学校は虐待など家庭に問題のある児童生徒を発見した際に、学校は市にソーシャルワーカーの派遣を申請し、支援機関につなげています。愛知県岡崎市では、ヤングケアラーをはじめ、家庭で重大な課題を抱える子供を早期に把握し適切な支援につなげようと、本年度からスクールソーシャルワーカーを4人増員し11人体制にし、子供の見守り体制を手厚くしたとのことであります。江別市では、平成30年4月にスクールソーシャルワーカーを2人から3人に増員し、現在に至っております。2022年度から3年間を集中取組期間として、国の主な支援策の推進にスクールソーシャルワーカーの配置拡充の支援策が盛り込まれています。国の調査でヤングケアラーの半数が悩みを誰にも相談したことがないと答えていることから、学校と福祉関係者の連携を強めるなど、早期発見し、支える仕組みづくりが重要と考えます。先ほどの御答弁で、地域包括支援センターや民生委員・児童委員、市の福祉部門など多岐にわたる関係機関との調整が重要であり、教育委員会として、学校とこれらの関係機関との連携の中心的役割を担うスクールソーシャルワーカーの重要性が、今後増すものと認識しているとのことでありますが、今後の対応としてスクールソーシャルワーカーの増員に向けた体制をどのようにお考えかお伺いいたします。以上です。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
齊藤議員の再質問にお答え申し上げます。私からはグリーントランスフォーメーション(GX)に関連しての実証・実用化に向けての質問、経済対策に関連しまして住宅取得支援事業の2点について、お答え申し上げます。まず、1点目のGXに関連しての実証・実用化に向けた民間事業者との連携についてでございますが、まず化石燃料に代わる新エネルギー基幹エネルギーにつきまして、昨年度、国の補助を活用して実施した再生可能エネルギー導入調査などを踏まえまして、太陽光発電のほか、江別市の地域特性を生かした木質バイオマス発電や、都市型農業において排出される家畜ふん尿を用いた畜産バイオマス発電によるエネルギーが、これからの私どもの基幹エネルギーとして重要になるものと考えておりまして、その普及活動にまず努めてまいりたいと考えております。また、環境省により始められました地域脱炭素マッチング会でございますが、本年8月に第1回として脱炭素先行地域の事例紹介などが行われたばかりでございまして、具体のマッチングにつきましては、今後参加される企業等により、様々な業種との、また業種の企業とのマッチングが可能であると考えております。今後におきましても、マッチング会をはじめ、様々な機会を捉えまして、積極的に民間企業との連携を進めてまいりたいと考えております。次に、住宅取得支援事業についての再検討ということでございますが、住宅取得支援事業の再検討につきましては議員御指摘のとおり、当市では新設住宅着工戸数が増加しておりまして、住宅建設は裾野が広く、市内経済への波及効果もありますことから、非常に経済対策としては優れた事業であると考えております。先ほどもお答え申し上げましたとおり、人口や建築動向に注視しまして、現在、実施している様々な子育て等の住宅対策がございます。その対策の状況、さらには市有地の活用などの政策も進めております。この政策の効果や宅地供給の動向を踏まえまして、総合的に判断をしてまいりたいと考えております。以上でございます。
答弁 建設部長 佐藤民雄(建設部長は2025年2月まで)
金利優遇制度の再検討についての再質問に御答弁申し上げます。新たなシティプロモートとしての金利優遇制度の再検討についてでありますが、本制度は、住宅金融支援機構との連携による住宅ローンの金利低減を行うことで、市が実施してまいりました住宅取得支援事業が広く認知され、シティプロモートにも大きく寄与したものと認識しております。本制度について、先ほども御答弁申し上げましたが、自治体による住宅取得への支援制度の実施が要件となっておりますことから、今後の住宅施策と併せて総合的に判断する必要があるものと考えております。以上であります。
答弁 教育部長 伊藤忠信(教育部長は2024年3月まで)
私からヤングケアラーについて御答弁申し上げます。スクールソーシャルワーカーの体制についてでありますが、教育委員会では、スクールソーシャルワーカーが支援する児童生徒数の増加などに伴い、平成30年4月にスクールソーシャルワーカーを2人から3人に増員し、不登校や虐待など、学校や家庭で困難を抱える児童生徒やその保護者に対し支援を行ってきており、支援した児童生徒数は、ヤングケアラーの疑いがあるものを含め、令和2年度は181人、令和3年度は166人となっております。教育委員会と致しましては、江別市家庭児童対策地域協議会や子ども支援庁内調整会議などの連携の場を活用し、現在の体制でヤングケアラーを含めた児童生徒の適切な支援に努めてまいりたいと考えております。なお、今後につきましては、支援児童生徒数の推移や支援の内容など、状況を見ながら、必要に応じ、対応を検討してまいりたいと考えております。以上であります。