美幌町議会 平成29年第3回定例会 2017年6月20日
(1)教育行政について/(2)福祉行政について
2017年6月20日、美幌町議会の一般質問で、坂田美栄子議員が「教育行政について」「福祉行政について」について質問し、町長 土谷耕治、教育長 平野浩司、教育部長 田村圭一、民生部長 髙崎利明が答弁しました。
- 質問者
- 坂田美栄子 議員
- 答弁者
- 町長 土谷耕治、教育長 平野浩司、教育部長 田村圭一、民生部長 髙崎利明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 坂田美栄子
私からは、教育行政についてと福祉行政について2点の質問をさせていただきます。まず最初に、教育行政の一つ目として、教職員の長時間勤務の実態把握及び対策についてということで質問をさせていただきます。教職員の長時間勤務の悪化が、文部科学省の調査で明らかになりました。勤務実態調査では、10年ほど前から労働時間がふえ、小学校教諭の約3割、中学校教諭の約6割が過労死ラインに達しているとの結果が出ています。文部科学省においても、看過できない事態としているものの、改善に向けた道筋は見えていません。美幌町の学校現場での実態をどのように把握されており、また、その対策についてお聞かせいただきたいと思います。二つ目に、部活動外部指導員の配置による教職員の負担軽減についてということでお伺いいたします。文部科学省は、学校外部から部活動指導員を制度化し、学校職員に位置づけました。このことによって、教職員の長時間労働が改善されるとされています。部活動外部指導員の配置は全国に広がっていますが、部活動外部指導員は各種大会に引率できないなどの問題があります。文部科学省は省令を改正し、部活動外部指導員は、中学校における技術的な指導に従事すると定め、平成29年4月から施行され、あわせて、学校外での活動の引率も明記されました。美幌町としての部活動外部指導員の配置、活用の考え方についてお聞かせいただきたいと思います。次に、福祉行政のひきこもりの実態把握及び対策についてということでお伺いをいたします。小中学校の不登校など、社会とのかかわりを持たなくなってしまうひきこもりの対策について、全国の自治体では、相談窓口の設置、民生委員・児童委員の協力依頼などの取り組みがふえています。美幌町では、どのように把握され、対応しているのかお聞かせいただきたいと思います。以上、1回目の質問です。よろしくお願いします。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
坂田議員の質問にお答えを申し上げたいと思います。一つ目の教育行政については、後ほど教育委員会から御答弁を申し上げたいと思います。初めに、福祉行政について。ひきこもりの実態把握及び対策についてでありますが、ひきこもりとは、仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6カ月以上続けて自宅に引きこもっている状態と厚生労働省が定義しております。御質問の、どのように把握され、対応しているかについてでありますが、小中学校においては、6カ月以上続けて自宅に引きこもっている不登校の児童、生徒はおりませんが、100日を超える長期欠席者の児童・生徒数について御説明いたします。小学校で2人、在籍比0.22%、約463人に1人。中学校では11人、在籍比2.10%、約48人に1人となっております。不登校になったきっかけと考えられる状況ですが、小学校では、親子関係をめぐる問題、中学校では、学業不振、いじめを除く友人関係をめぐる問題が主な状況となっておりますが、これらの問題はある特定の事情だけでなく、さまざまな問題が複合して起こる実態にあります。このように、不登校となった児童・生徒については、学校の家庭訪問や父母との面談、同級生からの登校声かけ、教育相談室のサテライトへの通級、電話や家庭訪問による教育相談など、多様な取り組みにより、児童、生徒へのかかわりや、登校へのきっかけづくりを行っております。次に、これ以外のひきこもり当事者について、町では実態を把握しておりませんが、これまでもひきこもりについては、家庭などからの相談により、事案の出現時に必要な機関につなげる取り組みを行ってきております。なお、ひきこもりの背景には、統合失調症やうつ病、発達障害、強迫性障害、社会恐怖などの疾患が存在する場合も少なくなく、最近では、多彩な精神疾患が関与していることも指摘されております。町においては、平成14年度から精神保健福祉士や保健師による「こころの健康相談」に取り組むほか、美幌町地域包括支援センターでは、平成22年度より広報びほろへの記事掲載とポスター掲示による周知、平成24年度からの4年間は、広報びほろへのチラシ折り込みに取り組むなど、これまでも相談事業や周知活動に努めている状況であります。一方、道内では平成21年度より北海道から受託した公益財団法人北海道精神保健推進協会が、ひきこもり対策推進事業を実施しており、ひきこもり外来やデイケアなどにより、一定の相談を経てから、医療機関だけでなく就労支援や相談機関などのさまざまな社会資源につなぐ取り組みを行っております。なお、当事者の発言は個人のプライバシーが絡み合い、非常にデリケートな問題であることから、安易に打ち明けることができない心境であると推察するところでもあります。とりわけ、当事者は不安を克服し、自信を取り戻して社会とのつながりを回復したいと願っていても、自分の力だけでは困難な場合が多いため、当事者に対しては関係機関が連携し、速やかな支援体制の確立により、状況を見きわめた中で必要な医療機関などへの接続と、適切な支援を継続することが何よりも大切なことであります。このため、今後においても家庭や学校、教育相談室はもとより、民生・児童委員を初め、関係機関、団体並びに地域との連携協力により、不登校やひきこもりのない社会の実現に向け、1人でも多くの当事者を心理的あるいは社会的支援に結びつけていけるよう取り組んでまいりますので、御理解のほどよろしくお願いをいたします。以上、答弁をさせていただきました。よろしくお願いをいたしたいと思います。
答弁 教育長 平野浩司(教育長は2018年12月まで)
坂田議員の御質問に答弁させていただきます。初めに、教職員の長時間勤務の実態把握及び対策についてお答えいたします。文部科学省が本年4月28日に速報値を公表しました教員勤務実態調査(平成28年度)の集計(速報値)についてでありますが、昨年度の平成28年11月7日~20日までの連続した7日間で調査が行われたものです。全国的には小学校400校、中学校400校を対象としていますが、北海道内では小学校28校、中学校28校が対象となっており、美幌町内においては、美幌小学校が調査対象で、11月10日~16日に勤務実態を報告しているものです。教員勤務実態調査の集計結果を見ますと、校長、副校長・教頭、教諭、講師、養護教諭の5種類のうち、小学校では、副校長・教頭職で約99時間、中学校では、副校長・教頭職で約99時間、教諭職で約98時間、講師職で約92時間という状況にあり、過労死ラインとされる80時間を超える職種は、小学校で1職種、中学校で3職種となっております。美幌小学校の集計結果についてですが、校長職で約37時間、教頭職で約132時間、教諭職で約60時間、養護教諭職で約22時間との結果が出ております。教頭職について、調査時期が美幌小学校では初めての取り組みとなる授業、公開研究会・校内研修会の指導案及び教材づくりなど、準備のため対応していた1週間を月換算した状況であったことから、突出した結果となっておりますが、日常的にはこのような時間を勤務している状況にはないと確認しております。教育職員については、その勤務の特殊性から、給特法により時間外勤務手当は支給されず、そのかわりに、給料月額の4%に相当する金額が教職調整額として支給されている実態であります。時間外勤務の縮減については、北海道教育庁が平成21年8月に策定した教育職員の時間外勤務等の縮減に向けた取組方策に基づき、取り組みを進めているところですが、今年度の重点取組として、次の4項目を定めています。重点1、週1日程度の休養日の設定など、部活動指導の見直しに係る申し合わせの徹底。重点2、変形労働時間制や週休日の振替等改正した制度の周知と有効活用。重点3、管理職員による業務管理・業務改善の取り組みの一層の充実。重点4、定時退勤日や時間外勤務等縮減強調月間などの一層の推進。この重点取組の4項目について、校長会を通じて具体的な取り組みの推進の指示をしております。また、美幌町における中学校2校の対応についてですが、美幌中学校は昨年から週に1回の部活動休養日を完全実施しており、北中学校においても、今年度から週1回の部活動休養日を完全実施に向けて取り組みを行っているものです。いずれにいたしましても、教職員の健康管理と教職員が子供と向き合う時間を拡充するため、重点項目のさらなる実施に向けて取り組んでまいりたいと考えております。次に、部活動外部指導員の配置による教職員の負担軽減についてでありますが、美幌町の部活動における外部指導者の状況について御説明いたします。両中学校においては、バスケットボール、サッカー、ソフトテニス、卓球、ソフトボール、柔道、スキー、スケート、吹奏楽の各種目において、現在20数名の方々が定期、不定期にボランティアで技術的な指導をしていただいております。また、学校外での活動の同行についても認めており、対象経費の助成も行っております。本年4月に施行された部活動外部指導員については、現在指導いただいている方々が対象になることと思いますが、現在のボランティアでの実技指導のみならず、生徒指導に係る対応や事故が発生した場合の現場対応が、本人及び教諭に要求されるとともに、部活動指導員に係る規則等の整備が必要となっております。部活動外部指導員の活用については、北海道教育委員会が平成21年8月に作成した教育職員の時間外勤務等の縮減に向けた取組方策にも指導者の外部人材の活用として明記されており、有効な手段であると認識していることから、今後の活用に向けて調査研究に取り組んでまいりたいと考えております。以上、御答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。
質問 9番 坂田美栄子
まず、一つ目の教職員の長時間勤務の実態把握及び対策についてから再質問をさせていただきます。文科省の長時間勤務実態調査について御答弁いただきましたけれども、調査の対象が美幌小学校のみと読み取れたのですが、ほかの2小学校、それから2中学校の調査というのは、対象にならなかったことで実施されていなかったのかどうか。まず、それから先にお聞かせいただきたいと思います。
答弁 教育部長 田村圭一(教育部長は2021年3月まで)
今回の長時間勤務の実態調査につきましては、全国で抽出して小学校、中学校の調査をしているということで、美幌町については美幌小学校のみの調査ということでございます。
質問 9番 坂田美栄子
例えば、今回答弁いただきました内容にありましたように、美幌小学校では研修もあったということで、平常の時間数とはかなり違っていたのかという理解はしていたのですけれども、例えば夏季、それから冬季の休業時間とは言いながらも、研修とか出張とか毎日どこかで行われているという意味では、いずれも過労死ラインというのを超えているのではないかと理解をしているところです。強調したいことは、ノー部活デーなど、決めることは大事なことなのですけれども、それは本質的に本当に解決策となるのかと思うところです。部活動は休養日を設定するだけでは、仕事の量というのはなかなか減らないのではないかと理解しているところです。長時間勤務の職員の仕事の内訳を聞いてみますと、部活動以外にも授業の準備、それから課題、採点の添削、事務業務にも多くの時間を費やしている実態がおわかりのことと思います。教員というのは、熱心だからこそ、部活のほかにもやりがいや楽しみを感じながら過労死ラインを越えてでも働いているというのが実態ではないかというように理解しているところです。好きでやっているということではなくて、長時間労働には当然、病気やうつ、それから燃えつき症候群のリスクがつきまとうということも十分御理解いただけるのではないかと思っております。授業の準備や自己研さんのための時間が減ったり、それから教員の成長の面からもよりよい授業をする上でも、大きなデメリットになるのではないかという点は理解しておりますが、今年度、重点項目として取り組まれているということで、そのことによって期待はしたいところです。ある地域では一斉休業日を設けて、学校ではかかってきた電話を教育委員会に全部転送して、全ての教職員が休めるように工夫されているというところもあるそうです。これは少しやり過ぎかもしれませんが、そのぐらいの徹底した休養日を設けてやるということも必要なのではないかと思っているところですが、その点についてはいかがでしょうか。
答弁 教育長 平野浩司(教育長は2018年12月まで)
教職員の方々が本当に長時間働いていただいているという認識は、坂田議員がおっしゃったとおり同じ認識は持っております。今、私どもで何ができるかという話になれば、先ほど答弁させていただいた、一つのルールに沿ってそのことで改善できるものはないかということをお話ししているだけで、まずはいろいろなことを試みる中としては、学校の中できちんとそういうものが、管理職を管理している校長先生以下、教員の先生方皆さんできちんとそれを論議して、ではこうしましょうということができるかできないかを最初にやるべきだと思うのです。そういった中で、一つの例でそれがいいかどうかわかりませんけれども、学校全体として休みたいと、では電話がかかってきたらどうするのと言われたときに、それも一つの手法かもしれませんので、まずはその先生におかれている状況は、実は同じ認識だと思いますし、それは教育長になったときから、いかに先生方の負担を軽減するかという思いについてはいろいろなことを考えてきたつもりですが、そのうちどれだけが実行されてきているかというのは、なかなか難しい部分があるという状況ではあります。
質問 9番 坂田美栄子
学校の先生方の忙しい状況は、十分御理解していただいていると思いますが、学校にはさまざまな善意があふれています。子供たちのためになると捉えて、際限なく教員の役割は広がっています。それに、教員としては、誰かに頼るということではなくて自分がやる、自分が頑張ればいいと思いがちなので、そこら辺のことを御理解していただければありがたいと思っています。ある学校の取り組みの中では、印刷や会計事務の多くをアシスタントにお願いしているというところもあります。例えば、美幌でも印刷については、公務補の方にお願いしている状況というのは伺っています。ところが、クラスごとで印刷するものですから、お願いしてもなかなか時間内に印刷できないという状況も認識していただきたいということなのです。そのために、あしたの授業に影響するということで、印刷をしてからでないと帰れないという状況もあって、なかなか時間内で印刷機が使えないという状況もありますので、そこら辺のことも仕事しやすい環境という意味では、見直ししていく必要があるのではないかと思いますが、その点について改めて認識していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 教育長 平野浩司(教育長は2018年12月まで)
環境の整備ということであります。今おっしゃられたようなことも含めて、私どもはそういう意味では、非常に環境の整備については可能なものはやってきているつもりでありますし、それに対する予算づけも町長については寛大であるというように私は思っています。ですから、実態として、今言ったように印刷ができないとか、そういう部分であれば、その機械によっては、例えばきちんと順番にメモリーをして、次の朝までにできるとかそういう機械もありますので、そういう実態があるということであれば、きちんと状況を考えたいと思います。あともう一つは、先生方もいろいろなやり方、従来はこうしてきたけれども、やはり役場の職場もそうですが、従来のやり方を何か一つ変えるということの同時的な作業もやっていってほしいと思っています。やはり自分の業務量が非常にふえたり、子供たちに向き合う時間をどうつくるかとなると、従来のやり方では私はだめだと思うのです。ですから、そういう努力もしていただいた中で、あえてこういうものを例えば導入するとか、こういう手法があるということであれば、教育委員会としてもそういうものはどんどん支援できるような形で、予算が伴うものはしっかり町長にお話をしたいというように思っております。
質問 9番 坂田美栄子
今御答弁いただいたように、それぞれの学校でそれぞれの先生方の取り組みは、確かに違っているのだと思います。それは私も理解をしているところではありますけれども、やはり学校によって、その学校その学校の特性があると思います。課題を踏まえて、教員が担う業務を学校によってしっかり役割分担を効率化に向けて取り組んでもらうことが一番効率的ではないかと思っていますし、例えば美幌に3小学校、それから2中学校がありますので、例えばそこの学校の中で試行校ということで設けて、取り組まれることも一つの方法かというように思っていますので、そこら辺のことも踏まえた中で、先生方の長時間勤務ということを少しでも軽減していただいて、子供たちと本当に向かい合っていい授業、いい子育て、いい環境をつくっていただけるように取り組んでいただきたいということをお願い申し上げます。よろしくお願いいたします。それから二つ目の部活動外部指導員の配置のことについて2回目の質問をさせていただきます。御答弁いただきましたように、中学校におきましては、技術的な指導をされていることは認識しておりますし、近年は全道・全国大会、また、すばらしい成績を残されてオリンピック・パラリンピックという優秀な成績をおさめられているということも、子供たちにとっては大きな夢と希望の実現が広がっているというように理解しているところでございます。美幌町では、いち早く外部指導員を配置されておりまして、指導者にも恵まれ、今後の活躍に大きな期待をしているところでありますが、国として学校教育法施行規則の一部が改正され、今年度の4月1日から施行されておりまして、中学校、義務教育学校のスポーツ、文化、科学等に関する教育活動に係る技術的な指導員に従事する部活動指導員について、指導体制の充実が図られたということでは、本当に喜ばしいことだと理解しているところでございます。外部指導員については、二つの役割がありまして、一つ目には教員の負担軽減、二つ目には生徒への専門的技術指導ということになっておりますけれども、教員の助けにもなっておりますし、生徒の技術向上にも貢献しているもので、本当に救世主のような存在であります。外部指導員については、今までのようなボランティアでの実技指導員でいいとは思っておりませんので、今までは何の事故も起きていなかったので問題にはならなかったと思いますが、今後は明確にされていなかった指導員の身分や勤務形態、それから事故が起きた際の責任や補償といった規則の整備がいち早く必要となってくると思いますので、このことについては、美幌町といたしましてはいつごろまでにこういう規則などを定めていこうとしているのか、その点についてお聞かせいただきたいと思います。
答弁 教育長 平野浩司(教育長は2018年12月まで)
時期等については、ここでの言明というか、いつまでにするというのは避けさせていただきたいと思っています。今回こういう制度ができたというのは、本当にいいことであるというか、また教員の人事の中でも、例えば野球ができる先生がいないだとか、バスケットができる先生がいないなどという意味では、非常に困っている状況であります。ですから、こういう制度で外部から入れるというのはいいことだと思っています。ただ、坂田議員が今おっしゃったように、いろいろな整備もしなくてはいけないと。それから、当然その方々に今までのやり方という話ではなくて、学校としてはどういうことに基づいてどうしなくてはいけないか、教育というか研修もしていただかなくてはいけないと。ただ入れるのがいいというだけではなく、どこかの私立高校がテレビなどで出ていましたけれども、従来どおりの精神論とか指導において熱血形で殴ることはもうそういう時代ではないというか、そういうこともさせないためには、どうしなくてはいけないかというようなこともあります。今、私どもは本当に指導員に恵まれてはいるのですけれども、多分その方に移行するにしても、やはり職業を持っていたりしますので、今困っているのは、そういう指導員をどう確保できるかという問題です。当然、身分的にもきちんとした場合に、今度はお金がかかってくる。では、国はそうやって定めてくれたのはいいですが、全部これは町が負担してやるのですかということであって、そういうこともきちんと解決しなくてはいけないということであります。私どもとしては、やはり早い時期にこういうものを整備したいという反面、こういう話は、教育は、一つはオホーツク管内の中で教員が回っていますので、やはり管内の教育長会議などでも、こういうことをどうしますかということで、きちんとみんなで論議した中でやっていきたいということもあって、先ほどに戻りますけれども、今、時期を明確にするのは避けさせていただきたいというように思います。
質問 9番 坂田美栄子
今、教育長が言われたとおり、美幌町では外部指導員に恵まれていて、本当に技術の向上が図られていてうらやましいと、ほかの地域から思われているというのも聞いています。全国的に言えば、やはり技術の指導員というのがなかなか学校によっては見つからなくて、大変な状況というのもいろいろなところで話としては聞いている状況にありますので、本当にその人たちがこれからどんな形でかかわっていただけるのか、もう一つ気になる部分では、教育長が先ほど言われたように、美幌の教育の一環としての部活動をどうあるべきかということが一番問われている部分でもあるかと思います。そこら辺のことについては、基本的な事柄というのは、教師とそれから外部指導員の明確な役割分担と相互理解が必要なのではないかと思っているところでございますので、これからいろいろなことが整備されていくと思いますので、そのことを基準に考えていただいて、しっかりとした決まり、ルール、そういうものを決めていただくのが一番いいのかと思います。今、一生懸命取り組んでいただいているすばらしいボランティアの人たちのことも十分考えて、取り組んでいただければというように思っていますので、しっかりとした考えを持ちながら取り組んでいただけるように期待をしていきたいと思います。その点についてはいかがでしょうか。
答弁 教育長 平野浩司(教育長は2018年12月まで)
ただいま助言をいただいたことをしっかりと受けとめて、ただ教育委員会が一方的に定めるということではなくて、やはり学校、学校といえば教員の方々、それから実際にかかわってくれる人たちの意見を聞いて、どういう形が一番きちんとした方向性をもって進められるかということを考えて進めたいと思います。
再質問 9番 坂田美栄子
それでは、ひきこもりの実態把握と対策について、再度質問をさせていただきます。先ほど答弁いただきましたように、多彩な精神疾患が関与しているということも理解はしているところでございますが、現在、ひきこもりというのは大きな社会問題の一つになっております。国の施策としても大きく取り上げられるほどになっています。家庭におきましても、恒例となった親たちを悩ませている大きな問題でもあります。ひきこもりの程度は人それぞれですが、大体の人は学生時代や就職してすぐ挫折を経験しています。その恐怖心やコンプレックスから定職につけず、次第に他人とかかわりを持たなくなり、外出することを避け、家族とのコミュニケーションもなくなって、自室にこもって昼夜逆転の生活に陥ってしまうということが言われています。現在の家庭は心のつながりが弱いとも言われています。ひきこもりは本人だけではなく、家族のあり方、両親の心の余裕や夫婦間の問題も起因し、子供は不安や怒りなど、ネガティブな感情に対して適切な行動がとれないというのが現状のようでございます。彼らには家族に見えない深い闇があります。彼らには決して毎日を怠惰に過ごしているわけではなくて、劣等感や自分に対する自信のなさから、社会に対しておびえているということにつながっています。そして、自分がのみ込まれている社会への不安感から脱却するために、日々助けを待っています。彼らは不安を克服し、自信を取り戻して社会に回帰したいと願っていますが、家庭内の家族だけでは、取り戻すことはほぼ不可能と言われています。年齢が高くなればなるほど、回復の難しさも加わってきます。そこで、相談窓口の開設や民生委員の方、また児童委員の協力をいただきながら関係機関との連携を速やかに、支援体制の確立をしていくべきだろうと思っています。適切な支援を継続することが大切であって、取り組みの重要さを感じておりますが、美幌町としては今後どのような取り組みをされていくのか、考え方があればお聞かせいただきたいと思います。
答弁 民生部長 髙崎利明(民生部長は2019年6月まで)
今の質問でございますけれども、美幌町の今後の対応ということでございましたが、今現在は答弁でも述べさせていただいていますように、美幌町では保健師等で行っている心の健康相談、あと地域包括支援センターへ委託をし、パンフレット、ポスター、広報等に掲載しまして、今現在は、本人からは相談はきませんので、家族等からの御相談を受けて、その中で相談をしているという状況でございます。この分につきましては、家族からの相談につきましても、当事者がどうしても拒んでいる場合だとか、本人の意思もありまして、家族からもなかなか相談しづらいというような事例もありますので、答弁で述べさせていただいているとおり、引き続きなるべく家族等から相談してもらう体制を継続するとともに、なかなか相談しづらいというのは、今言いましたように、高齢になり親がいないような場合になってきたら、ますます一人で住んでいらっしゃる方は孤立してしまいますので、そういう部分につきましても、今後民生委員さんを含めまして、そういう地域も含めて、そういう事例があれば連絡を――今現在でも民生担当で連絡を受ければ、そういう中でどういう対応ができるのか、いきなり行ってしまっても、拒まれたらなかなかそれ以上進みませんので、そういう状況等を把握した中で、どういう対応が一番適切なのかというのを関係機関等と協議しながら進めていきたいと考えておりますので、御理解願いたいと思います。
再質問 9番 坂田美栄子
今お答えいただきましたように、親からもなかなか相談というのは難しいのかと思います。本人は当然、なかなか相談に行くという環境にはありませんので、私もかかわったことがありますが、引きこもっている人に対してどのように話のきっかけをつかむかということが一番難しいかと思っています。デリケートな問題でありますので、こちらから無理に話しかけてもなかなか乗っていただけないのと、心を開いてくれないというのが一番大きな問題かと思っていますので、その状況を少しでも理解してあげるものをつくってあげることと、それから近くにいる人たち、若い人ではなくて、民生委員さんたちは結構年齢の高い人たちも多いので、そういう方たちはどちらかというと話し方、相手のことを考えて声をかけてくれたりしますので、そういうことをきっかけにできれば少しでもそこから1歩でも2歩でも外に出てもらえる状況、環境をつくっていくことが今一番大切なことかと思っていますので、私も理解したいと思っています。ひきこもりについては、調べれば調べるほど課題が多岐にわたっているということで、簡単に解決できる問題ではないというのは十分理解していることでございます。美幌で生活をしている人たちがどのぐらいいるかというのが全くわからない状況で、私たちとすれば、せっかく生まれてきて、せっかく成長して美幌に住んでいるということでありますので、一日でも早く社会復帰できるためのきっかけづくりをしていただければと思います。簡単にはいかないと思いますし、病気を持っていれば持っているほど声をかけづらい状況というのは簡単に直っていくということにもつながっていきませんが、でも美幌で生活している人たちのために、少しでも窓口、声をかけられるきっかけ、そういうものをつくっていただきたいと思います。高齢者の方々に、よくヤクルトを配達して安否確認ということがあります。それと同じにはなりませんが、そういうところに住んでいる状況が確認された段階で、少しでも話をできるきっかけ、そういう取り組みをもう少し具体的に研究しながら取り組んでいただければと思っていますので、私たちとすれば、その点についてはこれから期待をしていきたいと思っています。すぐ解決できる問題だとは思っておりませんので、少しでもいいから前に進める状況をつくっていただく、取り組んでいただくということを期待して、この質問は終わらせていただきます。以上で終わります。
答弁 民生部長 髙崎利明(民生部長は2019年6月まで)
ただいま坂田議員がおっしゃられたとおり、ひきこもりというのは、迅速な行動着手と焦らずに見守る点が大切だと聞いております。今現在、先ほども話したように包括支援センターでも平成22年から取り組みをしておりまして、現在、定期的に電話連絡等をとっている方は4名ほどいますので、そういう人たちも含めて、状況がわかった段階で速やかにこちらのほうで対応していくという体制を整えていきたいというように考えておりますので、どうか御理解のほどよろしくお願いいたします。