みんなの議会

美幌町議会 令和4年第5回定例会 2022年6月22日

(1)庁舎のバリアフリー化について/(2)福祉行政について/(3)教育行政について

2022年6月22日、美幌町議会の一般質問で、坂田美栄子議員が「庁舎のバリアフリー化について」「福祉行政について」「教育行政について」について質問し、町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、総務部長 小室保男、福祉部長 河端勲、保健福祉課長 中尾亘が答弁しました。

質問者
坂田美栄子 議員
答弁者
町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、総務部長 小室保男、福祉部長 河端勲、保健福祉課長 中尾亘

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 坂田美栄子

私は、3点通告してありますので、説明をしながら答弁いただきたいと思います。まず1点目、庁舎のバリアフリー化について。正面玄関の段差解消についてです。駐車場の整備も完了いたしまして、所用で久々に正面玄関から庁舎の出入りをしてみました。ちょっとした段差があり、車椅子では乗り越えることができず、後ろから押してもらっても、なかなか前に進めない状態でした。また、これまで地下の入り口には、車椅子でも出入りすることができるよう、スロープが設置されておりましたが、今は撤去されて車椅子の方が自力で出入りすることができない状況になっています。高齢者や障がい者だけでなく、全ての人が何の支障もなく利用できる庁舎であるべきと考えますが、対応策についてお伺いいたします。2点目です。福祉行政について。児童虐待の対応についてです。昨年度末に、警察庁から「少年非行、児童虐待及び子供の性被害の状況(令和3年度)」に関する調査報告が公表されましたが、児童虐待の件数は一度も減少することなく、毎年、過去最高を更新し続けています。児童虐待というと身体的虐待が1番多いと考えられていましたが、実際には心理的虐待の事例が増えてきています。児童虐待は、子供の身体的・知的・心理的発達に長期の影響を及ぼすため、早期発見・早期対応が鍵となります。現代社会では、家族以外の大人が子供の様子や変化に気づくことができる機会が多いのは、保育所や幼稚園、学校であると考えられますが、本町における現状と課題についてお示しください。3点目は、教育行政についてです。障がいのある子の読書習慣づくりについてです。子供時代の読書は、言葉を学び、創造力を豊かなものにし、読書の楽しさを知るとともに、人生をより深く生きる力を身につけていく上で、欠くことのできないものです。美幌町ではブックスタートを実施し、乳幼児からの読書活動に力を入れていますが、知識基盤社会の到来や経済格差の拡大、グローバル化の進展など、子供たちを取り巻く環境は大きく変化しています。障がいの有無にかかわらず、全ての子供たちがこれからの社会を生き抜くために、知識の集積だけでなく、判断力や表現力の習得も重要であり、読書は非常に有効な手段であることから、全ての子供たちが読書を楽しめるように、読書のバリアフリー化が求められています。児童生徒が読書習慣を身につけるための取組として、目に触れる場所に図書を配置したり、イベントを企画するなどの工夫を凝らしているところもありますが、障がいのある子を含めた今後の対応について、町の考え方をお示しください。以上3点、よろしくお願いします。

答弁 町長 平野浩司

坂田議員の御質問に答弁いたします。なお、教育行政については、教育長から答弁いたします。庁舎のバリアフリー化について。庁舎駐車場整備工事につきましては、6月24日に南側駐車場の舗装工事がおおむね完了し、間もなく3年にわたる新庁舎に係る全ての工事が終了する運びとなります。新庁舎のバリアフリー化は、美幌町新庁舎建設基本構想において、人と未来をつなぐ空間をコンセプトに、ユニバーサルデザイン、バリアフリー機能を持たせ、高齢者、障がい者、子育て世代など個人差に配慮し、移動しやすく、わかりやすい庁舎の整備に努めてまいりました。車椅子使用者への配慮につきましては、庁舎駐車場など多くの方が利用する場合には、駐車場と建物出入口までの通路を確保することが義務づけられていることから、乗降時や移動時の安全に配慮して、車両の通行がなく、建物に1番近い位置に車椅子専用駐車場を整備いたしたところであります。また、役場庁舎東側工事の完了に伴い、しゃきっとプラザ側の車椅子専用駐車場側からの動線が確保されたことから、駐車場内に設置しておりました仮設スロープを撤去し、車椅子専用駐車場を御利用いただくことにしたものであります。正面玄関につきましては、思いやり駐車場を含め、南側駐車場を御利用の皆様の動線を念頭に歩道を切下げいたしましたが、歩行者と車両との動線を分けていることによって、僅かな段差が生じている現状にあります。このため、段差緩衝材を設置する対策を講じ、利用される皆様の安全に配慮した環境を整えてまいります。駐車場の完成により、運用が本格化していく中で、利用者の状況を踏まえ、今後も利用される方の視点に立って、わかりやすく快適に御利用いただける庁舎となるよう、必要に応じ対応してまいりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。次に、福祉行政について。児童虐待の対応策についてですが、児童虐待は養育者が理由に関わらず、身体的な暴力、威圧的な言葉などによって、子供の心身を傷つける行為であり、身体的虐待、心理的虐待、性的虐待、ネグレクト(養育の放棄・怠慢)の四つに分類されますが、御質問にもあるとおり、心理的虐待に関する相談が本町にも寄せられている現状にあります。心理的虐待が起こる主な要因としては、言葉による脅し、無視、兄弟間での差別的扱い、子供の目の前で家族に対して暴力を振るう面前DV(ドメスティック・バイオレンス)などが挙げられます。心理的虐待のみならず、児童虐待全般の対応策としては、早期発見、早期対応が重要となりますが、本町の取組内容として、虐待の通告や保育園、学校等でその疑いの情報をつかんだときは、連携して迅速に対応できるよう各関係機関の担当者で構成する美幌町要保護児童対策地域協議会の個別ケース会議を開催し、各関係機関が持つ情報交換や今後の支援方策を協議、検討を行い、会議での検討結果、関係機関による保護者との面談、ケース内容によっては、児童相談所へ一時保護を行うなどの措置をとっております。また、個別ケース会議では通告時のみならず、その後の経過の状況に応じて対応を協議するなど、児童の安全確保を図っているところであります。児童虐待を発生させないためには、未然防止の取組が重要であることから、各部局間での連携を図り、民生委員児童委員をはじめ、地域住民の方々や関係機関の協力をいただきながら、児童虐待の発生予防、早期発見に努め、児童の安全確保を第1に迅速かつ的確な対応を行ってまいりますので、御理解をお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

答弁 教育長 矢萩浩

坂田議員の御質問にお答えいたします。読書は、読解力や想像力、表現力を育てる力を持ち、1冊の本の出会いから、子供たちの生きる力が育まれていくとされております。本町では、平成18年度より美幌町子どもの読書活動推進計画を策定し、家庭・地域・学校などが連携して、子供たちの読書活動の推進に取り組んでいるところであります。御質問の障がいのある子を含めた今後の対応についてでありますが、現在も家庭・幼児機関・学校・児童機関・図書館がそれぞれの活動の中で取り組んでいる状況にあります。今後の推進に向けては、家庭では家読を視野に入れた読み聞かせ活動の積極的な周知を行い、幼児機関や学校では、町内ボランティアグループによる読み聞かせ活動を行うほか、学校では、朝自習時における読書活動推進に加え、小学校の特別支援学級では、在籍児童に対して個に応じた本の提供を行い、児童機関や図書館では、本に親しむ機会をつくるなど既存事業の充実を含め、読書習慣を身につける取組を継続いたしますが、子供たちが本に触れ合い、本を身近に感じ、本を好きになることが何よりも大切であると考えております。このため、今後とも障がいの有無を問わず、乳児期から幼児期、少年期へと切れ目のない子供たちの読書習慣を形成できるよう、引き続き関係機関の連携と創意工夫により、図書館司書を中心に読書の大切さを広く伝え、本を好きになる子供が1人でも多く増えるよう取り組んでまいりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。以上、お答え申し上げました。どうぞよろしくお願いいたします。

再質問 7番 坂田美栄子

それでは、庁舎のバリアフリー化についてから、再度質問させていただきます。答弁いただきましたように、新庁舎のバリアフリー化。個人差に配慮しながら、移動しやすくわかりやすい庁舎の整備となっています。車両の通行がなく、建物に1番近い位置に駐車場を整備したことも理解しているところです。正面のグリーンゾーンで彩られていることも理解できますが、そこから正面に入ろうとすると、先ほど言いましたように段差があり、当然、自力では上ることはできませんし、付添いの方が年齢または体力によって上ることが困難な状況が確認されております。車から降りて、正面から入りたいとの思いは理解されると思いますが、ちょっとした段差であっても力が十分発揮できない人たちにとっては、とても大変なことだと思います。先ほどの答弁の中で、段差緩衝材を設置するとのことでありますので、早急に対応すべきだと考えております。もう一つですが、しゃきっとプラザ側の車椅子専用駐車場側からの動線が確保されたという答弁をいただきましたが、これはどういうことなのか理解ができません。しゃきっとから庁舎に用があって行こうとしても、車椅子で行くことは不可能になりました。どちらかの玄関からも出入り可能にするのが当然でないかと思いますが、必ず正面玄関から出入りしてくださいということなのでしょうか。先ほどの答弁に、ユニバーサルデザイン、バリアフリー化機能を持たせた高齢者、障がい者、子育て世代など、個人差に配慮した整備とは言えないような気がいたしますが、具体的な説明をいただきたいと思います。

答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)

御答弁を申し上げます。大きく2点、お尋ねかと思います。まず1点目の正面玄関の段差。こちらは、議員から御質問をいただいて、私も実際に自分で車椅子を使用して通行してみましたが、やはりあの段差は自分で到底上がれないということもわかりましたし、介助があったとしてもスロープにかなり急勾配がありますので、そういう意味ではちょっと望ましい状況ではないと受け止めてございます。答弁書で記載させていただいておりますが、段差の緩衝材、これはゴム製の緩衝材があるということがわかりましたので、実は発注しておりまして、近々納品されますので、こちらについても早急に環境を整えていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。それから、2点目のお尋ねです。庁舎東側の玄関、しゃきプラとの連絡の玄関でありますけれども、こちらは議員から御指摘ございましたが、しゃきっとプラザの玄関左側でしょうか。車椅子駐車場が3台分あります。そこからちょっとぐるっと回ることになりますけれども、ずっと道なりに来ると庁舎の東側の玄関に来るということで、そちらを通行していただいて、庁舎に出入りをいただきたいということで考えてございます。その理由なのですが、例えば出たところからそのままスロープを設置すれば、確かに出入りはしやすくなるのですけれども、しゃきっとプラザの駐車場を利用されている方が車を移動しておりますので、通行があるということで、十分な安全を確保できないのではないかと、そのような考えで今現在はしゃきっとプラザの車椅子の駐車場側から歩道を回って出入りしていただきたいと、そのような考え方を持っているところでございます。以上、御答弁申し上げました。よろしくお願いいたします。

再質問 7番 坂田美栄子

正面玄関のほうについては、早急に対応している状態ということなので、それについては理解をいたしました。ただ、しゃきっとプラザ側からの入り口、出入口です。そこのところ、今、答弁いただいたのですけれど、あそこから東側のほうに行って、ぐるっと回ってというのは車椅子の人たち、それから、つえをついて歩く人たちにとっては非常に遠回りで、私も歩いてみました。これではなかなか難しいなということと、それから、歩けない人にとってはまた車に乗って移動するということも考えられるわけですから、そうなってくるとまた大変な状況かと思うのです。それで、前に置いてあったスロープがあると、あそこの前に多分前回私が見た事があるのは、あそこの前のところに駐車をして、そこから車椅子に乗った人を降ろして、そこからは自分で行けますという話だったのです。それで、ここからなら入り口が近いし、入り口からエレベーターのところもすぐそばなので、お手伝いをしてもらわなくてもいけますという障がいを持たれた方、車椅子を利用された方がそういう話をされていたのです。それで、今回そのスロープがなくなったために、ぐるーっと1回りしないといけないのですかという話もありました。それであれば、やはりあそこのところからも出入りできるような環境をつくってやることが、ユニバーサルデザインの機能を持たせた庁舎ということにはならないのかなという思いなのです。確かに、車の出入りのことを考えて、そういう考えのもとで整備されたのだとは思うのですけれど、利用者の人たちの考え方というのはまたそれとは違って、自分たちはやはり少しでも近いところから出入りをしたいという思いがあって、そういう意見が出てきたのではないかなと思うので、そこら辺のことも十分考えた上で対処できるのかどうか。その辺のところ、答弁ができるものであれば、答弁していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

今、お話いただいた動線をどうするかということで、私は安全確保と距離をどうするかという考えでした。ただ、坂田議員からそれだけではなくて、駐車場に入ってきて、しゃきっとではなくて庁舎に東側から入りたいという場合は、車道で降ろしてそこからわざわざまた戻って、その動線を通るのですかということでいけば私もそれは納得できます。何かいい方法を検討していきたいと思います。私どもの考えた動線と現実に使われる方も、前に使っていたスロープを使ってという使い方があることも認識いたしましたので、検討させていただきたいと思います。

再質問 7番 坂田美栄子

やはり私たちは元気なので、どこからでも出入りはできるのですけれど、障がいを持った人や車椅子の人たちというのは、できるだけ距離は短くとりたいというのが基本的な考え方なのだと思います。そこら辺のことを今、配慮して検討していただくということなので、ぜひお願いしたいと思います。このバリアフリー化については、これで終わります。次、児童虐待のことについて、再度質問をさせていただきます。答弁にありましたように、美幌町は関係機関と連携をしながら取り組まれているということは、十分理解をしているところです。しかし、虐待は関係機関だけの調査では、なかなか見つけることは困難です。そのためには、近隣の住民の人たちや親類からなどの情報も必要となってくるのではないかと思います。児童虐待が起こった原因の多くは、しつけのつもりでやったという理由が挙げられていますが、2019年6月に児童福祉法が改正されて、親権者などは児童のしつけに際して、体罰を加えてはならないと法定化されていますが、体罰禁止に関する考え方など、正しい知識が不足している人が多いと思います。児童虐待に関する普及啓発活動が必要と考えますが、いかがお考えでしょうか。また、社会全体で子育てについて考えてもらうためには、例えば、広報びほろですとか、ポスター、パンフレット、リーフレットなどによる広報活動が必要ではないか。その中に正しい情報を提供することが大切なことではないかと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 福祉部長 河端勲(福祉部長は2024年3月まで)

ただいまの御質問でございます。議員おっしゃるとおり、近年の児童虐待、非常に心理的虐待というものが増えておりまして、ウエイトでいけば半数以上のパーセンテージで虐待というものが起こっています。ほかの身体的虐待、性的虐待等々もそうなのですけれども、議員おっしゃるとおり、虐待に関しましては、早期発見、早期対応というのが何よりも重要だと認識しているところでございます。一方、虐待を行っている親としても、その認識がなくて知らないでやっているという状況もあると統計上では表現をされております。その中で、議員おっしゃるとおり、正しい情報といいますか、どういったものが虐待となって、正しい子育てなどについてはこういうものだという正しい知識の普及啓発は、十分必要だと感じておりますので、何かしらの機会があるごとに周知するとともに、町の媒体を通してでも皆様にお知らせしたいと考えているところでございます。また、それとは別に、通常保育等を行っている中で、異変等に気づいた場合につきましては、保育士、または保健師、それに加えて児童担当の事務職員も加えた上で、家庭訪問ですとか観察を。また、民生児童委員の皆さんによる見守り、地域住民の皆様からの通報等をいただいた上で、各関係機関が協働した中で、地域全体で支える体制づくりというものを構築していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

再質問 7番 坂田美栄子

この虐待というのは、子供からSOSが出されている。また、親のSOSであるとも考えられます。虐待している人自身もいろいろな問題を抱えていて、自分で解決することが非常に難しい状況にあるとも言われております。児童虐待の多くは乳児や幼児に起こることから、先ほど部長が言われているように、家庭訪問も含めて子育て中の人への支援サービスということが非常に大事になってくるかなと思われます。特に、今は子供がいる家庭が、どこにそういう同じぐらいの年齢の子供たちがいるかという状況も全く分からない中で、相談する人にもなかなか恵まれない。それから、昔は自分の親たち、それから近所のじいちゃん、ばあちゃんたちが子供を見てくれながら、こういうことをしたほうがいいよというアドバイス、それから、いろいろなことで助けてもらえる状況があったのですが、今はそれもなくなってきている状況です。やはりそういう人たちをいかに助けてあげるか、支援してあげるかということが大事なことかなと思います。例えば、美幌町でも取り組まれているとは思うのですが、妊婦期から出産にかけて支援していく育児支援ヘルパーの派遣事業、子育てアドバイス派遣事業、それから、子育て中の親子が集う提供支援としての子育て広場事業、また、関係機関からの通告制の整備などが挙げられております。やはり相談したくても、近所の人たちが見て、それを通告しようとしても、なかなかそれを受入れてもらえない状況というのもあるのだと思います。だから、そういうことは一つ一つきちんと対応できるようにしていく必要があるのではないかと思います。やはり少子化の時代で、今は子供たちが安心・安全に育っていける美幌の環境づくりというのが、非常に重要になってくるのかなと思います。そういうところで、これから町としてどんな事業ができるのかということも含めて、今後の取組、具体的なものができる、できないを含めて、もし答えてもらえるものがあるのでしたら、お答えいただきたいと思います。

答弁 保健福祉課長 中尾亘(保健福祉課長は2023年6月まで)

ただいまの妊娠期からの対応でございますが、まず現状をお話しさせていただきますと、妊娠届。こちらは年間90弱あるのですが、よく今報道等でいろいろ問題視されている特定妊婦になるかどうかということについて、妊娠届出の時点で保健師がアンケートを実施しております。参考までに、令和2年度でございますが、88人の届出の中で30名が特定妊婦に該当するということで、実に34%が特定妊婦に該当します。その後、保健師としての対応は新生児訪問。こちらも出産された後1か月以内に、全家庭に保健師が訪問するのですが、そこでもケアをしっかりさせていただき、その後4か月健診でアンケートを再度実施しまして、スクリーニングということで一覧表に落とすと。先ほど、令和2年度で34%というお話させていただきましたが、4か月健診のときには43%の方が非常に何らかの育児に不安を持っているという状況でありますので、美幌町においては令和2年の10月に開設しましたはぐのんの。こちらは、妊娠期から子育て期、18歳未満、こちらの部分のいろいろなニーズに対応するように、きめ細やかに、ほかの部局含めて連携をとっているという状況でございますので、まずは妊娠期から子育て期については、保健師もしくははぐのんのを活用して、一時預かりだとかの実施をしている状況でございます。よろしくお願いいたします。

再質問 7番 坂田美栄子

乳児期、それから幼児期については、そういう取組もされているということなので、少し安心はいたしましたが、虐待は子供の心身にどんな影響を与えているかということは、言うまでもなく皆さんも御承知のこととは思いますが、脳に大ダメージを受けます。虐待を受けた子は、情緒不安定、感情コントロールの不調整、強い攻撃性、自己肯定感の低さ、愛情障がいを持った傾向があることが知られています。そんな虐待を受けている子供や支援を必要としている家庭をできるだけ早期に発見するために、子供を守る地域の人たちとのネットワークも大事にしていきたいという思いがあります。虐待であるかどうかは、その行為を保護者の考え方や意図ではなく、子供側に立って、子供自身が苦痛と感じているかどうかで判断しなければならないと思います。親が幾ら一生懸命であっても、その子がかわいいと思っていても、子供にとっては、有害な行為であれば虐待となります。年齢によっては判断しづらいとは思われますが、近年、自治体によっては子供虐待防止対策のために、子供の虐待の捉え方、子供虐待の定義、児童虐待防止法、相談体制などというような、具体的な内容をハンドブックとして作成し、子育て中の各家庭に配布しているところも増えてきている状況にはあります。町として、このような取組を今後できるかどうか。もし考え方があれば、お聞かせいただきたいと思います。

答弁 福祉部長 河端勲(福祉部長は2024年3月まで)

ただいまハンドブックのお話をいただきました。そういうものがあれば、町民の皆さんもそれを見て、より深く理解をしていただけるものだと考えます。ただ、その内容等々についての検討も必要ですので、ちょっと今すぐにというようなお答えはできませんけれども、冊子のボリューム等にもよるのですが、どういうものが1番効果的で、あまり厚くても読まれないということもありますので、町民の皆様にとって1番わかりやすい周知方法について、どのようなものがあるのか内部で検討していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

再質問 7番 坂田美栄子

今、部長が答弁されたように、余り厚くても、多分見ていただけないというのがあるので、ぱっと見たらすぐわかりやすい具体的な内容が書かれていて、そういうものがあれば、きっとお母さんたちも安心して、もし困ったときはどこに連絡をする、どこに相談するということもできると思うのです。今はそういうものが手元にないために、誰に相談したらいいかということも含めてわかっていない状況なのかなと思いますので、ぜひそういうことについては、今後検討していただきたいと思います。それから、近年は心理的虐待は59.2%。これは、全国的に大幅に増えているということです。ただ、激しい家庭内暴力ということは、通報されやすいということなので、心理的虐待に少しずつ移行してきているというのが現実の話かなと思っています。これは幼児だけでなくて、例えば、学校関係にも大きく影響することが出てきていると思うのです。それで、もう何か月も前になるかもしれませんが、子供がSOSを発信して先生に伝えてもなかなか対応してもらえなくて、最終的に命を落としてしまったという例もあります。やはり虐待というのは、どこで起きているかというのはなかなか把握しづらい。それと、子供たちはある程度大きくなると、恥ずかしくて言えない。我慢して、我慢して、やっと言ったときには対応してもらえないということが、今までの例としてありますので、そういうことも学校の中できちんと対応できる状況をつくっていただきたいなと思います。それで、虐待に対しては社会的関心が高まってきておりますし、学校や教職員に期待される役割というのは、非常に大きくなっているのではないかなと思います。現代社会では、家族以外の大人が子供の様子や変化に気づく場が学校しかないというのが現実の話なのです。それで、やはり先ほども申し上げましたが、虐待は子供の身体的、知的、心理的発達に長期の影響を及ぼすために、早期発見、早期対応が鍵となります。養育する親であったり、最近は祖父母であったり、そういうところで状況も変わってきているというのもありますので、SOSをしっかり受け止められる、そういう学校でありたいなと思っておりますので、例えば、そういう虐待に関する研修だとか、全校、全体が児童虐待に敏感になって、複数の相談窓口を設置したり、地域住民への啓発などをしながら、今後ますます求められていくこういう活動に、町としてはどのような方向で進んでいくのかという期待はあります。もし、考え方があればお聞かせいただきたいと思います。

答弁 教育長 矢萩浩

学校の事例でございますが、学校では日々、教職員が子供たちに目配り、気配りしているところでございます。また、そのような中で、少しでも異変があったら、これは担任だけで抱え込まないで、学校全体としてしっかり対応するということでやっている状況でございます。また、保護者を呼んで、保護者にお話ししている中で、お話にもありましたように保護者の方々はかなり悩みを抱えているという事例もあります。その中で相談を受けたり、キャッチボールしている中で、大分気持ちが楽になったという報告を受けております。また、町としての取組につきましては、先ほど福祉部長からもありましたように、地域全体で取り組むだとか、周知の方法、これに尽きるのかなと思っております。現在も要保護児童対策地域協議会というのがございます。これは教育委員会そして町長部局、関係機関が入っておりますので、そことしっかり連携をとりながら、取り進めてまいりたいと思っていますので、よろしくお願いします。

再質問 7番 坂田美栄子

幼児にしても、それから児童にしても、やはり美幌町で育つ子供たちにとっては、本当に安心で安全な子育ての町というイメージで取り組んでいただきたいと思います。以上で、虐待については質問を終わります。次に、障がいのある子の読書習慣づくりです。先ほど、答弁いただきました。障がいのある子を含めた読書活動に取り組まれているのは、十分承知はしています。では、障がいのある子たちが、興味関心を持てるような読書環境になっているかということが、まず1つ目です。学校図書館、それから公立図書館についても、施設のバリアフリー化はどうなっているか。また、視覚、聴覚、知的、肢体不自由などの障がいの種類によって、また、程度によって支援の仕方が違ってきます。用途に応じた読書環境、活動支援ができる環境になっているでしょうか。三つ目に、障がいのある子供たちにとっては、身近な図書館におけるサービスが特に大切であります。支援活動が求められていますが、現在の状況はどうなっているのか、お知らせいただきたいと思います。

答弁 教育長 矢萩浩

読書環境の関係でございますが、1回目でもお答え申し上げましたが、やはり読書は読解力、想像力、表現力を育てる力があるということでございます。これは、障がいのあるなしにかかわらず、幼児期や学齢期に向けて、読書経験でいけば非常に大きいということで、町においても積極的に取り組んでいるところでございます。また、読書環境が整っているかということでございますが、ハード的な部分で言いますと、美幌町図書館、バリアフリーの構造にはなっていないという状況にございます。これは、先般策定いたしました基本構想の中、さらには町民アンケートの中からも非常に大きな指摘を受けておりますので、今後整備する中では、この辺はしっかり念頭に置いた整備をしていきたいと思っております。また、学校で言いますと、特別支援学級でも読書活動をやっているところでございます。これにつきましても、図書館に来てもらう場合もありますけれども、多くは学習している各学級に出向いて、そこで読書活動を行っているという状況でございます。よろしくお願いします。

再質問 7番 坂田美栄子

障がいがある子も、ない子も平等に図書が読めるようになる環境というのが大事なことですが、もう一つ大事なことは、障がいの種類によって、また、程度に応じた図書の整備、読書スペースの充実などの環境整備が求められています。例えば、録音、点字図書、大活字本についても、他の図書館と同様に、迅速に所蔵館情報を提供できるようになっているかどうか。また、対面朗読、手話通訳による読み聞かせなど、実施できているかどうか。手話ボランティアの連携、協力などで、障がいのある子にも対応できる体制の整備が必要とされています。障がいの種類にかかわらず、全ての子供たちが楽しむことができるような布の絵本、触る絵本なども整備されているでしょうか。いずれの場合にしても、子供たちが本を読みたいと感じられる環境を整備していかなければなりませんが、そのことについて、今後の取組としてどのようなことが考えられるのかお聞かせいただきたいと思います。

答弁 教育長 矢萩浩

読書活動の充実につきましては、先ほど答弁させていただいたところでございますが、現実問題、障がいの程度が重い子供さんたちもいるというのも実情です。また、障がいの区分、知的だとか、肢体、様々な状況がございます。そういった状況の中で、どう寄り添っていけるか、どう対応していけるかということに尽きるのかなと思っております。また、最近読書バリアフリー法という法も整備されてきておりますので、読書ボランティアの方々にお願いする、さらには、学校現場でありましたら、学校教育運営協議会、三つの教育応援団、こういった方々のお力もお借りしながら、一歩でも二歩でも前に進んでいけるよう実施していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。

再質問 7番 坂田美栄子

なぜ、こんな話を出してきたかというと、今、何らかの障がいを持たれている子がかなり増えてきておりますよね。美幌も少ない教室の中に、最低でも2人、3人という形で、障がいの子供たちがいます。その障がいの種類によって、読書に対応できる子、また、対応できない子、そういういろいろな子たちがクラスの中に存在しているわけです。そういう子供たちがみんなと同じく本を読んだり、いろいろなことができる状況をやはりつくってやるべきではないかなと思って、今回質問させていただいております。また、ある自治体では学校の取組として、障がいのある子が廊下や教室に入る前に、その障がいの年齢に応じた図書を目につきやすい場所に陳列したり、朝読書から読書習慣へ導いているところが、今は増えてきている状況にあります。図書館運営については、学校長は、学校図書館の館長としての役割を担っています。そういう意味では、校長のリーダーシップのもとで、計画的、組織的に学校図書館を運営することが望ましいと考えておりますし、それができるのも校長のリーダーシップではないかなと考えます。何らかの障がいを持たれている子供たちのために、子供たちは本を読むことによって、先ほど教育長が答弁されたように、読解力や想像力、表現力を育てる力を持ち、1冊の本の出会いから子供たちの生きる力、これが強調したいところなのです。この生きる力が育まれていると答弁されておりますよね。障がいのある子も将来の夢を実現できる。また、大空を羽ばたけるようなしっかりした環境を整備するだけでなくて、しっかりとした支援体制も必要ではないかと思います。子供たちは1日1日成長しています。待ったなしです。できることから、即対応すべきだと思いますが、考え方をお聞かせいただきたいと思います。

答弁 教育長 矢萩浩

学校図書館関係でございますけれども、今の学習指導要領、こちらの中では言語活動の充実というのが非常に大きな柱になっているところでございます。この言語活動の充実ということは、やはり言葉の力を育てる、その言語に関する能力を学習活動の基盤となることだということで、これは障がいがある子もない子も同じく重要視しているところでございます。そのようなことから、近年、本町でいきますと、学校図書館に巡回司書を配置させていただいておりますし、各学校長においても、学校図書館の活用というのは非常に重要視しています。調べ学習をするだとかについても、なかなか現状では対応できていない部分もありますが、こちらはハード、ソフトともに一歩でも二歩でも進めていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。

再質問 7番 坂田美栄子

即できるところから対応していただけるということと、それから最近、図書の充実ということで、いろいろな団体の方から御寄附をいただいておりますよね。だから、そういう図書館充実のために、当然、障がいを持っていない子も、持っている子もそうですが、やはり障がいを持っている子はどちらかというと歩合が低いので、そういうところにも力を入れて、充実をさせていただきたいという思いを伝えて、質問を終わります。

出典:美幌町議会 令和4年第5回定例会 2022年6月22日 議事録 PDF(24ページ) 間違いを知らせる