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美唄市議会 令和元年第4回定例会 2019年12月9日

防災行政について

2019年12月9日、美唄市議会の一般質問で、齋藤久美夫議員が「防災行政について」質問し、市長 板東知文が答弁しました。

質問者
齋藤久美夫 議員
答弁者
市長 板東知文

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 齋藤久美夫

まず、10月の台風19号、引き続き、その後の大雨により被災された皆様に、心よりお見舞いとお悔やみを申し上げ、早い復旧をお祈り申し上げるとともに、私の故郷、福島県いわき市も多数の方が犠牲となり、さらに東日本大震災のときと同じような災害ごみの様子を新聞やテレビ報道で見るたびに、私が前職時に東日本大震災災害派遣で被災地に赴いたことも思い出され、胸が締め付けられる思いをいたすところでございます。そこで、令和元年第4回定例会にあたり、大綱1点、防災行政についてお伺いいたします。その中でも大きく3点、1つ目は、災害時における物資の確保について、2つ目は、市民の防災意識の高揚について、3つ目は、ハザードマップと避難所等についてであります。まず1つ目の災害時における物資の確保について、3項目お聞きいたします。1項目目、市の地域防災計画で、市民の責務として、平時から食料、飲料水等を最低3日分、推奨1週間分を準備するとしておりますが、市としても物資の調達・確保及び防災資機材等の整備計画の中で、生活必需品等の確保に努めるとありますが、災害時に必要な主なものとして、非常用食、飲料水、毛布、簡易トイレ、土のう袋、そして今年の市の防災訓練で設置訓練をしました段ボールベッドの備蓄の状況と備蓄の目標、そしてその備蓄目標とするには、何らかの基準をもって目標を掲げられると思いますので、これらの備蓄基準についてお聞きいたします。2項目目、平時における災害時に必要な物資等の調達・確保の考え方、またはその要領についてお聞きいたします。3項目目、総合応援受援体制整備計画において、市は、防災関係機関、企業、NPO等と予め協定を締結しておき、災害応急対策及び災害復旧における必要な措置を講ずるよう努めるとあり、10月には、災害時の応急手当に関する協定及び停電時の雪冷房倉庫の活用の協定を結びましたが、それら災害に関する協定の締結状況、つまり、協定締結数と主な協定内容についてお聞きいたします。次に、2つ目の市民の防災意識の高揚について、4項目お聞きいたします。1項目目、市は、防災活動を円滑に行い、かつ防災の成果を上げることを目的として、市民に対し、災害予防、応急対策等の防災知識の普及及び啓発を図るとして、その一環のまちづくり出前講座において、「災害に備えて」という講座を行っておりますが、この講座の昨年度と今年度のこれまでの開催実績についてお聞きいたします。2項目目、美唄市ホームページの防災関連で、北海道地域防災マスター認定講座についての案内が掲載されておりますが、この北海道地域防災マスターは、ボランティア活動により、防災に対する心構えなどを多くの方に知ってもらうために、地域の防災活動に取り組んだり、災害時には、地域の防災リーダーとして活躍してもらうために北海道が育成に取り組んでいるもので、本市におけるこの防災マスターの認定者を把握しているのか、また、把握しているのであれば、これら認定者の活動実績、そしてさらに、本市在住の防災士、地域防災マネージャー等の認定者も掌握しているのかお聞きいたします。3項目目、本年10月25日に、市の防災訓練を北海道地方に台風が上陸することを想定し、北海道職員の危機管理支援員の指導のもと、美唄市及び防災関係機関が一体となって災害対策本部の機能訓練、そして、市民の避難所への避難誘導、避難所名簿作成及び避難所開設等、これまでの防災関係機関等が実施する展示訓練から、市職員と防災関係機関との本部機能訓練及び市民参加型訓練と、より実践的な訓練を実施しましたが、今年度のこの美唄市防災訓練の評価・分析と、今後の考え方についてお聞きいたします。4項目目、本市は、水害に対するタイムライン、つまり水害が起き得る状況でとるべき行動を時系列で定めた「防災行動計画」を、近年作成しておりますが、先月11月に、滝川市で水防災タイムラインカンファレンス全国大会が行われ、さらに本市を含め、水害タイムラインを策定している道内13市町村が、情報交換等で連携するネットワークも設立されましたが、これを活用しての本市の水害タイムラインの今後の修正計画と地域ごとの住民の避難行動を円滑に行うためのコミュニティタイムラインの作成状況についてお聞きいたします。最後に、3つ目のハザードマップと避難所等について、3項目お聞きいたします。1項目目、市は、防災ガイドマップ保存版を作成し、すでに市内全戸に配布しておりますが、洪水ハザードマップ想定最大規模は、平成29年8月に修正いたしましたが、これをどのように市内全戸に配布したのか、また、新しく本市に転入してきた市民には、どのように配布・周知しているのかお聞きいたします。2項目目、国交省は、台風19号等の大規模な災害を踏まえ、これまで、都心部に近い大型河川に集中している基準を見直し、新たに都道府県が管理する中小河川についても浸水範囲や避難場所を記したハザードマップの作成を義務づけようとしておりますが、本市には、道が管理する中小河川は何河川あるのか。そのうち、市街地に影響がある河川はあるのか。また、その河川についてのハザードマップ作成のための調査計画等はあるのか、お聞きいたします。3項目目、避難所及び避難場所の指定状況とその周知要領、また今後、廃止、閉校となる施設や学校が避難所となっている場合の措置はどうなっているのか。そしてその措置後の市民、特に地域住民への避難要領等の周知要領についてお聞きいたします。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

齋藤議員の質問にお答えいたします。初めに、防災行政について、災害時における物資の確保についてでありますが、美唄市地域防災計画と国の防災基本計画におきましては、市民が最低3日間、推奨1週間分の食料等を備蓄することを基本としているほか、市町村は、避難所等における避難生活に必要な物資等の備蓄に努めるものとされております。このため、市といたしましては、現在は独自に基準を定め、備蓄を進めているところでございます。本市の非常用食料品につきましては、北海道が想定しております美唄市の地震被害の避難者の1割にあたる550人に対する3食3日分として、5,000食を備蓄目標にしておりますが、現在は3,589食の備蓄となっております。飲料水につきましては、350ミリリットル入りペットボトル600本を備蓄しているほか、近隣市町との連携により、必要量が供給されることとなっております。毛布につきましては、人口の2割である4,200枚の備蓄目標に対して、4,440枚を備蓄しております。簡易トイレにつきましては、指定避難所に4台ずつと、地区別避難所に2台ずつ、合計110台の備蓄目標に対して、19台を備蓄しているところでございます。土のう袋につきましては、6,400袋、その他作成済み土のうを851袋備蓄しております。段ボールベッドにつきましては備蓄はしておりませんが、無料提供に向けて、事業者と協議を進めているところでございます。次に、災害時における必要な物資等の調達・確保の考え方につきましては、災害時において、市民の生活を確保するため、食料その他の物資の確保に努めるとともに、災害発生時における応急対策活動を円滑に行うための防災資機材等の整備に努めているところでございます。今後も備蓄目標の見直しや新たに必要な物資の検討を行うとともに、災害に関する協定の充実を図るなど、必要な物資の確保に努めてまいりたいと考えております。次に、災害に関する協定の締結状況につきましては、現在、小売業、美唄市医師会、美唄建設業協会、南空知の市及び町、美唄灯油・重油部会などと36の災害協定を締結しております。主な締結内容といたしましては、食料など生活物資の供給、傷病者の応急処置、災害応急対策業務、緊急避難先または一時宿泊施設の提供、石油類燃料等の優先供給等となっているところでございます。次に、市民の防災意識の高揚についてでありますが、災害に関するまちづくり出前講座の開催実績につきましては、町内会や自主防災組織、団体などに対しまして、昨年度は7回開催し、参加者は229名で、今年度はこれまで7回開催し、参加者は170名となっており、今後、2回の開催を予定しているところでございます。次に、市内における北海道地域防災マスター認定者等の地域の防災リーダーにつきましては、北海道地域防災マスター、防災士及び地域防災マネージャーが活動されているところでございます。現在、市内に在住している方につきましては、北海道地域防災マスターが9名認定されており、町内会等において普及・啓発活動などを行っております。また、防災士は13名で、退官自衛官が取得する地域防災マネージャーについては1名となっているところでございます。次に、本年度の美唄市防災訓練の評価・分析と今後の考え方につきましては、市の防災訓練は、市民の皆さんや防災関係機関、市が一体となり、災害時における円滑な避難と救出活動及び防災意識の高揚を図ることなどを目的として行っているところでございます。昨年までは、シナリオに沿った展示型訓練を行っておりましたが、本年度は自ら考える実践型訓練として、午前中は北海道職員による防災講話と災害対策本部の機能訓練、午後からは、西美唄地区自主防災会の方々による避難所開設訓練と流水発生装置車による流水体験や、AEDを用いた心肺蘇生の体験、防災用品の展示などを行ったところでございます。このことにより、災害対策本部における各職員の任務や対応行動についての検討と、各部の連携した災害対応活動についての理解を深めたとともに、市民の皆様の防災意識が高められたものと考えているところであります。今後につきましては、参加された関係機関などからいただいた意見などを参考に、さらに充実した防災訓練の実施に努めてまいりたいと考えているところであります。次に、水害タイムラインにつきましては、災害が発生することを前提として、事前にとるべき行動をいつ・誰が・何をするかを時系列に整理したもので、本市におきましては、災害対策本部組織を対象に、平成29年3月に作成しており、昨年度から年1回、水害対策の実効性を高めるために災害対策本部員や班長による修正を行い、内容の充実に努めているところでございます。また、本年開催されました水防災タイムライン・カンファレンス全国大会におきましては、住民の防災意識の向上に向けた取り組みなどの発表や情報交換を行ったところであります。今後につきましては、先進的な取り組みを行っている本市も含めた道内13市町村による全国初のタイムライン防災・北海道ネットワークに参画したところでもあり、さらに充実したタイムラインを目指してまいりたいと考えております。地区住民が自ら避難行動ができるようにすることを目的としたコミュニティ・タイムラインは、現在作成していないところであり、今後、検討してまいりたいと考えております。次に、ハザードマップと避難所等についてでありますが、防災ガイドマップ及び洪水ハザードマップの配布方法並びに転入者への周知方法につきましては、避難時に必要な情報等を住民にわかりやすく提供するため、平成25年度に美唄市防災ガイドマップを作成し、広報紙メロディーとあわせて各戸に配布したほか、公共施設等に配置しているところでございます。このほか、平成29年3月に国が管理しております石狩川、美唄川及び産化美唄川について、想定し得る最大規模の降雨による洪水浸水想定区域が公表されたことから、新たに美唄市洪水ハザードマップを作成し、広報紙メロディーとあわせて各戸に配布したほか、公共施設等に配置したところでございます。なお、新しく市民になられる方に対しましては、美唄市防災ガイドマップと美唄市洪水ハザードマップを転入届の提出時にお渡ししているところでございます。次に、市内における北海道が管理しております中小河川の数は15河川であり、そのうち、浸水により市街地に影響のある河川は、美唄川と新川の2河川であります。また、美唄川と新川のハザードマップにつきましては、道による作成のための調査を美唄川は本年度末までに、新川は来年度に実施予定となっておりますことから、この調査結果を踏まえ、作成してまいりたいと考えております。次に、避難所及び避難場所の指定状況につきましては、地区別避難所が45カ所となっており、そのうち、法令に基づく指定避難所として10カ所を指定しております。また、広域避難場所が22カ所となっており、そのうち法令に基づく指定緊急避難場所として12カ所を指定しているところでございます。なお、市民の皆様への周知については、美唄市防災ガイドマップ、美唄市洪水ハザードマップの配布や市のホームページへの掲載をはじめ、避難所及び避難場所に標識を設置しているところでございます。また、今後廃止される施設や学校が避難所に指定されている場合の対応につきましては、避難所の廃止について、避難所避難区域内の町内会長を通じて、地域住民に個別でお知らせするとともに、広報紙メロディーにより、全市的に周知しているところでございます。

再質問 3番 齋藤久美夫

自席より再質問させていただきます。まず1つ目の災害時における物資の確保につきましては、これから述べることは要望事項等になりますので、ご回答は無用でございますが、まず、一部の装備品については、現在、事業所等から提供もあるということを聞いておりますが、今年度の市の防災訓練で、ダンボールベッドとの組立作業を実施しましたが、そのベッド数が10個にも満たない数しかないようでは、避難してきた住民が、不安の中で、しかも寝苦しい状況では、より一層、不安を増幅させるもとになりかねないために、災害見積もりのもと、本市の特性を考慮した備蓄基準を確立して、それに基づいて、統一品目でも単年度ではなく、多年度にわたって調達し、事後、その保存期間等を考慮して、逐時更新していくよう計画的な物資の調達・確保を要望いたします。また、協定締結においても、締結先の企業等の特性上、本市にとって必要となるものにつきましては、市側からも当該企業等に積極的に依頼し、協定を締結して、災害発生時には、迅速かつ円滑な災害対処活動ができるようにしておくことを要望いたします。2つ目の市民の防災意識の高揚については3項目、北海道地域防災マスターの活用について、コミュニティタイムライン作成について、市防災訓練の今後の方向性についてであります。市の地域防災計画のうちの災害予防計画では、防災関係者及び市民への防災知識の普及・啓発の方法には、講習会等があり、その普及・啓発の時期は、その内容により、最も効果のある時期を選んで実施とありますが、昨年度は7回、今年度は9回の出前講座を市の担当者が行っているようでありますが、本市にも防災マスター認定者が在住しているのであれば、この地域防災計画に防災マスターや防災士の活用を明記し、適宜または定期的に普及・啓発に取り組んでいくことも効果的であると思われますが、いかがお考えか。また、コミュニティタイムラインの作成についても、住民の避難行動に直接かかわることであり、早急に作成する必要があるのではないかと思われますが、いかがお考えか。さらに、今年の市の防災訓練も実践的にはなってきましたが、これはまだ初期的段階の訓練でありますので、今後、このような本部機能及び市民参加型訓練を充実・発展させていき、災害が発生した時に、円滑な災害対策本部運営と市民の迅速・整斉とした避難行動、災害応急対策行動がとれるような訓練実施について、いかがお考えかお聞きいたします。3つ目のハザードマップと避難所等については3項目、道が管理する中小河川で、市街地に影響を及ぼす美唄川、新川の洪水ハザードマップについて、防災ガイドマップの更新時期について、災害の種別を表示した避難誘導標識についてであります。まず、道が管理する中小河川で、市街地に影響を及ぼす美唄川、新川の新しいハザードマップはいつごろ作成し、市内全戸に配布するのかであります。これは、住宅密集地の市街地に影響を及ぼすものでありますので、努めて早期に配布が望まれます。また、既配布の防災ガイドマップも、その配布が平成26年1月で、すでに6年を経過いたしますので、ガイドマップの更新時期については、いかがお考えか。さらに、現在、避難場所・避難所をお示しする標識は、正方形の広域避難場所の標識とひし形の避難場所の標識の2種類であり、避難場所と避難所とがわかりづらく、さらに、その避難場所と避難所が、どの災害に対応しているのか明示されていなく、状況によっては、住民の安全確保に重大な影響を及ぼす可能性があることから、市の地域防災計画にもある日本工業規格に基づく災害種別一般図記号を使用して、そこがどの災害の種別に対応した避難場所・避難所であるかを明示する対策を講ずることについて、いかがお考えかお聞きいたします。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

齋藤議員の質問にお答えいたします。初めに、北海道地域防災マスターや防災士の活用についてでございますが、今後は、地域防災計画に位置づけを行い、防災訓練や出前講座などの充実を図ってまいりたいと考えております。また、地区住民自らが避難行動を行うために、住民の防災行動を時系列に整理したコミュニティ・タイムラインの作成にも取り組んでまいりたいと考えております。次に、防災訓練の今後の方向性につきましては、来年度以降につきましても、本年度実施しております災害対応において、職員自らが考える、また、市民参加型の実践型訓練を継続するとともに、より充実した内容となるよう国・道や関係機関とも連携を図りながら実施してまいりたいと考えております。次に、洪水ハザードマップ及び防災ガイドマップの作成時期等についてでありますが、現在、美唄川と新川につきましては、簡便な手法により作成しております洪水氾濫危険区域図を市のホームページに掲載しておりますが、北海道の調査が来年度完了する予定と伺っておりますので、完了後は、速やかに国と北海道の河川を合わせた美唄市洪水ハザードマップを掲載した防災ガイドブックを作成し、市民の皆様に配布する考えでございます。次に、災害の種別を表示しております標識につきましては、どのような災害の種別に対応した避難場所であるかを明示することは、市民の安全を確保し、緊急時の速やかな避難を誘導する上で大変重要なことと考えておりますので、新しい洪水ハザードマップの作成後、日本工業規格に基づく避難場所や避難所の標識を計画的に更新してまいりたいと考えております。

出典:美唄市議会 令和元年第4回定例会 2019年12月9日 議事録 PDF(17ページ) 間違いを知らせる