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美唄市議会 令和4年第3回定例会 2022年9月9日

防災行政について

2022年9月9日、美唄市議会の一般質問で、齋藤久美夫議員が「防災行政について」質問し、市長 板東知文が答弁しました。

質問者
齋藤久美夫 議員
答弁者
市長 板東知文

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 齋藤久美夫

令和4年第3回定例会において、大綱1点、防災行政について、市長にお伺いいたします。先月19日に2年振りに市の防災訓練が実施されました。令和3年度はコロナ禍により一度は延期となり、その後、冬期における防災訓練を計画したようでありますが、コロナ禍の第6波により中止となりました。そのような中でも、全国では近年増加する豪雨災害による大きな被害に関するニュースも度々、耳にするようになり、道内においても、今年の6月には梅雨前線が28日から29日にかけて停滞し、特に旭川市内の河川が氾濫、農地や家屋が浸水、道南地域でも土砂崩れや農地の一部冠水の被害も出ております。また、先月8月の上旬から中旬にかけても、活発化した全線や低気圧が相次いで上空に留まり、渡島地方等の道南などで、住宅浸水や道路への土砂の流出等の各種被害が発生いたしました。そしてこの間、8月15日の夜から、ここ空知地方に大雨が続き、16日には、私も一部の河川とそれに繋がる排水機場や水門の、いくつかの状況を見て回ってみましたが、ある水門には、農家の方が朝から水門に張りついて、河川の増水状況を確認しながら、水門の開閉を行っているとの話もお聞きいたしました。幸いに、このときは市内には何ら被害はありませんでした。そのような最近の状況の中で、今年度の防災訓練は、「台風が接近し、美唄市内での洪水や土砂災害などの被害発生の危機が迫っている」との想定で、北海道危機管理職員の指導のもと、「災害対策本部機能訓練及び感染症対策を講じた中での円滑な避難所開設等を行い防災関係機関及び市民等の防災意識の高揚を図る」ことを目的に実施されましたが、そこで、本年度の美唄市防災訓練について3点お伺いいたします。まず一つ目は、本訓練の主眼及び着眼は何であったのか。本訓練の目的は、今述べたように防災関係機関及び市民等の防災意識の高揚とありましたが、市長としてどの訓練のどの場面に重点を置かれていたのかということであります。次に二つ目が、本訓練の成果分析(講評)であります。本訓練において、良好な事項と改善すべき事項、そして本訓練の目的に対する達成度、さらに評価に基づく事後への反映事項についてであります。そして三つ目が、今後の防災訓練の方向性、つまり今回の訓練の成果を鑑みて、今後はどのような訓練が必要と思われたかであります。以上3点について、市長の考えをお伺いしまして、この場からの質問を終わります。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

防災行政についてでありますが、今回の訓練では、「北海道に台風が接近し、美唄市で洪水や土砂災害などの被害発生の危険が迫っている」との想定で、市民及び防災関係機関・団体の参加のもと、災害対策本部の機能訓練並びに感染症対策を講じた中で、円滑な避難所開設等を行い、防災意識の高揚を図ることを目的に実施したところであります。特に今回の訓練では、防災体制の面で、災害対策本部を設置する時期や避難指示の発令時期、避難所開設時刻の判断、また、災害応急対策の面で、災害情報の把握、情報の共有などに重点を置いて、北海道危機対策課職員の指導のもと、実施したところであります。次に、訓練の評価といたしましては、災害が発生する前に災害情報を基に災害対策本部設置の判断をして、適切な時期に避難指示の発令や避難所の開設を行うことができたところでございます。一方、的確な情報伝達や状況把握、情報共有をはじめ、最悪の状況を含む災害も想定した早めの行動、役割分担の明確化のほか、時系列でどういう対応を行っているか全体で共有するための「見える化」などに課題もありましたので、これらについては、今後の訓練に生かしてまいりたいと考えております。また、避難場開設訓練につきましては、人と人との距離を確保し、受付時における検温や消毒などの感染防止対策を徹底した避難者の受け入れやダンボールベッドの設置などが速やかに行われたことから、実際に災害が発生した場合には、今回の訓練の体験が生かされるものと考えております。災害対策の基本は、「自分の身は自分で守る」ことを基本に、行政は住民を全力でバックアップすることにあります。災害から自分や大切な人の生命・財産を守るためには、普段から個人や地域で、事前に防災に備えることが大切であり、その準備により、災害時において冷静かつ迅速に対応できることが被害の軽減につながることになると考えております。今回の防災訓練の経験を通じて、防災に対する心構えや災害時の基本的な対応などについて、より一層、理解を深めることができたものと考えております。次に、今後の防災訓練の方向性につきましては、災害時の被害を最小限に抑えるためには、災害対策本部が迅速かつ正確に運営されることが何より重要であることから、今後におきましても、災害対策本部機能訓練を実施するとともに、感染症対策を講じた避難所開設や防災備蓄品の設置体験等も継続するなど、市民の皆様、町内会の自主防災組織をはじめ、多くの関係機関・団体と十分な連携を図りながら、市民の皆さんの命と暮らしを守る安全・安心なまちづくりに全力で取り組んでまいります。

質問 3番 齋藤久美夫

まず、本訓練の主眼・着眼についてであります。各所の状況判断を着眼として実施したとのことでありますが、私もこの訓練を研修させていただき、状況に応じて対策本部の各部長と何をなすべきかを判断し、それに基づき、本部長が意思決定されていたことは確認しておりました。次に、本訓練の成果分析につきましては、避難場開設受入業務、そして避難所でのダンボールベッドの設置については、これまで2ないし3回、この防災訓練で実施してきましたので、おおむね職員の方は理解されてきているなと感じておりますが、一方、課題として挙げられていた情報伝達や状況把握、そして情報の共有については、私もこの訓練を見て一刻を要すると認識しておりました。先ほど本訓練の主眼・着眼のほうで述べましたが、各種の状況判断のもとに意思決定されていましたが、その意思決定に関わる事項の伝達がこの訓練ではなされてなく、私がこの訓練間に対策本部で本部長が意思決定された後、各部署を回って、今の状況、現在実施していること、さらに事後何をすべきか、何をしようとしているかを聞いても、答えられる部署は少なかったように思われます。この訓練のやり方もあるのでしょうけど、これが現状でありました。また、道の危機管理課の職員の方も、この訓練間に何度か災害のイメージアップできてますか、また皆さんイメージアップしてくださいと言っておりましたが、これについても職員の方全員とは言いませんが、大方の職員は、このイメージアップができていなかったように思われます。そこで、三つ目の今後の防災訓練の方向性についてでありますが、市長のご答弁では、本部機能訓練や体験訓練等を継続して実施していき、安全・安心なまちづくりを進めていくということでありましたが、今回の訓練の課題事項となった情報伝達や情報把握を含め、それに基づく状況判断や意思決定、そして実行までの一連の行動を時系列に作成されているのが、タイムラインであり、本市においては、タイムラインにあたるのが「美唄市防災行動整理表」であります。しかし、この行動整理表は水害対応のタイムラインでありますが、本市における災害発生の可能度を鑑みれば、本市防災計画による震災災害、林野火災、事故災害は、この水害対策タイムラインをベースとした特異事項として、おおむね対処可能でありますので、ぜひこの「美唄市防災行動整理表」を基に防災訓練を実施することにより、職員全体の災害対処行動の認識の統一を図って、職員個々の事故の対処、行動、つまりいつ何を準備し、何をすればいいのか、自分の行動のイメージアップの用意となり、対策本部全体が共通認識のもとに、対処行動ができるようになるのではないか。またさらに、行動整理表にある訓練で、行動整理表自体の問題点、もしくは改善点を洗い出して、より実効性の高いものに修正することができ、いざ災害の際には、より迅速かつ円滑な防災活動が可能となり、より安全・安心なまちづくりが進められるのではないかと思うのであります。そこで、改めて事後の訓練の方向性について、市長にお考えをお伺いいたします。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

今後の防災訓練の方向性についてでありますが、今回訓練では、タイムライン、いわゆる防災行動整理表でございますけども、これを活用せずに、その都度入ってくる防災情報に対して短時間で判断を決定する内容であったと考えております。災害が発生した場合、一度に多くの情報が災害対策本部に入ってくることや、的確に災害情報を把握し、刻々と変化する状況に対応し、判断することが非常に難しいということを改めて認識したところでございます。また、訓練で想定した台風の接近に伴う風水害は地震等の災害とは違い、ある程度事前に災害や被害の規模が想定される災害だと考えてございます。こういったことから早い段階で、効率的な防災行動が実施できるように策定されたタイムライン、いわゆる防災行動整理表でございますけども、こういったタイムラインの価値は非常に有効であると考えているとこでございまして、本市におきましては、平成29年3月に策定しているところでございます。このタイムラインは、風水害以外の全ての自然災害にも活用できると考えてございますけども、今後の訓練におきましては、実際の災害時には迅速かつ効果的な応急対策を講じることができるよう、新たにタイムラインを活用した訓練に取り組んでまいりたいと考えております。

出典:美唄市議会 令和4年第3回定例会 2022年9月9日 議事録 PDF(2ページ) 間違いを知らせる