美唄市議会 令和5年第4回定例会 2023年12月11日
防災行政について
2023年12月11日、美唄市議会の一般質問で、齋藤久美夫議員が「防災行政について」質問し、市長 桜井恒が答弁しました。
- 質問者
- 齋藤久美夫 議員
- 答弁者
- 市長 桜井恒
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 齋藤久美夫
令和5年第4回定例会において、大綱1点、防災行政について市長にお伺いするものであります。これについては1点、現在、不在となっている地域防災マネージャーの採用についてであります。私は以前の定例会においても、地域防災マネージャー制度の活用について質問させていただきましたが、この制度は平成27年度に始まったものであり、その目的・趣旨は、防災の専門性を有する人材を自治体が防災監や危機管理監等として採用、配置するに当たたり、これに必要となる知識、経験を有するものを地域防災マネージャーとして証明することで、地方公共団体における防災関連人材確保に資するものであり、さらに自治体がこれら防災監等として採用した場合は、その人件費の半分を交付税交付の対象としております。全国的に退職自衛隊員で、退職前に防衛省の実施する防災管理教育を受講し、かつ災害派遣任務を有する部隊等に2年以上勤務経験を持つ自衛隊退職者を防災監等として採用しております。現在、本市においては、地域防災マネージャーが不在となっておりますが、これは防災の専門性を有する人材を確保し、平素には防災計画等の整備及び防災教育の実施による市民に対する防災知識、意識の向上を図り、さらに防災訓練の中長期計画の作成、実施により、職員の災害対処能力を向上させ、いざ発災時には道及び近隣自治体、さらには関係機関との連絡調整を密にさせ、即効性ある防災・減災対処により、市民の安全安心を確保するためにも、積極的な地域防災マネージャーの確保が必要であると考えるものであります。そこで、現在、不在となっておりますが、来年度以降の地域防災マネージャーの採用についてお伺いいたします。
答弁 市長 桜井恒
地域防災マネージャーの採用についてでありますが、災害対策基本法に基づく防災基本計画では、地方公共団体は専門的知見を有する防災担当職員の確保や育成、円滑な災害応急対応、復旧・復興のための退職者の活用などの人材確保方策をあらかじめ整えるように努めることとされております。また、近年、全国各地で豪雨災害、土砂災害が頻発するとともに、予測を超える事態も発生するなど、地方自治体においては、日頃からの災害予防やいざという時の効果的な災害対応体制の維持・向上が急務となっておりますが、防災や危機管理の専門職員を育成するには、相当な時間を要するところであります。このような中、地域防災マネージャー制度につきましては、防災についての専門的な知識や経験を有する自衛隊などのOBを地方自治体で採用し、その優れた危機管理能力や指導力などを危機管理に生かそうとするものであり、防災体制の充実を図る上で大変有効な制度であると認識しております。そのため、市では、自衛隊札幌地方協力本部札幌地域援護センターを通じて、地域防災マネージャーの資格を有する人材の確保に努めているところでありますが、採用には至っておりません。市といたしましては、市の防災・危機管理能力の一層の向上を図るため、地域防災マネージャーの採用に向けた取組を継続しながら、市民の皆様が安全で安心して暮らしていけるまちづくりを進めてまいります。
質問 8番 齋藤久美夫
ただいま市長から、市の防災危機管理能力の一層の向上を図るためにも、地域防災マネージャーの採用に向けた取組を継続し、市民の安全安心の確保を進めていくと力強くご答弁いただきました。是非とも地域防災マネージャーの採用に至るよう、私もできる範囲でご協力させていただく所存でございます。なぜならば、毎年、防災訓練は本市の災害発生の可能性から、台風時期前後に訓練を実施してきましたが、今年度はまだ実施されておりません。年が明けてから実施したいということも聞いておりますが、防災訓練は積み重ねが大事であり、その積み重ねの中で個人として、団体組織として、さらには個人、その団体組織の中での役割分担を理解・習得していくものであり、一度や二度の訓練でこれらを理解・習得していくことは至難であります。私の前職自衛隊においても、年に3、4回災害準備、出動訓練を実施し、発災時には直ちに初動、応急対処できるように備えておりました。昨年の市の防災訓練においても視察させていただきましたが、その訓練後の第3回定例会では、その訓練について情報伝達や状況把握については、一考を要するのではないか。そして、職員の中には災害のイメージアップができていない職員がいるのではないかと述べさせていただきました。そこで情報伝達や状況把握を含め、それに基づく状況判断や本部会議における意思決定、そして決定事項の実行までの一連の行動を時系列で作成されているのが防災タイムラインであります。本市における美唄市防災行動整理表がこれであります。この行動整理表も外部発注して作成したものであり、かつ災害時の行動のベースとなり得るものでありますので、これをしっかり活用した防災訓練の3年から5年計画を立案し、段階的に、そして統計的に訓練することによって、職員全体の災害対処行動の認識の統一を図ることができるのではないかと思うものであり、また、そうすることにより、いざというときに行動整理表にないこと、つまり想定外の事態でも迅速に対応できるようにもなり、そのような組織を作り上げることが重要であります。そこで、中長期防災訓練実施計画の作成、これは仮称でありますけれども、作成に防災の専門性を有する地域防災マネージャーを活用すべきではないかと思うところであります。そこで、防災訓練の在り方・方向性について、市長に思うところをお伺いいたします。そして、我々市議会も現在、議会改革を推進すべく取り組んでおります。その議会改革の一環として、この防災に関する事項で、災害時における議会の行動指針、いわゆる防災・災害マニュアルの作成、あとは議会BCP、これは美唄市議会の業務継続計画の作成を挙げております。しかし、これらを作成する際にも当然、人の調整も必要となります。特に議会のBCP、業務継続計画作成に関しては、市のBCP、美唄市の業務継続計画には議会事務局としての災害対応業務及び優先的通常業務の一部の記載はありますが、定例会招集直前又は議会会期中、まさにこのような時期の発災時における市と議会の対応などについても、今後、細部にわたり検討をしていく必要があると思っておりますので、改めて、地域防災マネージャーの採用により、市と議会がタイアップして、それぞれの計画を作成すべきものであると思っております。災害は待ってくれませんので、早期に地域防災マネージャーの採用に至るようお願いいたしまして、この再質問、先ほど述べました防災訓練の在り方と方向性について、市長にお伺いいたします。
答弁 市長 桜井恒
防災訓練の在り方や方向性についてでありますが、昨今の激甚化・頻発化する災害時において、多様な情報を迅速に収集・分析し、的確に市民に発信することは今後ますます重要になってきます。そのような中で、被害を最小限に抑え、適切かつ迅速な応急活動を行う上で、防災訓練は大変重要な取組であります。また、議員ご指摘のとおり、訓練には積み重ねが必要であり、平成29年に作成した「美唄市防災行動整理表」なども活用しながら、時系列で防災行動を確認するなど、職員全体の共通認識を深め、レベルアップを図るとともに、良いところは継続し、改善すべきところは見直し、新たな視点を取り入れて、より効果的で実情に応じた訓練にしていくことも必要と考えております。今後におきましては、現在採用に向けて取り組んでいる地域防災マネージャーの活用も図りながら、防災訓練実施計画の作成や、より実効性の高い防災訓練に取り組み、市民の安心安全の確保に努めてまいります。