みんなの議会

美唄市議会 平成29年第2回定例会 2017年6月16日

(1)福祉行政について/(2)行財政運営について/(3)教育行政について

2017年6月16日、美唄市議会の一般質問で、川上美樹議員が「福祉行政について」「行財政運営について」「教育行政について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳が答弁しました。

質問者
川上美樹 議員
答弁者
市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 川上美樹

平成 29 年第2回定例会におきまして、大綱3点について市長ならびに教育長にお伺いをいたします。大綱1点目は、福祉行政についてです。1つ目は、認知症施策の認知症カフェについて伺います。介護離職者ゼロ、家族介護者支援、住み慣れた地域での生活の継続を目指す上で、認知症カフェは大きな期待が寄せられています。平成 24 年「認知症施策推進5カ年計画」(オレンジプラン)で、認知症の人や家族等に対する支援として普及が始まった認知症カフェは、平成 27 年に「新オレンジプラン」にて、認知症、地域支援推進員の役割として明記されたことで爆発的に拡大し、平成 26 年末で、全国で655 箇所、発祥のオランダでは 240 箇所に比べ、数や内容についても計画的に展開されているところです。本市におきましても、昨年は、コミュニティホーム美唄にて、移動オレンジカフェも開催したとのことで、地域に求められるカフェを目指し進められおり、設置から丸2年を迎えようとしているところです。そこで、次の2点について伺います。認知症カフェの利用状況と成果についてはどうだったのか。現在の課題と今後の取り組みについてはどのようになっているのか、市長にお伺いします。2つ目は、認知症初期集中支援チームについてです。平成 30 年度から全ての市町村で実施することが決められていますが、およそ認知症の患者全体の約1割が治療可能な認知症であるといわれています。そうした治療可能だという状況に加えて、認知症は、早めに治療を開始する場合ほど症状の進行を遅らせることができる場合もあり、改善につながる可能性がある病気でもあります。また、介護をしている家族の方達が相談できる体制づくりは大変重要であり、男性が家族の介護を行っているというケースも多くなり、その場合、相談できずに抱え込んでしまうということも報道されているところです。そこで、次の3点について伺います。認知症初期集中支援チームとは、どういったものなのか。本市では、どのような体制で実施する予定なのか。対象者は、どのような方が想定されるのかについて市長にお伺いします。大綱2点目は、行財政運営についてです。1つ目として「人事評価制度」についてです。地方公務員法に基づき、本市では、昨年度より人事評価制度を導入しました。これは、職務を遂行するための能力評価について、また掲げた目標がどう達成されたかを表す業績評価を自ら段階づけし、それを1次評価者、さらに2次評価者が評価し、人事評価の結果を職員の人材育成に積極的に活用するよう努めるものと認識しております。限られた人材の中で、職員一人ひとりの能力開発、意欲の向上を図ることで、その能力や可能性を引き出し、組織としての総合力を高めていくことを目的として「美唄市人材育成基本方針」の策定も行われました。この人材育成のための一つとして、職員研修があります。これは、地方公務員法第 39 条に基づき、研修計画を定めることとされており、市職員としての使命感と責任を自覚させ、職務の遂行に必要な知識・技能等を養わせること、また、行政を巡る環境の変化に柔軟に対応できる優れた企画力、創造力並びに広い視野を養わせること、そして、常に自己啓発意欲を高揚し、幅広い教養と健康で人間的魅力を培わせることが研修の目的となっており、全ての職員を対象として計画されていることと思います。本年度におきましては、新採用研修から一般職研修や管理職研修、昨年からは自己啓発としてサテライト・キャンパスへの参加も行われているところと伺っております。そこで1点伺います。目指すべき職員像を目指し、人事評価制度が導入され、その中で人材育成基本方針に基づきながら研修等も行っておりますが、この評価制度についてはどのように検証されているのか、また、今後はどのように生かしていこうとお考えなのか、市長に伺います。大綱3点目は教育行政について伺います。まずは、「子どもが安心して通学できるまちづくり」についてです。平成 28 年度の熊の出没についての目撃情報は5月~9月の5カ月間にかけて、東美唄、茶志内、南美唄と合計9件でしたが、平成 29年度におきましては、4月 26 日から約1カ月間の期間で、すでに9件の目撃情報がありました。特に、4月 27 日におきましては、保護者なども通学路を巡回するなどし、児童生徒の通学路の安全確保に努めたところであります。また、熊以外でも、キツネが通学路に多く出没する地区もあり、その対応が望まれているところです。そこで、野生鳥獣からの被害を未然に防ぐために、庁内での連携や学校への連絡体制など、児童生徒の通学路等における安全対策については、どのようになっているのか、市長ならびに教育長にお伺いをいたします。次に、教育行政執行方針についてお伺いします。新しい教育委員会制度へ移行した本年、本市におきましては、新教育長のもと、新年度を迎え、精力的に学校教育活動をはじめとした教育行政に取り組んでいるところと伺っております。私は、美唄の大地にしっかりと足をつけ「ぜひ、美唄市の学校で教育を受けさせたい」と多くの保護者に思ってもらえるような教育環境を整えていくことこそが、希望の持てるまちづくりではないかと考えます。そこで、3点質問をいたします。1点目として、小中学校教育においての新学習指導要領への対応についてです。新しく導入される英語教育やプログラミング教育なども含まれるアクティブラーニング、そして特に、道徳教育については、小学校では平成30 年から、中学校においては平成 31 年から実施されることになっております。いじめ防止の内容も盛り込まれた「特別の教科道徳」など、これらの新しい教科への指導体制が、現在どのように進められているのか、教師の多忙が問題視されている中、新学習指導要領についての準備体制が順調に進められているのか、教育長にお伺いします。2点目として、高等学校支援策についてです。定員 120 名のところ、60 名の入学生となった美唄尚栄高校ですが、1学級減となり、道教委では次年度の定員を見直す方向で検討中であるとの報道がされております。本市におきましては、聖華高校と尚栄高校の2校があり、若者の活気と希望にあふれた姿がまちにあることは本市にとって貴重な財産であるといえます。特に、尚栄高校の存続に向けて、今後どのような取り組みを行っていくのか。さらに、定員を確保するためには、市内の中学校との連携は大変重要なものと考えます。そこで1つ目ですが、これまで高等学校に対してどのような支援を行ってきたのか。2つ目として、中高連携については、どのような取り組みや支援をしていくのか、教育長に伺います。3点目として、キャリア教育とふるさと教育についての考え方です。教育行政執行方針では「高等学校におけるキャリア教育」を支援、また教職員に対しては「ふるさと美唄研修」を行うとあります。私は本市の学校教育における児童、生徒に対しても、いわゆる職業観をもたせ、希望する進路に向かって自立できる社会人となるよう、基礎学力、能力をしっかりと身につける「キャリア教育」と、ふるさとの美唄を大切に思う心を養う「ふるさと教育」の両方が大切だと感じます。この「キャリア教育」と「ふるさと教育」についてですが、1つ目に、職業観をつくるための指導についてどのようにお考えか、2つ目に、ふるさと教育における地域資源の活用についてどのように考えているか、教育長にお伺いします。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

川上議員の質問にお答えいたします。初めに、福祉行政について、地域で安心して暮らせるまちについてでありますが、認知症カフェにつきましては、本市では、平成 27年9月に開設し、実施日は毎週火曜日となっており、本人や家族、市民、各方面の専門職の方々が利用されております。利用者数につきましては、開設当初は1回あたり 10 人程度を見込んでおりましたが、平成 27 年度及び平成 28 年度は平均 17 名、平成29 年度は 19 名と増加しており、市民に浸透してきていると認識しているところであります。成果といたしましては、多くの方が訪れていただいていること、そこに来て体調を相談したり、介護についての思いなどを語ることで、気持ちが晴れたり、穏やかになるなど、本人の体調維持、介護負担の軽減のために、それぞれの方が日々の生活を過ごしていくうえで、重要な場所となっていると認識しております。このように有効に利用されている事例は、関係者より高い評価をいただいているところであり、このことから、本年5月末には、日本認知症ケア学会大会におきまして、先進的な取り組みとして発表を行ったところであります。現在の課題といたしましては、継続的に認知症カフェを運営するために、実行委員会の団体や市民ボランティアが、主体的に運営に携わることができる人材の育成が重要であり、また、今後の認知症カフェの方向性といたしましては、近くの地域におきまして、各種団体や市民が中心となり、多くの認知症カフェが運営されることで、必要とされる方が気軽に利用できるようにしていきたいと考えております。そのため、現在の認知症カフェが地域に出向く、移動カフェを開催し、理解と周知を図ってまいりたいと考えております。次に、認知症初期集中支援チームについてでありますが、新オレンジプランの中では、平成 30 年度から全ての市町村に設置するように目標設定されており、内容としましては、家族の訴え等により認知症が疑われる人及び家族を訪問し、専門職が初期の支援を包括的・集中的に行い、自立生活のサポートを行うものであります。また、専門職の職種といたしましては、医師、医療系職員、介護系職員の最低3名以上となっているところであります。このため、本市では、市立美唄病院の医師、地域包括支援センターの看護師、社会福祉士をチーム員として考えており、近隣の市町村から情報収集をするとともに、各専門職が所定の研修を受講し、体制を整備しているところであります。次に、対象者につきましては、40 歳以上で認知症が疑われ、在宅で生活をしている人であり、そのうち、医療や介護サービスを受けていない人、または中断している人となっております。次に、行財政運営について、人事評価制度についてでありますが、これまでの勤務評定とは異なり、自分で設定した目標に向かって業務を遂行し、それが評価につながること、また、評価の過程で評価者である上司との面談の場を設定していることから、コミュニケーションを深め、信頼関係を築くとともに、職員一人ひとりの資質向上と能力開発に効果があったものと認識しております。このため、今後におきましても、評価者研修、被評価者研修を積極的に行い、制度の公平性、客観性、透明性を確保し、さらには、組織としての総合力も高まり、限られた人材で厳しい財政状況や多様な行政ニーズに対応した柔軟かつ機能的な組織体制となるよう、効果的な人材育成に努めてまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、「びばい未来交響プラン後期基本計画」と「美唄市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の推進に向け、これまで以上に創意工夫を行いながら、各施策に対して効率的・効果的に取り組むとともに、限られた人材の有効活用を図りながら、新たな課題への対応や施策の推進に向け、制度の充実と組織力の向上に取り組んでまいりたいと考えております。次に、教育行政について、子どもが安心して通学できるまちづくりについてでありますが、ヒグマの出没通報に係る対応といたしましては、市、警察及び北海道猟友会美唄支部と現地を確認し、ヒグマと確認されたものあるいはその可能性があるものにつきましては、農政課から教育委員会、都市整備課など必要な部署へ連絡のうえ、出没現場への注意を喚起する看板の設置、警察や猟友会とともに周辺のパトロールを行い、市のホームページへヒグマ出没情報を掲載するほか、状況に応じて、注意喚起のチラシ配布、広報車による注意広報を行っております。また、市の各所属では、必要な対応を検討し、教育委員会の登下校時の巡回や都市整備部の公園の一時封鎖などを実施しているところでありますが、今後、ヒグマの目撃情報があった場合は、速やかに庁内関係部署へ連絡することの徹底と、対応マニュアルの見直しについても、指示したところであります。

答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)

川上議員の質問にお答えいたします。初めに、クマの出没時の安全対策についてでありますが、教育委員会では、「学校における危機管理マニュアル」に基づき、学校や地域の状況に合わせて教職員がとるべき措置の具体的な内容・手順等を定め対応しているところであります。具体的には、市の経済部から「クマの目撃情報」の連絡があったときは、教育委員会は、速やかに、幼稚園、小中学校にファックスまたはメールにて通知するとともに、巡回パトロールを実施しているほか、出没地域に近い学校の保護者に対しては、学校からの連絡網等により、登下校の際の付き添い等の協力を依頼し、児童生徒の安全確保を図っているところであります。いずれにいたしましても、児童生徒の通学路の安全確保につきましては、教育委員会、学校、保護者のほか、地域の皆さんや警察、道路管理者など、多くの関係者の皆さんと連携した取り組みを継続するとともに、より実効性の高い安全対策に努めてまいりたいと考えております。次に、新学習指導要領についてでありますが、道徳教育においては、小学校では平成 30年度から、中学校では平成 31 年度から「特別の教科道徳」として教科化されることに伴い、各学校とも、道徳教材を活用し道徳科の指導や評価方法について、試行的に取り組んでいくこととしております。また、英語教育につきましては、小学校3、4年生では「外国語活動」として、5、6年生では外国語が教科化されることとなり、小学校の中・高学年では、年間の授業時間が 35単位時間増えることになりますが、文部科学省は、来年度からの試行期間は、この時間を確保するために総合的な学習の時間から 15単位時間を外国語の授業時間に割り当て円滑に移行するとともに、効果的な教材開発と指導者の確保を求めているところであります。文部科学省は、この答申を受け、本年1月、小学3年生から6年生の年間指導計画素案を作成し、児童用テキスト・教師用指導書サンプルをホームページに掲載したほか、3月には研究開発校向けに配布していた高学年及び中学年用の補助教材「ハイフレンド」を全小学校に配布し、6月には次期学習指導要領の解説を発行する予定に加え、新しい英語・外国語の教材や校内研修に活用するガイドブックを今年中に作成し、各教育委員会などを通じて現場に配布することとしております。教育委員会といたしましては、これら文部科学省の動きに適切に対応するため、本年度、各学校の教員で構成する「美唄市外国語活動・英語教育検討委員会」を設置し、この中で小学校英語を実践的かつ効果的に先行実施できるよう、指導計画案の作成や教員研修等の施策等について、早急にまとめていきたいと考えております。次に、プログラミング教育についてでありますが、総務省では、日本の産業の成長にとって重要な役割を担うと期待されているIT人材を平成 37 年までに 100 万人育成する方針を発表し、これを受け、文部科学省は、次期学習指導要領に、小学校でのプログラミング教育の必修化を盛り込むことを決定したところであります。プログラミング教育は、理論的思考力や創造性、問題解決力を育成することを目的とし、小学校段階でのプログラミング教育は、児童生徒がコンピュータとプログラミングの本質を学習しながら、コンピュータは迅速に命令に従うものの、命令通りしかできないことに気付かせ、この学習体験をもとに、児童生徒に、どのようにすると思う通りの動きに近づくのか、どのような動きの組合せが必要なのか、どのような記号の組合せが最適なのか、何をどう間違えたのか、何をどのように修正したらいいのか等々、情報に関する課題を探求させ、論理的思考力や創造性、問題解決力を育成する学習課程となっております。教育委員会といたしましては、児童生徒の発達段階において、物事の捉え方や考え方の枠組みといった「見方・考え方」を主体的・対話的かつ深い学び、いわゆるアクティブラーニングの観点から、このプログラミング教育は大変意義のある教育であると考えております。一方、プログラミング教育を実施するに当たっては、ICT環境の整備や教材の開発、教員の養成・研修、指導体制の充実が求められていることから、今後示される学習指導要領の解説などを参考に、これら課題について調査・研究し、児童生徒の資質・能力向上に繋げてまいりたいと考えております。次に、市内高校への支援策についてでありますが、平成 28 年度から美唄市内高校への支援事業として、美唄尚栄高校には、学校が行うキャリア教育の経費のほか、全国・全道大会出場旅費や資格・検定受講料などの経費の一部を、美唄聖華高校には、実習で使用するバスの借り上げ経費、資格・検定受講料、学校のPR経費の一部を助成しており、今年度は青少年育成基金を活用し、支援事業の拡充を図ったところであります。次に、中高連携のこれまでの取り組みと支援についてでありますが、中学校卒業者数が減少していく中、定員を確保していくためには、それぞれの高校における教育活動を理解してもらい、学校の魅力を知ってもらうことが必要であるものと考えております。このため、教育委員会といたしましては、市内高校と中学校の進路指導に関する懇談会、1日体験入学、学校だよりに高校の進路状況を掲載するなど、学校への興味・関心を深めてもらうほか、美唄尚栄高校の施設・設備を利用した市内中学校との授業交流を支援してまいります。また、美唄尚栄高校については、美唄サテライト・キャンパス事業の中での協力3大学からの出前講座の実施により、生徒の大学進学への意欲の醸成に努めてまいります。次に、キャリア教育についてでありますが、学校でのキャリア教育は、子どもが、将来、社会の一員としての役割を果たすため、それぞれの個性、持ち味を最大限に発揮しながら、自立して生きていくために必要な能力や態度を培うための教育活動であると考えております。そのためには、学校で学んでいることを将来の自分と結び付けて考えたり、自分の興味や資質に気づかせ、それを伸ばすためにはどうすれば良いのかを考えさせ、実社会で働いている人や仕組みに触れ、働くことの意義や喜びについて理解することが重要であると考えております。本市におきましては、自らの興味・関心や資質に応じた多様な進路の可能性を拓くことを目的として、小中学校では、農業体験学習をはじめ、地元の商店や企業見学を通して、職業観を培うとともに、高校においては、インターンシップ体験を通して、経済・社会・雇用等の基本的な仕組みについての知識や社会人・職業人として必要となる知識を育成しているところです。急速に変化する社会の中、働く喜びと社会の厳しさの両面を伝えることが重要になっている今、将来、子どもたちが社会に適応しながら現実に立ち向かい、意欲をもってさまざまな課題を克服し、自らの目標に向かって努力して、社会的・職業的に自立するために、教育委員会といたしましては、学校だけでなく家庭・地域そして産業界も連携して、将来の生き方や進路に夢を持ち、その実現を目指して、子どもたちが学校での学びや生活に意欲的に取り組むことができるよう、キャリア教育の一層の充実に向けて取り組んでまいりたいと考えております。次に、ふるさと教育についてでありますが、ふるさと教育は、子どもに生活の舞台であるふるさとが、自然や文化、人材等に恵まれていることに気付かせ、それらと直接触れ合い、実感をもって学ぶことにより学校で学習し習得した知識や技能をさまざまな実生活で活かし、ふるさとに誇りを持ち心豊かでたくましい子どもを育むために必要な教育活動であると考えております。本市においては、文化・産業と触れ合うため、各学校では、郷土史料館や露天掘り等の見学を実施し、子どもが、そこで得た感動や体験を通じて、ふるさとの良さの発見、ふるさとへの愛着心の醸成、ふるさとに生きる意欲の喚起を育成しているところであります。急激に変化する社会に対応し、主体的、創造的に生きていく資質や能力を育成するために、教育活動全般に渡って横断的、総合的に創意工夫した教育が求められていることから、教育委員会といたしましては、今後も引き続き、子どもたちが、豊かなふるさとの心を受け継ぎ、人間としてのより良い生き方を求め、知的好奇心を喚起する教育活動を一層推進してまいりたいと考えております。

再質問 4番 川上美樹

自席より再質問いたします。大綱1点目の福祉行政について市長に伺います。認知症カフェについてですが、認知症カフェは現在、旧音楽教室の場所を使用して行われておりますが、介護施設等で行われる「移動認知症カフェ」は、固定した場所のみではなく、市内のあらゆる場所で行うことができ、評価できるものと思います。そこで今後、新しくなる保健福祉総合施設における認知症カフェについては、どのような考え方でいるのか伺います。大綱2点目の行財政運営についての人事評価制度について伺います。人材育成基本方針には、まず1つに「市民に対して」市民ニーズを理解し市民目線、地域目線で行動する、2つに「仕事に対して」改善改革意識をもち変化に柔軟に対応できる、3つに「組織仲間に対して」目標とチームワークを重視、組織の成果を考えた行動を、4つに「能力開発に対して」能力向上のため、自らの専門能力向上に努め、お互いの知識を積極的に伝承できる、意欲溢れるプロフェッショナル集団を目指すとあります。このような「目指すべき職員像」を実現するために、人事評価制度があるものと思います。私は特に、市役所を訪れる市民や業者、いわゆる訪問者に対する接遇応対や、聞かれたことに対して回答ができるようなスキルアップに努めることが大切かと考えます。本市におきましては、大変親切で丁寧な対応を各係においてしていただいていると伺っております。特に市民は、単に事務手続きのために訪れる場合から、何らかの課題を抱えて訪れる場合も多いでしょうし、高齢化率が、4月1日現在、40%を超えたこともあり、内容も多岐にわたり複雑化していること、訪れる市民の数も多くなり、対応には苦慮する場合も多いかと思いますが、市役所を訪れた方々に、清々しい気持ちでお帰りになっていただくための対応が、今まで以上にさらに望まれることと思います。人材基本計画に基づいた職員像を目指し、人事評価制度を十分活用した市役所づくりに積極的に取り組むべきと考えますが、市長のお考えを伺います。大綱3点目の教育行政について、2点質問いたします。1点目は、野生鳥獣からの被害を未然に防ぐためについてです。登下校の通学路だけでなく、部活動で、学校外へトレーニングに出る場合などもあります。熊の出没等、心配される市内の状況を警察署から受け取れるメールシステムがありますが、保護者への登録の周知を広げることも必要かと思います。また、庁内においても、熊などの野生鳥獣の被害が想定される場合、児童生徒も勿論ですが、市民の安全を守る為、十分な情報収集と迅速な連絡体制をもった、全庁的な体制を整備しておくことが必要ではないでしょうか。このことについて、市長および教育長にお伺いいたします。2点目は、高等学校への支援策についてです。美唄尚栄高等学校は入学者の減により、間口が削減されることになれば、美唄尚栄高等学校の特色ある総合学科が維持できなくなってしまうのではないかと思います。多くの若者が美唄に集い、まちなかに明るい会話が飛び交うことは、何よりも価値があると考えます。高校の存在が地域の活力に直結するという認識から、道立高校であっても地域の行政が高校の価値を高め、その魅力化を図ることによって入学者を誘引し存続を図っていくべきかと思います。今後において、間口を削減させないための取り組みを積極的に行うべきと思いますが、教育長のお考えを伺います。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

川上議員の質問にお答えいたします。初めに、認知症カフェについてでありますが、利用者が気兼ねなくカフェを訪れ、くつろぎながら、体調や介護についての相談や思いを語ることが大切であると考えておりますので、詳細につきましては、市立美唄病院・保健福祉総合施設の基本計画の中で検討してまいりたいと考えております。次に、職員研修等についてでありますが、職員のスキルアップや資質向上は、業務はもとより市民サービスにも直結する重要な部分であることから、これまでも人材育成基本方針、職員研修計画に基づき実施してきているところであります。接遇につきましては、窓口に訪れる方々をはじめ、市民の皆様に安心感と信頼感を持っていただく基礎となる大変重要なものであると認識しており、それが信頼できる市役所づくりにつながるものと考えております。また、人事評価制度における能力評価の着眼点に「住民志向」「規律・姿勢」の項目もありますことから、市民の皆様との間に信頼関係を築き、サービスの向上につながるよう、接遇研修の充実に努めてまいりたいと考えております。次に、市民の安全を守るための全庁的な体制についてでありますが、これまで、ヒグマの目撃の通報に対して、市、警察、猟友会美唄支部が連携し、情報収集や周辺のパトロールを行うとともに、周辺住民への注意喚起チラシの配布、広報車による注意広報等を行ってきたところでありますが、ヒグマの生息数も拡大し、生活圏への出没など、市民の生命・財産に重大な危害を及ぼすことが危惧されることから、全庁的に情報を共有し、迅速かつ適切で万全な対応ができる体制のあり方を検討してまいりたいと考えております。認知症カフェについてでございますけれども、先ほど私「基本計画」と発言しましたが、「基本設計」でございますので、ご訂正をよろしくお願いいたします。

答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)

川上議員の質問にお答えします。初めに、被害を未然に防ぐ取り組みについてでありますが、北海道警察本部で行っている「ほくとくん防犯メール」という情報提供サービスがあり、知りたい地域の犯罪発生情報や防犯対策・子どもに対する声かけ事案等の情報が、メールにより登録している方に届くこととなっております。教育委員会といたしましては、今後とも、このサービス等を活用するよう警察署とともに、学校や保護者の皆さんに対し、周知を図ってまいりたいと考えております。次に、美唄尚栄高校の間口維持についてでありますが、北海道教育委員会が、今月6日に公表した平成 30 年から平成 32 年までの公立高等学校配置計画案には、美唄尚栄高校の間口削減は示されていませんが、計画が正式決定する9月までに、80 名を超える定員が明らかに確保される方策がなければ、道教委としては、一間口、削減する方向で検討に入る旨の事前説明を受けているところであります。教育委員会では、これまで美唄尚栄高校に対して、資格・検定受講料や模試等の受験料のほか、全国・全道大会出場の旅費や学校が行うキャリア教育に係る経費に対して支援してきたところですが、これら支援策が間口の維持に繋がっていない状況となっているところです。教育委員会といたしましては、これまでの支援策に加え、高校と中学校の進路指導の教師が、それぞれの情報を共有し、美唄尚栄高校の魅力を生徒にしっかり伝えていく場を設けるとともに、急速な中学校卒業者の減少を踏まえ、高校標準法に定める1学級 40 人定員の引き下げと少人数学級の実施における国の教職員定数の改善等について、美唄市高校問題等対策協議会を通じて道教委に対して強く要望してまいりたいと考えております。

出典:美唄市議会 平成29年第2回定例会 2017年6月16日 議事録 PDF(10ページ) 間違いを知らせる